Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Chile

Carmen Gold Reserve Cabernet Sauvignon 2011

おなじみチリのカルメンですが、今日はトップエンドのゴールドです。
カベルネ・ソーヴィニヨンのモノセパージュになっています。(たぶん…)
カルメンならカルメネールのゴールドを常々出してほしいと思っていますが、
Winemaker's Blackというメチャうまのカルメネールがあるので許します。(笑)


IMG_2898
カルメンはチリ大手のひとつですが、1850年から続くチリ最古のワイナリー。
失われた品種カルメネールが1994年に再発見されたのがカルメンの畑なので、
Carmenereからカルメンという名前になったのかなと思ってしまいますが、
1850年の創業者Christian Lanzさんの妻の名がカルメンだったとのことで、
カルメンと名付けられています。
これも日本カルメネール振興協会では、ひとつの常識になっています。(笑)


公式ページは何度も訪問済み。言語切替に、チリ版、スペイン語版、国際版があります。

一見立派そうなんですが、情報は薄い…。

今日のGOLDの単独ページがこれですが、畑がマイポ以外の情報なし。(笑)

・カベソー 100%
ではなく、プチヴェやカルメネールなんかブレンドしてるんじゃないかと疑いますが、
真相は書いてないのでわかりません。
他、1957年植樹の樹齢54年の古木を使用してるのがわかるんですが、樽熟は不詳。
トップキュヴェですから贅沢にしてると思うんですけどね。困るな~。

カルメンは1987年にクラロ・グループ(Grupo Claro)傘下になっています。
この情報発信の弱さは、クラロ・グループのせいなのかなと思っています。(笑)


本拠地はサンティアゴの南、Padre Hurtado道路沿い、Buinというところ。
CarmG01
なかなか大きな施設なんですが、ストビューで近寄れず、いい写真もなし。

3Dで見ると位置関係がよくわかります。真ん中を東西に流れるのがマイポ川。
Carmenere03
で、今日のカベソーは、D.O. Valle de Maipo(Maipo Valley)なので、
当然この辺りもマイポなのですが、DOマイポ・ヴァレーは首都州全域です。

この地図で見るとマイポ・ヴァレーの範囲がよくわかります。
CarmG02
要は州境が産地の区分けにもなってるわけで、サンティアゴにも近い、
カサブランカやサン・アントニオがマイポに入らないのも州が違うのです。
逆にラペル川ぎりぎりまでマイポになっているのもわかりますね。


ラベル平面化画像。今ではデザインが変わって黒ラベルになっています。
IMG_2888
よく読むと「Carneros 288」という区画からの単一畑ということがわかります。
そんなことより、セパージュや樽熟情報をおくれ!

インポーターシールのバーコードだけ隠すという涙ぐましい努力は買います。
IMG_2890
で、このシールは割と剥がしやすい。コルドンヴェールえらい。(笑)


さあ、抜栓。
IMG_2894
マーク入りですが、特別ゴールド用というわけではなく、下のラインと同じ。

一応、コルク平面化。
IMG_2895

Alc.14%。(pH:3.29、Brix:7.3)
濃いインキーなガーネット。涙割とはっきりしてます。
IMG_2896

黒ベリー、ナッツ、黒糖、古木。
辛口アタック。
酸はかすかに主張してます。
きめ細かいストラクチャーがきれいです。
それをさっきの酸がふわっと底支えします。
シルキーなタンニンは喉越しで感じますが、
収斂性というほどの影響はありません。
おいしいではありますが、最初の酸の評価が難しいのと、
Winemaker's Blackほどの傑出した感がないのが少々残念。

最新ヴィンテージでしょうか、2017年に、
パーカーおじさんは92点を付けたようです。そんな感じ。(笑)


*****


Carmen
Gold Reserve
Cabernet Sauvignon 2011
RRWポイント 92点


Concha y Toro Casillero del Diablo Carmenere 2017 Reserva

コンチャイトロ、カシジェロ・デル・ディアブロのカルメネールです。
最近ではすっかり安モノ風情でスーパーなんかで売ってますね。
2年以上前に2015年を試したきりですが、2017年はどんなもんでしょう。
ラインナップ上はプレミアム扱いですが、スクリューキャップになったり、
年々品格を落としてきているのが気になります。(笑)


IMG_2814
スーパーで1000円ちょっとですから、ワンコインのアルパカやガトネグロよりは
上等なのかもしれませんが、昔はもう少し上のレンジだったような気がします。
といっても、一番飲んでいた頃はアメリカ在住だったのでドル建てですが。(笑)

当時の画像が残っていました。これは2010年ですね。
IMG_0088
公式サイト情報では、今日のカルメネールはDOセントラル・ヴァレーですが、
この当時はDOラペル・ヴァレーだったことがわかります。随分広域になりました。
産地も含め全然別物になってしまっているのかもしれません。
(DO=Denominación de Origen)


