Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Gaja

Gaja Ca'marcanda Camarcanda 2015

帝王ガヤがトスカーナ・ボルゲリの畑を1996年に購入、カ・マルカンダを設立。
サッシカイアなどと並び称されるスーパータスカンを生み出しているのは有名ですね。
前にマガーリというメルロー主体のを飲んでますが(現在はカベフラ主体に変更らしい)、
今日はフラッグシップのその名もカマルカンダ(Camarcanda)を試します。
(ガヤ来日イベントで試した内の1本です。記事にし忘れてました。笑)


IMG_0549
カ・マルカンダも担当するアンジェロ・ガヤ氏の娘、ガヤ・ガヤさんがゲストで、
いわく、ご近所のサッシカイアとは仲がいいそうです。情報交換とか飲み会とか?


はい、トップページだけの意味のない公式サイト。最近は半ば怒りさえ覚えます。


Google MapではアメリカのインポーターサイトがCa'marcanda公式になってます。

ワイン自体はネット情報に頼ります。
・カベソー 80%
・カベフラ 20%
と、マガーリなんかと違いカベソー主体です。
パーカーおじさんが解説の中で、熟成はオーク樽で18ヶ月って書いてます。
で、おじさん、これに96点つけています。高評価ですね。

ボルゲリのスーパータスカンは名前の通りIGTトスカーナでしたが、
1983年にDOCボルゲリに昇格していますので、今日のもDOCボルゲリです。
ちなみに1944年にボルゲリのサブリージョンとしてボルゲリ・サッシカイアが出来、
2013年にはDOC Bolgheri Sassicaiaとして分割され独立設定されてます。
恐るべしサッシカイアです。


さて、ボルゲリのワイナリー訪問ですが、入り口から中が見られません。
Bolgheri01
仕方ないのでボルゲリの俯瞰図にインポーズして合わせ技です。
サッシカイアのTenuta San Guidoやオルネライアとの位置関係も確認ください。
(左下が北なのでご注意を。)

ガヤは1996年に長い価格交渉の末、この土地を購入、カ・マルカンダを立ち上げます。
Ca'marcandaはピエモンテ州の方言で、「Ca」は家や場所を現し、
「Marcanda」は「mercanteggiare(値切る、価格交渉する)」から来ています。
いかに交渉が難航したのかを想像させるネーミングという訳です。


いつものようにラベル平面化撮影しましたが、失敗。
斜めの線だけというデザインはギザギザになってしまいます。
仕方がないので「平面化してない画像」でお茶を濁します。(笑)
IMG_0556


さあ、いただきます。
Alc.13.5%。濃いガーネットです。
IMG_0566

黒ベリー、ダークチェリー。
樽香・熟成香はかすかにしか感じません。
酸味が支配的な辛口アタックですね。
味には構造感を感じ、
タンニンも絡んで滋味を演出するんですが、
最後はやはり酸味が余計な仕事をします。

まずくはないけど、カベソー主体っていう雰囲気に乏しいですね。
パーカーおじさん、これに96点!?
う~ん、どうも自分はガヤと相性が良くないようです。(笑)


*****


Gaja
Ca' Marcanda
Camarcanda 2015
DOC Bolgheri
RRWポイント 87点


Gaja Pieve Santa Restituta Brunello di Montalcino 2014

イタリアワイン界の帝王と称されるガヤ。その来日イベントでの1本。
6種類くらい試しましたが、まだ記事にしていないのがありました。
これはトスカーナ州モンタルチーノで手掛けるワイナリーから。
ガヤが1994年に取得したピエヴェ・サンタ・レスティトゥータです。


IMG_0555
DOCG Brunello di Montalcino、このワイナリーのスタンダードキュヴェです。
上に2万円コースのトップキュヴェがラインアップされてますが、
これとて8,000円しますので、けっして偉いワインではありません。(笑)


