ドイツ最大の赤ワイン生産地がファルツ(Pfalz)で、その中でドルンフェルダー(Dornfelder)が一番栽培されています。そんなファルツのドルンフェルダーのバリエタルを発見。その昔ドイツでの食事で何度か飲む機会がありましたが、薬草の風味しかしなかった印象しかありません(笑)。今日はもう一度リベンジをしてみましょう。
ヴィラ・ヴォルフは1756年という昔にファルツに設立されています。19世紀にかけて立派な建物も出来、栄華を極めたといいますが、1990年代になると衰退し、そんな弱みに(笑)モーゼルのカリスマ、ドクター・ローゼンのエンルスト・ローゼンさんがここを取得します。1996年のことだそうで。2011年からはドクター・ローゼンから送り込まれたメンバーによって管理されており、品質も向上し、復活をとげているそうです。
公式ページはこれですが、ドイツ語のみのようですね。
バリエタルのラインアップにドルンフェルダーがありませんね~。
もう一つ、URLが villawolf.com というのがあり、こっちにはドルンフェルダーの紹介がありました。こっちが海外向けのサイトになるんでしょうね。
・ドルンフェルダー 100%
ステンレスタンクで発酵および熟成。データシートにはこれだけの情報でした。
しかし、ドルンフェルダーってかっこいい名前ですね。変身ヒーローか変形合体ロボットにつけるような名前です(笑)。この品種が交配されたヴァインスベルク(Weinsberg)研究所の創設者、イマヌエル・ドルンフェルドさん(Immanuel A. L. Dornfeld)に因んで名づけられています。
ヴァインスベルク研究所のアウグスト・ヘロルド(August Herold)さんが、1955年にヘルフェンシュタイナー(Helfensteiner)とヘロルドレーベ(Heroldrebe )の交配で生み出しました。人工交配で生まれたのにこの交配品種が判明したのは2012年のDNA鑑定によってだそうで、アウグストさん、ちゃんとメモっておきましょうね。(笑)
しかし、ドイツ国内で黒ブドウとして2番目に多く栽培されている品種です。重要ですね。(1位はもちろん、Spätburgunder、ピノ・ノワールです。)
ワイナリー訪問。すごく立派な敷地と建物。18世紀からの歴史も感じます。
場所はマンハイムの町から西へ車で30分といったところ。
ドイツの中でのファルツの位置を確認しつつ俯瞰。ヴィラ・ヴォルフの所在を記入。
ラベル平面化画像。
「Ernst Loosen」とちゃんとオーナーの名前入りですね。
さあ、スクリュー回転。
一応、「WOLF」とだけ入っています。
ヴィラ・ヴォルフは1756年という昔にファルツに設立されています。19世紀にかけて立派な建物も出来、栄華を極めたといいますが、1990年代になると衰退し、そんな弱みに(笑)モーゼルのカリスマ、ドクター・ローゼンのエンルスト・ローゼンさんがここを取得します。1996年のことだそうで。2011年からはドクター・ローゼンから送り込まれたメンバーによって管理されており、品質も向上し、復活をとげているそうです。
公式ページはこれですが、ドイツ語のみのようですね。
バリエタルのラインアップにドルンフェルダーがありませんね~。
もう一つ、URLが villawolf.com というのがあり、こっちにはドルンフェルダーの紹介がありました。こっちが海外向けのサイトになるんでしょうね。
・ドルンフェルダー 100%
ステンレスタンクで発酵および熟成。データシートにはこれだけの情報でした。
しかし、ドルンフェルダーってかっこいい名前ですね。変身ヒーローか変形合体ロボットにつけるような名前です(笑)。この品種が交配されたヴァインスベルク(Weinsberg)研究所の創設者、イマヌエル・ドルンフェルドさん(Immanuel A. L. Dornfeld)に因んで名づけられています。
ヴァインスベルク研究所のアウグスト・ヘロルド(August Herold)さんが、1955年にヘルフェンシュタイナー(Helfensteiner)とヘロルドレーベ(Heroldrebe )の交配で生み出しました。人工交配で生まれたのにこの交配品種が判明したのは2012年のDNA鑑定によってだそうで、アウグストさん、ちゃんとメモっておきましょうね。(笑)
しかし、ドイツ国内で黒ブドウとして2番目に多く栽培されている品種です。重要ですね。(1位はもちろん、Spätburgunder、ピノ・ノワールです。)
ワイナリー訪問。すごく立派な敷地と建物。18世紀からの歴史も感じます。
場所はマンハイムの町から西へ車で30分といったところ。
ドイツの中でのファルツの位置を確認しつつ俯瞰。ヴィラ・ヴォルフの所在を記入。
ファルツ地方全体は、西はザールラント州、北はラインヘッセン地方、ライン川の対岸はバーデン地方、そして南はフランスのアルザス地方に隣接しています。
地図にも書き込みましたが、ファルツは2つの大きなベライヒに分かれおり、北部がミッテルハルト(Mittelhaardt)、もしくはドイチェ・ヴァインシュトラーセ(Deutsche Weinstraße=ドイツワイン街道)と呼ばれ、南部がズードリッヒェ・ヴァインシュトラーセ(Südliche Weinstraße=南部ワイン街道)と呼ばれます。今日の作り手ヴィラ・ヴォルフは北側のベライヒ・ミッテルハルト/ドイチェ・ヴァインシュトラーセにありますね。
ファルツは23,600haの畑があり、ラインヘッセン(Rheinhessen)に次いでドイツで2番目に大きなワイン生産地です。(3位はバーデンです。)ドイツワインの3分の1がファルツって計算になります。ファルツの6割(62.3%)が白ワインなんですが、全体がでかいので、残り4割の赤だけでファルツがドイツ最大の赤ワイン生産地になるといいます。ファルツの中で一番多い黒ブドウ品種が、その1/3以上を占めるドルンフェルダーです。
ファルツは23,600haの畑があり、ラインヘッセン(Rheinhessen)に次いでドイツで2番目に大きなワイン生産地です。(3位はバーデンです。)ドイツワインの3分の1がファルツって計算になります。ファルツの6割(62.3%)が白ワインなんですが、全体がでかいので、残り4割の赤だけでファルツがドイツ最大の赤ワイン生産地になるといいます。ファルツの中で一番多い黒ブドウ品種が、その1/3以上を占めるドルンフェルダーです。
ラベル平面化画像。
「Ernst Loosen」とちゃんとオーナーの名前入りですね。
さあ、スクリュー回転。
一応、「WOLF」とだけ入っています。
Alc.13%。(pH:4.07、Brix:7.3)
紫成分多い濃いルビー。もともとワイン色づけ用として交配されたものだそうで。なるほど。
フランボワーズ、梅、かすかにフォクシーフレーヴァーも…。
辛口トロッケンなアタック。
弱いながら少々鋭角な酸を感じます。
昔飲んだドルンフェルダーの薬草の様な風味はないですね。
よかった。(笑)
よかった。(笑)
味は薄っぺらでなく結構楽しめます。
が、なんとなくマスカベAの様な後味が残ります。
フォクシーフレーヴァーもあるしね。
フォクシーフレーヴァーもあるしね。
余韻からフィニッシュで、やはりありました薬草風味。(笑)
しかし、楽しめるレベルにはありますね。
まずまずリベンジ成功っと。
しかし、楽しめるレベルにはありますね。
まずまずリベンジ成功っと。
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Weingut Villa Wolf
Dornferder Trocken 2018
Dornferder Trocken 2018
RRWポイント | 87点 |
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