ポルトガル、ダン(Dão)からの赤です。品種がジャエン(Jaen)主体となっていたので手に取りました。ダンでは通常トウリガ・ナシオナルが主体ですが、この地方の伝統品種としてこのジャエンも使われています。で、ジャエンというのはスペインで言うところの「メンシーア(Mencía)」なわけです。そう、DOビエルソ(Bierzo)の特産品種であるアレです。
ダンで 1 世紀以上3世代に渡ってワインを作り続けているロウレンソ家(Lourenço)が、今日のワインのキンタ・ダス・マイアス(Quinta das Maias)のオーナーです。ロウレンソ家の本来のワイナリーはキンタ・ドス・ロケス(Quinta dos Roques)といって、ダンの中心地ヴィゼウ(Viseu)の近くにあります。そこが1997年にキンタ・ダス・マイアスを購入したというわけです。
キンタ・ダス・マイアスの公式ページ(quintamaias.pt)はあるんですが「工事中」。
本家キンタ・ドス・ロケス(Quinta dos Roques)というのがこちらのサイト。
しかしこちらにキンタ・ダス・マイアスのワインは載っていません。困った時のネット情報で。
・ジャエン(Jaen) 40%
・トウリガ・ナシオナル(Touriga Nacional) 30%
・アルフロシェイロ(Alfrocheiro) 20%
・ティンタ・ロリス(Tinta Roriz) 10%
フレッシュネス重視でステンレスタンクで醸造・熟成。樽は使わないそうです。
で、今日のワインの主要品種ジャエン(Jaen)、スペインの「メンシーア(Mencía)」です。
スペインのカスティージャ・イ・レオン (Castilla y León)州のDO ビエルソ(Bierzo)やガリシア州のDOバルデオラス(Valdeorras)の特産品種ということでしたが、ポルトガルにもあるんですね。ティンタ・ロリスとテンプラニージョもそうですが、結局スペイン・ポルトガルは地続きというのを実感します(笑)。
ジャエン/メンシーアはスペイン原産らしいですが、2015年のDNA分析では、アルフロシェイロ(Alfrocheiro)とパトーラ(Patorra)の自然交配だろうと判明しています。アルフロシェイロはダンの代表品種ですし、パトーラはポルトガル原産といいますから、実はポルトガル原産なんじゃないの?って思いますよね。
キンタ・ダス・マイアスを訪問。ストビュー届いてませんが写真は上がってました。
周囲の畑がきれいそうですね。35ヘクタールあるそうです。
ヴィゼウ(Viseu)へ向かって30分ほど車で行くと本家キンタ・ドス・ロケスに到着。
これ以外にもキンタ・ド・コレイロ(Quinta do Correiro)というところも近隣に所有しているそうです。(場所は確認できず。)
いつものポルトガル全図でダン(Dão)の位置確認。ワイナリー所在も記入してます。
過去何度か同じ地図を使っていますが、毎回ちょっとづつ間違いを修正したり更新をしています。過去にさかのぼって直さないので常に最新記事に注目ください(笑)。
ダン地方は古くからワイン生産地として有名です。今日はダンの部分を拡大してみます。
・Besteiros
・Silgueiros
・Castendo
中心地にダン川(Rio Dão)とモンデゴ川(Rio Mondego)が流れており、これらサブリージョンの境界になっているようです。今日のワイナリーは、エストレラ山脈(Serra da Estrela)の麓にあるダンのサブリージョン、その名も「セラ・ダ・エストレラ」(そのままやん)にありますね。
ラベル平面化画像。
裏ラベルにはワイナリーの説明があります。キンタ・ダス・マイアスのマイアス(Maias)とは5月(Maio)に咲く黄色い花にちなんでつけられているそうです。ダンのCVR(地域生産者組合)の認証シールも。インポーター(木下インターナショナル)のHPにはキンタ・ドス・ロケスの紹介ページがあります。
さあ、抜栓。
コルク平面化。
ダンで 1 世紀以上3世代に渡ってワインを作り続けているロウレンソ家(Lourenço)が、今日のワインのキンタ・ダス・マイアス(Quinta das Maias)のオーナーです。ロウレンソ家の本来のワイナリーはキンタ・ドス・ロケス(Quinta dos Roques)といって、ダンの中心地ヴィゼウ(Viseu)の近くにあります。そこが1997年にキンタ・ダス・マイアスを購入したというわけです。
キンタ・ダス・マイアスの公式ページ(quintamaias.pt)はあるんですが「工事中」。
本家キンタ・ドス・ロケス(Quinta dos Roques)というのがこちらのサイト。
しかしこちらにキンタ・ダス・マイアスのワインは載っていません。困った時のネット情報で。
