Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

RRWポイント:85点

Vinovalie Tarani Malbec 2017 Comté Tolosan IGP

スーパーの店頭で、IGP Comté Tolosan という南西地方の広域IGP(Indication Géographique Protégée)が目に付いて何となくカゴへ投入(笑)。マルベックですからカオール辺りかなとか考えつつ、南西地方の掘り下げ用のネタにいいなということで。1000円以下だったので楽しめたら儲けものです。(笑)


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作り手は、以前フロントンAOCを試した時と同じところで、Vinovalieという協同組合でした。


公式ページは前にも見てますが、大手だけあってオシャレです。

今日の「Tarani」というワインは載ってるんですが、赤ブレンドの Rouge のみで、マルベックや、スーパーで並んでいたカベソーのモノセパージュは見当たりません。
・マルベック 100%
でしょうし、樽はまあ、ないでしょう。(笑)

マルベックは南西地方の土着品種で、コ(コット)やオーセロワというシノニムがあります。
Tolosan00
新世界ではアルゼンチンで広まりましたが、フランス南西地方でもカオール中心に「黒いワイン」として個性を放っています。


以前訪問しましたが、Vinovalieの各拠点です。
Fronton05
フロントン、ガイヤックに3つとカオールに1つの4つの協同組合から成ります。まあ、どれも立派な建物です。これら地域を中心に手広くたくさんの種類をラインアップしています。


さて、シュッドウェスト(南西地方)と、今日の Comté Tolosan IGP をおさらいしておきましょう。まず、南西地方ワインの公式ページというのがあるのでリンクを貼っておきます。

2009年までは「Vin de Pays du Comté Tolosan」であった広域IGP(Indication Géographique Protégée)で、12の県に渡る広大な地域です。ほぼ南西地方の全域ですね。

INAOのサイトにわかりやすい地図があったので貼っておきます。
Tolosan03
Comté Tolosanの後に地域名をつけたサブリージョンがいくつかありますね。
赤・白・ロゼがOKで、品種も南西地方のローカル品種から国際品種までほぼ何でもOK。(笑)

いつもの南西地方の地図もついでに貼っておきます。
Tolosan01
範囲が広くAOCだけでも大変ですから、IGPなんか相手にしてられませんね。(笑)

が、IGPも眺めるなら、こっちの地図の方がさらに細かいIGPまで載っています。
Tolosan02
しかし、こういう地図は今ひとつ臨場感がありませんね。

少々横着ですが、そのままGoogle Mapに重ねてみます。
Tolosan04
うん、なんとなく実感が湧いてきました。(笑)
Comté Tolosan IGP なんて Pays d'Oc IGP(ラングドック・ルシヨン)より広大ですね。


エチケット平面化画像。
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「タラニ」のネーミングですが、紀元1世紀のガリアの陶芸家の名前だそうです。ガイヤックあたりで多数出土したアンフォラ(ワインの発酵・熟成に使用される容器)にはタラニの碑文が見つかるとのことで、ローマ時代この辺りにワイン貿易があったことの証明になっています。なるほどね。


さあ、スクリュー回転。
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まあ、1000円ですから。(現地じゃ4.5ユーロみたいです。600円?)

Alc.12.5%。(pH:3.85、Brix:6.9)
濃いガーネット。
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カシス、ブラックベリー、プラム、青草、鉄、黒胡椒…。
酸味の風味乗った辛口アタック。
コクはあっていい感じですが、酸は引きずる感じです。
やはり上等ワインの貫禄はなく頼りない味わいです。
ただ、飲み屋の飲み放題ゲロまずワインとは別格で、
ちゃんとマルベックの良さを楽しめるのが救いです。


*****


Vinovalie
Tarani Malbec 2017
Comté Tolosan IGP
RRWポイント 85点


Kir·Yianni Kali Riza 2017 Xinomavro Vieilles Vignes PDO Amyndeon

なかなか旅行に出かけにくい今日この頃、JALやANAの貯まったマイルも残ったまま。有効期限を延長する措置は取ってくれるようですが、それでも消化しきれるような気がしないので、まずはANAのマイルを専用のショップサイトでモノ(ワイン)に変えようと思いつきました。
見るとワインだけでも世界各国から150種類と結構選べそうです。久しぶりにギリシャワイン、クシノマヴロをいってみようとこれをポチッとな。


