Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Garnacha

Clos de Nit Criança 2015 DO Montsant

やまやの店頭で目を引きました。ジャケ買いならぬラベル買いの1本です。
Clos de Nit…見るからにカタルーニャ語。CrianzaじゃなくてCriançaだし。
「夜の畑」って意味です。確かに星空の下に夜の畑が広がっているデザイン。
カタルーニャとすればDOペネデスかプリオラートかと思うとDOモンサンとな。
DO Montsant、これはお試しして調べるしかないですね。(笑)


IMG_2504
この手のは当たればおいしかったりするんですが、とにかく得体が知れない。
裏ラベルにはスペイン語で「Embotellado para COFAMA Vins i Caves」と表示。
「COFAMA向けに瓶詰め」って意味ですから、COFAMAは作り手ではないですね。


COFAMA Vins i Cavesの公式ページがこちら。

一応、ワイン紹介とデータシートはありますが内容が薄い。
セパ―ジュが「Garnacha, Cariñena and Syrah」では比率不明。ネット情報では、
・グルナッシュ(ガルナチャ)40%
・カリニャン(カリニェナ)40%
・シラー 20%
のようです。当然どれもDO Montsantでは使用が認められた品種です。
赤はグルナッシュ、カリニャン、テンプラニージョ、シラー、メルロー、カベソーが可。
しかし、調べていると品種がカタルーニャ語のシノニムで書いてあり戸惑います。
グルナッシュはGarnatxa、カリニャンはCarinyena、テンプラニージョはUll de Llebre。
Ull de Llebreなんかはスペイン語で言うとOjo de Liebre、「うさぎの目」の意味です。
シノニムついでに因みにですが、カリニャンはアラゴン州やリオハではマスエロ(Mazuelo)と呼ばれます。

さて、データシートには「熟成が6ヶ月」とだけあります。
クラスが「Crianza」ですので木樽での熟成が6ヶ月以上というのがわかります。
クリアンサは出荷までにトータル2年の熟成が必要です。後は瓶で寝かします。
(リオハではクリアンサでも木樽は1年熟成が必要です。ややこしや…。)
Reserva (レセルヴァ)は3年熟成、内木樽で1年という決まりです。
Grand Reserva (グラン・レセルヴァ)は計5年熟成、内木樽が2年です。
クリアンサの下にJoven(英語でYoung)もしくはSin Crianza(英語でWithout Crianza)
というのがあって、これは樽熟成をしないタイプを指します。
今日のClos de NitというワインはCrianzaとJovenの2タイプあるようですね。

よく調べると、作っているのはCellers Unióというカタルーニャの巨大協同組合ですね。
公式ページはこれです。186もの共同組合の総元締めって感じです。

畑の総面積は4,400haをカバー、自社ワイナリーも6つ所有だそうです。

このサイトに扱いのDOを示す地図がありました。わかりやすいので貼っておきます。
Nit01
DO MontsantはDOCa Prioratをグルっと取り囲んでいますね。
この地図ではDOC Prioratと書いてますが、正しくはDOCa(Denominación 
de Origen Calificada)です。カタルーニャ語ではDOQ(Denominació
d'Origen Qualificada)ですから混同してるのかもしれません。

しかし、DO Montsantは不思議な形です。まんま「C」ですね。
Nit02
今回はそういうわけで、作り手訪問も、畑拝見も叶いませんでした。


ラベル平面化画像。
IMG_2315
しかし、なんで「夜の畑」なんだろう?…と思っていると、
昼の畑(Clos de Día)」というシリーズも出してました。(笑)


DO Montsantの認定シールは別撮りしました。
IMG_2316
DO Montsantの公式サイトもありますが、なんとカタルーニャ語のみ。


さあ、抜栓。
IMG_2500
キャップシールは専用デザイン。コルクは汎用の集成コルクです。

ネックにはこんなPOPが付いて売っていました。
IMG_2505
あまりたいした情報ではないですね。

Alc.13.5%。
エッジは若干クリアなガーネット。
IMG_2502

ブラックベリー、ダークチェリー、スパイス。
上品な樽香に感じます。
酸味が乗った辛口アタック。
味の芯はありますが酸味のせいか塩味に感じます。
嫌いな風味じゃないんですが、もう少し酸が大人しければ…。

