Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Douro

Quinta do Vallado Vallado 2015 Douro

DOCドウロのいかにもポルトガル~なワインです。
これもグランマルシェ閉店セールの戦利品なのですが、(笑)
1716年創業のドウロでも最古参の実力派の作り手のようです。
例によってそこの最ローレンジ、そんなのがお試しにはいいのです。


IMG_9251
創業から最初の200年はポートワイン(*)がメインだったそうです。
(*ドウロで造られる酒精強化ワイン。甘口、高アルコール。)
その後、その事業を売却、元詰め・自社ブランドのワイン造りに転向。
ここ数十年は畑の大改造も行い、高品質ワインを連発してるようです。


公式ページには、パーカーおじさんの点数まとめページがあり、
錚々たる成績で、この作り手の実力が伺えます。

ワイン情報のページは、エントリー/ミディアム/トップ・レンジに分類され、
当然ながら今日のはエントリーレンジです。(笑)
しかし、エントリーレベルのクオリティで全体像が推し量れることもありますからね。

セパージュは、
・トウリガ・フランカ 25%
・トウリガ・ナシオナル 25%
・ティンタ・ロリス 25%
・ソウサン(Sousão) 5%
・その他古い畑からいろいろミックス 20%
最後の「いろいろミックス」は「おいおい!」ですが、
とにかくポルトガル品種のオンパレードです。

トウリガ・フランカはポルトガル固有品種で、
ポートワインにも使われるためドウロ渓谷で広く栽培されてるそうです。
なるほど、もともとポートワインを生業にしてましたしね。

トウリガ・ナシオナルはご存知ポルトガル代表品種ですね。
過去からよく試してるので「トウリガ・ナシオナル」のカテゴリーを新設しました。

ティンタ・ロリス(Tinta Roriz)はポルトガル南部ではアラゴネス、
スペイン語ではテンプラニージョと呼ばれるんでしたね。

ソウサン(Sousão)もポルトガル固有品種で、これもポートワインに使われます。
ドウロの北側ミーニョ(Minho)地方ではヴィニャン(Vinhão)と言うそうです。
オーストラリアでも使われるそうで、Souzão/Souzaoと書くようです。
スペインではソウソン(Sousón)です。

樽熟は、30%だけフレンチオークのバリック(3~4年落ち)で16ヶ月。
残り70%はステンレスタンクで同じく16ヶ月寝かせ、最終的にブレンドです。


さあ、ワイナリー訪問です。
QdV01
ドウロ川にも近い、まわりは畑の丘陵地にあります。
さすが歴史ある作り手。敷地も広く、モダンなホテルも併設。
ポルトの町からはドウロ川沿いに車で1時間半くらいの距離です。

DOCドウロもおさらいしておきましょう。
QdV02
ドウロ(Douro)川はスペインに入るとドゥエロ(Duero)川に名を変え、
リベラ・デル・ドゥエロなどにつながります。


ラベル平面化画像。
IMG_8834
なんとインポーターシールがDOCドウロの認証マークを隠していました。
こういう無神経なインポーターは困りますね。
速攻、剥がしてやったぜ~。ワイルドだろ~?


さあ、抜栓。
IMG_9253
コルク横にミレジム入りでうれしいですが、キャップシールにも!
最初、「15」って何かな~って思ってました。

面白いデザインなので、コルクも平面化撮影します。
IMG_9249
5年耐用、テクニカルコルクのDIAM5です。
「Free TCA」って書いてます。ブショネの心配要らずってことですね。
TCAはトリクロロアニソール、ブショネ臭の原因物質です。

Alc.13.5%。濃い透けないガーネット。
IMG_9250

黒ベリー。スミレの香り。
辛口アタックです。
そこに酸味が乗ってるのに気づきますが、
すぐ味のしっかり感が来て一安心します。
エントリーですから仕方がないのでしょうが、
ちょっと、か細い気がします。しかし、うまいのは確か。
シャープな軽さをまとい、
余韻~フィニッシュへとこじんまりと(笑)進みますが、
バランスと旨味は申し分ないです。


*****


Quinta do Vallado
Vallado 2015 Douro DOC
RRWポイント 90点


Quinta de la Rosa La Rosa Reserva 2015 DOC Douro

ポルトガルはたくさん飲んでるわけではないですが、
なんとなくハズレが少ない気がしています。
ちょっと良さげなのをリカマンの平成最後の特価セールでゲット。(笑)
調べると、パーカーおじさんが93点をつけています。これはいいかも。


IMG_8390
DOCドウロですから、ポルトの町にも近い北の方ですね。
すると、やっぱりこの作り手はポートワインから始まったようです。
100年以上の歴史があるようですが、ドウロでのワイン造りは、
1990年代からだそうで、割と短期間で評価が上がったってことですね。


公式ページを見ると、ポートワインやワインだけでなく、
オリーブオイルやビールも作ってることがわかります。
ホテルやレストランも経営と、幅広いビジネス展開です。
ワイン情報はと言うと、最新ヴィンテージの2016年しか載ってません。
2016年のセパージュは、
・トウリガナシオナル 60%
・その他(Field Blend) 40%
だそうで、結構いい加減です。(笑)
主なのは、ポルトガルの代表品種「トウリガ・ナシオナル」です。
「Nacional(国の)」とはよく言ったものです。

実は、2015年に93点をつけた、
パーカーおじさんのコメント中に詳しい2015年の情報があるのを発見。
・トウリガナシオナル 40%
・トウリガフランカ 10%
・その他(古木からのField Blend)50%
やっぱり、その他でしたね。(笑)
トウリガフランカはドウロでよく栽培され、ポートワインに使われるそうです。
樽熟は新樽率40%のフレンチオークで18ヶ月だそうです。


さあ、ワイナリー訪問。
Quinta02
ドウロ川河畔の急な斜面にあります。ホテル併設だけあって立派です。
対岸の道路から撮っています。風光明媚ですね。

敷地内に入れたので、今度はドウロ川の方を眺めます。
Quinta01
ポルトガルの地図も貼っておきました。ポルトのすぐ東側の山間部です。
ポルトの町から車で2時間くらいでしょうか。

いつものイベリア半島の地図でドウロを見ておきましょう。
Quinta03
ドウロ川(Douro)はスペインに入るとドゥエロ川(Duero)となります。
DOリベラ・デル・ドゥエロ(Rivera del Duero)も貫いてます。


ラベル平面化画像。
IMG_8223


さて、抜栓。コルク横にミレジムが入っています。
IMG_8386
専用キャップシールもカッコいいです。

コルクの平面化撮影もしておきましょう。
IMG_8385

Alc.14.5%。
濃い濃いガーネット、透けない感じ。
IMG_8388

ブラックベリー、ブラックチェリー、
果実味とスパイシーさのある、うっとりする香り。
うま味辛口アタックです。
いいコクを感じますが、厚みとしては若干控えめな味わい。
タンニンと酸は柔らかに溶け込んでます。
余韻もいいバランスのままフィニッシュ。

なかなかいいんですが、全体的に若干軽めなのが気になります。
パーカーおじさんの93点とまではいきませんでした。


*****


Quinta de la Rosa
La Rosa Reserva 2015
DOC Douro
RRWポイント 91点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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