・ジャエン(Jaen) 40%
・トウリガ・ナシオナル(Touriga Nacional) 30%
・アルフロシェイロ(Alfrocheiro) 20%
・ティンタ・ロリス(Tinta Roriz) 10%
フレッシュネス重視でステンレスタンクで醸造・熟成。樽は使わないそうです。
トウリガ・ナシオナルはポルトガルの代表品種であり、最重要品種とも言えるでしょう。アルフロシェイロはダンの代表品種のひとつですが、アレンテージョ、バイラーダ、テージョにも広がっているそうです。ティンタ・ロリスはアラゴネス(Aragonez)とも呼ばれますが、ダンやドウロ地方ではもっぱらティンタ・ロリスと言います。いわゆるスペインのテンプラニージョです。
で、今日のワインの主要品種ジャエン(Jaen)、スペインの「メンシーア(Mencía)」です。
スペインのカスティージャ・イ・レオン (Castilla y León)州のDO ビエルソ(Bierzo)やガリシア州のDOバルデオラス(Valdeorras)の特産品種ということでしたが、ポルトガルにもあるんですね。ティンタ・ロリスとテンプラニージョもそうですが、結局スペイン・ポルトガルは地続きというのを実感します(笑)。
ジャエン/メンシーアはスペイン原産らしいですが、2015年のDNA分析では、アルフロシェイロ(Alfrocheiro)とパトーラ(Patorra)の自然交配だろうと判明しています。アルフロシェイロはダンの代表品種ですし、パトーラはポルトガル原産といいますから、実はポルトガル原産なんじゃないの?って思いますよね。
キンタ・ダス・マイアスを訪問。ストビュー届いてませんが写真は上がってました。
周囲の畑がきれいそうですね。35ヘクタールあるそうです。
ヴィゼウ(Viseu)へ向かって30分ほど車で行くと本家キンタ・ドス・ロケスに到着。
これ以外にもキンタ・ド・コレイロ(Quinta do Correiro)というところも近隣に所有しているそうです。(場所は確認できず。)
いつものポルトガル全図でダン(Dão)の位置確認。ワイナリー所在も記入してます。
過去何度か同じ地図を使っていますが、毎回ちょっとづつ間違いを修正したり更新をしています。過去にさかのぼって直さないので常に最新記事に注目ください(笑)。
ダン地方は古くからワイン生産地として有名です。今日はダンの部分を拡大してみます。
DOCとしてはダン(Dão)とラフォンイス(Lafões)があります。ダン地域全体は「Terras do Dão」という「IG(=IGP)」になっていることも確認ください。
・DOC = Denominação de Origem Controlada
・IG = Indicação Geográfica
また、ダンにはサブリージョンがありまして、以下の7つです。
・Besteiros
・Silgueiros
・Castendo
・Terras de Azurara
・Terras de Senhorim
・Serra da Estrela・Alva
中心地にダン川(Rio Dão)とモンデゴ川(Rio Mondego)が流れており、これらサブリージョンの境界になっているようです。今日のワイナリーは、エストレラ山脈(Serra da Estrela)の麓にあるダンのサブリージョン、その名も「セラ・ダ・エストレラ」(そのままやん)にありますね。
ラベル平面化画像。
裏ラベルにはワイナリーの説明があります。キンタ・ダス・マイアスのマイアス(Maias)とは5月(Maio)に咲く黄色い花にちなんでつけられているそうです。ダンのCVR(地域生産者組合)の認証シールも。インポーター(木下インターナショナル)のHPにはキンタ・ドス・ロケスの紹介ページがあります。
さあ、抜栓。
コルク平面化。
Alc.13%。
ガーネット。
黒ベリー、スパイス、ブレットぽさも少し。
甘柔らかな酸味の目立つ辛口アタック。
厚みもそこそこで酸を引き立ててしまいます。
タンニンはかすかながら、味わいに幅を出させ、
バランスを取りに来るので少し助かったかなと。
バランスを取りに来るので少し助かったかなと。
フレッシュ・爽やかなので、いい感じでフィニッシュです。
樽を使わずフルーティな印象を狙ってるのがわかります。
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Quinta das Maias
Maias Tinto from Portugal 2017
Dão
Maias Tinto from Portugal 2017
Dão
RRWポイント | 89点 |
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