Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Merlot

Gourmandise de Bel-Air La Royère 2017 Blaye Côtes de Bordeaux

ブライ・コート・ド・ボルドーAOCからのメルロー100%のワインです。
Château Bel-Air La Royèreというシャトーのサード・ワインのようです。
このシャトー、漫画「神の雫」に出たんだそうで。(21巻 #201)
とにかく、リカマンでちょっと割引だったので手を出しました。(笑)


IMG_3116
女性醸造家コリーンさんが手がけるワインということで人気のようですね。
4世代続くコニャックの生産者なのですが、1992年にこのシャトーを入手。
12haの畑でメルロー主体にマルベックをブレンドするワインを作っています。
ただ、今日いただくのはサードになりまして、メルローのモノセパージュです。
しかし、「神の雫」で紹介されたのって、ソーヴィニヨン・ブランですから、
もはや赤でさえない訳で…。(笑)


公式ページはこのサードワインまでそこそこ情報あり。データシートがJPGって…。

・メルロー 100%
早くから飲める、シャトーのラインナップの中のエントリーということです。
熟成については「樽をサッと通した後タンクで9ヶ月」なんて書いてます。
樽を使ってるんだか、使ってないんだか?


ブライの市街から車で10分ほど郊外にあるシャトー訪問。
Bel-AirLaRoyere01
シャトー・・・ではないですよね。お家。この辺りはこのパターンです。
ブライ(Blaye)はジロンド川を挟んだメドックの対岸の産地です。
フランス語の発音を調べるとやはりブライ。ブライユという人もありました。


今日のサード・ワインは「AOC Blaye Côtes de Bordeaux」ですが、
このシャトーのファースト・ワインは「AOC Blaye」になっています。
AOC Blayeはちょっと上級というのがわかります。また赤のみのAOCです。

AOC Blaye Côtes de Bordeauxというのは、2009年制定のAOCで、
それまでのAOC Premier Côtes de Blayeの名称変更です。
整理しますと、
・AOC Côtes de Blaye  → 辛口白のみ
・AOC Premier Côtes de Blaye → 赤のみ
・AOC Blaye → 赤のみ(上級)2000年制定
と3種類あった内の、Premier Côtes de Blayeが、
Blaye Côtes de Bordeauxに変更になったということです。
変更と同時に赤・白OKになったようですね。
白のみのCôtes de Blaye、赤のみのBlayeを残しつつですから、ややこしい…。
因みにカバーする範囲はどれも同じです。

ご参考までに、Côtes de Bordeauxが後ろにつくAOCは軍団を組んでいます。(笑)
その、コート・ド・ボルドー軍団の公式サイトはこれ。以下の地図に示された、
コート・ド・ボルドー(Côtes de Bordeaux)と名の付くAOCの合同サイトです。
Blaye012
結構離れたAOCが名前つながりで団結してるって、なんだか不思議ですが、
マイナーAOCがみんな一斉に「ボルドー」を名前に取り入れて名称変更、
メジャーなボルドーの名前にあやかろうとしたマーケティングと思われます。
因みにこのサイト、日の丸マークを押すと日本語表示ができます。(笑)

そして、AOC Blaye Côtes de Bordeaux単独の公式サイトもありました。

なかなか情報豊富。今日の作り手も紹介されています。

そしてこのサイトでこんな地図も見つけました。
Blaye01
Blaye Côtes de BordeauxのAOCの範囲と畑の分布が示してあります。

これはGoogle Map転記をしなきゃならんやろ、ということで。(笑)
Blaye00
今日の作り手Château Bel-Air La Royèreの場所も示してあります。
ジロンド川を挟んでのメドックとの位置関係もよくわかりました。


エチケット平面化画像。
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裏ラベルはなく一体になってます。インポーターラベルも兼ねてますね。
シャトーのイラスト、これはこれで正しいことがさっきの訪問でわかりましたね。(笑)


さあ、抜栓。
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「所有者元詰め」とだけ書いた汎用品コルクですが…。

ミレジムが横に打ってあるというのがちょっといい感じ。
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あんまり見ないパターンです。

Alc.14%。(pH:3.69、Brix:7.0)
濃い目のガーネット。
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カシス、ブラックベリー。メルローらしい軽めの香り。
若い木の樽香を感じます。
これが「樽をくぐらせた」ってやつ?(笑)
酸味か果実香か…青野菜風味も。
辛口アタック。
フルーティな微かな酸を伴い、
しっかりした構造感のある味は結構ハイレベルです。
メルローの青さ、軽さは感じるんですが、
喉越しのタンニンの収斂性が気持ちいい。
余韻も引き続き軽めが感じられますが十分長いです。

ブライのシャトーのサードなんてって舐めてましたが、
いやいや、これはちょっと驚きです。


*****


Château Bel-Air La Royère
Gourmandise de Bel-Air La Royère 2017
Blaye Côtes de Bordeaux AOC
RRWポイント 93点