コンチャイトロの公式ページはこれです。

一応ここにはコンチャイトロの全ラインナップがカバーされてますが、
カシジェロ・デル・ディアブロのようなヒットシリーズは専用サイトがあります。

カシジェロ・デル・ディアブロ専用ページはこれになります。

ここには2017のデータシートもありましたが、情報量は貧弱です。
・カルメネール 100%
だと思います。それすらはっきり書いていません。(笑)
熟成も「オーク樽」とだけ書いてます。


「Casillero del Diablo」は「悪魔のワインセラー」の意味です。
130年も前、うますぎるワインということで盗難が絶えなかったところ、
ドン・メルチョール(コンチャイトロ創設者)が「悪魔が住んでいる」と、
うわさを流すことでワインを守った逸話からきてるネーミングです。
Casillero01
コンチャイトロを見学すると、こんな風にこの悪魔が見られるようです。(笑)

コンチャイトロはチリ各地に畑や拠点をたくさん持っていますが、
この逸話は創設の地サンティアゴ郊外のピルケにある畑であった話で、
ブロック22というマイポ川から数メートルという場所になるそうです。
Casillero00
そうなると場所はここしかなさそうです。マイポ川河畔にある拠点です。
観光客も受け入れてる施設で、ストビューで敷地内もぐるぐる回れます。


さて、チリでDOセントラル・ヴァレー(Valle Central)というと、
マイポ・ヴァレーからマウレ・ヴァレーまでの非常に広範囲になります。
Casillero03
この地図も一応点線で行政区分(州境)らしきものを示していますが、
チリの産地は「川の流域 x 州区分」でおおよそ把握できると思います。
少々見にくいですが、キーになる川もしっかり書き込まれていますね。

これはワインの産地地図に州の名前も入った珍しいパターンです。
Casillero04
セントラル・ヴァレーはDOで言うと、マイポ、ラペル、クリコー、マウレですが、
州で言うと、首都州(Región Metropolitana)、リベルタドール・ベルナルド・オイギンス州
(Región del Libertador General Bernardo O'Higgins)、マウレ州(Región del Maule)
となるわけです。DOの区分けが州境になっているのがポイントです。

ご参考までに、チリの州区分を示した地図も上げておきます。
Casillero05
しかし、リベルタドール・ベルナルド・オイギンス州も長いですが、
アイセン・デル・ヘネラル・カルロス・イバニェス・デル・カンポ州
(Región de Aysén del General Carlos Ibáñez del Campo)というのと、
マガジャネス・イ・デ・ラ・アンタルティカ・チレナ州(Región de
Magallanes y de la Antártica Chilena)という更に長いのが2つもありますね。(笑)


ラベル平面化画像。
IMG_2783
大手メルシャンの輸入ですか。裏ラベルもメルシャンになってます。
こういう需要に応えていくために、ラペル・ヴァレーだけでは足りなくなり、
セントラル・ヴァレーへ産地が拡大したんじゃないかと疑ってしまいます。


さあ、スクリュー回転。
IMG_2811
昔はコルクでしたが。一応、悪魔さんの顔のエンボスは入ってます。

Alc.13.5%。
濃いガーネット。涙ははっきりしてますが細かいです。
IMG_2812

ブラックベリー、黒糖、モカ。
ここはカルメネールの個性が出ています。
クールな若めの樽香は本当に樽詰めしてるのかな?
オークチップで香り付けなんじゃないかと疑ってしまします。
辛口アタック。
少し安物風情を感じますが、バランスはいいです。
味の厚みはさすがに弱いかな。
値段なりなんですが、悪くないんですよ。
余韻にかけて複雑な苦味様の味も加わってきていい感じ。

やはり、昔と比べると少々落ちてきてる気がしますが、
「うまい判定」のギリギリのところで踏みとどまってますね。(笑)


*****


Concha y Toro
Casillero del Diablo
Carmenere 2017 Reserva
RRWポイント 88-89点


Viña Ventisquero Queulat Carménère Gran Reserva 2015

今日は日本カルメネール振興協会の活動日。(笑)ベンティスケロです。
最近はベンティスケロでも、ルート1などサブ・ブランドを試してましたので、
本家ベンティスケロのカルメネールをいただくのは楽しみです。
Queulatというのは7年前に飲んだきり。当時はとてもおいしかったです…。


IMG_2757
ベンティスケロは、チリの総合食品企業アグロスーパー・グループによって、
1998年に創設された新しいワイナリーですが、規模はかなりのものです。
アメリカ在住中はRoot:1含めよく見かけるブランドだったので馴染みがあります。
今日はベンティスケロ自体を少々掘り下げながら、いただくとしましょう。


公式ページは大型画像でドーンとカッコいいです。

Ventisqueroのみならず、Root:1、Ramirana他、ブランド別にサイトがあり、
ワインのところにリンクがあります。

ベンティスケロ専用ページがこれ。今日のワイン情報はここにあります。

今日のQueulatというのもヴィンテージ毎のデータシート完備でありがたいです。
・カルメネール 100%
フレンチオーク樽(80%)とアメリカンオーク樽(20%)の併用で、
新樽率25%で12ヶ月の熟成をしています。
しかし、一貫して「Carménère」表記なのは、日本カルメネール振興協会としては、
押してる表記なので、好感が持てますね。(笑)


