ボトルに見慣れたサッシカイアのマークがありますね。
実はこれ、サッシカイアの一族がアルゼンチンで醸すワインです。
おまけにボルドー品種ではなく、ピノ・ノワール。
えっ?えっ?えっ?と思わず試したくなるでしょ。(笑)


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アルゼンチンのパタゴニアにボデガ・チャクラを設立したのが、
サッシカイアのオーナーの甥のピエロ・インチーザ・デッラ・ロケッタ氏。
ニューヨークで試飲したアルゼンチンのピノ・ノワールに衝撃を受け、
すぐにアルゼンチンへ飛んで行って畑を購入したそうです。
2004年が初リリースですが、今じゃ南米ナンバーワンの高評価です。
今日の「Barda」はその中でも一番ベーシックラインになりますが…。


公式ページはワイン情報もそこそこで、
特にパタゴニアのテロワールの説明に多くを割いている感じです。
オーガニックやビオディナミの実践についても説明があります。

今日の「バルダ」は若木から作られる早飲みを想定したレンジです。
チリのように、畑はすべて接木していないそうです。
写真を見る限りは完全除梗のようですね。
樽熟はフレンチオークで10ヶ月となってますが、
テクニカルシートでは2016年は8ヶ月になってました。
年ごとのデータを見るとどんどん短くなってるようです。
2017年以降は75%がセメントタンクで熟成となってます。


ワイナリー訪問。ううっ...やはりストビューで近寄れない。
Chacra02
上空から見ると結構立派な施設のようです。周りはかなりの田舎。

南米大陸レベルで位置関係を見ておきましょう。
パタゴニアというのはコロラド川以南から大陸の先端までの地域です。
コロラド川以北はパンパですね。乾燥・湿潤パンパ、習いましたね。(笑)
Chacra01
メンドーサ州の南、ネグロ川が真ん中を流れるリオ・ネグロ州にあります。
コロラド川とネグロ川に挟まれたパタゴニアの北端の地域ですね。
チリのワイン産地と緯度を見比べてください。ワイン作りの南限です。
冷涼な気候でピノ・ノワールにいいんでしょう。


ラベル平面化画像。
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サッシカイア・マークも崩れずにうまく撮れました。


さあ、抜栓ですよ。
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横にミレジム入りながら、ノンブランドの合成コルク。

Alc.12.5%。
ルビー。透明感があります。
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フランボワーズ、チェリー、イチゴ。
華やかです。微かに茎っぽさも。
辛口アタック。
味わいはしっかりしており、酸味も効果的にハーモニーです。
微かな苦味がまた絶妙です。
喉越しで旨味が頂点に達し、余韻がじんわり続く…。
なんだこれ。傑作ブルゴーニュに出会ったような錯覚を起こします。

ピエロさんがパタゴニアのポテンシャルに惚れ込んだのがわかります。
ブラインドで飲んだら、みんな上等ブルゴーニュを信じて疑わないでしょう。


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Bodega Chacra Barda Pinot Noir 2016
Patagonia Argentina
RRWポイント 92点