Twomey Merlot 2013 Napa Valley

リカマンのセールで買っておいたナパですが、トゥーミーのメルローです。
元は1万円近くするので「偉くない」ですが、シルバー・オークの設立だそう。
シルバー・オーク(Silver Oak Cellars)は、アメリカのワインショップでも、
結構いいお値段でオーパワンなんかと並んで鎮座していた記憶があります。
そこの作るワインですから、なるほど別ブランドとは言えお高い訳です。(笑)


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レイモンド・トゥーミー・ダンカン(Raymond Twomey Duncan)さんと、
ジャスティン・メイヤーさんが共同でナパのオークヴィルの土地を購入し、
1972年にシルバー・オーク(Silver Oak Cellars)をスタートさせます。
シルバー・オークの名前は、SilveradoとOakvilleという付近の地名の合成です。
カベルネ・ソーヴィニヨンとアメリカンオーク樽による熟成に拘ったワインで、
高い評価を得、現在ではナパを代表する作り手となっています。

レイモンドさんはカベソー以外の品種を追求するために、トゥーミーを設立。
ここはご自身の名前から「Twomey」をつけたわけですね。1999年のことです。
今日のメルローを始め、ピノ・ノワール、ソーヴィニヨン・ブランを手掛けます。


公式ページは、ワイン情報のヴィンテージ毎のデータシート完備。畑情報もしっかり。
アメリカあるあるの「ワイン情報がショップ兼用」でないのがありがたいです。
 
トゥーミーのメルローのワインメーカーは元ペトリュスというダニエル・バロンさん。
あのドミナスの立ち上げにも携わっているというすごいお方。
その上、同じくペトリュスで醸造責任者を44年間努めたジャン・クロード・ベルエさん
(Jean‐Claude Berrouet)もコンサルとして2011年からトゥーミーのメルローを担当。
つまり今日の2013年もコンサルしたってことですね。おおっ。
ダメ押しに、トゥーミーのメルローはペトリュスと同じクローンを使っているんだそうで、
「ペトリュスの再来」とも言われるのもうなずけます。ゴイゴイスーなワインでした。

そのメルローはシルバー・オーク創業当初からの畑でもある、Soda Canyon Ranchから。
・メルロー 80%
・カベフラ 15%
・プチヴェルド 5%
ペトリュスはほとんどメルローで、カベフラが5%程度ですから、ちょっと違います。(笑)
新樽率32%で13ヶ月の熟成です。
新樽以外は、1年落ち:31%、2年落ち:18%、ステンレスタンク:19%、だそうで、
フレッシュ感出すために一部樽熟しないそうです。樽のみの新樽率は40%になりますね。


オークヴィルのシルバー・オークからはちょっと北へ上がりますが、
カリストガ(Calistoga)という町にトゥーミー・セラーズはあります。
twomey00
ナパヴァレーに最初に立ち上げた拠点がここです。

実はトゥーミーはナパ以外にも拠点があり畑も各地に点在しています。
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カリフォルニアのセントラルコーストはいいとして、なんとオレゴンにも。

今日のメルローの畑、Soda Canyon Ranchもちゃんと地図付きで紹介。
twomey01
これでGoogle Map訪問できますが、それよりいい写真や動画が上がっています。(笑)

とは言うものの、畑とワイナリーの位置関係は見ておきましょう。
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結構離れてます。シルバー・オークからだとそうでもないんですが、
カリストガのトゥーミーからだと車で30分ってところでしょうか。

いつものナパ・全ワイナリーマップをTwomeyに印をつけて貼っておきます。
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ナパだけでもアホほどワイナリーがありますね。

これも公式ページから。今日のメルローの写真じゃないかと思います。
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今日のワインの紹介ページに載っていた写真なので。これがペトリュスのブドウ…。


ラベル平面化画像ですが、ラベルはなくボトルに直接印刷されています。
ロバモンのマエストロと同じ金ピカ印刷の反射のため平面化撮影がうまく効きません。
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仕方がないので、表ラベルはネットで拾った画像を改造して作ってます。

インポーターはJALUX。
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控えめなシールが遠慮気味に貼ってました。エライ。


さあ、抜栓。
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キャップシールに「T」のエンボス。カッコよし。

コルク平面化はこんな感じ。
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シンプル。ヴィンテージくらい打ってほしかったです。

Alc.14.6%。(pH:3.68、Brix:7.0)
ガーネット。エッジに熟成の色合いを感じます。
涙は粘性少なめで、非常に細かいものがたくさん並びます。
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黒ベリー、スパイス、濡れた古い木の熟成樽香。
辛口アタック。
熟成からくる圧倒的な深み・厚みあり。
緻密なキメのストラクチャーを感じます。
タンニンはこなれ、シルキーな舌触りは繊細そのもの。
余韻は苦味様のうまみが乗って、これでもかと続きます。

ペトリュスのブドウで、ペトリュスの作り手が作る。
コンサルのジャン・クロード・ベルエさんへのオーダーは、
絶対「ペトリュスみたいなの作って!」に違いありません。(笑)
これはもうナパのペトリュスなんでしょうね。
ペトリュスは飲んだことないけれど…。(笑)


