Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

E.Guigal

E.Guigal Châteauneuf-du-Pape 2013

ある意味オーソドックスなギガルのシャトーヌフ・デュ・パプをいただきます。
このブログを始めてからでも2007年を試してますので今日のは2回目ですね。
どこの産地でも間違いない大手があるっていいですね。シャプティエなんかもいい。
無名なの含めいろんな作り手を試そうと常々思っていますが、たまには大手。(笑)


IMG_0073
ただ、ギガルのこのLa Collectionというシリーズ、ラベルデザインが野暮ったい。
ひと目でギガルとわかるからいいんでしょうが、色どりといい少々古くさい気が…。


公式ページは何気にリニューアルされてました。トップページはChâteau d’Ampius。
コート・ロティのローヌ川沿いに佇む古城を1995年にギガルが取得しました。

ワイン詳細がミレジム毎にちゃんと載っています。今日のセパージュは…
・グルナッシュ 70%
・ムールヴェードル 15%
・シラー 10%
・その他 5%
出ました「その他」。シャトーヌフではよくありますね。「不明」なんでしょうか。
オークの大樽(foudre)で2年の熟成です。

AOCシャトーヌフ・デュ・パプは13種類のブドウを使っていいのですが、
その13種の名前を以下に挙げておきます。

1)グルナッシュ:Grenache (Noir, Gris, Blanc)(黒・グリ・白)
2)シラー:Syrah(黒)
3)ムールヴェードル:Mourvèdre(黒)
4)サンソー:Cinsault(黒)
5)クレレット:Clairette (blanche, rose)(白・ローズ)
6)ヴァカレーズ:Vaccarèse(黒)
7)ブールブラン:Bourboulenc(白)
8)ルーサンヌ:Roussanne(白)
9)クノワーズ:Counoise(黒)
10)ミュスカルダン:Muscardin(黒)
11)ピクプール:Picpoul (blanc, gris, noir)(黒・グリ・白)
12)ピカルダン:Picardan(白)
13)テレ・ノワール:Terret noir(黒)

グルナッシュやピクプールは黒(Noir)も白(Blanc)も1種類で数えられてます。
このAOCの規定は、赤でも、白でも、何%でもいいというゆるゆるな感じですが、
これら以外、ローヌならありそうなヴィオニエやマルサンヌを使うとアウトです。
以上でわかるようにAOCシャトーヌフ・デュ・パプには少量ながらもあります。


再訪ですが、作り手訪問。コート・ロティのあるアンピュイ(Ampuis)です。
guigale0
こうなると、もう町ごとギガルって感じです。(笑)

位置関係を北部ローヌの地図で確認します。
guigale1
コート・ロティにギガルあり。ただ、今日試すのは南部ローヌのシャトーヌフです。

南部ローヌの地図でシャトーヌフ・デュ・パプ他を見ておきましょう。
guigale2
ギガルは南部ローヌは本拠地ではないのですが、ローヌ全体をカバーしつつ、
シャトーヌフなんかへのこだわりはあったんでしょう。なぜなら…

シャトーヌフ・デュ・パプにあるChâteau de Nalysというシャトーを2017年に取得します。

シャトーヌフには並々ならぬ思い入れがあるのか、サイトもしっかりギガル化しています。
まあ、今日のワインは2013年ですから、ここから来てることはないのですが。(笑)

ついでなので一応訪問しておきます。
guigale3
ギガルの南部ローヌの拠点ということになるのでしょうか。


エチケット平面化画像。
IMG_0059-(1)
裏ラベル下のサインの所が汚れてますが、インポーターシールの剥がし跡です。

こんな貼り方だったんですよ。
IMG_0059-(1)
バーコードを隠したかったのはわかりますが、もう少し配慮が欲しいです。


さあ、抜栓。
IMG_0068
当たり前ですが、キャップシール、コルクともギガル専用品。

コルク平面化。
IMG_0070
シャトーヌフとも書いてないし、第一ミレジムがどこにもないです。
ちょっと残念な感じ。

Alc.14.5%。
濃いめのガーネット。エッジは若干クリア。
IMG_0071

黒ベリー、ダークチェリー、スパイス。
動物的...かすかなブレタノマイセスはお約束かな。
これぐらいならいいアクセントです。
辛口アタック。
若干酸味も乗っていましたが、
すぐに厚みのしっかりした味の実体に到達。
構造感は圧倒的なのに重々しくない。
なかなかのバランス。