例によって公式ページはないので、米国の正式インポーターのサイトをば。

Brunello di Montalcino DOCGは、・サンジョヴェーゼ 100% が規定されてます。
サンジョヴェーゼはクローンが多く、この場合、サンジョヴェーゼ・グロッソ種、
現地ではブルネッロ(ディ・モンタルチーノ)と呼ばれる品種ということになっています。
熟成も最低4年(内、樽で2年、ボトルで4ヶ月を含む)が義務付けられています。
1966年にDOCが制定され、1980年にDOCGに昇格しています。

Gajaのこのワイン場合、エノテカ情報ですが、バリック(小樽)で12ヶ月、
ボッティ(大樽)で12ヶ月の二段階熟成の後、コンクリートバットで6ヶ月だそうです。
4年には足りませんが、あとはボトルで放置プレーでしょうか。


現地ワイナリーを訪問。ストビューで近づけないので俯瞰します。
Pieve01
きれいな畑に囲まれてます。元が教会という建物です。

トスカーナの地図でモンタルチーノの位置を確認しておきましょう。
Toscana01
DOC、DOCGの明記のない中途半端な地図ですね。


ラベル平面化画像。
IMG_0580
例によって会場で適当に撮ったので、随分崩れています。


さて、いただいてみましょう。
Alc.14.5%。ガーネット。
IMG_0565

黒ベリー 、トリュフ、 腐葉土、 チョコ。
ドライな辛口アタックです。
複雑味あるんですが、軽い酸がフレッシュ感を与えてます。
ハーブな風味を出しながら重めの余韻に入っていきます。
後味で少しタンニンも主張するんですが、
同時に、(個人的にいつもサンジョヴェーゼに感じる)
例のサンジョヴェーゼの愛想なさがあります。(笑)

傑出してるという程ではないですが、なかなかです。
食事に合わせたいな~。イベントはつらい。(笑)


*****


Gaja
Pieve Santa Restituta

Brunello di Montalcino 2014
RRWポイント 90点


Gaja Dagromis Barolo 2015

イタリアワイン界の帝王と称されるガヤ。その来日イベントでの1本。
6種類くらい試しましたが、スタンダードのバローロがこれ。
上にはコンテイザ(Conteisa)とスペルス(Sperss)の2つのバローロがあり、
その両方の畑の若木からのブレンドがこのダグロミスだそうで。何だかお得?
言わば、Gajaのバローロのセカンドラベルですね。


IMG_0559
セカンドと言っても1万円ほどしますから、偉いワインじゃないですが。


ガヤのサイトは情報ゼロなのでエノテカのサイトに頼ります。

・ネッビオーロ 100%
は、当然ですが、熟成の記述がないですね。
DOCランゲのシト・モレスコでもバリック樽で12ヶ月(+ボトル6ヶ月)やってますし、
ましてやバローロDOCGの規定では「計38か月、内18ヶ月は木製の樽」なので、
それぐらいは最低やってるでしょう。

で、このサイトには畑の所在が分かる地図がのってるんですよね。
Barolo2
これを頼りにそれぞれの畑へ行ってみますよ。

La MorraにあるConteisaの畑はストビューでは近づけませんでしたが、
Serralunga d'Alba城のふもとにあるSperssはこの通り、来れました!
Barolo22
この畑のどこかにある若木がダグロミスに使われるわけです。


ラベル平面化画像。
IMG_0581
いい加減にやったので文字欠けがひどいですが、雰囲気、雰囲気。


さあ、いただきましょう。
Alc.14%。
透明感ある、しっかりしたルビー。
IMG_0571

黒ベリーとともに圧倒的な黒糖感。
黒胡椒かスパイス、シダ。
熟成香がしっかりしている感じです。
旨口感じる辛口アタック。
余計な酸を少し感じるんですが、味の厚みはなかなかです。
タンニンの喉への刺激も程よくいい感じ。
余韻もいいので、非常にレベルは高いと思うんですが、
やっぱ最初の酸が評価を分けますね。
このあたりが若木ゆえでしょうか。


