Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Chardonnay

Louis Jadot Mâcon-Azé 2018

コストコにてお買い求めのルイ・ジャドのマコン・ヴィラージュ(Mâcon-Villages)です。例によってマコン・アゼ(Mâcon-Azé)と村名が入っています。以前飲んだルイ・ジャドの袖もの白もマコンのヴィレ・クレッセ(Viré-Clessé)からのブドウを使ってましたね。あちら方面にはいろいろたくさん畑を持ってるようです。

IMG_5195
ルイ・ジャドについて今さら詳細は要らないと思いますが、起源は1851年にルイ・ジャドさんがボーヌで始めた大メゾンです。ブルゴーニュ最大手のひとつですから、今日のワインのようなお手頃な袖ものまで手広くやってますが、ミュジニーやエシェゾーはじめ名だたるグラン・クリュもいっぱい持ってます。とにかく、流通量も多く、何かとお世話になってるルイ・ジャドです。(笑)

公式ページは大手の風格。全部自社畑かというぐらいブルゴーニュを代表して紹介してます。

ワイン紹介はラインナップがありすぎるのか、マコン・ヴィラージュでしか載ってません。
・シャルドネ 100%
説明もステンレスタンクで発酵・熟成とあるだけですね。

ルイ・ジャドを訪問しますが、Google Mapが指し示すのがここです。
Louis-Jadot-01
ボーヌの郊外で、かなり大規模な施設になります。

本社はボーヌの町の中にあります。市街地で、看板も上がってません。
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本社のすぐ隣にジャコバン修道院(Couvent des Jacobins)というのがあります。1500平米の広さの地下セラーがこの隣接する修道院の地下へとつながっているんだそうです。

ネットで拾った地図でマコネ(Mâconnais)の位置関係を見てみます。
Louis-Jadot-03
この地図、ボジョレーがないのでマコネが最南端になってます。違和感ですね。(笑)

ルイ・ジャドの公式ページのマコンの説明にはこの地図がありました。
Aze00
まあ、主だったコミューンが書き込んであるだけって感じです。

AOCマコンとAOCマコン・ヴィラージュの範囲を確認したくてINAOの地図を見てみますが、AOCマコンの範囲が広く、他で見慣れてるのとちょっと違います。年々広がってるんでしょうか。
Macon_INAO01
以前に試したことのあるコミューンや、主要AOCの名前を書き込んでいます。AOCヴィレ・クレッセ(AOC Viré-Clessé)、AOCプイィ・フュイッセ(AOC Pouilly-Fuissé)は複数のコミューンに渡っています。あっ、AOCサン・ヴェラン(AOC Saint-Véran)も分断されてますが複数コミューンが対象でしたね。AOCプイィ・フュイッセの東側のAOCプイィ・ロシェ(AOC Pouilly-Loché)とAOCプイィ・ヴァンゼル(AOC Pouilly-Vinzelles)は単独の村名AOCです。

ところで、昨年2020年9月と最近の話ですが、AOCプイィ・フュイッセ(Pouilly-Fuissé)から 22 のクリマが第一級畑、プルミエ・クリュ(Premier Cru)に認められました。全部で94haに相当し、プイィ・フュッセ全体の約24%を占めるそうです。2010年に申請を開始、認定までに10年かかっていますが一級畑ですからとにかく快挙ですね。2020年のヴィンテージかららしいのでぼちぼち登場しそうです。また試したら地図に22クリマを書き込んでみたいものです。(笑)

とは言え、今日はAOCマコン・ヴィラージュ(笑)。ヴィラージュものでも、ルフレーブのマコン・ヴェルゼマコン・イジェ、コント・ラフォンのミイィ・ラマルティーヌなどは印象深いです。また、新しい「ヴィラージュ」に出会ったらこの地図に追記してくとしましょう。

一応、恒例なので、Google Map上でも見ておきます。
Aze01
地形を見ると、複数のコミューンで括られる意味が何となくわかってきます。

そうそう、アゼの村を訪問し、マコン・アゼのテロワールを感じておきましょう。
Aze02
この写真がルイ・ジャドの畑とは限りませんが(笑)、南側のイジェやヴェルゼと地続きでいい感じのところです。


エチケット平面化画像。
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コストコの裏ラベルを隠さない努力は買います。これなら上側でいいんじゃない?


さあ、抜栓。
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キャップシール、コルクとも名前入り。

コルク平面化。
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DIAM5でした。

Alc.13%。(pH:4.18、Brix:6.1)
ゴールドイエロー。
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リンゴ、白い花。
やはり、樽感はありません。
辛口アタック。
柑橘系の酸。
ミネラルというより塩味を感じます。
「ブルゴーニュのシャルドネっ」という貫禄は感じますが、
特筆すべき良さも今ひとつ見当たらない感じす。

マコネの限界でしょうか…。
ルフレーブなんかすごくうまく作ってるんですがね~。
よ~し、プイィ・フュイッセの1級探すぞ!(笑)


*****


Louis Jadot
Mâcon-Azé 2018
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

Gavelot Chardonnay 2019 Limoux AOP

カルディで1500円ほどのお手頃価格で売っているシャルドネですが、南仏ラングドックのAOCリムー(AOC Limoux)というだけでお買い求め。エチケットを見る限り、このワイン自体や作り手を深掘りするのは難しそうですが、リムーのシャルドネを味わいながらAOCリムーの深掘りだけでもしておくとしましょう。(笑)

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いろいろググってみましたが、どこかの協同組合だとは思いますが、案の定全く素性がつかめず。裏ラベルにポストコードらしきものがありましたが「モンペリエ」のものです。あとでラングドックの地図を見るとわかりますが、モンペリエはリムーからは結構離れています。カルディのサイトもほぼ情報ゼロ。今回はさすがに作り手探求はあきらめます。(笑)

せっかくなので、表ラベルにあった表記「Mis en bouteille dans la région de production」を深掘りしておきます。そこそこのワインを飲んでいたらあまり見ない表記です。(笑)

Mis en bouteille dans la région de production(生産地域にて瓶詰め)
これは「醸造したところとは別の場所で」瓶詰めした場合に表記されます。大抵はその地域か、その近くのネゴシアンによるものと考えたら良さそうです。AOCをうたってる場合はその域内もしくはその近くになるので少しマシと言えばマシです。(笑)