所有畑の紹介ページに非常に詳しい情報がありました。
カルメネールはマイポ・ヴァレーのトリニダーという畑からだそうです。
ここがベンティスケロの最初の畑であり、拠点のようですね。
Ventisquero02
このページから畑の詳細資料(PDF)が見られます。

しかし、正確な所在が載っていないので訪問できないかと思いましたが、
畑の略図があったので、それを手掛りに場所を見つけ出しました。(笑)
例によって、Google Mapに転記しつつ訪問してみます。
Ventisquero03
残念ながら冬の畑でしたが、奇跡的にストビューがあって近寄れました。
しかし、品種ごとの区画地図は臨場感あって、なんとなくうれしいです。

さて、ここがマイポ・ヴァレーのどのあたりかということですが、
Map上は、一見ラペル(コルチャグア)・ヴァレーと思ってしまいました。
マイポ・ヴァレーは首都サンティアゴ周辺の広範囲ですが、その区切りは、
行政区、この場合は首都州(Región Metropolitana)になるようです。
ご覧のように、ベンティスケロは首都州のギリギリ端っこでもマイポです。
Ventisquero01
マイポ川流域と思っていましたが、行政区が区切りになってるわけで、
おそらく、サン・アントニオ・ヴァレーとマイポの境も行政区でしょうね。
これで、境目がわかりにくかったカチャポアル・ヴァレーとマイポ・ヴァレー、
コルチャグア・ヴァレーとクリコー・ヴァレーの切り分けもスキッとします。


ラベル平面化画像。
IMG_0040
表も裏もマイポ・ヴァレーのTrinidad Vineyard単一畑からと書いています。

インポーターラベルはオリジナルの外側に貼ってました。エライ。
IMG_0042


さあ、抜栓。
IMG_2755
キャップシールにVのマーク。コルクも名前入りではあります。
ただ、Viña Ventisqueroと3回繰り返してるだけなので平面化はしません。

Alc.13.5%。
濃いガーネット。
IMG_2756

カシス、ブラックベリー。
黒糖、シナモン少々。これはカルメネールっぽい。
濡れ木の樽香もしっかりついてます。
クールな印象の香り。酸味を予感させます。
やはり、軽い酸味から入る辛口アタック。
厚みは少しもの足りないですが、複雑味・構造感はあります。
おまけに…甘みもありますね。
前に試したラミラナもこんなでした。
タンニンはシルキーで、スモーキーな感じはいいんですが、
酸と甘みが減点ポイントですね。

7年前に飲んだ記憶では、
もっとおいしかったんですが…。


*****


Viña Ventisquero
Queulat Carménère
Gran Reserva 2015
RRWポイント 89点


Viña Falernia Donna Maria Syrah 2014

ビニャ・ファレルニアのシラーです。スーパーで1000円ほどでした。
なぜ手に取ってしまったかというと、ラベルのAppassimentoの文字です。
以前この作り手のカルメネールをアパッシメントしたものを試しました。
正直微妙だったんですが、やっぱりここは何でもアパッシメントをやるんだと、
すごく気になってしまい、ちょっとリベンジ的にお試ししたくなりました。(笑)


IMG_2592
Appassimentoとは、イタリアなんかでよく行われている、収穫時期を遅らせ、
ブドウを樹上で陰干しして、果実の濃縮度を高めるという手法です。

やはり、ビニャ・ファレルニアを始めたオリヴィエール家はイタリアからの移民。
1951年、今日のワイン名にもなったDoña Maria Gramola Olivierお母さんとその一家が、
北イタリアDOC Trentinoの町トレント(トレンティーノ・アルト・アディジェ州)から、
チリの北方にあるエルキ・ヴァレー(Elqui Valley)に入植します。

息子さんでしょうか、アルド・オリヴィエールさんが1975年からブドウ栽培を開始。
イタリアで醸造家だった従弟ジョルジオ・フレッサティさんを呼び寄せ、
1998年にビニャ・ファレルニアを設立(結構新しい)、今に至るという訳です。


公式ページは画像豊富でなかなかいい感じ。

ワイン情報もしっかりあります。
・シラー 100%
お手頃価格のワインですが、手摘み収穫100%(15kg入りカゴで)です。
40%のブドウはアパッシメントで樹上で自然乾燥させ収穫、60%は通常収穫。
また全量ではないようですが、一部を仏オーク樽で6ヶ月熟成させています。


さあ、チリの北方、エルキ・ヴァレーにあるワイナリー訪問です。
Falernia01
木材を前面に使ったモダンな建物ですね。貯水池とエルキ川の畔は一面畑です。

アンデスから流れ出るクラロ川(Río Claro)の狭い河岸にブドウ畑が現れ、
やがてトゥルビオ川(Río Turbio)に名を変え、畑が山間に広がっていきます。
ビクーニャ(Vicuña)の町からビニャ・ファレルニアのあたりで畑は最大になり、
川も最終的にエルキ川(Río Elqui)となり、ラ・セレナ(La Serena)の町から、
太平洋に注ぎ込みます。これがエルキ・ヴァレー。エルキ川流域です。


