Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

RRWポイント:92点

Viña Ventisquero Root:1 Carmenere 2017

本日は日本カルメネール振興協会の活動日。ビニャ・ベンティスケロのルートワンです。
このシリーズはお手頃で且つそつなくおいしい。過去から何度も試してますが、カルメールだけでもこのブログで3度目の登場になります。過去、2014年2016年をいただきました。今日は1つ進んで2017です。少しボトルデザインがかわったようですが、お味は…はてさて。


IMG_3646
このルートワン(根っこは一つ)というのは、フィロキセラ禍を受けなかった接ぎ木していないチリの自根のブドウのことを意味しています。ヨーロッパの人が聞いたらムッとしそうですが、基本はアメリカ向けから始まったようです。(笑)最近は日本でも出回ってますが、ひと昔前はアメリカでしか売ってなかったですから。

あまりでかでかと書いていませんが、Root:1Viña Ventisquero が出しています。ベンティスケロはチリの総合食品企業アグロスーパー・グループによって1998年に創設された新しいワイナリーで、規模はかなりのものです。いくつかのブランドを複数展開しています。

ビニャ・ベンティスケロの公式ページはこちら。

ここから傘下のブランドへのリンクが貼られています。

ルートワンは専用の公式ページがあります。

スペイン語に切り替えられないアメリカ向けのサイトになっています。
で、得てして、こういうサイトにはワイン情報がありません。(笑)
日本のインポーターサイトの情報を頼ります。
・カルメネール 85%
・シラー 15%
あと、産地がコルチャグア・ヴァレーの自社畑。樽使いはわかりません。


ビニャ・ベンティスケロ自体は、境界ギリギリなんですが、マイポ・ヴァレーにあります。
Ventisquero01
首都州(Región Metropolitana)とリベルタドール・ベルナルド・オイギンス州(Región del Libertador General Bernardo O'Higgins)の州境でマイポ・ヴァレーとラペル・ヴァレー(コルチャグア・ヴァレー)が切り替わります。

コルチャグア・ヴァレーとカチャポアル・ヴァレーが合わさってラペル・ヴァレーになります。
Chile _Rapel_Valley
ティンギリリカ川流域がコルチャグア・ヴァレー。カチャポアル川流域がカチャポアル・ヴァレー。ちゃんと2つの川が合流するとラペル川という名前の川になります。ティンギリリカ川もコルチャグア川って名前だと完璧なんですが、少し残念。(笑)

チリ全体での産地の位置関係はこんな地図で確認しましょう。
Chile03


ラベルではないのでボトル平面化画像。
ボトルに直接印刷されていても平面化して剥がしますよ。
IMG_3643
2016までは、根っこの両側にびっしりとフィロキセラ禍を受けなかった接ぎ木しないチリの自根のブドウの説明がありましたが、きれいさっぱりなくなっています。

これが2016年のボトルです。よく見ると「Rootstock: Original Ungrafted」(台木:接ぎ木なしのオリジナル)の表示も消えています。
Root1Carmenere2016
ことさらに自根を強調するのを控えたんでしょうか。それとも台木をするようになったんでしょうか。(チリでも病害対策や樹勢コントロールで台木を採用することが増えているそうです。)

せっかくなので、根っこの両側に書いてあったメッセージを訳しておきます。

『チリはワインの世界において正に類まれな地域です。独特の地形と気候の力によって、非常に希少なブドウが育つ地域になっているのです。そこでは、世界中のワイン生産者に汎用の台木への接ぎ木を余儀なくしたフィロキセラの害を受けなかった、ヨーロッパ種のオリジナルの台木が生き残っています。
チリは、東側を偉大なアンデス山脈に、西側を広漠とした広がりの太平洋に守られ、隔離された環境です。おかげで、真に純粋な形でブドウの木は本来の根っこと共に生き残ったのでした。この地形的な好条件は、チリの肥沃な中央地域に、最高の気候と土壌条件を与え、毎年一貫して傑出したブドウを生み出させるのです。
このルートワン・カルメネールは、我々のワイン生産のマイスターに手入れされた、接木されないオリジナルの根を持つ木から取れたブドウのみで丹念に醸造されます。このことにより、ワインは純粋な果実味と芳香を持っているのです。』

