メドック格付け第5級、影も薄いシャトー・ベルグラーヴです。
でも割とお手頃価格ですから助かります。(笑)
1980年に大企業ドゥールト社が買収し、かなり投資をしており、
加えてミシェル・ロランをコンサルに迎え品質は向上してるそうで。
(また出たな!ミシェル・ロラン!!)


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王冠とワンちゃんがシンボルマークのようですね。


公式ページドゥールト(Dourthe)社のサイトに中にあります。
データもミレジムごとに充実してます。
セパージュは、
・カベソー 65%
・メルロー 30%
・カベフラ 5%
樽熟は新樽率45%で12〜14ヶ月間です。


ベルグラーヴはオー・メドックにありますが、
公式ページの説明にサン・ジュリアンのスタイルなんて書いてます。
どういうことかと言うと、おそらくこういうことです。
Belgrave01
オー・メドックとサン・ジュリアンの際々にあるんですね。
シャトー・ラグランジュとは林を挟んで隣同士です。

シャトー訪問は、近づけません。この道のちょっと先にあります。
Belgrave02
左方向へ少し歩くと、すぐにシャトー・ラグランジュの畑です。


エチケット平面化画像。
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ドゥールト(Dourthe)社名が入ってます。


ネックも特徴的だったので撮影しておきました。
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ここにも王冠+ワンちゃんマーク。


さて、抜栓です。
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コルク、キャップシール、さすがの格付けワイン風情です。

コルク平面化撮影も敢行。
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ここにも王冠+ワンちゃんがいたからです。

Alc.13%。
濃いガーネット、少々濁り気味。
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エッジは褐変してきています。2008年ですからね。飲み頃~。

黒ベリー、チェリー、リコリス、森の下草は熟成香ですね。
ぬるっと感ある辛口アタック。
酸味、タンニンはなめらかに溶け込んでる感じです。
味の構造感はまずまずかな。
酸を感じて、生き生きフレッシュ感を与えてはいますが、
ちょっと過ぎる気はします。
傑出した感は弱いかな~。
パーカーおじさんの88点というのはわからなくもないですが、
熟成済みの飲み頃を楽しめたので91点としておきましょう。(笑)


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Château Belgrave 2008
Haut-Médoc
RRWポイント 91点