恒例のGoogle Map書き込みでワイナリーの所在を確認します。
Falernia00
エルキ・ヴァレーは細長いチリの最北端のワイン産地になります。
(実際には、更に北のアタカマ砂漠の方の海岸側にHuasco Valleyや、
Copiapó Valleyという産地があります。)


ラベル平面化画像。
IMG_2470
かなりワイドなラベルは、左右の説明が裏ラベルを兼ねてる感じです。
おかげでインポーターラベルを貼るのに苦心したようです。

微妙にラベルに重なっていたので剥がして別撮りです。
IMG_2468
ワイン情報を盛り込もうという姿勢は評価できます。(笑)


さあ、スクリュー回転。
IMG_0078
無印スクリューキャップはお値段的に仕方ないですね。

Alc14.5%。濃ゆい。
濃いガーネット。
IMG_2591

カシス、ブルーベリーのコンポート。
シナモンかミント、スパイス…。
カルメネールのアパッシメントの時も感じましたが、
どうも個性的な香りになるようですね。
ちょっとコールタールかアスファルトの感じも。(笑)
辛口アタック。
奥に甘みを感じるんですが、甘々ではないな~とか思ってる間に、
結構厚みのある味が押し寄せてきて、結局程よいバランスになりました。(笑)
深み、凝縮感出すのにアパッシメントは有効なんでしょうね。
ただその副産物なのか、ハッカのような独特の風味はちょっと邪魔かも。

しかし、カルメネールはゴメンナサイでしたが、シラーは許せますね。
なんとなくアパッシメントの良さは出ていますから。
ここはカベソーのアパッシメントも出してるようです。試そうかな?


*****


Viña Falernia
Donna Maria Syrah 2014
RRWポイント 90点


Emiliana Coyam 2016 Los Robles Estate

チリのビオワインの草分けと言ったらこのエミリアーナじゃないでしょうか。
以前このブログでも、お手頃入門シリーズのカルメネールを試していますが、
エミリアーナはその随分前から「ビオ」や「オーガニック」で売り出してます。
10年以上前ビオなんて珍しかった頃にも、若干敬遠気味に何度かいただいてましたが、
(笑)今日はそのエミリアーナのフラッグシップ「コヤム」をいただきますよ。


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COYAMというのはチリの先住民族マプチェ族の言葉で「オークの木立」の意味です。
何だか樽をガンガンに効かせたワインかなと想像しますが、なんのことはない、
コヤムが作られるビオディナミの畑がオークの古木に囲まれていたからだそうで。

インポーターの情報ですと、エミリアーナは1986年にギリサスティ家が設立、
90年代後半から有機栽培を実践、2001年にチリ初のオーガニック認証ワイン、
Coyam 2001をリリース。今日のワイン、その15年目のヴィンテージって訳ですね。


公式ページは大手らしく立派。ビオな画像があふれてます。(笑)

データシート完備ですが2017のものしかありません。
しかし、裏ラベルにセパージュがあって助かりました。
・シラー 49%
・カルメネール 22%
・カベソー 16%
・ムールヴェードル 5%
・マルベック 4%
・グルナッシュ 3%
・テンプラニージョ 1%
シラーがベースにがっつりカルメネール、いい感じです。
しかし、なんとたくさんの種類のブレンドでしょう。
これでもすごいですが、2017年のヴィンテージではこの上さらに、
プチヴェルドとカリニャンもブレンドしています。(笑)
醸造もグラヴィティ・フローや樽内でのMLFなど自然な方法を取っています。
樽熟は75%がフレンチオークの新樽、20%がフードル(2000Lと5000Lの大樽)で、
残り5%はセメントタンクで、14ヶ月間になります。

パーカーおじさんの評価はと調べると、2012年が91+点、2013年が92点。
過去もだいたい90点以上ですから好評価は安定してそうです。


エミリアーナは、カサブランカ・ヴァレーを中心に、マイポ、カチャポアル、
コルチャグア、ビオビオなど各地に自社畑を922ha所有、契約畑は334haを管理し、
内オーガニック認証受けた畑はほとんどの1200haにもなるそう。ゴイゴイスー。
今日のCoyamの畑は、最初に有機栽培化した所有畑の内で最良のところで、
Los Robles Estateと呼ばれます。Robleはスペイン語でオーク。即ちコヤムです。
コルチャグア・ヴァレーの、そのLos Robles Estateに行ってみましょう。
Coyam01
ナンカグアとサン・フェルナンドの間のティンギリリカ川沿いです。
この周りの木がオークの古木ですね。Coyam専用の畑&ワイナリーです。

いつもの広域地図でColchagua Valley他の位置関係を見ておきます。
Chile _Rapel_Valley
見にくいですが、ティンギリリカ川沿いの四角い黄色印がLos Robles Estateです。

カチャポアル川流域が、カチャポアル・ヴァレー。ティンギリリカ川流域が、
コルチャグア・ヴァレー。合わせてラペル・ヴァレーになるんでしたね。
ちゃんと2つの川が合流するとラペル川という名前になります。
ティンギリリカ川もコルチャグア川って名前だと完璧なんですが、少し残念。(笑)
ついでなので、ティンギリリカ川とはどんな川なのか見ておきましょう。
Coyam02
Los Robles Estate近くの橋から覗いてみました。普通の川です。(笑)


