Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Chardonnay

Umani Ronchi Le Busche 2017 Marche Bianco IGT

以前モンテプルチアーノを試したウマニ・ロンキの白をコストコで発見。
IGTマルケで、ヴェルディッキオとシャルドネのブレンドとPOPにあります。
マルケ州のヴェルディッキオか…。王道だし夏場に合うな~っと思ってゲット。
帰って公式サイトを見ると、なんとシャルドネ100%とあります。エェ~ッ!?


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ウマニ・ロンキの古くからのラインナップで、1986年がファースト・リリース。
当初、シャルドネとヴェルディッキオのブレンドだったのは間違いないようですが、
(+少々のソーヴィニヨン・ブラン)90年代後半からシャルドネ100%だそうで。
同社は他にヴェルディッキオ100%を、Castelli di Jesi Verdicchio DOCなど、
いろいろラインナップしてるので、逆にこれはシャルドネ押しに変更したようです。
コストコさん、POPの内容は正確にお願いしますよ~。信用ならんな~。
しかし、ヴェルディッキオでないのは何となく悲しい。また課題が増えました。(笑)


公式ページはよく出来ていて情報量もしっかり。

・シャルドネ 100%
トノー樽で発酵、6ヶ月の熟成後瓶詰め、さらにボトルで6ヶ月寝かしてリリースです。

ブドウは、ヴェルディッキオの畑、カステッリ・ディ・イエージ(Castelli di Jesi)
からだそうで、そこは96%がヴェルディッキオで、2%シャルドネが植えてあるそう。
(残り2%はソーヴィニヨン・ブラン)
Verdicchio dei Castelli di Jesi DOCCastelli di Jesi Verdicchio Riserva DOCGはここからですね。
このDOC/DOCGを詳しく調べようと思っていましたが、また次の機会に。(笑)

代わりに、Marche IGT(Indicazione Geografica Tipica)について触れておきます。
マルケ州対象のIGT(=IGP;Identificazione Geografica Protetta)になりまして、
1995年制定、指定品種を使えば赤・白・ロゼ・泡、なんでもありです。
指定の品種もDOCほどの条件はなくユルユルです。白品種をアルファベット順で挙げます。

Albana、Biancame、Bombino Bianco、Chardonnay、Fiano、Friulano、Grechetto、
Maceratino、Malvasia、Manzoni Bianco、Montonico Bianco、Moscato、Mostosa
Passerina、Pecorino、Pinot Bianco、Pinot Grigio、Riesling、Sauvignon Blanc、
Trebbiano、Verdicchio、Vermentino、Welschriesling (Riesling Italico)

国際品種、イタリア土着品種、なんでもありですね。もちろんシャルドネもOK。
品種を表記する場合は85%以上使う必要があります。シャルドネ100%のワインなら、
Marche Chardonnay IGTと表記できます。 
なのに、今日のワインはわざわざMarche Blanco IGTと書いています。なぜに?
だからヴェルディッキオと勘違いして買っちゃう人がいるわけです。(笑)


マルケ州の州都アンコーナから南に車で15分でウマニ・ロンキに到着です。
UmaniRonchi01
もともとは、内陸のヴェルディッキオの産地であるイエージ(Jesi)の近く、
Cupramontanaが発祥の地らしいです。

所有畑はマルケ州とアブルッツォ州に3拠点、計210haにもなるそうです。
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公式ページの地図がわかりやすいので拝借しました。本拠地の場所も追記。


ラベル平面化画像。
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Marche Biancoとしてるのは昔の名残りでしょうが、シャルドネ100%ならそう書いてよ。(笑)


さあ、抜栓。
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コルクは名前入り。シンボルマークがキャップとコルク横にも。ミレジムなし。

Alc.13%。(pH:3.64、Brix:6.0)
かすかに緑がかったゴールドイエロー。
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ライム、青い葉っぱ、花かも。
辛口アタック。
ちょっとはしゃいだ酸が出てきます。
やはり青いライムの味わいです。
苦味がかすかにあるのがいい感じ。
和食に合うシャルドネでした。

しかし、ヴェルディッキオ飲みたかったな。
上等ヴェルディッキオを探すのが課題になりました。(笑)


*****


Umani Ronchi
Le Busche 2017
Marche Bianco IGT
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Domaine des Comtes Lafon Meursault Clos de la Barre 2017

ムルソー最高峰とも言われるコント・ラフォンの、クロ・ド・ラ・バール2017。
村名ですが、ラフォン家の庭の如く隣接するコント・ラフォンのモノポールです。
最新ヴィンテージがお試しできるとあって、コロナ禍の中行ってきました。(笑)


