Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

RRWポイント:84点

Feudi di San Gregorio Lacryma Christi del Vesuvio 2017

ラクリマ・クリスティ(キリストの涙)というワインがあるのは知っていましたが、
ある日やまやの店頭で売っているのを発見すると、試さずにいられなくなるもので…。
DOCとしてはタウラージで楽しませてもらっているカンパーニア州のVesuvio DOCで、
その中の1種がLacryma Christi del Vesuvioと名付けられているようです。白もありますが、
赤はカンパーニア州の土着品種ピエディロッソ(Piedirosso)を50%以上使います。


IMG_0010
作り手はカンパーニア州の大手、フェウディ・ディ・サン・グレゴリオ。
小さな四角いラベルデザイン、イタリアのおしゃれ系って感じがします。
南イタリアに広く進出してるので、老舗かと思いきや意外に創業は1986年。
その昔(6世紀頃)カンパーニア州イルピニア地方のワイン造りの伝統を築いた、
グレゴリオ教皇に敬意を表して社名をつけたそうです。
「Feudi di San Gregorio」=「聖グレゴリオの領地」の意味になります。


公式ページはモダンですが、いろんな効果で使いにくし(笑)。日本語表示もできます。

日本語のデータシートまであるんですが、セパージュの比率が不詳。
・ピエディロッソ
・アリアニコ
とだけ書いてます。Lacryma Christi del Vesuvio DOCの規定でいくと、
ピエディロッソは50%以上は使われています。逆にアリアニコは30%まで。
なので、70%以上はピエディロッソということになります。
(規定ではOlivellaやSciascinosoというローカル品種も20%まで使用可。)
熟成はステンレスタンクで4~5ヶ月とあっさりです。
ピエディロッソ他これら土着品種はキリストの涙から生まれたという伝説があり、
このDOCの名前の元になったわけですが、なぜキリストが涙を流したかは、
長くなるので割愛します。(笑)


アヴェッリーノ(Avellino)県にあるフェウディ・ディ・サン・グレゴリオを訪問。
Lacryma02
でっかい敷地に立派な建物ですが、なぜに入り口がこんなに小さい?
けっこうな丘陵地でまわりも葡萄畑ですね。


さて、カンパーニア州のDOC/DOCGを確認しつつ、Google Mapを見ます。
Lacryma01
Lacryma Christiを含むVesuvio DOCはまさにヴェスヴィオ火山の周辺です。
アヴェリーノとフェウディ・ディ・サン・グレゴリオの位置関係もご確認を。


ラベル平面化画像。
IMG_2196
裏ラベルからすると表はすごく小さいんですが、あえて拡大してます。
裏のインポーターシールは表とフォントを合わせているのがニクいですね。


さあ、抜栓。
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キャップもコルクもシンプルに名前入り。

コルク平面化。
IMG_0007
合成コルクDIAM3(3年耐用)を使っています。

Alc.13%。
ガーネット。
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カシス、チェリー。
ちょっとびっくりな独特の酸味のある辛口アタックです。
ずっとその酸に覆われつつも、味の芯はしっかりあります。
う~ん、これがキリストの涙の味か…。(笑)
食事に合わせるのが難しそうなくらい個性的な酸でした。
しかし、なぜかスルスル飲めて1本空いちゃったんですよね。
この酸だけウェルカムな人なら評価は高いかも。


*****


Feudi di San Gregorio
Lacryma Christi Rosso del Vesuvio 2017
RRWポイント 84点


Bertani Valpolicella Ripasso DOC 2016

マァジがリパッソ製法を復活させ作ったカンポフィオリンが美味しかったので、
ヴァルポリチェッラ・リパッソDOCならもっと美味しいのかと物色した結果、
今度はマァジじゃなくてベルターニにしてみました。
ベルターニも1857年にヴェローナ地区で初めて設立された老舗ですからね。


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Valpolicella Ripasso DOCValpolicella DOCから2010年に分かれて出来ました。
古来のリパッソ製法(アマローネの搾り滓の上でワインを再発酵させる)なのに、
比較的新しいDOCです。
マァジがリパッソを復活させたのが1964年ですから、そこからしても50年ほど。
DOCになるまでずいぶん時間がかかったようです。