ラベル平面化画像。
CoyamY
ユーロリーフのマークがありますが、このマークをつけるときには必ず、
管理団体のコード番号と農業原料が生産された場所を併記する必要があります。
このワインの場合、CL-BIO-001Chilean Agricultureと書いています。
最初の「CL」は管理が行われる国のISO国名コード、すなわちチリです。
「BIO」は明白ですね。そして「001」はおそらく認証第1号なんでしょう。

EcocertもEcocert Chileの認証となってます。Ecocertはフランス発ですが、
世界80ヶ国に認証機関を置いています。チリにも当然あるってことですね。

尚、ラベルにはありませんが、エミリアーナは2005年に中南米で初めて、
厳しいビオディナミの認証機関であるDemeterから認証を受けています。


さあ、抜栓。
IMG_2526
キャップシール、コルク共にCOYAM専用品ですね。

コルクも平面化。
IMG_2527
あんまり大したことなかったですね。

Alc.14.5%。
濃いインキーなガーネット。
IMG_2528

ブラックベリー。
黒糖、モカ、ビターなチョコ…。
酸か甘みか、そんな風味がしっとり乗った辛口アタック。
味の厚み、ボリューム、構造感はありありです。
それでいて重々し過ぎずエレガントなのは、
酸+甘みのアクセントが始終効いているからでしょう。
ただちょっと甘味成分が少々くどい気もしてきます。
新世界のカベソーなんかで感じる、果実味というか…「甘さ」です。
これをサラッとドライに仕上げてくれたらバッチリ好みなんですが。
パーカーおじさんと同じくらいの点数になりました。(笑)


*****


Emiliana
Coyam 2016
Los Robles Estate
Valle de Colchagua
RRWポイント 91点


William Fèvre Chile La Misión Reserva 2018 Chardonnay

本家ウィリアム・フェーヴルのシャブリは以前試してますが、これはチリです。
その名もWilliam Fèvre Chile。そこのシャルドネをたまたまスーパーで発見。
スーパーの店頭なのでとってもお手頃ですが、これでおいしけりゃ儲けもの。
フランスの一流の作り手は新世界、それもなぜかチリに多く進出してますね。


IMG_0027
ウィリアム・フェーヴルさんがチリでシャルドネに適した場所を探し、
マイポ・ヴァレーで通常の平地の畑ではなく、山の手の高地に適地を発見。
そこがパートナーともなったビクトル・ピノさんの畑だったということで、
これが「William Fèvre Chile」の始まり。1990年のことだそうです。


公式ページは今どきの大画像をスクロールさせるようなタイプ。

ワイン情報はしっかりしているんですが、今日のLa Misiónというのが載ってません。
やはりスーパー向けのローエンド・シリーズなのでしょうね。(笑)
・シャルドネ 100%
は当然として、シャブリ方式に樽は使わず、ステンレスタンクの熟成のようです。
これは上等ラインでも同じで、やはりシャブリが基本になってるんですね。


サンティアゴの南側、ピルケにあるウィリアム・フェーヴル・チレを訪問。
Fevre01
入り口はショボい感じですが、奥に施設は広がっており、裏手には畑も見えます。

マイポ・ヴァレーはサンティアゴ周辺の広域です。
ウィリアム・フェーヴル・チレの位置関係は以下の地図がわかりやすいです。
Fevre02
そのウィリアムさんが最初に見つけたというシャルドネに理想的な畑は、
San Juan de Pirqueと言うらしいんですが、地図の黄色い四角で囲った辺り、
マイポ川が通る山間にあるようです。公式ページではMountain Grownとも。

因みにWilliam Fèvre Chileはここの他、マジェコ(Malleco)ヴァレーにも畑を所有。
マジェコはビオビオ(Bio Bio)よりも更に南にあるチリ最南端の産地です。
南半球ですからチリで一番寒冷な産地ということで、何かこだわりがありそうです。


ラベル平面化画像。
IMG_2506


さあ、スクリュー回転。
IMG_0024
印刷がずれてますが一応エンボスになってます。

Alc.13.0%。
かすかな緑をまとうイエロー。
IMG_0025

リンゴ、白い花。
樽はないはずですが微かにバニラも感じます。
とろみを感じるミネラリ―な辛口アタック。
甘みの前にかなり鋭角の苦味を感じますね。
ミネラルっぽさと言うよりは雑味に近い感じ。
シャブリっぽいかと言われると微妙ですね。

しかしペラペラのシャルドネよりは個性のある感じで、
これはこれでありだと思います。


*****


William Fèvre Chile
La Misión Reserva 2018
Chardonnay
D.O. Maipo Valley
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

Nativa Carmenere 2018

スーパーの500円ワインです。しかし、思いっきり注目してしまいました。
「まぼろしのブドウ品種 CARMENERE」の特大POP。「旨味の原点」とまで。
裏ラベルにも「1994年にチリで再発見されたカルメネールにこだわった」とあり、
かつてこれ程、カルメネール押しのワインがあったでしょうか?
日本カルメネール振興協会としてはこれは見過ごせません。早速お試しです。(笑)


