Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Domaine_Pierre_Labet

Domaine Pierre Labet Bourgogne Pinot Noir 2018 Vielles Vignes

ドメーヌ・ピエール・ラベです。以前、同じAOCブルゴーニュですが、を試してめっぽうおいしかったところで、赤も絶対うまいはずと踏んでお試しです。今回もリカマンの30%OFFセールでお得にゲットしていますが、通常価格でもまあまあお手頃ですから、ありがたい作り手ですね。

IMG_6449
ドメーヌ・ピエール・ラベ(Domaine Pierre Labet)の所在はボーヌとなってます。グラン・クリュ、クロ・ド・ヴージョの最大の所有者(5.48ha、全体の10%)、シャトー・ド・ラ・トゥール(Château de la Tour)のオーナー、フランソワ・ラベさんが、父ピエール・ラベさんから引き継いだラベ家のドメーヌだそうで、コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌの畑(約9ha)からのブドウを、なんとシャトー・ド・ラトゥールで醸造しているんだそうで。

これがシャトー・ド・ラ・トゥールのクロ・ヴージョ・グランクリュ。
DeLaTour01
コルクはピエール・ラベとなってますし、ネックのミレジムのシールが同じ形。確かに同じところで作ってそうです。

困ったことに、「Domaine Pierre Labet」どころか「Château de la Tour」の公式サイトもありません。こうなったらネット情報頼りです。
・ピノ・ノワール 100%
ショレ・レ・ボーヌ村の樹齢約50年のブドウを使用。野生酵母のみでコンクリートタンクで全房発酵。新樽率25%のバリック(228L樽)で19ヶ月の熟成。清澄・濾過なしで瓶詰。とまあ、こういう情報が出てきました。先ほどのシャトー・ド・ラ・トゥールのクロ・ヴージョも100%全房発酵なので、ブドウの出どころは違えど確かに同じように作られているようです。


ドメーヌ・ピエール・ラベの実体はこれということで、シャトー・ド・ラトゥールを訪問。
Vougeot00
クロ・ド・ヴージョの内側にお城のような建物です。さすが最大畑所有者。

これがクロ・ド・ヴージョの所有者と区分け・面積がわかる地図です。
ClosdeVougeot01
(この地図の時点では)小さな区画も含め67の生産者が分け合っています。シャトー・ド・ラ・トゥール(Château de la Tour)は先ほどのお城の周辺からクロ・ド・ヴージョのド真ん中のなかなかいい場所を占めています。

恒例ですが、Google Mapの上空写真上で見てみましょう。
Vougeot01
シャトー・ド・ラ・トゥールの所有部分、はっきりわかりましたね。ロマネ・コンティやミュジニーなどの有名畑も画像の中に収めましたので位置関係を見ておいてください。


エチケット平面化画像。
IMG_6358
裏ラベルには「総合的病害虫管理(lutte intégrée)」の手法に従ってブドウは栽培されていると書かれています。その下のファインズのインポーターシールが隠してる部分も気になりますね。

例によってインポーターシールを剝がしてみました。(汚くなったけど)
IMG_6359
なんと、「インポーターはファインズです。」と書かれているだけでした。何これ? こんなの初めてです(笑)。


さあ、抜栓です。
IMG_6445

コルク平面化。
IMG_6446
キャップシール、コルク、抜かりなしという感じですね。

Alc.13%。
濃いめルビー。全房ならもう少し薄い色を想像しますが…。
IMG_6448

フランボワーズ。プラムというより梅風味。
濡れ木の樽も香ります。
辛口アタック。
果実味をたたえつつ、丸み・ふくらみのある味わいへ続きます。
奥行きや複雑味も感じ、貫禄があります。
バランスのいい余韻が続き、満足感に浸れます。
やはり、赤もかなりいいです。


*****

Domaine Pierre Labet
Bourgogne Pinot Noir 2018
Vielles Vignes
RRWポイント 93点


Domaine Pierre Labet Bourgogne Chardonnay 2017 Vieilles Vignes

リカマンの30%OFFセールで(笑)ブルゴーニュのピノを物色していると、
赤・白出してるところで赤より白の評価が結構高い作り手がいくつかありました。
(いつもDelectableというラベルのスキャンで検索できるアプリを使ってます。)
たまにはブルゴーニュのおいしいシャルドネも試さないとね…ということで、
そんな中でこの作り手の白をチョイス。お調べ&お試ししますよ。


IMG_0734
ドメーヌ・ピエール・ラベ。所在はボーヌとなってます。
グラン・クリュ、クロ・ド・ヴージョの最大の所有者(5.5ha、全体の10%)、
シャトー・ド・ラ・トゥールのオーナー、フランソワ・ラベが、
父ピエール・ラベから引き継いだラベ家のドメーヌだそうで、
コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌの畑(約9ha)からのブドウを、
なんとシャトー・ド・ラトゥールで醸造しているんだそうで。


困ったことに、
Domaine Pierre Labetどころか、Château de la Tourの公式サイトもありません。
こうなったらネット情報頼りです。
・シャルドネ 100%
は当然として、VVと言うだけあってボーヌ村の樹齢約40年のブドウだそうです。
野生酵母で18℃で9週間かけ350L樽(新樽率25%)にて発酵。19ヶ月熟成とのこと。


シャトー・ド・ラトゥールを訪問しておきます。
Chateau_de_La_Tour01
クロ・ド・ヴージョのすごいところにありますね。さすが最大畑所有者です。
Clos de Vougeotについては以前ドルーアン・ラローズを試した際に掘り下げてますので、
そちらをご参照ください。


エチケット平面化画像。
IMG_0723
裏ラベルもあまり情報なし。ビオロジックみたいなことしてますとか。


さあ、抜栓です。
IMG_0730
キャップのエンボス、横ミレジムのドメーヌ専用コルク。上出来です。

コルクも平面化。
IMG_0731
エチケットと同じ鳥の紋章入り。

Alc.13%。
黄色に少しみどりっ気。
IMG_0732

リンゴ、白い花、蜜、かすかなヴァニラ。
果実味乗った辛口アタックです。
酸味もなかなか効いていますが、
けっして邪魔しない酸は優秀ですね。
芯に桃のような甘みを感じるのがチャーミング。

うん、楽しめる白です。何気に最高点つけておきます。
ブルゴーニュの白も飲まないといけないですね。


*****


Domaine Pierre Labet
Bourgogne Chardonnay 2017
Vieilles Vignes
WWWポイント 80点



WhiteWhiteWine01
--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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