しかし重々しいのが欲しい時もあるんですよね。
そういう意味では期待が大きすぎたかな。


*****


E.Guigal
Châteauneuf-du-Pape 2013
RRWポイント 90点


E.Guigal Saint-Joseph 2013

今日は北ローヌのサン・ジョゼフをいただきます。
コート・ロティやエルミタージュとは違うんでしょうかね。
北ローヌではだいたいがシラー主体で、あまり重くない印象です。
過去のワインを思い出しながら、比べてみましょう。


IMG_7781
定番のギガルのサン・ジョゼフになります。


公式ページはいつもながらデータ充実で助かります。
セパージュは、
・シラー 100%
AOC規定ではルーサンヌ、マルサンヌを10%まで混ぜてよしです。
どちらも白ブドウなのが面白いですね。
コート・ロティはヴィオニエを20%まで混ぜてよしでしたね。
樽熟はセカンド樽にて16ヶ月。


ワイナリー訪問。本拠地はコート・ロティのあるアンピュイにあります。
01Guigal
道の両側がギガルですが、この通りの一帯は全部ギガルです。
ゴイゴイスー。


ネットで落ちてる北ローヌの地図を貼ろうかと思いましたが、
ここは勉強と、Google Mapに自分で書き込みを断行しました。(笑)
NorthernRhone
割とサン・ジョゼフって南北の広範囲に広がってるんですね。
今日のは主にトゥルノン(Tournon)とサラ(Sarras)の畑からだそうで、
ローヌ川を挟んだ(クローズ)エルミタージュの対岸あたりですね。いいかも。


エチケット平面化画像。ちゃんとネックシールもキャプチャー。
IMG_7729
インポーターのラック・コーポレーションの公式ギガルサイト


さて、抜栓です。
IMG_7778

コルク平面化撮影もしておきます。
IMG_7782

Alc.13.5%。
濃いガーネット。
IMG_7779

黒ベリー、フレッシュなチェリー。
軽い口当たりの辛口アタック。
かすかな酸味が感じられ、軽めの味わいです。
爽やかとも言える感じです。
うん?ブレタノマイセスっぽい風味もあります。
ステーキに合わせたら非常においしくいただけました。

ただ、余韻からフィニッシュまで酸味はつきまといます。
これが北ローヌの個性なのかもしれませんが、
手放しで高得点はつきませんでした。


*****


E.Guigal Saint-Joseph 2013
RRWポイント 88点


E.Guigal Côtes du Rhône Rouge 2014

E.ギガルは、シャトー・ヌフ・デュ・パプジゴンダスなどを試しました。
どれもなかなか美味しかったので、間違いのない作り手と思います。
ローレンジのコート・デュ・ローヌもなかなかいいとの巷の評判を聞き、
いつもとは順番が逆ですが、どんなもんかとお試しです。


IMG_5854


公式ページはミレジムごとにデータ豊富でありがたいです。
インポーターのラック・コーポレーションの公式サイトもありますが、
残念ながら本家ほどの情報量はありません。

セパージュは年ごとに微妙に違い、今日の2014年は、
・シラー 50%
・グルナッシュ 40%
・ムールヴェードル 10%

樹齢35年の畑から。
樽熟はオークの大樽1.5年となっています。
パーカーおじさんの評価も載っていて、
この2014年は88-90点だそうで、なかなかなもんですね。


エチケット平面化画像。
IMG_5852
例によって、ネックシールを見ないとミレジムはわかりません。


さて、抜栓。
Alc.14%。
濃いガーネット。
黒ベリー、ブラックチェリー。
果実味のあるフレッシュなアタックです。
若干甘みも感じるくらいです。
軽めですが味の厚みは感じます。
余韻は同じく軽めの印象ですが悪くないです。
重苦しくなりがちなシラーでは上出来ではないでしょうか。
「軽うま」という評価がピッタリです。