IMG_2290
カルメネールはご存知のように、かつてボルドーの主要品種であったものの、
(カルメネールの原産地であるボルドー地方では、18世紀頃まで主要品種は、
現在のカベソーやメルローではなく、カルメネールであったとも言われています。)
1863年から19世紀末まで続いたフィロキセラ被害で欧州中のブドウが壊滅し、
カルメネールもボルドーから消え去ります。
チリなど新大陸に移植されていた品種をボルドー他欧州へ戻すと同時に、
フィロキセラに耐性のあるアメリカ産の野生ブドウの台木に接木することで、
ヨーロッパ中のワイン産業がその後なんとか復活を遂げました。
しかし、晩熟で害虫にも弱いカルメネールだけはボルドーに戻されませんでした。
そして一旦ワインの歴史からはカルメネールは消え去ってしまったのでした。

そして、1994年にフランス人ブドウ品種学者のJean Michel Boursiquotが、
チリのマイポで、失われた品種と思われていたカルメネールを再発見します。
この畑がViña Carmenであり、1996年には初のカルメネールのワインをリリース。
その後のチリのワインを特徴づける代表品種になったのはご存知の通りです。
以上、日本カルメネール振興協会では常識となっています。(笑)


チリの本家公式ページは見つかりませんでしたが、インポーターの日本酒類販売が、
気合の入った公式ページと見紛うサイトを作っています。(URLもなんと、nativa.jp

このサイト、さすがにカルメネールの解説がすごいです。
しかしながら、今日のワインの情報は極少。
・カルメネール 85%
・その他 15%
とのことですが、その他って何?
チリでは、カベソーやメルロー、シラー、カリニャン、プチヴェルド他、
いろんなものとブレンドするパターンが多いですからね。でも何?


作り手訪問しようと裏ラベルを見るとSur Andinoという名前と住所がありました。
この住所を調べると、なんと大手のViña Santa Ritaと同じでした。
なるほど、実体はサンタ・リタか~と思ってたら、上記Nativa.jpにこんな記述が…。

「フランス人研究者であるジャン・ミッシェル・ブルシコ氏がここ、
ナティバ・エステーツ(別名ヴィニャ・カルメン)にてカルメネールを再発見…」

な、なに!?
別名、ビニャ・カルメン(Viña Carmen)!?
今日の作り手がカルメネールを発見し、チリの代表品種となる礎を築いたなんて、
えらそ~なことが書いてあったので、もしかしてと思ったら、やっぱそうでしたか。

じゃあ、住所の件はどうなるんでしょう。調べると、なんと…。
Carmenere02
サンタ・リタとカルメンは隣接していて同じ道路に面しているため、
番地のない場合、同じ住所になってしまうようです。

サンティアゴの南、マイポ・ヴァレーになります。
Carmenere03
ここが、カルメネールの第2の故郷ということですね。

しかし、なぜカルメネールがチリで消えてしまったのか。
メルローと混植されて時間と共に混同され、メルローとして生き残っていたのです。
その昔は葉の形で品種を特定していたので、メルローと特徴が似ていたからだとか。
実際、90年代後半(まだカルメネールが再発見される前)のチリのメルローは、
他地域産と比べて飛びぬけておいしかった記憶があり、なるほどと頷きます。
実はカルメネールとメルローのブレンドを飲んでいたんですね。

そんなにメルローに似てるんだと信じていましたが、今日のナティバのサイトに、
カルメネールとメルローの違いが解説してあり、ちょっと驚きました。
Carmenere01
外観は全くと言っていいほど似ていません。

カルメネールのブドウは色が黒っぽくてメルローより大粒です。また、
粒を押すとカルメネールはメルローのように果汁が外に飛び出さないんだそうで。
カルメネールは果皮と果肉がひっついて、じわじわと流れ出るそうです。へぇ~。

例の葉の形も、カルメネールは葉脈の中心に向かって切れ込みが浅く、
全体的にロールがかっているのに対して、メルローはより深い切れ込みがあり、
葉はフラットなんですと。どうしてチリ人は混同したんでしょう?(笑)

晩熟であるカルメネールをメルローとして早く収穫してしまうと、
メトキシピラジンによる青臭い風味が強く出るということもあります。
でも、おいしかったんですよね~、昔のチリのメルロー。


ラベル平面化画像。Est 1994はミレジムではなく発見された年です。(笑)
ノンヴィンテージかと思ったら、裏ラベルに極小文字で2018とありました。
IMG_2283
で、このイラストにも注目です。粒は先ほどの解説のように黒っぽい。
葉が赤く描かれていますが、これこそカルメネールの名前の由来である、
赤く紅葉する葉です。(フランス語:Carmin=洋紅色)
実際、カルメネールをチリで再発見した前出のJean Michel Boursiquotさんは、
紅葉するメルローの葉を見て「これ、カルメネールちゃうか?」と気づいたとか。

