Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Colchagua

Emiliana Coyam 2016 Los Robles Estate

チリのビオワインの草分けと言ったらこのエミリアーナじゃないでしょうか。
以前このブログでも、お手頃入門シリーズのカルメネールを試していますが、
エミリアーナはその随分前から「ビオ」や「オーガニック」で売り出してます。
10年以上前ビオなんて珍しかった頃にも、若干敬遠気味に何度かいただいてましたが、
(笑)今日はそのエミリアーナのフラッグシップ「コヤム」をいただきますよ。


IMG_2529
COYAMというのはチリの先住民族マプチェ族の言葉で「オークの木立」の意味です。
何だか樽をガンガンに効かせたワインかなと想像しますが、なんのことはない、
コヤムが作られるビオディナミの畑がオークの古木に囲まれていたからだそうで。

インポーターの情報ですと、エミリアーナは1986年にギリサスティ家が設立、
90年代後半から有機栽培を実践、2001年にチリ初のオーガニック認証ワイン、
Coyam 2001をリリース。今日のワイン、その15年目のヴィンテージって訳ですね。


公式ページは大手らしく立派。ビオな画像があふれてます。(笑)

データシート完備ですが2017のものしかありません。
しかし、裏ラベルにセパージュがあって助かりました。
・シラー 49%
・カルメネール 22%
・カベソー 16%
・ムールヴェードル 5%
・マルベック 4%
・グルナッシュ 3%
・テンプラニージョ 1%
シラーがベースにがっつりカルメネール、いい感じです。
しかし、なんとたくさんの種類のブレンドでしょう。
これでもすごいですが、2017年のヴィンテージではこの上さらに、
プチヴェルドとカリニャンもブレンドしています。(笑)
醸造もグラヴィティ・フローや樽内でのMLFなど自然な方法を取っています。
樽熟は75%がフレンチオークの新樽、20%がフードル(2000Lと5000Lの大樽)で、
残り5%はセメントタンクで、14ヶ月間になります。

パーカーおじさんの評価はと調べると、2012年が91+点、2013年が92点。
過去もだいたい90点以上ですから好評価は安定してそうです。


エミリアーナは、カサブランカ・ヴァレーを中心に、マイポ、カチャポアル、
コルチャグア、ビオビオなど各地に自社畑を922ha所有、契約畑は334haを管理し、
内オーガニック認証受けた畑はほとんどの1200haにもなるそう。ゴイゴイスー。
今日のCoyamの畑は、最初に有機栽培化した所有畑の内で最良のところで、
Los Robles Estateと呼ばれます。Robleはスペイン語でオーク。即ちコヤムです。
コルチャグア・ヴァレーの、そのLos Robles Estateに行ってみましょう。
Coyam01
ナンカグアとサン・フェルナンドの間のティンギリリカ川沿いです。
この周りの木がオークの古木ですね。Coyam専用の畑&ワイナリーです。

いつもの広域地図でColchagua Valley他の位置関係を見ておきます。
Chile _Rapel_Valley
見にくいですが、ティンギリリカ川沿いの四角い黄色印がLos Robles Estateです。

カチャポアル川流域が、カチャポアル・ヴァレー。ティンギリリカ川流域が、
コルチャグア・ヴァレー。合わせてラペル・ヴァレーになるんでしたね。
ちゃんと2つの川が合流するとラペル川という名前になります。
ティンギリリカ川もコルチャグア川って名前だと完璧なんですが、少し残念。(笑)
ついでなので、ティンギリリカ川とはどんな川なのか見ておきましょう。
Coyam02
Los Robles Estate近くの橋から覗いてみました。普通の川です。(笑)


ラベル平面化画像。
CoyamY
ユーロリーフのマークがありますが、このマークをつけるときには必ず、
管理団体のコード番号と農業原料が生産された場所を併記する必要があります。
このワインの場合、CL-BIO-001Chilean Agricultureと書いています。
最初の「CL」は管理が行われる国のISO国名コード、すなわちチリです。
「BIO」は明白ですね。そして「001」はおそらく認証第1号なんでしょう。

EcocertもEcocert Chileの認証となってます。Ecocertはフランス発ですが、
世界80ヶ国に認証機関を置いています。チリにも当然あるってことですね。

