Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Château_Prieuré-Lichine

Château Prieuré Lichine 2015

メドック格付け第4級、マルゴーのシャトー・プリューレ・リシーヌです。
以前、セカンドのConfidences de Prieuré Lichine 2009を試しています。
なかなか良かったので今日はファースト。良年の2015年ならどうでしょう。
期待は高まりますね~。


IMG_2618
12世紀にヴェルタイユ修道院の僧侶たちが建てたカントナック小修道院で、
ブドウ栽培が始められたのが、シャトー・プリューレ・リシーヌの始まり。

その後、ワインの権威で評論家の故アレクシス・リシーヌ氏が1952年に取得し、
実際そこに住みながらシャトーを育て上げたとして知られています。
それまでプリューレ・カントナック(カントナック小修道院)だったシャトー名を、
自身の名前を付けて、今のプリューレ・リシーヌに改名もしています。

1999年にはバランド・グループ(Ballande Group)が取得、ミシェル・ロラン氏や、
ステファン・デュルノンクール氏をコンサルに招き、畑と醸造の更なる改良をしています。


公式ページは工事中。これは痛い。


代わりにインスタグラムに誘導され、写真はいいんですが、ワイン情報はなし。

仕方がないのでネット情報に頼るしかありません。

所有畑は70ha(78haとも)。作付けは複数のソースが以下としています。
(作付け)Cabernet Sauvignon 50%、Merlot 45%、Petit Verdot 5%

しかし、違うソースでは最新と思われる次の比率になってます。
(作付け)Cabernet Sauvignon 56%、Merlot 41%、Petit Verdot 3%
なぜこのデータが最新だと思うかというと、ミレジム毎のセパージュが、
一緒に2015年まで載ってたからです。(2012~2013は他データとも一致)

(2015)Cabernet Sauvignon 66%、Merlot 30%、Petit Verdot 4%(今日の)
(2014)Cabernet Sauvignon 65%、Merlot 30%、Petit Verdot 5%
(2013)Cabernet Sauvignon 70%、Merlot 25%、Petit Verdot 5%
(2012)Cabernet Sauvignon 65%、Merlot 30%、Petit Verdot 5%

熟成は、どこの情報もだいたい新樽率50%、16ヶ月という感じでした。


さあ、久しぶりにシャトー訪問。大きな壁に囲まれ中が見えません。
Prieure00
敷地の中にはエチケットに描かれている前庭付きのシャトーがあります。

ポイヤックにも続く県道D2号線(通称ボルドーワイン街道)沿いですね。
Prieure02
シャトーの背後にはカントナック小修道院の名残と思われる教会があります。
すぐ近くに、シャトー・キルヴァンとシャトー・デスミライユがあります。
シャトー・ディッサンの敷地の南端も隣接してるようです。

さて、いつもの「マルゴーまるごと地図」で位置関係を確認しましょう。
Prieure01
ジロンド川が下になってますから北が右下側なので気を付けてください。
(マルゴーの格付けシャトーを全部1枚に収めるための苦肉の策です。)
地図にも書き込んでますが、リストで照らし合わせられるよう下記します。

<MARGAUX マルゴー村>(9シャトー)
(第1級)Château Margaux(マルゴー)
(第2級)Château Durfort-Vivens(デュルフォール・ヴィヴァン)
     Château Lascombes(ラスコンブ)
     Château Rauzan-Ségla(ローザン・セグラ)
     Château Rauzan-Gassies(ローザン・ガシー)
(第3級)Château Ferrière(フェリエ―ル)
     Château Malescot-Saint-Exupéry(マレスコ・サン・テグジュペリ)
     Château Marquis-d’Alesme(マルキ・ダレーム)
(第4級)Château Marquis-de-Terme(マルキ・ド・テルム)

<CANTENAC カントナック村>(9シャトー)
(第2級)Château Brane-Cantenac(ブラーヌ・カントナック)
(第3級)Château Boyd-Cantenac(ボイド・カントナック)
     Château Cantenac-Brown(カントナック・ブラウン)
     Château Desmirail(デスミライユ)
     Château d’Issan(ディッサン)
     Château Kirwan(キルヴァン)
     Château Palmer(パルメ)
(第4級)Château Pouget(プージェ)
     Château Prieuré-Lichine(プリューレ・リシーヌ)

