Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Concha_y_Toro

Concha y Toro Casillero del Diablo Carmenere 2017 Reserva

コンチャイトロ、カシジェロ・デル・ディアブロのカルメネールです。
最近ではすっかり安モノ風情でスーパーなんかで売ってますね。
2年以上前に2015年を試したきりですが、2017年はどんなもんでしょう。
ラインナップ上はプレミアム扱いですが、スクリューキャップになったり、
年々品格を落としてきているのが気になります。(笑)


IMG_2814
スーパーで1000円ちょっとですから、ワンコインのアルパカやガトネグロよりは
上等なのかもしれませんが、昔はもう少し上のレンジだったような気がします。
といっても、一番飲んでいた頃はアメリカ在住だったのでドル建てですが。(笑)

当時の画像が残っていました。これは2010年ですね。
IMG_0088
公式サイト情報では、今日のカルメネールはDOセントラル・ヴァレーですが、
この当時はDOラペル・ヴァレーだったことがわかります。随分広域になりました。
産地も含め全然別物になってしまっているのかもしれません。
(DO=Denominación de Origen)


コンチャイトロの公式ページはこれです。

一応ここにはコンチャイトロの全ラインナップがカバーされてますが、
カシジェロ・デル・ディアブロのようなヒットシリーズは専用サイトがあります。

カシジェロ・デル・ディアブロ専用ページはこれになります。

ここには2017のデータシートもありましたが、情報量は貧弱です。
・カルメネール 100%
だと思います。それすらはっきり書いていません。(笑)
熟成も「オーク樽」とだけ書いてます。


「Casillero del Diablo」は「悪魔のワインセラー」の意味です。
130年も前、うますぎるワインということで盗難が絶えなかったところ、
ドン・メルチョール(コンチャイトロ創設者)が「悪魔が住んでいる」と、
うわさを流すことでワインを守った逸話からきてるネーミングです。
Casillero01
コンチャイトロを見学すると、こんな風にこの悪魔が見られるようです。(笑)

コンチャイトロはチリ各地に畑や拠点をたくさん持っていますが、
この逸話は創設の地サンティアゴ郊外のピルケにある畑であった話で、
ブロック22というマイポ川から数メートルという場所になるそうです。
Casillero00
そうなると場所はここしかなさそうです。マイポ川河畔にある拠点です。
観光客も受け入れてる施設で、ストビューで敷地内もぐるぐる回れます。


さて、チリでDOセントラル・ヴァレー(Valle Central)というと、
マイポ・ヴァレーからマウレ・ヴァレーまでの非常に広範囲になります。
Casillero03
この地図も一応点線で行政区分(州境)らしきものを示していますが、
チリの産地は「川の流域 x 州区分」でおおよそ把握できると思います。
少々見にくいですが、キーになる川もしっかり書き込まれていますね。

これはワインの産地地図に州の名前も入った珍しいパターンです。
Casillero04
セントラル・ヴァレーはDOで言うと、マイポ、ラペル、クリコー、マウレですが、
州で言うと、首都州(Región Metropolitana)、リベルタドール・ベルナルド・オイギンス州
(Región del Libertador General Bernardo O'Higgins)、マウレ州(Región del Maule)
となるわけです。DOの区分けが州境になっているのがポイントです。

ご参考までに、チリの州区分を示した地図も上げておきます。
Casillero05
しかし、リベルタドール・ベルナルド・オイギンス州も長いですが、
アイセン・デル・ヘネラル・カルロス・イバニェス・デル・カンポ州
(Región de Aysén del General Carlos Ibáñez del Campo)というのと、
マガジャネス・イ・デ・ラ・アンタルティカ・チレナ州(Región de
Magallanes y de la Antártica Chilena)という更に長いのが2つもありますね。(笑)


ラベル平面化画像。
IMG_2783
大手メルシャンの輸入ですか。裏ラベルもメルシャンになってます。
こういう需要に応えていくために、ラペル・ヴァレーだけでは足りなくなり、
セントラル・ヴァレーへ産地が拡大したんじゃないかと疑ってしまいます。