*****


Twomey Cellars
Merlot 2013 Napa Valley
RRWポイント 95点


Shobbrook Wines Something Else 2016

ショブルックの「Something Else」(何かほかのもの)というワインです。
ネットで面白そうなオーストラリアのワインはないかと適当にゲットしました。
ビオディナミを実践する南オーストラリアのナチュラリスト御三家らしいです。
過去からあまりビオなんとかと相性が良くないので、引き気味に試します。(笑)


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当主トム・ショブルックさんは元々バロッサ・ヴァレーのブドウ農家出身で、
2001年から6年間イタリアに渡り修行の後、2007年からワイン造りをスタート。
とにかく一貫してナチュラルなブドウ、ワインを作ることに徹しているそうで。
手書き風のラベルを見ても、変なこだわりの強そうなお方です。(笑)


公式ページはなんだかファンキーな感じ。情報もぶっきら棒。(笑)

ワインは現在リリース中のものしか載っておらず、今日のはありません。(笑)
仕方ないので、ネット情報から。
・シラー
・メルロー
というブレンドで比率不明。というかラベルにはメルローとしか書いてない。(笑)
なんでもラベルデザイン担当の奥様が聞いたときに「メルロー」としか答えず、
そのままになってるとのこと。いい加減すぎる…。

同じくシラーにムールヴェードルをブレンドした「Tommy Ruff」というのがあり、
それをメルローに置き換えて、何かほかの(Something Else)を作ったんでしょう。
なのでラベルには「Something Else by Tommy Ruff」と書いてあります。
因みに、Tommy Ruffはオーストラリア・ニシン、地元のお魚の種類です。(笑)


裏ラベルに住所が書いてあったので、訪問してみます。
Adelaide02
しかし、Shobbrook Winesで検索すると30分ほど離れた場所がヒットします。

公式ページを読んでいると、やはりFlaxman Valleyに引っ越したとあります。
Adelaide00
実は家族が代々所有し、ワイン作りをしていたところは売却することになり、
12年間の活動を畳んで、新たに2haの畑を得て、ゼロから出発したそうです。
なんだか世の中厳しそうです。ビオディナミの畑、もったいないですね。


南オーストラリア州アデレード周辺のワインマップに所在を書き込みます。
Adelaide01
南オーストラリア州も広いので、いまひとつピンときませんね~。
グレーの四角部分を拡大してGoogle Map上に転記しましょう。

うん、これで何とかバロッサ・ヴァレーの雰囲気がわかります。(笑)
Adelaide03
そういえば、Adelaide HillsのBushfire(森林火災)収まってるようですね。
よかった。南オーストラリア州消防サイト


ラベル平面化画像。
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裏ラベルに、ほら、メルローとしか書いてません。シラー主体なのに。
インポーターはワインダイヤモンズ


さて、抜栓。
IMG_2885
コルクはこのデザインの2回繰り返しなので平面化しません。

Alc.13.5%。(pH:3.70、Brix:7.2)
濁りがかなりある濃いガーネット。エッジ微かに褐変。
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刺すような酸っぱいトップノーズ。やばいぞ。
チェリーかなと思うと、シンナー、セメダイン、マジックインキ。
果実味もへったくれもないですね。
そして酸味ONLYのアタック。
許せるギリギリレベルですが、かなりの酸味。
微炭酸にも感じるくらいです。
ミント菓子のような風味も感じます。
なんとかして味わいの芯を探すんですが、
あるような、ないような、不思議な味。
これを意図して作ったなら「アリ」かもしれませんが、
意図せずこれならほぼ「欠陥」でしょう。
フィニッシュ後も、ワインっぽい酸っぱいジュースを飲んだ気分…。
たまたま運が悪いのか、やはり「ビオ」が鬼門なのか…。


*****


Shobbrook Wines
Something Else 2016
RRWポイント 79点


Château des Eyssards Mezzo Bergerac Rouge 2016

京阪百貨店のワイン売り場にて、ベルジュラックながら結構いいお値段のを発見。
その場は見送ったのですが、ベルジュラックも見直さないとな~なんて思い、
適当にネットで良さげなのをお取り寄せ。1,408円(税込)なのでとってもお手頃。
後でわかったんですが、お高くて見送ったベルジュラックと同じ作り手。超偶然~。


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シャトー・デ・ゼサールは、現当主はパスカル&ローラン・キュイセ兄弟ですが、
祖父の代1929年に北仏からベルジュラックへ移住、ブドウ畑を得たのが始まり。
父の代に規模拡大し、パスカル&ローラン兄弟が1982年から本格的に参加。
パスカルさんの娘も加わり、家族で作るワインはコスパも高く評価もいいようです。


公式ページはどうやらなさそうです。残念。インポーター情報に頼る前に、
とりあえず、facebookがあったので、ちらちらと覗いていると、
こんな写真がありました。リアル・ワイン・ガイド「2015年旨安ワイン」?
AA
今日のMezzoというワイン、Real Wine Guide誌の安旨大賞受賞だそうで。
うれしかったんでしょうね。(なぜか2018年5月の記事でした。)

