先日は、コストコに自分が超注目しているヘッジズのラインアップが大量に出ていたのに驚きましたが、ソーヴィニヨン・ブランの白もあるのを発見しました。C.M.S なる名前がついていますが、以前赤の C.M.S というのも試していまして、同じく広域コロンビア・ヴァレーAVAの普及ラインと思われます。赤がうまうまの作り手の白。非常に気になるので早速試してみましょう。
ヘッジズ(Hedges Family Estate)は1987年創業の家族経営ワイナリーで、オーナーがトムさんとアン・マリーさんのヘッジズ夫妻です。トムさんはこのワイナリーの近くリッチランドという町の出身ですが、奥さんはシャンパーニュ出身のフランス人とのこと。ラベルからもわかるように確かにフランスのテイストがありますね。今日のワインほかカベソー・ブレンドは正にボルドーをそのお手本にしいてます。今日のソーブラ・ブレンドもボルドースタイルなんでしょうか。
コストコ店頭ではこのように売られています。ヘッジズ赤3兄弟+白の計4種も。
現地では公式ショップ価格14ドルですから、レート換算すると現地よりも安くなりです。コストコ恐るべし。いや、ありがたし。(笑)
公式ページはワイン紹介がショップ兼用なれどよくできています。
前に試した赤の C.M.S は、Cabernet Sauvignon - Merlot - Syrah の頭文字でしたが、今日の白はもしかして… Chardonnay - Marsanne - Sauvignon Blanc でしょうか。なんだかすごいこじつけのような気がします。100歩譲ってシャルドネはいいとしても、マルサンヌは「M」のために無理やり混ぜているような気がします。1%だけだし…。そもそもボルドーブレンドを標榜するなら、ソーブラに混ぜるのはセミヨンのような気がします(笑)。醸造は、ステンレスタンクで発酵のみ、MLFはなしだそうです。
1%だけですが、これが「M」のためにブレンドされたマルサンヌ(Marsanne)です。
ルーサンヌ(Roussanne)と共にローヌの重要な品種です。コート・デュ・ローヌほか、クローズ・エルミタージュ、エルミタージュ、サン・ジョセフのAOCではルーサンヌとマルサンヌがシラー主体の赤ワインにブレンドできます。コート・ロティでは同様にヴィオニエがブレンド可でしたね。また、サン・ペレはルーサンヌ・マルサンヌからの白のみのAOCです。
ついでなので、ルーサンヌ(Roussanne)も貼っておきましょう。
シャトーヌフ・デュ・パプ(赤・白あり)ではこのルーサンヌのみでマルサンヌは許されていませんのでご注意を。そんなややこしいルーサンヌ・マルサンヌですが、実は2010年のDNA分析で親子関係が認められています。どっちが親なのか等ははっきりしていないようですが、この2品種は非常に近い親戚であることは間違いないようです。
前にも見ていますが、ヘッジズを訪問します。周囲が自社畑の美しいところです。
例によってワシントン州を俯瞰して Columbia Valley AVA 他とヘッジズの位置を確認します。
また、ワシントン州のワイン公式サイトというのもあるのでご参考まで。
ラベル平面化画像。
コストコのラベルはこんな感じ。隠れてたのは警告部分でした。
さあ、スクリュー回転。
プリントですが「C.M.S」マークが入っています。
ヘッジズ(Hedges Family Estate)は1987年創業の家族経営ワイナリーで、オーナーがトムさんとアン・マリーさんのヘッジズ夫妻です。トムさんはこのワイナリーの近くリッチランドという町の出身ですが、奥さんはシャンパーニュ出身のフランス人とのこと。ラベルからもわかるように確かにフランスのテイストがありますね。今日のワインほかカベソー・ブレンドは正にボルドーをそのお手本にしいてます。今日のソーブラ・ブレンドもボルドースタイルなんでしょうか。
コストコ店頭ではこのように売られています。ヘッジズ赤3兄弟+白の計4種も。
現地では公式ショップ価格14ドルですから、レート換算すると現地よりも安くなりです。コストコ恐るべし。いや、ありがたし。(笑)
公式ページはワイン紹介がショップ兼用なれどよくできています。
ショップ兼用サイトは在庫のある最新ヴィンテージしか載ってないことが多いです。今日のワインも2020年のデータのみでした。以下は裏ラベルにあった情報なので2019年のものです。
・ソーヴィニヨン・ブラン 77%
・シャルドネ 22%
・マルサンヌ 1%
・マルサンヌ 1%