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キリ・ヤーニは数世紀に渡り家族経営でワインを作ってきた名門ブタリス家のヤーニス・ブタリス氏が1997年に立ち上げたワイナリーです。
ヤーニス氏は1960年代後半、35haの畑に土着の黒品種であるクシノマヴロ(Xinomavro)を植樹。当時としては画期的なことで、これを機にギリシャワインの新しい時代が始まったんだそうです。
また氏は、ギリシャワイン協会の立ち上げなどギリシャワイン業界に多大な貢献を果たし、「現代ギリシャワインの父」とも呼ばれてるそうな。キリ・ヤーニが作るワインの品質は国際的にも評価され、ギリシャ最高峰のワイナリーの1つとして知られているんだそうで。知りませんでしたが。(笑)


公式ページはさすがしっかりしています。ギリシャ語以外に英・独・仏語に対応。

ワイン情報もヴィンテージ毎に完備。(2016年まででしたが。笑)
・クシノマヴロ 100%
熟成はシュールリーで、2~3年落ちのフレンチオーク樽で14ヶ月です。
瓶詰め後、ボトルで1年寝かすというのもやってます。
このワインのクシノマヴロは、PDO(=Protected Designation of Origin)Amyndeon とあるように、アミンデオン地区の古樹(Vieilles Vignes)からのものです。

クシノマヴロはギリシャ北東部の土着品種で、ナウサPDOとアミンデオンPDOが主な生産地です。ネメアPDOのアギオルギティコと並ぶギリシャの代表的な黒品種になっていますね。
Kir04
Xino」は「」。「Mavro」は「」の意味だそうで、名前からして酸味が多く色の濃い品種だと想像できそうです。その特徴からネッビオーロやピノ・ノワールの近親ではないかと疑われていますが判明はしていません。2013年のDNA鑑定ではグエ・ブラン(Gouais Blanc)と何らかの品種との自然交配であるという結果が出ているようです。(いや、これは結果出てるとは言わんじゃろ?笑)


ワイナリーの所在は、やはりクシノマヴロの銘醸地として名高い、ギリシャ北部のナウサとアミンデオン。まずは本拠地らしきナウサのワイナリーに訪問してみましょう。
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ナウサの町のすぐ北に広がる畑の中にあります。キリ・ヤーニのシンボルマークの塔(小屋?)が畑の中にありました。ストビューでワイナリー本体には近づけず、また大した建物ではないのか外観の写真も上がっていませんでしたので、上空写真で感じ取ってください。(笑)

今日のワインはPDOアミンデオン(アミンテオ)ですから、キリ・ヤーニのアミンデオンの拠点に行ってみます。アミンデオの町の北東すぐのところで、ヴェゴリティダ湖の畔になります。
Kir02
ギリシャ語から英語のアルファベットに直すからか、AmynteoやAmyndeonなど表記が一定じゃないですね。PDOとしてはAmynteoが一般的のようですが、キリ・ヤーニはAmyndeonを使っています。

PDO Amynteo(Amyndeon)を地図上で確認します。(色付きのエリア)
Kir03
いつものギリシャ全体のPDO地図もインポーズしてあります。ナウサ含めたギリシャ北部のPDOの位置関係をご確認ください。またキリ・ヤーニのアミンデオンとナウサの拠点の場所も示しておきました。(黒字)


ラベル平面化画像。
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おいおい、インポーターシールの貼り方よ。ギリシャ語だからいいかってなもんですかね。うまく剥がせなかったのでオリジナルの裏ラベルの画像はないですが、キリ・ヤーニのURLがしっかり隠されていました。


さあ、抜栓。
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キャップシールには例のシンボルマークの塔。

