Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Chianti_Classico

San Leonino Salivfolpe Chianti Classico Gran Selezione 2018

キヤンティ・クラッシコのグラン・セレツィオーネです。実はこれカルディのワインくじのハズレで当たった(?)ワインです。1等のシャトー・パルメを狙っていましたが(笑)、まあこれもキヤンティの最高峰、悪くないワインです。世には数多存在するワイン。そんな中で一生の内にいただけるワインというのはほんのひと握りと考えると、今日こうして口にするワインはまさに一期一会です。そういう思いで日々出会うワインを精魂込めてブログ記事にしているんでした。襟を正していただきましょう(笑)。

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作り手はサン・レオニーノ。HPには「キャンティ・クラッシコの歴史と同じくらい古いワイナリー」と書いてあります。カステッリーナ・イン・キアンティ(Castellina in Chianti)というキヤンティ・クラッシコのエリアにあるコムーネにあり、コニオのサン・レオニーノ教会(San Leonino in Conio)の教区で過去から生産されてきたワインが今のサン・レオニーノにつながっているという歴史だそうです。オーナーは変遷があるようですが、1994年にベルターニ・ドマニス・グループを率いるアンジェリーニ家が取得して現在に至ります。

これがそのカルディのワイン福BOXのチラシ。シャトー・パルメ期待しますよね(笑)。
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ボルドーボトルの形状がだいたい箱の外から判別できたので、確率は倍ぐらいに上がっていたかと思いますが(笑)、それ以上はやはり判別不能でした。まあ、大ハズレのような設定はないようなので、「パルメじゃないハズレが当たった」っていう感じです。

公式ページは解説もしっかりあっていい感じです。

ワイン紹介もデータシート完備でありがたし。

・サンジョヴェーゼ 100%

樹齢は20年だそうです。30hl のスラヴォニアン・オーク樽で24ヶ月の熟成です。キヤンティ・クラッシコのグラン・セレツィオーネの規定では「瓶熟成3ヶ月以上含む30ヶ月」ですので少々足りない気がしますが、ボトルで6ヶ月寝かしてるんでしょう。


サン・レオニーノを訪問しました。なかなかきれいで立派です。
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北へ道沿いに行くとすぐコニオのサン・レオニーノ教会(San Leonino in Conio)に出くわします。この教会の教区のワイナリーであったということがわかります。


ここで、無印キヤンティ・クラッシコ、キヤンティ・クラッシコ・リゼルヴァ、キヤンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネの規定の違いをネットで拾った表で見ておきましょう。
ChiantiCRGS
どれも樽使用は問われませんが、キヤンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネは30ヶ月(瓶熟成3ヶ月以上含む)もの熟成が必要です。(プラス、「ワイナリー自身のブドウ園からのみ収穫されたブドウを使用」が条件に加わっています。)

因みに、キヤンティDOCになったのが1967年。1984年にはDOCGに昇格しています。この時点でもフィレンツェとシエナの間の9つのコミューンにまたがる歴史的な地域ではキヤンティ・クラッシコをサブゾーンとして名乗れましたが、大もとのキヤンティがあまりに広域すぎた故かキヤンティ全体の品質低下を招き、キヤンティの名声が落ちていくのに耐えきれなかったクラッシコ地域の皆さんは、「黒いニワトリ」マークのもと団結して独立運動を起こします(笑)。そして、1996年、Chianti Classico DOCGとして単独でのDOCG化を果たします。
Chianti_Classico_Gallo
その昔、フィレンツェとシエナの領土争いで、フィレンツェに勝利をもたらした「Gallo Nero(黒い鶏)」の伝承がこのマークのもとになっています。誇らしげですよね。このマークはもともと独立運動を起こしたキャンティ・クラッシコ・コンソーシアムのシンボルマークで、このコンソーシアムの会員のみが表示可能なマークでしたが、2005年にコンソーシアムはこのマークの権利を手放し、Chianti Classico DOCG全体で共有されることになりました。2013年以降はすべてのキヤンティ・クラッシコDOCGで表示が義務付けられています。

その後、更なる高みを目指してか、キャンティ・クラッシコの皆さんは、リゼルヴァの上、最上級の「Chianti Classico Gran Selezione」の制定に動きます。2014年2月にはEU委員会にも承認を受け、すぐに発効となりました。面白いのはこの新たに制定されたグラン・セレツィオーネ、2010年のヴィンテージからが対象でして、つまりは、すでに30ヶ月の熟成を経て発効後すぐにリリースできる「グラン・セレツィオーネ」が事前に用意されていたということになります。なんだかしたたかというかやり手ですな~キヤンティ・クラッシコの皆さん。