さあ、スクリュー回転。
IMG_2811
昔はコルクでしたが。一応、悪魔さんの顔のエンボスは入ってます。

Alc.13.5%。
濃いガーネット。涙ははっきりしてますが細かいです。
IMG_2812

ブラックベリー、黒糖、モカ。
ここはカルメネールの個性が出ています。
クールな若めの樽香は本当に樽詰めしてるのかな?
オークチップで香り付けなんじゃないかと疑ってしまします。
辛口アタック。
少し安物風情を感じますが、バランスはいいです。
味の厚みはさすがに弱いかな。
値段なりなんですが、悪くないんですよ。
余韻にかけて複雑な苦味様の味も加わってきていい感じ。

やはり、昔と比べると少々落ちてきてる気がしますが、
「うまい判定」のギリギリのところで踏みとどまってますね。(笑)


*****


Concha y Toro
Casillero del Diablo
Carmenere 2017 Reserva
RRWポイント 88-89点


Concha y Toro Marques de Casa Concha Carmenere 2017

本日は日本カルメネール振興協会の活動日です。(笑)
過去から何度も飲んで安定のうまさがあるマルケス・デ・カサ・コンチャです。
チリの大手コンチャ・イ・トロの中~上級クラスですが、2千円台とお手頃。
前回は2015年をいただきましたが、ミレジムは2年進んで2017年をお試し。


IMG_2382
ワインメーカーはマルセロ・パパ(Marcelo Papa)さん。1998年に入社し、
翌1999年以降ずっとマルケス・デ・カサ・コンチャを担当されてますが、
2017年より会社全体統一のテクニカル・ディレクターに就任されています。
ゴイゴイスーな人がやってるシリーズってことですね。


公式ページはこちら。Fine Wine Collectionの中に今日のワインの紹介があります。

残念ながら最新2018年のデータしか載っていないようですが…。
必殺URL打ち換え(2018→2017)で2017年のデータを取り出しました。(笑)
・カルメネール 90%
・カベソー 10%
やはり若干2018とは違ってまして、2018年はカルメネールが95%になっていました。
樽熟もフレンチオーク樽で14ヶ月ですが、2018年は12ヶ月となってます。
年ごとにちょこちょこ変えてるんですね。

Marques de Casa Conchaには専用ページがあります。
Etiqueta Negra(ブラック・ラベル)というのもあるんですね。
日本には入ってきてなさそうですが、試してみたいです。


ワイナリー訪問しますよ。
コンチャ・イ・トロは各地に拠点を持っていますが、今日のはペウモからです。
Chile002
ペウモはカルメネール主体の拠点ですが、門も建物もなかなか立派です。
カチャポアル川に囲まれたカチャポアル・ヴァレーの中心地ですね。

Marques de Casa Concha専用サイトには産地の地図がありました。
MdCCMapa
カチャポアルのViñedo Peumoという畑でカルメネールは栽培されています。
プレフィロキセラからのカルメネール株で、1994~1996年に植えられたとのこと。
わかりやすいし、親切ですね。

でも、
やっぱりGoogle Mapでも見てみましょう。ペウモ(Peumo)わかりますか?
Rapel01
カチャポアルはコルチャグアと合わせてラペル・ヴァレーとなるんでしたね。
カチャポアル川とティンギリリカ川に着目しましょう。合わさるとラペル川~。


ラベル平面化画像。
IMG_2150
裏ラベルはインポーターの日本仕様。


さあ、抜栓。
IMG_2380
ラベルと同じ紋章がキャップにありますね。
コルクは写ってる刻印がすべてなので平面化はなし。

Alc.14%。
濃いガーネット。涙ははっきりしてますが細かいです。
IMG_2381

黒ベリー、ブラックチェリー、青ネギ、モカ。
滋味感じる辛口アタックです。
きめ細やかな美しいストラクチャーを感じます。
シルキーで程よい収斂性が心地よいタンニンです。
このタンニンが感動の余韻にエスコートしてくれる感じ。
う~ん、非の打ち所がないカルメネールですね。
2015年よりおいしくなったんじゃないでしょうか。