まあ、ざっとこんな意味がボトルにびっしり書かれていたわけです。
これらがなくなったのは、日本カルメネール振興協会としてはなんとなく残念な気持ちです。(笑)


さあ、スクリュー回転。
IMG_3652
キャップにルートワンのイラスト入り。

Alc.13%。(pH:4.08、Brix:7.3)
ガーネット。
IMG_3644

黒ベリー、カシス、青菜、モカ。
辛口アタック。
酸のクールな印象もありますが、
黒糖シナモン風の滋味ある味わいで、いい厚みです。
ごくごくかすかな収斂性のタンニンはシルキー。
酸味のせいで余韻があっさり終わる気がするものの、
重々しくない爽やかな果実味を演出していると考えましょう。
とにかくカルメネールの正しい表現だと満足しました。


*****


Viña Ventisquero
Root:1
Carmenere 2017
RRWポイント 92点


Château Pesquié Quintessence 2017 Ventoux

AOCヴァントゥー(Ventoux)を代表する生産者、シャトー・ペスキエです。
1970年代創業。Côtes du Ventoux がAOCに昇格した(2009年Ventouxに改称。)
のが1973年ということで、当初からこのAOCのパイオニアだったそうです。
上級キュヴェのカンテサンス(Quintessence)をいただいてみましょう。


IMG_3518
2代目になる現当主ポール・ショディエールさんは、医療のキャリアをあきらめ、
世界の銘醸地を研究旅行。1989年に自社セラーを建てたうえで協同組合を去り、
最初の自社元詰め Quintessence 1990 を醸すことになります。
ヴァントゥーという少々マイナーな土地から1級品を生み出して注目を浴びます。
やはり、急成長する作り手には転機があり、打って出てるパターンが多いですね。

パーカーおじさんは2000年に92点をつけて以来、コンスタントに高評価しており、
今日の Quintessence 2017 も92-94点となかなかなようです。


公式ページは内容充実、色々語ってますが、サイトとしては少々見にくいです。

英語でもビッシリ文章がありますが、ウェブデザインが低解像度向けで読みにくい。
まあ、ないよりマシですが、いい作り手だけに損をしてますよ。改善望みます。(笑)
・シラー 80%
・グルナッシュ 20%
と、シラー主体ですが、いずれも樹齢50年超のVVなんだそうで。
除梗・破砕、伝統的な醸造法を踏襲。樽熟は12~15ヶ月。
新樽率は40%で、残りは2~3年落ちです。


さあ、ヴァントゥー山(Mont Ventoux)のふもとのシャトー訪問。
Pesquie00
標高は250~350mの石灰質土壌。ローヌでも冷涼なゾーンになるようです。

モルモワロン(Mormoiron)という小さな町の外れ。入り口から1本道。
Pesquie01
木立の中の道を行くと、シャトーやショップもあるセラー棟が見えてきます。


AOC Ventoux の範囲ですが、ヴォークリューズ県(Vaucluse)の真ん中。
Vaucluse
すぐ南側の AOC Luberon との境はカラヴォン(Calavon)川になってますね。
(リュベロンは、ヴァントゥーより遅く1998年にAOCに昇格しましたが、
同じ2009年に AOC Côtes du Luberon から AOC Luberon に改称してます。)

恒例のGoogle Map書き込みです。AOCとシャトーの位置関係を確認。
Pesquie0A
北ローヌ(Nord / Septentrional)と南ローヌ(Sud / Méridional)をカバー。
長い地図になりましたが、ローヌ自体が南北に長すぎるんだから仕方なし。(笑)
主要AOCの名前も書き込みました。あわせてご確認ください。