キャンティ・クラッシコ(Chianti Classico DOCG)の地域をおさらいしましょう。
Chianti_Classico
ちょうど、フィレンツェとシエナの間の9つのコミューンが対象です。サン・レオニーノの場所も示しておきました。カステッリーナ・イン・キヤンティ(Castellina in Chianti)のコムーネになります。

トスカーナ全図。クラッシコ周辺のノーマル Chianti DOCG がかなり広域なのがわかります。
Toscana_Map_Final_2
Chianti DOCG には、単独でDOCG化して抜けた Chianti Classico DOCG 以外にもサブゾーンがありまして、以下の7エリアになります。上の地図で各対象地域も合わせて確認ください。

・Chianti Colli Aretini
・Chianti Colli Fiorentini
・Chianti Colline Pisane
・Chianti Colli Senesi
・Chianti Montalbano
・Chianti Montespertoli
・Chianti Rufina

ややこしいことに規定がそれぞれ微妙に違い、書き出してられないので表でまとめておきます。
サブゾーンサンジョヴェーゼ最低アルコール%熟成期間
スタンダードSuperioreRiservaスタンダードSuperioreRiserva
Chianti (Non-Subzone)>70%>11.5%>12.0%>12.0%4 months10 months2 years
Colli Aretini>70%>11.5%>12.0%>12.5%4 months10 months2 years
Colli Fiorentini>70%>12.0%>12.0%>12.5%10 months10 months2 years (6 months in barrel)
Colline Pisane>70%>11.5%>12.0%>12.5%4 months10 months2 years
Colli Senesi>75%>12.0%>12.0%>13.0%4 months10 months2 years (8 months in barrel)
Montalbano>70%>11.5%>12.0%>12.5%4 months10 months2 years
Montespertoli>70%>12.0%>12.0%>12.5%7 months10 months2 years
Rufina>70%>12.0%>12.0%>12.5%10 months10 months2 years (6 months in barrel)
キヤンティDOCGの熟成期間はリゼルヴァでも最長2年(24ヶ月)です。キヤンティ・クラッシコDOCGグラン・セレツィオーネの30ヶ月がいかに長いかがわかります。ただ、面白いのは、キヤンティ・クラッシコDOCGには、グラン・セレツィオーネでさえ樽熟の規定がないことです。今日のワインのように大抵普通にみんな樽を使ってるはずなんですけどね。ただのキヤンティDOCGのサブゾーンにはリゼルバ(Riserva)で樽熟が要求されるものが3ヶ所ありますね。


ラベル平面化画像。
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カルディのインポーター(オーバーシーズ)のシールはいつも控え目でいいですね。


さあ、抜栓。
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コルク平面化。
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Alc.14%。
エッジ褐変気味のガーネット。
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黒ベリー、ブラックチェリー、スパイス。
古くさくないきれいに澄んだ感じの樽香です。
辛口アタック。
穏やかな酸味、重すぎない重み、くどくない複雑味、すべてに絶妙なバランス。
美しい均衡を見せながら軽やかさもあります。
いや、ちょっと軽めかな?
しかし全体の作り、流れ、非常によくまとまっています。


*****

San Leonino Salivfolpe
Chianti Classico Gran Selezione 2018
RRWポイント 94点


Antinori Badia a Passingnano Chianti Classico DOCG Gran Selezione 2017

ティニャネッロやソライアといったスーパータスカンで名を馳せる名門アンティノリが出す数あるキヤンティ・クラッシコの中で、唯一のグラン・セレツィオーネというのがこのバディア・ア・パッシニャーノです。当然ながらそんなにお安くはないんですが、ティニャネッロやソライアに比べたらまだ手が届く範囲内です(笑)。

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アンティノリは今や世界中に展開する超有名大手ですから、今さら来歴を語るのも野暮なんですが、フィレンツェにて1385年創業以来、300年以上26代に渡ってワイン作りを行う名門でありながら、展開する各地でも最先端を行く稀有な作り手です。実際いろんなワインを飲み進めていると、トスカーナ(TignanelloSolaiaGuado al TassoLe MortelleLa Braccesca...)にとどまらず、イタリア各所(PrunottoCastello della SalaTormaresca...)、そしてアメリカ(Col Solare、Stag’s Leap Wine Cellars...)、チリ(Haras de Pirque)、ルーマニア(Vitis Metamorfosis)と、あちこちでアンティノリに出会っています。