このPOP。日本カルメネール振興協会としては表彰モンです。
IMG_2285
よって、別撮りして貼っておきます。(笑)


さあ、スクリュー回転。
IMG_2288
まあ、無印スクリューキャップですよね。500円ですから。


Alc.13%。
ガーネット。
IMG_2289

ブラックベリー、スパイス、鉛筆の芯、青野菜、モカ。
僕の知ってるカルメネールの要素をちゃんと持ってます。
安いけどカルメネールで間違いないでしょう。(笑)
辛口アタック。
酸は若さから来るんでしょうね。仕方なし。
厚みは当然弱いんですが、複雑味・構造感はしっかりしてます。
POPどおり、スパイシーってやつです。(笑)
タンニンは嫌味じゃない程度の収斂性。
余韻もそこそこしっかりあって味わい深いです。

500円の味を超えて、しっかりカルメネールしてるです。
さすがビニャ・カルメンです。よし!


*****


Sur Andino S.A.
Nativa Carmenere 2018
RRWポイント 90点


Luis Felipe Edwards Chardonnay Reserva 2016

チリのルイス・フェリペ・エドワーズのシャルドネをいただきます。
スーパーにもたくさん出回っていて安物風情が漂ってるブランドですが、
ちゃんと上等シリーズもあって、昔アメリカ在住中はいくつか試してました。
かなりレベルは高かったんですが、残念ながら日本ではとんと見かけません。


IMG_2001
というわけで、スーパーで売ってたシャルドネ、ハーフボトルです。
ゲロまずではないでしょうから、サクッと楽しむにはいいかもしれません。


公式ページには1976年創業からの歴史やバックグラウンドの解説があります。

しかしながら、肝心のワインの情報が載っていません。

ワイン紹介は別URLの別サイトという不思議なことになってます。

今日のレセルバもヴィンテージ毎にPDFのデータシート完備です。
・シャルドネ 100%
熟成はフレンチオーク樽で6ヶ月だそう。(同シリーズの赤は8ヶ月。)


今日のワインはマウレ・ヴァレーとなってるのでここではないのですが、
コルチャグア・ヴァレーにある本拠地を訪問。(ストビューなしでした。)
LFE03
サン・フェルナンドとサンタ・クルスの間のナンカグアの町に近いです。
例のティンギリリカ川がコルチャグア・ヴァレーを貫いています。

ルイス・フェリペ・エドワーズの所有畑は各地にあり、公式サイトの地図で確認。
LFE01
さっきの写真はこの地図の(4)のところですね。
マウレはずっと南、リナレスの近くに畑があるようですね。地図中の(6)です。
マウレ・ヴァレーはマウレ川が流れていますが、リナレスの方はマウレ川の支流、
ロンコミージャ川が流れています。


ラベル平面化画像。
IMG_1996
サインのところ、画像が欠けましたね。Nicolas Bizzarri/Winemakerです。


さて、スクリュー開栓。
IMG_1998
一応、キャップはワイナリー名入り。

Alc.13.5%。
イエロー。
IMG_1999

青リンゴ、ライム、バター。
6ヶ月ってことでしたが、割と樽は効いてますね。
辛口アタック。
味の芯はあって薄っぺらくないのがいいです。
喉越しから余韻にかけて、
酸が絶妙に喉をくすぐる感じがします。
これは、じゅうぶん楽しめましたよ。


*****


Viña Luis Felipe Edwards
Chardonnay Reserva 2016
Maule Valley
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Lapostolle Cuvée Alexandre Merlot 2014

チリのベストワイナリーのひとつとして大好きなラポストルです。
このキュヴェ・アレクサンドルというシリーズはちょっといいラインなのですが、
これのカルメネールが日本では見当たりません。カベソーは見つかるんですけどね。
日本カルメネール振興協会としては、まだまだこんな状況の日本を憂います。(笑)
仕方がないので、今日はメルローをチョイスです。


IMG_1846
消えたカルメネールはチリで再発見されるまでメルローとして植えられてました。
1990年代当時のチリのメルローが異様においしかった記憶がありますが、
そういうことだったんだな~と今更ながら思います。(笑)
今でも、たまに今日のようにメルローを選んだりします。
まだカルメネールが混じってるんじゃないかと思って...。
(1994年にフランス人ブドウ品種学者のJean Michel Boursiquotが、
チリのマイポで、失われた品種と思われていたカルメネールを再発見します。
2014年11月24日にカルメネール再発見20周年を迎えています。)


公式ページはいつもながら情報しっかりで助かります。

今日のワインもミレジム毎に詳細情報が見られます。
セパージュは、
・メルロー 87%
・カルメネール 13%
スパイシーさを強調するためにカルメネールをブレンドしているそう。
さすがに今はカルメネールをメルローと混植はしてないんでしょうが、
メルローの味付けにカルメネールを使うのはチリワインの妙味ですね。
14kg入りの小さいケースでの100%手摘み収穫を行なった上で、
高精度光学選果機(Vistalys)で78%、残り22%が手作業による選果・除梗です。
樽熟は、新樽42%、28%が1年落ち、30%が2年落ちのフレンチオーク樽で、
13ヶ月行います。