*****


E.Guigal Côtes du Rhône Rouge 2014
RRWポイント 87点


E.Guigal Gigondas 2012

ジゴンダスです。
何だか怪獣の名前のようでもありますが、
「ジゴンダスだす」と、ナニワのあきんども言いそうです。(笑)
E.ギガルのシャトーヌフ・デュ・パプもいただきましたが、
今日は、お近くで味も似ているというジゴンダスを試します。


IMG_4818


シャトーヌフ・デュ・パプよりお手頃なのですが、
負けていなというか、この2012年なんかPP92点がついてます。

公式ページは、本家英語・フランス語版と、
日本の代理店がやっている日本語ページがあります。
ヴィンテージ毎のデータなどやはり本家ページが詳しいので、
そちらから情報を転記します。

セパージュは、
・グルナッシュ 60%
・シラー 20%
・ムールヴェードル 20%

以前飲んだシャトーヌフ・デュ・パプ(2007)は、
グルナッシュが80%もあったので、
ジゴンダスは味わいに差が出るのか興味津々です。

樹齢も、C.N.P.の45年に対し40年とのことで、
十分な古木です。
樽熟はどちらとも2年。
ただ、ジゴンダスは新樽率50%となってます。


そうそう、ジゴンダス村を訪れないと!
Ch9dp_Gigondas
シャトーヌフ・デュ・パプからさらに車で30分。
アヴィニョンからはさらに離れることになります。
オランジュの町をかすめて北西の山裾に向かう感じです。


ジゴンダスの集落自体はすごくこじんまりしていて素朴です。
Gigo03
ちょっと歩くと(スクロールすると)すぐ集落の外です。


集落の周りはやはりのブドウ畑。
Gigo02
いいですね~。こんなのを見てから飲むとうまいんです。
「なんちゃってテロワール体感」は、他愛ないことのようで、
実は僕には非常に重要な作業なのです。


IMG_4820


さて、抜栓。
Alc.14.5%でフルボディーの予感です。
褐変しつつあるガーネット。
透けてはいるが薄くはないです。
粘性の涙。
果実味ある黒ベリー、ジャム、ドライフルーツ。
草の香りも。
グルナッシュな口当りのはずが果実味、滋味あり。
甘みも思わせる「うまみ」です。
これはいいです。
パワフルなのに、
それを感じさせない味の広がりを感じます。
そのままの感じで続く余韻も素晴らしいです。

今日の夕食、
ビーフシチューとガーリックバゲットに合う合う。
ただ、これは個人的なトラウマなのですが、(笑)
若干感じるグルナッシュ感がどうしてもマイナス印象。

パーカーおじさんの92点とはいきませんが、
シャトーヌフ・デュ・パプより高い、91点をつけましょう。
このおいしさは、シャトーヌフ・デュ・パプの代わりではなく、
積極的にジゴンダスを選ぶ理由になります。


*****


E.Guigal Gigondas 2012
RRWポイント 91点


E.Guigal Châteauneuf-du-Pape 2007

以前に飲んだE.ギガルのクローズ・エルミタージュが案外うまく、
また別で飲んだAOCシャトーヌフ・デュ・パプがもう一息でしたので、
E.ギガルのシャトーヌフ・デュ・パプなら完璧ではないかと思い、
ハーフですがゲットしてみました。


IMG_4547


問題はグルナッシュですね。
最近だいぶん慣れてきましたが、過去に飲んだまずいグルナッシュが災いし、
グルナッシュと聞くとなんとなく不安がつきまといます。(笑)

ちょっとお勉強。その昔行ったアヴィニョンの町と、
シャトーヌフ・デュ・パプのコミューンの位置関係をGoogle Mapで調べます。
CNPAVIGNON
アヴィニョンの北側とは漠然と知っていましたが、車で30分とは案外近いですね。

公式サイトで素性を調べます。
E.ギガルは日本語版(http://guigal.jp)英語版(http://www.guigal.com)があっていいですね。
特に英語版はミレジムごとのセパージュ詳細が載っていてありがたいです。

さて、この2007年は、
・グルナッシュ 80%
・シラー 10%
・ムールヴェードル 5%
・その他 5%
とのことですが、その他5%って?
AOCシャトーヌフ・デュ・パプはブレンド用の補助品種が13種も認められているので、
いろいろ入っていそうですね。
でも、80%はガルナチャ(グルナッシュ)かぁ…。
平均樹齢50年の古木(Vieux vigne)だそうで、
大樽で3年熟成というのもすごいです。
これでおいしくなっていればいいのですが。

