Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

RRWポイント:92点

Luzón Colección Garnacha Tintorera 8 meses 2017

このルソンというDOフミージャの作り手のモナストレルは昔試しています。
同じ作り手ですが、ガルナチャ・ティントレラのバリエタルを店頭で発見。
アリカント(アンリ)ブーシェのシノニムで、タンテュリエ(teinturier)
という果肉に色がついている特徴の品種という知識の記憶が蘇ります。
ちょくちょくブレンドの補助品種として見かけますが、モノセパージュとは。
「これは試さないという選択肢はないやろ?」ということで…。(笑)


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ルソンは、1841年来ワインを作っているというDOフミージャ(Jumilla)
では最古の部類の作り手です。と、公式ページには解説がありますが、
ネットを見ていると、1916年から地元の共同組合をルーツに始まったと
解説してあるのもありました。2005年にフエンテス・グループ傘下に入り、
施設の近代化をしてるなどと信憑性の高い内容なのですが、どっちが本当?(笑)
多分どっちの話もつながってるのかもしれませんね。古い地元のワイナリーが、
時代を経ていろんな発展をしてきた、ということにしておきましょう。


公式ページはモダンで、まあまあよくできています。

・ガルナチャ・ティントレラ 100%
ワイン名にある「8 meses」はスペイン語で「8ヶ月」の意味で、
フレンチとアメリカン混成のオーク樽で8ヶ月の熟成をしてるのが自慢のようです。
木樽で熟成が6ヶ月以上なら「Crianza」がうたえますが、+2ヶ月してることを、
どうしても言いたかったんでしょうね。なので、オチョ・メセス。

さて、Garnacha Tintoreraについて少し解説しておきます。
アリカント・アンリ・ブーシェ(Alicante Henri Bouschet)、もしくは、
Alicante Bouschetで知られる、1866年にPetit BouschetとGrenacheが交配された、
フランスが原産の品種ですが、ポルトガルのアレンテージョで多く栽培されてます。
今日のワインのようにスペインも多そうです。チリやカリフォルニアにもあります。
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前述のように、タンテュリエ(teinturier)の品種は果肉・果汁が色付きです。
スペイン語のティントレラ(tintorera=染物屋、クリーニング屋の意)は、
フランス語でタンテュリエ(teinturier)で、名前の由来がわかりますね。


さて、ワイナリー訪問。以前行ってますが…。
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フミージャ(Jumilla)の市街のすぐ南、車で10分ほどです。

DO(Denominación de Origen)Jumillaをスペイン地図で位置確認。
Luzon02
隣のDO Yeclaと同じくムルシア州のDOですね。実際ワインも似ています。
モナストレル(Monastrell=ムールヴェードル、Mourvèdre)が主要品種でしたね。
近隣のDO Valencia、DO Almansa、DO Alicanteも同様です。

DO Jumillaについてちょっと疑問があります。
日本語の複数のサイトでは、モナストレル最低50%以上使用が必要となっています。
でも今日のワイン、モナストレルは一切入ってませんがDO Jumilla認証です。
DO Jumillaの公式サイトにもそんな決まりは書いていませんので謎ですね~。
モナストレルを表示するには85%以上使う必要があるというのは正しいようです。

多分、認定品種なら何をいくら使ってもいいんじゃないかと思います。
因みに以下が認定品種。 モナストレル(=Mourvèdre)、テンプラニージョ(=Cencibel)、
ガルナチャ・ティントレラ(=Alicante Henri Bouschet)、グルナッシュ(=Garnacha)、
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラー、プチヴェルド。
とにかく、ガルナチャ・ティントレラは認定品種でOKということで。(笑)


ラベル平面化画像。
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スペイン語と英語で最小限の解説があります。

インポーターシールはごく小さいのが欄外に(笑)控えめに貼ってありました。
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これでいいんです。オリジナルを隠さないのはえらいです。


さあ、抜栓。
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キャップシールはラベルと同じ字体のロゴ。

コルク平面化。こっちは筆記体のロゴです。
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テクニカルコルク、DIAM3を採用です。

Alc.14.5%。(pH:3.54、Brix:7.6)
濃いガーネット。涙は輪郭が不明瞭ながら、さすがに色付きです。
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黒ベリー、ダークチェリー、スパイス。
自然な樽香が香ばしいです。8ヶ月の効果ですね。
生野菜っぽいのも出てきました。
辛口アタック。
タンニンの収斂性と共に厚みのある味が来ます。
しっかりした構造感がありますね。
余韻も渋みが絡んで長く楽しめる感じ。

これといった欠点はなく、
楽しめる赤のお手本に思えます。


*****


Bodegas Luzón
Colección Garnacha Tintorera
8 meses 2017
RRWポイント 92点


Carmen Gold Reserve Cabernet Sauvignon 2011

おなじみチリのカルメンですが、今日はトップエンドのゴールドです。
カベルネ・ソーヴィニヨンのモノセパージュになっています。(たぶん…)
カルメンならカルメネールのゴールドを常々出してほしいと思っていますが、
Winemaker's Blackというメチャうまのカルメネールがあるので許します。(笑)