*****


Gaja Dagromis Barolo 2015
RRWポイント 89点


Gaja Gaia & Rey Chardonnay 2017

イタリアワイン界の帝王と称されるガヤ。その来日イベントでの1本。
6種類くらい試しましたが、最初に供されたのがランゲのシャルドネ。
この日のイベントに来られていたのがアンジェロ・ガヤ氏の娘ガヤ(Gaia)さん。
そう、このワインの名前は娘のGaiaさんの名前がつけられています。
「イタリアのモンラッシェ」とも言われるイタリア産シャルドネの最高峰を、
その名前を因んだご本人と共にいただくとは何とも不思議な感覚です。


IMG_0547
去年のイベントにはアンジェロパパが来たそうですが、今年は娘さん。
GAIA & REYをいただくなら娘さんとの方でよかったって思います。(笑)
因みにガヤ・エ・レイのレイの方は祖母のお名前との解説が多いんですが、
ガヤさん本人いわく、アンジェロパパのおじちゃんがレイだと言ってました。
ガヤさんの曽祖父にあたる方ですね。聞き間違いかな?真相は闇の中…。


今回いただいた6本の空ビン勢揃い。
IMG_0585
あと3本まだ記事にしていませんが、ぼちぼちやっていきます。(笑)


公式ページは例によって情報なしなのでネット情報に頼ります。
・シャルドネ 100%
熟成はバリックですが期間はわかりませんでした。
ガヤ女史の解説では、この2017年は酸味を活かすため、
マロラクティック発酵を行なわなかったそうです。
いわゆるリンゴ酸を乳酸に変えずに残したわけです。
何だかヴィンテージ毎にいろいろやってるんですね。
因みにガヤのシャルドネ畑はバルバレスコとバローロにあるそうです。


さて、いただきましょう。
Alc.14%。
薄いイエロー。
撮る前に飲んじゃったので写真はなし。
1枚目のグラスの写真をご参考ください。
白桃。水飴を薄く溶いたような香り。 ごく軽い香りです。
スワリングで梨っぽいのも香ってきました。
辛口アタック。
透明感ある味わいですが、すぐキレのいい酸に変わります。
これがリンゴ酸の効果かな。
喉越しにかすかな苦味を感じつつフィニッシュ。
後味にぶどう本来のフルーティさがチラ見えしたような。
イタリアのモンラッシェはどうかと思いますが(笑)、
個性的ではあります。


*****


Gaja
Gaia & Rey Chardonnay 2017
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Gaja Barbaresco 2016

イタリアワイン界の帝王と称されるガヤ。その来日イベントでの1本。
6種類くらい試しましたが、やはりガヤと言えばバルバレスコでしょう。
前に2003年を試していますが、割と若い2016年はどんなもんでしょうか。


IMG_0558
今回のイベントにはこの普通のバルバレスコだけでしたが、
単一畑のさらに上等なバルバレスコもラインアップにあるようですね。
5万円以上の値段がついているようです…。


そのあたりはエノテカのサイトが詳しいです。

よく見るとガヤのバルバレスコの畑の場所を示す地図が載っています。
これはありがたい情報ですよ。

解像度が悪いですが、だいたいの位置はわかりましたよ。
Gaja03
バルバレスコの畑は14ヵ所に分散しているそうですが、
Sori San Lorenzoの畑に隣接する部分が最大面積のようです。

そこの畑名はSecondineと言うようです。早速行ってみましょう。
Gaja02
ガヤにも近く、タナロ川にも近く、急斜面で、いかにもよさげな感じ。


ラベル平面化画像。
IMG_0575
文字欠け発生してますが、まあ雰囲気ですから。

さあ、いただきます。
Alc.14%。
透明感あるしっかりしたルビー。
IMG_0572

黒ベリーと渾然一体の黒糖感。
甘みを思わせるダークチェリーも感じます。
軽やかな辛口アタック。
酸味の存在は感じつつも味の芯はつかめます。
厚みもしっかりしてますが女性的なしなやかさもあります。
余韻はじんわり楽しめるんですが、
酸もちゃんと居座ってるのがちょっと気になります。