ワイナリー訪問ですが、ストビューがないのでこうしてみました。
Lapostolle01
コルチャグア・ヴァレーのサンタ・クルスの町のすぐ近く。


今日のワインはコルチャグア・ヴァレーの畑からなので地図を確認します。
サンティアゴの南方、サンタクルスの町は見つかりましたか。その周辺です。
Chilean-Wine-Map
カチャポアルとコルチャグアを合わせてラペル・ヴァレーといいますが、
この辺りの把握はやはり川を軸に考えるとわかりやすいです。

ということで、例によってGoogle Map上に川を示して見てみます。
Rapel01
Valley(Valle)と言うだけあって「川の流域」なわけですから、
コルチャグアはティンギリリカ川、カチャポアルはカチャポアル川流域です。
面白いのは、その2つの川が下流で合流してラペル川になります。
なるほどですよね。2つ合わせてラペル・ヴァレーになるわけです。
ティンギリリカ川がコルチャグア川という名前だと完璧なんですが。(笑)


ラベル平面化画像。
IMG_1732
裏ラベルに過去獲得した点数評価が列記されてますね。
因みにこの2014年はJames Sucklingさんが94点をつけています。

インポーターラベルは裏ラベルを隠していませんでした。
IMG_1836
偉いぞ、ファインズ。


さあ、抜栓です。
IMG_1839
キャップシール、コルク共に紋章入り。コルク横ミレジムもいいですね。

コルクも平面化しておきます。
IMG_1841

Alc.14.5%。
濃いガーネット。
IMG_1844

黒ベリー、森の下草、青野菜香。
やはり少しカルメネールっぽい感じです。
かすかに酸が効いた重み・厚みのしっかりした味です。
シルキーなタンニンですが、喉にいい具合の収斂性を与えます。
余韻も貫禄ありますね。

うん、おいしいメルローです。
カルメネールをブレンドしてるからでしょうか。
もしくはまだメルロー畑にカルメネール残ってる?(笑)


*****


Lapostolle
Cuvée Alexandre Merlot 2014
RRWポイント 92点


Veramonte Carménère 2018 Reserva

今日は日本カルメネール振興協会の活動日ですのでカルメネールです。(笑)
ネットで懐かしのベラモンテのカルメネールを発見したのでゲットしてました。
昔とは随分デザインも変わりましたし、ユーロリーフ、ECOCERT付きで、
オーガニックワインをうたってますね。お味はどんなもんでしょ?


IMG_1736
Viñedos Veramonteという生産者のはずですが、 Alto de Casablancaという名前で、
「Veramonte」「Primus」「RITUAL」などのブランドを使い分けています。


公式ページはこれで、「Veramonte」ブランドとして独立しています。

珍しくミレジムごとにデータシートがありました。
・カルメネール 100%
熟成はフレンチオーク樽で8ヶ月となっています。
しかし、Carménèreの表記はいいですね。
日本カルメネール振興協会ではアクサンテギュとアクサングラーヴ両方付き推奨です。(笑)


さて、ワイナリー訪問ですが、場所はカサブランカ・ヴァレー。
サンティアゴから海岸沿いのバルパライソへ向かう幹線道路沿いです。
Vera01
かなり大きな施設です。「Casona」はBig Houseの意味です。

昔、ここは訪れてるんですよね。
Vera02
2001年撮影。(笑)当時からCasonaだったのがわかります。


実は、カサブランカ・ヴァレーは白品種とピノ・ノワールだけで、
カベソーやカルメネールはかなり離れたコルチャグア・ヴァレーからです。
Chilesub
車で2~3時間は離れているので、現地で醸してるのかなと考えてしまいます。


ラベル平面化画像。
IMG_1717
裏ラベルを見ると、ゴンサレス・ビアス(González Byass)とあります。
「ティオ・ペペ」のシェリーで有名なスペインの生産者です。
どうやらベラモンテはゴンサレス・ビアスの傘下のようですね…。
González Byassnewsの公式ページでも紹介があり、1992年創業とあるので、
ゴンサレス・ビアスがチリで立ち上げたパターンかもしれませんね。

インポーターシールは別撮り。
IMG_1718
裏ラベルを隠さず、控えめなのがいいですね。


さあ、抜栓。
IMG_1734
キャップシールはCasonaのイラストがエンボスになっててカッコいいですね。
コルクはラベルに合わせた幾何学模様のような感じ。平面化はしません。

Alc.14.5%。
濃いガーネット。
IMG_1735

ブラックベリー、ブルーベリージャム、シナモン…。
メトキシ野菜香も見つかります。
オーガニックの影響かとも思いますが、
いずれにせよカルメネールっぽいです。(笑)
辛口アタック。
薄っすら酸のベールに包まれるも、しっかり厚みのある味。
酸はフレッシュな果実味となって、
タンニンと一緒に喉越しにアクセントを与えてくれます。
余韻も長い。

オーガニックなカルメネール、
悪くないだろう。(ぺこぱ風に)


*****


Veramonte
Carménère 2018
Reserva
RRWポイント 91点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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