Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

RRWポイント:91点

Tua Rita Rosso dei Notri 2018

以前に2016年を試しています、トゥア・リータのロッソ・ディ・ノートリですが、2年進んで2018年を再びお試しです。
さすが、パーカーおじさんが100点をつけたフラッグシップ「レディガフィ」のセカンド(?)、なかなかおいしかった記憶があります。パーカーおじさんは ロッソ・ディ・ノートリ 2016 には92点をつけており、RRWポイントも奇しくも(笑)92点でした。


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1984年、ヴィルジリオ・ビスティさんとリータ・トゥアさん夫妻がトスカーナ州スヴェレート(Suvereto)の地に畑を購入したのがトゥア・リータの始まりです。1988年に植樹し、1992年がファーストヴィンテージだそうで、その後レディガフィ1997がワイン・スペクテイター誌で100点を取り、レディガフィ2000でパーカーおじさんの100点を取るに至ります。
なんでも、この畑のポテンシャルにあとあと気づいたそうですね。そのせいかはわかりませんが、スヴェレートは Val di Cornia DOC のサブゾーンだったものが、2011年に Suvereto DOCG と、単独でDOCG昇格となっています。
しかしながら当のトゥア・リータは、レディガフィに至るまですべて Suvereto DOCG を名乗らず、IGT Toscana なんですが、これは何かのポリシーでしょうかね。


公式ページは今風ですが、ワイン情報は貧弱です。(獲得ポイントは載ってますが…。笑)
tuarita01
ネット情報にはなりますが、セパージュがこう。
・サンジョヴェーゼ 50%
・カベソー 20%
・メルロー 20%
・シラー 10%
平均樹齢10年と言いますから若木からでしょう。樽熟も総量の30%だけをバリックにて6ヶ月だそうで、かなり軽めに仕上げてありますね。


さて、スヴェレート(Suvereto)にあるトゥア・リータ訪問。
TuaRita00
ストビューではここまで。外からはパッとしませんが、中はスゴそうです。

Google Map上でスヴェレートDOCGとトゥア・リータの場所を確認します。
まさにスヴェレートDOCGの真ん中。しかし、出すワインはトスカーナIGT。(笑)
Suvereto
2011年に Val di Cornia DOC のサブゾーンだったのがDOCGに昇格したSuvereto DOCGですが、赤のみのDOCGで、カベソー・メルロー・サンジョヴェーゼが主体になります。熟成は19ヶ月となっています。
因みに、同じ2011年には、Val di Cornia DOCの赤だけが Rosso della Val di Cornia DOCG(もしくは、Val di Cornia Rosso DOCG)とDOCGになっています。こちらはサンジョヴェーゼが40%以上という縛りがあります。
海岸からは10Kmほど内陸ですが、海風の影響を受ける複雑なテロワールと思われます。北側はボルゲリとも接してますね。


ラベル平面化画像。ここはラベルデザインがトップエンドからお手頃ローエンドまで同じようなデザインなのがうれしいですね。
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インポーターシールはきれいに剥がせませんでした。隠れてたのが、QRコードと「14% vol」「75cl」の表示。いいっちゃいいんだけど、インポーターシールの「アルコール分:13%以上14%未満」って何よ?


さあ、抜栓。
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しっかりとTUA RITAマーク。

コルク平面化。
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なんと、DIAM10とな。

Alc.14%。(pH:3.95、Brix:7.2)
ガーネット。
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カシス、チェリー。シダっぽいの?
辛口アタック。
滋を味乗せた味の厚みは十分。
タンニンはシルキーで、喉越しに心地よい収斂性があります。
余韻はそこそこながら、
酸味を発見しつつフィニッシュまで楽しめます。

パーカーおじさんは、92点の2016年より少し低い90+点としています。
確かにちょっと落ちたような気はします。RRWポイントは91点。(笑)


*****


Tua Rita
Rosso dei Notri 2018
RRWポイント 91点


カーブドッチ くま目覚める(メルロー)2016

今日は新潟のワインをいただきます。前から気になっていたカーブドッチです。
新潟と言えば、マスカベAを産んだ川上善兵衛氏の岩の原葡萄園が有名ですが、
そんなに気負った理由があるわけではなく、なんとなくネットでお取り寄せ。
なかなか行く機会もない新潟、どんなんだかワインと共に見てみましょう。(笑)


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日本ワイナリー協会の紹介を見ると、カーブドッチという名前と併記で、
(株)欧州ぶどう栽培研究所なんて書いてます。もとのお名前でしょうか?(笑)
畑では欧州系のブドウのみを栽培だそうで、なるほどという感じです。

1992年に新潟市南西の海岸地帯に創設されており、マスカットベイリーAを産んだ、
川上善兵衛氏創業の岩の原葡萄園のある上越市からはちょっと離れています。
現在、一帯に5軒のワイナリーが集まり「新潟ワインコースト」なるワイン産地を形成。
その中核たるカーブドッチは、ショップだけでなく、レストランやベーカリー、
はたまたオーベルジュや日帰り温泉・スパまであって、総合リゾート風情です。


公式ページは立派ですが、ワイン情報はラインアップのみ。

今日の「くま」は「どうぶつシリーズ」。醸造家の掛川氏が趣味に走ったシリーズだそうで。
ワイン購入は Amazon に誘導されます。そこに若干の情報というかコメントがあり、
『お蔵入りだった2016ですが、美味しくなってきたのでリリース。ブレット全開です。
翌日には豆がでるのでご注意ください。』というのが今日の「くま」の説明。(笑)

2016 はお蔵入りだったんですね。ブレット全開がその理由でしょうか?
ブレタノマイセス臭全開ってことでしょうから、ちょっと不安を覚えます。(笑)
でも「美味しくなってきたのでリリース」されたんだったら、そんなに悪くない?

