Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

RRWポイント:83点

Domaine Py Cuvée Jules 2019 Corbières

フランス各地のAOCを見ていると、赤・白・ロゼの3種ともが認められたところが意外とたくさんあることに気づきますが、ロゼとなると、プロヴァンスやマルサネやタヴェルなど有名どころしか試す機会がなかなかないんですよね。なので今日はラングドックはコルビエールAOCロゼをいただいてみましょう。


IMG_4210
作り手のドメーヌ・ピィは2003年創業とまだ新しい家族経営のワイナリーですが、モンターニュ・ダラリック(Montagne d'Alaric)の麓に所有する154haの畑(内、50haは AOC Corbières 認定畑。)から1万ヘクトリットルのワインを生産する規模を誇っています。また、このワインのユーロリーフのマークからもわかるようにビオワインを作っています。2008年にオーガニックに移行したんだそうです。


公式ページはシンプルながらカッコいい感じです。

ワイン紹介もしっかり。こだわりを持って作っているのが伺えます。
・シラー 50%
・グルナッシュ 40%
・サンソー 10%
と、これら黒ブドウ3種からこのロゼが作られます。
3種それぞれ別々に浸漬(マセラシオン)し、マストに色がついてきたら果汁のみを抜き取り、これまた別々に発酵させ後にブレンドします。いわゆる「セニエ法」というロゼの製法ですが、品種別に発酵させて後でブレンドするのがこのドメーヌのやり方で、テロワールがより表現されるとか。あとはシュール・リーで熟成させ、アロマを抽出し品質を安定させます。軽くろ過して完成です。

ロゼの製法には、セニエ法(Saignée=フランス語で「血抜き」の意)の他にも、直接圧搾法という破砕後すぐに搾汁する方法もありますが、セニエ法より色が薄くなるのは想像がつきますね。
また、混醸法という、黒ブドウと白ブドウを混ぜて発酵させる方法もあります。混ぜてから発酵というのが大事で、出来上がってから赤・白を混ぜては「ロゼ」が名乗れません。(シャンパンおよびスパークリングワインは「アッサンブラージュ(ブレンド)法」が認められており、この限りではありません。)


さあ、ドメーヌ・ピィを訪問。
py01
カルカッソンヌ(Carcassonne)から AOC Corbières-boutenac のあるブートナック(Boutenac)に向かう道すがらのドゥザン(Douzens)という小さな町にあります。

オード県を俯瞰した地図で、コルビエールAOCとドメーヌの位置関係を見ます。
py02
オード県だけでもこれだけのAOCがあるんですね。ラングドック、課題が多いです。


エチケット平面化画像。
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ユーロリーフが誇らしげです。


さあ、抜栓。
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コルク平面化。
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ドメーヌ名入りですが、無名の集成コルク。

Alc.13%。(pH:3.90、Brix:6.2)
薄いシルバーピンクって感じ。
IMG_4208

ラズベリー、カシス、チェリー。
軽く甘みを感じたあとしっかりした酸が来ます。
風味はプラムっぽいかな。
複雑味やタンニン成分はあまり感じません。
やっぱりロゼは爽やかさ楽しんでスルスル飲むものか…。


*****


Domaine Py
Cuvée Jules 2019
Corbières
RRWポイント 83点


Medici Ermete Quercioli Reggiano Lambrusco DOC Secco

ランブルスコ(Lambrusco)というエミリア・ロマーニャ州中心に作られる発泡性の赤ワインがあるというのは知識としてはあるのですが、試したことも、その知識を深めたこともなかったので、これはイカンということになりました。「ランブルスコ」ってブドウの品種名なんですね。タンニンが少なめで軽めの味わいらしいです。スティルワインでパッとしない品種はスパークリングにすると七難隠すみたいなこともあるのかもしれません。(笑)ところで、今日のこれは税込み844円でした。安いですね~。おいしかったらすごく偉いんですが…。