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19世紀から続くムルソーの名門ドメーヌであり、コシュ・デュリと共に双璧を担う、
ブルゴーニュ最上の白の偉大な造り手というのが、コント・ラフォンの枕詞です。

以前、コント・ラフォンがマコネで作るレ・ゼリティエ・デュ・コント・ラフォン
(Les Héritiers du Comte Lafon Mâcon-Milly-Lamartine 2014)を試しましたが、
それほどの驚きはなかったんですよね。やはり本家を試さないとですね。(笑)


公式ページは質素な感じ。まあ、情報があるだけマシかな。

・シャルドネ 100%
アペラシオンごとの醸造の説明はなく、新樽率や熟成期間は年毎に変わるようです。
だいたい18~22ヶ月のようで。

畑の説明はしっかりあり、クロ・ド・ラ・バールは敷地のすぐ裏に2.1ha広がり、
石垣で囲まれたコント・ラフォンのモノポールであることを自慢げに書いています。
内0.8haは1950年植樹の樹齢70年のVVです。残り、0.8haは1975年植樹の樹齢55年、
0.5haは1999~2004年植樹の比較的若木になります。
あと、酸味が顕著なので5~7年寝かせて酸を落ち着かせるようにと書いています。
ということは、今日はまだ3~4年早いんでしょうか。
因みに、パーカーおじさんは今年1月にこの2017年を試し、92+点をつけています。

そう言えば、Les Héritiers du Comte LafonのMâcon-Milly-Lamartine 2014を試したときも、
酸味がどうも気になって、いい評価ができませんでした。これも早かったのかな?


ムルソーの市街地にあるドメーヌへ行ってみます。
ComtesLafon01
このまま、塀伝いに右方向へ行くと、塀は畑の石垣に繋がっています。

クロ・ド・ラ・バール(Clos de la Barre)の畑も見てみましょう。
ComtesLafon02
左奥の木立がコント・ラフォンで、その他三方は石垣で囲われています。
よく見えませんが、門柱に「CLOS」「De La BARRE」とあるようです。
歴史あるモノポールの畑という雰囲気がありますね。


さて、ムルソーのAOC地図上に示すとここになります。
ComtesLafon03
ムルソー村名畑の範囲は県道D974号線まで達していないのがわかりますね。
特級はなく1級畑も限定的。またブラニーやサントノの扱いが難しいんですが、
次回、コント・ラフォンの赤、サントノ・デュ・ミリューの記事で触れます。

例によって、Google Mapに転記します。
ComtesLafon04
村名畑は県道D974号線まで達してませんが、畑は県道の向こう側まで続きます。
AOCブルゴーニュの畑になりますが、Google Map転記して初めてわかります。
やはりこれをやらないと、実感わかず、頭に入ってこないんですよね~。(笑)


エチケット平面化画像。シンプル~。
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近代的な醸造法を取り入れるばかりか、全畑ビオディナミらしいですが、
認証マークさえ載せてません。これだけのビッグネームには不要ですね。


さあ、いただいてみましょう。ネック画像3本合成してしまいましたが、
デザイン、認証シールやコルクのミレジムを確認できるようこうしています。
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Bubble TagのQRコードでつながるページはワイン名が確認できるのみです。
コルクはおそらくDIAMでしょうね。

Alc.13%。(自宅じゃないのでpHや糖度は計っていません。笑)
淡いゴールドイエロー。
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洋梨…。
樹木、スパイスか菊系の花。複雑な香りです。
辛口アタック。
ハーブのような風味があります。
味の中心は、甘みと苦味の混ざったミントのタブレットを思わせます。
例えが下手クソですが、非常に複雑な味わいってことで。
「独特」もしくは「違う」という価値を感じます。
酸は淡く、きれいに喉元へ運んでくれます。
全然酸味はきつくないですね。むしろ効果的。
白ながら余韻もしっかり味わえます。
最高レベルの白ってこういうことなんだと勉強になります。

パーカーおじさんも、若くても十分楽しめたと評していますが、
10年くらい寝かせれば複雑味が増してさらに良くなるはずとのこと。
でしょうね。(笑)