コルク平面化。
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シンプル~。

Alc.13.5%。(pH:3.41、Brix:7.0)
ガーネット。
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黒ベリー、ダークチェリー。
鉄や青草の感じも。
酸味がちな辛口アタックです。
刺すような酸ではなく、お菓子系の酸味なんですが、
結構特徴的な酸が目立ちます。
「Xino」は「酸」でしたからね~。(笑)
VVだけあって複雑味・深みはしっかり出ています。
喉越しから余韻にかけてドラマチックなんですが、
やはり最初の酸味が始終騒がしい感じがします。

前に飲んだクシノマヴロの方がおいしかった気がします。
少し残念な感じでした。


*****


Kir-Yianni
Kali Riza 2017
Xinomavro Vieilles Vignes
PDO Amyndeon
RRWポイント 85点


Domaine Agnès Paquet Bourgogne Pinot Noir 2017

エチケットのデザインに見覚えがあるな~と思いながら、テキトーにゲット。
おしゃれなエチケットデザインにアニェス・パケという名前の響き…。
たぶん、リアルワインガイド誌だなと調べてみると…ビンゴでした。
『イチゴミルクのような甘やかなタンニンはアンリ・ジャイエを思い出してしまう。
ブラヴォー・パケ!!』というコメントらしいです。イミフです。(笑)


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インポーター資料ですと、アニェス・パケは2001年の創業となってますが、
実はアニェス・パケの家族は1950年代からワイン作りをしています。
地元の作り手に畑を貸し出して回すような、いい加減な経営だったようで、
2001年に家族はとうとう畑とドメーヌを売却しようと考えましたが、
アニェス・パケさん(娘さんってことですね。)が「私が引き継ぐわ!」
と名乗り出たのが始まりのようですね。
彼女はワイン作りを学校で勉強し直し、女性醸造家としてのイメージや、
自身の名前を前面に出す形で、独自のスタイルを確立していきました。
今では畑も13haに増やし、新世代の革新者として地元でも認められてます。
そんなところに日本のワイン雑誌も惹かれたってことでしょうか。(笑)


公式ページはパステル調でおしゃれな感じ。フランス語オンリーですね。

ワイン情報はショボいですね。AOCブルゴーニュは2018年のみです。
・ピノ・ノワール 100%
まあ、2017年と大差はないでしょうから、それによると、樽熟は10%のみ。
残り90%はタンクで熟成させます。ただしその10%の樽は新樽だそうです。
期間の明記はないですが、おそらく10~12ヶ月くらいと思われ。

あと、畑はドメーヌのあるムロワジー村(Meloisey)からだそうで、
AOC Hautes Côtes de Beauneの畑からの格下げなんだそうです。
別にHautes Côtes de Beauneのワインも出してますが、その畑のようです。
どちらも樹齢30年としていますし。
Hautes Côtes de Beauneの方は100%樽熟してますので、樽使いの差かな?


早速、ムロワジー村のドメーヌを訪問してみます。
Paquet01
やはり、おしゃれな感じになってますよ。

さて、そのムロワジー村をコート・ド・ボーヌ全体の中で位置確認。
M0
白で囲った部分ですが、サン・ロマンのお隣ですね。

次は畑です。AOCオート・コート・ド・ボーヌの区画の分布地図を用意。
M2
確かにムロワジー村にAOC Hautes Côtes de Beauneがありますね。

これをGoogle Mapにインポーズするとこうなります。
M
村のほとんどの畑がオート・コート・ド・ボーヌになるようです。(笑)


エチケット平面化画像。
IMG_3222
裏ラベルはインポーター貼り替えタイプですが、表と同じ雰囲気です。
「このワインは無濾過なので澱があるかもよ」って書いてます。


さあ、抜栓です。
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キャップシールもおしゃれですぞい。

コルク平面化。横方向にビローンと印刷してあります。
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ミレジムも横に打ってあり、なかなか凝ってますよ。

