Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

RRWポイント:88点

Domaine Yves Girard-Madoux Vin de Savoie Mondeuse 2017

以前、ビュジェ(Bugey AOC)を試したのは無難にピノ・ノワールでしたが、
Bugey AOCでは、ガメとモンドゥーズ(Mondeuse)の単一品種もありました。
モンドゥーズは隣のサヴォワを代表する品種だそうで、以来気になってました。
本家サヴォワのモンドゥーズをお取り寄せしましたので、試してみましょう。


IMG_3552
以前 Roussette-de-Savoie を試した時、Vin-de-Savoie(もしくはSavoie)は、
16ヶ村だけ後ろに村名を付け、コミューン単独のAOCを名乗れることを知りました。
今日の作り手は、その内の1つ、シニャン(Chignin)村にあります。
1960年代から続く Vignoble de la Pierre というところですが、4代目現当主の
イヴ・ジラール・マドゥーさんは Domaine Yves Girard-Madoux と名乗ってます。
リュット・レゾネを実践し地元のレストランでも人気が高いとか…。


AOC Vin-de-Savoie(もしくはSavoie)は、白・赤・ロゼ・発泡ロゼとあり、
赤に限ると、ガメ、ピノ・ノワール、モンドゥーズ・ノワールが主要品種です。
他の補助品種もありますが、この3種が作付けの90%以上ないといけません。
Mondeuse02
Tressot Noir と Mondeuse Blanche との自然交配で生まれたのがモンドゥーズ。
Mondeuse Blanche はシラーの母親にあたります。(父は Dureza。)
ほぼサヴォワ(Savoie)とビュジェ(Bugey)でしか栽培されていません。


公式ページはフランス語のみですが、内容は充実。

・モンドゥーズ 100%
粘土石灰質土壌の平均樹齢30年のモンドゥーズをステンレスタンクで発酵・醸造。
全房、除梗のみ、除梗・破砕の3種類の混合なんて書いてますが、今ひとつ意味不明。(笑)
インポーター情報も貼っておきます。


さあ、サヴォワ県シニャン村の作り手訪問。
Mondeuse00
背後が山の斜面で、向かいの Vin-de-Savoie Apremont や Abymes が見渡せます。


位置関係や他の産地をGoogle Map上に描いたサヴォワ地図で確認しましょう。
(Domaine Yves Girard-Madoux も書き込んでます。シニャン村を探せ!)
Mondeuse01
通常の Vin-de-Savoie と Roussette-de-Savoie はサヴォワほぼ全域が対象ですが、
前述の Vin-de-Savoie+村名を名乗れるところ(16ヶ村)を以下に列記します。

・Vin-de-Savoie Abymes
・Vin-de-Savoie Apremont
・Vin-de-Savoie Arbin
・Vin-de-Savoie Ayze
・Vin-de-Savoie Chautagne
・Vin-de-Savoie Chignin(今日の作り手)
・Vin-de-Savoie Chignin-Bergeron
・Vin-de-Savoie Crépy(もとは Crépy のみ)
・Vin-de-Savoie Cruet
・Vin-de-Savoie Jongieux
・Vin-de-Savoie Marignan
・Vin-de-Savoie Marin
・Vin-de-Savoie Montmélian
・Vin-de-Savoie Ripaille
・Vin-de-Savoie Saint-Jean-de-la-Porte
・Vin-de-Savoie Saint-Jeoire-Prieuré

以上、ABC順に並んでますので、地図と照らし合わせて楽しんでください。(笑)
ややこしいことに、各地独自の品種規定なんかがあります。割愛しますが。(参考:INAO

また、Roussette-de-Savoie+村名の4ヶ村も挙げておきます。
これは品種がルーセット(=アルテス)に限定されますから助かります。

・Roussette-de-Savoie Frangy
・Roussette-de-Savoie Marestel
・Roussette-de-Savoie Monterminod
・Roussette-de-Savoie Monthoux

クレピー(Crépy)はシャスラ(Chasselas)主体(大抵100%)の白なんですが、
現在は「Vin de Savoie Crépy」と、Vin-de-Savoie軍団の軍門に下ったようなので、
セイセル(Seyssel)のみが単独名のAOCということになりますね。

セイセルは、基本 Roussette (=Altesse) 主体の辛口白ですが、ややこしいことに、
ローカル品種のモレット(Molette)100%にすると Seyssel Molette が表示できます。
また、セイセルはスパークリングの方が主流で Seyssel Mousseux という単独AOCです。
モレット(Molette)主体のシャンパーニュ方式(瓶内二次発酵)ですが、
ルーセットを10%以上ブレンドすることというイミフな規定があります。(笑)


エチケット平面化画像。
IMG_3500
お洒落なデザイン。モンドゥーズの「M」がいっぱいです。
しかし、真ん中は何故にスイス国旗?
インポーターシールは最初からこの位置です。えらい。


さあ、抜栓。
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まあ、汎用品ですね。

コルク平面化。
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みんな大好きノマコルク。(笑)サトウキビ由来のバイオプラスチック製です。