ネットの拾い物の普通のローヌ地図でもこんな感じに長~い。
Pesquie03
しかし、Ventoux は広い。52ヶ村に7,500haもの畑があります。
赤・白・ロゼがありますが、赤がほとんどで80%近くを占めます。
ロゼが20%、白は4%ほどしかないそうです。


エチケット平面化画像。
IMG_3509
不思議なラベルデザイン。裏ラベルで「AOP Ventoux」なのがわかります。
輸入元の(株)飯田の作り手紹介ページはなかなか詳しいです。


さあ、抜栓。
IMG_3513
キャップシール、コルク、シャトー名入りです。

コルク平面化。
IMG_3515
ミレジムはないですね。

Alc.14.5%。(pH:4.00、Brix:7.3)
濃いガーネット。粘性の涙。
IMG_3516

黒ベリー。香りは多くなく、スパイス。
かすかな青野菜かゼラニウムもフッと。
辛口アタック。
きめ細かいテクスチャーを感じます。
厚みのある味。丸みのある厚みです。
タンニンは気づかないくらい滑らかで繊細。
かすかな苦味と酸味が絶妙のアクセントになっています。
衰えないうまさのまま余韻も続いてくれます。

やはり、ちょっといいローヌワインって感じです。
上級キュヴェといってもお手頃ですから、かなり偉い。
パーカーおじさんの92-94点はいいとこ突いてますね。(笑)


*****


Château Pesquié
Quintessece 2017
Ventoux
RRWポイント 92点


Domaine des Comtes Lafon Volnay-Santenots du Milieu Premier Cru 2017

前回に引き続きコント・ラフォン。ブルゴーニュの偉大な白の作り手による赤。
ヴォルネイ・サントノ・デュ・ミリュー、プルミエ・クリュ2017であります。
まあ、白のついでに試したんですが、個人的にはこっちが楽しみだったりします。


IMG_0121
19世紀から続くムルソーの名門ドメーヌであり、コシュ・デュリと共に双璧を担う、
ブルゴーニュ最上の白の偉大な造り手というのが、コント・ラフォンの枕詞です。

じゃあ、その赤はイマイチなのかということですが、そうではないはずですよね。
パーカーおじさんは白のクロ・ド・ラ・バール2017に92+点をつけましたが、
おそらく同時に試したこのサントノ・デュ・ミリュー2017に93点をつけてることから、
相当これは良かったことが伺え、偉大な白の造り手は赤もうまく造るということでしょう。


公式ページは簡素で古めな感じ。ミレジム情報も2009年で止まってます。

・ピノ・ノワール 100%
除梗機にかけるとあるので、除梗はありでしょうね。
樽熟は、新樽がだいたい1/3の割合で、20~22ヶ月といったところ。

畑はムルソー村のサントノ・デュ・ミリューの日当たりのいい一番いい区画だそうで、
現当主ドミニク・ラフォンさんの曽祖父、ドメーヌ創始者のジュールさんの代に取得。
合計3.8haあり、平均樹齢は40年ほどと思われ、古いものは70年超のようです。


前回ドメーヌ訪問したばかりですが、同じ画像を貼っておきます。
ComtesLafon01
ムルソーの集落内にあります。ちなみにコシュ・デュリは少し外れになります。

さて、まず畑に行ってみましょう。AOCはヴォルネイですがムルソー村です。
ComtesLafon005
ドメーヌからは車で5分くらい。歩いても20分くらいの距離です。
しかしきれいな畑ですね。さすがプルミエ・クリュです。

ムルソーのAOC地図で位置確認。ムルソー村ながらヴォルネイに隣接。
ComtesLafon003
地図左下の凡例を見ると、ここで赤を作るとヴォルネイ・サントノの1級になり、
白を作るとムルソーの1級になるわけです。そのすぐ下のSantenots Dessousは、
赤だとヴォルネイ・サントノ(もしくはヴォルネイ)の1級ながら、白を作ると、
ムルソー村名になるようですね。土壌の違いかな。ややこしや。