*****


Domaine des Comtes Lafon
Meursault Clos de la Barre 2017
WWWポイント 80点



WhiteWhiteWine01

Domaine Vocoret & Fils Chablis 2018

夏です。シャブリです。かどうかは別として、キンキンに冷やしていただきます。
過去にもいくつか試してますが、どれもおいしゅうございました。
ま、グラン・クリュやプルミエ・クリュだったというものあるんでしょうが。
ノーマルシャブリでおいしい作り手を探すっていうのも課題にしましょう。


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今日のヴォコレはシャブリの名門で、4世代に渡る歴史あるドメーヌです。
グラン・クリュ、プルミエ・クリュはじめシャブリの粘土質石灰岩の斜面に、
トータル40haの畑を所有。プチシャブリも含め18種類もラインナップしてます。
ヴォコレのワインは長命で熟成能力が高いとも評価されています


公式ページはそこそこいい感じ。大手なんだなと思わせます。

シャブリしかやってないので、個々のワイン情報は畑名以外あまりないです。
・シャルドネ 100%
発酵はステンレスタンク。熟成もステンレスタンクで10ヶ月。
樽を使わない伝統的なシャブリということです。
年毎の出来にもよるそうですが、シャブリでも5年以上の熟成能力があるとのこと。


ドメーヌ訪問。シャブリの市街に隣接、結構大きな敷地です。
Vocoret01

今日は普通のシャブリなので、畑まで特定はできませんが、
シャブリの畑の分布をGoogle Map上で見ます。ドメーヌの所在も記入。
Vocoret02
トレースするのは大変なので、下の地図を透過画像にして上に重ねています。
まあ、見にくいので(笑)上下を見比べながらご確認ください。

最後に「シャブリってブルゴーニュなのに、どこなの?」がわかる地図を。
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左下の地図がわかりやすいですが、コート・ドールなどから見ると、
グラン・オーセロワと共に「飛び地」かというくらい離れています。


エチケット平面化画像。
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インポーターラベルは裏ラベルを隠してませんでした。
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さあ、抜栓。
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キャップシールのデザイン、かっこいいです。

コルク平面化。
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汎用品ですが、テクニカルコルクのDIAM5です。

Alc.12.5%。(pH:3.32、Brix:5.4)
イエロー。
青リンゴ、ライム、ナッツ。
甘みに感じる酸の乗った辛口アタック。
柑橘系の味わいにミネラル感がたっぷり。
苦味っぽいのがチラッとあるのがまたいい感じです。
酸はずっと感じますが最後まで爽やかさを与えてます。

うん、やはりそこそこうまい。
樽のあるシャルドネより好きかも。


*****


Domaine Vocoret & Fils
Chablis 2018
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Albert Bichot Pouilly-Fuissé 2016

マコネの白は過去多少は試してますが、やはりプイィ・フュイッセでしょうと、
大手アルベール・ビショーのプイィ・フュイッセ(Pouilly-Fuissé)をお取り寄せ。
ネットでは、ロワールのPouilly-Fuméと間違わないようになんて記事がちらほら。
確かにPouillyは同じですが、地域も違えば品種も違う。間違えないですよね~。(笑)


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Albert Bichotは1831年創業という歴史あるブルゴーニュの名門であり大企業。
ボーヌに本拠地を構え、コート・ドールは勿論、シャブリからボジョレーまで、
ブルゴーニュ地域全域に100haの畑と6つのドメーヌも所有ということです。
これで6代に渡る家族経営っていうんですから驚きですね。


公式ページはさすが大手です。情報豊富でよくできています。

圧巻は所有畑が示されているブルゴーニュ全体の1枚ものの地図。長い。(笑)
ワイン情報もミレジム毎ではないですが、全ラインアップの情報あり。
今日のプイィ・フュイッセは、こんな感じ。
・シャルドネ 100%
オーク樽が30%、温度調節付きステンレスタンクが70%で発酵を行い、
そのまま8ヶ月の熟成を行います。樽は軽そうですね。


さて、アルベール・ビショーを訪問。それこそ各地に拠点がありますが、
やはりボーヌが本拠地のようで、旧市街のすぐ横に広大な敷地があります。
AlbertBichot01
MaisonだったりDomainesだったりの表記がありますが、ドメーヌは6つ所有で、
なるほど「Domaines」と複数形になってるわけですね。


次はプイィ・フュイッセを確認。以前描いたマコネ(Mâconnais)の地図を見ます。
PouillyFuisse01
真ん中辺りのViré-Clessé以外の村名AOCはPouilly-Fuissé含めマコネ南端に集中。
ほぼボジョレーに隣接しています。地図にはMâcon-Verzéを書き込んでいますが、
これはルフレーヴのMâcon-Verzéを試したときの名残で、Mâcon-Villages
Mâcon AOC同様の、すなわち地域名(レジョナル)AOCになります。
(Mâcon-VillagesはVillages部分に村名を入れて表記が可能です。)

