Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Pierre_Damoy

Pierre Damoy Marsannay “La Brétignière” 2013

ピエール・ダモワのマルサネです。ブルゴーニュの高騰を気にして、辺境やマイナー産地のピノ・ノワールを試す日々が続いていますが、久々のコートドールの村名、それも有名どころのダモワということでテンション上がり気味です(笑)。まあ、マルサネもマイナー村名という感じではあるんですが、畑名(La Brétignière)がついているのでどこか突き止めて地図が描けそうです。

IMG_0733
ドメーヌ・ピエール・ダモワは1930年代にジュリアン・ダモワさんがジュヴレ・シャンベルタンに設立したという歴史あるドメーヌ。所有する畑は95%がジュヴレ・シャンベルタン。その内80%は特級畑。そしてシャンベルタン・クロ・ド・ベーズ(Grand Cru)の最大の所有者だそうで。間違いなくジュヴレ・シャンベルタンを代表する造り手のひとつと言えるでしょう。

公式ページは前回見た時は工事中でしたがURLも変わり再開しているようです。

しかしよく見るとトップページだけで他は何もありません。これじゃあ工事中と変わらんし(笑)。

・ピノ・ノワール 100%

セパージュは間違いないでしょう。ネット情報に頼りますがこれ以上の情報なし。ただ、「Domaine Pierre Damoy」ではなく「Pierre Damoy」名のワインは買いブドウからのキュヴェだそうで、今日のマルサネは畑名はわかっていますが買いブドウということになります。樽熟成は一般情報として、16~24ヶ月だそうなので、16ヶ月はやってるでしょう。

これはブルゴーニュ訪問時に撮ったシャンベルタン・クロ・ド・ベーズの写真。
DP3M4212
ダモワはこのシャンベルタン・クロ・ド・ベーズの最大の所有者なので、写真に写る小屋もダモワのものです。(小屋の壁にPierre Damoyの文字)まあ、この畑からのワインではないので参考資料ですが(笑)。

一応、ドメーヌ訪問。前にも訪れましたが路地が狭くてうまく撮れません。
Damoy01
敷地は広いんですが中があまりのぞけません。ホントここかなぁ(笑)。

ジュヴレ・シャンベルタン村の地図にドメーヌの位置(丸印)を示しておきます。
Gevrey-Chambertin_N
特級畑、1級畑、村名畑、AOCブルゴーニュの分布もわかるうようにしています。

そうそう、今日のワインはAOCマルサネでした。一般の地図を見てみましょう。
Marsannay
ご覧のように、AOCマルサネ(AOC Marsannay)は、マルサネ・ラ・コート(Marsannay-la-Côte)村に加え、クーシェ(Couchey)村、シュノーヴ(Chenôve)村にもまたがっています。また、AOCマルサネにはロゼ(AOC Marsannay Rosé)もあるんですが、この地図によると赤・白のAOCマルサネとは違うところになるようですね。3村にまたがるところは同じですが。

今日のワインはAOCマルサネの「La Brétignière」という畑らしいということはラベルからわかっていますので探してみると…ありました! クーシェ(Couchey)村にあるようですね。(黄丸色で印をつけました。)

AOCマルサネとジュヴレ・シャンベルタン村のダモワを1枚の地図に入れると…。
CharlopinHer01
こんな感じ。AOCマルサネとジュヴレ・シャンベルタンの間にはフィサン(Fixin)とブロション(Brochon)がある位置関係です。


クーシェ村にある「La Brétignière」という今日のワインの畑に行ってみます。
La_Bretigniere
久しぶりのブルゴーニュ・コートドールの畑訪問。やっぱり楽しいです(笑)。


エチケット平面化画像。
IMG_8885

裏ラベルはなくインポーターシールのみです。
IMG_88852


さあ、抜栓です。
IMG_0729
キャップシールはダモワのエンボス入り。

コルク平面化。
IMG_0730
ミレジムもしっかり入ってます。

Alc.13%。
微かにエッジがオレンジ味のルビー。
IMG_0732

フランボワーズ、プラム、ヘーゼルナッツ。
辛口アタック。
酸味はイキイキ生きてます。
味わいは複雑味が織りなすレイヤー感があります。
酸と渋味が喉元を通り余韻に続きます。
しっかり印象残すいい余韻。


*****


Domaine Pierre Damoy
Marsannay “La Brétignière” 2013
RRWポイント 94点


Pierre Damoy Bourgogne 2012

1930年代にジュリアン・ダモワが設立した歴史あるドメーヌ。
所有する畑は95%がジュヴレ・シャンベルタン。その内80%は特級畑。
シャンベルタン・クロ・ド・ベーズの最大の所有者だそうで。
そこの、そう、AOCブルゴーニュをいただくのです。(笑)


IMG_9049
こういう作り手のAOCブルゴーニュは間違いないです。
たくさんの銘酒を作りながら、安物だけ手を抜くのは手間ですからね。(笑)
畑の違いはあれど、少なくともテクニックは似かよるはず。


公式ページは工事中。

再開は2010年12月とメッセージが。
en_construction
もう8年以上も経ってるんですが!再開する気あるの?

しかし、情報がないのは困りますね。
AOCブルゴーニュの畑の場所なんかわかるとよかったんですが。
ただ、「Domaine Pierre Damoy」ではなく「Pierre Damoy」名は、
買いブドウからのキュヴェだそうで、そりゃそうですよね。


これはブルゴーニュ訪問時に撮ったシャンベルタン・クロ・ド・ベーズの写真。
DP3M4212
ダモワはこのシャンベルタン・クロ・ド・ベーズの最大の所有者なので、
写真に写る小屋もダモワのものです。(小屋の壁にPierre Damoyの文字)
まあ、この畑からのワインではないので参考資料ですが。(笑)


一応、ドメーヌ訪問。
PierreDamoy01
敷地は広いですが中があまりのぞけません。

ジュヴレ・シャンベルタン地図にドメーヌの位置を示しておきます。
GevreyChambertin09


エチケット平面化画像。
IMG_8688


さて、抜栓です。
IMG_9046
AOCブルゴーニュでもミレジム入り専用コルク。

コルクも平面化撮影しておきます。
IMG_9045

Alc.12.5%。
ルビー、オレンジがかってます。割と涙はっきり。
IMG_9048

フランボワーズ、スパイス、リコリス、香ばしさもあります。
辛口アタック。加えて酸でしょうか、清涼感あります。
複雑味と果実味が同居した味わいはいけますね。
タンニンか、苦味要素が喉越しで現れ、
飽きさせることなくフィニッシュへいざないます。

おおっ、さすがジュヴレ・シャンベルタンを代表する造り手。
AOCブルゴーニュでも手抜かりなし。


*****


Pierre Damoy Bourgogne 2012
RRWポイント 92点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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