はい、例によってGoogle Map転記バージョン。ドメーヌ、畑位置確認です。
ComtesLafon004
サントノ(Santenots)の畑と似たようなのが、反対側のブラニー(Blagny)です。
ブラニーは行政区分ではなく、ムルソーとピュリニー・モンラッシェに跨る地区名。
白を作ればムルソー(もしくはムルソー・ブラニー)の1級なのですが、
赤だとブラニー1級です。ピュリニー・モンラッシェ側でも状況は同じで、
白ならピュリニー・モンラッシェ、赤ならブラニーとなります。(1級、村名あり。)
結論、ブラニーは赤のみのAOCということになりますね。


エチケット平面化画像。
IMG_0124
今気づきましたが、ドメーヌ名の下にクロ・ド・ラ・バール(Clos de la Barre)とあります。
住所のように必ずこのモノポールの畑名を入れてるようですね。
この畑がアイデンティティーというか、誇りを持ってるってことでしょうか。


さあ、いただいてみましょう。
IMG_0142
Bubble TagのQRコードでつながるページはワイン名が確認できるのみです。
上にミレジム入りのコルクはおそらくDIAMでしょうね。

Alc.13%。(自宅じゃないのでpHや糖度は計っていません。笑)
かなりクリアに透けたルビー。
IMG_0126

甘いフランボワーズ、イチゴジャム。
若い樽香が少し。杉っぽい。
落ち着いた酸味の辛口アタック。
そのまま苦さも連れて滋味の味わいへ入っていきます。
アルコール感とタンニンはごく控えめに余韻の入り口を飾ります。
フィニッシュまで最初の酸は健在なんですが、
かすかな苦味と絡みながらいい効果を出してると思います。

パーカーおじさんは、ドミニク・ラフォンさんの所で、樽からでしょうか、
(リリース前の)2018年と一緒に、この2017年のテイスティングしているようです。
2017 vs. 2018、甲乙つけがたいようですが、記事からすると、
2017年(RP93点)に軍配を上げてるように読めました。


*****


Domaine des Comtes Lafon
Volnay-Santenots du Milieu
Premier Cru 2017
RRWポイント 92点


Tamer Ridge Pinot Noir 2017 Tasmania

以前、Devil's Cornerというタスマニアのピノを試して、おいしくて驚いたのですが、
それはタスマニアを代表するTamer Ridgeというワイナリーのデイリーレンジでした。
そうなると、その本家はいかほどの味かと興味が湧きますよね。
というわけで、今日は満を持してそのテイマー・リッジをいただこうと思います。


IMG_3297
1994年創業のテイマー・リッジは、ピノ・ノワール作りに一家言あるようです。
「我々はワイン・メーカーである前に、ピノ・ノワール・メーカーである。」
このように公式サイトで訴えています。
「パーフェクトなピノ・ノワールを作るには、シドニー・ノーランが50%と、
アインシュタインが50%必要。」なんてことも書いてます。
シドニー・ノーランはオーストラリアを代表する画家・芸術家ですので、
ピノ・ノワール作りには「芸術」と「科学」が絶妙なバランスで必要ということが、
彼らの言いたいことなんでしょうね。とにかくすごい自信です。(笑)


公式ページはシンプルかつ大手っぽくよく出来ています。
ヴィクトリア州の大手生産者ブラウン・ブラザーズ傘下になってることもわかります。

ピノ・ノワールには上にリザーブやシングル・ブロックなどのラインナップがあり、
今日の素ピノは一番下のレンジのようですね。
・ピノ・ノワール 100%
樽熟は総量の20%のみで、新樽、2~3年落ち樽の混合で10~12ヶ月のようです。
デヴィルズ・コーナーは樽なしでしたから、ちょっとお手間入りという感じです。


