たぶんお正月の福袋のハズレだったと思います。1,000円の福袋でしたから痛手ではありません(笑)。ファミーユ・ラプラス…見覚えがありますね。以前シャトー・ダイディ(Château d’Aydie)というAOCマディランのワインを試した時の作り手です。南西地方の安ワイン(Vin de France)ですが、間違いない作り手ということがわかってよかったです。
ファミーユ・ラプラスは、代々マディランに続くラプラス家のフレデリック・ラプラス氏が1927年に立ち上げたワイナリーです。やはり前に試したシャトー・ダイディ(Château d’Aydie)というのが看板ワインのようです。1948年のAOCマディラン制定にも尽力したこの地のパイオニアなんだそうです。
近所のスーパーでも出回っているのを発見しました。ぱっと見、安ワインです。
ですが、このスーパーはこんなワインでもしっかり説明があって素晴らしいですね。品種・格付け(Vin de Franceであったとしても)、背景説明、これらが売り場で確認できるって助かります。
公式ページはなかなかカッコいいです。歴史やテロワールの説明など情報も豊富です。
今日のワインもデータシート付で紹介があります。「アラミス」というシリーズはタナ主体の赤もあるようですね。(「Aramis」はアレクサンドル・デュマ・ペールの小説『三銃士』の登場人物の名前)
・コロンバール 70%
・ソーヴィニヨン・ブラン 30%
コロンバール(Colombard)を見ておきましょう。フランス原産です。
2013年に実施されたDNA分析によると、おそらくグエ・ブランとシュナン・ブランの間の自然交配と判明しています。(Gouais Blanc / Heunisch Weiß x Chenin Blanc)
コニャックで有名なシャラント県(Charente)や、アルマニャックで有名なガスコーニュ地方(Côtes de Gascogne IGPに当たる)他、ラングドックなんかでも栽培されています。ユニ・ブラン(Ugni Blanc=Saint-Émilion des Charantes)やフォール・ブランシュ(Folle Blanche)と共にコニャック・アルマニャックの原料としても使われているわけです。フランス全体では栽培総面積が 8,441ha あるんですが、南アフリカでは、なんと 11,512ha も栽培されています。アメリカでもカリフォルニア中心に 7,991ha 栽培されています。次点はオーストラリアの 1,789ha。意外と国際品種なわけです。
作り手ファミーユ・ラプラスを訪問。以前も行ってますが再訪問です。
道を挟んでシャトー・ダイディの建物があります。AOCマディランのエリアにあります。
AOCマディランの範囲を確認すべく、例によってINAOを地図を拝借。
AOCパシュラン・デュ・ヴィク・ビル(AOC Pacherenc du Vic-Bilh)の地図を貼りましたが、AOCマディランの範囲と同じなんです。タナ主体の赤ワインを作ればAOCマディラン、白・甘口白を作ればAOCパシュラン・デュ・ヴィク・ビルになるわけです。マディラン含む計37のコミューンに渡ります。地図に書き込んでいますが、ファミーユ・ラプラスはアイディ(Aydie)というコミューンにあります。シャトー・ダイディ(Château d’Aydie)というのはコミューン名から来てるんですね。
最後に南西地方のGoogle Map地図で見ておきましょう。
今日の作り手ラプラスの所在も記しましたのでご参考ください。
エチケット平面化画像。
裏ラベルはインポーター貼り替え版です。
さあ、スクリューキャップ回転。
無印なのはしかたないですね。
ファミーユ・ラプラスは、代々マディランに続くラプラス家のフレデリック・ラプラス氏が1927年に立ち上げたワイナリーです。やはり前に試したシャトー・ダイディ(Château d’Aydie)というのが看板ワインのようです。1948年のAOCマディラン制定にも尽力したこの地のパイオニアなんだそうです。
近所のスーパーでも出回っているのを発見しました。ぱっと見、安ワインです。
ですが、このスーパーはこんなワインでもしっかり説明があって素晴らしいですね。品種・格付け(Vin de Franceであったとしても)、背景説明、これらが売り場で確認できるって助かります。
公式ページはなかなかカッコいいです。歴史やテロワールの説明など情報も豊富です。
今日のワインもデータシート付で紹介があります。「アラミス」というシリーズはタナ主体の赤もあるようですね。(「Aramis」はアレクサンドル・デュマ・ペールの小説『三銃士』の登場人物の名前)
・コロンバール 70%
・ソーヴィニヨン・ブラン 30%
醸造は、1週間の低温浸漬、温度制御付きタンクで発酵、その後6ヶ月間シュールリーで熟成。
コロンバール(Colombard)を見ておきましょう。フランス原産です。
2013年に実施されたDNA分析によると、おそらくグエ・ブランとシュナン・ブランの間の自然交配と判明しています。(Gouais Blanc / Heunisch Weiß x Chenin Blanc)
コニャックで有名なシャラント県(Charente)や、アルマニャックで有名なガスコーニュ地方(Côtes de Gascogne IGPに当たる)他、ラングドックなんかでも栽培されています。ユニ・ブラン(Ugni Blanc=Saint-Émilion des Charantes)やフォール・ブランシュ(Folle Blanche)と共にコニャック・アルマニャックの原料としても使われているわけです。フランス全体では栽培総面積が 8,441ha あるんですが、南アフリカでは、なんと 11,512ha も栽培されています。アメリカでもカリフォルニア中心に 7,991ha 栽培されています。次点はオーストラリアの 1,789ha。意外と国際品種なわけです。
作り手ファミーユ・ラプラスを訪問。以前も行ってますが再訪問です。
道を挟んでシャトー・ダイディの建物があります。AOCマディランのエリアにあります。
AOCマディランの範囲を確認すべく、例によってINAOを地図を拝借。
AOCパシュラン・デュ・ヴィク・ビル(AOC Pacherenc du Vic-Bilh)の地図を貼りましたが、AOCマディランの範囲と同じなんです。タナ主体の赤ワインを作ればAOCマディラン、白・甘口白を作ればAOCパシュラン・デュ・ヴィク・ビルになるわけです。マディラン含む計37のコミューンに渡ります。地図に書き込んでいますが、ファミーユ・ラプラスはアイディ(Aydie)というコミューンにあります。シャトー・ダイディ(Château d’Aydie)というのはコミューン名から来てるんですね。
最後に南西地方のGoogle Map地図で見ておきましょう。
今日の作り手ラプラスの所在も記しましたのでご参考ください。
エチケット平面化画像。
裏ラベルはインポーター貼り替え版です。
さあ、スクリューキャップ回転。
無印なのはしかたないですね。
Alc.11.5%。
ゴールドイエロー。
青リンゴ、梨。
フレッシュフルーティーな香りいっぱいです。
フレッシュフルーティーな香りいっぱいです。
辛口アタック。
ラムネ、ジューシー的な味わい(笑)。
酸もスッキリしていて効いています。
飛びぬけていいわけじゃないですが、
居酒屋ガブ飲み白ワインの域は脱しています。
居酒屋ガブ飲み白ワインの域は脱しています。
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Famille Laplace
Aramis Blanc Sec 2119
Colombard - Sauvignon
Aramis Blanc Sec 2119
Colombard - Sauvignon
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