*****


Concha y Toro
Marques de Casa Concha
Carmenere 2017
D.O. Peumo
RRWポイント 98点


Viña Almaviva EPU 2015

あのムートンのBaron Philippe de RothschildConcha y Toroが手を組んで、
チリで1997年からスタートしたジョイントベンチャーがアルマビバAlmaviva)。
(スペイン語ではアルマィーァとは発音しないのでこう表記しておきます。)
1998年のファーストヴィンテージから世界中で絶賛なのはご存知ですよね。
今日はそのセカンドワインのエプ(EPU)を抜栓いたします。楽しみだにゃ~。


IMG_1609
同じ2015年のファーストはJ. サックリングさんが100点満点をつけたそうで。
しかし、ファーストに比べてラベルデザインがシンプル過ぎますね。
「2015」も「Dos Mil Quince」とスペイン語表記だけと愛想がないです。


公式サイトにはなんとEPUが載っていません。

ほんと探しましたが、影も形もありません。


Almaviva EPUについて触れてあるインタビュー記事だけ発見しました。

それによると興味深い内容がありました。
ファーストラベルのアルマビバはターゲット市場がアジア(日本?)だということ。
EUやアメリカでももっと増やしたいそうです。そこでインタビュアーが噛みつきます。
「セカンドワインのEPUは、なぜチリとブラジルでしか売ってないんですか?」
そのお答えを聞いて納得。EPUの生産量が極端に少なく(24,000本/年らしい)、
近隣の重要市場でほとんど消費されてしまうということでした。
EPUの人気は高まってるので、今後流通量を増やす可能性は否定しないということです。
ある意味、日本でEPUをいただけるのは貴重なわけですね。どおりであまり売ってない。

公式情報がないのでネット情報に頼ります。
・カベソー 77%
・カルメネール 12%
・カベフラ 6%
・メルロー 5%
カルメネール入りのボルドーブレンド。素晴らしい。
EPUは若木からとのことですが、所有の最古の畑でも樹齢40年ほどなので、
(アルマビバ創立時に取得した畑は1978年植樹)あまり差がない気がします。
それより若木(後に畑を追加取得)は接木してるそうなので、そっちの差が大きいかも。
熟成は、フレンチオーク樽で12ヶ月です。


前の訪問時の画像です。Puente Altoというサンティアゴの外れです。
車で15分くらいの所にコンチャイトロの本拠地もあります。
Almaviva01
ストビューでは敷地に入れないんですよね。

仕方がないので、公式サイトから写真をいくつかスクショします。
Almav00
建屋の設計イラストどおりに作られ、非常にカッコいいです。


ラベル平面化画像。
IMG_1590
確かに世界で売っていきたいという表ラベルではないですね。(笑)
裏ラベルに「EPU」はマプチェ語で「2(セカンド)」の意味という解説あり。
(Mapudungun:チリの先住民族マプチェ族が話す言語学的に孤立した言語)


さあ、抜栓。
IMG_1607
なかなか凝ったキャップシール。コルクも横ミレジム入りEPU専用品。

Alc.14.5%。
濃いガーネット。
IMG_1608

ブラックベリー、ブラックチェリー、モカ、スパイス。
辛口アタック。
上品なカベソーの味わい。(だって、カベソーだし。笑)
厚み、複雑味、酸味、タンニン、全ての要素が絶妙なバランス。
何一つ他を邪魔したり、出過ぎた真似をしないのに、
それぞれがしっかり主張をしている感じもします。
スルスル喉元を越えていく時のタンニンの収斂性は心地よいです。
余韻は長く、その間に最初のうまうま味のおさらいができます。
「こんなのが最高にうまいワインだ」と改めて感動してみます。(笑)

フィニッシュ後、チリワインを讃えたくなります。
なぜこれがチリにだけ可能なのか…。


*****


Viña Almaviva
EPU Dos Mil Quince (2015)
RRWポイント 98点


Concha y Toro Frontera Anniversary Edition Cabernet Sauvignon NV

嫁が料理酒にとコノスルのハーフボトルを買おうとしていたので、
同じチリならフルボトルでも倍はしないはずと売り場を見渡すと、
コンチャイトロ・フロンテラの一風変わったラベルを発見。
20周年のアニヴァーサリー・エディションとありノンヴィンテージ。
怪しすぎますが、これにしなさいと無理やりおすすめして購入。(笑)