公式ページはこちら。世界のアンティノリ所有ワイナリーのリンクがあります。

さすが上級レンジです。データシート完備でヴィンテージ毎の説明があります。

・サンジョヴェーゼ 100%

キヤンティ・クラッシコのグラン・セレツィオーネはリゼルヴァより上の最上級で、30ヶ月の熟成が義務付けられています。不思議なことに樽を使う義務はありません。しかしながら今日のワインは、ハンガリー産(一部フランス産)のオーク樽を使っています。

今日のバディア・ア・パッシニャーノは、1000年以上に渡り高品質なワインが造られるという65haの優良畑を1987年にアンティノリが取得したもので、畑の中心にある10世紀から続く修道院が「バディア・ディ・パシニャーノ」という名前です。(「Badia di Passignano」、正式名称は「Abbazia di San Michele Arcangelo a Passignano」)早速訪問してみましょう。
Badia-di-Passignano01
ワイナリーらしきものが見当たりませんが、修道院の傍らのレストランにアンティノリのマークがありました。樽熟成は修道院の地下でやっているそうで、地下セラーの写真もありました。もしかしてアンティノリは修道院ごと所有してるんでしょうか。今日のワインの裏ラベルにはテヌータ・ティニャネッロで瓶詰めしてると書いています。ここから車で北へ10分ほど行くと確かにすぐティニャネッロのワイナリーに到着します。おそらくですが、ティニャネッロの施設で醸造して、修道院の地下で熟成させてるんでしょうね。


ここで、無印キヤンティ・クラッシコ、キヤンティ・クラッシコ・リゼルヴァ、キヤンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネの規定の違いをネットで拾った表で見ておきましょう。
ChiantiCRGS
どれも樽使用は問われませんが、キヤンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネは30ヶ月(瓶熟成3ヶ月以上含む)もの熟成が必要です。(プラス、「ワイナリー自身のブドウ園からのみ収穫されたブドウを使用」が条件に加わっています。)

因みに、キヤンティDOCになったのが1967年。1984年にはDOCGに昇格しています。この時点でもフィレンツェとシエナの間の9つのコミューンにまたがる歴史的な地域ではキヤンティ・クラッシコをサブゾーンとして名乗れましたが、大元のキヤンティがあまりに広域すぎた故かキヤンティ全体の品質低下を招き、キヤンティの名声が落ちていくのに耐えきれなかったクラッシコ地域の皆さんは、「黒いニワトリ」マークのもと団結して独立運動を起こします(笑)。そして、1996年、Chianti Classico DOCGとして単独でのDOCG化を果たします。
ChiantiClassicoGallo
その昔、フィレンツェとシエナの領土争いで、フィレンツェに勝利をもたらした「Gallo Nero(黒い鶏)」の伝承がこのマークのもとになっています。誇らしげですよね。このマークはもともと独立運動を起こしたキャンティ・クラッシコ・コンソーシアムのシンボルマークで、このコンソーシアムの会員のみが表示可能なマークでしたが、2005年にコンソーシアムはこのマークの権利を手放し、Chianti Classico DOCG全体で共有されることになりました。2013年以降はすべてのキヤンティ・クラッシコDOCGで表示が義務付けられています。

その後、更なる高みを目指してか、キャンティ・クラッシコの皆さんは、リゼルヴァの上、最上級の「Chianti Classico Gran Selezione」の制定に動きます。2014年2月にはEU委員会にも承認を受け、すぐに発効となりました。面白いのはこの新たに制定されたグラン・セレツィオーネ、2010年のヴィンテージからが対象でして、つまりは、すでに30ヶ月の熟成を経て発効後すぐにリリースできる「グラン・セレツィオーネ」が事前に用意されていたということになります。なんだかしたたかというかやり手ですな~キヤンティ・クラッシコの皆さん。

キャンティ・クラッシコ(Chianti Classico DOCG)の地域をおさらいしましょう。
Chianti_Classico
ちょうど、フィレンツェとシエナの間の9つのコミューンが対象です。バディア・ア・パッシニャーノとテヌータ・ティニャネッロの場所も示しておきました。

トスカーナ全図。クラッシコ周辺のノーマル Chianti DOCG がかなり広域なのがわかります。
Toscana_Map_Final_2
Chianti DOCG には、単独でDOCG化して抜けた Chianti Classico DOCG 以外にもサブゾーンがありまして、以下の7エリアになります。上の地図で各対象地域も合わせて確認ください。

・Chianti Colli Aretini
・Chianti Colli Fiorentini
・Chianti Colline Pisane
・Chianti Colli Senesi
・Chianti Montalbano
・Chianti Montespertoli
・Chianti Rufina