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メディチ・エルメーテというこの作り手、名前の通り13世紀からフィレンツェで栄えた「メディチ家」の流れを汲んでまして、エミリア・ロマーニャに移り住んだ正統派一族なんだそうで。ワイン造りは1890年に始まったという歴史もあるところです。今日のワインではなくフラッグ・シップのコンチェルトというやつではありますが、2008年以降ガンベロ・ロッソ誌で最高評価を連続して受けてたりして、名実ともにNo.1ランブルスコ・メーカーということらしいです。


公式ページは大手らしくしっかりしています。情報量も十分です。

しかし、ランブルスコあるあるなのかもしれませんが、NVだし、セパージュがこうです。
・ランブルスコ・サラミーノ
・ランブルスコ・マラーニ
はい。パーセンテージ不明です。(笑)
おまけに、早飲み仕様なので1~2年の内に消費するようにと書いてますが、NVなのにどうしたらいいのやら。(笑)上等なやつは瓶内二次発酵もやるようですが、ローエンドはステンレスタンクにてシャルマ方式だそうです。

ランブルスコというのは古くからのイタリアのブドウ品種で、無数に種類があります。現在は6~10種類がメインになっているそうですが、お陰でか赤だけでなく白やロゼも作られるそうです。

今日のランブルスコ・サラミーノLambrusco Salamino)もその一つ。エミリア・ロマーニャ州のモデナ県や、今日の作り手の所在でもあるレッジョ・エミリア県で多い品種です。
Lambrusco_Salamino
円筒状に実がつくことから「サラミ」になぞらえた名前らしいですが、そうは見えません。(笑)

もうひとつがコレ。ランブルスコ・マラーニLambrusco Marani)。
Lambrusco_Marani
これもレッジョ・エミリア県南部で多い品種だそうです。


さて、作り手訪問します。工場風情ではありますね。
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パルマ(Parma)とレッジョ・エミリア(Reggio Emilia)の町を結ぶ道路の道すがらにあります。チーズのパルミジャーノ・レッジャーノってこの2つの町の名前から来てるんでしょうかね。

公式ページにエミリア・ロマーニャ州とザクっとした所在の地図がありました。
ER00
エミリア・ロマーニャ州内の県名を書き足したは僕です。(笑)

これではどうにもならないので、やはりGoogle Map上で確認しましょう。これ描くの結構大変なんですが、描き終わったあとの理解度が違います。なので毎回頑張りますよ~。(笑)
ER01
エミリア・ロマーニャ州は、北側をイタリア最長の川「ポー川」がロンバルディア州との境となり、南側はアペニン山脈となりますが、平野が多いのがわかります。レッジョ・エミリア県にあるメディチ・エルメーテの所在も書き込んだのでご確認ください。

地図に書き込みましたが、エミリア・ロマーニャ州にはランブルスコ種のDOCが以下の5つ。
Lambrusco Salamino di Santa Croce DOC(ディ・サンタ・クローチェ)
Lambrusco di Sorbara DOC(ディ・ソルバーラ)
Lambrusco Grasparossa di Castelvetro DOC(グラスパロッサ・ディ・カステルヴェトロ)
以上は、モデナ県にあり1970年DOC認定になっています。
Reggiano DOC(レッジャーノ、1971年DOC認定。)
Modena DOC(モデナ、2009年DOC認定。)
この二つのDOCは品種がランブルスコだけではないので名前にランブルスコがつきませんが、ランブルスコ(ランブルスコの品種は問わず)を85%以上使えば「Lambrusco」が表示できます。
今日のワイン、Reggiano Lambrusco DOCがそうですね。
因みに、モデナDOCはランブルスコを使ったスパークリングと赤・ロゼの他、白品種を使った白ワインが認められていますが、レッジャーノDOCは白がありません。が、レッジャーノDOCはランブルスコ以外の黒品種(Ancellotta、Cabernet Francなど)を使ったロッソ(赤)があります。ややこしや…。

ロンバルディア州になりますが、こういうランブルスコのDOCもあります。(上の地図参照)
Lambrusco Mantovano DOC(マントヴァーノ)


ラベル平面化画像。特徴的な形のボトルなので撮影は難儀しました。
IMG_4097
裏ラベルに「Vino Frizzante Secco」とありますが「Frizzante」は微発泡のことです。(ランブルスコには「Spumante」と書いた炭酸強めもあります。)
「Secco」は辛口(残糖15g/L以下)で、このようにアルコールが11%くらいになりますが、甘口は「Amabile」といって(残糖~50g/L)アルコールが8%ほどになります。