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カルメンはチリ大手のひとつですが、1850年から続くチリ最古のワイナリー。
失われた品種カルメネールが1994年に再発見されたのがカルメンの畑なので、
Carmenereからカルメンという名前になったのかなと思ってしまいますが、
1850年の創業者Christian Lanzさんの妻の名がカルメンだったとのことで、
カルメンと名付けられています。
これも日本カルメネール振興協会では、ひとつの常識になっています。(笑)


公式ページは何度も訪問済み。言語切替に、チリ版、スペイン語版、国際版があります。

一見立派そうなんですが、情報は薄い…。

今日のGOLDの単独ページがこれですが、畑がマイポ以外の情報なし。(笑)

・カベソー 100%
ではなく、プチヴェやカルメネールなんかブレンドしてるんじゃないかと疑いますが、
真相は書いてないのでわかりません。
他、1957年植樹の樹齢54年の古木を使用してるのがわかるんですが、樽熟は不詳。
トップキュヴェですから贅沢にしてると思うんですけどね。困るな~。

カルメンは1987年にクラロ・グループ(Grupo Claro)傘下になっています。
この情報発信の弱さは、クラロ・グループのせいなのかなと思っています。(笑)


本拠地はサンティアゴの南、Padre Hurtado道路沿い、Buinというところ。
CarmG01
なかなか大きな施設なんですが、ストビューで近寄れず、いい写真もなし。

3Dで見ると位置関係がよくわかります。真ん中を東西に流れるのがマイポ川。
Carmenere03
で、今日のカベソーは、D.O. Valle de Maipo(Maipo Valley)なので、
当然この辺りもマイポなのですが、DOマイポ・ヴァレーは首都州全域です。

この地図で見るとマイポ・ヴァレーの範囲がよくわかります。
CarmG02
要は州境が産地の区分けにもなってるわけで、サンティアゴにも近い、
カサブランカやサン・アントニオがマイポに入らないのも州が違うのです。
逆にラペル川ぎりぎりまでマイポになっているのもわかりますね。


ラベル平面化画像。今ではデザインが変わって黒ラベルになっています。
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よく読むと「Carneros 288」という区画からの単一畑ということがわかります。
そんなことより、セパージュや樽熟情報をおくれ!

インポーターシールのバーコードだけ隠すという涙ぐましい努力は買います。
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で、このシールは割と剥がしやすい。コルドンヴェールえらい。(笑)


さあ、抜栓。
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マーク入りですが、特別ゴールド用というわけではなく、下のラインと同じ。

一応、コルク平面化。
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Alc.14%。(pH:3.29、Brix:7.3)
濃いインキーなガーネット。涙割とはっきりしてます。
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黒ベリー、ナッツ、黒糖、古木。
辛口アタック。
酸はかすかに主張してます。
きめ細かいストラクチャーがきれいです。
それをさっきの酸がふわっと底支えします。
シルキーなタンニンは喉越しで感じますが、
収斂性というほどの影響はありません。
おいしいではありますが、最初の酸の評価が難しいのと、
Winemaker's Blackほどの傑出した感がないのが少々残念。

最新ヴィンテージでしょうか、2017年に、
パーカーおじさんは92点を付けたようです。そんな感じ。(笑)


*****


Carmen
Gold Reserve
Cabernet Sauvignon 2011
RRWポイント 92点


Hess Shirtail Ranches Cabernet Sauvignon 2016 North Coast

カリフォルニアのカベソーです。ライオンマークでお馴染みのヘス(Hess)。
先日飲んだナパがすごく甘く感じられ、アメリカ出張で連日飲んでいた時も、
カリフォルニアのはどれも甘く感じた記憶が思い起こされました。
これはカルフォルニアの特徴なのか、体調とか環境のせいなのか、正直不安。
今日はあえて選んだ甘そうな(笑)カリフォルニアで確かめてみます。


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お気づきかもしれませんが、実は先日のナパ以来、テイスティング前に、
ワインのpH値と糖度(Brix値)を測るようになりました。(笑)
これを続ければ、自分が感じる甘さや酸味との因果関係がわかるかも。
まあ、ごく個人的な研究ですので皆さまお気になさらぬよう…。(笑)

そんなわけで今日選ばれたヘスですが、1970年代に先代のドナルド・ヘスさんが、
ナパの山の手、マウント・ヴィーダー(Mt.Veeder)に開いたワイナリーで、
世間からの高い評価もありナパのトップ・ワイナリーのひとつとなってます。


公式ページはアメリカらしい感じですが、ワイン紹介含め情報はしっかりしてます。

今日の「Shirtail Ranches」というシリーズですが、裏ラベルにも書かれていますが、
レストラン専用シリーズなんだそうです。35~45ドルでオンリストされる想定だそう。
スクリューキャップなのも安物だからではなく、レストランでの扱いやすさのため。
じゃあ、なんで日本では酒屋で売ってんだ?となりますが、まあ、気にしない。(笑)
・カベソー 86%
・プチシラー 11%
・シラー 3%
出ました、カリフォルニア名物、プチシラー&シラー攻撃です。(笑)
樽熟は、新樽率27%のフレンチオークで12ヶ月です。悪くないだろう。(ぺこぱ風)