ややこしいことに規定がそれぞれ微妙に違い、書き出してられないので表でまとめてみました。
サブゾーンサンジョヴェーゼ最低アルコール%熟成期間
スタンダードSuperioreRiservaスタンダードSuperioreRiserva
Chianti (Non-Subzone)>70%>11.5%>12.0%>12.0%4 months10 months2 years
Colli Aretini>70%>11.5%>12.0%>12.5%4 months10 months2 years
Colli Fiorentini>70%>12.0%>12.0%>12.5%10 months10 months2 years (6 months in barrel)
Colline Pisane>70%>11.5%>12.0%>12.5%4 months10 months2 years
Colli Senesi>75%>12.0%>12.0%>13.0%4 months10 months2 years (8 months in barrel)
Montalbano>70%>11.5%>12.0%>12.5%4 months10 months2 years
Montespertoli>70%>12.0%>12.0%>12.5%7 months10 months2 years
Rufina>70%>12.0%>12.0%>12.5%10 months10 months2 years (6 months in barrel)
キヤンティDOCGの熟成期間はリゼルヴァでも最長2年(24ヶ月)ですね。キヤンティ・クラッシコDOCGグラン・セレツィオーネの30ヶ月がいかに長いかわかります。ただ、面白いのは、キヤンティ・クラッシコDOCGには、グラン・セレツィオーネでさえ樽熟の規定がないことです。


ラベル平面化画像。
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修道院のイラストがあります。やはり修道院はアンティノリの所有なんでしょうか。


さあ、抜栓。
IMG_8014

コルク平面化。
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Alc.14%。
ガーネット。
IMG_8016

黒ベリー、ダークチェリー、スパイス。
上品な香ばしさ、いい樽香です。
辛口アタック。
圧倒的な重厚感のある味わい。
程良い酸味が重すぎない均衡を演出します。
サンジョヴェーゼらしい風味は感じるんですが、
全体として貫禄のある上質なワインに仕上がっています。
余韻でも崩れないバランスもいい感じ。


*****

Antinori
Badia a Passingnano
Chianti Classico DOCG
Gran Selezione 2017
RRWポイント 92点


Castello di Ama San Lorenzo Chianti Classico Gran Selezione 2015

エノテカのオンライン・ワイナリーツアーなるイベントに申し込むと送られてくる課題ワインです。キヤンティ・クラッシコの名生産者として名高いカステッロ・ディ・アマのグラン・セレツィオーネ。これをいただきながら当主マルコ・パランティ氏自らのブドウ畑やワイナリーの案内をオンラインで体験するわけです。しかし…アホアホにも当日をすっかり忘れていました…(泣)。

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こうなったら自力で(Googleで)ワイナリー訪問するしかありません。これ、ほぼいつもやってることなので何をやってるこっちゃですが(笑)。

トスカーナ、キヤンティ地域の美しい土地を、Tomaso Cariniさん、GianVittorio Cavannaさん、Lionello Sebastiさん、Pietro Tradicoの4人の友人でもある起業家が取得したところから Castello di Ama の歴史が始まるようです。1972年のことだそうで。1982年には現当主の Marco Pallantiさんがエノロジストとして参加します。この方がキヤンティ・クラシコの地位向上に貢献されたそうですね。お会いしたかった…(笑)。
「Ama」は地名のようです。「Castello di Ama」は「アマのシャトー」の意。
Ama
ワイナリーは共同経営の会社になっていて、今もCarini家、Tradico家、Sebasti家の2代目が運営に当たっているそうです。


公式ページは一流の風格で、ワイン情報もデータシート完備で充実。

まずはセパージュ。
・サンジョヴェーゼ 80%
・メルロー 13%
・マルヴァージア・ネラ 7%
キヤンティ・クラッシコ(リゼルヴァ、グラン・セレツィオーネ含む)ではサンジョヴェーゼ 80%以上が決まりなので、これはOK。(キヤンティDOCG70%以上の規定なので注意。)問題は7%ブレンドされたマルヴァージア・ネラ(Malvasia Nera)なんですが、これを掘り下げるとえらいことになるので詳解はしません(笑)。マルヴァジーア(白)はたくさんの亜種があり、その総称をマルヴァジーアと呼ぶようですが、黒(Nera)も負けず劣らず親戚関係があるなし含めいっぱい種類があります。いくつか例を挙げておくと、Malvasia di Casorzo、Malvasia di Schierano、Malvasia Nera di Basilicata、Malvasia Nera di Brindisi、Malvasia Nera di Lecce、Malvasia Nera Lunga などがあります(笑)。これらがイタリア全土に広がってますが特にプーリアが多い(57%)ようですね。