公式ページは洒落たデザイン。

情報もそこそこしっかりしてます。
・コルヴィーナ・ヴェロネーゼ 85%
・メルロー 10%
・ロンディネッラ 5%
当然リパッソ製法で作られ、熟成は50hlのフレンチオーク樽で9ヶ月です。


さあ、ヴェローナの北、山間のGrezzanaの町にあるベルターニ訪問。
Bertani01
この周辺とValpolicella Classica地域にあるTenuta Novareに合計200haの畑を所有。


ヴェローナの地図でベルターニの位置関係とDOC/DOCGの分布を確認。
Bertani02
Google Map転記をしようと思いましたが、地域が結構オーバーラップしていて断念。
上の地図の境界線をトレースしてインポーズしましたので、上の地図で確認の上、
Google Map上で照らし合わせて見てください。(笑)

今日のヴァルポリチェッラ・リパッソはTenuta Novareからと書いてあったので、
恐らくこの辺りではという所に行ってみました。Novareという地域ではあります。
Bertani03
この道の先に~Bertaniというワイナリーがあるんですが、そこなのかな?
URLも別にあって、独立した別のワイナリーのように見えます。


ラベル平面化画像。
IMG_1832
なかなか丸い図案は撮影が難しいです。

裏ラベルにはこんな風にインポーターシールが貼ってました。
IMG_1831
剥がすと下のようになります。モンテ物産のロゴ以外何が違うんでしょう?
なぞ~。(笑)


さあ、抜栓。
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キャップ、コルク、専用品です。

コルク平面化。
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ヴァルポリチェッラ・リパッソ専用。人工コルク、DIAM5を採用です。

そうそう、ボトルの口の部分には「BERTANI」名入り。
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ついでにValpolicella Ripasso DOCの認定証も写しておきます。

Alc.13.5%。
クリア感あるガーネット。
IMG_2049

黒ベリー、アメリカンチェリーのジャム、リコリス。
かすかにアニマル風味(笑)。
甘みに感じる酸を乗せた辛口アタック。
味の芯も甘みのベールに覆われてますね。
お陰で味の中心を探るのが難しいくらいです。
アヒージョに合わせたら気にならなくはなったんですが、
この甘さがじゃまして、なかなか楽しみにくいやつですね。
アマローネの搾り滓がかなり甘いとデータシートには書いてありましたが、
醸した後でもこれだけ甘いのは問題ですね。

マァジに作り方教えてもらった方がいいかも。(笑)
こうなるとベルターニのアマローネが気になりますね。
甘いのかな~?


*****


Bertani
Valpolicella Ripasso DOC 2016
RRWポイント 84点



Azienda Agricola Ca’ Richeta di Enrico Orlando Pinot Nero Castelleone 2014 Langhe DOC

ランゲDOCのピノ・ネロ(ピノ・ノワール)をお試しです。
イタリアは各地でピノ・ノワールをやっていて、DOCの品種にもなってます。
ブルゴーニュや新世界のピノとは違った個性があるような気がしてます。
品種くくりのワールドワイドな水平試飲って感じでいただきます。楽しいですね。


IMG_1270
Langhe DOCを確認しておきます。1994年制定、赤・白・ロゼ・Passitoの甘口と、
まあスタイルは何でもありです。赤用品種に限って言うと、
Barbera、Cabernet Sauvignon、Dolcetto、Freisa、Merlot、Nebbiolo、Pinot Nero
が認められており、ピノ・ノワールもかろうじて(?)入ってますね。
Langhe DOC+品種名を表示するには85%以上の使用が必要です。


公式ページはちょっと古くさい感じですが、一応ワインのラインアップは紹介されてます。

1800年代からMorando-Orlando家が運営する歴史あるワイナリーのようです。
現在は名前にあるようにエンリコ・オルランドさんが当主です。
しかし、ワイン紹介のページの醸造方法の欄、「熟成はDOCのルール通り」って、
そんな説明はないんじゃないの!?
ネットで情報探すと、樽熟成18ヶ月、瓶詰め後6ヶ月以上放置プレーだそうです。


作り手訪問。バルバレスコの東側、バルビという集落にあります。
CaRicheta01
この辺りは斜面も多く周りはきれいな畑が続いていますね。

ランゲDOCはかなり広域なのでこの地図で範囲を確認してください。
バローロ、バルバレスコも内包し、北側にはロエロも含みます。
Langhe01
Google Mapをインポーズした所が、今日のカ・リケータの場所です。


