メドック格付け第3級、シャトー・ランゴア・バルトンです。
オーナーは2級のシャトー・レオヴィル・バルトンと同じバルトン家。
と言うっか、シャトーや敷地自体が共通になっていて、
「Château Langoa et Léoville Barton」と名乗っています。


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畑は違うんでしょうが、施設やスタッフは共通ですから、
当然味は似通ってきます。ならば若干お手頃なこっちがお得。(笑)


公式ページもバルトン家所有シャトー共通になっています。
URLが「www.barton-family-wines.com」(バルトン家)ですもんね。

キャップシールにこんなラベルが貼ってますが、
2013年から偽造防止用に採用された特殊なラベルだそうです。
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で、このラベルのQRコードをスキャンすると、
ランゴア・バルトンの2014年のデータシートのページにリンクします。
う~ん、便利&親切~!!

セパージュは、
・カベソー 54%
・メルロー 34%
・カベフラ 12%
新樽率は60%と書いてますが、期間が書いてませんね。
20ヶ月らしいですが。


シャトー訪問。
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サン・ジュリアン道路、いわゆる県道2号線(D2)沿いにまたがってます。
レオヴィル3兄弟の他の2シャトーも少し離れた「D2」沿いでしたね。


サン・ジュリアンを俯瞰しましょう。
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上記Google Map上に書き込んでますが、
AOCサン・ジュリアンの格付け11シャトーをおさらいしておきます。
(第2級)Château Gruaud-Larose(グリュオ・ラローズ)
     Château Ducru-Beaucaillou(デュクリュ・ボーカイユ)
     Château Léoville-Barton(レオヴィル・バルトン)
     Château Léoville-Las-Cases(レオヴィル・ラスカーズ)
     Château Léoville-Poyferré(レオヴィル・ポワフェレ)
(第3級)Château Langoa-Barton(ランゴア・バルトン)
     Château Lagrange(ラグランジュ)
(第4級)Château Beychevelle(ベイシュヴェル)
     Château Branaire-Ducru(ブラネール・デュクリュ)
     Château Talbot(タルボ)
     Château Saint-Pierre(サン・ピエール)
以上、11シャトー。


エチケット平面化画像。
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さあ、抜栓です。
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キャップシールも上等そうなエンボス仕様ですし、
コルクも端にミレジムが入ってます。格付けワインの基本ですね。

コルクも平面化撮影をしておきましょう。
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Alc.13.5%。
濃いガーネット、インキーな黒さです。
黒ベリー、スパイス、香り立つ熟成香。
本格ボルドーの貫禄ですね。
辛口アタック。
程よく厚みのある味です。軽さも感じます。
シルキーなタンニンとはこれですね。
かすかに酸味も感じますが邪魔ではないです。
逆にいろんな要素が複雑味を演出しているようです。
喉越しのタンニンからの余韻はまさに上等ボルドー。
パーカーおじさんの93点に同意ですね~。(笑)


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Château Langoa Barton 2014
RRWポイント 93点