Mis en bouteille au château(シャトーにて瓶詰め)
Mis en bouteille au domaine(ドメーヌにて瓶詰め)
Mis en bouteille à la propriété(所有されている地所にて瓶詰め)
これらはよく見ますね。シャトーやドメーヌで生産から瓶詰めまで一貫してやってることがわかります。気を付けないといけないのは、「propriété(自地所)」は「共同組合のセラー」の意味を含むところです。なぜなら、大抵の生産者は所属する協同組合の株主であり、「自分の地所にて」をうたう権利を持っているからです。

Mis en bouteille par ~(~によって瓶詰め)
これは誰が瓶詰めをしたかだけを示すもので、大抵は「第3者」、つまりはネゴシアンです。


さて、ラングドック・ルシヨンをGoogle Map上で見て、AOCリムーを確認しましょう。
Languedoc_Roussillon
カルカッソンヌ(Carcassonne)の近く。AOCマルペールの南、AOCコルビエールの西側です。地図にも示していますが、赤・白・泡が認められたAOCです。

しかしながら、赤が認められたのが2003年のヴィンテージからと比較的最近で、もともとは白のみ、そのルーツは泡のAOCでした。リムーの発泡性ワインのルーツは1531年まで遡り、シャンパーニュよりも1世紀早く「世界最古の発泡性ワイン」はリムーなんだそうです。まとめると…。

<1938年制定AOC>
・Blanquette méthode ancestrale(=Limoux méthode ancestrale):弱発泡白
・Blanquette de Limoux(=Limoux blanquette de Limoux):発泡白

<1959年制定AOC>
・Limoux blanc:辛口白

<1990年制定AOC>
・Crémant de Limoux:発泡白

<2004年制定AOC>
・Limoux rouge:辛口赤

以上のような流れですが、始祖はやはり最初の2つ。AOC Limoux +「補助表記(Méthode ancestrale / Blanquette de Limoux)」が正式ですが、旧表示も認められています。
Blanquette méthode ancestrale は、モーザック(Mauzac)100%から作られ、「先祖代々の方法(méthode ancestrale)」の名の通り、瓶内で発酵・熟成を完結させるためオリが残った状態で濁りがあり、(糖の添加もないので)アルコールも7%程度と低くなります。
Blanquette de Limoux は(リキュール・ド・ティラージュを添加する)瓶内二次発酵なので多少モダンになりました。ただし、後にさらにモダンな Crémant de Limoux が制定されたとき、Blanquette de Limoux はモーザック(Mauzac)90%以上の使用が義務化されます。これら2つの古い発泡性のAOCは、Crémant de Limoux に置き換えられてもおかしくなかったんですが、製法や品種を古くさいままにすることでなんとか共存することができたというわけです。しかし、ワインを知ろうとする学習者にとっては複雑になって迷惑な話です。(笑)

これがリムーの歴史の象徴ともいえるモーザック(Mauzac)です。
Mausac
南西地方の AOC Gaillac(blanc)/AOC Gaillac premières côtes でもモーザックは主要品種であり、実は起源はそっちの方らしいです。因みに、Mauzac Rose というピンクの果皮の種類と Mauzac Noir という黒ブドウがあるんですが、ロゼの方はモーザックの色変異種であるものの、ノワールの方は血縁関係のない全く別の品種だそうです。

Crémant de Limoux は、シャンパーニュ以外のスパークリングに「クレマン」という用語が導入された波に乗って制定されたモダン対応(笑)のAOCです。よって、人気のシャルドネ、シュナン・ブランが主要品種になります。規定は細かいのですが、まとめると、シャルドネが40%以上、シュナン・ブランが20%以上、シャルドネ、シュナン・ブラン合わせて最大90%で、これに補助品種としてモーザック、ピノ・ノワール合わせて10~40%(モーザックは最大20%)を加えます。また瓶内熟成期間は9ヶ月とされ、Blanquette de Limoux も同じく9ヶ月です。

AOC Limoux(blanc)はシャルドネ、シュナン・ブラン、モーザックが使えますが、モーザックは必ず15%は入れないといけません。また、オーク樽での熟成が義務付けられています。これはラングドックのAOCとしては唯一の樽熟が義務付けられた白ワインだそうです
さて、ということは今日のこのワインAOC Limoux ですから、モーザックが15%入っていて、かつ樽熟成をしているということです。無名のお手頃ワインですが、ただのシャルドネと言われるよりなんだか上等な気がします。(笑)

AOC Limoux(rouge)はメルロー主体と覚えておけばいいですが、メルローは45~70%の範囲であり、最低20%はコ(Côt=マルベック)、シラー、グルナッシュをブレンドします。カベフラ、カベソーも使えますが合計で35%を超えてはいけません。

詳しくは、AOC Limoux の公式サイトというのがありますのでご参考ください。



さて、AOC Limoux の範囲をINAOの地図で見るとこうなっています。
Limoux01
リムーを含む41のコミューンが対象です。

パッとしない地図なのでやっぱりですがGoogle Mapに重ねてみます。
Limoux03
AOC Limoux の公式サイトによればこの中に57の生産者がいます。


一応、エチケット平面化画像。
IMG_4816
正体不明のワインでしたが、AOC Limoux からある程度わかりましたね。モーザックが15%以上ブレンドされていて、樽熟をしているということ。(ホントかな…。笑)

ラングドック・ワインの公式ページをやっている、ラングドックワイン委員会(CIVL=Conseil Interprofessionnel des Vins du Languedoc)はAOCを以下のようにランク付けし分類しています。リムーはグラン・ヴァンですね。

<Crus du Languedoc>
・AOC Corbières-Boutenac
・AOC La Clape
・AOC Minervois-La Livinière
・AOC Pic-Saint-Loup
・AOC Terrasses-du-Larzac

<Grands Vins du Languedoc>
・AOC Cabardès
・AOC Clairette-du-Languedoc
・AOC Corbières
・AOC Faugères
・AOC Fitou
AOC Limoux
・AOC Malepère
・AOC Minervois
・AOC Muscat-de-Frontignan
・AOC Muscat-de-Lunel
・AOC Muscat-de-Mireval
・AOC Muscat-de-Saint-Jean-de-Minervois
・AOC Picpoul-de-Pinet
・AOC Saint-Chinian