Alc.13%。(pH:3.61、Brix:5.2)
クリア感はありますが、しっかりしたルビー。
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酸味系の香りから来ます。
チェリー、プラムっぽいのが辛うじて取れます。
スワリングして落ち着いてくるとフランボワーズも。
やはりですが、かなりの酸味から来るアタックですね。
味の芯は滋味感があり楽しめそうなんですが、
酸は全体にビタッと張り付いている感じです。
喉越しに痺れと苦味を起こしながら、そのままフィニッシュへ。

ブルゴーニュではかなりの確率で出会う味なんですが、
この酸味は苦手なパターンなんですよね。
新世界のピノのうまいやつが恋しくなるくらい…。

イチゴミルクのような甘やかなタンニンは感じないし(そんなのあるの?)、
アンリ・ジャイエも思い出さない。(そもそも知らない。笑)
ブラヴォーじゃないよ!パケさん!


*****


Domaine Agnès Paquet
Bourgogne Pinot Noir 2017
RRWポイント 85点


Louis Eschenauer Merlot 2017 Pays d’Oc IGP

久しぶりに北港にあるIKEA鶴浜に行きました。IKEA、楽しいですよね。
アメリカ在住中、家から一番近いお店がIKEAだったのでIKEAは馴染みです。(笑)
で、何の脈略もなく、IKEAのレストランに置いてあるワインをお試し。
187mlの小瓶。いかにも飛行機のエコノミークラスのワイン風情です。


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IKEAで昼食時にレストランで購入。ドライバーですのでそのまま持ち帰りました。
家での夕食のお供に抜栓(スクリュー回転)です。(笑)


一応、公式ページを確認。割としっかりしたサイトがありました。

ボトルにも書いてますが、歴史は古く1821年創業となっています。
どんどんビジネスが広がり、2007年にはフランス最大級のワイン企業、
GCFグループ(Les Grands Chais de France)傘下となり世界にワインを供給しています。
ボルドーがベースで、ラングドックも作っていまして、今日のメルローがそうです。
一応、ワイン紹介がちゃんとありました。
・メルロー 100%
完熟で収穫、除梗破砕、低温で6~12日間醸します…とあるだけですが。
まあ、そんなレベルのテーブルワインなんだと思います。


ボルドーの近くが本拠地のLouis Eschenauerの訪問を試みますが、
Google Mapで検索するとここがヒットします。
GCF01
GCFグループですね。場所は、ほぼアルザス、ロレーヌです。(笑)
J.P. CHENETがメインブランドです。スーパーでよく見かけます。
で、Louis Eschenauer訪問はもう諦めます。

これがIKEA鶴浜。
Ikea01

これがアメリカでご近所だったIKEAパラマス店。
Ikea02
以上、どうでも良かったですね。(笑)


エチケット平面化画像。
IMG_1407
小さいボトルなのにしっかりしたデザインのラベルです。
インポーターはディス・エクスポール・ジャポン


さて、スクリュー回転。
IMG_1413
小さくて、開けにく~い。(笑)

Alc.13.5%。
ガーネット。
IMG_1409

カシス、チェリー。
軽めながら嫌な甘さや果実味はなくクールな感じ。
薄っぺらさをクールと表現できるのは印象がいい証拠?(笑)
こうなると、タンニンもうまく効かせてる気がしてきます。

値段なりのレベルながら楽しくガブ飲みできそうです。
ミニミニボトルではガブ飲みはできませんでしたが…。


*****


Louis Eschenauer
Merlot 2017
Pays d’Oc IGP
RRWポイント 85点


Château Valmont Aventura 2017 Corbières

コストコで売ってるラングドック、AOCコルビエールです。
以前にここの2016年を試しています。
なんとアルザスの作り手がラングドックで始めたワイナリー。
2016年が初ヴィンテージで、これがなかなかおいしかったんですが、
はてさて、今日の2017年、2年目は進化したでしょうか。


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2016年はL’aventureleが付いていましたが、ただのAventureになり、
キャップシールも白から黒になってるなど、細かな変更があります。


