ガリオッポ(Gaglioppo)という品種を使う、カラブリア州DOCチロ(Cirò DOC)のワインです。過去違う作り手のものを試していますが、おいしかったからというよりは、名前の響きに惹かれたからという感じでまた選びました(笑)。チロのガリオッポ。チロのガリオッポ。(笑)
作り手のファットリア・サン・フランチェスコの歴史は古く、シチリアーニ家のご先祖様が1777年にサン・フランチェスコ修道院を買い取りワイン作りを始めたそうです。1997年にはシチリアーニ家の手により最新の設備のワイナリーが建設されています。2013年にルッツォリーニ家(Luzzolini)に引き継がれますが、最新の醸造技術と古いテロワールの伝統の融合という哲学で、高品質でモダンなワインを造り続けているそうです。
公式ページはデザインのせいか少々見にくいですが情報量は十分です。
2010年のDNA分析でサンジョヴェーゼと Mantonico Bianco の自然交配が示唆されました。13世紀の文献にそれらしき記述があり、イタリアで最も古い品種のひとつとされます。名前はギリシャ語から来たとされ、古代オリンピックの勝者はこのガリオッポから作られたワイン(カラブリアのクリミサ/Krimisaと呼ばれるワインと言われている)が与えられたと言い伝えられていますが、DNA分析ではガリオッポとギリシャの固有品種との関連性は見つかっていません。
尚、DOCチロにはロゼと白もあり、ロゼは赤と同じくガリオッポですが、白はグレコ(Greco Bianco)が使われます(80%以上)。
さあ、作り手訪問です。チロのコムーネにあります。
ストビューではよく見えませんが、2013年に建てた近代的な建物があるようです。前に試した Librandi という作り手はチロ・マリーナの方にありました。
カラブリア州を俯瞰して、チロ他のDOCの位置関係、作り手の所在を見てみます。
カラブリア州はいわゆるイタリアのブーツのつま先です。チロは土踏まずの始まり部分ですかね。カラブリア州にはDOCGはありませんが、全域に9つのDOCが広がっています。なかなか詳しい(正しい)地図がないので毎回Google Map上に描くのに難儀していますが、今回はARSAC(Azienda Regionale per lo Sviluppo dell'Agricoltura Calabrese)という農業開発機構?のようなところのHPを参考にしています。各DOCの特徴やローカル品種の説明などしっかりまとめられています。
ラベル平面化画像。
裏ラベル、汚れていますが、醸造方法他、親切な情報が書かれています。
なのにインポーターの飯田はこれを丸隠ししていました。
ロゴとか再現して凝ってはいますが、イタリア語だからとオリジナルの情報を隠すのはいただけません。僕は許しません、ぷんぷん。
さあ、抜栓。
コルク平面化。
作り手のファットリア・サン・フランチェスコの歴史は古く、シチリアーニ家のご先祖様が1777年にサン・フランチェスコ修道院を買い取りワイン作りを始めたそうです。1997年にはシチリアーニ家の手により最新の設備のワイナリーが建設されています。2013年にルッツォリーニ家(Luzzolini)に引き継がれますが、最新の醸造技術と古いテロワールの伝統の融合という哲学で、高品質でモダンなワインを造り続けているそうです。
公式ページはデザインのせいか少々見にくいですが情報量は十分です。
ワイン紹介ページ、ショップページ共に詳細が書かれています。
・ガリオッポ 100%
熟成はステンレスタンクとなっていますが、軽くバリックに詰めるなんて書いてます。オーク樽の香りづけをしてるんでしょうか。期間は不詳ですが、瓶詰め後は2ヶ月置くそうです。
ブドウは Cirò、Cirò Marina、Crucoli、Melissa のコムーネからとなっています。この4つのコムーネはDOCチロの対象地域ではあるのですが、今日のワインの「Classico」を名乗る場合は、Cirò と Cirò Marina からのみでないといけません。これは不正確な情報なのか、DOCの規定に反して「Classico」をうたってるのか…。
また、DOCチロの規定では、ガリオッポ 80%以上使用の他、7ヶ月の熟成が義務づけられています。(Riserva は2年)このあたりも確認したいですから熟成期間は明記して欲しかったですね。
これが、ガリオッポ(Gaglioppo)。見た目は普通です(笑)。・ガリオッポ 100%
熟成はステンレスタンクとなっていますが、軽くバリックに詰めるなんて書いてます。オーク樽の香りづけをしてるんでしょうか。期間は不詳ですが、瓶詰め後は2ヶ月置くそうです。
ブドウは Cirò、Cirò Marina、Crucoli、Melissa のコムーネからとなっています。この4つのコムーネはDOCチロの対象地域ではあるのですが、今日のワインの「Classico」を名乗る場合は、Cirò と Cirò Marina からのみでないといけません。これは不正確な情報なのか、DOCの規定に反して「Classico」をうたってるのか…。
また、DOCチロの規定では、ガリオッポ 80%以上使用の他、7ヶ月の熟成が義務づけられています。(Riserva は2年)このあたりも確認したいですから熟成期間は明記して欲しかったですね。
2010年のDNA分析でサンジョヴェーゼと Mantonico Bianco の自然交配が示唆されました。13世紀の文献にそれらしき記述があり、イタリアで最も古い品種のひとつとされます。名前はギリシャ語から来たとされ、古代オリンピックの勝者はこのガリオッポから作られたワイン(カラブリアのクリミサ/Krimisaと呼ばれるワインと言われている)が与えられたと言い伝えられていますが、DNA分析ではガリオッポとギリシャの固有品種との関連性は見つかっていません。
尚、DOCチロにはロゼと白もあり、ロゼは赤と同じくガリオッポですが、白はグレコ(Greco Bianco)が使われます(80%以上)。
さあ、作り手訪問です。チロのコムーネにあります。
ストビューではよく見えませんが、2013年に建てた近代的な建物があるようです。前に試した Librandi という作り手はチロ・マリーナの方にありました。
カラブリア州を俯瞰して、チロ他のDOCの位置関係、作り手の所在を見てみます。
カラブリア州はいわゆるイタリアのブーツのつま先です。チロは土踏まずの始まり部分ですかね。カラブリア州にはDOCGはありませんが、全域に9つのDOCが広がっています。なかなか詳しい(正しい)地図がないので毎回Google Map上に描くのに難儀していますが、今回はARSAC(Azienda Regionale per lo Sviluppo dell'Agricoltura Calabrese)という農業開発機構?のようなところのHPを参考にしています。各DOCの特徴やローカル品種の説明などしっかりまとめられています。
ラベル平面化画像。
裏ラベル、汚れていますが、醸造方法他、親切な情報が書かれています。
なのにインポーターの飯田はこれを丸隠ししていました。
ロゴとか再現して凝ってはいますが、イタリア語だからとオリジナルの情報を隠すのはいただけません。僕は許しません、ぷんぷん。
さあ、抜栓。
コルク平面化。
Alc.13%。(pH:3.85、Brix:6.5)
赤味のルビー。
黒ベリー、カシス、チェリー。
かすかな酸味を漂わす辛口アタック。
フレッシュ、フルーティな飲み口です。
味わいのまとまりもあっていんですが、
味わいのまとまりもあっていんですが、
厚みは期待してはいけないですね。
これはこれで楽しめました。
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Fattoria San Francesco
San Francesco 2017
Cirò Rosso Classico
San Francesco 2017
Cirò Rosso Classico
RRWポイント | 88点 |
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