Alc.12.5%。(pH:3.85、Brix:6.2)
濃い紫系ガーネット。
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チェリー、プラム、黒糖かリコリスか…何か。
酸味が特徴的ですが辛口アタック。
酸味のせいか軽めの味わいに感じます。
薄っぺらくはないんですが、
重み・厚みは最小限ですね。
タンニンも効いてるのがわかります。
余韻はあっさり終わりました。

ピノ寄りの味わいに感じました。
だからか、中華に合わせて正解でした。


*****


Domaine Yves Girard-Madoux
(Vignoble de la Pierre)
Vin de Savoie Mondeuse 2017
RRWポイント 88点


Viña Edmara Pinot Noir 2018 Valle Aconcagua

京阪百貨店のワイン催し物コーナーにて、よりどり2本2,680円で選んだ1本。
聞いたことのない作り手ですが、久々のチリのピノ・ノワールということと、
エラスリス(Viña Errazuriz)のあるアコンカグア・ヴァレーというのもポイント。


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いやあ、Viña Edmara なる作り手を必死で調べましたがさっぱりわかりません。(笑)
裏ラベルによると、元詰めがドイツにある Arthur Hallgarten GmbH となってます。
住所もラインラント・プファルツ州のミュンスター・ザルムスハイムとあります。
そんなバカな~。もうこれはお手上げ状態です。


インポーターのピーロート・ジャパンの紹介ページが頼りですが…。

ほぼ情報なし。おまけに生産地がセントラル・ヴァレーになってます。

これは、かつてセントラル・ヴァレーからのものがあったことはわかりました。
Edmara02
しかし、これ以上の情報が全然なしです。委託生産でも何でもいいですから、
それなりの情報を提供してほしいもんですね。

ちょっとだけ詳しく書いているUKのショップサイトはありました。
ビニャ・エドマラなる作り手に関してはチリワインの総論でごまかしてますが、
醸造法には少々興味深い記述があります。まず、除梗するも破砕は部分的だとか、
5日間の低温浸漬で色と香りを引き出したあと、ステンレスタンクで発酵、
最後にオーク(オークチップでしょうね。)にコンタクトさせて香りづけなど。
で、このサイトの記述でもう一つ、とっても気になるのが…。
・ピノ・ノワール 95%
お~い!残り5%は何なんだ~?(笑)


仕方がないので、これ以上の深追いはしませんが、
アコンカグア・ヴァレーの位置関係だけはこの地図で確認。
Edmara01
マイポ・ヴァレー(首都州)まで続くセントラル・ヴァレーの北側、
カサブランカやサン・アントニオ・ヴァレーも含まれるバルパライソ州。
その大半がアコンカグア・ヴァレーになります。
南米最高峰の山、標高6,960.8mのアコンカグアのあるアンデス山脈を水源に、
アコンカグア川がバルパライソ州を貫いています。


ラベル平面化画像。
IMG_3186
ロゴマークや紋章もあっていい感じなんですが、実体不明なのは困りもの。
ピーロート・ジャパンさん、もう少し情報は出しましょうよ。


さあ、スクリュー回転。
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無印キャップ。

Alc.14%。(pH:3.94、Brix:6.5)
クリア感はありますが、しっかりしたルビー。
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ラズベリー、イチゴ、海苔~。
若干酸味はありますが辛口アタック。
割とはっきりした苦味あり。
味は薄っぺらくないですね。
複雑味とも言えなくもないんですが、
フィニッシュまで少々苦味があばれます。

おいしく楽しめましたが、
バランスとして少々残念かな。


*****


Viña Edmara
Pinot Noir 2018
Valle Aconcagua
RRWポイント 88点


Cantina Zaccagnini il vino “dal Tralcetto” Montepulciano d'Abruzzo 2016

モンテプルチアーノはサイゼリヤの激安ワインで十分満足なのですが(笑)、
たまにちゃんとしたのが飲みたくなり、店頭で探すと案外種類があります。
今日は前々からちょっと気になっていた、ネックに小枝のついているコレ。
この括り付けられた小枝はモンテプルチアーノの枝なんですってね。


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ザッカニーニは1978年にアブルッツォ州ボロニャーノに創業しています。
家族経営で、ワインメーカーもマルチェッロ・ザッカニーニさんですが、
一代で急成長、300haの畑から年間3百万本を生産。その70%が輸出です。
ワイン生産者もマーケティングの手腕が重要なんだと思っちゃいますね。


公式ページはオシャレな感じでよくできてます。
Zaccagnini03
今日の小枝のついた「Tralcetto」というシリーズはここの代表ワインのようですね。
Tralcettoはイタリア語で「小枝」の意味です。(Tralcio=蔓の枝 + 縮小辞 -etto)
・モンテプルチアーノ 100%
収穫後2年でリリースとあるだけで、熟成については詳しく書いてませんが、
インポーターの情報ではスロヴェニア産オークで6ヶ月なんて書いてました。

実はこのワイン、あの漫画「神の雫」に登場の本間チョースケ氏の著書(笑)、
「イタリアワイン最高峰201連発!」の中で「神イタリアワイン」と認定されてます。
サッシカイアや高級バローロと並んでですから、ちょっと褒め過ぎの感あり。(笑)