ラベル平面化画像。お洒落なデザインですね。
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相当エンリコ・オルランドさんの名前を前面に押し出してます。


さあ、抜栓。
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キャップシールにエンボスで紋章が入っています。

コルクも平面化。
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ここも、エンリコ・オルランド押しです。(笑)

Alc.12.5%。
薄い、クリア過ぎるルビー。涙の形はないです。
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ブルゴーニュの全房でもここまでクリアなのはあまり見ませんね。

ラズベリー、イチゴがかすかに香りますが、シーチキン!
来ました、たまに出会うシーチキン風味のピノ。
かすかな苦味をまとった味は軽くて弱いです。
喉越しから余韻は雑な酸がその弱い味をマスクしてきます。
欠陥とまでは行かないですが、変質してないとしたら、
かなりレベルは低いと思います。
若干欠陥を疑うので、正常に評価できないのは残念ですが。

と言いつつ、スルスル飲んじゃいました。
想像ですが、同じ作り方をネッビオーロでやったら、
おいしかったんじゃないかと。そんな気にさせる味でした。
ピノはピノなりの醸し方を研究された方がよろしいかと。(笑)


*****


Azienda Agricola Ca’ Richeta
di Enrico Orlando
Pinot Nero Castelleone 2014    
Langhe DOC
RRWポイント 84点


Castello della Sala Pinot Nero 2015

アンティノリのCastello della Salaが作るシャルドネを試しましたが、
一緒に同じ作り手のピノ・ネロ(ピノ・ノワール)も試しました。
シャルドネもそうでしたが、このピノ・ネロもウンブリアIGTですね。
イタリアって、土着品種をアピールするかと思えば、国際品種ガンガンOKで、
ともすればフランスをお手本にする…。イタリアの二面性を感じます。


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シャルドネのCervaro della Salaとよく似たラベルデザインです。
ただ、赤・白の違いを示すためか紙の色味が少し変えてあります。


公式ページはアンティノリのサイトの中でしたね。

・ピノ・ノワール 100%
シャルドネは地元品種のグレケットをブレンドしてましたが、
ピノ・ネロはさすがにモノセパージュですよね。
ソフトな除梗・圧搾をするとありますが、完全除梗じゃないんでしょうかね。
スキンコンタクトで低温浸漬、発酵はステンレスタンク。
その後、仏オーク樽でMLF(マロラクティック発酵)と10ヶ月の熟成が行われます。


ワイナリー訪問とウンブリア州のGoogle Mapは再掲しておきます。
Umbria00
14世紀に建てられた「サラ城」の中に最新のGravity Flowシステムがあります。
2010年に一新された最新システムで、醸造工程が進むにつれ下へ降りていきます。
最終的にお城の地下30mのセラーにて熟成されるといいます。

Umbria01
イタリアの真ん中、ウンブリア州全体が対象なのがウンブリアIGT
1995年制定、赤・白・ロゼが作られます。
あまり意味がないですが、赤に使用可能な品種を列記します。
Aglianico、Aleatico、Alicante、Barbera、Cabernet Franc、Cabernet Sauvignon、
Canaiolo、Carignano、Cesanese、Ciliegiolo、Dolcetto、Gaglioppo、
Gamay、Grechetto Rosso、Lacrima、Malbec、Malvasia、Merlot、
Montepulciano、Nero d’Avola (Calabrese)、Pinot Nero (Pinot Noir),
Primitivo、Rebo、Refosco、Sagrantino、Sangiovese、Syrah、Vernaccia...。
ABC順に並んでますが、主要国際品種から他州の名産品種まで何でもあり。
当然、何を何%使ってもOKです。
バリエタルは85%以上、少ない方の品種が15%以上であれば2品種表示もOK。
赤の最低アルコール度数が11%(白は10.5%)、熟成期間は規定なしです。
まあ、ウンブリア産であれば何でもオッケーのゆるゆるです。