ワイナリー訪問。ナパとはいえマウント・ヴィーダーは山間になります。Hess03
やはりストビューは入り口までですが、中の施設は立派な感じです。

今日のワインはノース・コースト(North Coast)AVAになります。
銘醸地ナパやソノマを擁するカリフォルニア州北部の広域です。
今日のワイナリー、The Hess Collectionの場所も黄丸で示しました。
Hess02
「Shirtail Ranches」シリーズは、レイク・カウンティ(Lake County)の
Red Hills」という地域からだそうです。これも地図上に示しました。

ご参考までに拾い物のノース・コーストの地図も貼っておきましょう。
Hess01
この地図で気を付けないといけないのは、上が真北じゃないことです。
結構、傾かせてあるので気を付けてくださいね。
HessのあるMount VeederAVA(American Viticultural Area)ですね。


ラベル平面化画像。
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インポーターラベルが裏ラベルを隠していますが、剥がしてみると、
警告表示だけでしたので今日は責めないでおきましょう。(笑)


さあ、スクリュー回転です。
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レストラン仕様の敢えてのスクリューキャップ。(笑)
エンボスのライオンマークはええ感じです。


Alc.13.5%(データシートでは13.9%とありましたが…)。
ガーネット。(pH:3.92、Brix:7.2)
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ブラックベリー、スパイス、黒糖、なまっと濡れ木。
辛口アタック。
上等ワインの風格。
味の厚みは十分、構造感もありますね。
甘みはけっこうあるようなんですが、出過ぎてはいません。
酸味とのバランスなんだろうと思います。
単に糖度だけで甘さを語れない部分なんでしょうね。
その甘味と酸の絶妙なバランスの味わいを続けながら余韻へ。
フィニッシュでやはり甘みが残るんですが、
全く問題なく楽しめました。
いや、逆にうまく効かせる甘みもあるんだなって感じ。

やはり、数値での糖度で甘さは判断できない気がしますね。
結局バランスなんですよ。バランスが崩れてると、酸が目立ったり、
甘味が目立ったりする、そんな気がします。
まだまだこの探求は続きそうですね。(笑)


*****


The Hess Collection
Hess Shirtail Ranches
Cabernet Sauvignon 2016
North Coast
RRWポイント 92点


Domaine Robert Sirugue Bourgogne Pinot Noir 2017

2017年のコート・ドールのワインは思い入れがあり、つい選んでしまいます。
なにせ初ブルゴーニュ訪問で、収穫直前の畑のテロワールに圧倒されましたから。
今日もリカマンの店頭で適当にヴォーヌ・ロマネの作り手で2017年を選びました。
するとこの作り手、漫画「神の雫」の「第十の使徒」の作り手なんですってね。


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ただし、「第十の使徒」は同じドメーヌ・ロベール・シリュグでも、
特級のグラン・エシェゾー(Grands Échézeaux)でありまして、
決してAOCブルゴーニュではありません。(笑) とはいうものの、
同じ作り手によるものですから、「使徒」ではなかったとしてとも、
しもべの家来の召使いの下働き…くらいのものではないでしょうか。(笑)

これが使徒さんです。ラベルはパッと見同じデザインですよ。(笑)
Sirugue02
あっ、よく見るとグラン・エシェゾーは「Grand Vin」になってる!(笑)


さて、評価が高くて生産量が少なく、作れば作っただけ売れるドメーヌは、
得てして公式のホームページというものを持っていません。
「第十の使徒」さんもご多分にもれず公式サイトは発見できませんでした。
困るんですよね~、情報が取れないのは。

インポーター情報ですが、
・ピノ・ノワール 100%
除梗率100%。新樽率20%で18ヶ月の熟成です。


取り敢えず、ヴォーヌ・ロマネに飛んでドメーヌ訪問します。
Sirugue03
小規模ながら1960年創業で、村のいい場所にドメーヌを構えています。

いつものお手製Vosne-RomanéeのAOC地図に所在を書き込みました。
Sirugue01
当然、ルロワやらDRCやらがご近所さんです。

しかし、今日のAOCブルゴーニュがどこの畑か知りたかったです。
2017年に訪れたときに見たブドウは特級~1級畑ばかりだったので、
それを思い出しても同じブドウじゃないというのはわかってるんですが…。
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素人ながら、2017年のブドウを見て「今年は絶対良年だ!」と確信しましたね。

なので、AOCブルゴーニュの畑であっても素晴らしいに違いないと思うのです。
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これら写真はDRCの特級畑のものですけどね。(笑)

これもロマネ・コンティの畑からラ・ターシュ方面を撮ったものです。
DP3M4226
ああ、また行ってみたいな、収穫時期のブルゴーニュ。
と、思いつつ今日もお家で抜栓しましょう。(笑)


エチケット平面化画像。
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裏ラベル的なものは左側にひっついてました。

よって、裏ラベルはインポーターシールのみ。
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さあ、抜栓。
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まあ、普通。

コルク平面化。
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Alc.12.5%。
クリアなルビー。(クリアに見えないのは携帯のカメラが汚れてたから。)
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フランボワーズ、フレーズ。
濡れ木か佃煮香(もとい熟成香)。
フレッシュな辛口アタック。
酸が生き生きしています。
味の実体はしっかりありますが、
この酸が軽さを与えてますね。
喉越しから余韻にかけて複雑味も出てきて、
「第十の使徒」の貫禄あるな〜と感じました。

いえ、使徒のしもべの家来の召使いの下働き…でしたね。
失礼!