さあ、抜栓。
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ミュズレもコルクもシンプルです。お安いですからね。

Alc.11%。(pH:3.98、Brix:7.4)
しっかり色付いたルビー。
IMG_4122

ピーチ、みかん…ぶどう?(笑)
香りは赤ワインとはおおよそ想像できない感じですね。
酸味が程よく炭酸と混ざり合い、
軽すぎて、ともすれば感じない(笑)赤ワインの味わいを持ち上げてくれます。
果実味も相まってスルスル飲んでしまいます。
軽い、薄っぺらいが身上ですからね。
赤ワインとして評価すると点数は厳しくなりますが、
これはこれで楽しみ方のあるワインだと思います。


*****


Medici Ermete
Quercioli
Reggiano Lambrusco D.O.C. Secco NV
RRWポイント 83点


Van Loveren The Coffee Pot Pinotage 2019

近所のコストコでワインを物色することが多くなってます。今日は南アフリカ。
南アフリカ固有の交配品種ピノタージュですが、また見つけましたコーヒー風味。
本当にコーヒーが香ったりするから不思議。ピノ・ノワールxサンソーなのにね。


IMG_3375
作り手は1937年にロバートソンに創設の家族経営ワイナリー、Van Loveren です。
1699年に南アフリカに移住したご先祖さまが Christina Van Loveren さんだそうで、
その名前をワイナリーにつけたというわけです。


公式ページは今風でよくできてそう。ブログなんかもあったりして。

やっぱりコストコ専用品だからでしょうか、今日のワインが載ってません。
コストコ公式のショップサイトに若干の説明がありました。
・ピノタージュ 100%
それから推察するに、African Java Pinotage というのと同じもののようです。
発酵から熟成まで、フレンチオーク樽ではなく、フレンチオークチップを使います。
「100% new French oak staves (樽板)」とありましたが、他にも「on the oak」とか、
はっきり「with 100% new French oak chips」という表現でも書いてありました。
熟成期間は6ヶ月。どうやらオークを使った熟成がコーヒー風味の秘密のようです。
しかし、オークチップに新樽100%の概念はあるんでしょうか?(笑)

ピノタージュは、ステレンボッシュ大学の Abraham Isak Perold 教授により、
ピノ・ノワールサンソーとの交配から、1925年に南アフリカで生まれました。
VanLoveren03
Pino Noir と Cinsault ですから、Pinosault にでもなりそうなもんですが、
南アフリカではサンソーを昔から Hermitage というシノニムで呼んでいて、
Pino+tage となったという訳です。

サンソーのモノセパージュも何度飲んでますが、それとピノ・ノワールを交配し、
ピノタージュのようなスモーキーでしっかり渋みもある品種になるのが不思議です。


さて、作り手訪問。ロバートソンの町から車で12分。周りは一面畑です。
VanLoveren00
前にシャルドネを試したデ・ウェツホフ(De Wetshof)のすぐ隣でした。

W.O.(Wine of Origin)Robertson。この地図で位置関係を確認します。
VanLoveren02
W.O. Western Cape の地図ではわかりやすい方だとは思うんですが…。

やっぱり、Google Map上に転記してみましょう。(笑)
VanLoveren01
Van Loveren Family Vineyards の場所も示してますのでご確認ください。
地形図と重ねると、山や川で各々の産地が特徴づけられてるのがわかりますね。


ラベル平面化画像。
IMG_3036
名前もさることながら、コーヒー豆からワインが滴ってるようです。(笑)


さあ、スクリュー回転。キャップはマーク入りです。
IMG_3372
ネックには例の Sustainable Wine South Africa (SWSA) の認証ラベルです。
シールサーチのページでこの番号(8914-095090)を入力して認証確認します。

