カリフォルニアのジンファンデルです。カリフォルニアのポピュラーな品種ではありますが、特にジンファンデル/プリミティーヴォにはこだわりはありません。じゃあ、どうしてこのワインを手にしてしまったかというと、レイク・カウンティーというお初の産地だったからです(笑)。正確にはレイク・カウンティ産のワインはHESSのワインで一度ニアミスはしていますが。
ソノマ・カウンティの農場で育ったクレイ・シャノンさんは、セント・ヘレナのブドウ畑のマネージャーとしてキャリアをスタート、カリフォルニアのワイン産地を転々としてブドウ栽培の腕を磨きます。その後、ブドウ栽培管理会社を立ち上げ、北カリフォルニアのトップ・ワイナリーなどにブドウを供給していました。そのクレイさんがレイク・カウンティのクリア湖のほとりに広大な理想郷に出会い、1996年にシャノン・ファミリー・オブ・ワインズをそこに設立したということです。
公式ページは動画がいっぱい。サステイナブルな有機農業システムを高らかに謳っています。
やはりアメリカ、ワイン情報はショップのみ。
・ジンファンデル 100%
情報はネット頼りですが、裏ラベルに「オークの香り」と書いてあるので樽熟していると思いきや、オーク・ステイブ(オークの樽板)を投入しての9ヶ月間熟成だそうです。新板率(?)35%らしいです(笑)。
アメリカでの呼び名はジンファンデル(Zinfandel)。しかしながら、1994年のDNA分析にて正体はクロアチアあたりが原産のプリミティーヴォ(Primitivo)と判明しています。
今だに「オラが国のオリジナルの品種だ!」と主張するアメリカ人が結構いるそうです。EUが1999年に「Primitivo」のシノニムとして「Zinfandel」を認めるまで、アメリカの公的機関、BATF(Bureau of Alcohol, Tobacco, Firearms and Explosives=米国アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)もこの主張をしていたようです。
そのアメリカ人の気持ちはわからなくもないんですが、だいたい「Zinfandel」という名前も出どころ不明で、オーストリアの品種「Zierfandler(ツィアファンドラー)」と間違えてしまったという説が濃厚です。これ全く別の白品種なんですけど…。やっぱり、プティ・シラーの命名の一件といい、アメリカはカオスです。(笑)
シャノン・ファミリー・オブ・ワインズを訪問。でっかいけど少々ショボい佇まい。
クリア・レイク(クリア湖)の周辺に畑が広がっています。ただ、今日のワインは「High Elevation Collection」というシリーズなので、標高平均700mの山の上のブドウ畑なんだそうです。
レイク・カウンティを俯瞰してAVA(American Viticultural Areas)を見てみましょう。
シャノン・ファミリー・オブ・ワインズは「Big Valley District – Lake County」というAVAにありますね。レイク・カウンティは広域のノース・コーストAVA(North Coast AVA)に属します。以下のレイク・カウンティのAVAを挙げておきます。地図と照らし合わせてみましょう。
●Clear Lake AVA(以下のAVAを内包しています。)
ラベル平面化画像。
インポーターはアグリ。HPで生産者情報が詳しく書いてあって好感が持てます。
さあ、抜栓。
コルク平面化。
ソノマ・カウンティの農場で育ったクレイ・シャノンさんは、セント・ヘレナのブドウ畑のマネージャーとしてキャリアをスタート、カリフォルニアのワイン産地を転々としてブドウ栽培の腕を磨きます。その後、ブドウ栽培管理会社を立ち上げ、北カリフォルニアのトップ・ワイナリーなどにブドウを供給していました。そのクレイさんがレイク・カウンティのクリア湖のほとりに広大な理想郷に出会い、1996年にシャノン・ファミリー・オブ・ワインズをそこに設立したということです。
公式ページは動画がいっぱい。サステイナブルな有機農業システムを高らかに謳っています。
やはりアメリカ、ワイン情報はショップのみ。
・ジンファンデル 100%
情報はネット頼りですが、裏ラベルに「オークの香り」と書いてあるので樽熟していると思いきや、オーク・ステイブ(オークの樽板)を投入しての9ヶ月間熟成だそうです。新板率(?)35%らしいです(笑)。
アメリカでの呼び名はジンファンデル(Zinfandel)。しかしながら、1994年のDNA分析にて正体はクロアチアあたりが原産のプリミティーヴォ(Primitivo)と判明しています。
今だに「オラが国のオリジナルの品種だ!」と主張するアメリカ人が結構いるそうです。EUが1999年に「Primitivo」のシノニムとして「Zinfandel」を認めるまで、アメリカの公的機関、BATF(Bureau of Alcohol, Tobacco, Firearms and Explosives=米国アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)もこの主張をしていたようです。
そのアメリカ人の気持ちはわからなくもないんですが、だいたい「Zinfandel」という名前も出どころ不明で、オーストリアの品種「Zierfandler(ツィアファンドラー)」と間違えてしまったという説が濃厚です。これ全く別の白品種なんですけど…。やっぱり、プティ・シラーの命名の一件といい、アメリカはカオスです。(笑)
シャノン・ファミリー・オブ・ワインズを訪問。でっかいけど少々ショボい佇まい。
クリア・レイク(クリア湖)の周辺に畑が広がっています。ただ、今日のワインは「High Elevation Collection」というシリーズなので、標高平均700mの山の上のブドウ畑なんだそうです。
レイク・カウンティを俯瞰してAVA(American Viticultural Areas)を見てみましょう。
シャノン・ファミリー・オブ・ワインズは「Big Valley District – Lake County」というAVAにありますね。レイク・カウンティは広域のノース・コーストAVA(North Coast AVA)に属します。以下のレイク・カウンティのAVAを挙げておきます。地図と照らし合わせてみましょう。
●Clear Lake AVA(以下のAVAを内包しています。)
・Big Valley District–Lake County AVA
・High Valley AVA
・Kelsey Bench–Lake County AVA
・Red Hills Lake County AVA
・Upper Lake Valley AVA
●Guenoc Valley
●Benmore Valley
●Guenoc Valley
●Benmore Valley
ラベル平面化画像。
インポーターはアグリ。HPで生産者情報が詳しく書いてあって好感が持てます。
さあ、抜栓。
コルク平面化。
Alc.13.9%。
赤味のあるガーネット。
黒ベリー、カシス、スパイス、かすかな香ばしさは樽香か
酸から飛び込んでくる辛口アタック。
苦味様の滋味を纏った味の厚みはそこそこあります。
酸はフルーティーさを演出していることに気づきます。
甘味も思わせる感じです。
余韻もそこそこじっくり楽しめました。
いいジンファンデルだと思います。
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Shannon Ridge
High Elevation Collection
Zinfandel 2020
Lake County
California
High Elevation Collection
Zinfandel 2020
Lake County
California
RRWポイント | 91点 |
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