「DURIF」と書かれたオーストラリアワインを店頭で衝動買い。(笑)
デュリフ(Durif)は、カリフォルニアでプティ・シラーの名で知られています。
1880年頃、南仏で交配された品種ですが、フランスではほとんど残っておらず、
アメリカやオーストラリア、イスラエルに多いようです。
しかし、プティ・シラーがデュリフだと判明したのは1997年と最近ですから、
アメリカではプティ・シラー(Petite Sirah)のままでやってるみたいです。
そこで疑問なんですが、オーストラリアは最初からデュリフと認識してたのかです。
アメリカは「何の品種かわかんないけどシラーっぽいからプティ・シラーにしちゃえ!」
とばかりに勝手に命名し、おまけにシラー(Syrah)のスペルを間違えるという、
アメリカ人らしいアホアホさを発揮しています。(プティ・シラーはPetite Sirah)
オーストラリア人は最初からデュリフとしっかり認識して持ち込んだのでしょう。
でなきゃ、「DURIF」名のワイン作りませんもんね。エライぞオージー!
今日のワインを調べると、実は「Petite Sirah」名のバージョンが見つかります。
「Durif=Petite Sirah」ということが判明したのは、前述のように、
1997年カリフォルニア大学デイヴィス校のラボのDNA鑑定によってですから、
それまでデュリフをデュリフとして栽培していたオーストラリア人が、
「へ~、これプティ・シラーと同じなんだ。」とそこで初めて結びついたはずです。
で、「これプティ・シラーで売った方が売れるかも?」ってことでしょうね。(笑)
因みに、デュリフは南仏のデュリフ博士がシラーとプルールサン(Peloursin)を交配、
シラーにベト病に対する抵抗力をつけるのが目的だったようです。
博士はがんばって広めたそうですが、あまり受けなかったようでその後衰退します。
また、アメリカのプティ・シラーの10%ほどは、デュリフ(プティ・シラー)とシラーが
さらに交配されたもので、プルールサンのDNAは1/4クォーターになってるそうです。
逆に3/4がシラーなので、ほとんどシラーですよね。ほんとアメリカってカオスな国。(笑)
作り手はBerton Vineyards。公式ページはそこそこの情報はありそうです。
1996年にバロッサ・ヴァレーとイーデン・ヴァレーの間のHigh Edenに畑を取得、
高評価を得ると、ニュー・サウス・ウェールズ州リヴァリーナ地区に拠点を構え、
CoonawarrraやPadthawayのあるLimeston Coastにも生産地を広げ急成長しています。
今日のワインはビッグ・リバーズ地域のリヴァリーナ地区の畑からのデュリフ100%。
Big Rivers地域は、New South Wales州のマランビジー川(Murrumbidgee)と
ラックラン川(Lachlan)に挟まれた広大な地域で、Riverinaはサブリージョン。
ブドウは除梗・破砕されステンレスタンクで醸造、マロラクティック発酵まで行われ、
フレンチオーク樽に移され約4ヶ月の熟成をさせます。
さあ、イェンダ(Yenda)という町にあるワイナリーを訪問。
なかなか規模の大きいワイナリーです。
公式ページのREGIONのところに所有畑の詳しい説明がありますが、
オーストラリアのかなりの広範囲に渡ってることがわかります。
Berton Vineyardsの場所はBig RiversのRiverina地区。地図上に示しました。
BarossaやLimestone Coastにも畑を持ってます。(黄色で示しました。)
遠くないのかな?
ラベル平面化画像。
メダルが並んでますが、いろいろ賞を取ってるようです。
さあ、スクリュー回転。
オーストラリアですからスクリューですが、一応ワイナリーのマーク入り。
デュリフ(Durif)は、カリフォルニアでプティ・シラーの名で知られています。
1880年頃、南仏で交配された品種ですが、フランスではほとんど残っておらず、
アメリカやオーストラリア、イスラエルに多いようです。
しかし、プティ・シラーがデュリフだと判明したのは1997年と最近ですから、
アメリカではプティ・シラー(Petite Sirah)のままでやってるみたいです。
そこで疑問なんですが、オーストラリアは最初からデュリフと認識してたのかです。
アメリカは「何の品種かわかんないけどシラーっぽいからプティ・シラーにしちゃえ!」
とばかりに勝手に命名し、おまけにシラー(Syrah)のスペルを間違えるという、
アメリカ人らしいアホアホさを発揮しています。(プティ・シラーはPetite Sirah)
オーストラリア人は最初からデュリフとしっかり認識して持ち込んだのでしょう。
でなきゃ、「DURIF」名のワイン作りませんもんね。エライぞオージー!