「翌日には豆がでるのでご注意ください」というのも気になります。
豆じゃなくて「豆っぽさ」という自然派ワインに特有の青臭さのことでしょうね。
翌日まで飲み残しませんので、豆に出会えるかはわかりませんが。(笑)

とにかくこれ以上の情報はありません。ラベルに(メルロー)と書いてますから、
・メルロー 100%
なのでしょう。(笑)


カーブドッチを訪問します。ストビューでは裏手からしか拝めません。
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それでも施設の大きさや充実度は伝わってきますね。

他のワイナリーや畑の場所を示す地図があったので、Google Map上で確認。
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左下にインポーズした地図でわかりますが、かなり日本海の海岸に近いです。
実際、海の砂のような特異な砂質土壌なんだそうです。この土壌の特徴となる、
栄養素が極端に少なく水はけが良いというところに目を付けたということです。

関西人にはあまり馴染みのない新潟県を俯瞰しておきましょう。
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いやあ、日本海に沿って長い県ですね。山形にも長野にも接してるんだ。


ラベル平面化画像。
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寝起きのクマってことでしょうか、不安げなクマさんのイラストです。
動物シリーズでは飛び抜けてかわいいデザインだと個人的に思います。(笑)


さあ、抜栓。
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キャップシール、コルク、悪くないです。

コルク平面化。
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ワイナリー名と建物のイラスト入り。DIAM5というのもいいですね。

Alc.12%。(pH:4.24、Brix:5.6)
透け感のあるガーネット。エッジかすかに褐変。
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おっ、黒ベリーの前に薬草のような香りが来ます。
ブレタノマイセスとは違う感じですよ。
ハーブと言うには若干違う。「薬草」です。(笑)
熟成ピノのフランボワーズっぽくもあります。
辛口アタック。
酸もありますが、大人しくこなれきってる感じ。
タンニンも十分こなれている感じですが収斂性を少々残してます。
メルローらしい軽さの中にちゃんと厚みもある。
複雑味も醸成されてるようで、
「美味しくなってきたのでリリース」の意味が分かる気がします。
ただ、最初のハーブっぽい酸とタンニン分が、
いかにもチグハグでデコボコに感じさせ、バランスを崩してる印象。
しかし、味の芯はしっかり出来上がっていて、
余韻もじんわり楽しめるんですよね~。

不思議な味ですが、なぜか高評価してしまうんですよ。


*****


カーブドッチ Cave d’Occi
くま目覚める(メルロー)2016
RRWポイント 91点


Cravanzola San Pietro Nebbiolo d’Alba 2013

リカマンの店頭で見つけたネッビオーロ・ダルバ。クラヴァンツォーラです。
以前2011年を試したやつとピンときました。超絶うまかったやつの2013年。
2年進んでラベルデザインは変わったようですが、これは試さなくては…。


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クラヴァンツォーラは1930年創業、Castellinaldo d'Alba という町にあります。
タナロ川左岸(バローロ、バルバレスコの反対側)のロエロ地区になります。
バローロ、バルバレスコじゃないおいしいネッビオーロ探しにいい場所です。


公式ページは前回よりリニューアルされてますね。田舎臭さがなくなったかな。(笑)

今日のワインは「Altagamma」というシリーズで、ラインアップとしてはトップライン。
しかし、もうすでに新しいラベルデザインになっていました。
Cravanzola01
シンプルでこれの方がカッコいいですね。それにしても今日の2013年は…。(笑)

データシートによると、サン・ピエトロの南・南東向き斜面の畑から手摘み収穫。
・ネッビオーロ 100%
熟成がステンレスタンクで12ヶ月、ボトルで6ヶ月と、樽を使っていません。
Nebbiolo d’Alba DOC の規定では「12ヶ月の熟成」のみで樽はありません。
Superiore になると「計18ヶ月、内6ヶ月は木樽」と樽が必須になります。
まあ、樽がなくてもおいしけりゃいいんですけどね。(笑)


作り手訪問。前と同じ写真を貼っておきます。
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小さな集落の小高い丘の上、教会のすぐ隣にあります。

広域のGoogle Mapで場所を確認しておきます。(黄マルが所在。)
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バローロ、バルバレスコや、タナロ川との位置関係もご確認ください。
Asti 以外黄色四角で囲ったコミューンは Nebbiolo d’Alba DOC 対象です。

Nebbiolo d’Alba DOC 対象のコミューンはこの地図がわかりやすいです。
上の小地図を比較すると、バローロ、バルバレスコを含まないのが見て取れます。
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その対象コミューンを書き出してみます。(アルファベット順)
全域対象が、Canale、Castellinaldo、Corneliano d’Alba、Monticello d’Alba、
Piobesi d’Alba、Priocca、S. Vittoria d’Alba、Vezza d’Alba、Sinio、Govone。
当然今日の作り手のカステッリナルドも含まれます。以下のコミューンは部分的に対象。
Alba、Bra、Baldissero d’Alba、Castagnito、Diano d’Alba、Grinzane Cavour、
Guarene、La Morra、Magliano Alfieri、Monchiero、Monforte d’Alba、Montà、
Montaldo Roero、Montelupo Albese、Monteu Roero、Novello、Pocapaglia、
Roddi、Roddino、S. Stefano Roero、Sommariva Perno、Verduno 以上。
一部バローロとかぶるコミューンも入ってますね。