ボロニャーノという田舎町のワイナリー訪問。市街地より目立ってます。(笑)
それだけ規模も大きく、モダンな作りの施設だってことですね。
Zaccagnini01
畑が見下ろせるなだらかな斜面にあり、ストビューで近づけなかったので、
公式ページにあった写真を拝借しています。立派な展望台も完備です。

恒例ですがGoogle Mapで位置関係を確認。アブルッツォ州はふくらはぎ。
Zaccagnini02
ザッカニーニは海岸沿いのぺスカラから40km、車で30分ほど内陸です。

ところで、このワインは Montepulciano d'Abruzzo DOC ですが、少しまとめを。
1968年にDOCとなってますが、サブゾーンだった Colline Teramane が2003年に、
Colline Teramane Montepulciano d’Abruzzo DOCGと単独でDOCG化してます。
Montepulciano d'Abruzzo DOC自体はこの地図で「5」の部分です。ご確認を。
Zaccagnini01
主要品種はモンテプルチアーノで85%以上使う必要があり、熟成も規定があり、
通常のRossoで4ヶ月以上、Riservaは24ヶ月(内、木樽で9ヶ月)以上です。

さらにややこしいのが、サブゾーンが以下の5つあり、規定が微妙に変わります。
・Alto Tirino(Montepulciano:95%)
・Casauria or Terre di Casauria(Montepulciano:100%)
・Teate(Montepulciano:90%)
・Terre dei Peligni(Montepulciano:95%)
・Terre dei Vestini(Montepulciano:90%)
概ね、どれも無印のDOCからはモンテプルチアーノの比率が上がっています。
さらに熟成の規定もそれぞれ違っていますが、面倒なので割愛。(笑)

詳しくはこのページで。各々さらに長期の熟成と樽使用の条件が追加されてます。

アブルッツォのDOC/DOCG地図もここから拝借しています。


ついでなので、モンテプルチアーノについても若干触れておきます。当然イタリア原産。
Zaccagnini00
写真はいいとして(笑)問題は名前。もうお気づきでしょうか、よく混同するのが、
Vino Nobile di Montepulciano DOCG です。これはトスカーナのDOCGですが、
まさに Montepulciano という町(トスカーナ州シエナ県)のDOCGです。
で、このDOCGはサンジョヴェーゼ(=Prugnolo Gentile)で作らないといけません。
モンテプルチアーノ種はこの町の名前から来てるんですが、おかしな関係ですね。


ラベル平面化画像。
IMG_3091
手書き風のデザインは小枝と相まっていい演出になってます。


さあ、抜栓。
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キャップシールにもコルクにも例の「小枝」のマーク。
これってザッカニーニのシンボルマークなんですね。

コルク平面化。
IMG_3189
出ました、未来のコルク、ノマコルクです。(笑)

Alc.12.5%。(pH:3.70、Brix:7.0)
ガーネット。
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カシス、プラムに、セロリか何かの青茎香も。
辛口アタック。
サイゼリヤのモンテプルチアーノとの共通点を感じつつも、
やはり上等な分、適度に重みがあっていい感じです。
後から独特な酸味と苦みに気がつきますが、
これもモンテプルチアーノの個性かと味わいます。
安物ではない複雑味なのかもしれませんね。
余韻はあっさり。これは品種の個性ですね。

おいしく楽しめるワインなのは認めますが、
「神イタリアワイン」はちょっと言い過ぎでは?
チョースケさん。(笑)


*****


Cantina Zaccagnini
il vino “dal Tralcetto”
Montepulciano d'Abruzzo 2016
RRWポイント 88点


Cristom Pinot Noir Mt. Jefferson Cuvée 2016 Willamette Valley

オレゴンはウィラメット・ヴァレーのピノ・ノワールをいただきます。
クリストムってなんだか聞いたことがあるなってくらいで適当にチョイス。
ネットなんかじゃ「オレゴンのカレラ」なんて書いてあるのもありますね。
オレゴンでは屈指のピノ・ノワール生産者というのは間違いないようです。


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1992年にポール・ゲリーさん夫妻が創業。今は息子トムさんが引き継いでます。
で、ワインメーカーがスティーヴ・ドーナー(Steve Doerner)さんなんですが、
元カレラで10年間アシスタント・ワインメーカーを務めたんだそう。
なるほど、それでオレゴンのカレラというわけですね。
ピノ・ノワールとシャルドネ専門で、ちょいとヴィオニエもやってるようです。
そんなところもカレラっぽいですね。


公式ページのワイン紹介はアメリカ式にショップ兼用。

今日のMt. Jefferson Cuvée 2016は辛うじて載ってましたが、情報ほぼゼロ。
・ピノ・ノワール 100%
クリストムの畑は、自社のまわり、エオラ・アミティ・ヒルズAVAにありますが、
このMt. Jefferson Cuvéeは一部買いブドウを使うのでEola-Amity Hills AVAにならず、
Willamette Valley AVAになるようです。
カレラのように全房発酵ですが、50%だけだそうで、ちょっとオリジナリティですね。
ブドウの自社畑率は69%だそうで、残り31%を近隣の優良生産者から調達してます。
そういう意味でラインアップではローエンドになるんでしょうが、この2016年には、
パーカーおじさんが93点をつけています。これはピノにしてはなかなか高得点では?