そんなに悪くないんですが、
もう少しうまいガルナチャを知ってるだけに、評価は渋くなりますね。


*****


Clos de Nit
Criança 2015
DO Montsant
RRWポイント 86点


Bodegas San Alejandro Evodia Pizarras Antiguas 2015

ローソンで買ったEvodiaがコンビニワインにしてはなかなかのうまさでした。
すると今度はスーパーでエヴォディア・プレステージなるものを見つけました。
落ち着いたカラーリングで、めっちゃブルーの普通のEvodiaより上等そうです。
「パーカーおじさん90+点」のシールも光ってますよ。(笑)


IMG_1493
しかし、「プレステージ」とはどこにも書いていませんね。
「グルナッシュの古木からのブドウをフレンチオークの新樽で12ヶ月熟成」
とありますので、一応プレステージなレンジではあるようです。
しかし、日本のマーケティングはうまいこと売りますね~。


公式ページはEvodia専用のがあります。

作り手はアラゴン州カラタユーのBodegas San Alejandroです。

本体であるBodegas San Alejandroの公式ページ内からもリンクがあります。

データシート完備でワイン情報は充実です。
・ガルナチャ(グルナッシュ) 100%
グルナッシュの古木は樹齢60~65年だそうです。
樽熟は12ヶ月なのは間違いないようですが、ラベルにあった「新樽」は、
「1~2回使用の新樽」と書いてます。それは新樽とは言わんやろ!(笑)

また、パーカーおじさんがこれに90+点つけたのは間違いないようですが、
どうやら今日の2015年でなく2016年のヴィンテージに対してのようですね。
それより、公式ページでは神の雫に載ったことのほうがうれしいようです。
Evo01
漫画のページそのまま引用し、アジアで一番人気のあるガルナチャとうたっています。


再度、ワイナリー訪問。
Evodia01
Miedes de Aragónというカラタユーから30分ほどの小さな町にあります。
ワイナリー自体はかなり立派な感じです。

アラゴン州のDOとともに位置関係を見ます。
AragonDO
Bodegas San Alejandroはだいたい図中に示した辺りです。

スペイン全体のDOマップからもDO Calatayudを探してみてください。
Evodia03
見つかりましたか?はい。OKですね。(笑)


ラベル平面化画像。
IMG_1342
普通のEvodiaはAltovinum向けと書かれていて、作り手名が伏せてありました。
お陰で正体を突き止めるのに手間がかかったわけですが、これはちゃんと、
Bodegas San Alejandroと書かれています。レンジによって販売ルート違うのかな。

インポーターは普通のEvodiaと同じ日本酒類販売株式会社なんですが、
これは日本向け専用の裏ラベルではなく、ご覧のように上からベタ貼りです。
IMG_1338-(1)
数量が少ないと専用ラベルは無理なんだと察しますが、困りものです。
下のバーコードを隠す必要性はわかりますが、大事な情報も隠れます。


さあ、抜栓。
IMG_1490
前はDIAMテクニカルコルクでしたが、今回は普通のコルク。

Alc.15%。
濃いガーネット。かすかにエッジにオレンジを感じます。
IMG_1491

カシス、ブラックベリー、プラム。
爽やか果実のフレーバーです。
酸味をかすかに感じさせる辛口アタック。
厚みのある味ですが、甘みを漂わせるボディー感もあります。
喉越しで若干さっきの酸味が戻ってくるんですが、
シルキーなタンニンに乗って余韻へスムーズにつながります。

おいしいんではあるのですが、
普通のEvodiaとの明確な差は発見できない印象です。
「プレステージ」はちょっと言い過ぎかな。(笑)


*****


Bodegas San Alejandro
Evodia
Pizarras Antiguas 2015
RRWポイント 91点


Altovinum Evodia Garnacha 2017

ローソンで売っていたワインを衝動買いし試します。
コンビニで売ってるワインでいい経験はなく、普段は手を出さないですが、
こんなところでは珍しいパーカーおじさん90点シールに釣られました。(笑)
POPには漫画「神の雫」で紹介されたワインだとか書いてます。
これはそんなに魅かれるポイントではないですが。(笑)