上の地図のグレー部分は Langhe DOC を示しているがわかりますね。
これが Langhe DOC の範囲になります。54コミューンもあります。
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54コミューンは書き出しません。(笑)

詳しくはランゲ地区DOCの公式サイトをご確認ください。

バローロ、バルバレスコ含むランゲ・ロエロのコンソーシアムですね。助かります。


最後に、サン・ピエトロの畑からカステッリナルドの町を眺めてみます。
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クラヴァンツォーラの畑がどこかわかりませんが、南・南東斜面とのことで、
この辺りじゃないかと思われます。しかし素晴らしい雰囲気ですね。


ラベル平面化画像。
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何を思ったか、斜め分断デザイン。さらにデザイン変えたのも頷けます。(笑)
裏ラベル隠さないインポーターシールはえらいです。


さあ、抜栓。
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ワイナリー名入りコルク。

コルク平面化。
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コルク横にもマーク入りですが、ここにはミレジムを入れていただきたい。
2011年はDIAM3でしたが、これはDIAM5と少し上等になってます。(笑)

Alc.13.5%。(pH:3.92、Brix:6.9)
ガーネット。エッジが透けてオレンジ褐変が目立ちます。
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カシス、チェリー。ぷっとブレタノマイセスも。
辛口アタック。
若干酸味が前に出ますが、
味の中心にたどり着くと絶妙のバランスを感じます。
やはり、高級ネッビオーロの貫禄はありますね。
余韻も長く楽しめるかと思うと…
最初の酸が少し気になってきました。

前回の爆うまの片鱗はあるんですが、
保存状態かな~、酸味が少々邪魔でした。
難しいもんですね。


*****


Cravanzola
San Pietro Nebbiolo d’Alba 2013
RRWポイント 91点


Domaine Faiveley Mercurey La Framboisière Monopole 2017

ニュイ・サン・ジョルジュ本拠のフェヴレですが、そのメルキュレを試します。
色々紐解くと、1933年にメルキュレに進出してから、今では拠点も現地に置き、
メルキュレ中心にコート・シャロネーズには並々ならぬ力を注いでいるようです。
それで値段もお手頃なわけですから、非常に偉い生産者かもしれません。(笑)


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フェヴレは1825年の創立から7代続く大ドメーヌでラインアップも錚々たるもの。
ネゴスものもありますが、自社畑から造るドメーヌものが全体の8割を占めるそう。
その自社畑がブルゴーニュに140haあるというので、それだけでもすごいですが、
その内、72ha(半分以上!)がコート・シャロネーズというので驚きます。


公式ページは大手らしく凝った造りになっています。

ワインも画面いっぱいに並んだエチケットから個々の情報に入っていきます。
一応、ミレジム毎にPDF含めデータ完備。「La Framboisière」という畑からで、
1級ではないもののメルキュレに進出した当初から所有のモノポールです。
・ピノ・ノワール 100%
除梗率は明記されていませんが、年によって変えてるそうです。
熟成は新樽率20%で13~14ヶ月。


作り手訪問。ニュイ・サン・ジョルジュの市街地にあるここが本拠地です。
DomaineFaiveley01
しかし、今日のワインはフェヴレの第二の拠点ともいえるコート・シャロネーズ…。

まずは、コート・シャロネーズ全体からおさらいしていきましょう。
DomaineFaiveley06
コート・ドールからの続き、アリゴテのみのAOCブーズロンに始まり、
マコネまでに5つのAOCがあります。
リュリー(Rully)、メルキュレ(Mercurey)、ジヴリ(Givry)までは、
赤・白両方のAOCで、1級畑もありますから、レベルは高そうです。
さらに南側のモンタニー(Montagny)は白(シャルドネ)のみのAOCです。


メルキュレのAOC地図で今日の畑(La Framboisière)の場所を確認しました。
DomaineFaiveley04
その名も Domaine Faiveley La Framboisière という拠点がメルキュレにあります。
メルキュレの集落を貫く県道D978号線沿いですね。印もつけました。

う~ん、やはりGoogle Map転記をしないと臨場感が足りませんね~。(笑)
DomaineFaiveley05
ラ・フランボワジエールの畑とコート・シャロネーズの拠点も示しました。
またプルミエ・クリュの分布も示してます。いくつか畑名を書き込んでますが、
名前の入った畑がフェヴレの所有する畑。単独所有は Monopole と入れてます。

さあ、そのラ・フランボワジエールの畑へ行ってみますよ。
DomaineFaiveley02
ストビューでごく近くまで行けました。フェヴレの看板も上がってる!