やはり今日は、プイィ・フュイッセを拡大せねばならないでしょう。(笑)
PouillyFuisse02
黄色の4村、ヴェルジソン(Vergisson)、ソルトレ・プイィ(Solutré-Pouilly)、
フュイッセ(Fuissé)、シェントレ(Chaintré)がPouilly-Fuisséを構成。

フュイッセ(Fuissé)の東側に、プイィ・ロシェ(Pouilly-Loché)と、
プイィ・ヴァンゼル(Pouilly-Vinzelles)の村名AOCがありますね。

サン・ヴェラン(Saint-Véran)が少しややこしいです。Saint-Vérandという、
「d」のついた村はありますが、AOCの範囲はその村よりはるかに北側に広く、
かつ、Pouilly-Fuissé AOCによって2つの部分に分断されています。

北側は、プリセ(Prissé)ダヴィエ(Davayé)の村からなり、Pouilly-Fuisséの
Solutré-PouillyもSaint-Véranが名乗れるそうですが、普通有名な方を名乗りますよね。

南側は、シャスラ(Chasselas)、レイヌ(Leynes)、シャンヌ(Chânes)、
サン・ヴェラン(Saint-Vérand)で構成されます。サン・タムール・ベルヴュ
(Saint-Amour-Bellevue)も白ならSaint-Véran AOCが名乗れるそうですが、
赤(ガメ)を作ればクリュ・ボジョレーのサン・タムール(Saint-amour)です。
この村はマコネとボジョレー両刀使いと言いうことですね。(笑)


エチケット平面化画像。
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裏ラベルに、冒頭で書いた作り手の説明と同じことが仏・英語で書かれてます。

しかし、これはインポーターのラベルを剥がしたからわかったことです。
なんと、メルシャンさん、こんな感じでベタ貼りしてありました。おい!
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さあ、抜栓。
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キャップシールは紋章入り。コルクは合成コルク。

コルク平面化。
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合成品ながらプイィ・フュイッセ専用でミレジムもきちんと入ってます。

Alc.13%。
しっかりとイエロー。
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蜜入りリンゴ、白桃、白い花。
辛口アタック。
後から甘み系の味が追って来ます。
シャルドネにしては濃くはないですね。
樽感も極々弱いものです。
苦味にも似た複雑味があり、
しっかり最後まで楽しめますが、
やはり思っていたのより若干軽め。

ブルゴーニュのシャルドネでも、
いろいろありまんな~。


*****


Domaines Albert Bichot
Pouilly-Fuissé 2016
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

William Fèvre Chile La Misión Reserva 2018 Chardonnay

本家ウィリアム・フェーヴルのシャブリは以前試してますが、これはチリです。
その名もWilliam Fèvre Chile。そこのシャルドネをたまたまスーパーで発見。
スーパーの店頭なのでとってもお手頃ですが、これでおいしけりゃ儲けもの。
フランスの一流の作り手は新世界、それもなぜかチリに多く進出してますね。


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ウィリアム・フェーヴルさんがチリでシャルドネに適した場所を探し、
マイポ・ヴァレーで通常の平地の畑ではなく、山の手の高地に適地を発見。
そこがパートナーともなったビクトル・ピノさんの畑だったということで、
これが「William Fèvre Chile」の始まり。1990年のことだそうです。


公式ページは今どきの大画像をスクロールさせるようなタイプ。

ワイン情報はしっかりしているんですが、今日のLa Misiónというのが載ってません。
やはりスーパー向けのローエンド・シリーズなのでしょうね。(笑)
・シャルドネ 100%
は当然として、シャブリ方式に樽は使わず、ステンレスタンクの熟成のようです。
これは上等ラインでも同じで、やはりシャブリが基本になってるんですね。


サンティアゴの南側、ピルケにあるウィリアム・フェーヴル・チレを訪問。
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入り口はショボい感じですが、奥に施設は広がっており、裏手には畑も見えます。

マイポ・ヴァレーはサンティアゴ周辺の広域です。
ウィリアム・フェーヴル・チレの位置関係は以下の地図がわかりやすいです。
Fevre02
そのウィリアムさんが最初に見つけたというシャルドネに理想的な畑は、
San Juan de Pirqueと言うらしいんですが、地図の黄色い四角で囲った辺り、
マイポ川が通る山間にあるようです。公式ページではMountain Grownとも。