Alc.13.5%。(pH:3.76、Brix:8.0)
ガーネット。
IMG_3373

黒ベリー…って言うっか、すごいコーヒーの匂い。(笑)
黒糖、シーチキン的な香りの混合かもしれませんが、
コーヒーと言われりゃ、これはもうコーヒー。
酸と甘さから来るアタックです。
コクのある味の中心は感じるんですが、
全体的に上品な甘さに包まれている感じ。
余韻もそのままの味わいで続き、短めに退散です。

とても面白いワインではあると思うし、ゲロまずではないです。
ただ、思ってしまうのが「コーヒーは甘くないブラックで」ということ。(笑)


*****


Van Loveren Family Vineyards
The Coffee Pot Pinotage 2019
RRWポイント 83点


Félix Solís Fyi Red Blend 2017

リカマンで何となくラベルが気になって買ってしまった1本。
1400円ほどのお手頃価格だったんですが、ネットを見ると軒並み千円以下。
微々たる差ですが、飲む前から何だかな~とちょっとケチがついた気分。(笑)
ネックのシールはジェームス・サックリングさんの90点評価ですが、
調べると2018年ヴィンテージに対してです。こういうのも何だかな~。(笑)


IMG_1928
よし、こうなったら、このワインにまつわる何か面白いネタを探すしかないです。
「Fyi」はやはり「For Your Information」、「ご参考までに」という意味でした。
「ご参考までに、ここにちょっとおいしいワインがありますよ」的な感じだそうで。
スペイン語で「Para Tu Información」ですが、PTIよりFYIの方が通りがいいんでしょうか。


公式ページはこれ。かなりの大企業ですが、1952年創業の家族経営をアピール。

一応、今日の「Fyi」はデータシート付で載っていました。
セパージュは年々変わるのか「テンプラニージョとシラー」としか書いてません。
しかしながら、裏ラベルにこうありました。
・テンプラニージョ 60%
・カベソー 20%
・ガルナチャ 20%
全然違いますやん。シラーなんか入ってないし。(笑)
ブドウの出どころはスペイン各地(笑)。でも、古木の畑で手摘み収穫ですって。
ステンレスタンクで発酵後、アメリカンオーク樽で3~4ヶ月の熟成。
MLFもこの樽内でやるそう。

世界展開のためか、Félix Solís Avantisという会社も立ち上げてます。

公式は別サイトですが、ほぼ内容は同じ。(笑)


カスティージャ・ラ・マンチャ州のバルデペニャスに本拠地があります。
Solis01
訪問したら、すごいです。タンク群が石油コンビナートのようです。
こんなに誇らしげにタンク群を見せる作り手も珍しいような気がします。
ここから1.5時間ほど北上した所にもう一つ同じようなコンビナートを所有。(笑)
ラ・マンチャという名前で、こちらもワイナリーと言い張ってますが、もはや工場。

本拠地のDO Valdepeñasだけにとどまらず、Rías BaixasやRuedaも出してます。
しかしながら、まずはDOバルデペニャスの位置を確認しておきましょう。
Valdepenas
DOラ・マンチャに取り囲まれた感じですね。

DOバルデペニャスの公式ページです。日本語表示できます。

いろいろ蘊蓄がありそうですが、今日のワインがDOバルデペニャスではないので、
こんなリンクを貼っただけでお茶を濁しておきます。(笑)

いつもの地図でスペイン全体を眺めておきましょう。
SpainMap
敢えて書き込んでないですが、DO Valdepeñas、見つかりましたか?


エチケット平面化画像。
IMG_1555
控えめインポーターラベルはオリジナルを隠さなくていいです。


さて、抜栓。
IMG_1913
うん、普通。しかたないですね。

コルク平面化。
IMG_1915
DIAM3を採用です。

Alc.14%。
ガーネット。
IMG_1924

黒ベリー、プラム、アメリカンチェリー、リコリス。
辛口アタック。
フルーティさはかすかな甘さなのかな...いや、結構甘い。
味の芯はか細くて軽い印象。
酸味も感じながら尻切れトンボの余韻へ。