公式ページのギャラリーにもっといい写真が上がってました。(笑)
DomaineFaiveley02f
全ての畑の写真が上がってるわけではないで、きっと自慢の畑なんだと思われ。

メルキュレにある拠点というのがここです。かなり立派そうな施設です。
DomaineFaiveley03
看板には「Domaine Faiveley La Framboisière」という名前になっています。
拠点名にするくらいですから、やはり La Framboisière は大事な畑なんですね。

これまた公式ページのギャラリーにこの拠点の空撮写真が上がってました。
DomaineFaiveley03f
フェヴレのこの拠点は古くからの施設だそうですが、2014年にリノベーションし、
最新の設備に刷新されているそうです。
ニュイ・サン・ジョルジュのより立派な施設なんじゃないでしょうか。
コート・シャロネーズ全域に渡るフェヴレの畑をここが受け持ってそうです。


エチケット平面化画像。
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裏ラベルはラック・コーポレーションの貼り替えパターンです。


さあ、抜栓。
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キャップシールはドメーヌ名のエンボス。

コルク平面化。
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メルキュレのみの表記。ミレジム入り。

Alc.13%。(pH:3.81、Brix:6.4)
クリア感ありますが、しっかり色づいたルビー。
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フランボワーズ、佃煮香か…芳ばしい木の香も。
チェリー的な酸味の香り…リコリスも感じます。
辛口アタック。
しっかりした果実味がある味は立体感あり。
控えめな酸が絶妙なハーモニーを見せてくれて、
フィニッシュまで同じバランスが崩れないのがいいですね。

パーカーおじさんは90点をつけたようです。
なら、こちらはプラス1点ということで。(笑)


*****


Domaine Faiveley
Mercurey La Framboisière
Monopole 2017
RRWポイント 91点


San Pedro 1865 Carmenère 2017

今日は日本カルメネール振興協会の活動日(笑)。カルメネールを抜栓です。
かれこれ2年ほど前に、サンペドロ 1865 カルメネールをやまやで発見し、
たいそう喜び、また大変おいしくいただきました。前回は2016年でしたが、
今日はミレジムが1年進み2017年です。さて毎年ブレずにおいしいでしょうか。


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今さらサンペドロを語るのも何ですが、ワイン名のごとく1865年創業。
150年以上の歴史のある、またコンチャイトロと並ぶチリ有数のワイン企業。
タラパカー、サンタ・エレナなどとVSPTワイングループを形成してます。


公式ページはリニューアルされたんでしょうか、前と雰囲気が違いますね。

なんとなく簡素化して情報量が減ったような気がします。
ワイン紹介で1865を選ぶと、専用サイトに飛びますが、やはり簡素。
・カルメネール 100%
以前は樽熟の記述もあったはずなんですが、見当たりません。
以前は、95%仏樽、5%米樽で12ヶ月間。新樽率は50%となっていました。

あと、上等シリーズが追加になってますね。
SanPedro02
マスター・ブレンドやVVらしきものなど、いろいろやってますね。
日本じゃ手に入らないんでしょうね。試してみたいのにな…。


さて、サンペドロの拠点はたくさんありますが、本拠地はここです。
マウレ州クリコー(Curicó)の町から南へ車で20分、モリーナというところ。
SanPedro01
ショップもありますし、何よりVSPTワイングループのオフィスもあります。


今日のカルメネールも D.O. Valle de Maule、マウレ・ヴァレーです。
マウレ州の地図に産地情報を書き込みながら、サンペドロの位置も確認。
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チリのワイン産地の把握には、行政区分である州境と、川の流域がカギです。
サブリージョンもそれぞれ関連する川があるのがわかります。


ラベル平面化画像。
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昔も今も「 Viñedo las Moradas」という畑からのカルメネールらしいですが、
昔は「Selected Vineyards」ではなく「Single Vinyard」と書いてました。

カルメネールの表記は「Carmenère」と、3音節目にアクサングラーヴのみ。
フランス語で発音すると「カルムネール」に近くなると思われます。
チリでは(スペイン語では)皆さん「カルメネール」と発音してますから、
日本カルメネール振興協会では「Carménère」のように、アクサンテギュと、
アクサングラーヴの両方付きが推奨です。(笑)

詳しくはこちら… 「カルメネール」の発音と綴り


さあ、抜栓。
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キャップシールは1865専用品でカッコいいですね。

コルク平面化。
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シンプルですが横に創立150周年の刻印が。ここにはミレジム入れましょう。(笑)

Alc.14.5%。(pH:3.86、Brix:7.1)
濃いガーネット。粘性の涙は細かめ。
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黒ベリー、ブラックカラント、黒糖系、モカ…。
カルメネールの雰囲気出てますね。
ちょっと酸味が勝ってはいるんですが辛口アタック。
きめ細かなテクスチャーを感じます。
少し甘みも感じてきますが、
先ほどの酸味と相まって程よいバランスになりました。
ただ、余韻からフィニッシュにかけ、
やはり徐々に酸味が優勢になってきました。
もう少し寝かすか、エアレーションか…何か足りない…。

う~ん、おいしいではありますが、以前ほどの感動はありません。
定点観測的に、またミレジムが進んだら試していきましょう。


*****


San Pedro
1865 Carmenère 2017
RRWポイント 91点


Boutinot Decagon Cabernet Franc 2018 IGP Pays d’Oc

リカマンでカベルネ・フランのモノセパージュを発見。IGPペイ・ドックです。
ラングドック・ルシヨン地方のIGP(Indication géographique protégée)ワイン。
「コニャックとワイン用のダブル樽熟成、10ヶ月」のラベルに惹かれました。(笑)
この地方はホントいろんなワインがありますね。そして特に安いのがうれしいです。