ラベル平面化画像。
IMG_0528
店頭で撮影したので、ちょっとぐにゃぐにゃになりました。

Alc.14%。
濃い目のルビー。クリアではあります。
IMG_0542

フランボワーズ、ダークチェリー。
酸味が前に出たアタックです。
芯にも酸を感じる味わいはちょっと…。
プラム的な風味もあります。

嫌味な要素はないんですが、
普通においしいピノ・ノワールを想像すると、
少々レベルが低い気がします。
どうした、アンティノリ。


*****


Castello della Sala Pinot Nero 2015
RRWポイント 84点


Claude Lafond Le Clos du Château Valançay 2016

ロワールというのは広範囲で、いろんなAOCもあるのですが、
近所の酒屋の店頭ではそうそうめずらしいものには出くわしません。
よって、もっぱらネットで物色するんですが、それでも豊富ではないです。
あまり選べませんが、今日はトゥーレーヌのAOCヴァランセを試します。


IMG_9959
ヴァランセというと、メキシコのピラミッド型のチーズの方が有名のようです。
ロワールによくあるシェーブルタイプ(ヤギ乳原料)です。
ワインより早く1998年にAOCヴァランセになったそうです。(ワインは2004年。)


作り手は、クロード・ラフォンというルイィ(Reuilly)の作り手です。
ルイィってトゥーレーヌ地区(Touraine)じゃなく、中央フランス、
サントル・ニヴェルネ(Centre Nivernais) のAOCじゃなかったっけ?

ドメーヌ訪問してみます。確かにルイィの町にありました。
Lafond01
立派なところですね。

公式ページで確認することにしてみます。

扱いは、AOC Reuilly / AOC Valençay / IGP Loire Valleyの3種。
ルイィの畑は35ha、ロワール・ヴァレーは5haあるそうです。
そして、ちょっと離れますが、ヴァランセに3haの畑も所有とのこと。
それが今日の「Le Clos du Château」という畑らしいです。

なんとこの畑、ヴァランセのシンボル、ヴァランセ城のすぐ前でした。
ChateaudeValencay
この畑の半分に、ピノ・ノワール、コ(マルベック)、ガメが植えられ、
残り半分にソーヴィニヨン・ブランとシャルドネが植えられています。
(従い、Le Clos du ChâteauのAOC Valançayは白もあります。)
先代で創業者のクロード・ラフォン氏が惚れ込んで手に入れた畑だそうです。
(クロードさん他界後、娘のナタリーさんがドメーヌを引き継いでいます。)

というわけで、今日のワイン、1.5haに植えられた以下のセパージュです。
・Pinot Noir 50%
・Côt (Malbec) 30%
・Gamay 20%
醗酵・熟成はスチールタンクのみ使用です。


しかし、気になるのが、
サントル・ニヴェルネのルイィとトゥーレーヌのヴァランセの位置関係。
だいたいロワールのお勉強をすると大抵地域ごとに分けてありますから、
(ペイ・ナンテ、アンジュー・ソーミュール、トゥーレーヌ、サントル・ニヴェルネ)
実はすぐ隣なんてこともあるはずですよね。
よって、トゥーレーヌサントル・ニヴェルネを1枚の地図に収めてみました。
Loire_C_Nivernais
トゥーレーヌのヴァランセとサントル・ニヴェルネのルイィ、近いです。
ルイィのクロード・ラフォンからヴァランセ城まで車で40分の距離でした。
(いろいろ他のAOCとか書き込みましたので拡大してお楽しみください。笑)

そうそう、この地図、フランス全体から見るとこの部分です。(赤枠)
Loire_C_Nivernais02
全体像がわかってきました。
こうして見てみると、ブルゴーニュのグラン・オーセロワと、
サントル・ニヴェルネも案外近い…。


エチケット平面化画像。
IMG_9525
インポーター稲葉のサイトにこの作り手の詳細情報があります。


さあ、抜栓。
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汎用品ながら、出ましたノマコルクです。

コルクも平面化しておきます。
IMG_9956

Alc.13%。
濃いルビー~ガーネット。
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フランボワーズ、カシス。
茎っぽいです。低温浸漬から来るのかな。
辛口アタックからのフレッシュな感じの酸味。
舌触りは濁りを感じるんですが、
味の構造感と、いいようにも受け取れる気はします。
しかし最初の酸が帰ってくるんですよね。
これが余韻までつきまとうので結構減点。


*****


Domaine Claude Lafond
Le Clos du Château Valançay 2016
RRWポイント 84点


Château Talbot 2016

サンジュリアンの格付け第4級、シャトー・タルボです。
安定して美味しいなんて評価もあって、試したいと思ってました。
いつもと違う場所でのバイザグラスなんですが、
なにやら厳重なサーバーにセットされていてボトルが拝めません。