う~ん、不味くはないですが、値段なり…かな。
甘いのはいただけません。


*****


Felix Solis
Fyi Red Blend 2017
RRWポイント 83点


Concha y Toro Frontera Anniversary Edition Cabernet Sauvignon NV

嫁が料理酒にとコノスルのハーフボトルを買おうとしていたので、
同じチリならフルボトルでも倍はしないはずと売り場を見渡すと、
コンチャイトロ・フロンテラの一風変わったラベルを発見。
20周年のアニヴァーサリー・エディションとありノンヴィンテージ。
怪しすぎますが、これにしなさいと無理やりおすすめして購入。(笑)


IMG_0411
アンデスに花火が上がりまくっている図案はインパクトありますね。
なんでも、フロンテラの日本での発売20周年記念の限定デザインだそうで。
でも、お値段は普通のフロンテラと変わらず1000円以下です。(笑)


公式ページで一応探してみますが、日本限定版が載ってるわけもなし。


フロンテラ・シリーズの専用サイトというのもあります。

こちらのサイトは派手ながらワイン情報はほぼなし。

よって、本家サイトからカベソーの情報を下記します。
・カベソー 100%
収穫は40%だけ手摘み。あとは機械。ある意味正直な情報です。
熟成はステンレスタンクで4ヶ月。
しかしこれは普通のバージョン。今日の記念モデルはNVですからね…。


ラベル平面化画像。
IMG_0405


さて、料理酒になる前にお味見をしておきます。
IMG_0409
スクリューキャップも味気ない無印。

Alc.12%。
濃い赤紫色。
IMG_0410

カシス、ブルーベリー...シーチキン(!?)
かすかな酸味乗った辛口アタック。
嫌味はないんですが味の厚みは全く弱いです。
やはり居酒屋飲み放題レベルですね、これは。

しかし、普通のフロンテラよりもレベルが低い気がします。
日本発売20周年記念とか言って、さらに質の落ちる、
ノンヴィンテージを詰めてるんじゃないでしょうね、
メルシャンさん?


*****


Concha y Toro
Frontera Anniversary Edition
Cabernet Sauvignon NV
RRWポイント 83点


Masereto Monferrato Rosso 2015

リカマンの特売ワインですが、モンフェラート・ロッソDOCだそうで。
ドルチェット主体にブレンドしてあるようです。
味にもDOCにも興味が湧きますね。正体調べつつ試してみましょう。


IMG_9064


作り手は、デザーニ(Dezzani)というのはわかったのですが、
公式ページにはこのマセレトというブランドは載っていません。
ネット情報では、ドルチェット主体にバルベーラとカベソーのブレンドで、
樽熟はオーク樽にて12ヶ月とのこと。


モンフェラートDOCは、ピエモンテ州のポー川の南側、
アレッサンドラとアスティの町の周辺に広がる広域のDOCです。
正確にはアレッサンドリアの113コムーネ、アスティの118コムーネから成り、
1994年にランゲ(Langhe)とともにDOC認定されています。
Monferrato02
使用可能な赤品種は、バルベーラ、ドルチェット、ネッビオーロ、カベフラ、カベソー、
ボナルダ(BonardaというシノニムをもつDouce noirとは別品種のようです。)、
フレイサ(Freisa、ネッビオーロ、バルベーラ、ドルチェットと並ぶピエモンテの土着品種)、
グリニョリーノ(Grignolino、モンフェラートが発祥と言われる黒品種)、
ピノ・ネロ(=ピノ・ノワール)など盛りだくさん。
ロッソ(Rosso)の場合、これら品種をどんな比率でブレンドしてもOKです。
ビアンコ(白)はアレッサンドリア原産のコルテーゼ(Cortese)のみです。
詳しくは、Monferrato DOCをご参照ください。


作り手のデザーニ(Dezzani)を訪問します。
Monferrato01
ポー川寄り、トリノ寄りですが、モンフェラートDOCなんでしょうね。


ラベル平面化画像。
IMG_8751
何か賞を取っているようですね。


さて、抜栓。
IMG_9061
2年耐用DIAM2です。早飲みということがわかりますね。

Alc.14%。
濃いガーネット。赤味を帯びてます。
IMG_9063

カシス、ブルーベリー、スパイス。
甘み感じるアタックです。
軽い味わいは薄っぺらとも言えます。
酸味と甘みが調和してるようで違和感はないんですが、
深みはあまり感じることなく、
最初の甘みが若干の苦味に包まれながら貧弱な余韻へ続きます。
「鉄」酸っぱいのも何だかな~でした。


