ドメーヌ・ユベール・リニエ。久々にコートドールからです(笑)。モレ・サン・ドニに5世代続く家族経営の作り手だそうで。まあ、例によってそのAOCブルゴーニュなわけですが、昨今の値付けはそれでもそんなにお安くもありませんね。エチケットに「Plan Gilbert」とあるのは畑の名前のようです。こういう所在のはっきりしたAOCブルゴーニュは狙い目なんですよ。
公式ページはシンプルですが、見やすくて情報も整理されていていい感じです。
個別のワインもデータシート付で説明されています。
・ピノ・ノワール 100%
「プラン・ジルベール(Plan-Gilbert)」という、1964 年、1968 年、1982 年に植えられた0.66ヘクタールの畑です。最長50年超の樹齢ですね。12ヶ月の樽熟成をしています。
モレ・サン・ドニのドメーヌ・ユベール・リニエ訪問。ご存じ県道D974号線沿いでした。
表札など上がっていないので外からはわかりませんが、ワインのエチケットにもある2匹の犬?の紋章が中の建物にありました。また、奥の洋館(コテージ)は小さいですが「Grand Cèdre」という名前で宿泊もできるようです。
さあ、今日のAOCブルゴーニュの畑、「Plan-Gilbert」を探してみましょう。
(地図はLuc Corporation様サイトより拝借)
AOCブルゴーニュの畑名まで載っていて毎度お世話になっているラックコーポレーション様の地図を拝借し追記します。県道D974号線沿いのモレ・サン・ドニとシャンボール・ミュジニーの境にまたがって「Plan de Gilbert」という畑がありました。AOCブルゴーニュですし名前からしてこれに間違いないでしょう。ドメーヌ・ユベール・リニエからも目と鼻の先ですし。白字でドメーヌ名・畑名書き込んで位置を示しています。(畑は目立たせるために色を変えています。)
さあ、この辺り一帯をGoogle Map上に転記して位置関係を把握しましょう。
モレ・サン・ドニからヴォーヌ・ロマネ辺りまでを南北を横に置いて見ています。ちょうど真ん中を県道D974号線が走っていますが、ここを境に村名畑とAOCブルゴーニュが分かれる傾向があるのが見て取れると思います。また、グラン・クリュ(特級畑)を赤で示していますのでその分布との関係も興味深いところです。赤と緑(AOCブルゴーニュ)の間には、描いてはいませんがプルミエ・クリュ(1級畑)と村名畑が層のように分布している格好です。しかし、ヴージョのところではグラン・クリュとAOCブルゴーニュが隣接したりなんかしてますね。こういうのを見ると県道D974号線を渡っただけで何が変わるんだろうと思ったりするわけです(笑)。
さて、今日のワインの「Plan de Gilbert」の畑ですが、ドメーヌ・ユベール・リニエのHPにはモレ・サン・ドニ側ではなくてシャンボール・ミュジニー側だと書かれています。ほぼほぼ畑の位置が特定できてきました。地図にはその辺りの風景をインポーズしています。
その辺りをもう少し大きいスクショで見てみましょう。いやあ、素晴らしい眺めです。
遠くの斜面にボンヌ・マールとクロ・ド・タールのグラン・クリュが見えます。歩いても15分とかからない距離です。土壌は多少違うのかもしれませんが気候風土含め今日のAOCブルゴーニュのプラン・ド・ジルベールの畑とそんなに違わないんじゃないかと(希望も含め…笑)思ってしまいます。いや、積極的に思いましょう(笑)。
エチケット平面化画像。
裏ラベルはインポーター・シールのみだったので下につけてます。あっ、ラックコーポレーション様だ!(笑)
さあ、抜栓。
キャップシールにドメーヌ名のエンボスがカッコいいです。
コルク平面化。
今日のプラン・ジルベール専用品ですね。
1880年頃、ジャック・リニエさんがモレ・サン・ドニのブドウ畑を購入しドメーヌがスタート。ドメーヌは代々受け継がれ、ユベールさんが現在の当主。ドメーヌ・ユベール・リニエの名前の所以です。実はユベールさんは息子のロマンさんにドメーヌを託し1992年には引退しようとしていたそうですが2004年になんとそのロマンさんが急逝します。ユベールさんはそんな不幸も乗り越え現役復帰。もうひとりの息子ローランさんもドメーヌに加わり現在に至ります。(Google Map上は「Domaine Hubert et Laurent Lignier」と親子の名前で表示されますね。)
ロマンさんの他界後、その奥様によって折半耕作に出されていた畑も戻り、現在9ヘクタール、クロ・ド・ラ・ロッシュ・グラン・クリュ他、24のワインを生産しています。