IMG_0449
コンビニで売ってるワインなので1000円ちょっとの値段です。
これでうまけりゃ偉いワインに認定です。


公式ページはこれかなと思いましたが、Verity Wine Partnersという流通グループでした。

なんだか世界中のワインを紹介していますが、その中にAltovinumがありました。

そのリンクをたどるとまた別のインポーターの公式ページに行きつきます。

これでだいたいワイン情報はわかりましたが、そこにホントのリンクを発見。

公式ページはアラゴン州カラタユーのBodegas San Alejandroのサイト内でした。

実体はここなんでしょうが、Evodiaというワインは「プロジェクト」なんだそうで、
ただのDOカラタユーのガルナチャではなく、南仏ルシヨンで高得点ワインを醸す、
Domaine LafageJean Marc Lafageさんがワインメーカーを担当しています。

パーカーおじさんがこの2017年に90点をつけたのは間違いないようです。
(因みに、神の雫で紹介されたのは2008年モノ。)
パーカーおじさんも詳しく解説していますが、セパージュは、
・ガルナチャ(グルナッシュ) 100%
熟成は、20%だけアメリカンオーク樽で、残り80%はセメントタンクで、
6ヶ月とのことです。
DOカラタユーのこのグルナッシュは、なんと樹齢40~100年なんだそうです。


さて、Bodegas San Alejandroを訪問します。
Evodia01
Miedes de Aragónというカラタユーから30分ほどの小さな町にあります。
ワイナリー自体はかなり立派な感じです。

アラゴン州のDOとともに位置関係を見ます。
AragonDO

スペイン全体のDOマップからもDO Calatayudを探してみてください。
Evodia03
はい。OKですね。(笑)


エチケット平面化画像。
IMG_0443
2017の表示はかろうじて裏ラベルにあります。探してみてください。


さあ、抜栓。
IMG_0445
無印コルク!ですが、DIAM1(1年保証)とは早飲み推奨ですね。

Alc.14.5%。
ガーネット。
IMG_0448

カシス、チェリー、プラム。
辛口アタック。
落ち着いた厚みのある味。
酸も感じますがフレッシュさ以外の影響は与えてません。
余韻にかけて苦味も発見するんですが、穏やかなタンニンだと気づくと、
フィニッシュまでいい感じで運んでいってくれるいいタンニンだと納得。
これは、コンビニワインの王者ではないでしょうか。


*****


Altovinum
Evodia Garnacha 2017
RRWポイント 91点


Borsao Clásico Tinto Garnacha 2016

スペイン、アラゴン州のDOカンポ・デ・ボルハのガルナチャです。
ガルナチャ(グルナッシュ)の原産はアラゴン州と言いますから、
正にガルナチャの本拠地のガルナチャというわけです。
本当は「ロバート・パーカー大絶賛!」のシールに惹かれただけですが…。


IMG_9882
キリン/メルシャンがインポーター。スーパーでお手頃価格で売ってます。
たぶん、パーカーおじさん大絶賛じゃなかったら手を出していません。(笑)


公式ページにワイン情報はありますが、セパージュとか載ってません。

キリンのサイトに詳しい情報がありましたが、2016年は他サイトにあった、
・ガルナチャ 85%
・テンプラニージョ 10%
・カベソー 5%
の情報の方が、総合的に判断して正しいじゃないかと思います。
樽使用の記述はどこにもなし。使ってないでしょうね。


ワイナリー訪問しますが、2008年のストビューでは影も形もなし。
CampoDBorja02
2001年に3つの協同組合が合わさって設立された新しいワイナリーで、
このGoogle Mapで拾った建物の写真は2005年撮影となってますから、
2008年のストビューに写ってないのは何ともミステリーです…。
(上の写真中にあるように上空からは建物がちゃんと見えます。)


気を取り直して、DO Campo de Borjaをおさらいしましょう。
Aragon4
アラゴン州のDOは4つ。ボルハの町周辺がCampo de Borjaです。
そして今日のBorsaoはそのボルハの町外れにあります。