公式ページは前回工事中感満載でしたが、今回は出来上がってました。 


と言うっか、本家サイトと合体していました。まあ、そうですよね。
Ruhlmann03
しかし、アルザスとラングドックって不思議な取り合わせですね。

ワイン情報を確認しますが、ショップサイト兼用で貧弱でした。
セパージュは以下とありますが、比率が不明。
・カリニャン
・グルナッシュ
・ムールヴェードル
・シラー
2016年は、カリニャン・シラー・ムールヴェードル・グルナッシュの順に、
40%、30%、20%、10%となってましたので、
同じ比率で順番が入れ替わったと思っておきましょうか。(笑)


再度、ワイナリー訪問を試みますが、やはりストビューで近づけず。
Valmont02
アップされてた写真を拝借してGoogle Mapをインポーズしました。
上空から見ると周りの畑がいい感じに囲っています。
場所はナルボンヌのすぐ南側、バージュ・シジャン池(Étang de Bages-Sigean)
という大きなラグーンの近くにあります。

さて、ここがAOCコルビエール(Corbières)なのを確認しましょう。
Valmont03
わかるかな? 黄色のマルで示しました。拡大して確認ください。


エチケット平面化画像。
IMG_9987
ジルベール&ガイヤールインターナショナルチャレンジ(Gilbert & Gaillard)
の金メダル受賞のようですね。期待できそう?


さて、抜栓。
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前と同じロゴ入りノマコルクです。
IMG_0002

Alc.14%。
濃いガーネット。
IMG_9990

ブルーベリー、カシス、青野菜香も。
辛口アタック。
果実味あっていい感じなんですが…酸味が勝ります。
これはかなり前へ出る酸味ですね。
コクはOKなんですが。
タンニンはハーブな風味と絡んで特徴的に感じます。
余韻も長くていいはずなんですが、
例の酸味とタンニンが尾を引くので台無しです。
う~ん、どうしたんでしょう。
かなりレベルが下がったような気がします。


***** 


Les Vignobles Ruhlmann Schutz
Château Valmont Aventura 2017 Corbières
RRWポイント 85点


Weingut Kress Überlinger Cuveé Noir 2017

訳あって(お仕事です!)ドイツ南部ボーデン湖の畔に来ています。
ウーバーリンゲンという町ですが、なんとホテルの向かいがワインレストラン。
夜到着でしたが疲れた体に鞭を打ち地元のワインをいただきに行きました。


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ボーデン湖畔の北側は「Bodensee」という名前のベライヒで、
ドイツの13のワイン生産地のバーデンに属します。飛び地っぽいですね。
(以下、ネットで拾ったバーデンの地図。唯一Bodenseeが載ってました。)
Baden_Bodensee01
バーデンはドイツ最南で比較的暖かく、赤(ピノ・ノワール)主体です。
白はミュラートゥルガウが2割ほど、リースリグが1割ほどあります。

このワイン、Weingut Kressというウーバーリンゲン地元のワイナリーで、
今晩のワインバーからは歩いて30分の距離にあります。

位置関係はこんな感じ。
Kress01
市街地を離れるとブドウ畑いっぱいなのがわかりますね。

移動の車中からはボーデン湖と一面のブドウ畑。
IMG_0319
じっくり見るとやはり黒ブドウが多そうです。Spät­bur­gunderですね。


公式ページはドイツ語のみ。仕方ないですね。ローカルですから。

ウーバーリンゲン産のシュペートブルグンダー(Spät­bur­gunder)、いわゆる、
ピノ・ノワールを主体にカベソーを少量ブレンドしてるとあります。
しかしながら、%は明記なし。シュペートブルグンダーは樽熟成してるようです。

このワイン、ラベルデザインが3種類あるようです。
Kress02
ウーバーリンゲンの歴史的な名所のイラストと設立年が書かれてるようです。
郷土愛&おしゃれ~。


裏ラベルを見ると、Qualitätsweinの「Baden/Bodensee」とわかります。
IMG_9684
すべてバーデン、それもボーデンズィーのウーバーリンゲン産のブドウなのに、
PrädikatsweinとならないのはTrocken(辛口)だからでしょうか。
補糖してあるとか。ここら辺、まだまだ知識が浅いのです。(笑)


