Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Michel_Rolland

Clos de los Siete 2013 by Michel Rolland

世界の名だたるワインをコンサルするミシェル・ロランおじさんが所有する、
フロンサックのChâteau Frontenilというシャトーのワインを以前に試しました。
その時、おじさんの公式サイトを見ていると、所有ワイナリーのリンクの中に、
アルゼンチンのワイナリーがあるのに気がつき、以来気にはなっていました。
たまたま店頭でそれらしきワインを発見。「by Michel Rolland」ですって。(笑)


IMG_2397
「Clos de los Siete」とはスペイン語で「7人の葡萄畑」の意味。
ラベルには七角形の星に「7」の文字。なにやらベンチャー事業のようです。
ミシェル・ロランおじさんと6人の仲間たちのアルゼンチンでの協業ですね。

<再掲>ミシェル・ロランおじさんのイメージはやはりこれです。(笑)
CastroRubra05(※)
ジョナサン・ノシター監督の2004年のドキュメンタリー映画、
「モンドヴィーノ」に出てきたミシェル・ロランおじさんの印象は強烈でした。
マフィアのボスのような風情がありましたからね。(笑)
(※注)マイクロ・オキシジェネーション(micro-oxygenation):
「醸造中のタンク内のワインに極微細な泡の酸素をエアーポンプで供給することにより、
酸化熟成を促すテクニック」


Rolland Collectionというおじさんのサイトを以前確認しています。


このサイトのアルゼンチン関連のリンクに行くと、おじさんの所有ワイナリーの紹介。
Mariflor、Val de Flores、Yacochuyaといったワイナリーを所有してるようです。
ただ、今日の「Clos de los Siete」とは関係なさそうですし、第一ここに載ってません。

と思ったら、Clos de los Sieteの公式サイトがありました。なんと横スクロール。

なるほど、わかってきました。メンドーサの南、ウコ・ヴァレー(Uco Valley)にある、
「Campo」という大きな敷地に4つのワイナリーが建てられ、それぞれ個別運営ながら、
「Clos de los Siete」の名のもとに、ミシェル・ロランがワインメイキングを担当し、
共同で一つのワインを生み出しているようです。

セパージュは、
・マルベック 53%
・メルロー 23%
・カベソー 12%
・シラー 8%
・プチヴェルド 4%
マルベックにメルローでボルドーブレンドを目指すわけですね。
樽熟は70%だけ11ヶ月熟成。新樽率は33%(新樽1/3、1年落ち1/3、2年落ち1/3)。
残り30%はステンレスタンク。なぜに?樽の効きを調整してるんでしょうか。


ワイナリー訪問試みますが、例によってストビューはなし。
上空から見ると整然とした広大な敷地に4つのワイナリー。(5つ?)
Siete02
それぞれに独自のワインを作ってますが、ミシェル・ロラン作の共同ワイン
(今日のClos de los Siete)も作ってるって感じのようです。
その名もBodega Rollandというミシェル・ロランおじさんのワイナリーが、
一番最後に建てられたということです。

上記の畑はUco Valleyにあります。恒例のGoogle Map書き込みで確認。
地図下方、トゥヌヤン(Tunuyán)の町の近く。(黄色の太四角印)
Siete01
大括りではMendozaですが、サブリージョンがUco Valleyってことですね。

さあ、南米のワインマップ(ネットの拾い物)で全体を見ておきます。
Siete03
Mendoza地区のUco Valley(Tupungato)って発見できましたか?
アンデスの山を越えればチリのサンティアゴっていう緯度ですね。


ラベル平面化画像。
IMG_2135
フランス語と英語でびっしり解説があります。しかし、なぜスペイン語なし?