さて、今日のワインですが、この3種がブレンドされるのはMLF完了後で、その後フレンチオーク樽(新樽率22%)に移され12ヶ月の熟成をします。
ここで、キヤンティ・クラッシコ、キヤンティ・クラッシコ・リゼルヴァ、キヤンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネの規定の違いをネットで拾った表で見ておきましょう。
ChiantiCRGS
どれも樽使用は問われませんが、キヤンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネは30ヶ月もの熟成が必要です。(プラス、「ワイナリー自身のブドウ園からのみ収穫されたブドウを使用」が条件に加わっています。)今日の2015は2017年の7月に瓶詰めしたとありますから、9月に収穫したとして計23ヶ月となり規定に足りませんね。あと7ヶ月はボトルで熟成したんでしょう。ボトル熟成も3ヶ月必要ですし。

因みに、キヤンティDOCになったのが1967年。1984年にはDOCGに昇格しています。この時点でもフィレンツェとシエナの間の9つのコミューンにまたがる歴史的な地域ではキヤンティ・クラッシコをサブゾーンとして名乗れましたが、あまりに広域すぎた故か品質低下を招き、キヤンティの名声が落ちていくのに耐えきれなかったクラッシコ地域の皆さんは、「黒いニワトリ」マークのもと団結して独立運動を起こします(笑)。そして、1996年、Chianti Classico DOCGとして単独でのDOCG化を果たします。
ChiantiClassicoGallo
その昔、フィレンツェとシエナの領土争いで、フィレンツェに勝利をもたらした「Gallo Nero(黒い鶏)」がこのマークのもとになっています。誇らしげですよね。このマークはもともと独立運動を起こしたキャンティ・クラッシコ・コンソーシアムのシンボルマークで、このコンソーシアムの会員のみが表示可能なマークでしたが、2005年にコンソーシアムはこのマークの権利を手放し、Chianti Classico DOCG全体で共有されることになりました。2013年以降はすべてのキヤンティ・クラッシコDOCGで表示が義務付けられています。
その後、更なる高みを目指してか、キャンティ・クラッシコの皆さんは、リゼルヴァの上、最上級の「Chianti Classico Gran Selezione」の制定に動きます。2014年2月にはEU委員会にも承認を受け、すぐに発効となりました。面白いのはこの新たに制定されたグラン・セレツィオーネ、2010年のヴィンテージからが対象でして、つまりは、すでに30ヶ月の熟成を経て発効後すぐにリリースできる「グラン・セレツィオーネ」が事前に用意されていたということになります。なんだかしたたかというかやり手ですな~キヤンティ・クラッシコの皆さん。


カステッロ・ディ・アマの公式ページには所有畑の地図が作付け情報と共に載ってました。
Castello01
これでオンラインツアーの代わりの(Google Mapで)訪問ができそうです。

同じ場所をGoogle Map上で見ます。敷地の広さもさることながら施設も広いです。
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あたりを散策して畑のショットをいくつか撮りました。壮大な畑が堪能できて楽しいです。ちょっと虚しさは残りますが、オンラインツアーだってネット上ですからね!


キャンティ・クラッシコ(Chianti Classico DOCG)の地域をおさらいしましょう。
Castello03
ちょうど、フィレンツェとシエナの間の9つのコミューンが対象です。カステッロ・ディ・アマの所在も示しましたが、ガイオーレ・イン・キアンティ(Gaiole in Chianti)のコムーネにあることがわかります。

この地図を見ると、ノーマルの Chianti DOCG がさらに周辺の広域なのがわかります。
Toscana02
Chianti DOCG には、単独でDOCG化して抜けた Chianti Classico DOCG 以外にもサブゾーンがありまして、以下の7エリアになります。上の地図で各対象地域も合わせて確認ください。

・Chianti Colli Aretini
・Chianti Colli Fiorentini
・Chianti Colline Pisane
・Chianti Colli Senesi
・Chianti Montalbano
・Chianti Montespertoli
・Chianti Rufina

ややこしいことに規定がそれぞれ微妙に違い、書き出してられないので表でまとめてみました。
サブゾーン サンジョヴェーゼ 最低アルコール% 熟成期間
スタンダード Superiore Riserva スタンダード Superiore Riserva
Chianti (Non-Subzone) >70% >11.5% >12.0% >12.0% 4 months 10 months 2 years
Colli Aretini >70% >11.5% >12.0% >12.5% 4 months 10 months 2 years
Colli Fiorentini >70% >12.0% >12.0% >12.5% 10 months 10 months 2 years (6 months in barrel)
Colline Pisane >70% >11.5% >12.0% >12.5% 4 months 10 months 2 years
Colli Senesi >75% >12.0% >12.0% >13.0% 4 months 10 months 2 years (8 months in barrel)
Montalbano >70% >11.5% >12.0% >12.5% 4 months 10 months 2 years
Montespertoli >70% >12.0% >12.0% >12.5% 7 months 10 months 2 years
Rufina >70% >12.0% >12.0% >12.5% 10 months 10 months 2 years (6 months in barrel)
一番上の標準キヤンティ(サブゾーンなし)だけ覚えて、あとは樽熟規定があったりと厳しめのサブゾーンがあるってことだけでいいでしょう。(笑)
面白いのは、キヤンティ・クラッシコDOCGには、グラン・セレツィオーネでさえ樽熟の規定がないことです。