いつもの地図でも確認しておきましょう。
CampoDBorja01


ラベル平面化画像。
IMG_9644
金色の丸いシールご覧ください。
「パーカーおじさん大絶賛」の出典(2016年8月#266)も明記。
周りの金色の部分には英語の原文がぐるっと書いてあります。
"My favorite value winery not only in Spain, but in the world, is Bodegas Borsao."
ここまでされるとアッパレです。(笑)


さて、抜栓ならぬスクリュー回転です。
IMG_9883
キャップはワイナリーのマーク入り。

Alc.13.5%。
濃いガーネット。赤紫がかってるかな。
IMG_9879


黒ベリー、ブラックチェリー、生野菜香も。
この香りはうまワインの予感…。
かすかな甘み感じますが辛口アタックです。
果実味ある味わいは決して安物然としてないですね。
まあ上等感もないんですが、安物ガルナチャ感をうまく処理してます。
タンニンを軽く感じつつ、果実味フレッシュのままフィニッシュ。

まあまあ飲めます。(笑)
パーカーおじさん、これを大絶賛なら、
相当いろんなワインの楽しみ方を知ってらっしゃる気がします。


*****


Bodegas Borsao
Clásico Tinto Garnacha 2016
RRWポイント 88点


Nostrada Garnacha 2016 Campo de Borja DOC

旅先のホテルのレストラン。夕食の和風会席もなかなかでしたが、
意外や意外、わりとしっかりしたワインリストがありました。
和食に合わせるので悩みましたが、一番お手頃価格だった、
スぺインのガルナチャを選んでみました。


IMG_9434
まあ、リストの一番最初のワインですから期待はしていません。
逆にそのポジションにあまりひどいのは置かないだろうという説もあり。(笑)


早速、ワイン名で情報を探りますが、まったくわかりません。すると…。
ワイン専門店「カーヴ ド リラックス」のオンラインショップで発見。
なんと、この会社がスペインの作り手に生産委託してるオリジナルだそうで。
どおりでネット情報がないんですね。
ガルナチャ(グルナッシュ)100%だそうです。樽熟は不明。なしでしょうね。


その作り手は、アラゴン州マガジョン(Magallón)という町にある、
地方の名門ワイナリー「ボデガス・ルベルテ」ということです。
早速行ってみます。(笑)まあまあ規模は大きそうです。
Ruberte01
このマガジョンのすぐ西隣りが「ボルハ」という町で、
このあたりがDOカンポ・デ・ボルハになるそうです。

「DO Campo de Borja」はここになります。
MapSpain_CdBjpg
リオハやナバラといった名醸地に近いですが、あまり知られてなさそうです。


エチケット平面化できなかった画像です。(笑)
IMG_9435
一応、DO Campo de Borjaなので認証マークもありますね。
やはり、ガルナチャの栽培比率は高く全体の半分以上だそうです。
このDOで認められている黒品種はガルナチャ以外に、
テンプラニージョ、マスエラ(Mazuela=カリニャン)、カベソー、
メルロー、シラーとありますが、結局ガルナチャばかりなんでしょうね。
ちなみに白はマカベオ(=Viura)、モスカテルが認められています。

さらにちなみに、アラゴン州には他に4つDOがあります。こんな感じ。
1024px-Vinos_DO_de_Aragon.s
そういや、DOカラタユーも前に飲みましたね。思い出しました。
DOカリニェナも面白いです。町の名前がCariñena(=カリニャン)なだけで、
ここも大半がガルナチャのDOです。


さて、スクリューキャプ回転。
IMG_9440
委託生産のブランドなのに名前入りでやってますね。

Alc.14%。
おそらくガーネット。(少し暗かったので…)
IMG_9437

カシス、ブルーベリー。軽い系の香り。
酸味っぽい辛口アタックです。
ちょっと果実味過ぎる味でがっかり。
おかげで厚みは弱く、軽い印象しか残りません。
例の酸味も後味に残って残念な感じ。
まあ旅先の和風会席料理にはOKかな。(笑)


*****


Nostrada Garnacha 2016 Campo de Borja DOC
RRWポイント 85点


Bodega San Gregorio Las Martas 2016

お手頃で美味しいのが多い、KALDIで売ってるワインのお試しです。
スペインのガルナチャです。その昔のガルナチャ嫌いも治り、
最近はよくおいしいガルナチャにも出会ってますから期待しますね。