で、インポーターシールは剥がしましたが、裏ラベル丸隠しでした。
IMG_2136
メルシャンかJALUXか知らないけど許しませんよ!(笑)


さあ、抜栓。
IMG_2394
キャップはラベルと同じ七角形の星に「7」。

コルク平面化。
IMG_2395
テクニカルコルク、DIAM5を採用です。

Alc.14.5%。
濃い、黒い、インキーなガーネット。コルクの先も真っ黒でした。
IMG_2396

黒ベリー、スパイス、メトキシ・ピーマンも微かに…。
滋味が乗った辛口アタックです。
複雑味、構造感ともに素晴らしい感じです。
が、マルベックの厚みの弱さ、きめの粗さもありますね。
こなれたタンニンは心地よい刺激です。
酸味も少々あるのが、ドラマチックな余韻の中で気づきますが、
爽やかさを与えるいい酸のようです。

やはり、やるなミシェル・ロラン。(笑)
確かに、このおじさんにかかるとハズレはなさそうです。


*****


Clos de los Siete 2013
by Michel Rolland
RRWポイント 95点


Château Frontenil 2009 Fronsac

シャトー・フォントニルです。エチケットの下部に名前があるでしょ?
そう、これはかのミシェル・ロランおじさん所有のシャトーです。
世界の名だたるワインのコンサルを手掛ける「The Flying Winemaker」
自らが手掛けるワインはどれほどのものでしょうか?気になりますね~。


IMG_8537
1986年の取得以来、ミシェル・ロランとダニー・ロランの醸造家夫妻は、
このフロンサックにあるフォントニルでワインづくりを手掛けてます。
コンサル業で忙しい中、自分のワインもしっかり作ってたってことですね。


ミシェル・ロランおじさんのイメージはやはりこれです。(笑)
CastroRubra05(※)
ジョナサン・ノシター監督の2004年のドキュメンタリー映画、
「モンドヴィーノ」に出てきたミシェル・ロランおじさんの印象は強烈でした。
マフィアのボスのような風情がありましたからね。(笑)
(※注)マイクロ・オキシジェネーション(micro-oxygenation):
「醸造中のタンク内のワインに極微細な泡の酸素をエアーポンプで供給することにより、
酸化熟成を促すテクニック」



公式ページはトップページにミシェル・ロランおじさんの横顔!
そこから所有のワイナリーの情報へリンクしてますが、
今日のシャトー・フォントニルとシャトー・ル・ボン・パストゥール
(Château Le Bon Pasteur・ポムロール)のリンク先は、
20ページ以上に及ぶPDFファイルのみです。
あと、アルゼンチンの所有シャトーへのリンク(ここは普通のサイト)
もあります。
仕方がないのでPDFに目を通しますが、2009年のワイン情報が希薄。
シャトーの作付けは、
・メルロー 90%
・カベソー 10%
とありますが、2009年のセパージュについては記述なし。
パーカーおじさんの批評コメントを見ると、こうありました。
・メルロー 95%
・カベソー 5%
助かるな~、パーカーおじさん。
おじさんはこのフォントニル2009年を92点と評価しています。
樽熟は、新樽60%、1年落ち40%で15~18ヶ月だそうです。


さて、シャトー訪問です。ボルドー右岸、フロンサックにあります。
Rolland02
小ぎれいで敷地もそこそこの規模があり、周りの畑もきれいです。

AOCフロンサックとの位置関係を見ておきましょう。
Rolland01
境界は資料によってまちまちですが、まあだいたいこんな感じです。


エチケット平面化画像。
IMG_8439
「Michel Rolland」と堂々たる名前があり、大きなサインまで。
「シャトー・フォントニル」よりは通りがいいですからね。(笑)


さあ、抜栓といきましょう。
IMG_8534
キャップシールは凡庸ながら、コルクはしっかりした専用デザイン。

平面化撮影もしておきましょう。
IMG_8533
おお、こんなところにまでサインが…。

Alc.14%。
濃い濃いガーネット。くすみがち。エッジはオレンジ気味の褐変。
IMG_8535
パーカーおじさん曰く10~15年はおいしくいただけるとのことなので、
そろそろ熟成のピークって感じです。

黒ベリーに多目の複雑な熟成香、トリュフ、森の下草です。
フレッシュ感ある辛口アタック。
味の複雑味、構造感、さすがですね。
適度な酸味が新鮮なニュアンス出しています。
うまいけどミシェル・ロランぽくないうまさと言いましょうか、
コンサルしたワインとはちょっと趣が違う気がします。
これはやはりミシェル・ロランおじさんのこだわりかな?
タンニンは10年でこなれたか、繊細でシルキー。
余韻はサラッとしてますが、うま味が続く感じがします。

うん、傑出はしてませんが素直にうまいと言える味わいです。
パーカーおじさんの92点よりはもう少し点数をあげましょう。(笑)


*****


Château Frontenil 2009 Fronsac
RRWポイント 94点


Château Belgrave 2008 Haut-Médoc

メドック格付け第5級、影も薄いシャトー・ベルグラーヴです。
でも割とお手頃価格ですから助かります。(笑)
1980年に大企業ドゥールト社が買収し、かなり投資をしており、
加えてミシェル・ロランをコンサルに迎え品質は向上してるそうで。
(また出たな!ミシェル・ロラン!!)