*****


Masereto Monferrato Rosso 2015
(Dezzani)
RRWポイント 83点


Château Larose-Trintaudon Le Haut-Médoc de Trintaudon 2014

なかなか立地のいいクリュ・ブルジョワで、
前回試した時は期待した、シャトー・ラローズ・トラントドンです。
2013年のハーフボトルでしたが、まさかの欠陥臭風味で撃沈でした。
そのセカンドらしきものを見つけたのでリベンジと相成りました。


IMG_7995
セカンドにありがちな「トラントドンのオー・メドック」という名前。
しかし、このシャトー自体がオー・メドックにあるので、
ファーストラベルもオー・メドックなんですがね。(笑)


公式ページでこのワインを探しますが、なんと載っていません。
てっきりこれがセカンドだと思っていたら、
セカンドは「Les Hauts de Trintaudon」というのが載っています。
困ったなと思っていると、裏ラベルにしっかりワイン情報がありました。
IMG_7956
セパージュは、
・カベソー 60%
・メルロー 40%
シャトー・ラローズ・トラントドンの作付けと同じです。
熟成は、オークに触れさせながらのステンレスタンクとなってます。
樽を使わず、オークチップ投入ってやつでしょうね。


シャトー訪問は、前回の写真を再掲しておきます。
Larose-Trintaudon02

サン・ジュリアンの際々に接してます。
Larose-Trintaudon01


さて、抜栓。
IMG_7991
コルク横にもミレジム入りは偉いです。

コルク平面化撮影しました。シャトー名はなし。
IMG_7988
5年耐用の合成コルク、DIAM5です。

Alc.13%。
濃いガーネットです。
IMG_7994

黒ベリー…うん?
やっぱりブショネ系のかすかな風味がします。
今日のは合成コルクのDIAM5ですからブショネはありえないはず。
若干酸味っぽい辛口アタック。
味は薄っぺらいですね。
酸味はそれほどきつくないんですが、
フルーティを思わせる良質な酸ではなさそうです。
感動がないまま、あっさりした余韻で終わります。

つまりは…欠陥風味がこのシャトーの個性ということなんでしょうか。
前回の2013年の欠陥臭っぽい風味は、
生まれるべくして生まれたんだと半ば確信に変わります。
このシャトー、醸造施設見直した方がいいように思います。(笑)

前つけた73点よりはマシですが、それでも高得点は望めません。


*****


Château Larose-Trintaudon
Le Haut-Médoc de Trintaudon 2014
Haut-Médoc
RRWポイント 83点


Yellow Magic Winery Ashid MBA 2018

滋賀県のヒトミワイナリーで長く活躍後、
島之内フジマル醸造所でワインを醸した岩谷澄人さんご自身が、
山形県に構えたイエローマジックワイナリーだそうで。
ショップのメーリングリストでそんな情報が入ってきたので、
久しぶりのマスカベAをゲットしてみました。


IMG_7173
公式ページを見ると、「YellowMagicWineryは山形南陽市赤湯に
2019年秋に開設予定のワイナリーです。」と書かれています。
2018年は委託醸造として約10000本を製造とあります。

今日のマスカベAは、滋賀産「Muscat Bailey A」100%だそうで。
製造本数:1017本。これはその内の1本ってことですね。
詳しくはこのページに。


ラベル平面化画像。
IMG_7171


さて、抜栓。
なんとキャップシールなしです。
なんとなく衛生面が気になります。(笑)
Alc.10%。低っ!
クリアな赤紫、ローズピンク系も。
赤ベリー。
マスカベA特有のキャンディ香も感じますが強くはないです。
軽口アタック。
酸味は目立ちますが味わいはありますね。
舌触りに微炭酸をかすかに感じます。
ミルフィーユ鍋にはすごく合ったので、
あっさり和食のお供にはいいかもです。
マスカベAとしては飲みやすくていいと思いました。
バランスもなかなかいい。


