イタリア、サルジニア(サルデーニャ)島からのワインです。
サルジニア島のローカル品種、「モニカ」から作られています。
イタリアはいろんなワインがあって楽しいですね。
味を勝手に想像しながら、わくわく抜栓いたします。


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「Monica di Sardegna」というDOCになってます。
モニカはサルジニア島全域で栽培されていますので、
島全域で85%以上モニカを使えばこのDOCを名乗ることができます。

これがモニカ(Monica Nera)です。
MonicaNera
ネットなんかの評価から想像すると、
マスカベAのように赤ベリーの果実味・酸味が豊富でフレッシュな感じがします。

公式ページを見ると、野菜・スパイス・ちょっとリコリスなんて書いてあり、
赤ベリーなんてぜんぜん書いてませんね。はてさて。
セパージュは、モニカ100%です。樹齢が30年ですって。
樽熟はせず、セメントタンクで6ヶ月熟成させるそうです。


まずは、ワイナリー訪問してみましょう。サルジニア島へGO!
Pala01
島の南の方が所在のようです。

そして、ここにありました。
Pala02
マンションの陰に隠れて見落とすところでした。
奥まっていますが上空から確認するとそれなりに敷地は大きいです。


エチケットの絵の花は「Aquilegia Nuragica」という島の固有種。
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島中東部のたった50平米の地域の石灰岩の崖にしか育たない希少種だそう。
そうそう、このシリーズの名前「I Fiori」は「The Flowers」の意味です。


さて、抜栓です。
おっ、ノマコルクですね。
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Alc.13.5%。
濃い赤紫色、ちょっとローズ色?
レッドカラント、ラズベリー、やはりマスカベAっぽいです。
香りは多く、花の様な感じがしてうっとり。
なるほど、「i fiori」であり「Aquilegia Nuragica」なわけですね。
はじけるような酸味のアタックです。これも想像通り。
味の厚みは弱いですが独特の果実味があります。
正体は酸味なのかもしれませんが嫌味じゃないです。
タンニンがパレットの奥にうっすらと張り付きます。
その後、マスカベA風味の(笑)余韻に入っていきます。

独特ではありますが、意外とおいしい。
和食に合う感じです。


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PALA MONICA “i Fiori” 2016
Monica di Sardegna DOC

RRWポイント 89点