IMG_8209
王冠とワンちゃんがシンボルマークのようですね。


公式ページドゥールト(Dourthe)社のサイトに中にあります。
データもミレジムごとに充実してます。
セパージュは、
・カベソー 65%
・メルロー 30%
・カベフラ 5%
樽熟は新樽率45%で12〜14ヶ月間です。


ベルグラーヴはオー・メドックにありますが、
公式ページの説明にサン・ジュリアンのスタイルなんて書いてます。
どういうことかと言うと、おそらくこういうことです。
Belgrave01
オー・メドックとサン・ジュリアンの際々にあるんですね。
シャトー・ラグランジュとは林を挟んで隣同士です。

シャトー訪問は、近づけません。この道のちょっと先にあります。
Belgrave02
左方向へ少し歩くと、すぐにシャトー・ラグランジュの畑です。


エチケット平面化画像。
IMG_8201
ドゥールト(Dourthe)社名が入ってます。


ネックも特徴的だったので撮影しておきました。
IMG_8202
ここにも王冠+ワンちゃんマーク。


さて、抜栓です。
IMG_8205
コルク、キャップシール、さすがの格付けワイン風情です。

コルク平面化撮影も敢行。
IMG_8204
ここにも王冠+ワンちゃんがいたからです。

Alc.13%。
濃いガーネット、少々濁り気味。
IMG_8206
エッジは褐変してきています。2008年ですからね。飲み頃~。

黒ベリー、チェリー、リコリス、森の下草は熟成香ですね。
ぬるっと感ある辛口アタック。
酸味、タンニンはなめらかに溶け込んでる感じです。
味の構造感はまずまずかな。
酸を感じて、生き生きフレッシュ感を与えてはいますが、
ちょっと過ぎる気はします。
傑出した感は弱いかな~。
パーカーおじさんの88点というのはわからなくもないですが、
熟成済みの飲み頃を楽しめたので91点としておきましょう。(笑)


*****


Château Belgrave 2008
Haut-Médoc
RRWポイント 91点


SIMI Pinot Noir 2012

パーカーおじさんが「SIMIにハズレなし」と言った、
シミ・ワイナリーのピノ・ノワールをいただきます。
1876年設立の140年の歴史を誇るワイナリーですが、
醸造チームもすごくって、Wine Spectator’s TOP10 Wine
of the year のスティーブ・リーダー氏が2003年より醸造責任者。
さらに、コンサルがあの(笑)ミシェル・ロランと、
パーカーおじさん100点ワインを生むポール・ホッブス氏。


IMG_7670
ロサンゼルス近郊のシミバレー(Simi Valley)と関係があるのかと思えば、
創業者がイタリア・トスカーナから移住したジュゼッペ・シミさんだそうで。
SIMIって名前だったんですね。


公式ページはピノ・ノワールは載ってるんですが、
「Sonoma County」のものがなく、「Sonoma Coast」だけです。
ソノマ・コーストに対してソノマ・カウンティは広域AVAですので、
今ではソノマ・コーストに集中してピノを栽培してるということかな?
いずれにせよ、ピノ100%でしょうが樽熟含めて他の詳細が不明。


気を取り直してワイナリー訪問。
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地図にソノマ・カウンティ全体を載せてますが、かなり北方ですね。
ヒールスバーグ(Healdsberg)というところです。
1890年、まさにこの場所に最初の石造りのセラーを建てたそうです。


ラベル平面化画像。
IMG_7668
イラストはその最初の石造りのセラーを描いたもののようです。


さあ、抜栓。
IMG_7671
合成コルクですがキャップ含め「SIMI」名入りです。

Alc.14.5%。
薄いルビー、めっちゃ透明感あります。全房かな?
ラズベリー、チェリー、かすかに茎感。やっぱりか?
辛口アタック。
苦味っぽいが酸味や甘みが出過ぎずバランスいいですね。
奥行きがある味わいです。
喉越し、余韻、各要素において味わい深いです。
全房発酵を疑いますね〜。


