初めて覗いてみた小さなワインショップで目に留まった1本。アンジューの白です。久しぶりのロワールの白。シュナン・ブランなのも楽しみですね。裏ラベルを見ると「マキコレワイン」とあります。あっ、これ間違いないやつです。6月18日はシュナン・ブランの日らしいですね。でも騒いでるのは南アの皆さんばかりのようですが。こちらは黙って本家を飲みましょう(笑)。
作り手はドメーヌ・ギー・アリオン(Domaine Guy Allion)と言いますが、もともとは「Domaine du Haut Perron」という屋号だったようです。代々農業をやってきた家系でしたが、先代のギーさんが1968年からブドウ栽培に専念することにしたので創設はそのあたりということになっているようです。1990年に息子のセドリックさんがワイナリーを得てワイン作りを本格化させます。場所はトゥーレーヌ地区、ロワール川の支流シェール川(Cher)の畔、AOCトゥーレーヌ・シュノンソー(Touraine Chenonceaux)のエリアにあります。あれれ? アンジューじゃないんだ。
公式ページは立派なのがあるんですが、情報が取っ散らかっていてなんとなく使いにくし。
嫌な予感がしましたが、やはり AOCトゥーレーヌ 絡みが主力でアンジューが載っていません。
・シュナン・ブラン 100%
たぶん、です。「AOC Anjou Blanc」の規定では主要品種がシュナンとなっていて、80%以上がシュナン・ブランでないといけません。補助品種はシャルドネとソーヴィニヨン・ブランでこれらは20%を超えてはいけません。したがって、シュナン・ブラン以外がブレンドされている可能性は否定できませんが、まあ真相は闇の中です。
シュナン・ブランはロワールでは「Pineau de la Loire」というシノニムがあります。
シュナン・ブランは、2018年のDNA分析でサヴァニャン(Savagnin)と何らかの品種の自然交配で生まれたとされています。さらにこのシュナン・ブランとグエ・ブラン(Gouais Blanc)の交配から、バルザック・ブラン(Balzac Blanc)、コロンバール(Colombard)、ムスリエ・サン・フランソワ(Meslier Saint-François)といった品種が生まれたことが判明しています。
さあ、とりあえず作り手訪問と行きましょう。なかなか立派です。
シュノンソー(Chenonceaux)の町からロワール川の支流シェール川(Cher)沿いに車で20分ほどのテゼ(Thésé)という小さな集落にあります。
アンジュー・トゥーレーヌの地図で確認してみます。ギー・アリオンの所在を記しました。
アンジューのエリアからはずいぶん離れています。畑もわからないので広大なAOCアンジューの対象範囲のどこのブドウだかはわかりません。
今日のワインはアンジューですからアンジューのおさらいをしようかと思うんですが、以前描いたこの地図ってご覧のようにアンジューのエリアが切れてるんですよね(笑)。欲張って、アンジュー・ソーミュールとトゥーレーヌを一度に入れようとしたのがイケなかった…。どっちも端っこが切れてます(笑)。
そんでもって、ペイ・ナンテの地図の方にアンジューの続きが載っています。
早まったというか、若気の至りでこんなことになっています(笑)。
え~い! せっかくなので新たにアンジューだけの地図を描きました~。
アンジューが内包するソーミュールをはじめとするAOCを網羅しています。赤・白・ロゼ・甘・泡の種別も入れました。この辺りは甘口の銘酒が多いんですよね。しかしここ周辺はゾーンがめちゃくちゃ重なり合っていて平面に表現するのが非常に難しいのです。苦労して描きましたが、まあ、ほぼ描いた本人しかわかりません(笑)。
例えば、Anjou-Villages は色つきのベースを下に敷いてるんですが、上にいろいろ乗っかってるんでわかりにくいんですよね。アンジュー・ヴィラージュだけだとこんな範囲です。
Google Map上の地図と見比べてふむふむと脳内補完してみてください(笑)。
いつものように参考にしてるのは「ロワール渓谷のワインの公式ページ」です。
この全ロワール地図が圧巻です。JPG化してこの画像にリンクをしておきました。(画像デカいのでクリックして驚かないように。)元のPDF版は、ロワール渓谷の公式ページ内のここに上がっています。
ロワール渓谷のワインの公式ページというのがこれ。
ページ内の地図はマウスオーバーで色が変わり、非常にわかりやすいです。
エチケット平面化画像。
裏ラベルにザックリした地図をありがとう(笑)。「ANJOU」と書いてますが、単にアンジェ(Angers)の町の位置を示してるだけだと思われます。
インポーターシールには「マキコレワイン」の表示があります
10年余りフランスに在住した金井麻紀子さんがおいしいワインを探して紹介してくれているという、なんともありがたい企画ものです。過去にいくつか試させていただいてますが、確かにどれもおいしかったです。
さあ、抜栓。
コルク平面化。
DIAM3。ミレジムもしっかり入ってます。しかし… Vignobles Denis とは?
ググると…「Vignobles Denis」ありました!