*****


Domaine Robert Sirugue
Bourgogne 
Pinot Noir 2017
RRWポイント 92点


Domaine Dujac Chambolle-Musigny 2016

ドメーヌ・デュジャックの過去記事の公式サイトのリンクをふと訪れてみると、
長らく工事中だったサイトが、リニューアルされて再開していて驚きました。
何だかうれしくなり、今日はドメーヌ・デュジャックを抜栓します。(笑)
ストックしてあったシャンボール・ミュジニー村名ですがドメーヌものですよ。
(Dujac Fils & Père名のネゴスものもシャンボール・ミュジニーがあります。)


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ベルギー出身のジャック・セイスさんが1967年にドメーヌを立ち上げ、
わずか一代でデュジャックをモレ・サン・ドニ最高峰のドメーヌにしました。

父から譲り受けたパリの製菓会社をナビスコに売却、それを元手にでしょうか、
2年ほど修業した後に、モレ・サン・ドニに居を構え、畑を買い揃えています。

グラン・クリュは、近くのクロ・ド・ラ・ロッシュ、クロ・サン・ドニに始まり、
隣のジュヴレ・シャンベルタン村にシャルム・シャンベルタン、シャンベルタン、
ヴォーヌ・ロマネ方面にはロマネ・サン・ヴィヴァンにエシェゾーと錚々たるもの。

DRCのオベール・ド・ヴィレーヌさんと親交があったせいか、全房発酵が特徴です。
前回試したモレ・サン・ドニはそんな全房感満載の満足度の高いものでしたが、
息子のジェレミーさんの代になってヴィンテージによっては除梗をしているそうです。
今日のシャンボール・ミュジニー2016はどうでしょう?

再開した公式ページは一見カッコいいです。一見というのはどういうことかと言うと…

メニューは英語になっているようなんですが、なぜかフランス語にできません。
と思ったら、あれれ? 本文はフランス語ですね~。(笑)
おまけに意味不明のラテン語(!)のテキストがあちこちに散りばめられています。
一番問題なのは、ワインのラインナップのページでリンクが張られてはいますが、
詳細ページに飛ぶのがエシェゾーだけです。まだまだサイトは未完成のようですね。

仕方がないのでインポーター情報(LUC Corporation)に頼ります。
最新ヴィンテージの2017しか載ってませんでしたが、いろいろ有益な情報が。
・ピノ・ノワール 100% は当然として…
除梗率が0~30%となっています。除梗してるんだか、してないんだか?(笑)
一番助かるのが、シャンボール・ミュジニーの畑名が書いてあったことです。

畑は2区画あり、1つはアルジリエール(Argillières)というところ。
この区画はネゴシアンブランド(Dujac Fils & Père)用に使っていたもので、
グラン・クリュのミュジニーに隣接。あまりに良いので畑ごと買い取ったそう。
もう1つはドラゼ(Drazey)で、プルミエ・クリュの東側、D974号線寄りです。
のちほど、訪問してみますよ。


その前に、ドメーヌを改めて訪れておきます。
DomaineDujac01
改めて撮りましたが、前回のスクショと同じ写真でした。(笑)

シャンボール・ミュジニーの地図で畑の場所をチェックします。
DomaineDujac02
赤で囲ったところです。ドメーヌ・デュジャックの場所も示しています。

さあ、恒例のGoogle Map転記。やはり航空写真に書き込むと臨場感が出ます。
DomaineDujac03
グラン・クリュ、プルミエ・クリュ、村名畑の分布も示しています。
この位置関係、2つの畑はずいぶん性格が違うような気がします。
混ぜちゃうんだ。(笑)

では、どんな雰囲気か実際の畑へ行ってみましょう。まず、ドラゼ。
DomaineDujac04
あえて、プルミエ・クリュと隣接する部分を狙っています。
左手すぐ横が一級畑。いつもながら、何が違うんでしょうね。(笑)

アルジリエールは残念ながらストビューで近づけず、一級畑越しです。
DomaineDujac05
手前、左側はグラン・クリュのミュジニー。目の前は1級畑です。
その立地でさらに山側ですから、確かにすごく良さそうです。
あとは、地層とか水捌けとかなんとかの違いなんでしょう。(笑)


エチケット平面化画像。
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裏ラベルはなく、インポーターシールだけだったので別撮りです。
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面白いのが、ボルドーの上等ワインにあるようなバブル・タグつき。
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偽造品対策ですかね。QRコードで右のページへリンク、本物確認できます。
バブルの形一致しました。(笑)しかし、繋がったサイトはドメーヌ紹介のみ。
ここに、このワインの情報とかが載ってると素晴らしいんですが。


さあ、抜栓。
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キャップは専用デザイン。コルクもシャンボール・ミュジニー専用です。

コルク平面化。
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「ドメーヌ・デュジャック」元詰めと明記。ネゴスはここが違うのかな。