因みにWilliam Fèvre Chileはここの他、マジェコ(Malleco)ヴァレーにも畑を所有。
マジェコはビオビオ(Bio Bio)よりも更に南にあるチリ最南端の産地です。
南半球ですからチリで一番寒冷な産地ということで、何かこだわりがありそうです。


ラベル平面化画像。
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さあ、スクリュー回転。
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印刷がずれてますが一応エンボスになってます。

Alc.13.0%。
かすかな緑をまとうイエロー。
IMG_0025

リンゴ、白い花。
樽はないはずですが微かにバニラも感じます。
とろみを感じるミネラリ―な辛口アタック。
甘みの前にかなり鋭角の苦味を感じますね。
ミネラルっぽさと言うよりは雑味に近い感じ。
シャブリっぽいかと言われると微妙ですね。

しかしペラペラのシャルドネよりは個性のある感じで、
これはこれでありだと思います。


*****


William Fèvre Chile
La Misión Reserva 2018
Chardonnay
D.O. Maipo Valley
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

Outlot Wines Chardonnay 2016 Sonoma County

カリフォルニアの良さげなシャルドネ~と適当にゲットした1本。
ラベルデザインが気に入ったぐらいの理由で選んでいますので、
素性やらバックグラウンド情報は全くない状況でお試ししました。


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お試しした後に色々調べてみたんですが、なんともスキッとしない感じです。


公式ページはちゃんとありましたが、ワイナリーについてほとんど情報なし。
ソノマのHealsbergの「町外れ」の畑を「Outlot」と呼んだことが名前の由来。
地元では「Magnolia Peninsula」と呼ばれていた場所だそうで、その名前に因み、
Magnolia(モクレン)の花がラベルデザインになってるんだそうで。以上。(笑)

ラインナップはソーヴィニヨン・ブランとカベソーと今日のこのシャルドネのみ。
シャルドネは複数のクローンが植えられ、ブルゴーニュのディジョン・クローンや
フレッシュなクローン17、トロピカルなクローン4など。
それぞれのクローンの特徴を生かした醸造をして最終的にブレンドしてるそう。
全房をプレスしオーク樽で発酵させ、熟成はフレンチオーク樽で12ヶ月。

ワイン情報はありますが、ワイナリーの実態がわからないと思ったら、
大手ワイナリーグループが最近立ち上げたブランドのようです。

Accolade Wines(アコレード・ワインズ)というオーストラリア最大で、
かつ世界最大級のワイン会社がOutlet Winesを所有する親会社になります。

Accolade Winesは、Hardysを中核に、Grant Burgeなどのオーストラリアのブランドの他、
ニュージーランド、アメリカ、南アフリカ、チリの多数のブランドを傘下に持ちます。
実はこのアコレード、2018年にアメリカの投資会社Carlyle Group(カーライルグループ)
に買収されていて、本当にこのワイン業界というのはこんがらがっち―です。


とにかく、ワイナリー訪問しようとしましたが、「Outlot Wines」は見つからず、
「Magnolia Peninsula」という場所も検索にヒットしません。

ブドウの出所はデータシートにはSonoma County、Alexander Valleyとあります。
一応ソノマ・カウンティの地図で見ておきましょう。Healsbergの北側です。
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まあ、それなりにちゃんとした畑からのブドウをそれなりにちゃんと醸してる、
大手グループが作ったコスパの高い優良ワインということなんでしょう。(笑)


ラベル平面化画像。
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所在が「Santa Rosa」となってますが、そこでも発見できませんでした。

インポーターはアコレード・ワインズの日本法人が直接やってるようです。
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このシールは裏ラベルを隠さずに上手に貼ってありました。


さあ、抜栓。
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しっかりと「OUTLOT」のロゴが入ってます。

コルク平面化。横にも「OUTLET」ロゴ。ここにはミレジムを入れようよ。
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情報のあまりないサイトのURLが書いてあります。DIAM10採用です。

Alc.14.5%。
濃いめのゴールドイエロー。
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リンゴ、白い花。
バニラ、バター。樽効いてます。
フレッシュな酸の乗った辛口アタック。
酸のお陰で軽さを感じますが、
芯にコクとミネラル感とも取れる凝縮感があってエレガント。
酸による軽めの感じのままフィニッシュしますが、
ソノマのちょっといいシャルドネ感が味わえて満足。