*****


Yellow Magic Winery Ashid MBA 2018
RRWポイント 83点


Masso Antico Primitivo Salento 2017

リカマンで、「ルカ・マローニ99点」ってえらく宣伝してたので、
久々にプーリアのプリミティーヴォもいいかなと思いゲット。
ルカ・マローニはワインの果実味と心地良さに重点を置くという、
主要イタリアワインガイドの中で最も個性的な採点をするそうです。


IMG_7133
3項目を33点づつで採点するので最高点は99点なんだそうです。
するとこのワインは最高点なんですね。へんなの。(笑)

「Masso Antico」なる作り手の公式サイトは見つからず。
Schenk Italian Wineriesというグループの傘下のようです。
紹介ページには一応今日のワインのデータシートはありました。

セパージュは、プリミティーヴォ100%。
樽熟はフレンチオークで6ヶ月のようです。


ラベル平面化画像。
IMG_6777
IGT Solentoです。プーリア州、ブーツのかかと部分にあたる、
IGT(Indicazione Geografica Tipica)です。
ちょっとだけ「Appassito」しあたとあります。
樹上でちょっと乾燥させて果実味を凝縮させたんですね。


さて、抜栓。
Alc.14%。
濃いガーネット、透けづらい感じ。
黒ベリー、ブラックチェリー。
甘口のアタック。
味は厚いのですが、やはり甘みが気になる。
プリミティーヴォではうまい方だと思うのですが。

ルカ・マローニは果実味あれば99点なのかもしれませんが、
僕はちょっと辛口評価になってしまいました。


*****


Masso Antico Primitivo Salento IGT Appassito 2017
RRWポイント 83点


Château Lafite Rothschild / Carruades de Lafite 2013

昨日に引き続き、シャトー・ラフィット・ロートシルトですが、
セカンドのカリュアド・ド・ラフィットをいっしょにいただきました。
驚くのは、パーカーおじさんが77-79点という超低評価をしてること。
こんな低いパーカーポイントは初めて見ます。ある意味、興味津々。(笑)


IMG_6660
エチケットはファーストの風情が漂っています。
「超」1級、ラフィットのセカンドですからね。
ファーストより安く2万円ほどで買えますが、ぜんぜん偉くない。(笑)

公式ページによると、ファーストよりメルロー多めで、
専用区画で栽培されたブドウを使い、独自の個性を持たせてるとか。
ファーストのレベルに満たないのをセカンドに落とすわけではないようです。
セパージュは、
・カベソー 64%
・メルロー 29%
・カベフラ 4%
・プチヴェルド 3%
それほどメルロー多めでもないですね。
セカンドでもっと極端にメルロー主体にしてるシャトーもありますからね。
樽熟は、8割だけを18~20ヶ月。新樽率は10%です。

2013年の説明には、非常に天候が悪くて苦しんだと書いています。
加えてボトリティス菌が大発生して被害を受けたとあります。
2013年のボルドーはどこも出来が悪かったようですが、
ラフィットは特に悪いような印象を受けますね。
ちなみに、ボトリティス菌とは ボトリティス・シネレア菌という、
貴腐菌の一種ですかね?
もう、貴腐ワインにしちゃえばよかったかも。(笑)


エチケット平面化画像。イラストはファーストと同じですね。
IMG_6662


さて、いただきます。Alc.12.5%。
IMG_6658
濃いルビーですが、若干透明感もありますね。

ファースト(2014年ですが)と比べてみましょう。
IMG_6666
うん、やはりセカンドは色が薄めです。

黒ベリーですが、ナッツ?スパイス?のような風味も。
酸味が目立つアタックですね。
確かに味わいは薄っぺらく、酸味がパレットを支配します。
心地よいタンニンというものがほとんど感じられません。
余韻で、タンニンのなれの果てと思われる雑味をまとって、
最初の酸味がぶり返します。
おまけに、その嫌な感じが後味に残ります。
うわぁ、確かに最悪の部類です。

パーカーおじさんの77-79点とは言いませんが、
ラフィットともあろうもの、ここは勇気をもって、
「こんなのならセカンドは出さない」という決断もあったと思います。


*****


Château Lafite Rothschild /
Carruades de Lafite 2013
RRWポイント 83点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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