Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Cinsault

Viña Indómita Cinsault Reserva 2017

チリのインドミタです。インポーターがリカマングループの都光酒販なので、
リカマンの店頭にしこたま置いてます。カリニャンのモノセパージュなど、
面白いのは過去いくつか試しましたが、今日もまた面白いのを発見しました。
サンソー(Cinsault)のモノセパージュ(単一品種)です。さて、どんなお味?


IMG_3044
サンソーはフランスのラングドック・ルシヨンを原産とする古い品種ですが、
南仏中心に広く栽培されている割には、補助品種として使われるのが通常で、
モノセパージュはすごく珍しいですね。

過去に飲んだプロヴァンスやタヴェルのロゼにはガッツリ入ってましたし、
シャトーヌフをはじめとするローヌのワインにもちょこちょこ入ってます。
Cinsault01
でも100%サンソーは原産地のラングドックでもなかなか見当たらないです。

サンソーとピノ・ノワールを交配してピノタージュを生んだ南アフリカでは、
そこそこサンソー100%があるらしいですが、お目にかかったことはありません。
南アフリカ全体の2%がサンソーだそうです。まだまだ珍しい訳です。

そんな中発見したチリのサンソー100%。これは楽しみです。と思っていたら、
過去記事を読むとサンソー100%を飲んでました。なんとカリフォルニア。(笑)


過去も行ってますが、公式ページはそこそこしっかりしてます。

ところが、このサンソーのバリエタルが載っていません。
もう今は作ってないんでしょうかね。ネットでいろいろ調べてると、
昔はサンソーとパイス(País)のブレンドも出していたみたいですね。
パイスはメキシコではミシオン(Misión)と呼ばれる、スペイン人の征服者が、
新大陸に持ち込んだ最初の品種です。これも興味深いですが…。

とにかく、南部イタタ・ヴァレーのサンソー100%以外情報なしです。

前も行ってますが、サンティアゴ-バルパライソ間の高速道路沿い、
カサブランカ・ヴァレーにビニャ・インドミタはあります。
Cinsault02
今日のサンソーはイタタ・ヴァレーとのことですが、ビニャ・インドミタは、
このカサブランカとマイポの他、南部のビオ・ビオ・ヴァレーに畑があります。
イタタ・ヴァレーはビオ・ビオ・ヴァレーと同じビオ・ビオ州ですが、
ビオ・ビオ・ヴァレーのサブリージョンではなく並立の位置づけです。
イタタ・ヴァレーにも畑があるんでしょうね。

これは公式ページにあったビオ・ビオ・ヴァレーにある畑の写真。
Cinsault03
イタタとビオ・ビオは隣接してるので同じような雰囲気でしょうか。

チリのワイン・リージョンをおさらいしておきましょう。
Cinsault05
こうチリワインばっかり飲んでいるとだいたい制覇していますね。(笑)
マジェコ(Malleco)やチョアパ(Choapa)はまだですね。今後の課題。

同じような地図ですが、産地と州境で把握しておきましょう。
Cinsault04
あとは川ですね。主要な産地はヴァレー(渓谷)というだけあって、
大河の流域になってますからね。

どうでもいいですが、イタタ・ヴァレーを貫くイタタ川に行ってみます。
Cinsault06
やはり、ごっつい川ですね。


ラベル平面化画像。
IMG_2980


さあ、無印のスクリュー回転。
IMG_3041
1000円でおつりが来るお値段ですから、こんなもんでしょう。(笑)

Alc.13.5%。(pH:3.48、Brix:7.0)
クリア感あるルビー。微妙にオレンジ帯びてます。
IMG_3043

フランボワーズ、梅、茎っぽさ。
独特の酸味から入る辛口アタック。
カリフォルニアのサンソー100%を思い出しました。(笑)
味わいはブルゴーニュのピノを思わせる貫禄があります。
最初の酸味は始終居座るんですが、嫌味ではないです。
タンニンもピノっぽいベールのような効き方をしてきます。

酸の評価が難しいですが、ピノ的に楽しめますね。
なので、サンソーとピノ・ノワールを掛け合わせたピノタージュは、
もっとピノっぽくてもいいような気がします。(笑)


*****


Viña Indómita
Cinsault Reserva 2017
D.O. Itata Valley
RRWポイント 89点


The Scholium Project 1MN Bechtold Ranch 2016

リカマンの店頭で変なワインを見つけました。
作り手はスコリウム・プロジェクト。プ、プロジェクト!?
ラベルにもカリフォルニア赤ワインとしか書いていません。
怪しい。怪しすぎる。こういうワインは調べて試してみなきゃです。(笑)


IMG_1175
味もそっけもない幾何学模様のラベル。ワインとして楽しまれるのを拒否するかのようです。


公式ページはお世辞にもよく出来た作りではありません。

コンタクトページで所在を調べようとしたら、メールフォームのみ。
「私達は小さなチームなので全員忙しい。電話もらっても誰も出られません。
メールには頑張って答えます。」とのメッセージ。
ネットで調べると、オーナーのAbe Schoener(エイブ・ショーナー)さんが、
何だかんだあって(笑)2006年に独立して作ったワイナリーらしいです。
旧来のカリフォルニアワインではなく、自分が美味しいと思うワインを実験的に追求し、
それを一般的にリリースしてしまう驚きのワインメーカーなんだそうで。(笑)

ショップサイトへ行くと今日のワイン情報がありました。

ローダイ(Lodi)にある樹齢140年の自根のサンソー(Cinsault)100%だそうです。
除梗を一切しない全房発酵。オーク樽で12ヶ月の熟成。
「ローダイのワインと思うな。ヴォルネイだと思え。」なんて書いてます。
ブルゴーニュのピノみたいな味になってるんでしょうかね。(笑)