*****


SIMI Pinot Noir 2012
RRWポイント 92点


Château La Tour Carnet 2010

メドック格付け第4級、オー・メドックのラ・トゥール・カルネです。
メドックで最古のシャトーの一つで、近年品質向上も目覚ましいのに、
格付けシャトーの中では比較的お手頃価格でゲットできます。
今日はボルドー超当たり年の2010年モノを抜栓しますよ。


IMG_7333
エチケットの下に「Bernard Magrez」と鍵の紋章がありますが、
グラーヴのシャトー・パプ・クレマン(Pape Clement)や、
サンテミリオンのシャトー・フォンブロージュ(Fombrauge)を所有する、
世界的ワイン商で現オーナーのベルナール・マグレ氏が、
2000年にこのラ・トゥール・カルネを取得したんだそうです。
これら所有のシャトーすべてのコンサルがミシェル・ロランでして、
「また出たな!ミシェル・ロラン!」と思わず口走ってしまいます。
…もはや妖怪扱いですね。(笑)

CastroRubra05


公式サイトは立派な作りでいい感じなのですが、
ミレジムは2015年のものしかなく、困ったなと思っていると、
2010年の詳細はなんと裏ラベルにありました。(平面化画像参照)
IMG_7323
セパージュは、
・メルロー 60%
・カベソー 34%
・カベフラ 5%
・プチヴェルド 1%
と、ボルドー左岸にしては珍しくメルロー主体です。
作付けから既にメルロー56%、カベソー40%となっています。
16ヶ月の樽熟とも書いてますね。
新樽率は30%と割と低いみたいです。
ちなみにQRコードは公式サイトにつながるだけです。
しかし、ベルナール・マグレさん本人の顔写真入りとは…。(笑)


さて、恒例シャトー訪問。まわりの畑と言い、いい雰囲気です。
LaTouirC01
行政区分ではサン・ローラン。AOCはオー・メドックになります。
門の前に立つとエチケットのイラストと同じアングルになります。

Google Mapで敷地内まで入れました!
LaTouirC02
なかなか立派なシャトーです。シンボルの城は年代物ですね。

シャトーの位置関係を確認します。となりがカマンサックですね。
LaTouirC03
オー・メドックと言ってもサン・ジュリアンに隣接してます。

オー・メドック自体は非常に広範囲です。
Bordeaux_Map_B
マルゴーの南側までオー・メドックですからね。


抜栓前にネックのシャトーのへたうまイラストを確認。
IMG_7328
よっぽどこの古い城が誇りなんでしょうね。


さて、抜栓です。
IMG_7331
コルクのミレジムなどの刻印は正統派ですね。

せっかくなのでコルク平面化画像を撮影。だいぶ上達しました。
IMG_7332
シャトーのイラストや公式ページのURLまで書いてます。

さあ、いただきましょう。
Alc.14%。
濃いインキーなガーネット。
涙は細かく規則正しくない感じ。
黒ベリー、ブラックチェリー、うっとりする樽香と熟成香です。
意外と辛口アタック…。
複雑味ありますが、ちょっと構造感弱いかな?
というか、「薄っぺら」とか「水臭い」の表現が合う感じ。
う~ん、これはメルロー主体からくる特徴に思われます。
ただし、これは高次元での話で、全体の旨味は絶妙です。
余韻導入部のタンニンはこなれていて心地よいですし。
バランスと素性は素晴らしい均衡でフィニッシュします。

おそらくメルロー起因の若干軽め感が気になるだけで、
総合評価はなかなかのものだと思います。
パーカーおじさんは93点だそうで。
おじさん、いいとこ突いてますね~。(笑)


*****


Château La Tour Carnet 2010
RRWポイント 93点


Château Léoville Poyferré 2011

前記事のレオヴィル・ポワフェレ2014は痛恨のブショネでした。
ミレジムは違いますが、正常ならこんなにおいしいという意味で、
グラス試飲した時のものを上げておきます。