<Appellation Régionale>
・AOC Languedoc

<Dénominations Régionales>
・AOC Languedoc Cabrières
・AOC Languedoc Grès de Montpellier
・AOC Languedoc La Méjanelle
・AOC Languedoc Montpeyroux
・AOC Languedoc Pézenas
・AOC Languedoc Quatourze
・AOC Languedoc Saint-Christol
・AOC Languedoc Saint-Drézéry
・AOC Languedoc Saint-Georges-d'Orques
・AOC Languedoc Saint-Saturnin
・AOC Languedoc Sommières
・AOC Saint-Chinian Berlou
・AOC Saint-Chinian Roquebrun


さあ、抜栓。
IMG_4950
完全無印(笑)。しかし、DIAM1ではあります。

Alc.13%。(pH:4.48、Brix:6.2)
オレンジ系のイエロー。
IMG_4951

青リンゴ、花梨、白桃シロップ漬け。
酸を先に感じる辛口アタック。
と思ったら、それほどの酸味は感じず、
フレッシュな軽さに苦味様の風味が加わるなかなかのバランス。
ただし、水臭いとまではいかないながら、やっぱり軽め。
樽らしきものも感じませんね。

シャルドネってこんなだっけ?と思いますが、
15%以上入ってるはずのモーザックのせいだったりして…。


*****


Gavelot Chardonnay 2019
Limoux AOP
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Montes Alpha Chardonnay 2018

チリのシャルドネをいただきます。モンテスのちょっといいレンジのモンテス・アルファです。モンテスは Montes Alpha M や Purple Angel など赤のいいのはいろいろ試してますが、そう言えば白はこれが初めてですね。チリでは間違いない作り手ですから楽しみです。

IMG_4802
モンテスは1987年創業とチリでは新しい方です。この年にリリースしたモンテス・アルファのカベルネ・ソーヴィニヨンが最初のワインだそうですが、これがいきなりの高評価。以降、チリのプレミアムワインとして国際市場への道を切り開いていく先駆者となったそうです。

公式ページはさすがチリのトップブランドという感じです。情報も豊富。

今日のシャルドネもヴィンテージ毎にデータシート完備。
・シャルドネ 100%
3種類の違うやり方で作った(MLFやったりやらなかったりとか…)ワインを最後にブレンド、35%のみをフレンチオーク樽で12ヶ月の樽熟成だそうで、なんだかややこしいことをやってます。

ブドウは D.O. Aconcagua Costa からとなっています。この D.O.(Denominación de Origen)について深掘りをしておきたいと思います。なぜなら、これはお馴染みの D.O. Aconcagua Valley とは別で、2012年に新たに設定された D.O. になるからです。いったいどのエリアになるのかということを、バルパライソ州のGoogle Mapで確認してみましょう。
Montes03
バルパライソ州は首都サンティアゴのある首都州を取り囲むように太平洋側に広がっており、アコンカグア・ヴァレーのみならず、カサブランカ・ヴァレー、サン・アントニオ・ヴァレーまでを含めてアコンカグア・リージョンRegión Vitícola de Aconcagua)を形成しています。

チリでは2011年に新しい原産地呼称表示の制度が導入されていまして、
 ●コスタ(Costa =海岸)
 ●エントレ・コルディジェラス(Entre Cordilleras =山脈の間の平地部分)
 ●アンデス(Andes =アンデス山脈)
の3つの地理条件をD.O.に付記できるようになっています。

じゃあ、D.O. Aconcagua Costa は D.O. Aconcagua Valley(Valle del Aconcagua)+ Costa なのかというとさにあらず、この翌年の2012年に別個に独立したD.O.として設定されたものになります。
Google Map上に(Costa)をつけた産地、アコンカグア・リージョンの海岸側の部分になります。つまり、アコンカグア・ヴァレーのコスタ(Zapallar と Quillota)+カサブランカ・ヴァレー+サン・アントニオ・ヴァレーという、海岸線に沿った広大な D.O. です。

今日のワインのラベルを見ると「Casablanca Vineyard」と書いてます。ブドウはモンテスのカサブランカ・ヴァレーの畑からだということです。(写真はモンテス公式サイトから)
Montes01
先ほど見たようにカサブランカ・ヴァレーもDOアコンカグア・コスタ(D.O. Aconcagua Costa)の一部ですから、DOアコンカグア・コスタを名乗ってもいいわけです。
実際、2017年のヴィンテージまで D.O. Casablanca Valley 表示でした。何を思ったか、2018年のこのワインからDOアコンカグア・コスタに変えたようです。真相はよくわかりませんが、おそらくアコンカグア・ヴァレーのコスタにあるサパジャール(Zapallar)の畑を所有してるからなんでしょう。同じく所有のカサブランカとレイダの畑と一緒に打ち出せますからね。

アコンカグア・リージョンの DO、サブリージョン、エリア、付記される地理条件のまとめです。
Región vitícola de AconcaguaValle del AconcaguaZapallar
Quillota
Hijuelas
Panquehue
Catemu
Llay-Llay
San Felipe
Santa María
Calle Larga
San Esteban
Costa
Costa
Entre Cordilleras
Entre Cordilleras
Entre Cordilleras
Entre Cordilleras
Entre Cordilleras
Andes
Andes
Andes
Valle de CasablancaCasablancaCosta
Valle de San AntonioCartagena
Algarrobo
Costa
Costa
Valle de LeydaSan Juan
Santo Domingo
Costa
Costa
Valle del Marga-MargaQuilpuéCosta














(出典:Anexo:Regiones vitícolas de Chile

A

このあたりをしっかり調べたいんですが、SAG(Servicio Agrícola y Ganadero =農業牧畜庁)のサイトを見てもバッチリの資料ってないんですよね~。まあ、飲みながら調べながら、ぼちぼち追記・修正をしていくとしましょう。(笑)


ところで、モンテスの本拠地はコルチャグア・ヴァレーにある「Apalta Vineyard」です。リベルタドール・ヘネラル・ベルナルド・オイギンス州のGoogle Mapに示しましたのでご確認を。
Montes02

これがそのモンテスの発祥の地であり、本拠地です。とっても近代的な施設。
Montes00
右にモンテスの拠点がわかる地図をつけています。北はサパジャールから南はイタタまで6拠点あるようです。