<LABARDE ラバルド村>(2シャトー)
(第3級)Château Giscours(ジスクール)
(第5級)Château Dauzac(ドーザック)

<ARSAC アルサック村>(1シャトー)
(第5級)Château du Tertre(デュ・テルトル)

以上の合計21シャトーになります。


エチケット平面化画像。
IMG_2608
格付けワインらしい貫禄の裏ラベルと、それを隠さないインポーターラベル。


さあ、抜栓。
IMG_2613
キャップシール、コルク、ファーストですもの抜かりはないです。

コルク平面化。
IMG_2614
紋章、2015のミレジム表示、さすがにちゃんとしてます。(笑)

Alc.14%。
濃いガーネット。涙は細かいけど輪郭がはっきりせず。
IMG_2617

黒ベリー。モカ、スパイス。
しっとりした樽香です。
辛口アタック。
構造感、凝縮感、申し分ないですね。
喉越しで、シルキーなタンニンとさりげない酸味が、
心地よく続く余韻のうまい導入部分になってる感じ。
「傑出してる」域にあと少し…かな。

パーカーおじさんは88-90点評価とちょっと厳しいです。
もうちょっといいと思うんだけどな~。(笑)


*****


Château Prieuré Lichine 2015
RRWポイント 94点


Château Prieuré-Lichine / Confidences de Prieuré Lichine 2009

シャトー・プリューレ・リシーヌです。
メドック格付け第4級ですが、やっぱりのセカンドを試します。(笑)
「Confidences de Prieuré Lichine」というネーミングですが、
「プリューレ・リシーヌの信頼」の意味のようですから、
信頼してみましょう。(笑)


IMG_4681


このセカンド、初ヴィンテージが2008年と言いますから、
今日の2009年が2年目のリリースになります。
パーカーおじさんは試していないようですが、
2009年のファーストにはPP93をつけていますから、
期待は高まりますね。


また、ここはAOCマルゴーですが、
どのあたりか、他のシャトーとの位置関係も見ておきましょう。
PLmaps

シャトー・ドーザックの時にも見ましたが、
マルゴーの格付けシャトーが密集している地帯ですね。
プリューレ・リシーヌはキルヴァンとディッサンに挟まれています。


Street Viewで近くまで行ってみるとこんな感じ。
PLout
右手に門があるのですが、Google Mapでは入れません。(笑)


「Prieuré」とは「小修道院」という意味だそうで、
iglPL
本当に小さな教会が隣接していました。(笑)


セパージュを公式ページで調べてみます。
ファースト2009年は、
・カベソー 65%
・メルロー 30%
・プチヴェルド 5%

作付けはカベソー/メルローが半々くらいです。
・カベソー 50%
・メルロー 45%
・プチヴェルド 5%
つまりは、メルローをかなりセカンドにまわしているハズ。

残念ながら公式ページではセカンドのミレジム毎の詳細がありません。
もしくは年ごとにセカンドのセパージュは変えないということか、
・メルロー 60%
・カベソー 40%
のワンパターンのみ記載されています。
ちょっと不安な「メルロー多め」です。

樽は、ファーストラベルが新樽50%、セカンド樽50%で18ヶ月。
このセカンドラベルは、セカンド樽40%、サード樽60%で14ヶ月。
まあ、こんなもんでしょうね。軽めの樽がいいのです。

さて、抜栓。Alc.14%。
濃い目ルビーですが、エッジが若干澄んでます。
涙、細く数が多いです。ねっとりしっかり。
カシス、フルーティ、新鮮な印象の香り。プラムも。
生っぽい熟成香がかすかに来ます。いい感じ。
アタックで酸味。旨味が喉を通ると収斂性を感じます。
余韻も貫禄ありで「うまい」と素直に思いました。
タンニンは苦味が若干あり、雑味に感じます。
それだけが惜しいです。

2009年ということで、オリが若干溜まっていました。
半分をデカンタし、翌日いただきました。
変わらずおいしかったです。


*****


Château Prieuré-Lichine
Confidences de Prieuré Lichine 2009
RRWポイント 91点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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