IMG_8593
DOカラタユー。初めてのところですね。
カルディのサイトでは「カラタユド」となってますが、最後の「d」は、
読まないか、いわゆる「th」([θ])で発音するのが無難でしょう。


公式ページのURLが変わってます。これ。「http://armantes.es/」
armantes ⇒ アルマンテスって何かなって調べると、
シエラ・デ・アルマンテス(Sierra de Armantes)という山岳地帯。
なんとなくアメリカのグランドキャニオンっぽい岩肌を見せるところでした。
Catalayud01
ワイナリーも誇らしげにURLにするくらい、この辺りの名所なんでしょうね。


それより、今日のワイン、公式サイトに載ってね~。(笑)
カルディのサイトも例によって情報少なし。
なぜかオランダのショップサイトが詳しかったので内容転記。

・ガルナチャ(グルナッシュ) 100%
樽は使わず、ステンレスタンクで12ヶ月、ボトル詰め後さらに12ヶ月熟成。


さて、「Cervera de la Cañada」という小さな集落のワイナリー訪問。
カラタユーの市街からは山をかすめて車で30分以内の距離です。
SanGregorio01
1965年に30名のワインメーカーが共同で立ち上げたそうですが、
あまりきれいそうな建物ではないですね。(笑)

公式facebookもあるのでリンクしておきます。


DOカラタユーをスペインの地図で示すとこんな感じ。
Calatayud01
リオハやリベラ・デル・ドゥエロの南東側ですね。


ラベル平面化画像。
IMG_8586

一応、インポーターのシールも別撮りしておきました。リーファー。
IMG_8587


しかし、これ見よがしにネックに「James Suckling 93点」。
IMG_8588


とにかく抜栓。いただいてみましょう。
IMG_8590
合成コルクは1年耐用のDIAM1です。まあ早飲みワインでしょうし。

Alc.15%。
濃いガーネット、赤紫。ガルナチャ色って感じ。
IMG_8592

カシス、ブルーベリー、華やかな果実。
ゆっくり黒ベリーも出てきます。
甘み感じるアタックです。
酸とタンニンは控えめながら味の骨格を作っています。
しかし、それでも軽めに感じる貧弱さはお値段ゆえでしょうか。
余韻も貧弱に感じてきます。

ガルナッチャのおいしいやつを知ってるだけに少々残念です。
サックリングおじさんは本当のガルナチャの味を知らない?
いくらなんでも93点はつかないでしょう。(笑)


*****


Bodega San Gregorio
Las Martas 2016
Vino de Parcela
DO Calatayud
RRWポイント 85点


Bodegas La Cartuja 2013 DOC Priorat

やまやで何気なく手に取り買い求めたスペイン、プリオラートのワイン。
「よりどり2本で~千円」の特売だったのが最大の要因ですが。(笑)
プリオラートはスペイン随一の銘醸地ですがお高いのが多いです。
こいつはお手頃価格でしたが、きっとうまいに違いない雰囲気があります。
最近こういう勘がけっこう当たります。


IMG_7245
「Bodegas La Cartuja」でプリオラートの生産者を調べても見つからず。
裏ラベルには「CVA」という会社名とマドリードの住所があるだけ。

困ったなと思っていると、なんとコルクにURLが書かれていました。
IMG_0247
http://www.vinosatlantico.com」が公式ページでした。
(コルク平面化画像撮影はまだまだ発展途上ですね。)

会社名CVAは、「Compañía de Vinos del Atlántico」の略。
「大西洋葡萄酒会社」って感じでしょうか。(笑)
スペイン中(ポルトガル含む)の18地域で多種多様なワインを生産。
相当やり手のネゴシアン企業かと思いきや、
1800年代からスペイン中でワインづくりを手掛けていた、
Alberto OrteさんとPatrick Mataさんの家族経営の事業を、
2002年に統合した会社なんだそうです。
dosh
公式ページにお写真がありました。
どっちがどちらか書いてませんが、このお二人でしょう。(笑)

公式サイトは情報豊富で、非常に好感が持てます。
特にスペインのワイン生産地の地図は、
18地域を扱う生産者だけあって、すばらしいです。
priorat01
かなり高解像のPDFがダウンロードできます。

