Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Dolcetto

Ch. igai Takaha Ofukuro Beauty 2017 Santa Barbara County

ワイン関連の本を読み漁っていた頃、新刊で発売されたので思わずゲットした、
「幸せになりたければワインを飲みなさい」という本があります。
カリフォルニアワインのおいしさを知り、外資系IT企業を辞め、なんだかんだで(笑)
現在カリフォルニアワインを自らリリースしてるという著者のお話。
それで、この方の出されているシャトー・イガイ・タカハのワインを知りました。
本はまだ読了してませんが(笑)一番お手頃なのをいただいてみようと思います。


IMG_0039
Ch.igai Takahaはラベルにもあるご自身の家紋「丸に違い鷹羽」のことだそうで、
「igai」の「i」の上の点が落っこちて「Ch.」となりChâteauの省略形になるという、
なんとも芸の細かいネーミングです。落ちる点は軌跡を描いてますし。(笑)


公式ページは、日本語です。(笑)

ワイン作りは、主にサンタ・バーバラ近辺のいくつかのワイナリーに依頼してるそうで、
Our Team」として作り手の紹介があります。
シャトー・イガイ・タカハの畑やワイナリーといった実体がない訳で驚きですね。
フラッグシップの「侍」はBrewer-Clifton WineryのGreg Brewer氏が担当という具合。
今日のオフクロ・ビューティーというのは家紋ワインというシリーズで、
Transcendence WineryのKenneth Gummere氏がワインメーカーだそうです。
・バルベーラ 50%
・ドルチェット 50%
というピエモンテの酸味の強い2大品種のブレンドですね。面白い。
オヤジ・ダンディーというのもあって、こちらは何と同じ黒品種を使った白ワインです。
醸造法など詳しいことは不詳。


実体のないワイナリーを訪問できないのですが、依頼された「作り手」を訪問。
IMG_0031
前出のBrewer-CliftonとTranscendenceのワイナリーはこんなところ。
サンタ・バーバラに近いロンポクという町の市街地の中にありました。
今日のワインはSanta Barbara County AVAなのでこの近辺の畑なんでしょう。
ロサンゼルスとサンフランシスコの間の海岸沿いCentral Coastに属します。


ラベル平面化画像。
IMG_0030
最近iPhone SEに変えたので、色味の調整がまだ不慣れでうまくいきません。(笑)


さあ、抜栓。
IMG_0037
見事な無印ですが(笑)コルクはCork Supply社製のテクニカルコルクVincですね。

Alc.14%。
オレンジがかったクリアなルビー。
IMG_0038

プラム、プルーン、ドライフルーツ…。
すでに酸味が香りに出てる感じがします。
やはり、酸味乗った辛口アタックです。
ピエモンテでもここまで酸なバルベーラは珍しいんじゃ?って感じ。
味の深みがあるのはわかるんですが、
レモンのタブレットが舌の上に置いてあるがごとしの酸にマスクされ、
そこまで到達できないという印象。(笑)
食事に合わせれば何とかなるかなと思いましたが、
その食事(ハンバーグでした)を邪魔するくらいの鋭角の酸…。
これは手ごわいです。


*****


Ch. Igai Takaha
Ofukuro Beauty 2017
Santa Barbara County
RRWポイント 82点


Masereto Monferrato Rosso 2015

リカマンの特売ワインですが、モンフェラート・ロッソDOCだそうで。
ドルチェット主体にブレンドしてあるようです。
味にもDOCにも興味が湧きますね。正体調べつつ試してみましょう。


IMG_9064


作り手は、デザーニ(Dezzani)というのはわかったのですが、
公式ページにはこのマセレトというブランドは載っていません。
ネット情報では、ドルチェット主体にバルベーラとカベソーのブレンドで、
樽熟はオーク樽にて12ヶ月とのこと。


モンフェラートDOCは、ピエモンテ州のポー川の南側、
アレッサンドラとアスティの町の周辺に広がる広域のDOCです。
正確にはアレッサンドリアの113コムーネ、アスティの118コムーネから成り、
1994年にランゲ(Langhe)とともにDOC認定されています。
Monferrato02
使用可能な赤品種は、バルベーラ、ドルチェット、ネッビオーロ、カベフラ、カベソー、
ボナルダ(BonardaというシノニムをもつDouce noirとは別品種のようです。)、
フレイサ(Freisa、ネッビオーロ、バルベーラ、ドルチェットと並ぶピエモンテの土着品種)、
グリニョリーノ(Grignolino、モンフェラートが発祥と言われる黒品種)、
ピノ・ネロ(=ピノ・ノワール)など盛りだくさん。
ロッソ(Rosso)の場合、これら品種をどんな比率でブレンドしてもOKです。
ビアンコ(白)はアレッサンドリア原産のコルテーゼ(Cortese)のみです。
詳しくは、Monferrato DOCをご参照ください。