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ブティノ(Boutinot)社というところが出しているワインだとわかりました。
1980年にポール・ブティノ氏にがイギリス・マンチェスターに設立した会社。
レストランオーナーの息子だった氏は、高品質でおいしいワインを供給したくて、
フランス、ボジョレーを皮切りにワインビジネスを始めたというわけです。
今ではフランス以外でも、南アフリカ、アメリカ他世界各国に拡大させています。


公式ページはUK版、US版、インターナショナル版と切り替えができます。

今日のワインは最近のリリースとしてトップページにリンクがありました。
・カベフラ 100%
ですが、出どころはラングドックとしかわかりません。
熟成がこのワインの肝で、コニャック樽で5ヶ月の後、ワイン樽で5ヶ月。
合計10ヶ月とラベルのうたい文句の通りです。

ただ、コニャック用もワイン用も(フレンチ)オーク樽に変わりがないわけで、
産地の違いがあるくらいです。ワイン用はアリエとかトロンセとか。
コニャック用はリムーザンオークが珍重されるようですね。
リムーザンは木目が荒くタンニン含有量が多いため風味が付きやすいようです。
しかし、この値段でそんな樽を使ってるんだろうかと少々疑ってしまいます。
コニャック用というのも安いホワイト(アメリカン)オークなんじゃないかと…。

あとは切々とカベフラのモノセパージュが人気があるとか、カベソーの親なので、
カベソーより青みは感じるがタンニンが穏やかでいいんだとか、品種の説明ばっか。
CabFramcSauvignonBlancCabSauvignon
醸造法や産地の説明をもう少し書いてくれればありがたいんですが…。


まあ、あんまり行く意味はないんですが、イギリスのマンチェスター郊外へ。
Boutinot01
はい、ここがブティノ(Boutinot)社です。ロンドンにも事務所があります。(笑)


IGPペイ・ドック公式ページらしきものがあったので貼っておきます。日本語のみ。日本向け?

もともとヴァン・ド・ペイ(Vin de Pays)カテゴリーの Vin de Pays d'Oc でしたが、
2009年のEUの規定の変更に伴い、IGP Pays d’Oc の呼称となっています。
(IGP=Indication géographique protégée)


IGPペイ・ドックは58種類の品種が使えるとか、総計12万ヘクタールの畑は、
ラングドック・ルシヨンのほぼ半分(あとはAOC)になるとか情報は興味深いです。
Boutinot02
このシンプルな対象地域(県)の地図も気に入ったので貼っておきます。


エチケット平面化画像。
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訴えたいことはわかりますが、あまり褒められたデザインではないですね。
「デカゴン」という名前ですが、10ヶ月熟成の「10」がギリシャ語で「デカ」。
そんな解説が公式ページにありました。じゃあ、「ゴン」は何かというと、
「コニャック(Cognac)」から取ったんだそうで…無理がある~。(笑)


さて、抜栓と行きます。
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まあ、汎用品ですね。

一応、コルクも平面化してデザインを見ておきます。
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1年耐用のDIAM1ですね。これは仕方がないです。

Alc.14%。(pH:3.89、Brix:7.8)
濃いガーネット。粘性の涙は細かめ。
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カシス、チェリー、フルーツジャムの甘い香り。
若い木の樽香はかすかです。
樽変えていろいろやったのにね~。(笑)
辛口アタック。
カベフラらしい生っぽいヴェジーな風味を感じますが、
味の存在感、厚みは十分な貫禄があり、たいしたもんです。
各要素のバランスもいい具合に感じます。
若干の甘さ様の何かを感じるのが雑味かな。
酸味も次第に気になってくるんですが、
余韻はいいバランスで逃げ切った感じ。楽しめました。

う~ん、ゲロまずでも仕方なしと思ってましたが、
意外にカベフラとしてレベル高くて驚きました。


*****


Boutinot
Decagon Cabernet Franc 2018
IGP Pays d’Oc
RRWポイント 91点


Hacienda Terra d’Uro La Enfermera Tempranillo 2015 Toro

一風変わったラベルデザインと、DOトロテンプラニージョというだけで、
ネットで適当にゲットしたワインですが、昨年同じ作り手のを試してました。
前回は店頭でパーカーおじさん94点のシールに釣られたんですが(笑)、
今回も90点シールがついてました。まあ、評価が高いのはいいことです…。


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昨年試したUROというワインはトップキュヴェでしたが、今日のはお手頃で、
公式ページにも紹介がなさそうです。これは情報収集が大変そうです。

公式ページはこれ。一応体裁はしっかりしてますが、ワイナリーの実体が不詳。

それもそのはず、このワイナリーは醸造家3人のプロジェクトなんだそうで、
Cristiano Van Zeller氏、Oscar Garrote氏、Javier "Pipa" Ortega氏のお三方。
中心的存在のクリスティアーノ・ヴァン・ツェラーさんは実はポルトガル人で、
ポルトガルの銘醸地ドウロ(Douro)の Quinta Vale D. Maria の当主でもあります。

1980年代後半、酒精強化のポートワインに頼らず、辛口ワインにフォーカスした、
ドウロの5生産者が、グループを結成したドウロ・ボーイズというのがありまして、
クリスティアーノさんは、そのメンバーの一人なんだそうです。
バローロ・ボーイズやウスケ・ボーイズやらいろんなボーイズがありまんな~。