やっぱりガヤには傑出した感を感じないんですよね。(笑)
パーカーおじさんはこれに96点をつけています。
うっそだ~。


*****


Gaja Barbaresco 2016
RRWポイント 89点


Gaja Darmagi 2015

イタリアワイン界の帝王と称されるガヤ。その来日イベントでの1本。
6種類くらい試しましたが、大トリで出てきたのがカベソーのダルマジ。
定番のバルバレスコもいただきましたが、こっちの方がよかったので、
まずはこれから記事にします。残りはぼちぼち書いていきます。


IMG_0552
当主アンジェロ・ガヤさんの娘、ガヤ・ガヤさんを迎えてのイベントでした。
昨年は御年79歳のアンジェロさんと弟さんが来日したそうで、
「今年は私の番よ!」とガヤ(Gaia)さんが日本行きをゲットしたそう。
家族で日本行きは取り合いなんだそうで。(笑)


公式ページは、例のトップページからピクリとも動かないやつ。

仕方がないのでネット情報。セパージュは、
・カベソー 95%
・メルロー 3%
・カベフラ 2%
フレンチオーク樽で24ヶ月の熟成。
国際品種なのでDOCランゲになります。

今でこそバルバレスコで名を馳せるガヤですが、その昔無名だった頃、
ピエモンテのテロワールを世界に訴えるため、ネッビオーロを引き抜いて、
カベルネ・ソーヴィニヨンを植えたんだそうです。1978年ことだそうで。
それがこのダルマジとなって今に受け継がれてるんですね。


一応、ワイナリー訪問しておきます。
gaja01


エチケットも一応平面化撮影しましたが、両端が圧縮されて失敗。
IMG_0584
まあ、雰囲気だけでも。


さあ、いただきます。
Alc.14%。濃いガーネットです。
IMG_0573
明らかにネッビオーロではないですね。(笑)

黒ベリー。
樽香が香しいです、うっとり。
うま味辛口アタック。
味の構造感、厚みしっかりしていてうれしいです。
酸も後からついて来るんですが、
余韻に入ってしまえばOK。
タンニンも程よい収斂性で後味を誘導します。
ガヤがボルゲリでやってるスーパータスカンよりいいです。


*****


Gaja Darmagi 2015
RRWポイント 91点


Gaja Ca’Marcanda Magari 2005

ピエモンテ州バルバレスコのトップ生産者ガヤがトスカーナで作る、
いわゆるスーパーすかたん、もとい、スーパータスカンです。(笑)
(久しぶりに言いました、このおやじギャグ…。)
以前に2014年を飲んでますが、今日のは2005年とバックヴィンテージ。
まだ「DOCボルゲリ」になる前、「IGTトスカーナ」の表示です。
正真正銘のスーパートスカーナというわけで…。


IMG_7710


例によってGajaの公式ページは役に立たないので、
ネットで調べないといけませんが、2005年のデータがありません。
セパージュはメルロー主体なのは間違いないと思うんですが。
インポーターサイトでは、
・メルロー 50%
・カベソー 25%
・カベフラ 25%
となっています。


Gajaはバルバレスコでの成功の後、モンタルチーノとボルゲリに進出。
Gaja04


行ってみるとこんなところ。(例によって近寄れませんが…。)
CaMarcanda_Magari02
ボルゲリって海岸リゾートも近くっていいところなんですよね。


さて、いただきます。Alc.14.5%。濃いガーネット。
CaMarcanda_Magari01

黒ベリーの前に、黒糖かコーヒーが香ります。
これは熟成期間の効果でしょうね。
ハーブもありますね。
かすかな甘みのった辛口アタックです。
構造感ありますが軽めでフレッシュな味わい。
喉越しからの余韻は同じバランスが続き悪くないです。
抜栓後1時間の理想的なタイミングで試しましたが、
名前の割には重厚感が足りない気がしました。
奇しくも前回の2014年と同じ評価(90点)になりました。