*****


Outlot Wines
Chardonnay 2016
Sonoma County
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

La Masel Chardonnay Viognier 2017 IGP Vaucluse

スーパーで目に留まった1本。シャルドネとヴィオニエのブレンド。
IGP Vaucluseか…。なんとなくローヌらしいことはわかりました。
Gilbert & Gaillardの金メダルのことでしょうが、日本語シールを追加して、
「フランスワインコンクール・金賞受賞」とこれ見よがしです。
うさん臭さ満載ですが、ブレンドが面白そうなのでいただきます。(笑)


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表のエチケットには書いてませんが、作り手はル・セリエ・デ・プランス
(Le Cellier des Princes)というシャトーヌフ・デュ・パプで唯一の協同組合。
1924年に設立され、現在は240もの生産者がメンバーとなっていて、
シャトーヌフを中心にメンバーの畑はトータル630haにものぼるそうです。


公式ページはなかなかカッコいいです。生産者の顔写真もいっぱい載ってます。(笑)

輸出用なのか今日の「La Masel」なるブランドは載ってなかったんですが、
シャルドネとヴィオニエのブレンドが載っていたので同じものだと思います。
(これも2017年がGilbert & Gaillardの金メダル取ってるそうなので。笑)
セパージュは半々のブレンドでした。
・シャルドネ 50%
・ヴィオニエ 50%
Châteauneuf du Pape周辺の畑からだそうですが、そりゃそうでしょう。(笑)
フレッシュさと酸味のコントロールのためMLF(マロラクティック発酵)は行わず。
熟成はステンレスタンクで2ヶ月。


生産者協同組合「セリエ・デ・プランス」を訪問します。
Vaucluse03
シャトーヌフ・デュ・パプの郊外の幹線道路沿いにあります。
さすが巨大協同組合、敷地も施設も規模が大きいです。

シャトーヌフ・デュ・パプの地図にその場所を書き込みました。
Vaucluse01
シャトーヌフ・デュ・パプからは結構離れていますね。

今日のワインはIGP(Indication Géographique Protégée)Vaucluseでしたね。
2009年までのVin de Pays de Vaucluse。ヴォークリューズ県が対象地域です。
Vaucluse02
かなり広範囲でシャトーヌフ、ジゴンダス他のAOCを内包します。
ヴァンソブル(Vinsobres)やリラック、タヴェルは外になりますね。

IGP Vaucluseの公式サイトも見つけましたが、内容は貧弱でした。
IGP Vaucluseに使っていい品種を調べたら、白だけでも腐るほどありました。
よって、ここには書きません。勿論、シャルドネとヴィオニエは含まれます。

公式ページに傘下の畑がどこに分布してるのかという地図がありました。
Vaucluse04
シャトーヌフ・デュ・パプ内にも畑があるのがわかります。


エチケット平面化画像。金メダルも一緒に入れておきました。(笑)
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裏はインポーターラベルのみです。


さあ、抜栓。
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無印の集成コルクですね。

つまんないですが平面化しておきます。
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Alc.13.5%。
濃いめのゴールドイエロー。
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青リンゴ、白い花。
味わいは苦味がかすかにあるライムって感じ。
ちょっと水臭いかな?
まあ、値段相応なんでしょう。
後から感じた酸はきれいで良かったです。


*****


Le Cellier des Princes
La Masel Chardonnay Viognier 2017
IGP Vaucluse
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

Paradise Ridge Kanaye The Grape King Chardonnay 2015

リカマンの店頭で東洋人の古びた肖像写真のラベルが目に留まりました。
カナエ...ザ・グレープ・キングとな。長沢鼎(かなえ)とすぐにわかりました。
1865年の薩摩藩英国留学生の一人、後のカリフォルニアの葡萄王、長沢鼎です。
漫画「ソムリエール」の第8巻・第52話がこの「葡萄王」のエピソードでした。
印象深い話で、しっかりと記憶に残ってました。これは試さなきゃです。


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ソムリエールの第52話を読み返しました。かなり詳しく長沢鼎を解説しています。
当時13歳、薩摩藩英国留学生で最年少の長沢鼎(鎖国中のため本名は磯永彦助)は、
なんだかんだ(笑)でロンドンからカリフォルニアに行き着きワイナリーを興します。
ブドウ栽培やワイン作りを極め、そのファウンテングローブというワイナリーを、
カリフォルニア有数のワイナリーに育て上げます。
イギリスに最初に輸出されたカリフォルニアワインはナガサワ・ワインだそうです。
現在のカリフォルニアワインのルーツはなんと日本のサムライにあるという訳です。

