フェッツァー(Fetzer)というお手頃価格のカリフォルニアワインですが、やまやにいろんな品種で並んでいます。過去にカベソーを試していますが、まあそこそこではありました。ワインのアプリで検索していると、その中でフェッツァーのジンファンデルが異様に評価が高かったので思わず手に取ってしまいました(笑)。
フェッツァーは1968年にカリフォルニア州メンドシーノ郡に創業の全米TOP10の生産量を誇る大手老舗です。が、前にも見ましたが、2011年にチリ最大のワインメーカー、コンチャ・イ・トロ(Concha y Toro)が238百万ドルで買収していますので、チリ企業傘下のカリフォルニアワインということになります。コンチャ・イ・トロの参画が資本だけなのか、ワイン作りに何らかの影響を与えてるのかが気になるところですが、今日のワインの評価を見ると「美味しく」なってはいるんじゃないでしょうか。
これがVivinoアプリで検索したスクショです。3,442件の評価で4.1ポイント。
このレンジのワインで4.1はかなりレベル高い方だと思われます。
公式ページはポップでアメリカ~ンな感じ。買収企業の性ですが歴史等は触れられてません。
いろんな品種がラインアップされてますが、なぜか今日のジンファンデルが載ってません。
・ジンファンデル 100%
醸造に関する情報はなし。そもそもHPに載っていないですし。樽なんかないでしょう。
アメリカでの呼び名はジンファンデル(Zinfandel)。しかしながら、1994年のDNA分析にて正体はクロアチアあたりが原産のプリミティーヴォ(Primitivo)と判明しています。
今だに「オラが国のオリジナルの品種だ!」と主張するアメリカ人が結構いるそうです。EUが1999年に「Primitivo」のシノニムとして「Zinfandel」を認めるまで、アメリカの公的機関、BATF(Bureau of Alcohol, Tobacco, Firearms and Explosives=米国アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)もこの主張をしていたようです。
そのアメリカ人の気持ちはわからなくもないんですが、だいたい「Zinfandel」という名前も出どころ不明で、オーストリアの品種「Zierfandler(ツィアファンドラー)」と間違えてしまったという説が濃厚です。これ全く別の白品種なんですけど…。やっぱり、プティ・シラーの命名の一件といい、アメリカはカオスです。(笑)
以前も行ってますが、フェッツァーを訪問します。
メンドシーノ・カウンティ(Mendocino County)を俯瞰して位置関係を確認します。
フェッツァーのラインアップは全部カリフォルニアなので、メンドシーノ・カウンティのAVAではないんですが、一応周辺のAVA(American Viticultural Areas)を書き込んでおきました。フェッツァー自体はメンドシーノAVAの域内にあります。メンドシーノAVAって地図を見てもらうとわかりますが、メンドシーノ・カウンティ(メンドシーノ郡)全域じゃないんですね。
また、メンドシーノAVAは以下のAVAを内包しています。
・Anderson Valley AVA
・Yorkville Highlands AVA
・Redwood Valley AVA
・Potter Valley AVA
・Cole Ranch AVA
・McDowell Valley AVA
メンドシーノAVAの域外のメンドシーノ・カウンティには以下のAVAがあります。
最後にカルフォルニアを俯瞰しておきましょう。メンドシーノ郡を見つけてください。
メンドシーノ郡はナパやソノマと同じノース・コーストAVA(North Coast)に属します。
ラベル平面化画像。
さあ、スクリュー回転。
ラベルにもありますが、「1968年創業」は大事なことなんでしょうね。
フェッツァーは1968年にカリフォルニア州メンドシーノ郡に創業の全米TOP10の生産量を誇る大手老舗です。が、前にも見ましたが、2011年にチリ最大のワインメーカー、コンチャ・イ・トロ(Concha y Toro)が238百万ドルで買収していますので、チリ企業傘下のカリフォルニアワインということになります。コンチャ・イ・トロの参画が資本だけなのか、ワイン作りに何らかの影響を与えてるのかが気になるところですが、今日のワインの評価を見ると「美味しく」なってはいるんじゃないでしょうか。
これがVivinoアプリで検索したスクショです。3,442件の評価で4.1ポイント。
このレンジのワインで4.1はかなりレベル高い方だと思われます。
公式ページはポップでアメリカ~ンな感じ。買収企業の性ですが歴史等は触れられてません。