ワイナリー訪問します。セイラムの町の近くEola-Amity Hills AVA内です。
Cristom00
この前試した、同じくオレゴンのFaillaのすごくご近所でした。

自社畑というのはワイナリー周辺のこれらの区画になるようです。
Cristom01
この地図は公式ページにはなかった情報で、Google Mapに上がってました。

Eola-Amity Hills AVAと一緒にクリストムの所在を確認します。
Eola00
オレゴン州の太平洋側、南北に240kmに渡って流れるウィラメット川流域が、
Willamette Valley AVAです。そのサブリージョン(狭域AVA)が以下の6つ。
・Chehalem Mountains AVA
・Yamhill-Carlton AVA
・Ribbon Ridge AVA
・Dundee Hills AVA
・McMinnville AVA
・Eola-Amity Hills AVA
セイラムの西側がEola-Amity Hills AVAになり、地図の黄色で囲った所です。
(AVA=American Viticultural Area)

実はこのEola-Amity Hills AVAの地図、前回より正確になっています。
なぜなら、Eola-Amity Hills AVA公式ページにこんな地図があったからです。
Eola01
トレースするのは大変でしたが、こういう情報は公式ページ様様です。
Eola-Amity Hills Vineyard Map」という、各ワイナリーの所在を示した、
更に詳しい地図もありました。クリックするとその地図がJPGで開きますが、
かなりデカいので気を付けてください。(笑)


ラベル平面化画像。
IMG_2956
さっき見た畑の地図がイラストで入ってますね。275樽生産されたとも。
1樽225Lとして、750mlなら300本になるので、8万2,500本の生産ですね。


これがインポーターシール。微妙に裏ラベルを隠してます。
IMG_2952
当然剥がしましたが、5ミリほどですから、重ねなきゃいいのに。(笑)


さあ、抜栓。
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キャップシールにはシンボルマーク。

コルク平面化。シンボルマークはここにも。
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アメリカ式のTEL&URL。横にはヴィンテージを入れてほしいものです。

Alc.13.5%。(pH:3.81、Brix:6.9)
しっかりルビー。
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ラズベリー、アメリカンチェリー。
生木か茎っぽさ、半分だけ全房でしたね。
若干酸がある辛口アタック。
味わいは酸に囲われて軽く感じます。
もう少し貫禄が欲しいような…。
喉越しでタンニンも酸に加勢します。
おかげで、余韻の導入部は慌ただしい感じがします。

オレゴンのカレラはちょっと言い過ぎのような…。(笑)
でも、パーカーおじさんはこれに93点つけたんですよね~。
まあ、カレラもそうだったわけですが、
もう少し上のレンジを試す必要がありそうです。


*****


Cristom Vineyards
Pinot Noir Mt. Jefferson Cuvée 2016
Willamette Valley
RRWポイント 88点


Weingärtner Stromberg-Zabergäu eG Trollinger mit Lembergar Trocken 2018 Württemberg

コストコでこんなドイツワインを発見。トロリンガー・ミット・レンベルガー。
3年程前、ドイツ出張で現地スーパーで買ってゲロまずだったやつの記憶が蘇ります。
ヴュルテンベルクも同じ。値段も1000円以下で、当時5ユーロだったのと同レベル。
怖いもん見たさのような感覚で、もう一度試してリベンジしてみようと思います。


IMG_3049
ドイツあるあるですが、作り手は協同組合です。もともと2つの協同組合、
Weingärtner BrackenheimとStromberkeller Bönnigheimが2012年に合併してできました。
約750haの畑だそうで、ヴュルテンベルクでは3番目に大きいということです。


公式ページは盛沢山ですが、ドイツ語オンリー。ワイン情報はショップサイト。

ドイツのECOVIN認証を取ったオーガニックワインとしか情報なし。
ゼラチンなどの動物性タンパク質も使わない完全Veganワインだそうで。

しかし、セパージュや醸造情報がまったくありません。
品種がひっくり返ったレンベルガー・ミット・トロリンガーもあったので、
このワインはトロリンガーの方が多めなんだろうと想像します。

そのレンベルガー・ミット・トロリンガーのワイン情報を読むと、
レンベルガーが3分の2を占めると書いています。ということは、
トロリンガー・ミット・レンベルガーも3分の2がトロリンガーということ?
まあ、そういうことにしておきましょう。(笑)

これがトロリンガーとレンベルガーです。と言われてもね~。(笑)
Trollinger_Lemberger
トロリンガーはチロル地方原産といわれてますが、ヴュルテンベルクの代表品種。
イタリア側の南チロルになる、トレンティーノ・アルト・アディジェ州にもあり、
イタリア語ではスキアヴァ・グロッサ(Schiava Grossa)と呼ばれます。
トロリンガーとリースリングを交配したのがケルナーです。覚えておきましょう。
また、トロリンガーとマスカット・オブ・アレキサンドリアを交配させたものが、
マスカット・ハンブルグ
日本の代表品種マスカット・ベイリーAは、アメリカの交雑種ベイリー(Bailey)と、
このマスカット・ハンブルグを交雑したものでしたね。ややこしや…。(笑)

レンベルガーの方ですが、ブラウフレンキッシュ(Blaufränkisch)のシノニム。
オーストリアで多く栽培されますが、ドイツではヴュルテンベルクが最大の産地。
それでもヴュルテンベルクの10%ほど、ドイツ全体で1%ほどで多くはないです。


作り手訪問。大手協同組合ですから、建物も立派できれい。
Wurttenberg00
シュトゥットガルトの北、車で1時間のブラッケンハイムという町にあります。

ドイツはあまりストビューがなくマップに投稿されてた写真を貼りましたが、
公式ページのギャラリーコーナーにとてもいい写真がありました。(笑)
Wurttenberg05
きれいすぎますね。本当に同じ場所かな?