ラベル平面化画像。
IMG_4777
裏ラベルはエノテカ貼り替えですね。


さあ、抜栓。
IMG_4799
キャップシールはネックの模様含め高級感があります。コルクはこの「MONTES ALPHA」が2回繰り返しなだけなので平面化はしません。

Alc.14.5%。(pH:3.95、Brix:6.8)
ゴールドイエロー。
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リンゴ、シトラス、ナッツもあります。
キレのいい酸が乗った辛口アタック。
苦味もあるライムな感じの味わい。
いきいきした果実味たっぷりです。

案外、期待したのよりあっさり系でした。
こってりしすぎたシャルドネよりいいかも。


*****


Montes Alpha Chardonnay 2018
D.O. Aconcagua Costa
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Bonneau du Martray Corton-Charlemagne Grand Cru 2008

ボノー・デュ・マルトレイのコルトン・シャルルマーニュをお試し。所有畑11.9haは全てグラン・クリュで、そのワインのほとんど(9.5ha)がモンラッシェと並び最高峰の白ワインと称えられる特級畑コルトン・シャルルマーニュといいます。そんな弩級ワイン、当然のごとくバイザグラスの試飲です。しかし、ほんと半年ぶりくらいです、都会に繰り出してのテイスティングは…。

IMG_0290
ブルゴーニュの生産者の中での特級畑のみを所有するのは、このボノー・デュ・マルトレイとDRCだけだそうですね。2000年から有機農法、2004年からはビオディナミをスタートし、 2011年には100%ビオディナミになってるんだそうです。すんごいビオワインでもあるってわけです。
2017年には、なんとカリフォルニアのカルトワイン、スクリーミング・イーグルに買収されています。

公式ページは、さすが一流といった貫禄がありますね。

ワイン紹介も、特級コルトン・シャルルマーニュと特級コルトン(赤)の2種類だけですからシンプルです。
・シャルドネ 100%
データシートも完備なんですが、残念ながら2010年以前が載っていません。樹齢40~60年のブドウ。100%除梗。樽は大樽とありますが熟成期間ははっきり書いてませんね。


ドメーヌ訪問。ペルナン・ヴェルジュレス(Pernand-Vergelesses)の集落内です。
BonneauDuMartray01
コルトンの丘が目と鼻の先。当然、所有畑もすぐ近くってことでしょう。


ボノー・デュ・マルトレイの所有畑を確認する前に、コルトン・シャルルマーニュとコルトンのおさらいをしておきましょう。以前も描いていますが改めてGoogle Map上に描き直してます。
AloxeCorton00
後ほど詳細のAOC地図は載せるとして、ここでは特級(Grand Cru)のコルトン・シャルルマーニュ(Corton-Charlemagne)とコルトン(Corton)、1級(Premier Cru)のアロース・コルトン(Aloxe-Corton)に絞って、その範囲を示しています。まず、コルトン・シャルルマーニュの範囲(青色)がアロース・コルトン村だけでなく、ペルナン・ヴェルジュレス側とラドワ・セリニー(Ladoix-Serrigny)側までハミ出してることをご確認ください。

コルトン・シャルルマーニュの範囲では、赤を作るとただのコルトンになってしまいます。 ボノー・デュ・マルトレイの所有畑は地図中の「En Charlemagne(ペルナン・ヴェルジュレス側)」と「 Le Charlemagne(アロース・コルトン側)」のコルトン・シャルルマーニュ対象の畑しかありませんので、この中で一部にピノ・ノワールを植えて敢えてコルトン(ルージュ)として出しています。

コルトンの丘に近い最上部がコルトン・シャルルマーニュという訳ですが、斜面を少し降りたその周りに白を作ってもコルトン・シャルルマーニュを名乗れずにただのコルトンになってしまう特級畑(赤色)が広がっています。この「ただのコルトン白」の特級畑はラドワ・セリニー(Ladoix-Serrigny)側までハミ出ています。とはいうものの、コート・ド・ボーヌで唯一の赤の特級畑であり、赤・白両方認められてるというのもここだけ。やっぱり、すごいんです。

そのさらに周囲になる1級畑はコルトンではなく「アロース・コルトン」という村の名前になります。ペルナン・ヴェルジュレスとラドワにもその村名の1級畑が当然ありますから、当たり前じゃんかと思われるでしょうが、非常にややこしいことに、地図を見てお分かりのように、ラドワ・セリニー側にもアロース・コルトンという1級畑があるのです。 もうカルトクイズの世界です。ここらへんはINAOさん、わかりやすくしておいて欲しいところです。(笑)

これが公式サイトから拝借したボノー・デュ・マルトレイの所有畑を示した地図です。
AloxeCorton02
ペルナン・ヴェルジュレス側のアン・シャルルマーニュ(En Charlemagne)とアロース・コルトン側のル・シャルルマーニュ(Le Charlemagne)の畑のかなりの部分を所有しています。ル・シャルルマーニュの一部でピノ・ノワールの赤(コルトン)を作っていることもわかりますね。

アロース・コルトン(Aloxe-Corton)のAOC地図です。
AloxeCorton01
すでにおさらいした通りです。逆に一番わかりやすい。

ペルナン・ヴェルジュレス(Pernand-Vergelesses)がこれ。
olivierleflaive_28pernand_vergelesses_16177
アン・シャルルマーニュ(En Charlemagne)の畑は先ほど見た通り、白のコルトン・シャルルマーニュ(Corton-Charlemagne)と赤のコルトン(Corton)の特級畑。また、1級畑に一部、赤を作ると村名になってしまうところがありますね。

これがややこしいラドワ・セリニー(Ladoix-Serrigny)です。
Ladoix-Serrigny
ここに、困ったことにアロース・コルトンの特級から1級まで揃っています。ここはAOCの時は「ラドワ・セリニー(Ladoix-Serrigny)」ではなく「ラドワ(Ladoix)」のみで呼びます。さらに、赤を作ると村名になる1級畑の他、白を作ると村名になる1級畑もあります。もう勘弁して~。


エチケット平面化画像。
IMG_0292
裏ラベルに出荷されたのが2019年の7月と書いてますね。10年以上寝かせてたってこと?