前に試した赤の C.M.S は、Cabernet Sauvignon - Merlot - Syrah の頭文字でしたが、今日の白はもしかして… Chardonnay - Marsanne - Sauvignon Blanc でしょうか。なんだかすごいこじつけのような気がします。100歩譲ってシャルドネはいいとしても、マルサンヌは「M」のために無理やり混ぜているような気がします。1%だけだし…。そもそもボルドーブレンドを標榜するなら、ソーブラに混ぜるのはセミヨンのような気がします(笑)。醸造は、ステンレスタンクで発酵のみ、MLFはなしだそうです。
1%だけですが、これが「M」のためにブレンドされたマルサンヌ(Marsanne)です。
ルーサンヌ(Roussanne)と共にローヌの重要な品種です。コート・デュ・ローヌほか、クローズ・エルミタージュ、エルミタージュ、サン・ジョセフのAOCではルーサンヌとマルサンヌがシラー主体の赤ワインにブレンドできます。コート・ロティでは同様にヴィオニエがブレンド可でしたね。また、サン・ペレはルーサンヌ・マルサンヌからの白のみのAOCです。
ついでなので、ルーサンヌ(Roussanne)も貼っておきましょう。
シャトーヌフ・デュ・パプ(赤・白あり)ではこのルーサンヌのみでマルサンヌは許されていませんのでご注意を。そんなややこしいルーサンヌ・マルサンヌですが、実は2010年のDNA分析で親子関係が認められています。どっちが親なのか等ははっきりしていないようですが、この2品種は非常に近い親戚であることは間違いないようです。
前にも見ていますが、ヘッジズを訪問します。周囲が自社畑の美しいところです。
ストビューでは敷地の中に入れず、入口の写真でお茶を濁します。奥に見える丘が Red Mountain 山で、この辺り一帯が Red Mountain AVA になります。
これも前に見ている地図。ワイナリーの周辺が以下のような自社畑になっています。
自社畑はほとんどが黒品種ですね。ごく少しだけ今日のマルサンヌとヴィオニエがあるようです。となるとソーヴィニヨン・ブランやシャルドネは契約農家からの買いブドウということになります。実際、HPの解説には Yakima Valley AVA や Columbia Valley AVA からとありました。自社畑の場合は「Hedges Family Estate」名ですが、今日のような買いブドウの場合は「Hedges Family Wines」名になるようです。
これも前に見ている地図。ワイナリーの周辺が以下のような自社畑になっています。
自社畑はほとんどが黒品種ですね。ごく少しだけ今日のマルサンヌとヴィオニエがあるようです。となるとソーヴィニヨン・ブランやシャルドネは契約農家からの買いブドウということになります。実際、HPの解説には Yakima Valley AVA や Columbia Valley AVA からとありました。自社畑の場合は「Hedges Family Estate」名ですが、今日のような買いブドウの場合は「Hedges Family Wines」名になるようです。
例によってワシントン州を俯瞰して Columbia Valley AVA 他とヘッジズの位置を確認します。
シアトルのある Puget Sound AVA 以外は、カスケード山脈を挟んで内陸側、コロンビア川流域の、いわゆるコロンビア・ヴァレーAVAになります。その中に内包されて狭域のAVAがあるという関係になっています。
コロンビア川はカナディアンロッキーを水源にワシントン州を広範囲に流れ、Horse Heaven Hills AVA のあたりでオレゴン州との州境となり西へ向かい、オレゴン州最大の都市ポートランド(オレゴンの州都はセイラム - Salem)で Willamette Valley AVA から来たウィラメット川と合流し太平洋に注ぎ込みます。やはり川が銘醸地を知る鍵ですね。
AVAを見るには、こういうネットで拾った地図(PDFはここ)の方がわかりやすいですね。
また、ワシントン州のワイン公式サイトというのもあるのでご参考まで。
ラベル平面化画像。
コストコのラベルはこんな感じ。隠れてたのは警告部分でした。
さあ、スクリュー回転。
プリントですが「C.M.S」マークが入っています。
Alc.13.5%。
ゴールドイエロー。
ライム、青リンゴ、グリーングラス。
辛口アタック。
柑橘系の風味ながら酸はあくまできれい。
ミネラル感もしっかり。
上等ニュージーランドって感じがします。
つまり、シャルドネ感はないんですよね。
ましてやマルサンヌをや(笑)。
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Hedges Family Wines
CMS Sauvignon Blanc 2019
Columbia Valley
CMS Sauvignon Blanc 2019
Columbia Valley
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