IMG_6957
この写真を見て気づきましたが、ボトルに「LP」の浮彫がない。

2014には「LP」って入ってるでしょ。
poyferre03
紋章じゃなくてイニシャルだけの浮彫って有難みないですが。(笑)


公式ページによると、セパージュは、
・カベソー 58%
・メルロー 30%
・カベフラ 6%
・プチヴェルド 6%
樽熟は18~20ヶ月。
そして、コンサルはミシェル・ロラン。(笑)


シャトー訪問は前記事でやってますので、サン・ジュリアンの地図をば。
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AOCサン・ジュリアンの11シャトーも書き込んでいます。

サン・ジュリアンとマルゴーの間にはオー・メドックがあります。
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場所によってはオー・メドックもバカにできないわけですね。


エチケット平面化画像。
IMG_6959


さて、いただきましょう。
IMG_6974

Alc.13.5%。
濃いガーネット。
黒ベリー弱め、鉛筆の芯。
しっとり濡れ落ち葉香が出てきました。
厚み感じるアタックです。
タンニンがいい仕事してますね。
パレットに滋味が広がります。
喉越しもシルキーなタンニンが下支え。
終始、統一感のある流れが心地よいです。

ああ、ブショネがないとこんなにおいしいんだ。
パーカーおじさんは94点だそうです。
うん、それぐらいのうまさがありますね。


*****


Château Léoville Poyferré 2011
RRWポイント 93点


Château Léoville Poyferré 2014

今日は誕生日なので夕食にパエジャ(パエリア)をリクエスト。
よっしゃ!ちょっといいのを開けたるで!ということで、
メドック格付け第2級、シャトー・レオヴィル・ポワフェレです。
しかし、抜栓して香りを確かめると、「???」
なんだかな~と飲み進めましたが、やがて確信に…。
ブショネです。おおっ!これは痛恨の極みです!


IMG_7288
ブショネは天然コルク起因のワインの品質劣化です。
TCA(トリクロロアニゾール)という化合物が発生し、
不快な臭いとともに味も劣化させる困りものです。
カビの臭いとも言いますが「濡れた段ボール」が的確な表現ですね。
僕には、道端に捨ててある雨に濡れたエロ本の臭いです。(笑)

天然コルクを使用する限り、当然高級ワインでも発生します。
確率は2~3%とか、5%程度とか言われてますが、
このブログを書き出してから3回目のブショネですから、
実測値で約0.7%、1%以下の確率ということになります。
それでもけっこうな確率です。
レストランなら交換ですが、家飲みではそうもいきません。(涙)

ブショネも程度がありますから、一発アウトのひどいものもあれば、
最初は「?」と思いながら飲み進めていくうちに「やっぱ無理!」
となるものもあります。今日のは後者ですね。(笑)

とにかく、いつも通り、ワインの素性を記録しておきましょうか。
公式ページはメドック格付けシャトーらしくミレジム毎のデータ完備。
セパージュは、
・カベソー 60%
・メルロー 35%
・カベフラ 3%
・プチヴェルド 2%
樽熟は18~20ヶ月。
そして、コンサルはミシェル・ロラン。(笑)


シャトー訪問。レオヴィル・ラス・カーズの時にも来てますが。
poyferre02
今回は裏手にも回ってみました。

位置関係も見ておきます。お向かいが兄弟シャトーのラス・カーズ。
poyferre01
レオヴィル三兄弟の位置関係。バルトンがちょっと離れてます。

ついでにAOCサン・ジュリアンの格付け11シャトーをリストアップ。
(第2級)Château Gruaud-Larose(グリュオ・ラローズ)
     Château Ducru-Beaucaillou(デュクリュ・ボーカイユ)
     Château Léoville-Barton(レオヴィル・バルトン)
     Château Léoville-Las-Cases(レオヴィル・ラスカーズ)
     Château Léoville-Poyferré(レオヴィル・ポワフェレ)
(第3級)Château Langoa-Barton(ランゴア・バルトン)
     Château Lagrange(ラグランジュ)
(第4級)Château Beychevelle(ベイシュヴェル)
     Château Branaire-Ducru(ブラネール・デュクリュ)
     Château Talbot(タルボ)
     Château Saint-Pierre(サン・ピエール)
以上、11シャトー。


