漫画「神の雫」で持ち上げられて、ちょっといいワイン風情のモン・ペラ。5年前にモン・ペラを試した時は残念ながらいい評価ができず、それ以来あまり近寄らなかったわけですが、そのセカンドらしきワインが特売になっていたので思わず手を出してしまいました(笑)。
インポーター情報では、シャトー・モン・ペラが現在のオーナであるデスパーニュ家の所有となったのは1998年で、ガロンヌ川の東側カディヤック・コート・ド・ボルドーのエリアに位置するとなっています。しかしそのエリアには「Château Mont-Pérat」なんて見当たらないんですよね。
<コート・ド・ボルドー(Côtes de Bordeaux)地図>
以前、シャトー・トゥール・ド・ミランボー(Château Tour de Mirambeau)というデスパーニュのフラッグシップと思しきワインを試した時、このシャトー・トゥール・ド・ミランボーこそが1769年から代々ワイン作りをしてきたデスパーニュ家の創業の地らしいことがわかりました。ということで、ますますシャトー・モン・ペラというシャトーがどこなのか、あるいは存在するのか、さっぱりわからなくなっています。
デスパーニュの公式ページはこれですが、ほぼショップしかありません。
おまけに通常のモン・ペラは載っていますが、今日のスペシャル・セレクションはありません。
・メルロー 60%
・カベルネ・ソーヴィニヨン 20%
・カベルネ・フラン 10%
インポーター情報でセパージュは上記のようですが、その他樽使いなど不明です。通常のモン・ペラはフレンチオーク樽で12ヶ月の熟成となっていましたが、今日のワインはこれ以下か、樽なしかといったところになるでしょうね。
アントル・ドゥ・メール(Entre-Deux-Mers)にあるデスパーニュ訪問。
アントル・ドゥ・メール中心にボルドーを俯瞰して、位置関係を確認します。
デスパーニュ(シャトー・トゥール・ド・ミランボー)は、サンテミリオン他ボルドー右岸銘醸地のドルドーニュ川を挟んだ反対側ですね。このあたりだとカディヤック・コート・ド・ボルドーのエリアにはなりません。(上記、コート・ド・ボルドー地図参照。)
ドルドーニュ川とガロンヌ川に挟まれたところを一般にアントル・ドゥ・メール(Entre-Deux-Mers)と言いますが、AOC Entre-Deux-Mers というと辛口白のみのAOCになるので注意しましょう。かのジャンシス・ロビンソンはデスパーニュをして「アントル・ドゥ・メールのスーパースター」と評したそうですが、この場合のアントル・ドゥ・メールはAOCではなく場所を指すわけです。
エチケット平面化画像。
本家のモン・ペラに比べてシンプルでいいですね。「デスパーニュはボルドーですごいワインを作ってる。」というパーカーおじさんのコメントが誇らしげに金メダル風のシールに書いてあります(笑)。
さあ、抜栓。
コルク平面化。
インポーター情報では、シャトー・モン・ペラが現在のオーナであるデスパーニュ家の所有となったのは1998年で、ガロンヌ川の東側カディヤック・コート・ド・ボルドーのエリアに位置するとなっています。しかしそのエリアには「Château Mont-Pérat」なんて見当たらないんですよね。
<コート・ド・ボルドー(Côtes de Bordeaux)地図>
以前、シャトー・トゥール・ド・ミランボー(Château Tour de Mirambeau)というデスパーニュのフラッグシップと思しきワインを試した時、このシャトー・トゥール・ド・ミランボーこそが1769年から代々ワイン作りをしてきたデスパーニュ家の創業の地らしいことがわかりました。ということで、ますますシャトー・モン・ペラというシャトーがどこなのか、あるいは存在するのか、さっぱりわからなくなっています。
デスパーニュの公式ページはこれですが、ほぼショップしかありません。
おまけに通常のモン・ペラは載っていますが、今日のスペシャル・セレクションはありません。
・メルロー 60%
・カベルネ・ソーヴィニヨン 20%
・カベルネ・フラン 10%
インポーター情報でセパージュは上記のようですが、その他樽使いなど不明です。通常のモン・ペラはフレンチオーク樽で12ヶ月の熟成となっていましたが、今日のワインはこれ以下か、樽なしかといったところになるでしょうね。
アントル・ドゥ・メール(Entre-Deux-Mers)にあるデスパーニュ訪問。
デスパーニュの創業の地はローザン(Rauzan)という町で、シャトー・トゥール・ド・ミランボーなるところになります。Google Mapでは「Vignobles DESPAGNE」と表示されます。シャトー名は「Tour de Mirambeau(ミランボーの塔)」から来ており、インポーズしたのが「ミランボーの塔」の写真ですが、このように現存はするようです。
アントル・ドゥ・メール中心にボルドーを俯瞰して、位置関係を確認します。
デスパーニュ(シャトー・トゥール・ド・ミランボー)は、サンテミリオン他ボルドー右岸銘醸地のドルドーニュ川を挟んだ反対側ですね。このあたりだとカディヤック・コート・ド・ボルドーのエリアにはなりません。(上記、コート・ド・ボルドー地図参照。)
ドルドーニュ川とガロンヌ川に挟まれたところを一般にアントル・ドゥ・メール(Entre-Deux-Mers)と言いますが、AOC Entre-Deux-Mers というと辛口白のみのAOCになるので注意しましょう。かのジャンシス・ロビンソンはデスパーニュをして「アントル・ドゥ・メールのスーパースター」と評したそうですが、この場合のアントル・ドゥ・メールはAOCではなく場所を指すわけです。
エチケット平面化画像。
本家のモン・ペラに比べてシンプルでいいですね。「デスパーニュはボルドーですごいワインを作ってる。」というパーカーおじさんのコメントが誇らしげに金メダル風のシールに書いてあります(笑)。
さあ、抜栓。
コルク平面化。
Alc.13.5%。
ガーネット。エッジにかすかにオレンジ味あり。
黒ベリー、カシス。
熟成香か樽香か、ゼラニウムっぽさがかすかに。
熟成香か樽香か、ゼラニウムっぽさがかすかに。
辛口アタック。
酸は出っ張りますが、
奥行きのある味とのまとまりは悪くないです。
フィニッシュにかけての盛り上がりはないんですが、
特に非はなく無難に楽しめるワインでした。
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Despagne
Mont-Pérat
Special Selection Bordeaux Rouge 2019
Mont-Pérat
Special Selection Bordeaux Rouge 2019
RRWポイント | 88点 |
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