セパージュは、
・ガルナチャ 70%
・カリニェナ 30%
ガルナチャ(Garnacha)はフランスで言うところのグルナッシュ。
カリニェナ(Cariñena)はフランスで言うところのカリニャンですね。
カリニェナはマスエロ(Mazuelo)というシノニムもあります。

樽熟は、半分はフレンチオークのバリック(225リットル)で、
もう半分は300リットル(コニャック用?)の樽で、6ヶ月です。
お手頃で軽口のプリオラートを目指したそうです。

ワイン名のラ・カルトゥハ(La Cartuja)はカルトゥジオ会のことで、
フランスに11世紀に発生したこの修道会がプリオラート地域を治め、
ワイン作りをしていたことに因んでいるようです。

しかし、プリオラートのこの生産者の畑の場所がわかりません。
仕方がないので、公式ページに豊富に載せてある写真を拝借。
CVApriorat
これがこのワインを作ってるところだそうで。いい感じです。


エチケット平面化画像。
IMG_7237


さて、抜栓です。
IMG_7246

Alc.14.5%。
濃いガーネット、エッジは褐変気味。
黒ベリー、スパイス、濡れた木の樽香。
うま口アタック。酸味が少しあります。
厚みのある味ですが、酸味がそれを軽く感じさせます。
これはいい酸味と言えます。
喉越しに軽いタンニンも感じます。
余韻も爽やかでいいですね。

2011年のヴィンテージですが、
パーカーおじさんが93+点つけてるようですね。
shelf
どおりでうまいです。(笑)


*****


Bodegas La Cartuja 2013 DOC Priorat
RRWポイント 92点


Palacios Remondo La Vendimia 2016

以前にラ・モンテサというのを飲んだ、
パラシオス・レモンドというリオハのワイナリーです。
今日のはちょっと下のラインになるようですが、
パーカーおじさん90点なので悪くはないでしょう。(笑)


IMG_7202
作り手のアルバロ・パラシオスは、バルセロナ近くの産地、
プリオラートでレルミタ(L'Ermita)という怪物ワインを作った、
けっこう有名なお方なんですね。
(パーカーおじさん100点、10万円越え、確かに怪物です。)
実家のあるリオハで始めたのがパラシオス・レモンドというわけです。

前回の時もそうでしたが、公式ページが見つからず。
ただ、非常にデータ豊富なネゴシアンのサイトがありまして、
これで十分素性がわかるので助かります。

セパージュは、
・テンプラニージョ 50%
・ガルナチャ(グルナッシュ) 50%
スペインの代表品種を50/50とはなかなかいい感じです。
樽熟はユーズドのフレンチオークのタンクと、
バリック(仏・米比率:80%・20%)を使って4ヶ月。
軽めです。


前回と同じくワイナリー所在は発見できず。
リオハに近いアルファロという町なのはわかっています。
Alfaro01
前に上げた地図でリオハとアルファロの位置だけ見ておきましょう。


エチケット平面化画像。
IMG_6697
お洒落なデザイン。


さて、抜栓です。
IMG_7201
シンプルですが、コルクのてっぺんにミレジム表示あり。
これってちょっと自分的にはポイント高いです。

Alc.14%。
ガーネット、エッジにかけてクリアさあり。
黒ベリー、プラム、茎っぽさかな~野菜?
辛口アタック。
酸があるのはこのレンジの性格にはマッチしてます。
酸味まとってるものの、味の膨らみはいい感じです。
喉越しで酸味が甘みになっていくような気がします。
その後、じんわりとした余韻。
いいですね。


*****


Palacios Remondo La Vendimia 2016
RRWポイント 92点


Palacios Remondo La Montesa 2014

今日はパエジャ(パエリア)なのでスペインワインをチョイス。
パーカーおじさん92点のシールが誇らしげなこれにしました。(笑)
パラシオス・レモンドというリオハのワイナリーです。


IMG_6807
これもおうち飲みの本でおすすめしてあった作り手です。
インポーター(ファインズ)のサイトがその経緯に詳しいです。
(説明割愛。笑)