Alc.14%。
エッジにはクリア感ありますが、しっかりルビー。涙は厚くはっきり。
この色付きは全房100%ではない気がしますね。やはり30%除梗?
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フランボワーズ、微かにフレーズ、プルーン。
スパイス様の熟成香も感じます。
辛口アタック。
微かな酸のベールに包まれた感ありですが、
タンニン分でしょう、喉元に収斂性を感じながら、
そこそこのストラクチャーを確認できます。
酸は気になりますが、全体の立体感は申し分ないです。
また、余韻へと苦味系の味に収束していくのも秀逸。
フィニッシュで最初の酸が健在なのがわかるんですけどね。
これが、評価の別れどころ。

そう言えば、
デュジャックのヴォーヌ・ロマネ1級、ラ・ターシュに隣接の、
オー・マルコンソール(Aux Malconsorts)も似たような印象でした。
奇しくも、これも2016年でした。


*****


Domaine Dujac
Chambolle-Musigny 2016
RRWポイント 92点


Cloudy Bay Pinot Noir 2015 Marlborough

久しぶりにニュージーランドのピノ・ノワールをいただきますよ。
ニュージーランドも最近はいろんな種類が店頭にあって選ぶのが楽しいです。
新世界のピノはハズレが少なく、和食・中華にも合わせて重宝しています。
今日のはちょっとお高めでしたから、間違いないと思いますが…さて。


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クラウディーベイは1985年創業。マールボロ創世期の5社の内のひとつだそうで。
ソーヴィニヨン・ブランの評価が高いようですね。


公式ページはモダンなカッコいいタイプです。


MHDというところが流通を行ってるようで、そちらにも紹介ページがあります。
MHD(モエ・ヘネシー・ディアジオ)は、LVMH(モエ・ヘネシー/ルイ・ヴィトン)
のワイン事業を担うモエ・ヘネシーと洋酒ブランドのディアジオの合弁会社だそうで。
ドンペリ他そうそうたる泡も扱ってますね。ルイヴィトンから何から…すごい会社


本家の公式ページ
の方がワイン情報は豊富です。
ミレジム毎に詳細な説明があってありがたいです。
・ピノ・ノワール 100%
手摘み収穫、除梗しますが、なぜか13%だけ全房で発酵されます。
新樽率35%のオーク樽で12ヶ月の熟成です。


さあ、マールボロのワイナリー訪問。さすがに立派です。
Cloudy01
テイスティングやワイン畑ツアーなど観光の受け入れも積極的です。

クラウディーベイにあるクラウディーベイですからね。
Cloudy02
さすが、マールボロの最古参というネーミングなわけです。


ラベル平面化画像。
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さあ、スクリュー回転。
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キャップのこれは一応シンボルマークのようです。イルカ?

Alc.13.5%。
クリア感あるルビー。涙は結構はっきりしてます。
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ラズベリー、ストロベリー。
海苔の佃煮熟成香があります。(笑)
例えは悪いですが、いいピノの典型の香りです。
辛口アタック。
酸味が絶妙なバランスで構造感のある味を支えます。
お手本のようなピノですね。
ニュージーランド、やはり間違いないな~。


*****


Cloudy Bay Pinot Noir 2015
Marlborough
RRWポイント 92点


Vinovalie Haut-Capitore Fronton 2016

南西地方のカオールやマディランなんかは比較的店頭なんかで見つかりますが、
トゥールーズに近いフロントンやガイヤックはなかなかお目にかかりません。
フロントンのネグレットやガイヤックのデュラスなんて知識の中にしかなく、
ふと試してみたくなりますが、今や便利な世の中、すぐお取り寄せできます。(笑)
折りしもの外出自粛、今日はフロントンAOCネグレット(Négrette)をお取り寄せ。


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フロントンは、トゥールーズから流れてくるガロンヌ川と、タルン川の間、
フロントンを含むオート・ガロンヌ県(Haute-Garonne)の9村(commune)と、
タルヌ・エ・ガロンヌ県(Tarn-et-Garonne)の11村の計20村が対象で、
1975年にCôtes du Frontonnaisの名前ですでにAOC認定されてましたが、
2005年にFronton AOCと名称変更になっています。
地元特産のネグレットを50%以上、70%以下の範囲の使用が規定されてます。
オラが村の自慢の品種なのに70%以上入れたらダメなんて変ですね。(笑)


作り手はVinovalieという協同組合の親玉みたいなところで、公式ページはこれ。

フロントン、ガイヤックに3つとカオールに1つの4つの協同組合の集合体らしいです。

どこが本拠地やねん!とあちこち回ったので、まとめておきます。
Fronton05
本部以外は元が醸造施設のようですが、本部の周りが畑だったりもします。

ちょっと脱線気味なので(笑)今日のワインを作ったCave de Frontonへ行きます。Fronton04
ここが周辺の畑含めフロントンAOCのワインを受け持ってるようですね。
Cave de Frontonは1946年設立で、やはりネグレットの赤とロゼが主力だそうです。
多種多様なワインをやってる中、公式ショップサイトにワイン情報がありました。

セパージュは、
・ネグレット
・カベフラ
とあるだけで比率は不明。熟成はオーク樽使用で12ヶ月。
しかし、フロントンAOCの規定では、ネグレットの使用は70%までですし、
カベルネ・フランとカベルネ・ソーヴィニヨンは合計で25%以上使ってはいけません。
あれ?計算が合いませんよね。あと最低5%何かを混ぜないと足りません。