IMG_0411
アンデスに花火が上がりまくっている図案はインパクトありますね。
なんでも、フロンテラの日本での発売20周年記念の限定デザインだそうで。
でも、お値段は普通のフロンテラと変わらず1000円以下です。(笑)


公式ページで一応探してみますが、日本限定版が載ってるわけもなし。


フロンテラ・シリーズの専用サイトというのもあります。

こちらのサイトは派手ながらワイン情報はほぼなし。

よって、本家サイトからカベソーの情報を下記します。
・カベソー 100%
収穫は40%だけ手摘み。あとは機械。ある意味正直な情報です。
熟成はステンレスタンクで4ヶ月。
しかしこれは普通のバージョン。今日の記念モデルはNVですからね…。


ラベル平面化画像。
IMG_0405


さて、料理酒になる前にお味見をしておきます。
IMG_0409
スクリューキャップも味気ない無印。

Alc.12%。
濃い赤紫色。
IMG_0410

カシス、ブルーベリー...シーチキン(!?)
かすかな酸味乗った辛口アタック。
嫌味はないんですが味の厚みは全く弱いです。
やはり居酒屋飲み放題レベルですね、これは。

しかし、普通のフロンテラよりもレベルが低い気がします。
日本発売20周年記念とか言って、さらに質の落ちる、
ノンヴィンテージを詰めてるんじゃないでしょうね、
メルシャンさん?


*****


Concha y Toro
Frontera Anniversary Edition
Cabernet Sauvignon NV
RRWポイント 83点


Concha y Toro Carmín de Peumo 2007

コンチャイトロのカルメネール最高峰、カルミン・デ・ペウモです。
2万円コースなので偉いワインではないのですが、昔飲んだ感動が甦り、
最新のヴィンテージを試してみたくなり、ネットで探してみました。
2009年とか2013年はあるのですが、狙ってる2016年あたりが見つからず。
その昔飲んだ2007年の記録を頼りにエア・テイスティングをします。(笑)


IMG_0344
(写真はアメリカ在住時代に懐かしのiPhone4で撮ったものです。笑)
なかなかチリのトップエンドのクラスは日本に入ってきませんね。
セーニャやアルマビバなど有名どころはあるんですけどね。
ましてや、カルメネールのモノセパージュはまだまだ市民権を得てないか…。


公式ページはすでに慣れ親しんでいるいつものです。今日のワインを探してみます。


ワインの分類では、Fine Wine Collectionという上等カテゴリーに入っています。

Don Melchorというカベソーブレンドだけ別格扱いなのが気になりますが、
少なくともカルメネールではコンチャイトロの頂点であると言えます。

最新ヴィンテージが2017年のはずですが、2013年のデータしか載ってません。
仕方がないので2007年は当時のメモから。
・カルメネール 90%(91%)
・カベソー 6.5%(5%)
・カベフラ 3.5%(4%)
(*カッコ内は2013年のデータです。)
樽熟は、フレンチオークの新樽で18ヶ月+ボトルで12ヶ月。
2013年はエノロゴも変わってるようですし、仏樽で13ヶ月のみとなってます。
最近のヴィンテージは質を落としてるんでしょうか?

過去のパーカーおじさんの評価から考察してみると…
2003年 97点
2005年 97点
2007年 96点
2008年 95点
若干下降傾向なのが気になりますが、錚々たるもんです。
2007年の96点はなかなかなもんですよ。

その後はこんな感じ。
2010年 93点
2011年 94点
2013年 95点
2014年 93点
十分高評価ではありますが、落ちてきている気がします。
2016年を見つけてもガッカリしそうですね。


カルメネールはコンチャイトロのペウモの畑からで、
醸すのもカチャポアル・ヴァレーのペウモの施設です。ここです。
Chile002
混醸するカベソーとカベフラはマイポの方から持ってきているようです。

ペウモをワイン・マップ上で確認しておきましょう。
Chile001


ラベル平面化画像…ではなく、当時は剥がしてスクラップしていました。(笑)
IMG_0305
スクラップブックに丁寧に貼っていたんですよ。
今は簡単に平面化撮影でデジタル化、スクラップブックもブログとなりました。
便利な世の中になりましたね。

