Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Coldstream_Hills

Coldstream Hills Pinot Noir 2018

2回目の登場、オーストラリアのコールドストリーム・ヒルズのピノです。
前回は2016でしたからミレジムは2年進んでます。やはりおいしいかな?
漫画「瞬のワイン」でオーストラリアのロマネ・コンティと紹介されたように、
DRCをお手本に全房発酵でブルゴーニュ・スタイルを目指してますからね。
今日のこれはスタンダードラインですが、同じく全房発酵でやってます。


IMG_1811
オーストラリアの有名ワイン評論家ジェームズ・ ハリデー氏夫妻によって、
1985年設立されたワイナリーですが、1966年にサウスコープに買収され、
2005年にはそのサウスコープもフォスターズ(Foster’s)傘下になります。
オーストラリアのワイン業界の常ですが、大手の資本参加が当たり前になってます。
オーストラリアには何千というワイナリーがありますが、法人としては、
上位20社で全ワインの90%の流通を占めるそうです。


創設者のジェームズ・ ハリデー氏はご高齢ながら未だライターで活躍中で、
コールドストリーム・ヒルズも氏が育てたワインメイキングチームが、
引き続き高品質なワインを作り続けているそうですから、安心です。(笑)


公式ページは情報多そうですが、ショップ兼用で最新ヴィンテージのみ。

なので、残念ながら今日のワイン情報は2019年のもです。
・ピノ・ノワール 100%
当然ながらの全房発酵。新樽率27%のフレンチオークで8ヶ月の熟成です。
上等ラインのリザーブでは、これが新樽率41%で10ヶ月となります。


ワイナリー訪問です。
ColdstreamHills01
ビクトリア州の大都市メルボルンの東に車で1時間ほどのところ。
残念ながらストビューではここまで。


「Yarra Valley」を確認しておきましょう。メルボルンのすぐ横。
Ade03
コールドストリーム・ヒルズのサイトの説明では、ヤラ・ヴァレーは、
「ボルドーより冷涼でブルゴーニュより温暖」という表現をしています。
オーストラリア内では南の方なので冷涼で、お陰でピノ・ノワールや、
シャルドネが盛んなんでしょうね。
80軒以上のワイナリーがテイスティングやってるそうです。行きた~い。


ラベル平面化画像。
IMG_1564
レイアウトは同じですが、畑やブドウの写真が毎年差し変わります。
裏ラベルによると、ジェームズ・ ハリデーさん自ら撮った写真です。

実はインポーターラベルがこんなだったので剥がしています。
IMG_1562
バーコードに被せたんでしょうが、公式サイトのURLや住所も隠れてます。
困るな~、こういうのは。せめて剥がしやすいシールにしてほしいです。


さて、スクリューキャップ開栓です。
IMG_1810

Coldsream Hillsの頭文字がエンボスになってます。

Alc.14%。
透明感あるルビー。全房にしてはしっかり色が出ています。涙も形はっきり。
IMG_1808

フランボワーズ、プラム、茎っぽさと佃煮複雑香。
ブルゴーニュの上等な全房の雰囲気のある香りですよ。
辛口アタック。
複雑な香りは複雑味のある味に繋がっていることを実感します。
かすかな苦味が絶妙ですね。
余韻も酸・タンニン・苦味・複雑味すべてがハーモニー。
このままフィニッシュまでじんわり楽しめました。

ブルゴーニュでもなかなかない上等さを感じます。
ブルゴーニュの美味しいピノを探すことの意義が薄れそうです。


*****


Coldstream Hills
Pinot Noir 2018
Yarra Valley

RRWポイント 93点


Coldstream Hills Pinot Noir 2016 Yarra Valley

オーストラリアのピノ・ノワールです。
リカマンで特価だったので手に取ったのですが、(笑)
これの上等バージョンのリザーヴが、ワイン漫画「瞬のワイン」で、
「オーストラリアのロマネ・コンティ」と紹介されていたそうです。
漫画は昔読みましたが…覚えてないなあ~。(笑)


IMG_6604


公式ページは見やすくていいですね。
創設者はジェイムズ・ハリディ氏。(と、その奥さん)
オーストラリアの有名なワイン評論家で本業は弁護士だったようです。
1985年が初ヴィンテージといいますから、もう30年以上の老舗ですね。

このピノ・ノワールの情報を見ます。さすがワイン評論家だけあって、
ブルゴーニュ・スタイルのワイン造りを目指してるようです。
全房発酵していると書いてありますね。
なるほど、オーストラリアのロマネ・コンティと評されるわけです。
樽熟は、新樽率19%のフレンチオークで9ヶ月だそうです。
上等なリザーブの方は、新樽率44%で10ヶ月と書いてますから、
安い方でもそこそこ味わいは想像できるんではないでしょうか。


さて、ワイナリー訪問。
CSH01
この道の奥にあるんですが、ストビューではこれ以上進めず。
まわりは一面ブドウ畑で雰囲気は最高です。

メルボルンのすぐ近く。車で1.5時間くらいですね。
CSH02
メルボルン行くならテイスティングに立ち寄りたいです。


ラベル平面化画像。
IMG_6503
ひどい!インポーターのシールが裏ラベルを完全に覆っています。

2017年のは違うインポーターのようで、こちらは隠していません。
IMG_6508
隠された部分にはヴィンテージの状況説明と全房発酵してることなど、
非常に重要なメッセージが醸造者のサインと共に書かれています。
困りますよ!トレジャリーワインエステーツジャパン(株)さん!!


さあ、抜栓。もとい、スクリュー回転。
IMG_6606
キャップにはColdstream Hillsの頭文字がエンボスになっています。

Alc.13.5%。
透明感あるルビーです。
全房だから色が薄いんですね?
フランボワーズ、カシス。
香り高い上等ブルゴーニュの雰囲気です。
甘めかと思えば、意外な辛口アタック。
(残糖は0.6g/lです。なるほど。)
酸・タンニンはかなりソフトで、バランスよく広がります。
複雑味はありますが、コクというほど主張してませんね。
これがリザーブならもう少し貫禄があるんでしょうか。
喉越し、余韻は苦味がかすかに来て、コクうまを演出。

う~ん。また、おいしい全房に出会いました。


*****


Coldstream Hills Pinot Noir 2016
Yarra Valley
RRWポイント 91点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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