尚、ラベルにはありませんが、エミリアーナは2005年に中南米で初めて、
厳しいビオディナミの認証機関であるDemeterから認証を受けています。


さあ、抜栓。
IMG_2526
キャップシール、コルク共にCOYAM専用品ですね。

コルクも平面化。
IMG_2527
あんまり大したことなかったですね。

Alc.14.5%。
濃いインキーなガーネット。
IMG_2528

ブラックベリー。
黒糖、モカ、ビターなチョコ…。
酸か甘みか、そんな風味がしっとり乗った辛口アタック。
味の厚み、ボリューム、構造感はありありです。
それでいて重々し過ぎずエレガントなのは、
酸+甘みのアクセントが始終効いているからでしょう。
ただちょっと甘味成分が少々くどい気もしてきます。
新世界のカベソーなんかで感じる、果実味というか…「甘さ」です。
これをサラッとドライに仕上げてくれたらバッチリ好みなんですが。
パーカーおじさんと同じくらいの点数になりました。(笑)


*****


Emiliana
Coyam 2016
Los Robles Estate
Valle de Colchagua
RRWポイント 91点


Lapostolle Cuvée Alexandre Merlot 2014

チリのベストワイナリーのひとつとして大好きなラポストルです。
このキュヴェ・アレクサンドルというシリーズはちょっといいラインなのですが、
これのカルメネールが日本では見当たりません。カベソーは見つかるんですけどね。
日本カルメネール振興協会としては、まだまだこんな状況の日本を憂います。(笑)
仕方がないので、今日はメルローをチョイスです。


IMG_1846
消えたカルメネールはチリで再発見されるまでメルローとして植えられてました。
1990年代当時のチリのメルローが異様においしかった記憶がありますが、
そういうことだったんだな~と今更ながら思います。(笑)
今でも、たまに今日のようにメルローを選んだりします。
まだカルメネールが混じってるんじゃないかと思って...。
(1994年にフランス人ブドウ品種学者のJean Michel Boursiquotが、
チリのマイポで、失われた品種と思われていたカルメネールを再発見します。
2014年11月24日にカルメネール再発見20周年を迎えています。)


公式ページはいつもながら情報しっかりで助かります。

今日のワインもミレジム毎に詳細情報が見られます。
セパージュは、
・メルロー 87%
・カルメネール 13%
スパイシーさを強調するためにカルメネールをブレンドしているそう。
さすがに今はカルメネールをメルローと混植はしてないんでしょうが、
メルローの味付けにカルメネールを使うのはチリワインの妙味ですね。
14kg入りの小さいケースでの100%手摘み収穫を行なった上で、
高精度光学選果機(Vistalys)で78%、残り22%が手作業による選果・除梗です。
樽熟は、新樽42%、28%が1年落ち、30%が2年落ちのフレンチオーク樽で、
13ヶ月行います。


ワイナリー訪問ですが、ストビューがないのでこうしてみました。
Lapostolle01
コルチャグア・ヴァレーのサンタ・クルスの町のすぐ近く。


今日のワインはコルチャグア・ヴァレーの畑からなので地図を確認します。
サンティアゴの南方、サンタクルスの町は見つかりましたか。その周辺です。
Chilean-Wine-Map
カチャポアルとコルチャグアを合わせてラペル・ヴァレーといいますが、
この辺りの把握はやはり川を軸に考えるとわかりやすいです。

ということで、例によってGoogle Map上に川を示して見てみます。
Rapel01
Valley(Valle)と言うだけあって「川の流域」なわけですから、
コルチャグアはティンギリリカ川、カチャポアルはカチャポアル川流域です。
面白いのは、その2つの川が下流で合流してラペル川になります。
なるほどですよね。2つ合わせてラペル・ヴァレーになるわけです。
ティンギリリカ川がコルチャグア川という名前だと完璧なんですが。(笑)


ラベル平面化画像。
IMG_1732
裏ラベルに過去獲得した点数評価が列記されてますね。
因みにこの2014年はJames Sucklingさんが94点をつけています。

インポーターラベルは裏ラベルを隠していませんでした。
IMG_1836
偉いぞ、ファインズ。


さあ、抜栓です。
IMG_1839
キャップシール、コルク共に紋章入り。コルク横ミレジムもいいですね。

コルクも平面化しておきます。
IMG_1841

Alc.14.5%。
濃いガーネット。
IMG_1844

黒ベリー、森の下草、青野菜香。
やはり少しカルメネールっぽい感じです。
かすかに酸が効いた重み・厚みのしっかりした味です。
シルキーなタンニンですが、喉にいい具合の収斂性を与えます。
余韻も貫禄ありますね。