エチケット平面化画像。
IMG_7228
メドック格付け第2級というのをくどいくらいうたってます。


さて、抜栓。まだブショネに気づかず…。
IMG_7283

コルク平面化撮影もやりました。
IMG_7286

Alc.13.5%。
濃いガーネット。
黒ベリー…ブショネ!
欠陥臭を嗅ぎながらも果敢にテイスティングを続行。
粘性の涙ながら形ははっきりしない、色付きあり。
う~ん、絶対うまい感じはするのに臭いが…。

パーカーおじさんはこれに93点をつけてます。
 2009年ものには100点満点をつけてますから、
おじさんのこのシャトーの評価はかなりいいようです。
それだけに正常に味わえなかったのは悲しいです。

次の記事、2011年ものでリベンジしておきます。


*****


Château Léoville Poyferré 2014
RRWポイント --点
(ブショネのため採点不能)


Château Clos l'Église Pomerol 2002

ル・パンやペトリュスといった多くの右岸の星と競う事ができる、
なんてパーカーおじさんも評価している上等ポムロールを試します。
いつものようにグランフロントのエノテカ・ミレのバーにて。
しかし2002年とは結構なバックヴィンテージですな。


IMG_7258
このお店にはいつもお世話になってます。
週替わりで上等ワインをグラスでいただけるだけでなく、
凝った食事に合わせられるのがありがたいです。

さて、まずは公式ページをつきとめました。
シャトー名のURLじゃないので少々手こずりましたが。
「Vignobles Garcin」(ヴィニョブル・ガルサン)所有です。
1997年に取得し、ミッシェル・ロランをコンサルに雇い、
目覚ましい品質向上をしたんだそうです。
ミシェル・ロランがコンサルし、パーカーおじさんが高評価する。
漫才のボケとツッコミに通じるものを感じます。(笑)

フラッシュベースのショボいサイトですが情報はそこそこです。
セパージュは、
・メルロー 70%
・カベフラ 30%
樽熟は100%のフレンチオーク新樽で18ヶ月。

さて、ポムロールへ行ってみますよ。
おっと、また前の道まで入れません。看板でかろうじて確認。、
closleglise01
有名シャトーのシャトー・クリネがすぐ隣という好立地だそうで。
ポムロールは左下地図のようにリブルヌの町のすぐ北東に位置します。


エチケット平面化画像。
名称未設定-1
裏ラベルはエノテカのシール以外なかったので割愛。


さて、唎いてみます。
Alc.14%。
濃いガーネット。
赤味を帯びてるような、2002年ですから褐変かな。
カシス、スパイシーな香り。
甘味感じるアタック。
酸、タンニン、甘みのバランスは絶妙ですね。
これらが総じて構造感を与えている気がします。
喉元でタンニンがちょっと主張しますが、
余韻の導入ではいい演出になります。

パーカーおじさんは92点だそうで。
僕はポムロール、メルローのよさが感じられ満足。
もうちょっといい点数をつけてみました。


*****


Château Clos l'Église Pomerol 2002
RRWポイント 94点


Castra Rubra Via Diagonalis Selected Red 2009

ブルガリアワインをいただきます。
ブルガリアはエニーラばかりいただいてましたが、
今日のは、あのミシェル・ロラン監修だそうで。
これもKALDIでお求め。面白いのが置いてます。


IMG_6496
独特のエチケットデザインと、シャトー・オーブリオンのようなボトル。

公式ページは、ブルガリア語の他、英・独・仏・スペイン語に対応。
このワイナリーの歴史を見てみます。

1960年創設の官営ワイナリーが民間に払い下げられ、現オーナー、
Jair Agopian氏が購入、1999年に「Telish」ワイナリーをスタート。
その後、2006年に新ワイナリー「Castra Rubra」を建てたそうです。

そして、あのミシェル・ロランおじさんの登場です。
CastroRubra05
若いワイナリーの醸造家たちを率いてこのワインを生み出したんだそうです。

おそらく今風のボルドータイプのワインに仕上がってることでしょう。
ちゃんとデータシートがあったので詳細を転記します。
セパージュは、
・メルロー 55%
・カベソー 35%
・ルビン 5%
・マヴルッド 5%
となっています。サンテミリオンっぽい?
ルビン(Rubin)とマヴルッド(Mavrud)はブルガリア固有品種です。
樽熟はなんと、フレンチオークの新樽100%で16ヶ月です。
お手頃価格なのに贅沢な仕様ですね。