トスカーナ州全体を俯瞰します。
Castello04
上記のキヤンティDOCGのサブゾーン他、主要DOC/DOCGも頑張って書き込みましたので是非ご参考ください。(笑)


ラベル平面化画像。
IMG_5430
裏ラベルには2010年のヴィンテージから始めたと書いてます。グラン・セレツィオーネの制定は前述のように2014年ですから、制定前から準備していた確信犯の一味だということがわかります。(笑)

はい、これがエノテカさんのシールの貼り方。
IMG_5260
バーコードを隠したいがため変な位置になってます。なんだかダサいです。


さあ、オンラインイベントの1週間後にはなりましたが、抜栓。(笑)
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キャップシール、カッコいいです。

コルク平面化。
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ミレジムはここに書いてあるだけでした。

Alc.13.5%。(pH:3.87、Brix:7.3)
濃いガーネット。小ぶりの涙が均等に整列しています。
IMG_5434

ブラックベリー、ブラックチェリー、スパイス。
ごくごくかすかなブレットも感じつつ、
薄っすらと酸の乗った辛口アタックです。
割としっかりした収斂性のタンニンが特徴的。
厚み、深みのある立体的な味わいは十分感じられますが、
酸のせいで少し弱められてる気がします。
重々しくない印象のまま入る余韻は、
酸がぶり返すも、じんわり長くて満足できました。

さすが、グラン・セレツィオーネという貫禄です。
しかし…Zoomでマルコ・パランティさんにお会いしたかった…。


*****

Castello di Ama
San Lorenzo
Chianti Classico Gran Selezione 2015
RRWポイント 92点


BANFI Chianti Classico Riserva DOCG 2013

過去にロッソ・ディ・モンタルチーノをいただいたBANFIです。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの作り手と思ってましたが、
今日のはキヤンティ・クラッシコ・リゼルヴァです。
大手だけに、なにやらいろいろやってそうですね。


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公式ページを見ると、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノのオリジナル、
「Castello Banfi」の他、トスカーナの「Banfi Toscana」、
ピエモンテの「Banfi Piemonte」が載ってます。

Banfi Toscanaだけでもキヤンティから海岸沿いのボルゲリまで種類豊富です。
やはり、アンティノリやガヤのようにかなり手広くやってますね。

Banfiwinesという販売会社のサイトもあるようです。
創業者マリアーニ兄弟の一人、ジョン・マリアーニさんが立ち上げたそう。

作り手訪問は前回モンタルチーノのCastello BANFIへ行ってますので割愛。
というか、BANFI Toscanaを調べても所在が見つかりませんでした。


今日のワインは2015年ですが詳しい情報あり。
セパージュは、「ほとんどサンジョヴェーゼだけ」とあります。
「ほとんど」って…。(笑)
樽熟はスラヴォニアンオークの大樽で12ヶ月です。

ここでキヤンティ・クラッシコについてまとめておきます。
広域のキヤンティDOCが1967年にでき、1984年にDOCGに昇格します。
この時点で歴史的な地域ではキヤンティ・クラッシコを名乗れましたが、
1996年晴れてキヤンティ・クラッシコ単独でDOCGとなります。
キヤンティは最低70%のサンジョヴェーゼ使用が規定ですが、
キヤンティ・クラッシコは80%です。

熟成は、
Chianti Classico:12ヶ月(約1年)
Chianti Classico Riserva:24ヶ月以上(内3ヵ月はボトル)
Chianti Classico Gran Selezione:30ヶ月以上(内3ヵ月はボトル)
となっています。「樽使用」の規定はないことに注目です。

対象地域はこれら8つのコムーネに渡ります。
Toscana03
濃い色は全域が対象。薄い色は一部のみになってます。
キヤンティ・クラッシコ協会のページから拝借、加筆)

ついでにトスカーナ州のDOC・DOCGを地図で見ておきましょう。
Toscana02
ネットでの拾い物ですが、なかなかバッチリな地図が見つかりません。
2011年にIGTから昇格の「Maremma Toscana DOC」も載ってないですしね。