アメリカ在住中はほぼチリワイン、カルメネール一辺倒でしたけど、
一冊まるまるチリワインのスクラップブックは今見ても圧巻ですが…。

そのスクラップブックを見るとドン・メルチョールもいただいてましたね。
IMG_0307

当時はあまりテイスティングコメントはなく、「うま」とかしか書いてません。(笑)
しかし、カルミン・デ・ペウモ2007の記憶はなんとなく残っています。
抜栓したのが2011年でしたが、まだ少し若い印象の味でしたね。
しかしながら、カルメネールの本質を突き詰めた味は決して重苦しくなく、
いわば現代風の「おしゃれな」味わいに仕上げてあったような気がします。
爽やかなうまさを堪能できた忘れがたい1本となっています。



*****


Concha y Toro
Carmín de Peumo 2007
RRWポイント 95点


Concha y Toro Casillero del Diablo Viognier 2017

ヴィオニエで検索すると、世界中の大抵の産地で見つかりますね。
1980年代に評論家に注目されるまではジリ貧だったとは想像つきません。
コンチャイトロのお馴染みカシジェロ・デル・ディアブロですが、
これにもヴィオニエがあったのでスーパーで発見して思わず購入。


IMG_0135
で、今回フランス北ローヌのヴィオニエとの比較と相成ったわけです。
フランスからはメゾン・レ・アレクサンドランのヴィオニエ2018です。


もともとそんなに飲んでいない、馴染みのない品種ですので、
比較というよりは、共通点でもって品種の特徴を掴みたいというのが本音。
果してその共通点っていうのがうまく出るんでしょうかね。
シャルドネやソーヴィニヨン・ブランを考えても国によって随分違いますし。
IMG_0136
しかし、こういうテーマを持った試飲って楽しいです。(笑)


コンチャイトロの公式ページで今日のワイン情報を見ます。

当然ながらの、
・ヴィオニエ 100%
熟成はフレンチオーク樽とステンレスタンクの併用だそうで。期間不明。
前回試したフランス北ローヌのヴィオニエは樽なしでした。違い出るかな?

産地はカサブランカとリマリです。
Chilean-Wine-Map
この2つの産地、結構離れてますよ。大手はなんだかダイナミックです。

Casillero del Diabloシリーズの専用サイトというのもあります。

しかし、驚くのはこのシリーズのラインアップの多さ。
レセルバ・プリバダのカルメネールがある!日本には入って来てないですね。


エチケット平面化画像。
IMG_0091


さて、スクリュー回転。
IMG_0133
ディアブロ(悪魔)マークがエンボスになってます。カッコいいです。

Alc.13.5%。
薄いイエロー。
IMG_0134
フランスのより薄いですね。

比較するとこんな感じ。
IMG_0137

洋梨、花梨、フランスと同じ系統の香りだとわかります。
でも、フランスにあった白桃を感じませんね。
軽い酸とまろやかな口当たりです。
同じアルコール度数ながらチリの方が少し重みを感じます。
お陰でフランスのようなハツラツ・サラサラ感少なく、
まろやかでしっとりした感じです。樽の効果でしょうか。

でも、
苦味と甘みが絡み合ったような複雑な風味はすごく似てる気がします。
案外共通点は多いですね。
それをもってヴィオニエの個性って理解できそうです。

で、採点は…落ち着いてる分こっちが飲みやすいということで、
フランス+1点の79点ということにします。


*****


Concha y Toro
Casillero del Diablo
Viognier 2017 Reserva
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Viña Almaviva / Almaviva 2016

アルマビバ2016を試飲する機会があったので記録しておきます。
アルマビバはバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドが、
チリでコンチャ・イ・トロと展開するプレミアムなワインです。
お値段もプレミアムなので家飲みには不向きです。(笑)


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アルマヴィーヴァとよく書いてますが、スペイン語のVの発音はBと同じ。
「アルマビーバ」ですからご注意を。


以前2015年を試していてかなり高評価した記憶があります。
今日の2016年はいかがなもんでしょう。
まずは公式ページでワイン情報をば。さすがの貫禄のサイトです。