ドイツの(13ある)生産地としてのヴュルテンベルク(Württemberg)はここ。
Wurttenberg03
今日の作り手のあるブラッケンハイムの位置も赤四角で書き込んでみました。
バーデンやフランケンに隣接してるのはわかりますが、ざっくりした地図ですね。

また、ヴュルテンベルクには大きく4つのベライヒ(Bereich)があります。
Kocher-Jagst-Tauber(コッハー・ヤークスト・タオバー )
Remstal-Stuttgart(レムシュタール・シュトゥットガルト)
Württembergisch-Unterland(ヴュルテムベルギッシュ・ウンターラント )
Oberer Neckar(オーベラー・ネッカル )

それがわかる地図がこれです。
Wurttenberg02
地図外ですが、少し離れたボーデン湖畔にも飛び地のベライヒがもう2つあります。
湖の北岸東側で Württembergischer Bodensee(Nonnenhorn、Wasserburg、Lindau)と
Bayerischer Bodensee(Kressbronn周辺)といいます。ボーデン湖周辺はややこしい…。

詳しくていい地図でしたが、まだ少し実感が湧きませんね。
え~い、やっぱり、Google Mapに転記しますよ。(笑)
Wurttenberg01
今日の作り手(協同組合)は、ヴュルテンベルギッシュ・ウンターラント
(Württembergisch-Unterland)のベライヒにあるということです。

同じく公式ページの写真ギャラリーから、ヴュルテンベルクの畑の風景。
Wurttenberg04
ええ感じです。


ラベル平面化画像。表にECOVIN認証マークがあります。
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「Vegan」マークも。裏にはユーロリーフもありますね、
Qualitätsweinであることもわかりました。


さあ、スクリュー回転。
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無印。ドイツでも6ユーロですから仕方がないですね。

Alc.12.5%。(pH:3.71、Brix:6.0)
透き通るルビー。オレンジっぽくも。
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イチゴ、ラズベリー、チェリー。赤ベリーわんさかの香り。
Trocken(辛口)だけにトロッケンなアタック。
以前の激マズはトロッケンと書いてなかったので甘口だったんでしょう。
ドイツはトロッケンを確認しないと甘口になっちゃうんですよね。
しかしこれも優しい酸か甘みのベールがある感じではあります。
これは果実味を演出してくれてるので、まあOK。
味わいは軽めながらペラペラではなく、しっかりした実体感じます。
タンニンは気がつかないくらいのシルキーさ。
余韻は楽しめるほど長くないですが、
フィニッシュで、結果「悪くないだろう」の結論に到達します。
いや、けっこうおいしいです。(笑)

トロリンガーやドルンフェルダーとかを見ると引いてましたが、
いろいろ試せば、案外おいしいのも見つかりそうです。
まあ、今回はリベンジ成功といたしましょう。(笑)


*****


Weingärtner Stromberg-Zabergäu eG
Trollinger mit Lembergar Trocken 2018
Württemberg
RRWポイント 88点


Tenuta Guado al Tasso (Antinori) Bolgheri Superiore 2014

あちこちのワインを飲んでいると、アンティノリ絡みのワインに出くわします。
ルーマニアで出会っても、チリで出会ってもそれなりに美味しいのはすごいです。
そのアンティノリの王道でありルーツである、ソライアティニャネッロと並び、
ひとつの頂点とも言えるのがボルゲリのグアド・アル・タッソですね。


IMG_1932
貴族のデッラ・ゲラルデスカ家(Della Gherardesca)が17世紀後半から、
トスカーナの海岸沿いのボルゲリでワインを扱いだしたのが事の始まり。
その後ワイン造りで栄えるも、跡取りがいなくなった時に、二人の娘が嫁いだのが、
アンティノリ家とインチーザ・デッラ・ロケッタ家(Incisa della Rocchetta)。
後者はなんと後のサッシカイアのテヌータ・サン・グイドを所有していました。
1930年代のことだそうで、アンティノリとサッシカイアは親戚筋ということです。

アンティノリ家はサッシカイヤの成功を支えたり、オルネライアも世に出したりと、
実はボルゲリでは歴史の最初から暗躍(言葉が悪いですが)していたという訳です。


公式ページはいつものごとくアンティノリの公式の中。

スーパータスカンらしくセパージュはがっつりボルドータイプ。
・カベソー 60%
・メルロー 20%
・カベフラ 18%
・プチヴェルド 2%
オーク樽で18ヶ月の後、ボトルで10ヶ月熟成します。

Bolgheri DOCの規定は10ヶ月の熟成のみですが、Bolgheri Superiore DOCは2年、
そのうち1年は木樽にて。Guado al TassoはBolgheri Superiore DOCですから、
2.3年熟成(内木樽で1.5年)と軽々クリアしていますね。