うん、おいしいメルローです。
カルメネールをブレンドしてるからでしょうか。
もしくはまだメルロー畑にカルメネール残ってる?(笑)


*****


Lapostolle
Cuvée Alexandre Merlot 2014
RRWポイント 92点


Veramonte Carménère 2018 Reserva

今日は日本カルメネール振興協会の活動日ですのでカルメネールです。(笑)
ネットで懐かしのベラモンテのカルメネールを発見したのでゲットしてました。
昔とは随分デザインも変わりましたし、ユーロリーフ、ECOCERT付きで、
オーガニックワインをうたってますね。お味はどんなもんでしょ?


IMG_1736
Viñedos Veramonteという生産者のはずですが、 Alto de Casablancaという名前で、
「Veramonte」「Primus」「RITUAL」などのブランドを使い分けています。


公式ページはこれで、「Veramonte」ブランドとして独立しています。

珍しくミレジムごとにデータシートがありました。
・カルメネール 100%
熟成はフレンチオーク樽で8ヶ月となっています。
しかし、Carménèreの表記はいいですね。
日本カルメネール振興協会ではアクサンテギュとアクサングラーヴ両方付き推奨です。(笑)


さて、ワイナリー訪問ですが、場所はカサブランカ・ヴァレー。
サンティアゴから海岸沿いのバルパライソへ向かう幹線道路沿いです。
Vera01
かなり大きな施設です。「Casona」はBig Houseの意味です。

昔、ここは訪れてるんですよね。
Vera02
2001年撮影。(笑)当時からCasonaだったのがわかります。


実は、カサブランカ・ヴァレーは白品種とピノ・ノワールだけで、
カベソーやカルメネールはかなり離れたコルチャグア・ヴァレーからです。
Chilesub
車で2~3時間は離れているので、現地で醸してるのかなと考えてしまいます。


ラベル平面化画像。
IMG_1717
裏ラベルを見ると、ゴンサレス・ビアス(González Byass)とあります。
「ティオ・ペペ」のシェリーで有名なスペインの生産者です。
どうやらベラモンテはゴンサレス・ビアスの傘下のようですね…。
González Byassnewsの公式ページでも紹介があり、1992年創業とあるので、
ゴンサレス・ビアスがチリで立ち上げたパターンかもしれませんね。

インポーターシールは別撮り。
IMG_1718
裏ラベルを隠さず、控えめなのがいいですね。


さあ、抜栓。
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キャップシールはCasonaのイラストがエンボスになっててカッコいいですね。
コルクはラベルに合わせた幾何学模様のような感じ。平面化はしません。

Alc.14.5%。
濃いガーネット。
IMG_1735

ブラックベリー、ブルーベリージャム、シナモン…。
メトキシ野菜香も見つかります。
オーガニックの影響かとも思いますが、
いずれにせよカルメネールっぽいです。(笑)
辛口アタック。
薄っすら酸のベールに包まれるも、しっかり厚みのある味。
酸はフレッシュな果実味となって、
タンニンと一緒に喉越しにアクセントを与えてくれます。
余韻も長い。

オーガニックなカルメネール、
悪くないだろう。(ぺこぱ風に)


*****


Veramonte
Carménère 2018
Reserva
RRWポイント 91点


Lapostolle BOROBO 2013

ラポストルは自らFrench in Essence(本質はフランス)とうたうように、
チリで創業しながらフランスのワイン作りを信条にしています。
そのラポストルが作るトップエンドが、このボロボ(BO RO BO)です。
ボルドーローヌブルゴーニュBordeaux + Rhône + Bourgogne)が、
1本のワインの中に表現されているというから只者じゃないですよ。(笑)


IMG_1253
グラン・マルニエ(Grand Marnier)というオレンジ・リキュールを、
1880年にマルニエ・ラポストル社が売り出し成功しまして、
その創始者のひ孫のアレクサンドラ・マルニエ・ラポストルさんが、
チリの土地に惚れ込み、夫と1994年に創設したワイナリーがこのラポストルです。
自らのルーツであるフランスのワイン作りを恵まれたチリの土地で実践する、
そんなポリシーはラポストルのワインにはうまく現れていると思います。
スタンダードラインもどれもなかなかおいしいですから。
しかし今日は、チリワインでは驚きの1万円越えです。期待が高まりますね~。