これもfacebookからですが、これが見送った方の上等ワイン、Semental。
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ベルジュラックにしては珍しく、メルローではなくカベソー100%だそうで、
完璧な収穫があった時しか作らないそう。見た感じお肉に合いそうです。(笑)
今日のワインがおいしかったら、やっぱり買ってみようかしら…。

とにかく今日のワインの方の情報をインポーターサイトなどで確認しておきます。
・メルロー 80%
・カベフラ 20%
熟成はステンレスタンクと樽を50%づつ併用で、10ヶ月です。
樽は3年落ちを使うそうです。


作り手訪問。残念、ストビューでは入口まで。周囲はきれいな畑ですね。
Mezzo02
上空から見る限りは、建屋も立派で、周囲の畑もなかなかなものですよ。
場所はベルジュラックの町から南西に車で30分ほどのところ。
ソシニャック(Saussignac)という町の近く。聞いたことある名前ですね。

例によって、ベルジュラック周辺を中心にGoogle Map上に表します。
今日の作り手の所在も示しました。AOC Saussignacのエリアになるんですね。
Mezzo01
AOC Bergeracはドルドーニュ川流域でかなり広範囲に広がってます。
その中に甘口白のAOCなどを内包してます。クリック拡大でご確認を。


エチケット平面化画像。
IMG_2747
表ラベルは至ってシンプル。裏もベルジュラックAOCくらいしかわかりません。
インポーターラベルに「キュヴェ プレスティージュをベースにスタンダードを
ブレンドした限定キュヴェ」なんて書いてますが、このMezzoというのが、
日本市場向けの限定バージョンらしいですね。


さあ、抜栓。
IMG_2839
「Mezzo」専用、ノマコルクです。

コルク平面化。
IMG_2840
筆記体だからでしょうか、「Mezza」に見えます。(笑)

Alc.14.5%。(pH:3.64、Brix:7.5)
濃いガーネット。粘性の涙は細かく、色付き。
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ブラックベリー、チェリー。
シナモンかスパイスも。
甘み様の風味が乗ってますが、辛口アタック。
ごく微量のブレタノマイセスを感じますが、
まったく気にならない程度。
味の厚みは十分、構造感もしっかり感じますね。
若干酸が出てきたかと思うと、
収斂性のタンニンと拮抗して、いい感じ。
バランスの良さを現してると思われます。
余韻も引き続きのいいバランスで長いです。

そこらへんのベルジュラックとは一線を画す気がします。
う~ん、上等バージョンもやっぱり買ってみようかな?


*****


Château des Eyssards
Mezzo Bergerac Rouge 2016
RRWポイント 90点


Clarendelle Saint-Émilion 2016 Inspired by Haut-Brion

クラレンドルというちょっといい風のワインがあるのは知っていました。
エチケットの下方にあるInspired by Haut-Brionというのが鼻について(笑)、
興味はあまりなかったんですが、お正月のエノテカのくじで引いたのがこれ。
AOCボルドーのクラレンドル・ルージュはスーパーでも見かけますが、
AOCサンテミリオンのこれはちょっといいやつのようです。抜栓しましょう。


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アメリカの著名な金融家クラレンス・ディロン氏が1934年にボルドー訪問。
シャトー・オー・ブリオンに魅了された氏は翌年にパッと買収しちゃいます。
1983年にディロン家は近所のシャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン
(Château La Mission Haut-Brion)も買収。Domaine Clarence Dillonを名乗り、
2005年にクラレンドル(Inspired by Haut-Brion)をリリースします。
これをやったのが、ルクセンブルクの皇太子でもあるロベール殿下です。
母ムッシー公爵夫人がディロン家出身のため、なんとドメーヌの現会長・CEOです。

シャトー・オー・ブリオンのセカンドはル・クラレンス・ド・オー・ブリオンですが、
なんだか間違えそうですね。クラレンドルがセカンドと思う人もいるのでは?
この皇太子殿下、なかなかのマーケティングの手腕があると思われます。(笑)

ドメーヌ・クラレンス・ディロンは2011年にサンテミリオンのChâteau Quintusも買収。
はは~ん、クラレンドルのサンテミリオン・バージョンはここから来てそうですね。
Clarendelle Saint-Émilionは2014年がファースト・ヴィンテージのようですし。


クラレンドルの公式ページはこれ。うまいこと「スゴそう感」は出てます。(笑)

ミレジム毎にデータが置いてますが、なぜか2015年のみ。
セパージュは裏ラベルにあったので、まあよしとしましょう。
・メルロー 68%
・カベフラ 17%
・カベソー 15%
樽使いはわかりませんでした。

これがDomaine Clarence Dillonの公式ページ。

・Château Haut–Brion
・Château La Mission Haut–Brion
・Château Quintus
と、今日のClarendelle(Inspired by Haut-Brion)の総合サイトのようになってます。

一部はここの畑から来てるはずのChâteau Quintusの公式サイトも貼っておきます。

一応サンテミリオンのグラン・クリュですが、クラッセ(A)でも(B)でもないので、
ごまんとあるサンテミリオン・グラン・クリュの一つということです。(笑)