*****


Gaja Ca' Marcanda Magari 2005
DOC Bolgheri
RRWポイント 90点


Gaja Barbaresco 2003

ガヤはシト・モレスコなんか飲みましたが、
やはり本丸のバルバレスコをいただいておきましょう。
バルバレスコを有名にし、イタリアワインの帝王と言われるガヤです。
けっして偉くない価格ですが、偉いネッビオーロを探すには、
基準になるうまさを知っておく必要がありますからね。(笑)


IMG_7709
2003年という結構なバックヴィンテージですから、
オリが立つということで、ボトルを立ててくるくる回すと怒られます。


ガヤの公式ページを紹介するのはもう疲れました。(笑)
gajabarbaresco02
はい。ここからピクリとも動きませんよ。(笑)

DOCGバルバレスコの規定を見れば、ワインの素性はそこそこわかります。
まず、ネッビオーロ100%でないといけません。
熟成は、最低26ヶ月(内、9ヶ月は木樽で行うこと)です。


ワイナリー訪問もすでに何度もしてますので、再掲しておきます。
Gaja01
バルバレスコの集落の中、狭い路地に面してますが敷地は大きい。

集落は丘陵地の上で、周りの畑が見渡せます。
Gaja02

位置関係も把握しておきましょう。
Gaja03
アルバの町からすると北東の方に車で20分。
バローロは逆にアルバの南西側にあります。


さて、いただいてみましょう。
Alc.14%。濃いガーネット。
若干透ける感じですが、2003年とは思えない若々しさに見えます。
gajabarbaresco01

ブラックベリー、ブラックチェリー、フレッシュ感あります。
スパイスも感じます。
酸味の乗った辛口アタックです。
心地よいタンニンに包まれた味の芯はしっかりしてます。
重さは感じず、フレッシュな軽さの印象があります。
最初の酸味がそうさせるんでしょうね。
喉越しの収斂性と余韻の続き方はさすがに貫禄あり。
でも軽さは最後まで感じるんですよね~。
うまいんですが、傑出してる感はないようです。

パーカーおじさんは93点だそうですが、
残念ながらそこまではいきません。(笑)


*****


Gaja Barbaresco 2003
RRWポイント 90点


GAJA Sito Moresco 2016

バルバレスコで有名になったガヤです。
シト・モレスコはバルバレスコ他のネッビオーロを使ってますが、
若干お手頃なこともあってガヤの入門ワインなんて言われてますね。
フルボトル6千円はけっして「偉いワイン」ではありませんがね。(笑)


IMG_6798
早く飲み頃を迎えるタイプにはキジのマークが入ってるそうで。
まあ、カジュアルラインってことなんでしょう。

以前ボルゲリのガヤをいただきましたが、今日はネッビオーロ。
安くても本拠地のワインをいただくのは興味津々です。
ガヤがイタリアで展開するワイナリーの地図を拾ったので貼っておきます。
Gaja04


公式ページはトップのみ。何にも情報なし。
これでは今日のワインの詳細がわかりません。
例よって、ネット情報に頼ります。

ネッビオーロ主体のブレンドでDOCランゲになってます。
セパージュは年によって若干違うようですが、
・ネッビオーロ 85%
・バルベーラ 10%
・メルロー 5%
のようです。
樽熟はバリック(小樽)にて18ヶ月。