なので、インポーターサイトのセパージュ情報に頼ります。
・ネグレット 50%
・カベルネ・フラン 20%
・カベルネ・ソーヴィニョン  20%
・シラー 10%
あれ?カベフラとカベソー合わせて25%を超えてますね。
2005年のFronton AOC制定から更新があったかもしれないので、INAOのサイトを確認。
ネグレット70%以下の条件はなくなっており、ネグレット100%もOKになったようです。
ただ、カベフラとカベソーを合わせて25%の条件はまだあるようです。
Frontonの公式ページというのも見てみますが、そこらへんがはっきり書いてません。
探し方が悪いのかもですが、謎ですね~。ま、気にしない。(笑)


はい、いつもの地図で南西地方におけるフロントンの位置関係を確認。
Fronton01
ガロンヌ川とタルン川をまず押さえましょう。タルン川上流がガイヤックですね。
フロントンはトゥールーズに近いのでトゥールーズのワイン(Vin des Toulousains)
の別名があります。

ネットの拾い物地図ですが、Fronton AOCができる前(2005年以前)らしく、
Fronton02
FrontonがCôtes du Frontonnaisになってますね。

これはちゃんとフロントンAOCになったやつです。
Fronton03
しかし、南西地方もいろいろ謎が多いですね。ちょっとづつクリアしましょう。


エチケット平面化画像。
IMG_2560
裏ラベルでは「オーク樽熟成」を強調。これがトップ・キュヴェらしいです。


さあ、抜栓。
IMG_2563
ネックにVinovalie名入りですが、コルクは汎用品ですね。

コルク平面化。
IMG_2564
汎用品を平面化するのもどうかと思いましたが。(笑)

Alc.13%。
ガーネット。
IMG_2565

カシス、ダークチェリー、スモモ。
若干赤ベリー寄りの香りです。
オーク樽12ヶ月の効果か樹皮の香りを感じます。
酸味乗った風味の辛口アタック。
味のストラクチャーはしっかりしていて、
最初の酸もいい具合にハーモニーしています。
軽い印象を与えるフルーティさも感じられます。
タンニンはごく弱いんですが余韻でいい感じに効いてます。
嫌味・雑味もなく好印象ですね。

個性はあるんですが、楽しく飲めるいいワインでした。


*****


Vinovalie Cave de Fronton
Haut-Capitore Fronton 2016
RRWポイント 92点


Famille Berrouet Herri Mina 2016 Irouleguy

「エリ・ミナ」という名の、フランス南西地方、AOCイルレギーのワインです。
実は昔、漫画「ソムリエール」で登場、興味を持ったので探したことがあります。
当時は手に入れられず断念したのですが、今更ながらネットでゲットしました。
このワイン、ペトリュスの醸造責任者を44年間努めたジャン・クロード・ベルエ
(Jean‐Claude Berrouet)さんが家族(息子)と作っているワインのひとつです。


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ジャンさんが作る、Château SamionVieux Château Saint Andréといった、
ポムロール周辺のペトリュスにも通じるようなメルローのワインは試しました。
どちらもすこぶるうまく、両方ともリピート買いしてストックしています。

しかし、このエリ・ミナは遠く離れたAOCイルレギーということもあり特別です。
なぜなら、ジャンさんのルーツはバスク地方にあり、幼少期をそこで過ごしているのです。
「Herri Mina」はバスクの言葉で「郷愁」、故郷に対するホームシックの意味です。

ジャンさんは1992年サン・ジャン・ピエ・ド・ポール(Saint-Jean-Pied-de-Port)に
わずか4.5エーカー(1.8ha)の土地を取得、1998年に白ワインをリリースします。
2004年からはカベルネ・フラン100%の赤もリリース。まさに漫画で見たこれです。
HerriMina03
(漫画「ソムリエール」第5巻、第31話「郷愁」より)
漫画のストーリーも、落語家に弟子入りしたフランス人が頑なに里帰りしないのを、
このワインで遥か祖国への郷愁を掻き立てさせる...というようなものです。(笑)

しかしながら、ジャンさんが家族でプライベートワイン的に作ってるものなので、
シャトー・サミオン他もそうですが、情報の載った公式サイトが存在しません。
ネット情報では、
・カベルネ・フラン 100%
AOCイルレギーではカベフラもカベソーも使えますが、通常はタナ主体で、
カベフラ100%というのは珍しいようです。
樽熟はフレンチオークのバリックで20ヶ月です。


裏ラベルに「SARL Étienne BRANA」元詰めと書いてあります。
ワインはFamille Berrouet名ですが、醸造は地元のワイナリーに任せてそうです。
よって、ネットで大捜索をしたところ、概要が見えてきました。
エティエンヌ・ブラナという地元のワイナリーの息子ジャン・ブラナさんは、
地元の学校でジャン・クロード・ベルエさんの親友だったそうです。
ジャン・ブラナさんは今も醸造のアドバイスをもらったりする仲だそうで、
親交を続ける地元の親友のおかげで作れたワインということが言えそうです。