さあ、いただきましょう。Alc.13.5%。明るい透けるルビー。
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エッジ写真撮り忘れたので、そのワインバーの写真です。(笑)

香りはドイツの赤でよく出会う独特の果実臭がします。
MBAのフォクシー・フレーバーにも通ずる香りです。
味はさすがにお値段お手頃だったためか、軽めというか薄めですが、
しっかりピノ・ノワールの雰囲気が出ていて美味しいです。
カベソーをブレンドしてあるという意図がわかる深みもあります。
高い点数はつきませんが、十分地ワインを楽しめました。

ウーバーリンゲン産の上等ワインも1本買って帰ろうかしら?


*****


Weingut Kress
Überlinger Cuveé Noir 2017
RRWポイント 85点


Nostrada Garnacha 2016 Campo de Borja DOC

旅先のホテルのレストラン。夕食の和風会席もなかなかでしたが、
意外や意外、わりとしっかりしたワインリストがありました。
和食に合わせるので悩みましたが、一番お手頃価格だった、
スぺインのガルナチャを選んでみました。


IMG_9434
まあ、リストの一番最初のワインですから期待はしていません。
逆にそのポジションにあまりひどいのは置かないだろうという説もあり。(笑)


早速、ワイン名で情報を探りますが、まったくわかりません。すると…。
ワイン専門店「カーヴ ド リラックス」のオンラインショップで発見。
なんと、この会社がスペインの作り手に生産委託してるオリジナルだそうで。
どおりでネット情報がないんですね。
ガルナチャ(グルナッシュ)100%だそうです。樽熟は不明。なしでしょうね。


その作り手は、アラゴン州マガジョン(Magallón)という町にある、
地方の名門ワイナリー「ボデガス・ルベルテ」ということです。
早速行ってみます。(笑)まあまあ規模は大きそうです。
Ruberte01
このマガジョンのすぐ西隣りが「ボルハ」という町で、
このあたりがDOカンポ・デ・ボルハになるそうです。

「DO Campo de Borja」はここになります。
MapSpain_CdBjpg
リオハやナバラといった名醸地に近いですが、あまり知られてなさそうです。


エチケット平面化できなかった画像です。(笑)
IMG_9435
一応、DO Campo de Borjaなので認証マークもありますね。
やはり、ガルナチャの栽培比率は高く全体の半分以上だそうです。
このDOで認められている黒品種はガルナチャ以外に、
テンプラニージョ、マスエラ(Mazuela=カリニャン)、カベソー、
メルロー、シラーとありますが、結局ガルナチャばかりなんでしょうね。
ちなみに白はマカベオ(=Viura)、モスカテルが認められています。

さらにちなみに、アラゴン州には他に4つDOがあります。こんな感じ。
1024px-Vinos_DO_de_Aragon.s
そういや、DOカラタユーも前に飲みましたね。思い出しました。
DOカリニェナも面白いです。町の名前がCariñena(=カリニャン)なだけで、
ここも大半がガルナチャのDOです。


さて、スクリューキャプ回転。
IMG_9440
委託生産のブランドなのに名前入りでやってますね。

Alc.14%。
おそらくガーネット。(少し暗かったので…)
IMG_9437

カシス、ブルーベリー。軽い系の香り。
酸味っぽい辛口アタックです。
ちょっと果実味過ぎる味でがっかり。
おかげで厚みは弱く、軽い印象しか残りません。
例の酸味も後味に残って残念な感じ。
まあ旅先の和風会席料理にはOKかな。(笑)


*****


Nostrada Garnacha 2016 Campo de Borja DOC
RRWポイント 85点


Château La Croix Toulifaut 2012 Pomerol

値段からすると割と上等なポムロールではないかと思いますが、
正月に買った、ちょっと高めのワインくじのハズレなのは内緒です。(笑)
これで美味しかったら結果オーライなんですが。