公式ページはこのBOROBO含めミレジムごとに詳細データ完備。立派です。

BOROBO 2013のセパージュは以下の通り。
・カルメネール 45%
・メルロー 20%
・カベソー 15%
・シラー 9%
・プチヴェルド 1%
・ピノ・ノワール 10%
他の年と比べると、特にカルメネールが多く、ピノが少ないようです。

カルメネールとメルロー、カベソーがボルドーを表現します。
ボルドーではほぼ消えたカルメネール主体というのがいいですね。
本来のボルドーはカルメネール主体という説を裏付けてる気がします。
また、カルメネールとカベソーは樹齢60~80年の接ぎ木をしていない自根だそうで、
これこそプレ・フィロキセラの本物のボルドーのブドウの樹ですよね。

シラーはローヌを代表する品種です。これでローヌを表現。
しかし、19世紀のボルドーはラフィットもマルゴーもエルミタージュを混ぜていたと言います。
現在のボルドーはシラーを認めていませんが、ある意味本来のボルドーブレンドとも言えます。

そして最後に、ピノ・ノワールは当然ブルゴーニュを表します。
コンセプトとしては必要なんでしょうが、個人的には蛇足な気がしますね。
ボルドーブレンドにピノ・ノワールを加えるってなんだか禁断のブレンドって思いません?
因みにピノ・ノワールだけコルチャグアではなくカサブランカの畑からだそうです。

醸造は、80%の除梗を手作業で行い、残り20%も最新の光学選果装置Vistalysを使用。
フレンチオーク樽で発酵させますが、全て重力利用で負荷をかけないグラヴィティ・フロー。
ピジャージュもしますが、人が手作業でやります。
新樽率91%のフレンチオーク樽(225L)で28ヶ月と長期間の熟成を行ないます。
なかなかお手間入りの醸造です。


実はClos Apaltaというフラッグシップが別にあるんですが、別サイトになってます。

ワイナリー名自体をClos Apaltaとして分けてるようですが、実体はラポストルです。
マーケティングですかね。アメリカで100ドル近くした記憶があります。


ワイナリー訪問ですが、ストビューがないのでこんなふうにしました。
Lapostolle01
サンタ・クルスの東側にラポストルとクロ・アパルタの畑が広がっています。
クロ・アパルタは最新の建物でリゾートホテルもやってるようです。行ってみたい。
ご近所に、これもチリを代表する作り手のモンテスやベンティスケロがありますね。


サンタ・クルスはコルチャグア・ヴァレーの中心地的存在ですが、
こんな地図でチリ全体の産地と位置関係をおさらいしておきましょう。
Chilean-Wine-Map


ラベル平面化画像。
IMG_1256
裏ラベルにBOROBOの意味が解説してあります。

こんな包装紙に入ってました。
IMG_1239
ネックのシールは、総生産2,397本のうちの1,042番というシリアル番号でしょう。

Google Mapにこんな写真が上がってました。
Borobo01
マグナムボトルだとこんな専用木箱に入ってるんですね。ゴイゴイスー。


さあ、抜栓。
IMG_1247
エンボス紋章のキャップシール、横ミレジムのコルク。合格です。(笑)

コルクの平面化。
IMG_1248

Alc.15%。
濃い濃いガーネット。色付きで粘性の涙は細くて多めです。
IMG_1250

ブラックベリー、ブラックチェリー、
濡れた木の樽香、緑野菜のニュアンス。
カルメネールかカベソーのメトキシピラジンでしょうね。
辛口アタック。
複雑味、構造感…感動的。これは申し分ないですね。
喉越しで、究極シルキーなタンニンと、
かすかな酸が絡み合って中盤の盛り上げを演出します。
そのままドラマチックな余韻に突入。
重厚ながら重々しくないのはピノが効いてるのかな?