作り手のデザーニ(Dezzani)を訪問します。
Monferrato01
ポー川寄り、トリノ寄りですが、モンフェラートDOCなんでしょうね。


ラベル平面化画像。
IMG_8751
何か賞を取っているようですね。


さて、抜栓。
IMG_9061
2年耐用DIAM2です。早飲みということがわかりますね。

Alc.14%。
濃いガーネット。赤味を帯びてます。
IMG_9063

カシス、ブルーベリー、スパイス。
甘み感じるアタックです。
軽い味わいは薄っぺらとも言えます。
酸味と甘みが調和してるようで違和感はないんですが、
深みはあまり感じることなく、
最初の甘みが若干の苦味に包まれながら貧弱な余韻へ続きます。
「鉄」酸っぱいのも何だかな~でした。


*****


Masereto Monferrato Rosso 2015
(Dezzani)
RRWポイント 83点


Elio Altare Dolcetto d’Alba 2014

バローロ・ボーイズの先駆者で世界でも高評価を得てるというエリオ・アルターレです。
で、いつものようにですが、(笑)
バローロでもランゲでもなく、お手頃なドルチェットをいただきます。
この手の作り手はデイリーワインとして必ずバルベーラやドルチェットを作ってますので、
これら品種を知るために間違いのない作り手を選べるというのはありがたい話です。


IMG_6492


公式ページは必要十分な情報は載っています。
今日のドルチェット・ダルバもミレジム毎の情報ではないですが、
樽熟はなく、ステンレスタンクで10ヶ月熟成ということがわかります。

フィロソフィー」として、ワイン作りのポリシーが語られています。
・ブドウの生育の妨げになる化学薬品や農薬は(極力)使わない。
・銅/硫化銅(ボルドー液?)しか使わない。肥料は牛糞のみ。
・発酵は自然酵母のみを使用。MLFは自然に起こさせる。
・ろ過、清澄は行なわない。
・その他ワインの色や構造を変えるものを一切使用しない。
・亜硫酸はイタリア政府が許容する量をはるかに下回る量を使用。
・しかし、ビオディナミやそれに類する手法を採用するわけではなく、
 単に先祖から伝わる同じ方法でブドウ畑と向き合っているだけ。
云々…。
バローロ・ボーイズなんていうから、もっと突き抜けてるのかと思いきや、
ごくまじめに伝統的で由緒正しいやり方を守ってるだけという印象です。

写真ギャラリーのページでは周囲の風景などが見られます。
家族写真などもあり、家族経営~って雰囲気満載です。
ではでは、そのワイナリーを訪問してみましょう。
EA02
一面畑の道からこっちへ入ると「Elio Altare」と書いています。
いつもならここまでで門前払いですが、ストリートビューで入れます。

敷地内までずず~っと入れました。
EA01
なかなか素朴な住宅のような佇まいです。

裏に回っても畑が続いています。
EA03
ここは「La Morra(ラ・モッラ)」というところで、
今日のドルチェットは「ラ・モッラの畑から」と書いてあったので、
この辺りにドルチェットが植えられているのかもしれません。

大きな地図で場所確認。
EA04
ラ・モッラの集落のすぐ近くですね。バローロまでは車で10分ほど。
アルバの町までは20~30分ってところです。
ピエモンテ州もわかるようにイタリア地図をインポーズしておきました。


エチケット平面化画像。
IMG_6349m
裏ラベルはなく、インポーターシールだけだったので、
スペースの都合上、上下にくっつけて画像化しています。


さて、抜栓。
IMG_6494
名前入りキャップシールにコルクです。

Alc.12.5%。
濃いルビー。少しくすんでる感じがします。
カシス、ブルーベリーからの黒ベリー...。
赤ベリーっぽくもあり、いい香りです。
生野菜っぽさも。
酸味から来るアタック。
直後に舌の上にタンニンが来ます。
渋みがパレットに広がる感じ。
この渋みを「味わい」と思えばアリなんですが。
なんだかんだで騒がしい感じがします。
これも「味わい」と思えばアリでしょうか。
余韻にも荒い目の渋みが残るんですよね。
でも...楽しめるんだよなあ。
このあたりが有名生産者の実力というもんでしょうか。