クラレンデルはシャトーの実体はなさそうなので訪問は無理でした。
公式ページにはイメージ写真ばかりでした。カッコいいけど…。
Haut-Brion1
背景はなんとなくシャトー・オー・ブリオンを思わせるものばかり。
これも、マーケティングだな~と冷めた目で見てしまいます。(笑)


エチケット平面化画像。
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色味といい、デザインといい、今一つ好きになれません。
今まで手を出していなかったのは、こんな心理もあったんでしょう。


さあ、抜栓。
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キャップシールやコルクはさすがに立派。しかし、問題はボトルの口。
Clarendelleの文字の浮彫があるんですが、これでホイルカッターが効きません。(笑)

コルク平面化。
IMG_2451
コルク横にもClarence Dillonの頭文字CDが打たれていますが、
ここまでやるのに、ミレジムの表示はどこにもなし…。


Alc.14%。
濃いガーネット。
IMG_2453

黒ベリー、プラム(梅)、チェリー。
濡れ木も感じるので樽もしっかり使ってるようです。
辛口アタック…塩味?
と思ったら正体は酸味のようです。
不思議な風味です。
味の構造感はあるんですが、ぬるっと柔らかい印象。
当たり障りないんですが、パンチもないって感じでしょうか。
おかげで酸が目立ってくる気もします。

バランスは悪くない気がしますが、個性もないような…。
まずくないのに点数をあげられない、不思議な評価になりました。


*****


Clarendelle
Saint-Émilion 2016
Inspired by Haut-Brion
RRWポイント 88点


Château Lamothe-Vincent Réserve Saint-Vincent 2016 Bordeaux Supérieur

何かきっかけでもない限り試すことの滅多にないボルドー・シュペリウールです。
大抵お手頃価格なのでいいんですが、味も値段なりということが多いですからね。
そんなのをいただくのは、またワインくじのハズレかなんかじゃないのと思った方、
大正解です。(笑)


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近所にある京阪百貨店のお酒コーナーのワインはよくのぞくんですが、
たまにワインくじをやってます。モトックスが作ってるっぽいんですが、
お安いこともあってついつい買ってしまいます。

これがそのラインアップ。なんと千円(税抜き)ですよ。(笑)
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ま、1等でもダルマイヤックですから、当然たいしたものは入ってません。
今日のワインは、その中の4等でしたから、まあいい方じゃないでしょうか。

調べると、なんと漫画「神の雫」で出てきたワインだとか。
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(ちょっとボカしてみたけど転載しちゃいました。亜樹直先生ごめんなさい。)
まあこの漫画、結構なローエンドのワインもおいしいとなれば紹介してますよね。


公式ページはひと昔風な雰囲気ながら、情報はデータシート完備でそこそこ。

ただ今日のワインが載ってません。トップエンドがBordeaux Supérieurなので、
これもいい方の部類に入るんでしょうけど。仕方ないので、以下ネット情報モトックス)。
・メルロー 80%
・カベソー 20%
熟成は新樽率33%のフレンチオーク樽で12ヶ月。ちゃんとしてますね。


アントル・ドゥ・メールのモンティニャック村にあるシャトー訪問。
ストビューでは木立で中が見えなかったので上空写真にインポーズ。
Lamothe01
なかなか立派なところです。1920年創業の家族経営だそうですが、
施設への投資もしっかりしているようです。

ボルドー全体(主要河川着色済み)地図で位置関係を見てみます。
Lamothe00
ドルドーニュとガロンヌの2つの川に囲まれたところの、ちょうど真ん中辺り。
Bordeaux(Bordeaux Supérieur)はメドックからこの辺りまでの広域が対象。
アントル・ドゥ・メール(Entre-Deux-Mers)はAOCとしては白ワインのみです。
しかし、もう少し東になるとベルジュラック他、南西地方の範囲に入ってきます。

ボルドーというのは広域であるだけでなく、赤・白・甘口や、各地の格付け、
右岸・左岸他、細かなAOC含め、実はすごく全体像をつかむのが大変です。
1表で網羅することができず、こんな合わせ技の地図を作っています。
Bordeaux_map
ネットの拾い物ですが、これで見れば大抵のことはわかります。(笑)


エチケット平面化画像。
IMG_2035
リヨン国際ワインコンクール金メダルが最初から刷り込まれています。


さあ、抜栓。
IMG_2425
意外や意外、キャップシールもコルクもしっかりしています。

コルク平面化。ミレジムもちゃんと横に入っています。
IMG_2426
シャトーのイラストもあり、上等ボルドーの風格ですね。

Alc.13.5%。
濃いガーネット。涙も色つき。
IMG_2428

黒ベリー、ブラックチェリー、スパイス。
シダ、樹脂の樽香もしっかり効いています。
変な酸味を感じたと思うと辛口アタック。
厚みやストラクチャーはしっかり感じられ悪くないんですが、
やはり酸に囲われたような味わいですね。

ダメダメという人もいるかもしれませんが、
けっして欠陥のような酸ではないので、僕的にはOK。
楽しめました。


*****


Vignobles Vincent
Château Lamothe-Vincent
Réserve Saint-Vincent 2016
Bordeaux Supérieur
RRWポイント 87点