Kolarovoという所にあるワイナリーを訪問します。
CastroRubra01
Googleでは写りが悪いですが、石造りのモダンな施設です。

首都ソフィアからは車で2時間40分。
CastroRubra03
ブルガリアは黒海に面した東欧の国です。

緯度的にはこんな感じ。温暖な気候と思われます。
CastroRubra02
う~ん、ブドウ栽培にはバッチグーという感じですね。

ワイナリー近くの畑にも行ってみました。
CastroRubra04
いいテロワールと言い切っておきましょう。
これでうまくないわけがない。(笑)


エチケット平面化画像。控えめインポーターラベルは有難し。
IMG_6466
産地は「Thracian Valley」。考古学的な遺跡も多いところらしいです。
「Via Diagonalis」という名前はミリタリス街道にちなんでるそうです。
<東ローマ帝国がローマとコンスタンチノープル(今のイスタンブール)
を結ぶために建設した街道…たぶん>


キャップシールにもエチケットと同じ絵が。
IMG_6498


さて、抜栓。
Alc.14.5%。
濃いルビー。ちょっと褐変してます。
涙が粘性ハッキリ見て取れる太さです。
黒ベリー、チェリー、濡れた木の樽香。
カベソー、カルメネールにあるような香りです。
辛口アタック、即タンニンがじゅわっと舌に絡まります。
開いてないのかな?
と思ってデカンタします。
上等ボルドーの風格ある味が出てきました。
ミシェル・ロラン味でしょうか。(笑)
最初は樽風味がキツめに感じますが、
開いてくるとウマウマです。


*****


Castra Rubra Via Diagonalis Selected Red 2009
RRWポイント 92点


Château Kirwan 2013

メドック格付け第3級、シャトー・キルヴァンです。
今日はセカンドラベルじゃありませんよ。
マルゴーの3級はかのシャトー・マルゴーに迫るのか?


IMG_4946


例によって公式ページを確認しておきます。
ミレジムごとの詳細情報があっていいですね。
2013年のセパージュは、
・カベソー 61%
・メルロー 18%
・カベフラ 11%
・プチヴェルド 10%
うん、シャトーマルゴーっぽい感じです。(笑)
樽熟は40%だけ新樽で18ヶ月と、
新樽を抑えめにしているのが特徴ですね。


マルゴーのシャトーはさんざん訪問してますが、
一応お決まりですから見ておきましょう。
Kirwan00
キルヴァンはプリューレ・リシーヌのお向かいです。
ディッサン、デスミライユも超ご近所。

ズームアウトして、シャトーマルゴーとの位置関係を見ます。
Kirwan01
名だたるマルゴーのシャトーの名前が並びます。

ストリートビューで正門の前まで行きます。
Kirwan02
右手奥にシャトーが見えますが近寄れません。

敷地の左手横からのぞきます。
Kirwan03
畑が見えていい感じです。


なにやら他のサイトの情報を見ていると、
1991年からあのミシェル・ロランがコンサルしてるようです。
1995年から品質が良くなったとパーカーおじさんが言ってますので、
コンサルの効果が出ているとも言えますが、
このおじさんはミシェル・ロランが手を入れたワインは褒める傾向にあるようですので、
ある意味少々心配です。(笑)


IMG_4948


さて、抜栓。Alc.13%。
濃いルビー。
涙は少ないですが、しっかり色づき。
離れていても香りが来る香りの多さです。
黒ベリーの奥に赤ベリー、チェリー。
スパイス、湿った樽木が来ます。
辛口アタックです。
酸味・タンニンのバランスはいいですが、
こじんまりしていて奥まっている感じで、
甘味を思わせる旨味があまり感じられません。
開いてない可能性あるので翌日残りを飲みましたが、
やはりドライな感じのままでした。
余韻もなかなかなので「うまい」のは確かですが、
「甘み」がもう少し欲しくなるので、
採点は少し厳しめになります。


*****


Château Kirwan 2013
RRWポイント 89点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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