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公式ページはここ。
ポムロールのシャトー・ラ・クロワ・サンジョルジュなど18のシャトーを有する、
歴史あるジャヌックス家(Joseph Janoueix)のシャトーです。
セパージュは、
・メルロー 85%
・カベフラ 15%
旧サイトとやらを見ても、それ以上の情報はなし。
とにかくユーロリーフとAB認証のビオであります。(不安…。)


恒例のワイナリー訪問しようと思いましたが、住所不明。
あとの手掛かりは、公式ページに載っている外観写真と、
ポムロールのChâteau BeauregardとサンテミリオンのChâteau Figeacの間に位置するという記述です。
そのあたりのそれらしい所をシラミつぶしに探すと…ありました。
laCroixT02
ポムロールとサンテミリオンの際々でした。

外観も一致したので間違いはないでしょう。
laCroixT01
右手に見える畑はぎりぎりポムロールに入っています。


エチケット平面化画。
IMG_8428


さて、抜栓。
IMG_8707
コルク、キャップシールはやはり上等ワイン風情です。

コルク平面化画像。
IMG_8706

Alc.13.5%。
濃いガーネット。
IMG_8709

ブラックチェリー。
濡れた木の樽香、もしくはブレタノマイセス(笑)
微妙にですが、ハーブ、シナモンとも言えます。
フレッシュ感ある辛口アタックです。
味はしっかりしてそうですが、軽さも感じます。
メルローらしいといえばメルローらしいです。
かすかなブショネも疑う余韻の風味…。

ビオだからなのかな?
そう思い込めば飲めないでもないですが、
薄っぺらさと、ブショネ疑惑の味が評価を下げます。


*****


Château La Croix Toulifaut 2012
Pomerol
RRWポイント 85点


Bodega San Gregorio Las Martas 2016

お手頃で美味しいのが多い、KALDIで売ってるワインのお試しです。
スペインのガルナチャです。その昔のガルナチャ嫌いも治り、
最近はよくおいしいガルナチャにも出会ってますから期待しますね。


IMG_8593
DOカラタユー。初めてのところですね。
カルディのサイトでは「カラタユド」となってますが、最後の「d」は、
読まないか、いわゆる「th」([θ])で発音するのが無難でしょう。


公式ページのURLが変わってます。これ。「http://armantes.es/」
armantes ⇒ アルマンテスって何かなって調べると、
シエラ・デ・アルマンテス(Sierra de Armantes)という山岳地帯。
なんとなくアメリカのグランドキャニオンっぽい岩肌を見せるところでした。
Catalayud01
ワイナリーも誇らしげにURLにするくらい、この辺りの名所なんでしょうね。


それより、今日のワイン、公式サイトに載ってね~。(笑)
カルディのサイトも例によって情報少なし。
なぜかオランダのショップサイトが詳しかったので内容転記。

・ガルナチャ(グルナッシュ) 100%
樽は使わず、ステンレスタンクで12ヶ月、ボトル詰め後さらに12ヶ月熟成。


さて、「Cervera de la Cañada」という小さな集落のワイナリー訪問。
カラタユーの市街からは山をかすめて車で30分以内の距離です。
SanGregorio01
1965年に30名のワインメーカーが共同で立ち上げたそうですが、
あまりきれいそうな建物ではないですね。(笑)

公式facebookもあるのでリンクしておきます。


DOカラタユーをスペインの地図で示すとこんな感じ。
Calatayud01
リオハやリベラ・デル・ドゥエロの南東側ですね。


ラベル平面化画像。
IMG_8586

一応、インポーターのシールも別撮りしておきました。リーファー。
IMG_8587


しかし、これ見よがしにネックに「James Suckling 93点」。
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とにかく抜栓。いただいてみましょう。
IMG_8590
合成コルクは1年耐用のDIAM1です。まあ早飲みワインでしょうし。