しかしながら、公式サイトが見当たりません。
www.palaciosremondo.comらしいのですが繋がらず。
仕方なしにネットで調べると、
ミレジムごとにデータが載ってるサイトがありました。ありがたや。
セパージュは、
・ガルナチャ(グルナッシュ) 88%
・テンプラニージョ 12%
だそうで、なんとガルナチャ主体でした。
樽熟は90%が仏樽、10%が米樽で12ヶ月だそうです。
新樽率は明記がないですが、新旧混合とのこと。

サイトが見つからないだけでなく、
住所の先に行ってもそれらしいものはありません。
パラシオス・ホテルっていうところがあるだけです。
よって、ワイナリー訪問はあきらめ、
所在住所の「Alfaro」の町を示しておきます。
Alfaro01
リオハの東の端っこなんですね。

ついでにスペインの産地が一覧できる地図を拾ったので貼っておきます。
SpainRegions
割と細かく載っていて、見やすい地図です。

エチケット平面化画像。
IMG_6692
リオハのクリアンサであることを示すシールが貼っています。


さて、抜栓。コルクはミレジム入りです。
IMG_6805
キャップシールも名前入りでいいですね。

Alc.14%。
濃いルビー。
黒ベリー、カシス、プラム。
生っとなめし皮。
うま口アタックです。
ボディは酸味まとう感じがします。
タンニンはソフトです。
酸味をフレッシュネスと思えば、
味の構造感が見えてくる気がします。
余韻でタンニンがパレットを軽く刺すのも、
アクセントに思えてきます。

食事しながら時間が経って、
開くと酸味も落ち着いてきたような。
食事と合わせるのが前提のうまさですね。
狙い通り、パエジャにばっちり合いました。

確かに92点。パーカーおじさんに同意です。(笑)


*****


Bodegas Palacios Remondo
La Montesa 2014
RRWポイント 92点


ARTADI ARTAZURI Garnacha 2013

以前ちょっと上等なテンプラニージョをいただいた、
アルタディという作り手ですが、今日のは、そのアルタディが、
ナバラに展開する「アルタス」というワイナリーが作る、
グルナッシュ(スペイン語でガルナチャ)のワインです。


IMG_6597


公式ページは、ARTADIのサイトです。
ここからアルタスのワインも見られるようになっていますが、
残念ながらこのアルタスリというこのワインが載ってません。
お手頃価格のセカンド的な立ち位置だからでしょうか。
まあ、載ってるワインでも詳細情報が少ないんですが…。

グルナッシュ100%で樽熟なしってなところだと思いますが、
パーカーおじさんが2001年に92点、2009年に91点をつけていて、
そうそう侮れないワインじゃないかと推察します。


ラベルを平面化。控えめインポーターラベルはありがたし。
IMG_6418
DOナバラということがわかります。

アルタディのリオハからは1時間足らずでアルタスに着きます。
Artazuri02
リオハとナバラの位置関係もわかるように地図を追加しておきます。

アルタディのサイトにあった住所を頼りにアルタスに行きます。
Artazuri01
この辺りのはずですが、それらしい所は見当たりません。
「マジョール通りS/N(Sin Número 番地なし)」なので特定不能です。
しかし、このアルタスという小さな集落は小高い丘の上にあり、
まわりはブドウ畑ほかの平原が見渡せて、いい雰囲気です。


さて、スクリュー回転。
Alc.14.5%。濃厚そう。
濃いルビー。
フランブエサ(スペイン語でラズベリー)が香ります。
キャンディ風味もちょっぴりする感じ。
うま味アタックです。
フルーティーな印象です。
フルボディを感じさせない軽やかさと爽やかさがあります。
こんなガルナチャって、あるなちゃ?
今までのグルナッシュのイメージが変わります。
今日は麻婆豆腐に合わせるのに、ピノ・ノワールと迷いましたが、
どっちに転んでもOKだったくらいピノっぽいです。
余韻も軽いですが、これはこれでいいです。

確かにカジュアル感満載ですが、
全体評価としてとても楽しめるいいワインだと思います。
いわゆる和食に合わせやすいタイプです。


*****


ARTADI
(Bodegas y Viñedos Artazu)
ARTAZURI Garnacha 2013
RRWポイント 92点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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