チリで昇華するフランスワインの妙。
カルメネールのポテンシャルもビンビン感じます。
あっぱれ。

ただ、個人的印象ではピノ・ノワールを混ぜないほうが、
もっとおいしくなったような気がします。
それでも98点をつけましたから、これ以上と言うのは100点の域です。
(因みにパーカーおじさんは91点だそうで。渋いですね。笑)


*****


Lapostolle
BOROBO 2013
RRWポイント 98点


Carmen Winemaker's Black 2015 Carmenère Blend

2ヶ月ぶりのカルメネールです。いつものカルメン。で、ちょっと上等。
以前に2013年を試してますので、おいしいのはわかった上での抜栓。
なんとなく今日は基本に立ち返りたい、本当に飲みたいのを飲みたい気分。
日本カルメネール振興協会としては(笑)そんな時カルメネールになるんです。


IMG_0120
このところ、珍しい品種ではなく基本品種を飲むことが多かったり、
もともと白嫌いなのに、いやに白が多かったのには訳があります。
ワインエキスパートの呼称資格認定試験を受験していたからです。
JSA日本ソムリエ協会のやってるアレです。その2次試験対策。(笑)

もともと、2年前にただの飲み散らかしをやめ、ブログにつけ始めてから、
1000本飲んだら試しに受けてみようと漠然と思っていました。
ところが、800本を前にして今年受験を申し込んでしまいました。(笑)

まあ、個人の備忘録とはいえ、ネットでワインのうんちくを垂れるなら、
エキスパートの肩書があった方がカッコがつくな~くらいの動機でしたが、
実際受けてみるといろいろと考えさせられるものがありました。

特に(自分のようなただのワイン愛好家には)必要ないジャンルの知識や、
テクニックを習得しないといけないことには釈然としないものを感じましたね。
そんなこんなの勉学になけなしの夏休みを費やし何とか合格はしました。
そして、自分の最初の見立ては大きく間違っていることにも気づきました。
ソムリエもワインエキスパートも、こんなブログ用に1000本飲もうが、
2000本飲もうが、「特殊な」勉強をしないと合格は無理だということです。
逆に「特殊な」勉強をすれば、ワインを全く嗜まなくても合格は可能ということ…。

脱線が長くなりましたが、試験明けで晴れ晴れした気持ちというのもあり、
また、本来の「偉いワイン」探しを再開するという意味を込めて、(笑)
自分の基本ワイン、カルメネールに立ち返りたくなった本日なのであります。


はい、いつも見てますが公式ページはワイン情報あっさり少な目。

セパージュの情報は裏ラベルにありました。
・カルメネール 85%
・プティ・シラー 8%
・プチヴェルド 5%
・カリニャン 2%
しかし、樽熟は不明。

前に飲んだ2013年のセパージュはこうでした。
・カルメネール 80%
・カリニャン 10%
・プチヴェルド 5%
・カベソー 5%
カベソーがプティ・シラーに変わった感じですかね。
カルメネール率も5%上がってます。


エチケット平面化画像。
IMG_0111
れれ? Carmenère Blendっていう表記がなくなってます。Blackのみ。
カルメネール比率は上がってるのにね~。

同じシリーズでWinemaker's Redもあって、これはカベソー・ブレンド。
カルメンのラインアップではさらに上等なGoldもありますがカベソーのみ。
よって、カルメンの最上級カルメネールは今日のこれになります。


さあ、抜栓。
IMG_0115
コルク、キャップシール、カルメンのエンブレム入りです。

コルクも平面化撮影しておきます。
IMG_0116
テクニカルコルク、DIAM5を採用ですね。DIAM3より上等ですから。

Alc.13.5%。
濃いガーネット。
IMG_0117

涙もかすかに色づき、しっかり出てます。
黒ベリー、スパイス、モカ、青ピーマン。
樽香かな? けっこうスモーキーです。
辛口アタック。
若干最初に酸味が立つんですが、
すぐに圧倒的な厚みのある味がパレットに居座ってきます。
これこれ。やはりこのうまさは健在です。
喉越しのタンニンがシルキーで心地いいです。
滋味を味わい直せる余韻も秀逸。

カルメネールを最上の状態で表現できている気がします。
最初の酸がもう少し大人しければ100点出していたな、これは。


*****


Carmen
Winemaker's Black 2015
Carmenère Blend
RRWポイント 98点


Carmen Gran Reserva Carmenere 2015

なんだかんだでよくいただくカルメンです。
やまやに結構なラインアップが置いてあるからなんですが。
カルメネールのグラン・レセルバ、前回は2014年をいただいてます。
今日の2015年はいかがでしょうかね。