Château Puygueraud 2015 Francs - Côtes de Bordeaux

ポムロールの超高級ワイン「ル・パン」を産んだティエンポン家が造るワイン、
シャトー・ピュイゲロー。以前2014年を試しましたがなかなかおいしかったです。
当たり年の2015年ならもっといいんじゃないかと踏んで買い置きしてあった1本。
さて、違いはあるでしょうか。本日、お試し~となります。


IMG_2202
ティエンポン家所有シャトーの運営はニコラ・ティエンポン氏が担当。
サンテミリオン第1級特別級B(Premier Gran Cru Classes B)のパヴィ・マカンや、
ボーセジュール・デュフォー・ラガロース、ラルシ・デュカスなども所有。
そんな中のピュイゲローですが、氏自身が幼少期をピュイゲローで過ごしたそうで、
このシャトーには並々ならぬ力を入れているそうです。
(因みに「ル・パン」の所有は兄弟のジャック・ティエンポン氏。)


公式ページはトップページがシャトーの空撮映像。気合い入ってますね。

ミレジム毎に詳細データシートありで、これまた気合い入り。
セパージュはご丁寧に裏ラベルにも書いていますが、
・メルロー 80%
・カベフラ 15%
・マルベック 5%
樽熟は12~16ヶ月。3年ごとに更新とあるので新樽率は33%ってことで。

ニコラ・ティエンポン氏所有シャトーの総合サイトもあります。

その他所有シャトーと共に若干の情報があります。


以前も訪問しましたが、ストビューでは近づけません。
よって公式ページのトップページの空撮写真を貼っておきます。
Puygueraud02
インポーズした写真はGoogle Mapから。エチケットと同じ建物がありますね。

さて、シャトー・ピュイゲローはAOCフラン・コート・ド・ボルドーです。
このAOCは公式サイトがあり、英語表示はないですが情報が豊富で助かります。
このAOCは、フラン(Franc)、タヤック(Tayac)、サン・シバール(Saint Cibard)
の三つのコミューンにまたがっています。
シャトー・ピュイゲローはサン・シバール(Saint Cibard)にあります。

自作ボルドー右岸AOC地図で見るとAOC Francs Côtes de Bordeauxはこの辺り。
Puygueraud01
隣のAOC Castillon - Côtes de Bordeauxは赤しか認められていませんが、
AOC Francs - Côtes de Bordeauxは、赤・白・甘口白とオールマイティです。
現にシャトー・ピュイゲローは白も作ってます。試してみたいです。


エチケット平面化画像。
IMG_2160
インポーターシールが裏ラベルを隠してますが、数ミリのみでした。


さて、抜栓。
IMG_2198
キャップシールにはティエンポン家の「T」のエンボスがたくさん。
これを見たTT兄弟が騒ぎ出しそうです。(笑)

コルクも平面化。ミレジムもちゃんと横に入っています。
IMG_2199
シャトーのイラスト入り。こういう所も気合いが入ってます。

Alc.14.5%。
濃いガーネット。粘性の涙ながら細かめ。
IMG_2201

黒ベリー、プラム。
ヌルッと樽香。鉛筆の芯も。
辛口アタック。
やはり落ち着いた厚みのある味です。
メルローの薄っぺらさはなくストラクチャーを感じますね。
バックグラウンドでいい仕事するタンニンはあくまでもシルキー。
余韻は意外にあっさりですが、これはメルローの個性かな。
しかし、これは2014年より若干いいと思いました。

2015年はもっとおいしいかもという読みは当たりました。
ティエンポンさん、Good Job!!です。偉いワインです。


*****


Château Puygueraud 2015
Francs - Côtes de Bordeaux
RRWポイント 94点


Comté d'Aquitaine Bergerac Merlot 2016

南西地方に分類されますが、ボルドー右岸に隣接したベルジュラック。
品種もスタイルもボルドーに似ていて、お手頃にボルドー風が楽しめます。
今日のこれ、やまやの店頭で発見ですが、お値段なんと680円+税です。(笑)


IMG_2124
ボルドーを訪れた去りし日、なぜか電車でドルドーニュ川沿いを移動、
その名もベルジュラックという町で夕食取って一泊しました。
フォアグラの元が闊歩するのどかな田舎で、夕食もフォアグラ三昧でした。
それに合わせるベルジュラックのワイン、味は覚えてないけど満足でした。


公式ページはこれ。ボルドーの大手ネゴシアン、ジネステ社が売ってるワインでした。

まあ、仕方ないですが、今日のワインは見当たらず。(笑)

ジネステ社はフランス有数のワイングループ、Groupe Taillanの傘下です。

こういうお安く、大量に売られるワインも、おいしけりゃオールOKなんですが…。


・メルロー 100%
以外何にも情報ないので、ワイナリー訪問はできません。
AOC Bergeracですから、ベルジュラック周辺で作ってるんでしょう。
そのAOC Bergeracの範囲をいつもの地図で確認します。
Vins _du_Sud-Ouest
ドルドーニュ川沿いに他にもAOCがありますが、ベルジュラックは広範囲。