ラベル平面化画像。
IMG_9121
キヤンティ・クラッシコ協会の黒いニワトリマークがありますね。
当然、BANFIはキヤンティ・クラッシコ協会会員です。


さて、抜栓。
IMG_9341
シンプル。BANFI汎用タイプのようです。

Alc.13.5%。
濃いガーネット。
IMG_9338

黒ベリー、黒オリーブ、スパイス。
辛口アタック。
酸味強めな気がしますが、
味の厚みがあって気にはなりません。
同じバランスで、喉越し・余韻へスムーズに流れていきます。
酸も同じバランスで最後までついてくるんですが。(笑)

まあ、この酸もガリトマチキンに合わせると、
甘みに感じハーモニーでした。


*****


BANFI Chianti Classico Riserva DOCG 2013
RRWポイント 91点


Villa Antinori Chianti Classico Riserva 2013

Villa AntinoriのトスカーナIGTは以前にいただきました。
今日はそのキヤンティ・クラッシコ・リゼルヴァを試します。
シンプルなエチケットですね。


IMG_7522


公式ページはミレジムごとにデータ完備。
けれど、セパージュや樽熟がボヤっと書かれていて詳細までは不明。
キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァは、DOCGの規定上、
サンジョヴェーゼを80%以上使わないといけません。
熟成は最低24ヶ月(うち3ヶ月以上ボトル熟成)となっていて、
木樽に入れろとはなっていません。(意外ですよね。)

公式ページとネット情報を総合するとこんな感じ。
セパージュは、
・サンジョヴェーゼ 90%
・その他 10%
「その他」は、カナイオーロ・ネーロ(Canaiolo Nero)とか、
カベソーとかメルローとか年毎に情報がまちまちです。
2013年はおそらくカベソーのようです。

MLFをサンジョヴェーゼはステンレスタンクで、
カベソーはオーク樽でやるとあります。
ブレンド後、ハンガリー産の大小樽で
中・小樽で13年秋から15年春まで、およそ1年半ほどです。
出荷までボトルで3ヶ月寝かしますので、18+3=21か月ですね。
まあ、ぎりぎり24ヶ月はクリアしてるんでしょう。(笑)

ワイナリー探しはトスカーナIGTの時にやってますので割愛。


裏ラベルにキャンティ・クラッシコ協会黒いニワトリが居ました。
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ネックシールにおそらく「Villa Antinori」と思われる建物の絵。


さて、いただきます。
Alc.13.5%。
黒ベリー、ジャム様の香りです。
藁のような香ばしい香りも。
甘みを感じるアタック。
軽めのタンニンに包まれていますが、
奥にフレッシュ感のある甘さがあります。
味の深みはそこそこ。
余韻でもその軽さは続きます。
重いのが要らない日にはいいかも。

パーカーおじさんは91点ですって。
そこまでかな~?


*****


Villa Antinori
Chianti Classico Riserva 2013
RRWポイント88点


Rocca di Castagnoli Chianti Classico 2015

イマイチ自分には合わないかなという印象のサンジョヴェーゼですが、
時々こうして良さげなヤツを試してみます。偉いワイン探しの一環です。
リカマンで割引してたお手頃価格のキヤンティ・クラッシコですが、
ジェームズ・サックリングさんが92点つけてます。
パーカーおじさんは2016年に対してですが、91点となかなかなようです。


IMG_7418
DOCGシールの上にはキヤンティ・クラッシコ協会のロゴ、
黒いニワトリのマークがついてますね。
その昔、フィレンツェとシエナの領土争いで、
フィレンツェに勝利をもたらした「Gallo Nero(黒い鶏)」です。
DOCG Chianti Classicoは1996年にキヤンティから独立したDOCGです。
わりと新しめですね。


作り手の公式ページを見ますと、いくつかのワイナリーを所有してます。
Rocca_di_castagnoli02
シチリア島のも含め「Tenute Calì」を名乗るワイングループです。
URLが「www.roccadicastagnoli.com」なのでわかりますが、
18世紀から続く「Rocca di Castagnoli」を1981年に購入し始まったそう。
シチリア島のワイナリー以降、2004~2005年で買い足したようです。

ワイン情報です。セパージュは、
・サンジョヴェーゼ 90%
・カナイオーロ/コロリーノ 10%
カナイオーロもコロリーノもトスカーナではよくブレンドに使われます。
80%のサンジョヴェーゼ使用がこのDOCGの規定です。
熟成は、ステンレスタンクで3ヵ月、大樽で12ヶ月、ボトルで6ヶ月。


さて、ワイナリー訪問。
Rocca_di_castagnoli01
なかなか大きな敷地で、周りの畑もいい感じです。
ワイナリーの裏はホテルになってますし、テイスティングバーも完備。