Alc.15%。
濃いガーネット、赤紫。ガルナチャ色って感じ。
IMG_8592

カシス、ブルーベリー、華やかな果実。
ゆっくり黒ベリーも出てきます。
甘み感じるアタックです。
酸とタンニンは控えめながら味の骨格を作っています。
しかし、それでも軽めに感じる貧弱さはお値段ゆえでしょうか。
余韻も貧弱に感じてきます。

ガルナッチャのおいしいやつを知ってるだけに少々残念です。
サックリングおじさんは本当のガルナチャの味を知らない?
いくらなんでも93点はつかないでしょう。(笑)


*****


Bodega San Gregorio
Las Martas 2016
Vino de Parcela
DO Calatayud
RRWポイント 85点


Château Lagrange 2013

メドック格付け第3級のシャトー・ラグランジュです。
過去に2014年を試して、そこそこ美味しかったやつです。
なぜかリカマンで大量の2013年が安売りしてましたので、
比較用に手を出してしまいました。(笑)


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1983年にサントリーが取得してから、畑も醸造施設も大改革をし、
品質が大々的に向上したんでしたね。


公式ページは、サントリーのサイトもありますが、
日本語表示もできる本家の方がまだ内容は充実してます。
セパージュは、
・カベソー 75%
・メルロー 21%
・プチヴェルド 4%
樽熟は新樽率60%で18~20ヶ月。

ミレジム違いを飲み比べるにあたり、
パーカーおじさんの評価の推移を見てみましょう。
・2012年 86点
・2013年 87-89点
・2014年 92点
・2015年 93点
・2016年 95点
ものの見事に毎年着実に点数が上がってきています。
特に2014年からはなかなかの点数で、
前回いただいた2014年は確かにおいしかったわけです。
2016年の95点なんて結構なものですね。
ということは…
今日の2013年ってイマイチってことですかね。


とりあえず、シャトー訪問。
Lagrange01
そうそう。近寄れなかったんでした。入口からずっと向こうです。

サン・ジュリアン全体から見るとこのあたり。
Lagrange02

上記Google Map上に書き込んでますが、
AOCサン・ジュリアンの格付け11シャトーをおさらいしておきます。
(第2級)Château Gruaud-Larose(グリュオ・ラローズ)
     Château Ducru-Beaucaillou(デュクリュ・ボーカイユ)
     Château Léoville-Barton(レオヴィル・バルトン)
     Château Léoville-Las-Cases(レオヴィル・ラスカーズ)
     Château Léoville-Poyferré(レオヴィル・ポワフェレ)
(第3級)Château Langoa-Barton(ランゴア・バルトン)
     Château Lagrange(ラグランジュ)
(第4級)Château Beychevelle(ベイシュヴェル)
     Château Branaire-Ducru(ブラネール・デュクリュ)
     Château Talbot(タルボ)
     Château Saint-Pierre(サン・ピエール)
以上、11シャトー。


エチケット平面化画像。
IMG_8138


さあ、抜栓です。コルク横にミレジム入り。上等ワインの証。
IMG_8149

コルク平面化撮影もしておきますよ。
IMG_8140
コルクにもシャトーのイラスト入りです。

Alc.13.5%。ガーネット。
IMG_8144

黒ベリー、スパイス、濡れた木、森の下草。
酸味立つアタック…?
味の実体はあるんですが酸が邪魔をします。
その後、少し粗めのタンニンが喉元に現れます。
その酸は再度現れ、酸味がちの余韻へ。
飲めなくはないんですが、かなり残念な味。
2013年はやはりボルドーの鬼門なんですかね。
パーカーおじさんの点数(PP87-89)も納得いきますが、
もっと低い評価になりました。

こうなったら、良年でリベンジだ!とばかりに、
その後2015年をゲットしました。
今は暫し寝かしてますが、いずれ試しますよ。

シャトー・ラグランジュにここまでこだわるのは、
以前なんとなく共通点を感じた、
サントリーのフラッグシップ「登美」との比較を
いずれやりたいからです。(笑)


*****


Château Lagrange 2013
RRWポイント 85点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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