この畑を受け継いだ時「Malvasia Nera」が植えられていると説明を受けたそうですが、
ローダイ周辺に入植したドイツ系移民がMalvasia Neraと呼んでいた品種が、実は、
サンソーであると2年後にわかったそうです。
それに因んでワイン名を「最初のマルヴァジーア・ネラ」と言う意味で、

First Malvasia Nera = 1MN

と名付けたらしいっす。ギャフン!わかんね~って!(笑)
ネットには、この作り手の詳しい解説もありましたのでリンクしておきます。

INFO 情報 情報


さて、ワイナリー訪問を試みます。
ナパ近くのソラノ郡、Suisun Valleyにあるとの情報からここがヒット。
Scholium01
Google Map上は「閉鎖」となっているのが気になりますが…。

Suisun Valleyは1982年にAVA(American Viticultural Area)に認定されてます。
The Scholium Projectの場所と一緒に位置関係を見ておきましょう。
Scholium02
しかし、カリフォルニアはいろんな産地がありますね。課題多し。


ラベル平面化画像。
IMG_0935
このデザイン、情報で、初見で買おうと思う人少ないと思います。

その上、これです。キャップシールなしでコルクむき出し。
IMG_1172
で、また変な模様が。ここにはミレジムを打ってくださいね。(笑)

コルクも平面化しました。
IMG_1173
で、また、意味不明の図形。数学の問題を思いだします。

さあ、お味はいかに? ヴォルネイのピノのようでしょうか?(笑)
Alc.12.81%。(細かっ。)クリア感あるガーネット。
IMG_1174

香り立つチェリー、プラム、カシス。
フレッシュ&ふくよかな黒ベリーって感じ。
不思議な酸と甘みをかすかに感じましたが、辛口アタック。
奥に苦味もあり、ハーブ感も絡んだ複雑な味ですね。
余韻も不思議な爽やかさで続きます。
酸多めだからかと思いますが。
程よくLingeringな余韻。
苦味の後味が残りますが、でも嫌じゃない。

面白いな~。ワインの可能性を感じます。
スコリウム・プロジェクト、覚えておきましょう。


*****


The Scholium Project
1MN Bechtold Ranch 2016
RRWポイント 88点


Triennes Rosé 2017 IGP Méditerranée

プロヴァンスからのロゼです。
というか、プロヴァンスと言えばロゼです。
にもいただいたトリエンヌです。
ドメーヌ・デュジャックのジャック・セイスと、
ロマネ・コンティのオベール・ド・ヴィレーヌが、
南仏プロヴァンスに1989年に立ち上げたワイナリーでしたね。


IMG_6396


公式ページのトップページはロゼの写真です。
やはりプロヴァンスではロゼ推しなんでしょうかね。
ワインの詳細情報は乏しく、セパージュも、
「主にサンソーで、グルナッシュ、シラー、メルローをブレンド」
となってるだけで比率不明。

サンソー(Cinsault)はフランス南部(プロヴァンスかラングドック)が原産で、
黒ブドウですが、混醸するか、これみたいにロゼにするのも多いようですね。


エチケット平面化画像。
IMG_6186


ドメーヌの場所は、プロヴァンスのナン・レ・パンでしたね。
Trie01
IGP Méditerranée(地中海)はこの辺り一帯、コルシカ島まで含みます。
ドメーヌ訪問は前回やってますので、そちらをご参照ください。

さて、スクリュー回転。
Alc.12.5%。
透明に薄っすらピンク色。
シトラスの柑橘系、花梨、蜜のような甘香です。
辛口アタック、酸の中に果実味が見つかります。
さっぱりしてて、やはりほぼ白として楽しめます。

夏の午後にいいって公式ページに書いてました。
その通り。


*****


Domaine de Triennes
Rosé 2017 IGP Méditerranée
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

M de Minuty Rosé Côtes de Provence 2016

フランスって日常的にかなりロゼが幅を利かせています。
庶民はお高いボルドーだの、ブルゴーニュだのと言ってません。
ファミレスのようなところへいくと妙にロゼが多かったりします。
そんなことを考えながら、プロヴァンスのロゼを探しました。
ラタトゥイユといっしょにワインをいただいた、
それこそ若かりし頃の南仏プロヴァンスの旅を思い出しながら…。


IMG_4533


コカ・コーラのようなくびれたお洒落ボトルですね。
エチケットもかっこいいデザインです。
輸入者のサッポロのサイトによると、シャトー・ミュニティという生産者で、
「コート・ド・プロヴァンスで23しかないクリュ・クラッセの一つに選定された
プロヴァンスワインの名門。高級ロゼワインの草分け的存在。」
だそうです。
本家サイトもお洒落な感じです。
もうちょっとベタなプロヴァンス・ロゼでもよかったんですがね。

品種は、グルナッシュ、サンソー、シラーのブレンドです。
また写真に白ブドウを並べてしまいましたが、
これらの品種はみんな黒ブドウです。(笑)
ロゼは白と同じく80点満点のWWWポイントをつけることにしたので、
今後もこんな感じでいきます。
バックの写真も新導入、ラインガウのリースリング畑です。

とにかく、サクッといただきましょう。Alc.13%。
この前のロワールのロゼと同じくらいの色の濃さです。
色調もタマネギ・ピンクで似た感じ。
プロヴァンスはもっと薄い色というイメージなんですが。
白ワイン然とした香りです。マーマレード。
辛口はいいのですが、味わいは乏しく水くさい気がします。
後味に苦みがかすかに残ります。
まあ、プロヴァンスのロゼに過度の期待はしていませんが、
それなりのお味です。ある意味期待通り。(笑)
風月の焼きそばとマリアージュしてスルスルいけました。


*****


M de Minuty Rosé Côtes de Provence 2016
WWWポイント 74点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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