2016年、最新ヴィンテージのセパージュは、
・カベソー 66%
・カルメネール 24%
・カベフラ 8%
・プチヴェルド 2%
ボルドーならカルメネールがメルローなんでしょうけどね。
カルメネールにメルロー的要素を見出しているとも言えます。
熟成はフレンチオークの新樽で16ヶ月です。
2015年は18ヶ月でした。この-2ヶ月は何でしょうね。


ワイナリー訪問しておきます。
Almaviva01
プエンテ・アルトというサンティアゴの南の外れの地区にあります。
残念ながら敷地の奥へは(ストビューでは)入れませんでした。


エチケット平面化画像…は撮っていませんが、公式サイトから拝借。
Almaviva02
毎年同じデザインなのに律儀にミレジムごとに載っています。(笑)

こちらは普通に撮影の裏ラベル。
IMG_9798
アルマビバの説明がスペイン語でつらつらと書かれています。
名前の由来、エチケットの紋章デザインの意味などなど…。
興味深いのは、カベソーカルメネールカベフラのセパージュは、
ボルドーの伝統」と言い切っているところです。

僕自身は(前にどこかで書きましたが)プレ・フィロキセラのボルドーは、
カルメネールのモノセパージュだったんじゃないかと信じています。(笑)


さて、いただきましょう。
Alc.14%。
ガーネット。割とクリアな感じです。
IMG_9797

黒ベリー。やはり黒糖様の芳香がします。
旨口アタック。
満足の厚みです。素直に感動&ちょっと安心。(笑)
苦味っぽい複雑さをまとい、余韻もじんわりとうまし。
2015年より美味しかった気がします。
ミレジムの差か、進化し続けているのか...。


*****


Viña Almaviva
Almaviva 2016
RRWポイント 95点


Concha y Toro Casillero de Diablo Reserva Devil’s Collection Red 2016

最近は近所のスーパーのどこにでも置いてる、
カシジェロ・デル・ディアブロのシリーズ。
バリうまのカルメネールがあるのもうれしいですし。
今日はラベルデザインもカッコいいこれをゲット。


IMG_6841


公式サイトは情報少なく、
コンチャイトロのラインナップの多さに驚くだけ。

カシジェロデルディアブロ専用シリーズサイトというのも別にあり、
そちらも探してみますが同じPDFが置いてあるだけでした。
樽熟してるということはわかりましたが、セパージュ不明。
カップラーメンの謎肉じゃないんだから、「謎レッド」は勘弁です。

ショップサイトはこう書いてあるのがいくつかありました。
・シラー60%
・カルメネール25%
・カベソー15%
信じておきましょうか。
しかし、シラー主体とはね。


このワインのD.O.(Denominación de Origen)はラペル・ヴァレーです。
ラペルは「Rapel Valley=Cachapoal Valley+Colchagua Valley」という、
広大な地域を総称するD.O.ですが、両地域から混醸された場合のみ、
ラペルと名乗るようです。

今日は、その漠然とした畑ではなく、サンティアゴ近郊マイポにある、
コンチャイトロの本拠地にってみましょう。
Cyt05
結構サンティアゴの市街に近いです。それでも中心から1時間ほど。

すごい、Googleで敷地内まで入れます!
Cyt01

ここはショップや試飲バーなどもありツアーを積極的にやってます。
Cyt02

敷地の奥を抜けるとすぐ畑です。ここもツアーで散策するようです。
Cyt03

最後にラペルや生産地域との位置関係を把握しておきましょう。
Cyt04
既出の地図の使いまわしですが…。

ラベル平面化画像。
IMG_6842
何度も言いますが、「カッシェロ」じゃねぇからな!
「カシジェロ」、もしくは百歩譲って「カシイェロ」。


さて、抜栓。
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シリーズ専用コルクにキャップシールはいい感じ。

Alc.13.5%。
黒ベリーにチョコの様な樽香。
香りに茎っぽさも感じます。
ブルーベリーかもしれない新鮮なスッとした風が通ります。
甘み感じるアタック。
厚みは弱いなぁ。
あっさりと余韻も終わっていきます。
やはり甘みが少々残るのがマイナス。
それが気になると酸味もあるのがわかってきます。