全く無関係ですが、昔ベルジュラックで撮った写真を貼っておきます。
Bergerac01
シラノ・ド・ベルジュラックのお話が有名な町ですから、ル・シラノ。
Google Mapで探しましたが、このレストラン今は見当たりません。


ところで、このワイン名「Comté d'Aquitaine」ですが、アキテーヌ郡という意味。
その昔、ボルドーが中心のアキテーヌというひとつの地域圏でした。(以下の5県)
Aquitaine01
イングランド王家が所有したり、百年戦争でフランスが奪還したりと、
なんだかんだあったところで、ボルドーの歴史で勉強したような気が…。
とにかくこのワイン、ベルジュラックながら、ボルドーも含めた、
広域の名前を名乗ることで箔をつけようとしてる感じですかね。(笑)

フランス語の綴りもわかるように以下の地図も貼っておきます。
Aquitaine02


エチケット平面化画像。
IMG_2116
Gilbert & Gaillardの金メダル取ってますね。


さあ、抜栓。
IMG_2121
集成コルクはしかたないですが、キャップシールの装飾は立派ですね。

汎用コルクですが一応平面化しておきます。
IMG_2122

Alc.13%。
ガーネット。
IMG_2123

カシス、プラム、黒糖風味もあります。
水臭い辛口アタック。(笑)
酸味もかなり。
味の芯はかろうじて見つかりましたが、
余韻の導入部分で酸が再度主張してきます。
なんとか楽しもうとはするんですが、
やはり値段なりのクオリティと言わざるを得ませんね。
なんだかんだでスルスル飲んでしまったんですが。(笑)


*****


Comte d’Aquitaine
Bergerac Merlot 2016
RRWポイント 82点


Lapostolle Cuvée Alexandre Merlot 2014

チリのベストワイナリーのひとつとして大好きなラポストルです。
このキュヴェ・アレクサンドルというシリーズはちょっといいラインなのですが、
これのカルメネールが日本では見当たりません。カベソーは見つかるんですけどね。
日本カルメネール振興協会としては、まだまだこんな状況の日本を憂います。(笑)
仕方がないので、今日はメルローをチョイスです。


IMG_1846
消えたカルメネールはチリで再発見されるまでメルローとして植えられてました。
1990年代当時のチリのメルローが異様においしかった記憶がありますが、
そういうことだったんだな~と今更ながら思います。(笑)
今でも、たまに今日のようにメルローを選んだりします。
まだカルメネールが混じってるんじゃないかと思って...。
(1994年にフランス人ブドウ品種学者のJean Michel Boursiquotが、
チリのマイポで、失われた品種と思われていたカルメネールを再発見します。
2014年11月24日にカルメネール再発見20周年を迎えています。)


公式ページはいつもながら情報しっかりで助かります。

今日のワインもミレジム毎に詳細情報が見られます。
セパージュは、
・メルロー 87%
・カルメネール 13%
スパイシーさを強調するためにカルメネールをブレンドしているそう。
さすがに今はカルメネールをメルローと混植はしてないんでしょうが、
メルローの味付けにカルメネールを使うのはチリワインの妙味ですね。
14kg入りの小さいケースでの100%手摘み収穫を行なった上で、
高精度光学選果機(Vistalys)で78%、残り22%が手作業による選果・除梗です。
樽熟は、新樽42%、28%が1年落ち、30%が2年落ちのフレンチオーク樽で、
13ヶ月行います。


ワイナリー訪問ですが、ストビューがないのでこうしてみました。
Lapostolle01
コルチャグア・ヴァレーのサンタ・クルスの町のすぐ近く。


今日のワインはコルチャグア・ヴァレーの畑からなので地図を確認します。
サンティアゴの南方、サンタクルスの町は見つかりましたか。その周辺です。
Chilean-Wine-Map
カチャポアルとコルチャグアを合わせてラペル・ヴァレーといいますが、
この辺りの把握はやはり川を軸に考えるとわかりやすいです。

ということで、例によってGoogle Map上に川を示して見てみます。
Rapel01
Valley(Valle)と言うだけあって「川の流域」なわけですから、
コルチャグアはティンギリリカ川、カチャポアルはカチャポアル川流域です。
面白いのは、その2つの川が下流で合流してラペル川になります。
なるほどですよね。2つ合わせてラペル・ヴァレーになるわけです。
ティンギリリカ川がコルチャグア川という名前だと完璧なんですが。(笑)


ラベル平面化画像。
IMG_1732
裏ラベルに過去獲得した点数評価が列記されてますね。
因みにこの2014年はJames Sucklingさんが94点をつけています。

インポーターラベルは裏ラベルを隠していませんでした。
IMG_1836
偉いぞ、ファインズ。


さあ、抜栓です。
IMG_1839
キャップシール、コルク共に紋章入り。コルク横ミレジムもいいですね。

コルクも平面化しておきます。
IMG_1841

Alc.14.5%。
濃いガーネット。
IMG_1844

黒ベリー、森の下草、青野菜香。
やはり少しカルメネールっぽい感じです。
かすかに酸が効いた重み・厚みのしっかりした味です。
シルキーなタンニンですが、喉にいい具合の収斂性を与えます。
余韻も貫禄ありますね。