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まあ、品質的にはこういう文明の利器がありがたいんでしょうが、
ボトルを眺めながらいただけないのは困りものです。


公式ページはきれいな背景画像を使って凝った作りです。
が、しかし、ワイン情報が2015年までしかありません。
困りましたが、評論家のプリムールのレポートなんかを探します。
セパージュは多分こう。
・カベソー 55%
・メルロー 39%
・プチヴェルド 6%
樽熟は新樽率50%で14ヶ月と思われます。
パーカーおじさんはこの2016年に92点をつけていました。


さて、シャトー訪問。
Talbot01
まわりの木立が多くて、シャトーがちらっとしか見えません。

例によって、サンジュリアンでの位置を見ておきます。
Talbot02
真ん中、ですね。他の格付けシャトーも記してます。
サンジュリアンの格付けシャトーをまとめますので地図と併用ください。

PREMIERS CRUS<第1級>
なし

DEUXIÈMES CRUS<第2級>
Ch. Ducru-Beaucaillou(デュクリュ・ボーカイユ)
Ch. Gruaud-Larose(グリュオ・ラローズ)
Ch. Léoville-Barton(レオヴィル・バルトン)
Ch.Léoville-Las-Cases(レオヴィル・ラス・カーズ)
Ch. Léoville-Poyferré(レオヴィル・ポワフェレ)

TROISIÈMES CRUS<第3級>
Ch. Lagrange(ラグランジュ)
Ch. Langoa-Barton(ランゴア・バルトン)

QUATRIÈMES CRUS<第4級>
Ch. Beychevelle(ベイシュヴェル)
Ch. Branaire-Ducru(ブラネール・デュクリュ)
Ch. Saint-Pierre(サン・ピエール)
Ch. Talbot(タルボ)

CINQUIÈMES CRUS<第5級>
なし


さて、いただきますよ。
Alc.13.5%。
濃いガーネットです。

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黒ベリー、ブルーベリー、ジャム風情?黒糖感?
水くさい辛口アタックです。
味は中の方にある様ですが、行儀の悪い若い酸が暴れ回ります。
余韻も評価しようが難しい感じ。
欠陥ではなさそうですが、
これが平常なら相当レベルの低いシャトーだと思いました。
また別のミレジムでリベンジ必要ですね。


*****


Château Talbot 2016
Saint-Julien
RRWポイント 84点


Mer Soleil Pinot Noir 2017

ワグナー・ファミリーの生産者来日イベントでケイマスと一緒にいただきました。
ナパを離れ、シャルドネに適した大地を求め1988年に始めたのが、
サンタ・ルチア・ハイランズのメール・ソレイユなんだそうです。
当主チャック・ワグナー氏の息子チャーリーさんがここを任されてます。
最近新たに始めたのが、このピノ・ノワールです。さていかに?


IMG_8631
ケイマスでカベソーを極めても、ブルゴーニュを追いたくなるんですかね。
シャルドネやピノを作るために少し冷涼なところを探したわけですから。


Wagner Family of Wineの公式ページからもリンクがありますが、
Mer Soleilの公式ページで今日のピノを調べます。
樽熟は新樽で9ヶ月のようですね。

しかし、公式ページにはワイナリーの住所が載っていません。
Google Mapでもヒットしなかったので、こりゃあ困りました。

すると、「Santa Lucia Highlands AVA」の公式ページを発見。
アぺレーション内のワイナリーのリストと共に地図がありました。
SLH-MAP-2018
これでようやくメール・ソレイユの場所をつきとめましたよ!

いざ、ワイナリー訪問。おっと!やはり入口まで。近づけず。
MerS01
ピノ・ノワールの畑がどれかもうわかっているのでマークしておきました。

サンタ・ルチア・ハイランズAVAをカリフォルニア州レベルで俯瞰。
MerS02
海岸沿いのモントレーから車で45分。サンフランシスコから2時間ほど。
ロサンゼルスはちょっと遠くて5時間くらいかかります。


ラベル平面化画像。
IMG_8604


さて、いただきます。
Alc. 14.8%。ルビー。クリア感は少ないです。
来日されたワイナリーの方は完全除梗だとおっしゃってました。
IMG_8632

クランベリー、チェリー。
ジャム様もしくは完熟した果実の香りです。
甘みが一緒に来るアタック。
味の中心にかなりはっきりした苦味もあります。
ハッカの様な風味もあります。ココアとも言えそう。
ブルゴーニュのピノを想像していると面食らいます。

樽が変わってるんじゃないかな?
ピノとは思えないくらいの不思議な味です。
余韻にも例の苦味が続きます。

グラス試飲ですが、この感じではボトルは飲み切れない気がします。
チャーリーさん、ほんとにブルゴーニュのピノ飲んだことあります?