IMG_9008
1996年にチリで初めてカルメネールのワインを出しました。
それがこの「カルメン」なんですよね。


公式ページは最初のエイジゲートでチリとインターナショナルを選びます。
当然ながらチリの方が本国向けで種類が多いですから、ご注意を。
しかし、いつもながらこのサイト、ワイン情報が貧弱です。
よって、以下ネット情報です。
・カルメネール 95%
・カベソー 5%
樽熟はフレンチオークのバリックで12ヶ月。

ワイナリー訪問したいのですが、公式サイトには情報なし。
仕方ないので、畑の場所の説明ページをキャプチャー。
Carm01
英語ページもあるので安心してください。


エチケット平面化画像。
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おい!なんだこのインポーターシールは⁉ 裏ラベル丸隠しじゃんか。

剥がしてやったぜ~。ワイルドだろ~?
IMG_8889
手摘み収穫であることや、畑が「El Peñasco」という名前で、
コルチャグアのアパルタ・ヴァレーの丘陵地の麓にあることがわかります。
何でこんな重要な情報を隠すかな~?

さて、抜栓。
IMG_9005

Alc.14%。
濃い透けないガーネット。
IMG_9006

黒ベリー、チェリー、モカ。
カルメネールらしい、よく知ってる香りです。
うま味予感させる辛口アタック。
フレッシュネス感じさせる酸味ですが、
酸味が絶妙に味を包んできます。
味の厚みは充分、果実味ありありと評価はできました。

もう少し落ち着いた重さも欲しい所でしたが、
やはり最近ちょっと味が落ちてるんじゃないでしょうか。


*****


Carmen Gran Reserva Carmenere 2015
RRWポイント 90点


Montes Classic Series Merlot 2017

京阪百貨店のワインコーナーで季節外れのワインくじがありました。
「令和」記念ですって。なるほどね。
思わず手を出してハズレを引くという、意志の弱さと運の悪さ。(笑)
我ながら少々悲しいです。


IMG_8334
一応モンテスですが、ローエンドのクラシックシリーズです。


公式ページではなんとクラシックシリーズもミレジムごとにデータ完備。
セパージュは。
・メルロー 85%
・カルメネール 15%
樽熟は45%だけフレンチオーク樽で8ヶ月。


ワイナリー訪問は過去何度もやってますので割愛。


ラベル平面化画像。
IMG_8331


さあ、スクリューキャップ回転でいただきます。
Alc.14.5%。ガーネット。
IMG_8335

カシス、茎っぽいが酸い香りがします。
酸味少しある辛口アタック。
黒糖の風味あり。
メルローにしてはコクのある味です。
濃さはクドさも感じますが、そこそこの重みがあります。
しかし、気になるのがシナモンのような黒糖のような風味。
余韻は凡庸。


*****


Montes Classic Series Merlot 2017
RRWポイント 85点


Bisquertt Ecos de Rulo Carménère 2015

ビニャ・ビスケルトのカルメネールをいただきます。
1978年創業、コルチャグア・ヴァレーの家族経営の作り手です。
マルチグエ(Marchigüe)にあるエル・チェケン(El Chequén)という
150ヘクタールもの畑を所有。この地域のパイオニア的存在だそう。


IMG_8191
「Ecos de Rulo」は「ブドウ畑のこだま」的な意味と思います。


公式ページは、ホームページが畑のドローン動画で迫力ありです。
Bisquertt02
大きなため池のようなのが敷地の真ん中にあるようです。
トップページ画像をここに貼ったのは、Google Mapで近づけず、
ワイナリーの写真が撮れなかったからです。悪しからず。


ワイン情報は充実しており、データシートも完備。
「Ecos de Rulo」の名前は2015年ヴィンテージまでで、
2016年から「La Joya / Single Vineyard」に名称変更のようです。
(Joyaは宝石の意味です。)
セパージュはカルメネール100%。
樽熟は、フレンチオークの大樽・小樽で12ヶ月です。


前述のようにワイナリー訪問できませんでしたので、位置確認だけでも。
Bisquertt01
マルチグエの町もショボいですから、かなり不便なところですね。
でもサンティアゴまでは車で2時間半くらいですから、まあいいか。(笑)


エチケット平面化画像。
IMG_8186
裏ラベルの解説はどうなんでしょう?エル・ルーロという地名はなく、
表ラベルにあるように、マルチグエのエル・チェケンという畑です。