テイマー・リッジはタスマニア島の北側、その名もテイマー川河畔にあります。
TamarRidge01
ここはセラー・ドアということで訪問可能のようです。ここから川までの間、
テイマー・リッジのものかわかりませんが、ブドウ畑が広がっています。


タスマニアを含むオーストラリア地図上で位置を確認しておきましょう。
TamarRidge02
Tamer Ridge、Devil's Corner間は車で2時間。タスマニア、結構大きいです。
オーストラリア最南端の産地ですが、南半球なので最冷涼地域ってことですね。


ラベル平面化画像。
IMG_3225
裏までぐるっと一枚タイプ。熟成がフレンチオークで9ヶ月となってます。あれれ?
インポーターシールは縦貼りで重ねずOKです。読みにくいけど…。


さあ、抜栓ならぬスクリュー回転。
IMG_3300
キャップのはエンボスで「TR」と入っています。

Alc.13.0%。(pH:3.63、Brix:6.3)
しっかりしたルビー。
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ラズベリー。海苔の佃煮風味からの茎っぽさ。
辛口アタック。
酸は若干前に出てくるんですが、
それほどきつくなく、フレッシュ感に貢献しています。
味わいのバランスはいいんですが、少々薄めか弱い感じがします。
喉越しから余韻で苦味様の味が加わり、複雑味を増していきます。
でも、フィニッシュでやっぱりあっさり目な印象で終わるんですよね。
レベルは十分高いんですが、少々期待が先行しましたかね~。

デヴィルズ・コーナーは派生ブランドながら、
独自の個性を確立している気がします。
なので親元のテイマー・リッジとは言え、
デヴィルズ・コーナーからマイナス1点しておきます。



*****


Tamer Ridge
Pinot Noir 2017
Tasmania
RRWポイント 92点


Tenuta Il Palagio When We Dance Chianti 2017

大阪のタカムラの店頭で面白いラベルのキヤンティDOCGを見つけました。
英語で「When We Dance」とあります。何だか聞いたことのあるフレーズ。
そう、元ポリスのミュージシャン、スティングのベスト盤に収録の曲名です。
そう言えば、スティングがイタリアにワイナリーを持ってるって聞いたことが…。


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やはりそうでした。1500年代までさかのぼる歴史のあるキヤンティのエステート
「イル・パラジオ」を1999年に訪れたスティングと奥様のトゥルーディさんは、
すぐ気に入って購入しちゃったそうです。さすが、ロックスターです。(笑)
少々荒れていたワイナリーに大投資をし見違えるように再興させたといいます。

ロックスターの道楽かと思いきや、思ったようなワインができないことから、
最初の10年はほぼ住み込みで、著名なコンサルやエノロゴを雇い改善に取組んだそう。
エステート内にスタジオも作り、セラーで作曲もしたというから驚きです。
「ワイン達は僕の音楽を聴いて熟成してるからおいしいはずだ。」なんてことを、
インタビュー記事でのたまっておられました。こりゃあ、本物ですぞ。(笑)

実はわたくし、何を隠そうポリス時代からのスティングの信奉者であります。
去年も最新アルバムのタイトル 57th & 9th(ニューヨーク9番街57丁目)に合わせ、
ニューヨークはマンハッタンへ赴いておりました。
しかし、このワインの件はすっぽりと抜けていたようです。ファンとして反省。


ワインの公式ページはオシャレでいい感じです。スティングっぽくないですが。(笑)

ラインナップを見ると Message In A Bottle や Sister Moon など曲に因んだものばかり。
今日の When We Dance は1994年の曲で、まだこれらの曲の中では一番新しいからか、
イル・パラジオのエントリーワインの位置づけのようです。
いずれにしても、どのワインもスティングのワインへの思いが込められているようで、
ロックスターの片手間ではないと思わせる迫力が感じられます。さて、今日のワインは…
・サンジョヴェーゼ 95%
・カナイオーロ/コロリーノ 5%
Canaiolo、Colorinoは、ちょいと混ぜてまろやかにしたり色付けをしたりします。
キヤンティの王道のようなブレンドです。
エントリーなので発酵、MLF、熟成(6ヶ月)まですべてステンレスタンクです。
瓶詰め後、ボトルで3ヶ月寝かします。スティングの音楽を聞かせるのかな?