Bolgheri DOCについて少し。このDOCは1983年に制定されますが、実はなんと、
白とロゼのみに認められたDOCだったのです。赤が加えられたのは1994年です。
サッシカイアはじめスーパータスカン(主にボルドーブレンド)の品質が認められ、
最近になって後から赤がDOCに加えられたというわけです。

その功績からか、Bolgheri Sassicaia DOCというのがBolgheri DOCから派生します。
2013年にですから、それこそごく最近のことですね。しかし単独のDOCってすごい。


ワイナリー訪問。ここが入り口。て言うっかストビューでは入れず。(笑)
Guad0

Osteria del Tassoというレストランが敷地に中に併設されています。
なかなかいい雰囲気で、行ってみたいな~という気持ちを込め写真を貼ります。
Guad001
ボルゲリを俯瞰する地図で近隣のワイナリーとの位置関係を見ておきましょう。
しかし、なんだかんだでTenuta Guado al Tassoはボルゲリで最大級の畑です。
(320haあるそうです。)

最後に公式ページからスクショしたアンティノリの世界戦略地図を貼っておきます。
Guad01
いやぁ、世界どこに行ってもアンティノリって感じですね。


ラベル平面化画像。
IMG_1934


さあ、抜栓。
IMG_1937

コルク平面化は失敗ですが、雰囲気はわかるでしょうか。
IMG_1936

Alc.14%。
ガーネット。
Guad02

黒ベリー、あんず、柔らかな樽香。
割と酸を感じる辛口アタック。
味の厚みはまあまあですが、圧倒的ではないですね。
あまり盛り上がりなく、酸とタンニンの拮抗する余韻の入口へ。
もうひとつ余韻も長い感じでもないんですよね。
ちょっと期待が先行したかな?

パーカーおじさんの評価は93+点。
コメントには2014年は寒くて厳しい年だったとあります。
翌2015年には97点、2016年には98点をつけていますから、
2014年はあまりいい年ではなかったようですね。
しかし、98点の2016年なんか気になりますね~。(笑)


*****


Marchesi Antinori
Tenuta Guado al Tasso
Bolgheri Superiore 2014
RRWポイント 88点


Châreau du Saint Cosme “Les Deux Albion” 2015 Côtes du Rhône

南部ローヌ、ジゴンダスのトップ生産者シャトー・ド・サン・コム。
少し前そこのネゴシアンブランド、Saint CosmeのCôtes du Rhôneを試しました。
まあ、おいしかったのですが、自社畑のシャトー・ド・サン・コム名はもっと美味い?
ということで、このChâreau du Saint Cosme名のCôtes du Rhôneを試します。


IMG_2462
500年の歴史を持つというシャトーの15代目ルイ・バリュオールさんは、
本格的な元詰めを始め、ジゴンダスのトップクラスのワインを生み出しています。
パーカーおじさんも「南部ローヌのスーパースター」とベタ褒め。
今日のワインには90点をつけています。7~8年寝かせろって。ちょっと早いかな。

しかし、このワイン、テレビドラマ「神の雫」第1話に登場したんですってね。
なんだかこういうのを聞くと一気にテンションが下がるのはなぜだろう?(笑)


公式ページはシンプルなタイプでしたね。FLASH使ってるのもご愛敬。

データシートが2018年しか載ってませんが、必殺URL打ち換えで2015年が出てきました。
セパージュは比率なし。
シラー、グルナッシュ、カリニャン、ムールヴェードルにクレレットですって。
クレレット(Clairette)は南仏でよく使われる白品種ですよね。面白い。
南部ローヌの品種をいろいろ入れて毎年実験してるなんて書いてあります。

この書き方じゃ、最初に書いてあるシラー主体のような気がしますが、
パーカーおじさんの評中に50~60%はグルナッシュとあります。
なんだろ?グルナッシュを最初に書くのは嫌なのかな?

あと、全房発酵だと書いてます。
熟成は円錐形の大樽とコンクリートタンクにて、期間は不詳。


ジゴンダスにあるシャトーを訪問します。
Cosme00
シンボルマークの建物はシャトーではなく、近くにあるサンコム・チャペルです。
12世紀に建てられた古い教会。コムの綴りが違うのが気になります。(笑)

ジゴンダスはこんな場所でしたね。
Cosme01
サンタ・デュックの時の地図に追記してますが、気にしない。(笑)

南ローヌのAOCを俯瞰しておきましょう。
SaitCosme
ジゴンダスは赤とロゼが認められており、シャトーヌフ・デュ・パプとケランヌ
(Cairanne、2016年AOC昇格)は、赤と白が認められています。
ヴァンソーブル(Vinsobres、2006年AOC昇格)は赤しか認められてません。
ラストー、ボーム・ド・ヴニーズ(Beaumes-de-Venise)も赤のみでしたね。
その他のAOCは赤・白・ロゼが認められています。(Vacqueyras、Liracなど)
タヴェル(Tavel)はロゼのみと特殊です。