サン・ジャン・ピエ・ド・ポールのエティエンヌ・ブラナを訪問。
HerriMina02
ここで醸して瓶詰めしてるんですね。もしかしたら畑のお世話も...。(笑)
カベフラの畑はわずか0.9haで4樽(1,200本)しか作られないそうです。

一応Étienne BRANAの公式ページを貼っておきます。

ただし、エリ・ミナのことは全く書いていませんので悪しからず。(笑)


いつものGoogle Mapで南西地方とAOCイルレギーを俯瞰しておきます。
HerriMina01
過去に作った地図はAOCイルレギーが切れていたので、今回大幅に延長。(笑)
スペインとの国境をまたぐ、バスク地方とAOCイルレギーとの位置関係に注目。

汎用の地図も上げておきます。
HerriMina04
南西地方は範囲が広すぎる上に、各地で品種や特徴もいろいろ違うし、
ひと括りにするのはどうかと思ってきますね。


エチケット平面化画像。
IMG_2436
紋章の周りの一節は「秋が来ない夏の夢」という意味が書かれていて、
詩人であったジャン・クロード・ベルエの御父上の詩からの引用だそう。
まさに思い入れたっぷりのプライベートワインですね。


さあ、抜栓です。
IMG_2482

コルクも平面化すると…
IMG_2483
エリ・ミナ、ドメーヌ元詰めとなっています。(笑)

Alc.13.5%。
赤味強めのガーネット。
IMG_2487

カシス、チェリー。
マロンのペーストの香ばしさのような感じも。
辛口アタック。
程よい酸味があります。
厚みのある味ではないですが、
上品な(あっさりした)メルローのように感じます。
カベフラなら相当うまいカベフラです。
産地は南の方なのにクールな風味があり、
ロワールの当たりのカベフラも連想します。
余韻はあっさりながら、いいバランスが続きます。

ポムロールのメルローとは別ジャンルのうまさを感じます。
ジャンさん、プライベートワインでも手抜かりなしです。


*****


Famille Berrouet
Herri Mina 2016
AOC Irouléguy
RRWポイント 92点


Paul et Marie Jacqueson Rully “La Barre” 2017

コート・シャロネーズはコート・ドールに続いていて悪くはないはず、
という期待でジヴリのフランソワ・ランプを試しましたが「う~ん」でした。
コート・ドールに(ブーズロンを挟んで)隣接するリュリーはどうでしょう。
コート シャロネーズでも屈指のドメーヌとして知られるジャクソンです。
その本拠地リュリー(Rully)の村名畑からの1本をお試ししてみます。


IMG_2314
1946年にアンリ・ジャクソンさんがリュリーに創設した家族経営のドメーヌ。
Paul & Marie Jacquesonという名前になってますが、ポールさんは息子。
マリーさんはポールさんの娘で、アンリさんの孫ということになります。
2006年からマリーさんがドメーヌの仕事を任されています。親子の名前でした。
2015年からはポールさんの息子のピエールさんも加わったそうで、
またドメーヌの名前が変わるのかしら?(笑)


公式ページはこじんまりしてますが、かっこいいです。

ただ、ワインの詳細がほとんどない上に、今日の「La Barre」が載ってません。
しかしながら、赤は全部以下の同じ手法だそうで…。
・ピノ・ノワール 100%
完全除梗、熟成は新樽率25%のオーク樽で12ヶ月です。


まずは、リュリーのドメーヌ訪問。
Jacqueson01
教会に隣接したかなり大きな建物です。裏手が住居のようですね。
Domaine JacquesonやH.et P. Jacquesonといった表記も見られます。
運営する代によって名前を変えていくつもりでしょうか?(笑)

さて、 Côte Chalonnaiseの自作地図でリュリーの位置を確認します。
Rully03
Bouzeron、Rully、Mercureyと地続きになってますね。

RullyのAOC地図を見て、Rully AOCをおさらいします。
1939年にMercurey、Montagnyと共にAOC昇格。(Givryは1946年)
23のクリマがPremier Cruになっていますが、Grand Cruはないです。
Rully02
今日のワインの「La Barre」の畑を発見。ドメーヌとの位置関係も理解。

恒例、Google Map転記。うん、やっぱりわかりやすい。(笑)
Rully021
La Barreの畑に(ストビューで)行ってみましたが、季節が悪かったです。残念。

ジャクソンはリュリーの他、メルキュレとブーズロンにも畑を所有。
公式ページに詳しい所有畑の地図がありました。これは助かります。
Jacqueson02
区画位置や面積まではっきりわかりますね。60%が白、40%が赤だそうです。


エチケット平面化画像。
IMG_2305
スキッとしていて好感持てるデザインです。

裏はインポーターシールだけだったので別撮りです。
IMG_2306


さあ、抜栓です。
IMG_2308
キャップシールは、ネックに「Famille Jacqueson」と入ってますが、
てっぺんは普通にブドウのエンボス。

コルク平面化。
IMG_2309
テクニカルコルク、5年耐用のDIAM5を採用です。

Alc.13.5%。
澄んだルビー。
IMG_2310

フランボワーズ、フレーズ、スパイス、鰹出汁(笑)。
辛口アタック。
ほのかに甘みが着いてきます。
果実味が溢れる中に、
しっかりした味の芯はありますね。
程よい酸の演出だと思われ。
新大陸のうまいピノの雰囲気を感じます。
余韻もいいバランスが続き、好印象。