さて、抜栓です。
IMG_8192

Alc.14%。
濃い濃いガーネットです。
IMG_8190

黒ベリー、生っぽい野菜感、スパイス、モカ。
辛口アタック。
少し酸味を感じますが、味の深みはそこそこです。
喉越しから余韻にかけてバランスよくなってくる気がします。
フィニッシュでもう一度酸を感じますが、
爽やかさの演出と思えば許せる範囲。
タンニンは始終ビロードのように、
一連の流れを下支えする優秀な裏方さんです。
パーカーおじさんは2014年に90点をつけたようです。
うん、そんな気がします。(笑)


*****


Bisquertt Ecos de Rulo Carménère 2015
RRWポイント 90点


Montes Alpha M 1998

以前に2013年のモンテス・アルファMをいただきましたが、
今日のは1998年とかなりのバックヴィンテージです。
JAL(日本航空)のファースト・クラスの機内ワインに選ばれたのが、
2007年10月と言いますから、それよりも10年も前ですか…。


IMG_7807
例によってバックヴィンテージはオリが立つということで、
ボトルを立てての撮影は禁止です。(笑)


公式ページを見ても1998年の情報がありません。
1996年がファーストリリースらしいですが、
モンテスのトップキュヴェであり、チリ随一のプレミアムワインです。
歴史的な意味でも、もう少し過去の情報は置いてほしいですね。
ネット上でいろいろ調べますが、
唯一1998年として情報があったのが台湾のサイト。(笑)
真偽のほどは…ですが、一応セパージュです。
・カベソー 80%
・カベフラ 10%
・メルロー 5%
・プチヴェルド 5%
フレンチオークの新樽で18ヶ月の熟成です。


ワイナリーですが、非常にモダンで立派な施設なのですが、
如何せんGoogle Mapでは近づくことすらできない状況です。
過去何回かネットで拾った写真を貼ってお茶を濁しています。
今回もそんな一枚。
montesM
ただ、今日のワイン、モンテス・アルファ Mの畑が、
この「ラ・フィンカ・デ・アパルタ」というところなんだそうで。


コルチャグア・ヴァレーにおけるモンテスの位置を確認しておきます。
montesM2
サンタ・クルス(Santa Cruz)という町になります。


ボトルは立てずに、くるっと回して裏ラベルだけ撮影しておきます。
IMG_7814
このワインを作るプロジェクトは「プロジェクトX」と言ったそうです。
プロジェクト「M」じゃないんだ。(笑)


ネックのデザインも写しておきます。
IMG_7816


さて、いただきますよ。
Alc.13.5%。
エッジから大胆に褐変、中心はガーネットです。
IMG_7809

黒ベリー、草、トリュフ、熟成香ぷんぷんという感じ。
樽香かな?ふわっと還元臭がしたような気が…。
生っと甘みをかすかに感じる辛口アタック。
味わいは深みがあるんですが割と酸味が出ていますね。
フレッシュさが残ってると言えなくはないんですが、
欠陥もちらっと疑う感じです。
余韻まで舌の上に残る酸がかすかとはいえ減点。
もう少し早く飲むべきなんでしょうか?
因みに、オリは相当出ていました。


*****


Montes Alpha M 1998
RRWポイント 88点


Montes Alpha M 2013

チリのモンテスが続きますがご容赦を。
ボルドースタイルの正統派トップキュヴェです。
JALのファーストクラスに採用された頃からの憧れワインです。


IMG_7249


公式ページでワイン情報を確認。
セパージュは、
・カベソー 80%
・カベフラ 10%
・メルロー 5%
・プチヴェルド 5%
樽熟はフレンチオーク新樽100%で18ヶ月。

ワイナリー訪問は何回かやってるので割愛。
前々回記事(Purple Angel)などをご覧ください。


エチケット平面化画像。堂々とした特徴のあるラベルです。
IMG_7250
縦に異様に長く、斜め線が続く、これがパノラマ撮影と相性が悪いです。
かなりフォトショで修正&誤魔化ししてます。


さて、いただきます。
Alc.14.5%。
濃いガーネット、紫味あり。
黒ベリー、スパイス、濡れた木。
辛口アタックですね。
味の厚みは感じますが、タンニンが少々荒い。
それがカベソーと言えばそうなんですが。
ボリューム感あるアルコールの喉越し。
余韻は貫禄あります。

どっしりカベソーの良さは出てますが、
憧れだっただけに、もっとびっくりさせて欲しかったな~。


*****


Montes Alpha M 2013
RRWポイント 90点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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