今年の夏の暑さは尋常じゃなかったですね。Red Red Wine と言いながら、White White になり、更には Sparkling Sparkling の様相です(笑)。ということで今日も泡を開けるわけですが、間違いがないのはやはりクレマン、そして久しぶりのクレマン・デュ・ジュラをお試しです。
作り手は「Maison du Vigneron」が正式名称のようですが、元はラベルにあるように「Domaine de Savagny」というようです。公式ページを見ても「何世代にも渡ってジュラのあらゆる種類のワインを作ってます。」くらいの説明しかなく、詳しい歴史がわかりません。得てして資本が変わると昔の歴史をあまり語らなくなりますが、名前の件からもそんな匂いがしますね。もしくは「メゾン」とシャンパーニュ風の名前に変えたかっただけかもしれませんが(笑)。公式ページをよ~く読み込むと、2002年に「Maison du Vigneron」が45ヘクタールの畑と共に「Domaine de Savagny」を取得したからのようですね。やっぱり(笑)。
公式ページは立派ですが、ショップや受賞歴に力が入ってる印象です(笑)。
ショップには詳しいワイン情報があり助かります。
・シャルドネ 100%
手摘み収穫、クレマンですから瓶内二次発酵のシャンパーニュ方式で作られます。クレマン・デュ・ジュラがAOCとなったのは1995年ですが、18世紀末ごろからジュラではすでに同製法で作られてきたそうです。瓶熟成はAOCの規定通りの9ヶ月です。
AOC Crémant de Jura の規定を見ておきましょう。白とロゼがあり、使える品種は以下です。
<白品種>
・Chardonnay (ジュラでは、ムロン・ダルボア / Melon d'Arbois というシノニムあり)
・Savagnin (ジュラでは、Naturé というシノニムあり)
<黒品種>
・Poulsard (ジュラでは、Ploussard というシノニムあり)
・Trousseau (ジュラ起源とされるがなぜかポルトガルに多い品種)
・Pinot Noir (ジュラでは、グロ・ノワリアン / Gros Noirien というシノニムあり)
白の場合、シャルドネ、ピノ・ノワール、トゥルソーが70%以上を占めないといけません。ロゼの場合、ピノ・ノワール、プルサール、トゥルソー(黒品種)が50%以上を占めないといけません。
メゾン・デュ・ヴィニュロンを訪問します。かなり立派な施設です。
Google Mapではここがドメーヌ・ド・サヴァニィと示されますが、もとのドメーヌがこんな工場風情なのかはあやしいところですね。畑はAOCシャトー・シャロン(AOC Château-Chalon)にもあるそうですから元はそっちの方かもしれません。ちなみにAOCシャトー・シャロンはヴァン・ジョーヌ(Vin Jaune)のみのAOCです。
いつものジュラのAOCの俯瞰地図で今日の作り手の所在を示します。
メゾン・デュ・ヴィニュロンでは、ちょっと離れたAOCアルボア(AOC Arbois)も含め、シャトーシャロン、レトワール、コート・デュ・ジュラ、マクヴァン・デュ・ジュラもやってるそうですから、場所は関係なくジュラの全種類扱いの大手という感じですね。(参考:ジュラワイン公式ページ)
エチケット平面化画像。
「Maison du Vigneron」名は全く書かれてませんね。
インポーターシールはこの有り様でした。
安定剤(CMC)が添加されているのがわかるのでいいのですが、「どうせお前らフランス語は読めねぇだろ?」的な貼り方は癪に障ります(笑)。
さあ、抜栓。
コルク平面化。
泡の立ち方は動画でご覧ください。
La Maison du Vigneron
作り手は「Maison du Vigneron」が正式名称のようですが、元はラベルにあるように「Domaine de Savagny」というようです。公式ページを見ても「何世代にも渡ってジュラのあらゆる種類のワインを作ってます。」くらいの説明しかなく、詳しい歴史がわかりません。得てして資本が変わると昔の歴史をあまり語らなくなりますが、名前の件からもそんな匂いがしますね。もしくは「メゾン」とシャンパーニュ風の名前に変えたかっただけかもしれませんが(笑)。公式ページをよ~く読み込むと、2002年に「Maison du Vigneron」が45ヘクタールの畑と共に「Domaine de Savagny」を取得したからのようですね。やっぱり(笑)。
公式ページは立派ですが、ショップや受賞歴に力が入ってる印象です(笑)。
ショップには詳しいワイン情報があり助かります。