で、そのクリスティアーノさんがスペインのトロの地の可能性に目をつけ、
スペイン人のパートナーと共にこのプロジェクトを起こしたというわけです。


今日のワインですが、ネット情報を総合すると…。
・テンプラニージョ 100%
テラ・ドゥロは樹齢140年のプレ・フィロキセラ(自根)の古木の畑が自慢なのですが、
このワインは15年くらいの若木(でもこれも自根のようです。)から作られます。
熟成はフレンチ/アメリカンオーク樽にて3ヶ月。


テンプラニーリョとよく書いてますが、ここではテンプラニージョとしています。
テンプラニーヨはあったとしても、まずテンプラニーリョとは発音しません。
スペイン語でLLLとは別の文字で「エジェ」というアルファベットの1文字です。
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DOトロの地域ではテンプラニージョをTinta de Toroというシノニムで呼びます。
リベラ・デル・ドゥエロではTinto FinoとかTinta del Paísと言います。
ラ・マンチャではCencibel。カタルーニャのペネデスではUll de Llebre
またこれがポルトガルへ行くとティンタ・ロリス(Tinta Roriz)と呼びますが、
これはダンやドウロ含む北部の呼び方で、中央部やアレンテージョなどの南部では、
アラゴネス(Aragonez)になります。以上、シノニムまとめ。(笑)


さて、プロジェクトだからかワイナリーの所在がわかりません。
ネットでなぜか経緯度だけ書いてある情報がありました。
その場所はここになります。それらしい感じがないでもないですが…。
URO01
一応、DOトロのエリアではありますが…。


DOトロの位置関係をスペイン・ポルトガル地図でおさらいします。
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リベラ・デル・ドゥエロを抜けて来て、トロを貫くドゥエロ(Duero)川は、
ポルトガルに入るとドウロ(Douro)川に名を変え、DOCドウロを通って、
ポルトから大西洋に注ぎ込みます。ドウロとトロは川つながりで関係が深そうです。
(スペイン:DO=Denominación de Origen、ポルトガル:DOC=Denominação de Origem Controlada)


ラベル平面化画像。
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エチケットのイラスト(聴診器?)が「e」なのはEnfermeraの頭文字ですかね。
裏ラベルにワイン名「ラ・エンフェルメラ」のネーミングの説明があります。
「Enfermera」はスペイン語で「看護婦」の意味で、これには背景があるそうで…。
1476年の「トロの戦い」で、当時のカスティージャ王国(まあ、スペイン)の女王、
イサベル1世(Isabel la Católica)が攻めてきたポルトガルのアルフォンソ5世に応戦、
そして勝利しますが、その際、負傷兵のための設備を整えトロのワインを振舞ったとか。
その後のスペインの医療の原型とも言われています。それを「看護婦」になぞらえ、
イサベル1世を「ラ・エンフェルメラ」と呼んだそうです。ポルトガルを打ち負かし、
トロのワインを振舞う…このプロジェクトの成り立ちを思うと、なんだか意味深です。


インポーターシールはこれですが、DOトロの認証シールの上に貼ってました。
IMG_3258
頑張りましたが、きれいに剥がせませんでした。コンチクショー!


さあ、抜栓。
IMG_3260
無印キャップシールに、コルクには「TORO」のみ。(笑)

Alc.14.5%。(pH:3.84、Brix:7.3)
濃いガーネット。
IMG_3261

ブラックベリー、カシス、スパイス。
木樽も確かに香ります。
酸味感じる辛口アタック。
これは前に試したUROに似ています。
果実味もしっかり感じながら、
少々重々しく厚みのある味が現れます。
やっぱり酸は気にはなるんですが、
収斂性が前のめりのタンニンと拮抗して、
余韻前に絶妙なバランスを見せてくれました。
長めの余韻では、その酸もハーモニーの一部と気づきます。

テンプラニージョらしいいい味わいですが、
もう少し柔らかなタイプが好みですね。
でも、パーカーおじさんよりプラス1ポイント。(笑)


*****


Hacienda Terra d'URO
La Enfermera
Tempranillo 2015 Toro
RRWポイント 91点


Louis Latour Givry 2015

大手ルイ・ラトゥールのコート・シャロネーズ、ジヴリをいただきます。
ルイ・ラトゥールはインポーターがアサヒビールということもあって、
比較的スーパーなんかでも手に入りやすく、ハーフボトルも結構選べるので、
今日のように、サクッとピノを合わせたいときに重宝しますね。(笑)


IMG_3180
ルイ・ラトゥールの歴史を紐解くと、フランス革命以前の1731年に始まります。
ルイ・ラトゥール家がコート・ド・ボーヌに最初の畑を取得したんだそうです。
「Maison Louis Latour」が設立されたのが1797年。それでも200年以上前ですね。
現在はブルゴーニュ一円に48haの畑を所有し、内27haがグラン・クリュといいます。
これはコート・ドール最大のグラン・クリュ所有者になります。


公式ページは変な効果がいっぱいで非常に使いにくいです。(笑)

一応、全ラインナップ(多すぎて壮観です)、ミレジム毎にデータがあります。
・ピノ・ノワール 100%
ステンレスタンクで発酵、ステンレスタンクで熟成(10~12ヶ月)。
MLFは100%行います。
ただし、ジヴリの畑はどこだか明示がありません。残念。


とりあえず、ボーヌの中心街にあるルイ・ラトゥールの本部へ行きます。
MaisonLouisLatour01
17世紀からの古いマンションらしいのですが、本部はずっとここだそうで。
ただし活動拠点はアロース・コルトンにある「Château Corton Grancey」に、
1891年に取得してから移っています。