エチケット平面化画像。
IMG_7350
公式ページを見ると2016年でデザインが変わってるようです。


さあ、抜栓です。
IMG_7419
キャップシール、コルクは至って普通。ミレジム表示もなし。

Alc.14%。
濃いルビー、クリア感があります。
黒ベリー、スパイス、乾いた香りのドライフルーツ。
酸味がちのアタックです。
後からタンニンが味の下支えするので、バランス良さそうですが、
厚みは弱めに思われます。
余韻の入り口でタンニンが苦味の本性を出してきます。
余韻でバランスの良さは戻ってくるんですが、
最後はまた苦味でフィニッシュ。

ははは。あんまりサンジョヴェーゼは褒めないですね。(笑)
と言いながら、けっこう楽しんで飲みました。
サンジョヴェーゼは焼きそばのソースと合う気がします。


*****


Rocca di Castagnoli Chianti Classico 2015
RRWポイント 88点


San Giusto a Rentennano Chianti Classico 2015

久々のキヤンティ・クラッシコです。
スーパータスカンなんかはよく飲んでますが、
伝統的なサンジョヴェーゼは未だに課題だったりします。
今日のは「おうち飲みワイン100本勝負」でおすすめでした。
Amazonでゲットしましたが、3千円代。あまり「偉い」値段でなし。


IMG_6612


作り手は、
サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ(Fattoria San Giusto a Rentennano)。
キヤンティ・クラシコの代表的な生産者として必ず名の上がる実力派。


公式ページは英語表示でき、内容も充実。
Rating」というページにはパーカーポイント一覧があります。
すごいです。ほとんど90点以上じゃないですか。
ちなみに今日のキヤンティ・クラッシコは91点です。

セパージュは、
・サンジョヴェーゼ 95%
・カナイオーロ 5%
カナイオーロ(Canaiolo)は、キヤンティではよく、
サンジョヴェーゼにブレンドしまろやかにするために用いる品種です。
樽熟は、産地不明のオーク樽(それもいろんなサイズ)で11ヶ月。

DOCGキヤンティ・クラシコの規定は、
サンジョヴェーゼ80%使用、樽熟11ヶ月以上なのでクリアしてます。
(DOCGキヤンティは75%以上・4ヶ月。)


キヤンティ含め場所を確認してみましょう。
Chianti001
キヤンティ地方はトスカーナ州でもフィレンツェとシエナの間になります。
サン・ジュスト・ア・レンテンナーノはシエナ寄りですね。
フィレンツェから車で1.5時間ってな感じです。

Google Mapでは敷地の中まで入れました。
Rennan01

畑越しに遠目に見るとこんな感じ。
Rennan02
畑の感じがトスカ~ナ~です。(?)

エチケット平面化画像。
IMG_6194
黒いニワトリはキヤンティ・クラシコのシンボルマークです。
この裏ラベルではわかりにくいですが、
ユーロリーフやイタリアのオーガニック認証を受けています。


さて、抜栓。
IMG_6636
コルクは紋章入りです。
Alc.14%。
濃いルビー。
黒ベリー、カシス、プラム。
酸・タンニンの合わせ技から入ってくるアタック。
複雑味があってグーです。
余韻に入る手前から酸味だけ残っていきます。
スムースではない舌触りがちょっと微妙なんですが、
最終結論で「うまっかった」となりますね。

今まで飲んだキヤンティやサンジョヴェーゼでは、
かなりいい方なんだと思います。


*****


San Giusto a Rentennano Chianti Classico 2015
RRWポイント 91点


Le Piazze Chianti Classico 2014

先日のバローロが少々残念な感じだったので、
きっとネッビオーロが好みに合わないんだとの仮説を立て、
サンジョヴェーゼならいいかもとこれをゲット。

キヤンティ・クラッシコのDOCGなのにとてもお手頃価格。
一抹の不安が残るも…。


FullSizeRender (1)


色はガーネット、香りはスパイスっぽいが果実味は少な目。
アタックは「おっ」と期待させますが、
味の厚みがなく、余韻を感じる前に味が消えていきます。
あっさりと表現するにはあまりにも単純。
すると、残されたバランスの悪いタンニンと酸味が暴れ出します。

いやあ、人によっては「軽め」とか「ドライ」とか、
うまいように表現されるかもしれませんが、これはいかん。
久々に飲み切れないワインでした。

やっぱりイタリアもお高いの選ばないとダメなんですかね。
高くておいしいなんていうのは「えらいワイン」ではないですが。


*****


Le Piazze Chianti Classico 2014 (Chianti Classico D.O.C.G.)
RRWポイント 70点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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