*****


Mer Soleil Pinot Noir 2017
Santa Lucia Highlands
RRWポイント 84点


Torbreck Old Vines GMS Barossa Valley 2015

「おうち飲みワイン100本勝負」でおすすめしてあったのが、
トルブレックのウッドカッターズ・シラーズ(Woodcutter’s Shiraz)。
3000円越えの微妙なお値段だったので1000円ほど安いGMSをゲット。


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GMSとは、グルナッシュ・ムールヴェードル・シラーの頭文字。

公式ページはよくできていますが、今日のGMSが載ってません。
安物ラインだからでしょうか。
ネットで調べると、セパージュはたぶん、
・グルナッシュ 84%
・シラーズ 8%
・ムールヴェードル 8%

セパージュの変更で、2013年から「GSM」が「GMS」に変わったそうです。
どっちも8%だとしたら、別にGSMのままでいいじゃん。(笑)

トルブレックの当主デイヴィット・パウエル氏は、
フランス・ローヌ地方の素晴らしい造り手達に触発され、
ワインを全て独学で学び、1994年にオーストラリアで創業したそうです。

ラインアップを見ると、ローヌを想起させるワインがいっぱい。
フラッグシップのランリグ(RunRig)のセパージュは、
シラーズ96.5%、ヴィオニエ3.5%だそうで。
これってコート・ロティですよね~。


さて、バロッサ・ヴァレーのトルブレックを訪問。
Torbreck01
いやあ、門の両サイドが畑のワイナリーは好きです。
でも、いつものごとく、これ以上は入れないGoogle Mapでした。(笑)

場所はこんな感じ。アデレードから車で1時間ほど。
Torbreck02
バロッサ・ヴァレーの範囲がわかりにくいですが、だいたいです。

ラベル平面化画像。
IMG_6424
トルブレックというワイナリーの名前は、デイヴィット・パウエルが、
スコットランドで木こりをしていた時の思い出深い森の名前に由来。
なので、森のような林のようなマークが入っています。


さて、オーストラリアなのでスクリュー回転。
IMG_6783
キャップにも例のマークが浮彫で入ってますね。

Alc.15%。
濃いルビー、透明感あります。
黒ベリー、スパイス。
甘い果実味感じるアタックです。
厚みはほどほどかな。
余韻にかけてのドラマはなく、
あっさりフィニッシュしていきます。
とにかく甘みが余計なお世話な味です。

う~ん、期待に反してイマイチ。
やはりウッドカッターズ・シラーズにすべきだったのか...。


*****


Torbreck
Old Vines Grenache Mourvèdre Shiraz 
Barossa Valley 2015
RRWポイント 84点


Bodegas Caro Aruma Malbec 2016

近所のスーパーで購入。
アルゼンチンのマルベックですが、
見覚えのあるラフィットのマークにひかれました。


IMG_6101

ボルドー第1級シャトー・ラフィット・ロートシルトを擁する、
ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト(ラフィット)は、
南仏ラングドックのドメーヌ・ド・オーシエール
チリのヴィーニャ・ロス・ヴァスコス
そして、このアルゼンチンのボデガス・カロを運営しています。
アルゼンチンでは、ニコラス・カテナと手を組んでスタート。
Bodega Catena Zapata」とのジョイントベンチャーというわけです。

カベソーブレンドの「カロ」が2000年初ヴィンテージで登場。
2003年にマルベック比率を上げた「アマンカヤ」を追加、
2010年にはマルベック100%のこの「アルーマ」が出ました。

ところで、この「カロ」という名前は、
アルゼンチンの「Catena」と「Rothschild」の頭を取って、
「CA」+「RO」なんだそうで。(笑)