ロゴはコルクと同じデザインで、しかもアンジューを出しています。ここに委託生産してるんでしょうかね。そうだとするとデータはここのが使えますね。データシートまでありました。なんと樽を使っているようです。
しかし、抜栓してわかる真実もあるんですね~。
作り手はドメーヌ・ギー・アリオン(Domaine Guy Allion)と言いますが、もともとは「Domaine du Haut Perron」という屋号だったようです。代々農業をやってきた家系でしたが、先代のギーさんが1968年からブドウ栽培に専念することにしたので創設はそのあたりということになっているようです。1990年に息子のセドリックさんがワイナリーを得てワイン作りを本格化させます。場所はトゥーレーヌ地区、ロワール川の支流シェール川(Cher)の畔、AOCトゥーレーヌ・シュノンソー(Touraine Chenonceaux)のエリアにあります。あれれ? アンジューじゃないんだ。
公式ページは立派なのがあるんですが、情報が取っ散らかっていてなんとなく使いにくし。
嫌な予感がしましたが、やはり AOCトゥーレーヌ 絡みが主力でアンジューが載っていません。
・シュナン・ブラン 100%
たぶん、です。「AOC Anjou Blanc」の規定では主要品種がシュナンとなっていて、80%以上がシュナン・ブランでないといけません。補助品種はシャルドネとソーヴィニヨン・ブランでこれらは20%を超えてはいけません。したがって、シュナン・ブラン以外がブレンドされている可能性は否定できませんが、まあ真相は闇の中です。
シュナン・ブランはロワールでは「Pineau de la Loire」というシノニムがあります。
シュナン・ブランは、2018年のDNA分析でサヴァニャン(Savagnin)と何らかの品種の自然交配で生まれたとされています。さらにこのシュナン・ブランとグエ・ブラン(Gouais Blanc)の交配から、バルザック・ブラン(Balzac Blanc)、コロンバール(Colombard)、ムスリエ・サン・フランソワ(Meslier Saint-François)といった品種が生まれたことが判明しています。
さあ、とりあえず作り手訪問と行きましょう。なかなか立派です。
シュノンソー(Chenonceaux)の町からロワール川の支流シェール川(Cher)沿いに車で20分ほどのテゼ(Thésé)という小さな集落にあります。
アンジュー・トゥーレーヌの地図で確認してみます。ギー・アリオンの所在を記しました。
アンジューのエリアからはずいぶん離れています。畑もわからないので広大なAOCアンジューの対象範囲のどこのブドウだかはわかりません。
今日のワインはアンジューですからアンジューのおさらいをしようかと思うんですが、以前描いたこの地図ってご覧のようにアンジューのエリアが切れてるんですよね(笑)。欲張って、アンジュー・ソーミュールとトゥーレーヌを一度に入れようとしたのがイケなかった…。どっちも端っこが切れてます(笑)。
そんでもって、ペイ・ナンテの地図の方にアンジューの続きが載っています。
早まったというか、若気の至りでこんなことになっています(笑)。
え~い! せっかくなので新たにアンジューだけの地図を描きました~。
アンジューが内包するソーミュールをはじめとするAOCを網羅しています。赤・白・ロゼ・甘・泡の種別も入れました。この辺りは甘口の銘酒が多いんですよね。しかしここ周辺はゾーンがめちゃくちゃ重なり合っていて平面に表現するのが非常に難しいのです。苦労して描きましたが、まあ、ほぼ描いた本人しかわかりません(笑)。
例えば、Anjou-Villages は色つきのベースを下に敷いてるんですが、上にいろいろ乗っかってるんでわかりにくいんですよね。アンジュー・ヴィラージュだけだとこんな範囲です。
Google Map上の地図と見比べてふむふむと脳内補完してみてください(笑)。
いつものように参考にしてるのは「ロワール渓谷のワインの公式ページ」です。
この全ロワール地図が圧巻です。JPG化してこの画像にリンクをしておきました。(画像デカいのでクリックして驚かないように。)元のPDF版は、ロワール渓谷の公式ページ内のここに上がっています。
ロワール渓谷のワインの公式ページというのがこれ。
ページ内の地図はマウスオーバーで色が変わり、非常にわかりやすいです。
エチケット平面化画像。
裏ラベルにザックリした地図をありがとう(笑)。「ANJOU」と書いてますが、単にアンジェ(Angers)の町の位置を示してるだけだと思われます。
インポーターシールには「マキコレワイン」の表示があります
10年余りフランスに在住した金井麻紀子さんがおいしいワインを探して紹介してくれているという、なんともありがたい企画ものです。過去にいくつか試させていただいてますが、確かにどれもおいしかったです。
さあ、抜栓。
コルク平面化。
DIAM3。ミレジムもしっかり入ってます。しかし… Vignobles Denis とは?
ググると…「Vignobles Denis」ありました!
ロゴはコルクと同じデザインで、しかもアンジューを出しています。ここに委託生産してるんでしょうかね。そうだとするとデータはここのが使えますね。データシートまでありました。なんと樽を使っているようです。
しかし、抜栓してわかる真実もあるんですね~。
Alc.14%。
薄いゴールドイエロー。
青リンゴ。
パッションフルーツ。
甘み感じますが辛口アタック。
フルーティさの酸のおかげで心地よい味わいです。
カバヤのジューC感ありますが、それがおいしい(笑)。
喉越しからの余韻もフルーティさが続きます。
WWWポイント79-80点をつけましょう。
これはほぼ満点です。さすが、マキコレ。
これはほぼ満点です。さすが、マキコレ。
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Domaine Guy Allion
Le Clocher Anjou Blanc 2020
Le Clocher Anjou Blanc 2020
WWWポイント | 79-80点 |
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