さあ、いただきましょう。
IMG_0296
キャップシール、カッコいいです。

Alc.13%。
蜜のようなゴールド。
IMG_0291

白い花、あんずのジャム。
辛口アタック。
酸も後からじんわり効いてきますが、
苦味様の複雑味と拮抗して、
何とも言えないハーモニーです。
青りんご…っぽい辛口の果実…も感じます。
キリッとした印象。
おいしいではありますが、
なんとも正体が掴みづらい。
パーカーおじさんは94点だそうです。(笑)


*****


Bonneau du Martray
Corton-Charlemagne Grand Cru 2008
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Louis Jadot Bourgogne Blanc Couvent des Jacobins 2018

ブルゴーニュの超大手かつ名門、メゾン・ルイ・ジャドの白をいただきます。と言ってもAOCブルゴーニュですし、「おまけ」で付いていたルイ・ジャドのロゴ入りエコバッグが欲しかったのでゲットしてしまっただけなのですが…(笑)。最近は酒屋でもレジ袋をくれないので、ルイ・ジャドのエコバッグがあればワインを買った時に重宝しそうです。

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ルイ・ジャド社は1859年に創立、ブルゴーニュでも有数のネゴシアン・エルヴール(Négociant éleveur)です。ネゴシアン・エルヴールとは、ネゴシアンが生産者から樽でワインを買い付け、熟成やアッサンブラージュを行って瓶詰めするものです。シャンパーニュで言うところの、ネゴシアン・マニピュラン(Négociant Manipulant, NM)ですね。なので、コート・ドールの特級畑もいっぱいやってますが、北はシャブリから南はボジョレーまで広大な範囲をくまなくカバーしてるというのも、とても大手らしい感じです。

で、おまけでワインに付いていたエコバッグがこれ。
IMG_0284
正直、ショボいですが(笑)、ワインを入れるのにはルイ・ジャド、いいんじゃないでしょうか。


公式ページは大手の貫禄があります。ルイ・ジャドがワインを出しているブルゴーニュ各地を上空からぐるぐる回れる効果(ページ)が何気にすごいです。一度ご覧あれ。

今日のAOCブルゴーニュ・ブランは当然のようにブルゴーニュ各地からのブドウをアッサンブラージュです。コート・ドールを始め、コート・シャロネーズ、マコンのヴィレ・クレッセ(なぜかここだけピンポイント。笑)からなんだそうで。
・シャルドネ 100%
伝統的な製法で醸され、熟成は自社製造(さすが!)のオーク樽とステンレスタンクの併用で8~10ヶ月だそうです。


ルイ・ジャドを訪問しますが、Google Mapが指し示すのがここです。
Louis-Jadot-01
ボーヌの郊外で、かなり大規模な施設になります。

本社はボーヌの町の中にありました。市街地で、看板も上がってません。
IMG_0283
今日のワイン、AOCブルゴーニュの名前になっている Couvent des Jacobins(ジャコバン修道院)というのが本社のすぐ隣にあります。1500平米の広さの地下セラーがこの隣接するジャコバン修道院の地下へとつながっているんだそうです。ということは、この修道院ってルイ・ジャドのもの?


今日のワインのブドウの出どころが、コート・ドール、コート・シャロネーズ、マコンのヴィレ・クレッセということなんで、ブルゴーニュ全図で確認しておきましょう。
Louis-Jadot-03
いつもと違うフリーマップを貼ってみました。あんまり出来は良くなさそうですが、全体を俯瞰するには、まあいいでしょう。ボジョレーが入ってないのが面白いですね。

マコンのヴィレ・クレッセ(Viré-Clessé)の位置をINAOの地図で確認しておきます。
Louis-Jadot-02
AOC Viré-Clessé は村名AOCで、地図のとおり対象のコミューンが以下の4つです。
・Montbellet
・Viré
・Clessé
・Laizé
ヴィレとクレッセだけじゃないのでご注意を。


エチケット平面化画像。
IMG_4334


さあ、抜栓。
IMG_4473
キャップシールにはエンボスで名前入り。

コルク平面化。
IMG_4474
ミレジム表示はなし。DIAM5を採用です。

Alc.13%。(pH:4.08、Brix:6.0)
イエローゴールド。
IMG_4475

シトラス、白桃、白い花。
樽はやはりかすかです。
甘夏のような酸がきつくない柑橘系の風味。
貫禄はないんですが、つまらない味ではないです。

ブルゴーニュ白の良さの最低限はクリアって感じでしょうか。
大分の中津からあげにめっちゃ合いました。(笑)


*****


Louis Jadot
Bourgogne Blanc
Couvent des Jacobins 2018
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Domaines Leflaive Mâcon-Igé 2018

ピュリニー・モンラッシェ随一の作り手ドメーヌ・ルフレーヴ。ブルゴーニュ白の最高峰という評もあります。グラン・クリュ、プルミエ・クリュは普段当然手が出ませんが(笑)、ルフレーヴは2004年からマコネに進出し、お手頃なシリーズを出してくれてますので、その実力の片りんを味わうことができるのはありがたいです。前にマコン・ヴェルゼ(Mâcon-Verzé)2014を試しましたが、そこらへんの中途半端な白とは一線を画す味わいに驚いたのもです。マコネでのラインアップは年々拡大してるようで、今日は新着マコン・イジェMâcon-Igé)をお試しします。


IMG_3694
ドメーヌ・ルフレーヴは、500年続く歴史を持つピュリニー・モンラッシェの名門。20世紀初頭にジョゼフ・ルフレーヴが一族の畑を相続してドメーヌを設立します。現在ルフレーヴはピュリニー・モンラッシェにおよそ25haの畑を所有する大ドメーヌで、その大部分をグラン・クリュとプルミエ・クリュが占めています。つまりは、庶民にはほぼ手を出すスキがないってことです。(笑)
ということで、マコネから作られるお手頃ルフレーヴは非常に魅力的なわけです。まあ、ピュリニーと比べてですので、びっくりするほど安いわけではないですが…。(笑)


公式ページは、さすが名門、オシャレでかっこいいです。

マコン・イジェはまだ新しいからか載ってませんね。なのでインポーターサイト情報から。
・シャルドネ 100%
1986~1989年に植えられたブドウを、ビオディナミで栽培してるそうですが、ルフレーヴは認証こそ取っていませんが、すべての畑でビオディナミなんだそうです。
手摘み収穫、卵型のセメントタンクと木製の大樽で発酵、そのまま12ヶ月熟成。その後ステンレスタンクへ移し4ヶ月熟成だそうです。