そのボデガス・カロを訪問してみると、
メンドーサの町の真ん中にありました。
Caro01
立派な建物ですが、まわりは完全な市街地で畑はありません。

パートナーのカテナは郊外の畑の中。車で30分の距離です。
Caro02
そして西にそびえるアンデスを越えればチリのサンティアゴです。

エチケット平面化画像。
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さて、抜栓。
Alc.13%。
濃い濃いルビーです。
フランスのカオールでは、
「黒ワイン」と言われるマルベックですからね。
黒ベリー、しっとりした樽香あり。
甘、酸味感じるアタックですね。
味わいはあるんですが構造感は弱い感じがします。
余韻にも最初の甘、酸味が残りますね。
これは苦手なタイプかも。
飲んでる間に薬草の香りもしてきました。
ちょっと期待外れですね。

ラフィットマークに釣られたこっちも悪いですが、
これ見よがしのラフィットの名前でこのレベルはいただけません。
そういや、安物ラフィットシリーズのポイヤックもダメでしたね。

2015年モノにはパーカーおじさんは89点をつけています。
ちょっとラフィットに忖度しすぎじゃないかい?


*****


Bodegas Caro
(Domaines Barons de Rothchild [Lafite] and 
Nicolas Catena)
Aruma Malbec 2016
RRWポイント 84点


Castello BANFI Rosso di Montalcino 2015

その下位モデル、ロッソ・ディ・モンタルチーノを試しました。
今日はバンフィ(BANFI)のロッソ・ディ・モンタルチーノです。


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カステッロ・バンフィは、
先のポッジオ・ディ・ソットと、ビオンディ・サンティ(Biondi Santi)と合わせて、
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ三傑と言われるほど、(出展:エノテカ
このDOCG(ロッソはDOC)の主要な生産者のひとつであるようです。

1978年創業で、米国系イタリア人のジョンとハリーのマリアーニ兄弟が、
いくつかのワイナリーを買い上げてバンフィを設立したそうです。
最高のワインを作るという志は高いようで、
伝統的なブルネッロをしっかり作るだけではなく、
キヤンティ・クラシコ他のワイナリーを買い足し、
ボルゲリのワイナリーではスーパータスカンも手掛けていると言います。
また、ピエモンテにも進出しているようです。
これはもう、トスカーナやモンタルチーノだけの作り手ではなく、
アンティノリのようにイタリアを代表するレベルですね。


今日はボトルでいただきますので、お手頃なロッソの方になります。
ポッジオ・ディ・ソットでブルネッロとロッソの差を経験していますから、
熟成期間の違いを掛け合わせればブルネッロの味を想像できるはずです。
たぶん。(笑)

DOCG/DOCの規定は熟成期間の違いです。
・Brunello di Montalcino DOCG・・・5年(内、樽で24ヶ月)
・Rosso di Montalcino DOC・・・1年(内、樽で6ヶ月)

今日のバンフィのロッソは、バリックと大樽を併用して、10~12ヶ月。
規定よりはちょっと長めに樽熟してる感じですね。

公式ページは情報豊富。
ミレジムごとにデータがしっかり整理されています。
サンジョヴェーゼ100%は規定どおりです。
2016年モノにパーカーおじさんが88+点つけたとも書いています。
今日の2015年はJames Sucklingが92点。
悪くはなさそうですね。


さあ、ワイナリー訪問です。
Banfi01
「Castello Banfi」とはバンフィ城という意味で、ほんとにお城でした。

敷地もお城っぽいし、まわりは全部ブドウ畑です。すばらしい。Banfi01-2
まさに、ボルドーで言うところの「シャトー」です。

上の上空写真の青マルのところに立つと、Banfi02-2
こんな風に畑越しのシャトーが望めます。

場所を確認。
Banfi03
当然、モンタルチーノの町の近くで、フィレンツェからなら2時間ぐらい。


エチケット平面化画像
IMG_5269



さて、抜栓。
Alc.13.5%。
濃い目ルビー。
黒ベリー、チェリー。
その後に来る甘い香りは樽香由来でしょうか?
酸味のあるアタックですね。
酸味が甘みを演出するパターン。
苦味が微かにパレットに広がりつつ、余韻に入ります。
よろしくないタンニンから来る苦味もあります。
味わいはあるんですが、個人的には好みではないです。
ロッソは熟成が軽めというのもありますが、
どうもサンジョヴェーゼ自体が合わないようです。


*****


BANFI
Castello BANFI Rosso di Montalcino 2015
RRWポイント 84点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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