うん、おいしいメルローです。
カルメネールをブレンドしてるからでしょうか。
もしくはまだメルロー畑にカルメネール残ってる?(笑)


*****


Lapostolle
Cuvée Alexandre Merlot 2014
RRWポイント 92点


Boyd Bordeaux (by Boyd-Cantenac ) 2016

メドック第3級シャトー・ボイド・カントナックのエチケットかなと思うと、
「Château Boyd-Cantenac」と入るべきところにデカデカと「BOYD」とあり、
「MARGAUX」となるところが「BORDEAUX」になってます。
これがボイド・カントナックのサードと称して2千円以下でスーパーで売ってます。
さて、どんなもんでしょうか。お試ししてみるしかありません。(笑)


IMG_1676
まずもって、本当にボイド・カントナックが作るサードなのか?です。
ライセンス契約かなんかで、のれんを貸してるってのもあると思われます。

海外のサイトでも同じようなのを見つけたので、世界中で売ってそうです。
しかしこちらは、ハッキリと「BY BOYD-CANTENAC」と書いてあります。
boydc01
7.99ユーロが特売で6.79ユーロの15%OFFです。850円くらいかな?
日本じゃ安いといっても、これの倍以上の値段で売ってることになります。
ちょっと悲しくなりますね。(笑)


ボイド・カントナックの公式ページにはセカンドまでしか載ってません。

他のシャトーでもAOCボルドーのサード以下までカバーしてるのは珍しいですから、
致し方ありませんね。(シャトー・ドーザックなんかは載せています。)

後で厳しく指摘させてもらいますが、裏ラベルのインポーターシールを剥がすと、
この「BOYD」が生まれる経緯が書かれていました。それを頼りにネット調査をすると、
ボイド・カントナックのオーナー、ルシアン・ギュイメ(Lucien Guillemet)氏と、
大手ネゴシアン、メゾン・ブーイのパトリック・ブーイ(Patrick Bouey)氏がタッグを組み、
お互いのノウハウを投入して生み出されたワインなんだそうです。

Maison Boueyの公式サイトがこれ

正式名称は「Famille Bouey Vignobles & Châteaux」となっており、
自社でいくつもシャトーを所有してるようです。実質ここで作ってるのかな?

海外サイトの情報でセパージュ他、少し判明しました。
・メルロー 80%
・カベフラ 10%
・カベソー 10%
樹齢が平均35年のまあまあの古木からです。
樽熟は不明ですが、価格レンジから言って樽が効いてることはないでしょう。
以上から、なんとなくやさしいフレッシュな飲み口が想像できます。


今日のはマルゴーではないのでシャトー訪問する意味はあまりないですが…。
Boyd01
ルシアン・ギュイメ(Lucien Guillemet)氏はシャトー・プージェも所有。
(Château Pougetはメドック格付け第4級。1906年取得。ルシアン氏で4代目。)
道を隔ててほぼ同じ場所にあるように思われますが、実質一体化してるようです。
レオヴィル・バルトンとランゴア・バルトンの関係みたいなもんでしょうね。

マルゴー全体を俯瞰して位置を確認。黄色い四角のところです。
Boyd02
マルゴー格付けシャトーを全部入れるため右下が北になってるのでご注意を。
ジロンド川は下部分、左から右に流れています。

とは言っても、今日のワインはAOCボルドーです。
おそらく生産を委託されているメゾン・ブーイの所有シャトーを見てみますが、
各地あちこちにあって、どこの畑からなのかはまったく見当もつきません。
Bordeaux_map
とりあえず、寄せ集めで作ったボルドー全部入り地図を貼っておきます。


エチケット平面化画像。
IMG_1578
裏ラベルは少し破れてますが、剥がすのに苦労しました。

なんせ、こんな感じにインポーターシールがベッタリでしたから。
IMG_1576
ワインの素性を知る大切な情報を隠すのは大きな罪だと私は思います。
せめて剥がしやすいシールにしておいてほしいです。(笑)


さあ、抜栓。
IMG_1677
コルクはなんと専用デザインですね。

平面化するとこうです。
IMG_1673
一応ミレジムも入ってますね。

Alc.13%。
ガーネット。
IMG_1674

黒ベリー、うっすらコルク臭?
あまり果実香は多くありません。
アタックで酸味はけっこう来てる気がしましたが、
味自体は…ちょっと驚きました。
ボルドーの平均以上のレベルに来てる気がします。
嫌味がなく「なんかウメェ〜」と素直に思ってしまいました。
喉越しにはタンニンが軽く乗って余韻にかけていい感じだし。

重みはないんですが、確実にうまい。
なんじゃこりゃ?これは偉いワインかも…です。


*****


Château Boyd-Cantenac & Maison Bouey
Boyd Bordeaux (by Boyd-Cantenac ) 2016
RRWポイント 91点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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