1983年にレーガン大統領が来日した際、国会にて「侍から実業家になった長沢鼎は、
私たちの生活を豊かにし、日米友好の歴史の中で特筆すべき」と演説したそうです。
レーガンさんは元カリフォルニア州知事なので「The Grape King」はよく知ってたはず。

ファウンテングローブ・ワイナリーの跡地はナガサワ・パークとなってるそうですが、
畑の一部は今日のワインのパラダイス・リッジ・ワイナリーが継承しています。
パラダイス・リッジは長沢鼎の偉業を称えて、かつて長沢鼎がブドウを育て、
ワインを作ったロシアン・リヴァー・ヴァレーの畑から生まれるブドウを使い、
このワインをリリースしたんだそうで、2015年は1865年から数え150周年になります。

公式ページは「アメリカあるある」でワイン紹介はショップ兼用です。

在庫のあるラインアップしか載ってなくて、今日のワイン発見できず。
よってインポーターのHotei Winesの情報を見ます。と言っても、
・シャルドネ 100%
フレンチオーク樽で熟成くらいしか情報はないですが。(笑)

それよりも、このパラダイス・リッジ・ワイナリー、2017年の大火(山火事)で、
所在のSanta Rosaの町もろとも焼けてしまったんだそうです。
(現地ではこの大火を「Wine Country Wildfires」と呼んでいるとのこと。)
今ある建物(下写真)は先ごろやっと再建したものだそうです。
PRW01


お約束のGoogle Map訪問。これが入り口ですが、敷地は奥まっています。
ParadiseRidge02
この辺りがナガサワパーク含めファウンテングローブという地区になってます。
畑の中にある「LOVE」のモニュメントが有名らしいです。

Santa RosaからSonoma市街へ向かう途中のKenwoodというところに、
パラダイス・リッジのテイスティングルームも構えているそうです。
ParadiseRidge01
Santa Rosaの市街の北側がファウンテングローブになるわけですね。

Sonoma County AVA(American Viticultural Area)とそのサブリージョンの地図を見ます。
Sebast03
Santa Rosa市街を見つけてください。そのすぐ北がパラダイス・リッジ。
Russian River ValleyとFountaingroveのAVAの境界にあることがわかります。


ラベル平面化画像。
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裏ラベルにはしっかりカナエ・ナガサワの解説があります。


さて、抜栓。
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無印の集成コルクですね。

コルク平面化。URL、メアド、TEL番号入り。(笑)
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パラダイス・リッジはビック(Byck)・ファミリーがやっています。

Alc.13.2%。
ゴールドイエロー。かすかに緑がかってます。
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蜜入りリンゴ、梨。フルーティ。
パンドミ、バニラとしっかり樽香も。
きれいな酸がかすかに乗った辛口アタックです。
コクはあるんですが、酸のおかげで味わいは軽めに感じますね。
フィニッシュまで生き生きした果実感を感じられて楽しめます。

カリフォルニア葡萄王のシャルドネ。
そして薩摩藩士、侍の魂が息づくワイン。
なんとなく満足度が高いです。(笑)


*****


Paradise Ridge
Kanaye The Grape King
Chardonnay 2015
Russian River Valley
Sonoma County
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Luis Felipe Edwards Chardonnay Reserva 2016

チリのルイス・フェリペ・エドワーズのシャルドネをいただきます。
スーパーにもたくさん出回っていて安物風情が漂ってるブランドですが、
ちゃんと上等シリーズもあって、昔アメリカ在住中はいくつか試してました。
かなりレベルは高かったんですが、残念ながら日本ではとんと見かけません。


IMG_2001
というわけで、スーパーで売ってたシャルドネ、ハーフボトルです。
ゲロまずではないでしょうから、サクッと楽しむにはいいかもしれません。


公式ページには1976年創業からの歴史やバックグラウンドの解説があります。

しかしながら、肝心のワインの情報が載っていません。

ワイン紹介は別URLの別サイトという不思議なことになってます。

今日のレセルバもヴィンテージ毎にPDFのデータシート完備です。
・シャルドネ 100%
熟成はフレンチオーク樽で6ヶ月だそう。(同シリーズの赤は8ヶ月。)


今日のワインはマウレ・ヴァレーとなってるのでここではないのですが、
コルチャグア・ヴァレーにある本拠地を訪問。(ストビューなしでした。)
LFE03
サン・フェルナンドとサンタ・クルスの間のナンカグアの町に近いです。
例のティンギリリカ川がコルチャグア・ヴァレーを貫いています。