・シャルドネ 100%
手摘み収穫、クレマンですから瓶内二次発酵のシャンパーニュ方式で作られます。クレマン・デュ・ジュラがAOCとなったのは1995年ですが、18世紀末ごろからジュラではすでに同製法で作られてきたそうです。瓶熟成はAOCの規定通りの9ヶ月です。
AOC Crémant de Jura の規定を見ておきましょう。白とロゼがあり、使える品種は以下です。
<白品種>
・Chardonnay (ジュラでは、ムロン・ダルボア / Melon d'Arbois というシノニムあり)
・Savagnin (ジュラでは、Naturé というシノニムあり)
<黒品種>
・Poulsard (ジュラでは、Ploussard というシノニムあり)
・Trousseau (ジュラ起源とされるがなぜかポルトガルに多い品種)
・Pinot Noir (ジュラでは、グロ・ノワリアン / Gros Noirien というシノニムあり)
白の場合、シャルドネ、ピノ・ノワール、トゥルソーが70%以上を占めないといけません。ロゼの場合、ピノ・ノワール、プルサール、トゥルソー(黒品種)が50%以上を占めないといけません。
メゾン・デュ・ヴィニュロンを訪問します。かなり立派な施設です。
Google Mapではここがドメーヌ・ド・サヴァニィと示されますが、もとのドメーヌがこんな工場風情なのかはあやしいところですね。畑はAOCシャトー・シャロン(AOC Château-Chalon)にもあるそうですから元はそっちの方かもしれません。ちなみにAOCシャトー・シャロンはヴァン・ジョーヌ(Vin Jaune)のみのAOCです。
いつものジュラのAOCの俯瞰地図で今日の作り手の所在を示します。
メゾン・デュ・ヴィニュロンでは、ちょっと離れたAOCアルボア(AOC Arbois)も含め、シャトーシャロン、レトワール、コート・デュ・ジュラ、マクヴァン・デュ・ジュラもやってるそうですから、場所は関係なくジュラの全種類扱いの大手という感じですね。(参考:ジュラワイン公式ページ)
さて、クレマン(Crémant)~をまとめておきます。シャンパーニュ以外の伝統的方式(Méthode Traditionnelle)/シャンパーニュ方式(Méthode Champenoise)、いわゆる瓶内二次発酵のフランス産スパークリングワインはクレマン(Crémant)という名称を使って以下の8つのAOC(Appellation d'Origine Contrôlée)にまとめられます。
・Crémant de Die(12ヶ月)
・Crémant de Loire(12ヶ月)
クレマン・ド・サヴォワ(Crémant de Savoie)が2014年6月制定と一番新しいAOCです。(正確には、AOC Crémant de Savoie は存在せず、AOC Vin de Savoie / Savoie の1項目の扱いです。ただなぜか生産者が「Crémant de Savoie」単独で表示しまくっている不思議な状況があります。)また、(12ヶ月)と書いたもの以外は熟成期間が9ヶ月以上の規定になっています。消費量はクレマン全体の約半分がクレマン・ダルザス(Crémant d'Alsace)で圧倒的1位です。それぞれの産地は名前からどこかわかりますよね?(試したことのあるものは過去記事をリンクしています。)
クレマン軍団(?)の公式ページというのがあり、各クレマンについて詳しく載っています。
エチケット平面化画像。
「Maison du Vigneron」名は全く書かれてませんね。
インポーターシールはこの有り様でした。
安定剤(CMC)が添加されているのがわかるのでいいのですが、「どうせお前らフランス語は読めねぇだろ?」的な貼り方は癪に障ります(笑)。
さあ、抜栓。
コルク平面化。
Alc.12%。
薄めのゴールドイエロー。
泡の立ち方は動画でご覧ください。
黄桃、ライム、ヘーゼルナッツ。
辛口アタック。
酸は穏やかながらコクのある味を盛り立てます。
マーマレードの皮の苦味を思わせます。
落ち着きのある雰囲気はバランスの成せるわざでしょう。
シャルドネの上品さもしっかり感じました。
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La Maison du Vigneron
Domaine de Savagny
Crémant du Jura
Brut
Crémant du Jura
Brut
WWWポイント | 79点 |
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