エチケット平面化画像。
IMG_2457
チャペルのイラストではなく紋章ですね。
「Les Deux Albion」(赤・白ある)だけがこの紋章になるようです。


さあ、抜栓。
IMG_2464 (1)
コルクにもエチケットの紋章があります。

コルクも平面化しておきます。
IMG_2459
横にもサンコム・マーク入りですが、ミレジムはどこにもなし。
実は前に飲んだサン・コムのコート・デュ・ローヌも同じデザイン。

Alc.14.5%。
濃いガーネット。
IMG_2458

ブラックベリー、チェリー、鞣し革、チョコ。
フルーティな酸味乗った辛口アタック。
ミント、ハーブのニュアンスも。
なんだか独特の風味あり。
味の厚みはちょっと弱いかな~。
おかげで酸味が目立ってくる感じ。
複雑味も弱めながら、
余韻ではそこそこ楽しませてくれました。
が、総評として、ちょっと期待はずれな気がします。

近いうちに、
うまいローヌの基本に帰りたい気になってきました。
ギガルやシャプティエなんかで十分うまいので。


*****


Châreau du Saint Cosme
“Les Deux Albion” 2015
Côtes du Rhône
RRWポイント 88点


Paolo Scavino Barolo Bricco Ambrogio 2014

1921年に設立されたバローロの名門、パオロ・スカヴィーノです。
現当主エンリコ・スカヴィーノ氏は、かつて「バローロ・ボーイズ」といわれた、
モダンバローロの造り手ということで、その革新的な醸造で評価も高いそうです。
最近は無名の(伝統的な?)バローロ、バルバレスコばかりいただいてましたが、
上等なのも試しておかないとですので、こういうのもいただきます。(笑)


IMG_2013
まず最初はブリッコ・アンブロージオ。いくつも畑違いのバローロが出ていて、
この畑は2001年に購入とのことで比較的新しいやつということになりますが、
すでに評価は高いようですね。パーカーおじさん、92点です。


公式ページはさすがにモダン。(笑)

データシートまであるんですが、醸造に関する情報がありません。
2001年に購入した畑で、2002年の初ヴィンテージ時に雹の被害を受けなかった、
ラッキーな畑だとかなんとか。そんなことどうでもいいんですけど…。
ネット情報では、
・ネッビオーロ 100%
ステンレスタンクで発酵、フレンチオークのバリックにて12ヶ月熟成後、
同じく仏産の大樽にて12ヶ月熟成。更に12ヶ月ステンレスタンクにて熟成。
そして6~7ヶ月ボトルで寝かせて瓶詰めし、リリースだそうで。
バローロDOCGの規定、合計38ヶ月の熟成、内木樽で18ヶ月は当然クリアです。


作り手訪問。
バローロDOCG地域のほぼ真ん中にあるカスティリオーネ・ファッレット
(Castiglione Falletto)というコミューンにあります。
Paolo01
バローロでいち早くロータリーファーメンター(回転式発酵槽)を導入した
パオロ・スカヴィーノですから、設備投資や改築もかなりやってるようで、
敷地や建屋の規模が大きいです。


バローロDOCGの対象エリア、コミューンの地図に位置を書き込みました。
PSMC


公式ページに所有畑の位置の地図がありました。(ありがたい。)
バローロ域内に合計30haもの銘醸畑を所有しています。
PSM
今日のブリッコ・アンブロージオの場所と現地写真をインポーズしました。
結構北の端、ロッディというコミューンにある畑です。


ラベル平面化画像。縦長~。
IMG_2018
750mlで6,444本、マグナムで211本と生産量が書かれていますね。


さあ、抜栓。
IMG_2019

Alc.14.5%。
透け感あるガーネット。エッジ、オレンジっぽい。
IMG_2022

黒ベリー。
香りは強くなく、藁のような乾いた香り。
酸のしっかり乗った辛口アタック。
味は滋味のある厚みを感じます。
タンニンは、こなれてない収斂性がパレットに張り付く感じです。
余韻で酸が帰ってこないのはいいんですが、
ちょっとこの酸味をどう評価するかですね。
無名の伝統的なバローロに慣れすぎたかな?(笑)


*****


Paolo Scavino
Barolo DOCG
Bricco Ambrogio 2014
RRWポイント 88点


Petit-Roy Bourgogne Souvenir 2017

ブルゴーニュで注目の日本人醸造家、斎藤政一氏のプティ・ロワです。
長野県の小布施ワイナリー(ドメーヌ・ソガ)での研修された後、2006年に渡仏、
シモン・ビーズ他、ドメーヌ・ルフレーヴ、ジャック・フレデリック・ミュニエ、
アルマン・ルソーなど錚々たる所で経験を重ね、2016年自身のワイナリーを設立。
そんなプティ・ロワの2017年のブルゴーニュをいただいてみましょう。


IMG_2148
2016年に立ち上げたのはネゴシアンのメゾン・プティ・ロワだそうで、
翌2017年にショレ・レ・ボーヌに居を構えドメーヌ・プティ・ロワとなってます。
エチケットにはMaison Petit-Royとありますね。どこで醸したのでしょう?