ロマンさんの他界後、その奥様によって折半耕作に出されていた畑も戻り、現在9ヘクタール、クロ・ド・ラ・ロッシュ・グラン・クリュ他、24のワインを生産しています。
公式ページはシンプルですが、見やすくて情報も整理されていていい感じです。
個別のワインもデータシート付で説明されています。
・ピノ・ノワール 100%
「プラン・ジルベール(Plan-Gilbert)」という、1964 年、1968 年、1982 年に植えられた0.66ヘクタールの畑です。最長50年超の樹齢ですね。12ヶ月の樽熟成をしています。
モレ・サン・ドニのドメーヌ・ユベール・リニエ訪問。ご存じ県道D974号線沿いでした。
表札など上がっていないので外からはわかりませんが、ワインのエチケットにもある2匹の犬?の紋章が中の建物にありました。また、奥の洋館(コテージ)は小さいですが「Grand Cèdre」という名前で宿泊もできるようです。
さあ、今日のAOCブルゴーニュの畑、「Plan-Gilbert」を探してみましょう。
(地図はLuc Corporation様サイトより拝借)
AOCブルゴーニュの畑名まで載っていて毎度お世話になっているラックコーポレーション様の地図を拝借し追記します。県道D974号線沿いのモレ・サン・ドニとシャンボール・ミュジニーの境にまたがって「Plan de Gilbert」という畑がありました。AOCブルゴーニュですし名前からしてこれに間違いないでしょう。ドメーヌ・ユベール・リニエからも目と鼻の先ですし。白字でドメーヌ名・畑名書き込んで位置を示しています。(畑は目立たせるために色を変えています。)
さあ、この辺り一帯をGoogle Map上に転記して位置関係を把握しましょう。
モレ・サン・ドニからヴォーヌ・ロマネ辺りまでを南北を横に置いて見ています。ちょうど真ん中を県道D974号線が走っていますが、ここを境に村名畑とAOCブルゴーニュが分かれる傾向があるのが見て取れると思います。また、グラン・クリュ(特級畑)を赤で示していますのでその分布との関係も興味深いところです。赤と緑(AOCブルゴーニュ)の間には、描いてはいませんがプルミエ・クリュ(1級畑)と村名畑が層のように分布している格好です。しかし、ヴージョのところではグラン・クリュとAOCブルゴーニュが隣接したりなんかしてますね。こういうのを見ると県道D974号線を渡っただけで何が変わるんだろうと思ったりするわけです(笑)。
さて、今日のワインの「Plan de Gilbert」の畑ですが、ドメーヌ・ユベール・リニエのHPにはモレ・サン・ドニ側ではなくてシャンボール・ミュジニー側だと書かれています。ほぼほぼ畑の位置が特定できてきました。地図にはその辺りの風景をインポーズしています。
その辺りをもう少し大きいスクショで見てみましょう。いやあ、素晴らしい眺めです。
遠くの斜面にボンヌ・マールとクロ・ド・タールのグラン・クリュが見えます。歩いても15分とかからない距離です。土壌は多少違うのかもしれませんが気候風土含め今日のAOCブルゴーニュのプラン・ド・ジルベールの畑とそんなに違わないんじゃないかと(希望も含め…笑)思ってしまいます。いや、積極的に思いましょう(笑)。
エチケット平面化画像。
裏ラベルはインポーター・シールのみだったので下につけてます。あっ、ラックコーポレーション様だ!(笑)
さあ、抜栓。
キャップシールにドメーヌ名のエンボスがカッコいいです。
コルク平面化。
今日のプラン・ジルベール専用品ですね。
Alc.14%。
ルビー。細いですが粘性のありそうな涙。
フランボワーズ、チェリー。
熟成香感じますが生き生きとした果実が香ります。
熟成香感じますが生き生きとした果実が香ります。
辛口アタック。
ドラマチックな存在感のある味を実感しますが、
素晴らしいバランスのなせる技でしょうね。
以降、盛り下がることなく、
フィニッシュまで悠遠のロードが続きます。
シャンボール・ミュジニー村名畑に隣接した、
いいAOCブルゴーニュに出会えたようです。
いいAOCブルゴーニュに出会えたようです。
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Domaine Hubert Lignier
Bourgogne Pinot Noir - Plan Gilbert 2019
Bourgogne Pinot Noir - Plan Gilbert 2019
RRWポイント | 94点 |
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