やっぱり、作り手によるのかな。
コート・シャロネーズもおいしいのがありました。


*****


Domaine Paul et Marie Jacqueson
Rully “La Barre” 2017
RRWポイント 92点


Louis Chenu Père & Filles Bourgogne 2017

1917年サヴィニー・レ・ボーヌに創業のルイ・シュニュは、2000年より5代目、
ジュリエットさんとキャロリンさんの姉妹が運営する家族経営のドメーヌ。
女性が仕切るドメーヌというと同じサヴィニーのシモン・ビーズを思い出します。
エチケットの感じは似てるかな? ルイ・シュニュの方がフォント使いとか、
ミレジムの赤いワンポイントとか、いい具合におしゃれな感じがします。


IMG_2096
ドメーヌは姉妹が引き継いでから、姉のジュリエットさんが経営と経理を担当、
妹のキャロリンさんが栽培と醸造を担当しているそうです。
よくある頭脳労働と肉体労働の分業でしょうか。(笑)


公式ページは最小限の情報の手作り風サイトです。

ワインの詳細データはないですが、基本的に100%除梗・破砕・低温浸漬。
発酵時は毎日「足によるピジャージュ」を行います。
熟成は18ヶ月、新樽率は最大でも20%。(AOCブルゴーニュはどうだか?ですが…。)

サイトに「足によるピジャージュ」写真がありました。
Josi
肉体労働担当のキャロリンさんです。(笑)なんだか艶めかしいですね。

絶対オッサンがやるよりいいです。(笑)
dansi
この写真は以前試したドメーヌ・ビヤール・ゴネのものです。


サヴィニー・レ・ボーヌ市街の外れにあるドメーヌを訪問。
LoisChenu01
右側が母屋のようです。左の倉庫みたいなところで作業してるんでしょう。


インポーターサイトを見ると、今日のAOCブルゴーニュの畑に関する記述がありました。
更に他のサイト情報も合わせると、おおよそ以下のような手掛かりになります。

・サヴィニー・レ・ボーヌ村、アロース・コルトン村、ショレ・レ・ボーヌ村に囲まれた、
 AOCブルゴーニュの区画(0.25ha/樹齢70年のVV)が20%。
・サヴィニー・レ・ボーヌ村内のAOCオート・コート・ド・ボーヌ区画レ・シュヴィリエール
 (0.43ha/平均樹齢35年)とレ・ペリエール(0.5ha/平均樹齢35年)からが80%。

サヴィニー・レ・ボーヌの地図を見てみると、Savigny-lès-Beaune、Aloxe-Corton、
Chorey-les-Beauneに囲まれたAOCブルゴーニュの区画って1つしかないです。
Louis_Chenu01
黄線で囲った「Aux Boutières」という畑。まさに「ポツンと一区画」って感じ。
まわりはぐるっと村名か1級畑なのに不思議ですね。
地図には川らしきものが見えますが、下のGoogle Mapで確認するとなくて、
暗渠があると思われます。おかげで村名にならなかったとか? 謎~。

Google Map転記がこれ。ルイ・シュニュの場所も示してます。
Louis_Chenu02
村名、1級畑の境界を書き込みたかったけれど、しんどいのでやめます。(笑)

その「Aux Boutières」というAOCブルゴーニュの畑に行ってみます。
Louis_Chenu03
道一本隔てればサヴィニー・レ・ボーヌ村名畑に囲まれています。
う~ん、なぜここがAOCブルゴーニュなのかわかりませんね。


で、今日のワインのブレンドの主体と思われる(80%がこれという情報あり)、
「サヴィニー・レ・ボーヌ村内のAOCオート・コート・ド・ボーヌ区画」ですが、
まずは、AOC Hautes Côtes de Beaune全体をこの地図で確認します。
Côte de Beauneの西側、標高400mの台地、20ほどのコミューンに渡り点在します。
Louis_Chenu04
そして、Savigny-lès-Beaune村内のHautes Côtes de Beauneを探すと、
山手の方に5ヶ所ほど該当の畑がありそうですね。

わかりにくいので、やっぱりGoogle Map上に書き込んでみます。
S5
レ・シュヴィリエールとレ・ペリエールという名前はわかってるんですが、
これらの内のどれだかわかりません。この中のどこかです!(笑)


エチケット平面化画像。やっぱりいいデザインです。
IMG_1960
ABマーク(仏)とユーロリーフ(EU)がありビオワインをうたっています。


さあ、抜栓。
IMG_2093
汎用品なのはしかたないですね。

でも、コルクも平面化。
IMG_2094
「ドメーヌ元詰め」コルクです。

Alc.12.5%。
クリア感あるルビー。完全除梗らしい色付き。
IMG_2095

フランボワーズ、チェリー、スパイス。
辛口アタック。
酸は穏やかながらあります。
かすかな苦味を持った滋味のある味わい。
複雑に構成される味は余韻にも続いていい感じ。
酸による軽さも感じますが、薄っぺらくないのでOKです。
「足によるピジャージュ」のお陰か?(笑)


*****


Louis Chenu Père & Filles
Bourgogne 2017
RRWポイント 92点



--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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