早速、フィレンツェから南に車で小1時間の所のワイナリーを訪問します。
Palagio00
Google Mapではここがヒットするんですが「Farm Shop」のようです。
イル・パラジオはちょっと離れたところにちゃんとありました。
なぜか入り口に Gordon Matthew Sumner とあります。これスティングの本名。

イル・パラジオにはストビューで近づけなかったので、ネット写真でコラージュ。
Palagio01
敷地内でミニコンサートでしょうか。トゥルーディ奥様も写ってますね。
すごく立派なところで、ゲストハウスやイベントもやってるそうです。

イル・パラジオの公式ページは別にあって、これです。

前者のサイトはワインを含む生産品、後者のこれはエステート全体用って感じですね。


さて、少しキヤンティのおさらいをしましょう。まずは位置関係。
ワイナリーの場所も白四角で示しました。ギリ、キヤンティ・クラッシコ外。
Plagio01
キヤンティはかなり広範囲で、キヤンティ・クラッシコを内包しています。
キヤンティは1967年にChianti DOCとなり、1984年にDOCGに昇格しています。
キヤンティ・クラッシコはキヤンティのサブゾーンでしたが、1996年に、
Chianti Classico DOCGとして単独のDOCGとなっています。
違いは熟成期間がクラッシコの方が長く規定されているほか(木樽は不要)、
サンジョヴェーゼの最低含有率がキヤンティの70%に対し、クラッシコ80%です。


ラベル平面化画像。
IMG_3152
裏ラベルには、いかにスティングと奥様がワイナリーの再建に尽くしたかと、
最高のブドウを生み出すのに15年もかかったということが書いています。
ビオディナミで有名なコンサルのアラン・ヨーク氏を雇っているので、
ユーロリーフ付きのビオワインになってますね。

そして「スティングのワインにかけた情熱、献身、愛情を称賛して、
彼のロマンチックな曲名からネーミングしている」と説明があります。
ソロ活動10年目に出たベスト盤に収録された新曲2曲のうちのひとつで、
前衛的な映像が印象的なビデオクリップが記憶に残っている曲です。
Sting
Youtubeのビデオクリップ映像からキャプチャーしてコラにしてみました。

そんなことせずにYoutubeをリンクした方が早かったですね。(笑)

このブログで初めてYoutubeをリンクしました。(笑)
よし、イル・パラジオの Message In A Bottle も試して、記事を書くとき、また貼ろう。

インポーターシールはオリジナル裏ラベルを隠さない偉いやつでした。
IMG_3154
ジェロボームさん、よくできました。


さあ、抜栓です。
IMG_3192
一応、コルクは名前入り。

コルク平面化。
IMG_3194
5年耐用のDIAM5を採用です。

Alc.13%。(pH:3.60、Brix:6.9)
クリア感ある濃いめルビー。
IMG_3195

ブラックベリー、ダークチェリー、オリーブ、スパイス。
複雑な香り。樽はないのに濡れ木も感じます。
酸味を感じる辛口アタック。
味はしっかり厚みがあり重め。
なので、最初の酸がそれを中和してくれてます。
結果的に、果実味と相まって全体としてエレガント~。
やはり酸は一歩出た感じなんですが、
余韻でも絶妙なハーモニーとして楽しめるんですよ。

スティング、ほんとにワイン造り頑張ったんだね。
いいよコレ。驚きました。(笑)