ヴェルゼにある醸造施設は2004年にヴェルゼの畑を取得した時に一緒に買ったそうで、マコンのルフレーヴはここが拠点のようですね。Google Mapで探したんですが、たぶんここです。
Ige00
実はこの施設で作られたワインは、本家ピュリニー・モンラッシェと区別するため「Domaine Leflaive」名を「Domaines」と、「」をつけてラベル表示されます。

さあ、ヴェルゼやイジェがどの辺りになるか、地図で確認します。
Ige01
本拠地ピュリニー・モンラッシェのあるコート・ド・ボーヌからは間にコート・シャロネーズを挟んで、車で南下すること1時間ほどの距離です。イジェ村は、ヴェルゼ村のすぐ北側です。

ルフレーヴの畑の場所はわかりませんが、ヴェルゼ村とイジェ村の境に降り立ってみます。
Ige02
いい雰囲気の畑が広がっていて、ルフレーヴも北へ畑を買い増して行ったんでしょうね。
ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)が立てたと思しき看板には「Mâcon Igé」、「Mâcon Verzé」と表示されていますが、AOCとしては正確には「Mâcon Villages」で、地区名マコネMâconnais)にある地域名レジョナルAOCです。ただし「Villages」の代わりに生産地の村名を入れて名乗れますので、こういう表記になるわけです。
ただ、ルフレーヴの公式サイトではマコン・ヴェルゼ(Mâcon-Verzé)を「村名」に分類しているのがちょっと気になります。(笑)

そのルフレーヴの公式サイトで、マコン(Domaines Leflaive)の案内冊子がこのページからダウンロードできることを発見。PDFになりますが、マコン(Domaines Leflaive)情報満載です。
Ige05
ルフレーヴがマコンのシリーズにどれだけ力を入れてるのかがわかる内容です。
畑毎の詳細の説明があるのですが、ヴェルゼの施設ではプレスだけして、翌日にはマストの状態でピュリニー・モンラッシェに移され、醸造はピュリニーにてピュリニーのチームが担当するそうです。なるほど、Domaines と複数形になるのは2ヶ所に渡って作られるからかな?
しかし「マコンのルフレーヴ(Domaines Leflaive)も大切なルフレーヴの一部である」なんて書いてあって、その志になんだかうれしくなりますね。

なんと、その冊子にマコンの畑の所在詳細の地図がありました。
Ige04
 Pouilly-Fuissé、Mâcon-Solutré、Saint-Véran、そして今日の Mâcon-Igé と、どんどん畑を広げていってるのがわかります。

こういう情報があれば、Google Mapに重ねると畑の正確な場所がわかります。(笑)
Ige03
地図の正確性を信じれば、どの区画かまでわかりますね。

今日の Mâcon-Igé の畑も場所が判明したので行ってみました。
Ige06
ちょっと季節が悪いですが、畑名が「En Blandayan」ということもわかりました。(笑)


エチケット平面化画像。
IMG_3621
裏ラベルにマコンのルフレーヴの説明があります。2004年来、なぜマコンに進出してきたのか、ビオディナミをやってること、専用セラー・専用チームが醸造に当たり、Domaines Leflaive とラベル表示されることなんかがちゃんと書かれています。

その裏ラベルを隠していなかったインポーターシールは別撮り。
IMG_3627
ラック・コーポレーション、えらい。


さあ、抜栓。
IMG_3688
キャップシールも Domaines Leflaive のエンボス。

コルク平面化。
IMG_3689
Mâcon-Igé 専用品ですね。DIAMっぽいですが表記はなし。
ミレジムも横にちゃんとありました。

Alc.13.5%。(pH:3.63、Brix:6.3)
ゴールドイエロー。
IMG_3692

ライム、青リンゴ。
バニラ、香ばしくもあるうっとりする香り。
ほのかな甘みと酸味が乗った辛口アタック。
とろみとも感じる舌触りは秀逸です。
ふくよかなボディーってやつも感じます。
余韻で酸がうまく立ち回って最後まで楽しめます。
やっぱり白ワインの最高点(80点)が付きました。


*****


Domaines Leflaive
Mâcon-Igé 2018
WWWポイント 80点



WhiteWhiteWine01

丹波ワイン 京丹波 Chardonnay 2018

旅行や遠出がしづらい今日この頃ですが、つい京丹波へ足が向いてしまいます。
夏の田舎風景を堪能するというのもありますが、やはり丹波ワインへ寄ります。
白を試してなかったなということで、今回はシャルドネを買い求めました。
丹波ワインはいろんな品種をやってるので、リピーターとしてはありがたいです。


IMG_3438
漫画「神の雫」では丹波ワインのピノ・ブランが登場(39巻)してましたね。
なんでも丹波ワインは試験栽培も含め48種の品種をやってるそうです。
その内、ワインになるのは現在10種類ほどだそうですが、それでも多いですね。

秋には大本命のピノ・ノワールが出てきます。耳寄りな情報を聞いたのですが、
今年出すピノは超絶いい出来で、全数VV(Vieille Vigne)として出すそうです。
VV化は、自社畑のピノ・ノワールがすべて樹齢30年に達したからだそうです。
社内で試飲をした中の人が教えてくれたので間違いないです。これは楽しみ~。


公式ページです。ブログ形式の四季情報もなかなか読みごたえがあります。

ワイン情報はショップサイトを見ることになります。
・京都丹波産シャルドネ 100%
フランス産小樽で樽発酵、樽熟成をし、MLF(マロラクティック発酵)を行い、
シュール・リーを行っているとのこと。熟成期間は不詳。


丹波ワイン訪問。毎度のことなので、前と同じ写真。(笑)
IMG_0079
ショップは右手、駐車場は左手にあるので、いつもこの前を横切るわけです。

丹波ワインの自社畑をGoogle Map上に示すとこうなります。
Tamba001
今日のシャルドネは向上野圃場からですね。サンジョヴェーゼも同じ畑です。

その向上野圃場(Mukaino Vineyard)へ行ってみましょう。
SDIM6660
いい天気でしたが、暑い、暑い、暑すぎる日でした…。

これかな~っと寄りの写真も撮ってみました。
SDIM6661
べレゾン前のサンジョヴェーゼかもしれませね。(笑)


エチケット平面化画像。
IMG_0162
1,092本の生産でシリアルナンバー入り。一応いつもナンバーは選んでます。(笑)


さあ、抜栓。
IMG_3433
最近はもっぱらテクニカルコルクですね。

コルク平面化。
IMG_3434
ノマコルクっぽいんですが、どこのメーカーでしょうか?