う~ん、凡庸。
ブレンドなんだからもう少し厚みや複雑感を演出して欲しかったところ。


*****


Concha y Toro
Casillero del Diablo Reserva Devil’s Collection Red 2016
RRWポイント 87点


Concha y Toro Terrunyo Carmenere 2013

コンチャイトロのちょっといいカルメネールです。
その昔も飲んでいて今ひとつだった記憶があります。
しかし、同じコンチャイトロのMarques de Casa Concha
デラうまだったこともあり、ちょっと期待していただきます。


IMG_6385


公式ページで素性を調べておきます。
なんと2016年のミレジムしか載っていません。
2016年のセパージュは、
・カルメネール 99%
・カベソー 1%
樽熟は、フレンチオーク樽で9ヶ月。(新樽率明示なし)

2013年のデータシートをどこかのディストリビューターで発見。
それによると2013年はこんな感じ。
・カルメネール 89%
・カベソー 11%
樽熟は、フレンチオーク樽で7ヶ月。(新樽率明示なし)
さらに軽めの樽ですね。

パーカーおじさんの評定もわかりました。
この2013年は91点のようです。
その時のコメントをコピペしておきます。

RP91. Robert Parker's Wine Advocate
There is also a 'regular' 2013 Terrunyo Carménère that is sourced from a 20-hectare plot in their Peumo vineyard, which was influenced by the Lot 1. They used less new barrels and reduced the time the wine spent in oak, so it follows the same path of freshness with red fruit and zero pyrazines; it's full of red cherries and reveals a juicy palate with very fine tannins and a silky texture. This has nothing to do with the Carménère of yesteryear. This is really pleasurable. 86,600 bottles produced.

なんだか結構なほめようですね。


エチケット平面化画像。
IMG_6382


裏ラベルを隠さない控えめなインポーターラベル。
IMG_6378


キャップシールもなかなかカッコいいです。
IMG_6386



さて、抜栓です。
Alc.14.5%。
濃い、黒いくらいのガーネット。
黒ベリー、土、モカ、樽香に馴染んだ香り。
スパイスも。
カルメネール感ありありです。
重めの味わいが乗ったアタック。
酸味とタンニンが溶け込んでいます。
まさにパーカーおじさんの言う、
「very fine tannins and a silky texture」です。

しかし...舌に苦味が残ります。
雑味かな?
1本空けても最後までこの苦みが気になります。
なんとも残念。けっこうな減点ポイントです。


*****


Concha y Toro
Terrunyo Carmenere 2013
RRWポイント 87点


Concha y Toro Casa Subercaseaux Carmenere 2017

最近飲み直すと、
5年程前に比べておいしくなってる気がする、
コンチャイトロのカルメネール。
カシジェロ・デル・ディアブロや、
マルケス・デ・カサ・コンチャには驚きました。


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こんなのがローソンで500円ほどで売ってましたので、
「いくら何でもワンコインはアカンやろ」と思いながら、
かすかに「もしかして」と期待しながらPontaポイントで購入。(笑)

公式ページには、バリエタルはサンライズとフロンテラのみ。
この「カサ・スベルカソー」なるものは載っていません。
おそらく日本向けだけのバリューワインなのでしょう。


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さて、スクリュー回転。Alc.12%。
黒ベリーですが、オイリーな感じの不思議な香り。
味はバランスいいです。
カルメネールの生温い感も出てますから、
カルメネールを使ってるのは間違いないでしょう。
しかしこの不思議な味の濃さは、
薄っぺらく思わせないように何かしている感じ。
喉越しに、なんとも不自然なとろみを感じます。
いったい何をしたんだ?

ゲロまずではないので飲み切れますが、
これならGatoNegroやアルパカのカルメネールのほうが、
安物然とした薄っぺらさはありますが、マシです。
これは悪酔いしそうです。

「スベルカソー」はフランス語っぽいですが意味は不明。
「滑るか?」「滑りそう」っていうことなのでしょう。
(笑)


*****


Concha y Toro
Casa Subercaseaux Carmenere 2017
RRWポイント 83点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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