バルバレスコ村のガヤはこんなところです。
Gaja01
中は広いのですが、小さい集落なので間口は狭いです。

集落のまわりには、やはりブドウ畑が広がっています。
Gaja02
あたりをぐるぐるまわって行ったような気になりました。

アルバの町からは車で20分とかかりません。
Gaja03
ミラノからだと2時間ぐらいですかね。

エチケット平面化画像。
IMG_6254
白地の下は文字が欠けましたね。これがパノラマ撮影の難点。


さて、抜栓。合成コルクですがGAJAの刻印入り。
IMG_6800
キャップシールもGAJA。

Alc.14.5%。
濃い目ルビー、エッジが赤味あります。
黒ベリー、チェリー、ナッツ。
うま味アタックですね。
しかし、割と酸味を感じます。
複雑味ある味ではあるんですが。
タンニンは弱めですがシルキーです。
余韻はうま味の集大成を感じさせて続きます。
でも、やっぱり酸味は残りますね~。


*****


Gaja Sito Moresco 2016
RRWポイント 90点


Gaja Ca' Marcanda Magari 2014 DOC Bolgheri

ガヤであります。
ピエモンテ州バルバレスコのイタリア最高峰の生産者。
バローロやバルバレスコのみならず、
近年はトスカーナにも二つのワイナリーを展開。
そのうちの一つ、ボルゲリにある「カ・マルカンダ」です。


IMG_4789


いわゆる、スーパータスカンで、
・メルロー 50%
・カベソー 25%
・カベフラ 25%
となっています。
以前はIGTトスカーナで出していたようですが、
DOCの方が折れて(?)、
1994年より「カベソーもメルローも80%まで使ってよし」
みたいになったようです。
よってこれもDOCボルゲリです。

公式サイトgaja.com)が内容ゼロですが、
公式インポーターが各ワイナリーごとのサイトを運営しているようです。
ただこれも、
カ・マルカンダのサイトを見ても見られないページがあったりと、
消費者向けではなく業者やメディア向けのようです。


トスカーナへ行く前に、本家バルバレスコのワイナリーへ。
gaya1
上空写真のみですがいい雰囲気は伝わりますね。


こちらがボルゲリの「カ・マルカンダ」です。
Gya2Ca
敷地のまわりは皆畑。いいですね。


この日はいい天気だったようで、スクリーンショットをば。5Ca
前の道からですが、あたりの雰囲気が伺えます。


サッシカイアの時と同じく、フィレンツェとの位置関係です。
Gya3Ca
サッシカイアとほぼ同じあたりですかね。


経路検索したら、車で9分。
Gaya9min
ほぼサッシカイアと同じテロワールってわけです。


この日のテイスティングはブラインドになっていまして、
「どっちがサッシカイアか?」を当てるのですが、
どちらも飲んだことのないお高いワインでしたが、
僕は一発でサッシカイアを当てました。
カベソー主体のサッシカイアは、やはり好みの味で、
明らかにメルロー主体のカ・マルカンダ/マガーリとは違いました。


やっぱり情報のない裏ラベル。
Gajaura


さて、お味は?
ルビー。ですが、サッシカイアより濃いです。
黒ベリーですが、香りにも酸味の気配を感じます。
やっぱりの酸味がちアタック。
複雑味はあるのでおいしいとは思います。
しかしながら、酸味は軽さを演出しちゃうんですよね。
余韻も、酸味をまとったタンニンです。
一緒に飲んだサッシカイアがうますぎたのか、
メルロー主体が僕の好みに合わないのか、
ハイレベルではありますが分が悪かったですかね。

パーカーおじさんはこの2014年を92点としています。
2012年、2013年ともに94点でしたから、
2014年は少し失速したのでしょうか。
翌2015年は95点と大きく戻しています。
まあ、全般におじさんは高評価してますね。
残念ながら、マイ評価は90点です。


*****


Gaja Ca' Marcanda Magari 2014
DOC Bolgheri
RRWポイント 90点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

ワインBLOGランキングへ

にほんブログ村 ワインへ
にほんブログ村 酒ブログ ワインへ


写真サイト:
最近ちゃんと写真撮ってますか?

カテゴリー
タグ絞り込み検索
記事検索
最新記事 50(画像付)
月別アーカイブ
アクセス(ユニーク数)
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:



PVアクセスランキング にほんブログ村
© All Rights Reserved.
無断複製転載禁止します。
  • ライブドアブログ