Alc.12%。(pH:4.01、Brix:5.9)
軽くオレンジ味帯びたイエロー。
IMG_3436

青リンゴ、バニラ、バター。
シャルドネの王道のような香り。
きれいな酸がある辛口アタック。
果実味は控えめながら、豊かなボディー。
ミネラルもうまく絡んでバランスはいいです。
エレガントというのはこういうのでしょうね。
微量の苦味も最後までいい仕事しています。

京都の熱い夏を癒やしてくれる、極上のシャルドネでした。
やはり、日本ワインとして丹波ワインはレベル高し。


*****


丹波ワイン
京丹波シャルドネ 2018
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Umani Ronchi Le Busche 2017 Marche Bianco IGT

以前モンテプルチアーノを試したウマニ・ロンキの白をコストコで発見。
IGTマルケで、ヴェルディッキオとシャルドネのブレンドとPOPにあります。
マルケ州のヴェルディッキオか…。王道だし夏場に合うな~っと思ってゲット。
帰って公式サイトを見ると、なんとシャルドネ100%とあります。エェ~ッ!?


IMG_3305
ウマニ・ロンキの古くからのラインナップで、1986年がファースト・リリース。
当初、シャルドネとヴェルディッキオのブレンドだったのは間違いないようですが、
(+少々のソーヴィニヨン・ブラン)90年代後半からシャルドネ100%だそうで。
同社は他にヴェルディッキオ100%を、Castelli di Jesi Verdicchio DOCなど、
いろいろラインナップしてるので、逆にこれはシャルドネ押しに変更したようです。
コストコさん、POPの内容は正確にお願いしますよ~。信用ならんな~。
しかし、ヴェルディッキオでないのは何となく悲しい。また課題が増えました。(笑)


公式ページはよく出来ていて情報量もしっかり。

・シャルドネ 100%
トノー樽で発酵、6ヶ月の熟成後瓶詰め、さらにボトルで6ヶ月寝かしてリリースです。

ブドウは、ヴェルディッキオの畑、カステッリ・ディ・イエージ(Castelli di Jesi)
からだそうで、そこは96%がヴェルディッキオで、2%シャルドネが植えてあるそう。
(残り2%はソーヴィニヨン・ブラン)
Verdicchio dei Castelli di Jesi DOCCastelli di Jesi Verdicchio Riserva DOCGはここからですね。
このDOC/DOCGを詳しく調べようと思っていましたが、また次の機会に。(笑)

代わりに、Marche IGT(Indicazione Geografica Tipica)について触れておきます。
マルケ州対象のIGT(=IGP;Identificazione Geografica Protetta)になりまして、
1995年制定、指定品種を使えば赤・白・ロゼ・泡、なんでもありです。
指定の品種もDOCほどの条件はなくユルユルです。白品種をアルファベット順で挙げます。

Albana、Biancame、Bombino Bianco、Chardonnay、Fiano、Friulano、Grechetto、
Maceratino、Malvasia、Manzoni Bianco、Montonico Bianco、Moscato、Mostosa
Passerina、Pecorino、Pinot Bianco、Pinot Grigio、Riesling、Sauvignon Blanc、
Trebbiano、Verdicchio、Vermentino、Welschriesling (Riesling Italico)

国際品種、イタリア土着品種、なんでもありですね。もちろんシャルドネもOK。
品種を表記する場合は85%以上使う必要があります。シャルドネ100%のワインなら、
Marche Chardonnay IGTと表記できます。 
なのに、今日のワインはわざわざMarche Bianco IGTと書いています。なぜに?
だからヴェルディッキオと勘違いして買っちゃう人がいるわけです。(笑)


マルケ州の州都アンコーナから南に車で15分でウマニ・ロンキに到着です。
UmaniRonchi01
もともとは、内陸のヴェルディッキオの産地であるイエージ(Jesi)の近く、
Cupramontanaが発祥の地らしいです。

所有畑はマルケ州とアブルッツォ州に3拠点、計210haにもなるそうです。
UmaniRonchi02
公式ページの地図がわかりやすいので拝借しました。本拠地の場所も追記。


ラベル平面化画像。
IMG_3218
Marche Biancoとしてるのは昔の名残りでしょうが、シャルドネ100%ならそう書いてよ。(笑)


さあ、抜栓。
IMG_0144
コルクは名前入り。シンボルマークがキャップとコルク横にも。ミレジムなし。

Alc.13%。(pH:3.64、Brix:6.0)
かすかに緑がかったゴールドイエロー。
IMG_3312

ライム、青い葉っぱ、花かも。
辛口アタック。
ちょっとはしゃいだ酸が出てきます。
やはり青いライムの味わいです。
苦味がかすかにあるのがいい感じ。
和食に合うシャルドネでした。

しかし、ヴェルディッキオ飲みたかったな。
上等ヴェルディッキオを探すのが課題になりました。(笑)


*****


Umani Ronchi
Le Busche 2017
Marche Bianco IGT
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Domaine des Comtes Lafon Meursault Clos de la Barre 2017

ムルソー最高峰とも言われるコント・ラフォンの、クロ・ド・ラ・バール2017。
村名ですが、ラフォン家の庭の如く隣接するコント・ラフォンのモノポールです。
最新ヴィンテージがお試しできるとあって、コロナ禍の中行ってきました。(笑)


IMG_0120
19世紀から続くムルソーの名門ドメーヌであり、コシュ・デュリと共に双璧を担う、
ブルゴーニュ最上の白の偉大な造り手というのが、コント・ラフォンの枕詞です。

以前、コント・ラフォンがマコネで作るレ・ゼリティエ・デュ・コント・ラフォン
(Les Héritiers du Comte Lafon Mâcon-Milly-Lamartine 2014)を試しましたが、
それほどの驚きはなかったんですよね。やはり本家を試さないとですね。(笑)