公式サイトはまだないようです。代わりに、インポーターのサイトを貼っておきます。

扱いワイナリーの紹介がPDFで見られます。

とにかくネット情報しか頼るものがないですが、
・ピノ・ノワール 100%(手摘み収穫・樹齢平均70年)
除梗率はキュヴェによって変わるらしいですが、2017年のこれは、
「ビオディナミで育ったピノ・ノワールを除梗せず」とありました。
熟成は木樽で12ヶ月のようです。


ショレ・レ・ボーヌの集落にあるドメーヌ訪問します。
PetitRoy01
プレス機が見えるのでここで間違いなさそうです。地下セラーもあるそう。
ボーヌの町が近いので大きなスーパーもあり生活は便利そうです。(笑)

畑は、オート・コート・ド・ボーヌに0.8ha、ポマール村に1haのピノ・ノワール、
サヴィニー・レ・ボーヌ近郊に0.2haのアリゴテ、0.1haのシャルドネがあるそうですが、
Google Map探訪が出来そうにないので、今日はなし。(笑)


エチケット平面化画像。なかなかいいデザインと思います。
IMG_2097
裏ラベルはなく、インポーターシールのみだったので下につけました。


さあ、抜栓。
IMG_2143
割と液面が上がった跡がありますね。ちょっと心配…。

コルク平面化。
IMG_2144
どうもコルク上まで液面が達していたような跡がありますね。

Alc.12.5%。
クリア感あるルビー。細かな涙は割とはっきりしてます。
IMG_2146

フランボワーズ、フレーズ。
チャーミングな香りかなとも思うし、酸の香りにも感じます。
青臭い茎感もありますね。確かに除梗なしっぽいです。
やはり酸から切り込んでくる辛口アタックです。
フルーティな酸なのでまだ耐えられますが。
旨味のあるのはわかるんですが、全体像は酸に覆われてます。
おいしいとはとは思うんですが、
酸を楽しむように作られているような気さえします。(笑)

ポテンシャルは感じました。
最後にオリが少々ありました。


*****


Petit-Roy
Bourgogne Souvenir 2017
RRWポイント 88点


Domaine Marcel Deiss Alsace Rouge 2015

以前にPinot d'Alsaceという白を試したアルザスのマルセル・ダイスです。
今日は基本の赤、アルザス・ルージュ(Alsace Rouge)をいただきます。
アルザスに「テロワール」の概念を持ち込んだマルセル・ダイスですから、
これも畑がわかるといいんですが、アルザス・ルージュだけではね~。(笑)


IMG_2115
マルセル・ダイスは、テロワール(畑の個性)を訴え続け、AOC法の改正
(ラベルに品種名を表記しなくてもよくなった)を成し遂げています。(2005年)
今日のルージュもピノ・ノワール100%なんですが、ラベルには表示なしです。


公式ページはあっさりとしてますが、最小限の情報はありそう。

AOC法改正のくだりや、ビオディナミを実践するその哲学が語られています。
アルザス・ルージュについては、畑名やその詳しい場所は書かれていませんが、
BergheimSaint-HippolyteBeblenheimのテロワールと書かれています。
ベルクハイムはマルセル・ダイスがある町です。他の畑も近隣なんでしょうね。
インポーターのサイトにもう少し詳しい記述がありました。

・ベルグハイム、サン・イポリット、ベブランハイムのピノ・ノワールが50%
・プルミエ・クリュのBurlenbergの樹齢10年未満のピノ・ノワールが50%

若木とは言え、プルミエ・クリュ(ビュルランベルグ)が50%もブレンドされてる?
公式ページにはそんなこと書いてないので真相はわかりませんが。(笑)
赤は約80%除梗の上、木製開放槽で発酵だそうです。樽熟は不明。


ベルクハイムにあるマルセル・ダイスを訪問。
DMD01
新しめできれいな建物ですね。

アルザスの中での位置関係をおさらいしておきましょう。
DMD02
マルセル・ダイスはトリンバックやヒューゲルと共にオー・ラン県にあります。
オー・ラン(Haut-Rhin)とはライン川の上流という意味ですから、
ストラスブールのあるバ・ラン(Bas-Rhin)県はライン川下流側の意味ですね。

先ほど、Bergheim、Saint-Hippolyte、Beblenheimのテロワールとありましたが、
畑はわからないにしても、その3つの町はここになります。
DMD03
サン・イポリットもベブランハイムもマルセル・ダイスのあるベルクハイムから、
車で10分とかからない距離です。


エチケット平面化画像。
IMG_1957
ユーロリーフのマークがありますね。ビオ・ワインをうたっています。
マークこそないですが、ECOCERTもAB(Agriculture Biologique)も取得です。


さあ、抜栓。
IMG_2112

コルクも平面化。
IMG_2113
AOC Alsaceとミレジムとドメーヌ名、元詰めと基本事項は書いてます。

Alc.13%。
ルビー。すっきりクリアではないですね。澱っぽいものも…。
IMG_2110

フランボワーズ、チェリー、梅。
複雑な佃煮(?)香もかすかにあります。
辛口アタック。
味の薄さを感じますね。
滋味っぽい旨味はあるんですが、
いつも飲んでいるようなピノの濃さはないような気がします。
タンニンでしょうか、舌触りに何か残ります。
余韻は凡庸。

オリがけっこうありますね。
ビオっぽいっちゃ~ビオっぽい。(笑)


*****


Domaine Marcel Deiss
Alsace Rouge 2015
RRWポイント 88点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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