コルトンの丘のふもと、周囲はグラン・クリュ畑のなかなかすごいところ。
Givry02
1895年には、ここであのコルトン・シャルルマーニュを誕生させたそうです。
スーパーで売っていて親しみやすいブランドですが、実はなかなかゴイゴイスー。


とはいうものの、今日いただくのはコート・シャロネーズのジヴリでした。
まずはコート・シャロネーズとジヴリの位置関係を確認しましょう。
Rully03
コート・ドールからの続き、ブーズロンに始まり、マコネまでに5つのAOCがあります。
リュリー(Rully)、メルキュレ(Mercurey)、ジヴリ(Givry)までは、
赤・白両方のAOCで、1級畑もありますから、レベルは高そうです。
さらに南側のモンタニー(Montagny)は白(シャルドネ)のみのAOCです。

ジヴリ(Givry)のAOC地図を貼っておきます。1946年にAOC認定です。
Givry01
プルミエ・クリュ(1級畑)があることと、Givryのコミューンだけでなく、
一部、JamblesDracy-le-Fortにまたがっていることも覚えておきましょう。
栽培面積は265haで、赤・白ありますが、赤が圧倒的に多いです。(約85%)


エチケット平面化画像。
IMG_2957
おなじみのデザインですね。


さあ、抜栓。
IMG_3176
キャップシール、コルクとも紋章入り。

コルク平面化。
IMG_3177
テクニカルコルク、5年耐用のDIAM5を採用です。
熟成ポテンシャルは3~5年としてますので十分ですね。

Alc.13%。(pH:3.56、Brix:6.0)
クリア感あるルビー。割と粘性のある涙です。
IMG_3178

フランボワーズ、チェリー。青茎っぽさ。
この色味からして除梗はしてるんでしょうけど。
辛口アタック。
控えめな酸はいいですね。
落ち着きのある味わいに果実味を添えます。
複雑味も感じます。これは「あり」ですね。
余韻はあっさりでしたが。

前に飲んだルイ・ラトゥールのサントネが、
酸がキツめだったのを考えると、ジヴリはいいです。


*****


Louis Latour
Givry 2015
RRWポイント 91点


Domaine Perrot-Minot Bourgogne Gravières des Chaponnières 2017

現当主になって評価が高まったというモレ・サン・ドニにあるペロ・ミノです。
例によって、そのAOCブルゴーニュでお試しですが、畑名はわかってますし、
場所もモレ・サン・ドニ界隈で、樹齢55年のVVだそうです。悪くないだろう。(笑)


IMG_3167c
起源は4世代に渡り19世紀まで遡るのですが、アルマンド・メルムさんの代に、
娘マリー・フランス・メルムさんと夫アンリ・ペロ・ミノさんが地所を引き継ぎ、
1973年にドメーヌ・ペロ・ミノが誕生します。
息子で現当主となるクリストフ・ペロ・ミノさんは7年間修業をする中で、
あのブルゴーニュワインの神様、アンリ・ジャイエの薫陶を受けているそうで、
1993年に修行から戻りドメーヌを引き継ぐと、その品質と評価は鰻登りだそうで。
モレ・サン・ドニ、ジュヴレ・シャンベルタン、シャンボール・ミュジニーに加え、
ヴォーヌ・ロマネやニュイ・サン・ジョルジュに畑を拡大し、計13haになるそう。
また、樹齢を重んじて新しい木はほとんど植えず、VVがたくさんあるようです。


公式ページはモダンな感じでよくできてはいます。ただ、情報少なめで、
英語ページは存在するのに、言語切り替えのボタンが見当たりません。(笑)
(URLの「fr」を「en」に打ち換えると英語ページが出てきます。)

また、データシートもあるようなんですが、リンクがエラーでつながりません。
今日のAOCブルゴーニュの畑はモレ・サン・ドニ村の2ヶ所にあると書いています。
1つは樹齢55年。もうひとつが25年だそうで。結構なVV(Vieilles Vignes)です。
・ピノ・ノワール 100%
インポーター情報ですが、除梗率はミレジム毎に50~100%だそうです。
アンリ・ジャイエの教えは完全除梗だったんじゃないんでしょうか。(笑)
樽熟は12〜14ヶ月と比較的短く、新樽率は村名で20%、1級・特級で30%と、
かなり新樽は嫌ってる感じです。


さあ、モレ・サン・ドニの集落の真ん中にあるドメーヌ訪問。
Perrot-Minot01
とんがり屋根の立派な建物ですね。敷地もここらへんじゃ広そう。
なんでも、先代アンリ・ペロ・ミノさんが先々代から引き継ぐとき、
ドメーヌ・アルマンド・メルムが2つに分割され、一方が向かいにある、
ドメーヌ・トープノ・メルムなんだそうです。こちらは有名じゃなさそう…。

畑名はラベルから「Gravières」と「Chaponnières」と思われます。
(ラベルの畑名の「des」の使い方が不明。フランス語は専門でないので…笑)
いつものラック・コーポレーション様の地図を拝借して確認します。
Morey-Saint-Denis01
名前からして、おそらくここだろうという畑2ヶ所を赤で囲んでいます。
Chaponnièresは確かにモレ・サン・ドニですが、Gravièresは綴りは微妙ですが、
シャンボール・ミュジニーになりますね。
一方はシャンボール・ミュジニーと書いてるショップサイトもあったので、
まあ、間違いないでしょう。