ルイス・フェリペ・エドワーズの所有畑は各地にあり、公式サイトの地図で確認。
LFE01
さっきの写真はこの地図の(4)のところですね。
マウレはずっと南、リナレスの近くに畑があるようですね。地図中の(6)です。
マウレ・ヴァレーはマウレ川が流れていますが、リナレスの方はマウレ川の支流、
ロンコミージャ川が流れています。


ラベル平面化画像。
IMG_1996
サインのところ、画像が欠けましたね。Nicolas Bizzarri/Winemakerです。


さて、スクリュー開栓。
IMG_1998
一応、キャップはワイナリー名入り。

Alc.13.5%。
イエロー。
IMG_1999

青リンゴ、ライム、バター。
6ヶ月ってことでしたが、割と樽は効いてますね。
辛口アタック。
味の芯はあって薄っぺらくないのがいいです。
喉越しから余韻にかけて、
酸が絶妙に喉をくすぐる感じがします。
これは、じゅうぶん楽しめましたよ。


*****


Viña Luis Felipe Edwards
Chardonnay Reserva 2016
Maule Valley
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Domaine de l’Arlot Côte de Nuits Villages Au Leurey 2017

ブルゴーニュ白の経験値を上げるため、ドメーヌ・ド・ラルロの白を開けましょう。
以前Côte de Nuits Villages Clos du Chapeauを試し、相当おいしかったところ。
きっと白もおいしくできる作り手に違いないと見込んでの抜栓であります。(笑)
Côte de Nuits Villagesですから、一応村名AOCであるわけだし…。


IMG_1994
ドメーヌはニュイ・サン・ジョルジュの南側のプルモー・プリセーにあり、
(プルモー・プリセーはAOCニュイ・サン・ジョルジュを名乗れます。)
周りが所有の1級畑クロ・ド・ラルロ(Clos de l'Arlot)に囲まれています。
ドメーヌ名はこの畑から来ています。(Arlotは元々地下を流れていた小川だそう。)


公式ページはカッコいいですが、無駄な効果が多くて少々めんどくさいです。(笑)

さて、今日のワインは道を挟んでドメーヌの真ん前という場所の畑からでした。
このオー・ルーリー(Au Leurey)はもともとはピノ・ノワールの畑でしたが、
2006年にシャルドネに植え替えられたんだそうです。
・シャルドネ 100%
新樽率20~25%の樽で12~15ヶ月の熟成です。


さあ、ドメーヌ訪問。立派な門というか壁ですが、この壁の延長が、
所有畑(モノポール)クロ・ド・ラルロをぐるっと囲う石垣に繋がってます。
Leurey01
そして今日の畑がドメーヌの真ん前です。

公式ページには所有畑の位置が示され、クリックでワイン紹介に飛びます。
Leurey03
畑名もちゃんと書いてあってとっても親切。
前に飲んだクロ・デュ・シャポーにもちゃんとピンが立ってますし、
ロマネ・サン・ヴィヴァンにも区画を持ってるようですね。

いつものLuc Corporation様の地図を拝借してドメーヌと畑の場所を確認。
Leurey02
1級、村名、コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ、AOCブルゴーニュ、
色分けで分布が非常にわかりやすい。斜面と地層の関係がわかりますね。

そうそう、そのオー・ルーリー(Au Leurey)の畑に行ってみなくては。
Leurey04
いやあ、いい感じです。遠目にドメーヌ・ド・ラルロが見えます。


エチケット平面化画像。
IMG_1988
インポーターシールは透明で控えめで裏ラベルを隠さない優等生。


さあ、抜栓。
IMG_1991
キャップシールのエンボスいい感じです。

コルクも平面化。
IMG_1992
オー・ルーリー専用品ですが横ミレジムはありません。

Alc.13.5%。
イエロー。
IMG_1993

梨、青リンゴ、バター、最初シーチキンっぽかった。(笑)
しっかりと樽が効いている印象です。
まったりとした辛口アタック。
酸も生き生きしてるのに気づきます。
芯は柑橘系のコンク。
苦味もかすかにあって全体的に複雑な感じがし、
エレガントと評してもいいようなまとまりに帰結します。
まったり余韻も長いです。
あとは酸の評価ですね。
もう少し寝かしてもよかったかもしれません。


*****


Domaine de l’Arlot
Côte de Nuits Villages
Au Leurey 2017
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01
--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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