Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Château_Léoville_Poyferré

Château Léoville Poyferré 2011

前記事のレオヴィル・ポワフェレ2014は痛恨のブショネでした。
ミレジムは違いますが、正常ならこんなにおいしいという意味で、
グラス試飲した時のものを上げておきます。


IMG_6957
この写真を見て気づきましたが、ボトルに「LP」の浮彫がない。

2014には「LP」って入ってるでしょ。
poyferre03
紋章じゃなくてイニシャルだけの浮彫って有難みないですが。(笑)


公式ページによると、セパージュは、
・カベソー 58%
・メルロー 30%
・カベフラ 6%
・プチヴェルド 6%
樽熟は18~20ヶ月。
そして、コンサルはミシェル・ロラン。(笑)


シャトー訪問は前記事でやってますので、サン・ジュリアンの地図をば。
poyferre04
AOCサン・ジュリアンの11シャトーも書き込んでいます。

サン・ジュリアンとマルゴーの間にはオー・メドックがあります。
3c928dd2
場所によってはオー・メドックもバカにできないわけですね。


エチケット平面化画像。
IMG_6959


さて、いただきましょう。
IMG_6974

Alc.13.5%。
濃いガーネット。
黒ベリー弱め、鉛筆の芯。
しっとり濡れ落ち葉香が出てきました。
厚み感じるアタックです。
タンニンがいい仕事してますね。
パレットに滋味が広がります。
喉越しもシルキーなタンニンが下支え。
終始、統一感のある流れが心地よいです。

ああ、ブショネがないとこんなにおいしいんだ。
パーカーおじさんは94点だそうです。
うん、それぐらいのうまさがありますね。


*****


Château Léoville Poyferré 2011
RRWポイント 93点


Château Léoville Poyferré 2014

今日は誕生日なので夕食にパエジャ(パエリア)をリクエスト。
よっしゃ!ちょっといいのを開けたるで!ということで、
メドック格付け第2級、シャトー・レオヴィル・ポワフェレです。
しかし、抜栓して香りを確かめると、「???」
なんだかな~と飲み進めましたが、やがて確信に…。
ブショネです。おおっ!これは痛恨の極みです!


IMG_7288
ブショネは天然コルク起因のワインの品質劣化です。
TCA(トリクロロアニゾール)という化合物が発生し、
不快な臭いとともに味も劣化させる困りものです。
カビの臭いとも言いますが「濡れた段ボール」が的確な表現ですね。
僕には、道端に捨ててある雨に濡れたエロ本の臭いです。(笑)

天然コルクを使用する限り、当然高級ワインでも発生します。
確率は2~3%とか、5%程度とか言われてますが、
このブログを書き出してから3回目のブショネですから、
実測値で約0.7%、1%以下の確率ということになります。
それでもけっこうな確率です。
レストランなら交換ですが、家飲みではそうもいきません。(涙)

ブショネも程度がありますから、一発アウトのひどいものもあれば、
最初は「?」と思いながら飲み進めていくうちに「やっぱ無理!」
となるものもあります。今日のは後者ですね。(笑)

とにかく、いつも通り、ワインの素性を記録しておきましょうか。
公式ページはメドック格付けシャトーらしくミレジム毎のデータ完備。
セパージュは、
・カベソー 60%
・メルロー 35%
・カベフラ 3%
・プチヴェルド 2%
樽熟は18~20ヶ月。
そして、コンサルはミシェル・ロラン。(笑)


シャトー訪問。レオヴィル・ラス・カーズの時にも来てますが。
poyferre02
今回は裏手にも回ってみました。

位置関係も見ておきます。お向かいが兄弟シャトーのラス・カーズ。
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レオヴィル三兄弟の位置関係。バルトンがちょっと離れてます。

ついでにAOCサン・ジュリアンの格付け11シャトーをリストアップ。
(第2級)Château Gruaud-Larose(グリュオ・ラローズ)
     Château Ducru-Beaucaillou(デュクリュ・ボーカイユ)
     Château Léoville-Barton(レオヴィル・バルトン)
     Château Léoville-Las-Cases(レオヴィル・ラスカーズ)
     Château Léoville-Poyferré(レオヴィル・ポワフェレ)
(第3級)Château Langoa-Barton(ランゴア・バルトン)
     Château Lagrange(ラグランジュ)
(第4級)Château Beychevelle(ベイシュヴェル)
     Château Branaire-Ducru(ブラネール・デュクリュ)
     Château Talbot(タルボ)
     Château Saint-Pierre(サン・ピエール)
以上、11シャトー。


エチケット平面化画像。
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メドック格付け第2級というのをくどいくらいうたってます。


さて、抜栓。まだブショネに気づかず…。
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コルク平面化撮影もやりました。
IMG_7286

Alc.13.5%。
濃いガーネット。
黒ベリー…ブショネ!
欠陥臭を嗅ぎながらも果敢にテイスティングを続行。
粘性の涙ながら形ははっきりしない、色付きあり。
う~ん、絶対うまい感じはするのに臭いが…。

パーカーおじさんはこれに93点をつけてます。
 2009年ものには100点満点をつけてますから、
おじさんのこのシャトーの評価はかなりいいようです。
それだけに正常に味わえなかったのは悲しいです。

次の記事、2011年ものでリベンジしておきます。


*****


Château Léoville Poyferré 2014
RRWポイント --点
(ブショネのため採点不能)


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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