さあ、抜栓。
Alc.14%。
縁がレンガ色がかった黒っぽい濃い赤です。
2007年ですから10年超の熟成ですね。
黒ベリー、スパイス。
やっぱりグルナッシュの粗めのタンニンを感じますが、
甘みのある複雑味の余韻へとスムーズにつながっていきます。
うま。
これが上等なシャトーヌフ・デュ・パプなんですね。


*****


E.Guigal Châteauneuf-du-Pape 2007
RRWポイント 89点


E.Guigal Crozes-Hermitage 2010(シラー対決・フランス代表)

さあ、もう少し先にしようかと思っていましたが、
早る気持ちが抑えられず、本日3本一気に抜栓です!


Syrahzx3


微妙な違いだったりすると、
一遍に比べないとわからないんですよ。(笑)
毎日飲み残しながら一日一本づつ開けていくというのもやりますが、
二日目と抜栓直後との比較になるので、これまた微妙。

まあ、記事は一本づつ書いていきます。
単に自分用のメモとして検索性を高めるためですが。


まずは、フランス代表。
E.ギガルのクローズ・エルミタージュ。
これだけ他の2本の倍ほどの値段なので、
ダントツにおいしくないといけない使命があります。(笑)


EGuigalChermitage


色は濃いルビーながら、3本の中では一番薄め。
大抵フランスと新世界と比べるとフランスの色が薄目が多いです。
自根と接ぎ木の違いですかね。
意外にも赤ベリー系の香りを感じました。
チリのカルメンと比べると涙がしっかりしていて熟成を感じます。
しかしながら、飲み口はボディが柔らかな感じで、
タンニン・酸味も爽やかにまとまっていて、さっぱりとしておいしいです。
一番いきいきしてる感じで3本の中では好印象でした。

ただ、最近いただいてなかったシラーですが、
シラーってこんなんだったっけか?とちょっとだけ疑問符。


*****


E.Guigal Crozes-Hermitage 2010
RRWポイント 90点


シラー対決(予告編)

このブログを書くようになってから、
いつもいつもチリカル(チリのカルメネール)ではネタが尽きるので、
努めていろんな種類を飲むようにしています。

馴染みのチリカルを選んでおけば味は間違いないですし、
お財布にもとっても優しいんですが、(笑)
いろんなものに挑戦すると、まずくて失敗も当然ありますが、
新しい発見や驚きのうまさに出会うなど結構楽しめています。

で、何度となくやっている企画が、同じ品種飲み比べです。
タナ、マルベックの大陸間比較も非常に興味深かったです。
(どちらもフランス圧勝でしたからね。)

今回は予告編。
大陸間シラー比較です。


SyrahCompari


まずはフランス代表、北ローヌ地方のシラーです。
コート・ローティかエルミタージュで探しましたが、
予算の都合で断念。(笑)
よって、「E.ギガルのクローズ・エルミタージュ」(E.Guigal / Crozes Hermitage)です。
樹齢35年の古木からのシラー100%、樽熟成24ヶ月となかなか。
まずもって、畑もエルミタージュに近いですし。(笑)

そして、僕の定番の比較対象はやはりチリワインということで、
カルメンの「Gran Reserva SYRAH」を選出しました。
お手頃なれど樽熟成10ヶ月(樽は仏60%、米40%)のシラー100%

で、やはり「シラーズ」の国、オーストラリアも参戦です。
南豪バロッサ・ヴァレーから、「グラント・バージ gb56 Shiraz」。
こちらも仏・米産樽熟成10ヶ月だそうです。
樹齢50年以上のシラーを使っているとのこと。
(バロッサの古木ですとチリと同じく接木していない自根かも?)

チリとオーストラリアは1000円台のお手頃価格ですから、
フランスの方がうまくて当然として比較します。
圧倒的にうまくないとフランスの勝ちとはしないということです。
安くてうまいのが「えらいワイン」ですから。

さあ、近日発表、乞うご期待!


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


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