しかし、未だドルチェットの正体つかめず。(笑)


*****


Elio Altare Dolcetto d’Alba 2014
RRWポイント 88点


Prunotto Dolcetto D’Alba 2016

アンティノリが所有するピエモンテの名門プルノットです。
以前バルバレスコをいただき、たいそうおいしゅうございました。
今日はそこのお手頃、ドルチェット。やはり酸味が特徴でしょうか。


IMG_5900


前にも見ました公式サイト。情報豊富ですが字が小さい。(笑)
この「Dolcetto D’Alba DOC」もミレジムごとにきっちり説明あり。
ドルチェット100%であることと、樽熟はせず、
ステンレスタンクのみの熟成ということはわかりました。


場所の確認は前回バルバレスコの時にやりましたので今回は割愛。
公式ページの写真ギャラリーに珍しい冬の畑があったのでコピペしておきます。
prunotto_winter
葉を落として静かに眠る冬の畑の風景もいいもんですね。


エチケットは表も裏もシンプルな感じです。
IMG_5842
パーカーおじさんは88点とそこそこの評価です。


さて、抜栓。
合成コルクですね。
Alc.13%。
濃いルビー。
フランボワーズ。
かすかにイチゴっぽいいい香り。
酸から入ってくるアタックです。
爽やかな酸味は甘みを感じさせるので悪くはないです。
喉越しにアルコール感でしょうか、厚みを感じます。
余韻まで酸味は続くんですが、全体的にグッド。
ああ、またおじさんと同じ点数になってしまった。(笑)

ドルチェットとバルベーラ。
似たようなポジションにいる2つの品種。
それぞれいくつか試しましたが、
どちらも酸味が目立ったり、目立たなかったりと、
イマイチ特徴が掴みきれていません。
いずれ同じ作り手でバルベーラ・ドルチェットの、
飲み比べをしてみないといけませんね。
今後の課題。


*****


Prunotto Dolcetto D’Alba 2016
RRWポイント 88点


Bruno Giacosa Dolcetto d'Alba 2016

バルバレスコ、バローロで超有名なブルーノ・ジャコーザです。
が、その作り手が醸すドルチェットです。
自社畑ファッレットのバローロなんてとても手が出ませんが、
ドルチェットならとってもお手頃。


IMG_4963


例によって、一流の作り手のお手頃レンジは、
無名のものにチャレンジするより、
「偉いワイン」である可能性がかなり高いです。

まあただ、ジャコーザの片りんを知りたくて選んだというよりは、
ドルチェットってどうなのよ?に始まり、
どうせ試すなら偉い作り手で行きましょうって感じです。(笑)

公式ページは、最初に長々とフラッシュ動画で少々萎えます。
ワインの紹介ページもラインナップが並ぶだけで、
個々の詳細のデータがないので困ったものです。


例によってワイナリー訪問してみますが、
BrunoG02
なんと殺風景な事務所風です。


それもそのはず、
ネイヴェ(Neive)という集落内にあり、周りに畑なし。
BrunoG01
アルバの町から北東に車で16分(高速使用)ぐらいの場所です。

自社畑は「アジエンダ・アグリコーラ・ファッレット」と言って、
(Azienda Agricola FALLETTO)
車で30分くらいの少し離れた場所にあるのです。
BrunoG03
ジャコモ・コンテルノなんかがご近所さんになるようです。


自社畑のワインは「FALLETTO」と記されていて、
お値段もすごいですが、今日のドルチェットなんかは、
契約農家からブドウを仕入れて作っているのでお手頃です。


IMG_4964


さて、抜栓。長めのコルクでうれしいです。
Alc.13.5%。
濃いルビー、ちょっと紫がかってます。
プラム、チェリー、どちらかというと華やか目の香り。
まず酸味を感じる軽い飲み口です。
厚みはあまり感じません。
日本ワイン的な味ですね。
しかし、余韻まで含めると、これはなかなか味わい深い。
やはり作り手の技でしょうかね。
品種の個性としてもオッケーかな。
軽めのいいやつ欲しい時にいいかもしれません。

パーカーおじさんは88点だそうで。
うん、わからないでもないですが、
RRWポイントは87点。


*****


Bruno Giacosa Dolcetto d’Alba 2016
RRWポイント 87点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


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