今日のワインを調べると、実は「Petite Sirah」名のバージョンが見つかります。
「Durif=Petite Sirah」ということが判明したのは、前述のように、
1997年カリフォルニア大学デイヴィス校のラボのDNA鑑定によってですから、
それまでデュリフをデュリフとして栽培していたオーストラリア人が、
「へ~、これプティ・シラーと同じなんだ。」とそこで初めて結びついたはずです。
で、「これプティ・シラーで売った方が売れるかも?」ってことでしょうね。(笑)
因みに、デュリフは南仏のデュリフ博士がシラーとプルールサン(Peloursin)を交配、
シラーにベト病に対する抵抗力をつけるのが目的だったようです。
博士はがんばって広めたそうですが、あまり受けなかったようでその後衰退します。
また、アメリカのプティ・シラーの10%ほどは、デュリフ(プティ・シラー)とシラーが
さらに交配されたもので、プルールサンのDNAは1/4クォーターになってるそうです。
逆に3/4がシラーなので、ほとんどシラーですよね。ほんとアメリカってカオスな国。(笑)
作り手はBerton Vineyards。公式ページはそこそこの情報はありそうです。
1996年にバロッサ・ヴァレーとイーデン・ヴァレーの間のHigh Edenに畑を取得、
高評価を得ると、ニュー・サウス・ウェールズ州リヴァリーナ地区に拠点を構え、
CoonawarrraやPadthawayのあるLimeston Coastにも生産地を広げ急成長しています。
今日のワインはビッグ・リバーズ地域のリヴァリーナ地区の畑からのデュリフ100%。
Big Rivers地域は、New South Wales州のマランビジー川(Murrumbidgee)と
ラックラン川(Lachlan)に挟まれた広大な地域で、Riverinaはサブリージョン。
ブドウは除梗・破砕されステンレスタンクで醸造、マロラクティック発酵まで行われ、
フレンチオーク樽に移され約4ヶ月の熟成をさせます。
さあ、イェンダ(Yenda)という町にあるワイナリーを訪問。
なかなか規模の大きいワイナリーです。
公式ページのREGIONのところに所有畑の詳しい説明がありますが、
オーストラリアのかなりの広範囲に渡ってることがわかります。
Berton Vineyardsの場所はBig RiversのRiverina地区。地図上に示しました。
BarossaやLimestone Coastにも畑を持ってます。(黄色で示しました。)
遠くないのかな?
ラベル平面化画像。
メダルが並んでますが、いろいろ賞を取ってるようです。
さあ、スクリュー回転。
オーストラリアですからスクリューですが、一応ワイナリーのマーク入り。
Alc.14.5%。
濃いガーネット。雫は色付いてます。
黒ベリー、チョコ、シナモン。
スモーキーな感じですね。
スモーキーな感じですね。
辛口アタック。
タンニンがしっかり効いた中にも、
酸味も乗った厚みのある味です。
酸味も乗った厚みのある味です。
シナモン・黒糖の風味もありますね。
余韻も後を引くんですが、最後に酸が少し強調される気がします。
フレッシュ感と思えば楽しめるんですけどね。
知ってるプティ・シラーの味とちょっと印象が違う気がします。
同じ品種でも、奥が深いですね〜。
あと、おいしいんではあるのですが、何故だか悪酔いする気がします。
いつもと同じ量を飲んでも、なぜかクラクラ酔いの回りが早いような。
なにか変なもの入ってる?(笑)
いつもと同じ量を飲んでも、なぜかクラクラ酔いの回りが早いような。
なにか変なもの入ってる?(笑)
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Berton Vineyards
Metal Durif 2018
Metal Durif 2018
RRWポイント | 90点 |
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