ブルゴーニュで注目の日本人醸造家、斎藤政一氏のプティ・ロワです。
長野県の小布施ワイナリー(ドメーヌ・ソガ)での研修された後、2006年に渡仏、
シモン・ビーズ他、ドメーヌ・ルフレーヴ、ジャック・フレデリック・ミュニエ、
アルマン・ルソーなど錚々たる所で経験を重ね、2016年自身のワイナリーを設立。
そんなプティ・ロワの2017年のブルゴーニュをいただいてみましょう。


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2016年に立ち上げたのはネゴシアンのメゾン・プティ・ロワだそうで、
翌2017年にショレ・レ・ボーヌに居を構えドメーヌ・プティ・ロワとなってます。
エチケットにはMaison Petit-Royとありますね。どこで醸したのでしょう?


公式サイトはまだないようです。代わりに、インポーターのサイトを貼っておきます。

扱いワイナリーの紹介がPDFで見られます。

とにかくネット情報しか頼るものがないですが、
・ピノ・ノワール 100%(手摘み収穫・樹齢平均70年)
除梗率はキュヴェによって変わるらしいですが、2017年のこれは、
「ビオディナミで育ったピノ・ノワールを除梗せず」とありました。
熟成は木樽で12ヶ月のようです。


ショレ・レ・ボーヌの集落にあるドメーヌ訪問します。
PetitRoy01
プレス機が見えるのでここで間違いなさそうです。地下セラーもあるそう。
ボーヌの町が近いので大きなスーパーもあり生活は便利そうです。(笑)

畑は、オート・コート・ド・ボーヌに0.8ha、ポマール村に1haのピノ・ノワール、
サヴィニー・レ・ボーヌ近郊に0.2haのアリゴテ、0.1haのシャルドネがあるそうですが、
Google Map探訪が出来そうにないので、今日はなし。(笑)


エチケット平面化画像。なかなかいいデザインと思います。
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裏ラベルはなく、インポーターシールのみだったので下につけました。


さあ、抜栓。
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割と液面が上がった跡がありますね。ちょっと心配…。

コルク平面化。
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どうもコルク上まで液面が達していたような跡がありますね。

Alc.12.5%。
クリア感あるルビー。細かな涙は割とはっきりしてます。
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フランボワーズ、フレーズ。
チャーミングな香りかなとも思うし、酸の香りにも感じます。
青臭い茎感もありますね。確かに除梗なしっぽいです。
やはり酸から切り込んでくる辛口アタックです。
フルーティな酸なのでまだ耐えられますが。
旨味のあるのはわかるんですが、全体像は酸に覆われてます。
おいしいとはとは思うんですが、
酸を楽しむように作られているような気さえします。(笑)

ポテンシャルは感じました。
最後にオリが少々ありました。


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Petit-Roy
Bourgogne Souvenir 2017
RRWポイント 88点