いろんな品種がラインアップされてますが、なぜか今日のジンファンデルが載ってません。
・ジンファンデル 100%
醸造に関する情報はなし。そもそもHPに載っていないですし。樽なんかないでしょう。
アメリカでの呼び名はジンファンデル(Zinfandel)。しかしながら、1994年のDNA分析にて正体はクロアチアあたりが原産のプリミティーヴォ(Primitivo)と判明しています。
今だに「オラが国のオリジナルの品種だ!」と主張するアメリカ人が結構いるそうです。EUが1999年に「Primitivo」のシノニムとして「Zinfandel」を認めるまで、アメリカの公的機関、BATF(Bureau of Alcohol, Tobacco, Firearms and Explosives=米国アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)もこの主張をしていたようです。
そのアメリカ人の気持ちはわからなくもないんですが、だいたい「Zinfandel」という名前も出どころ不明で、オーストリアの品種「Zierfandler(ツィアファンドラー)」と間違えてしまったという説が濃厚です。これ全く別の白品種なんですけど…。やっぱり、プティ・シラーの命名の一件といい、アメリカはカオスです。(笑)
以前も行ってますが、フェッツァーを訪問します。
カリフォルニア州メンドシーノ郡ホプランド(Hopland)という町にあります。さすが結構大きな施設です。おっと、近くをソノマのAVAで有名なロシアン・リバー(Russian River)が流れています。どうやら水源はメンドシーノ・カウンティにあり、メンドシーノAVAを貫いた後、ソノマ・カウンティに入っていくということですね。
メンドシーノ・カウンティ(Mendocino County)を俯瞰して位置関係を確認します。
フェッツァーのラインアップは全部カリフォルニアなので、メンドシーノ・カウンティのAVAではないんですが、一応周辺のAVA(American Viticultural Areas)を書き込んでおきました。フェッツァー自体はメンドシーノAVAの域内にあります。メンドシーノAVAって地図を見てもらうとわかりますが、メンドシーノ・カウンティ(メンドシーノ郡)全域じゃないんですね。
また、メンドシーノAVAは以下のAVAを内包しています。
・Anderson Valley AVA
・Yorkville Highlands AVA
・Redwood Valley AVA
・Potter Valley AVA
・Cole Ranch AVA
・McDowell Valley AVA
メンドシーノAVAの域外のメンドシーノ・カウンティには以下のAVAがあります。
・Mendocino Ridge AVA
・Covelo AVA
・Dos Rios AVA
・Pine Mountain-Cloverdale Peak AVA
(Pine Mountain-Cloverdale Peak AVAはソノマ・カウンティにまたがっています。)
・Covelo AVA
・Dos Rios AVA
・Pine Mountain-Cloverdale Peak AVA
(Pine Mountain-Cloverdale Peak AVAはソノマ・カウンティにまたがっています。)
最後にカルフォルニアを俯瞰しておきましょう。メンドシーノ郡を見つけてください。
メンドシーノ郡はナパやソノマと同じノース・コーストAVA(North Coast)に属します。
ラベル平面化画像。
さあ、スクリュー回転。
ラベルにもありますが、「1968年創業」は大事なことなんでしょうね。
Alc.13.5%。
かすかにオレンジ味のあるガーネット。
黒ベリー、ブラックチェリー、黒鉛。
微妙な酸をまとった辛口アタック。
複雑味、奥行きは感じますが酸は続きますね。
しかしながら次第に甘みに変わってきて、
フルーティと言えなくもないですね。
アプリの評価が高いのは理解できましたが、
アプリの評価が高いのは理解できましたが、
「ジンファンデルではいい方」って印象ですね。
もっと美味しいジンファンデルありますから。
もっと美味しいジンファンデルありますから。
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Fetzer
Zinfandel 2020
California
Zinfandel 2020
California
RRWポイント | 89点 |
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