公式ページは質素な感じ。まあ、情報があるだけマシかな。

・シャルドネ 100%
アペラシオンごとの醸造の説明はなく、新樽率や熟成期間は年毎に変わるようです。
だいたい18~22ヶ月のようで。

畑の説明はしっかりあり、クロ・ド・ラ・バールは敷地のすぐ裏に2.1ha広がり、
石垣で囲まれたコント・ラフォンのモノポールであることを自慢げに書いています。
内0.8haは1950年植樹の樹齢70年のVVです。残り、0.8haは1975年植樹の樹齢55年、
0.5haは1999~2004年植樹の比較的若木になります。
あと、酸味が顕著なので5~7年寝かせて酸を落ち着かせるようにと書いています。
ということは、今日はまだ3~4年早いんでしょうか。
因みに、パーカーおじさんは今年1月にこの2017年を試し、92+点をつけています。

そう言えば、Les Héritiers du Comte LafonのMâcon-Milly-Lamartine 2014を試したときも、
酸味がどうも気になって、いい評価ができませんでした。これも早かったのかな?


ムルソーの市街地にあるドメーヌへ行ってみます。
ComtesLafon01
このまま、塀伝いに右方向へ行くと、塀は畑の石垣に繋がっています。

クロ・ド・ラ・バール(Clos de la Barre)の畑も見てみましょう。
ComtesLafon02
左奥の木立がコント・ラフォンで、その他三方は石垣で囲われています。
よく見えませんが、門柱に「CLOS」「De La BARRE」とあるようです。
歴史あるモノポールの畑という雰囲気がありますね。


さて、ムルソーのAOC地図上に示すとここになります。
ComtesLafon03
ムルソー村名畑の範囲は県道D974号線まで達していないのがわかりますね。
特級はなく1級畑も限定的。またブラニーやサントノの扱いが難しいんですが、
次回、コント・ラフォンの赤、サントノ・デュ・ミリューの記事で触れます。

例によって、Google Mapに転記します。
ComtesLafon04
村名畑は県道D974号線まで達してませんが、畑は県道の向こう側まで続きます。
AOCブルゴーニュの畑になりますが、Google Map転記して初めてわかります。
やはりこれをやらないと、実感わかず、頭に入ってこないんですよね~。(笑)


エチケット平面化画像。シンプル~。
IMG_0123
近代的な醸造法を取り入れるばかりか、全畑ビオディナミらしいですが、
認証マークさえ載せてません。これだけのビッグネームには不要ですね。


さあ、いただいてみましょう。ネック画像3本合成してしまいましたが、
デザイン、認証シールやコルクのミレジムを確認できるようこうしています。
IMG_0140
Bubble TagのQRコードでつながるページはワイン名が確認できるのみです。
コルクはおそらくDIAMでしょうね。

Alc.13%。(自宅じゃないのでpHや糖度は計っていません。笑)
淡いゴールドイエロー。
IMG_0125

洋梨…。
樹木、スパイスか菊系の花。複雑な香りです。
辛口アタック。
ハーブのような風味があります。
味の中心は、甘みと苦味の混ざったミントのタブレットを思わせます。
例えが下手クソですが、非常に複雑な味わいってことで。
「独特」もしくは「違う」という価値を感じます。
酸は淡く、きれいに喉元へ運んでくれます。
全然酸味はきつくないですね。むしろ効果的。
白ながら余韻もしっかり味わえます。
最高レベルの白ってこういうことなんだと勉強になります。

パーカーおじさんも、若くても十分楽しめたと評していますが、
10年くらい寝かせれば複雑味が増してさらに良くなるはずとのこと。
でしょうね。(笑)


*****


Domaine des Comtes Lafon
Meursault Clos de la Barre 2017
WWWポイント 80点



WhiteWhiteWine01

Domaine Vocoret & Fils Chablis 2018

夏です。シャブリです。かどうかは別として、キンキンに冷やしていただきます。
過去にもいくつか試してますが、どれもおいしゅうございました。
ま、グラン・クリュやプルミエ・クリュだったというものあるんでしょうが。
ノーマルシャブリでおいしい作り手を探すっていうのも課題にしましょう。


IMG_3020
今日のヴォコレはシャブリの名門で、4世代に渡る歴史あるドメーヌです。
グラン・クリュ、プルミエ・クリュはじめシャブリの粘土質石灰岩の斜面に、
トータル40haの畑を所有。プチシャブリも含め18種類もラインナップしてます。
ヴォコレのワインは長命で熟成能力が高いとも評価されています


公式ページはそこそこいい感じ。大手なんだなと思わせます。

シャブリしかやってないので、個々のワイン情報は畑名以外あまりないです。
・シャルドネ 100%
発酵はステンレスタンク。熟成もステンレスタンクで10ヶ月。
樽を使わない伝統的なシャブリということです。
年毎の出来にもよるそうですが、シャブリでも5年以上の熟成能力があるとのこと。


ドメーヌ訪問。シャブリの市街に隣接、結構大きな敷地です。
Vocoret01

今日は普通のシャブリなので、畑まで特定はできませんが、
シャブリの畑の分布をGoogle Map上で見ます。ドメーヌの所在も記入。
Vocoret02
トレースするのは大変なので、下の地図を透過画像にして上に重ねています。
まあ、見にくいので(笑)上下を見比べながらご確認ください。

最後に「シャブリってブルゴーニュなのに、どこなの?」がわかる地図を。
Vocoret03
左下の地図がわかりやすいですが、コート・ドールなどから見ると、
グラン・オーセロワと共に「飛び地」かというくらい離れています。


エチケット平面化画像。
IMG_2899

インポーターラベルは裏ラベルを隠してませんでした。
IMG_2900b


さあ、抜栓。
IMG_3018
キャップシールのデザイン、かっこいいです。

コルク平面化。
IMG_3019
汎用品ですが、テクニカルコルクのDIAM5です。

Alc.12.5%。(pH:3.32、Brix:5.4)
イエロー。
青リンゴ、ライム、ナッツ。
甘みに感じる酸の乗った辛口アタック。
柑橘系の味わいにミネラル感がたっぷり。
苦味っぽいのがチラッとあるのがまたいい感じです。
酸はずっと感じますが最後まで爽やかさを与えてます。

うん、やはりそこそこうまい。
樽のあるシャルドネより好きかも。


*****


Domaine Vocoret & Fils
Chablis 2018
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01
--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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