さあ、例によってGoogle Map転記し、各々の畑もストビューで訪問します。
Perrot-Minot02
どちらも県道D974号線の東側ですが、ChaponnièresはAOCブルゴーニュながら、
モレ・サン・ドニ村名畑に隣接しています。この違いは地層?土壌?(笑)


エチケット平面化画像。とんがり屋根のドメーヌ、本物どおりですね。
IMG_3138
裏ラベルを隠さないファインズさん、えらい。


さあ、抜栓。ん?なかなかコルク抜けない…長っ!!
IMG_3160
今までで一番長いコルクかもしれません。AOCブルゴーニュなのに。

コルク平面化。
IMG_3161
長さに加え、ミレジムも横に入っていて、なかなかちゃんとしてますね。

Alc.13%。(pH:3.65、Brix:6.1)
しっかり色付いたルビー。やはり完全除梗でしょうかね。
IMG_3164

フランボワーズ、スミレ。
滋味からくるような茎っぽさは香ります。
辛口アタック。
しっかりしたストラクチャーのある味わい。
かすかな酸はあくまでその盛り立て役です。
これはいいパターンです。
喉越しで軽いタンニンも加勢して、
余韻でさらに複雑味を感じました。


*****


Domaine Perrot-Minot
Bourgogne
Gravières des Chaponnières 2017
RRWポイント 91点


Delas Ventoux 2018

ドゥラス(Delas)のAOCヴァントゥー(Ventoux)です。
ローヌのAOCはいろいろクリアしてきましたがヴァントゥーはまだでした。
コート・デュ・ヴァントゥー(Côtes du Ventoux)の表記も見かけますが、
2009年にヴァントゥー(Ventoux)のみに改名されてます。
南ローヌですから、グルナッシュ主体でしょうね。楽しみ~。


IMG_2973
ドゥラスは創設が1835年という北ローヌ、タン・レルミタージュにある老舗。
当初は創設者2人の名を取って「Audibert et Delas」と呼んでいたそうですが、
1924年後継者のHenriとFlorentinのDelas兄弟が、Delas Frères(ドゥラス兄弟)
に改名をして、今もこれが会社名になっています。

1993年、なんとシャンパーニュのルイ・ロデレールを所有するルゾー家が、
ドゥラスを買収します。以降、ルイ・ロデレールが誇る卓越した技術と、
160年のローヌでの歴史を融合し、新たなローヌのスタイルを確立させ、
世界が注目のワイナリーへと進化を遂げているそう。(インポーター資料より…笑)


公式ページはルイ・ロデレール譲りか、おしゃれにできています。

ワイン情報もしっかり載っています。ただ、ローヌあるあるですが(笑)、
セパージュ%が載っていません。今日のも「グルナッシュ主体+シラー」とだけ。
どこかのショップサイトに「通常はこれぐらい」として載ってたのがこれ。
・グルナッシュ 80%
・シラー 20%
まあ、そんなとこでしょうね。(笑)
また、シラーは品種の特徴を生かすため、しばしば全房で仕込むとあります。
ブレンド後は空調の効いた部屋にあるステンレスタンクで6~8ヶ月熟成だそう。


タン・レルミタージュ(Tain-l'Hermitage)の街中にあるドゥラス訪問。
Ventoux00
敷地はそこそこ大きいですが、市街地なので何となく手狭そうです。


さて、
今日のワインはAOCヴァントゥー(Ventoux)なので例によって調べてみます。
前述の通り2009年コート・デュ・ヴァントゥー(Côtes du Ventoux)から改名。
(隣のAOC Luberonも同時期にAOC Côtes-du-Luberonから改名しています。)

AOC Ventouxの範囲ですが、ヴォークリューズ県(Vaucluse)の真ん中。
Ventoux02
AOC Luberonとの境はカラヴォン(Calavon)川になってますね。

え~い!結局、ネットの拾い物地図を貼って見ましょう。(笑)
Ventoux03
まだCôtes du Ventoux表記のままですね。しかし、Ventouxは広いですね。
ローヌは北と南を合わせると長いですが、それで見てもVentouxはでかい…。


さて、例によってGoogle Mapに書き込みします。
Tain-l'HermitageのDelas Frèresと今日のAOC Ventouxとの位置関係を確認。
Ventoux01
北ローヌ(Nord / Septentrional)と南ローヌ(Sud / Méridional)をカバー。
主要AOCの名前も書き込みました。あわせてご確認ください。


エチケット平面化画像。
IMG_2905
裏ラベルを隠さない、えらいインポーターシールです。


さあ、抜栓。
IMG_2969
ワイナリー名、紋章入りのキャップシールとコルク。

コルクを平面化するとこんな感じ。
IMG_2970

Alc.14.5%。(pH:3.69、Brix:7.0)
ガーネット。涙は形がありません。
IMG_2971

カシス、チェリー、黒糖、鉄。
甘みを感じますが、辛口アタック。
また、酸味とまでは感じないんですが、
フレッシュ感を出す要素がありますね。
やはりですが味は軽め。厚みは弱いんですが、
苦味様の複雑味が出てきていい具合になってきます。
余韻もタンニン成分をはっきり感じながら、しっかり楽しめます。

2015年と2017年にパーカーおじさんは90点をつけています。
なるほど、そこそこうまい、そんな感じです。


*****


Delas Frères
Ventoux 2018
RRWポイント 91点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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