*****


Tenuta Il Palagio
When We Dance
Chianti 2017
RRWポイント 92点


Domaine Hervé Charlopin Fixin 2018

これまたリカマンの店頭で何気なく(笑)買ったフィサン村名。
聞いたことない作り手ですが、1級畑もあるフィサンの村名は狙い目です。
ブルゴーニュは全体にお高めですが、これは村名ながらそこそこお手頃。
こういうのでおいしいのを見つけるのが楽しいわけです。


IMG_3016
エルヴェ・シャルロパンさんが1985年に父から約5haの畑を引き継ぎます。
1990年には自分の名前でドメーヌ・エルヴェ・シャルロパンとしましたが、
1997年まではバルク売りを続けていたといいます。
ドメーヌはマルサネ・ラ・コートにあり、畑はマルサネとフィサンのみ。
(赤だけでなくマルサネ・ブラン、マルサネ・ロゼ、アリゴテもやってます。)
しかし、その品質は確かだったんでしょうか、1997年元詰めを始めて以来、
コスパがいいと引く手あまたらしく、人気急上昇中とか。
単に販売先を掴んでいなかったということでしょう。今ではフランスで20%、
ヨーロッパ内で40%、日本とカナダに40%を販売しているそうです。


やはり、そんな気がしたんですが、公式ページというものがないようです。
残念。仕方がないので、インポーターの紹介ページを貼っておきます。

・ピノ・ノワール 100%
平均樹齢43年のVVだそうで、海外サイトではビオディナミと書いてますが、
少なくともリュット・レゾネ(減農薬農法)はやっているようです。
ステンレスタンクで主発酵後、オークの大樽にてマロラクティック発酵するそう。
樽熟は新樽率30%で12ヶ月となかなかです。


マルサネ・ラ・コートにあるドメーヌ訪問。
CharlopinHerve00
小規模生産者にしては、なかなか立派なお家ですよ。

さて、AOCマルサネの地図にドメーヌの位置を書き込みます。
Marsannay
AOC Marsannayは、Marsannay-la-Côteだけではなく、Couchey(クーシェ)、
Chenôve(シュノーヴ)に渡っています。一番ディジョンに近い村名AOC。
1987年にAOCブルゴーニュ・マルサネから、AOCマルサネと村名AOCに昇格し、
赤・白・ロゼ3種類のワインが村名AOCに認定されています。

おっと、今日のワインはフィサン(Fixin)でしたね。
フィサンは、村としてはクーシェとブロション(Brochon)に挟まれてますが、
AOC的にはマルサネとジュヴレ・シャンベルタンの間ということになります。
Fixin
もっともブロションは集落の北側はジュヴレ・シャンベルタンではなく、
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ(Côte de Nuits-Villages)になります。
一応これも村名AOCです。
またフィサン村名もコート・ド・ニュイ・ヴィラージュを名乗れるようです。
まあ、フィサンの畑単独ならAOCフィサンを名乗るんでしょうけど。

公式ページもないので、ネットをつぶさに調べましたが、今日のワイン、
フィサンのどこの畑からか全然わかりませんでした。
なので、畑訪問はできませんが、Google Mapでこの辺りを一望します。
CharlopinHerve02
村名、フィサン1級など示してますので分布を俯瞰してみましょう。
県道122号線をグラン・クリュ街道といいます。ディジョンの町を出発し、
ジュヴレ・シャンベルタンに向かうこの辺りが一番雰囲気が盛り上がります。


エチケット平面化画像。
IMG_3009
裏ラベルはなし。インポーターラベルのみ。

ネットで拾った画像ですが、こんな風に貼ってるようです。
seal


さあ、抜栓。
IMG_3015
キャップの「B」マーク、ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)のですね。

コルク平面化。
IMG_3011
これも汎用品ですが、横にミレジムが打ってあるのが偉いです。

Alc.13.5%。(pH:3.47、Brix:6.5)
しっかりルビー。
IMG_3013

フランボワーズ、チェリー。
かすかにミントっぽさと茎っぽさあり。
フルーティな香り多めですね。
辛口アタック。
控えめな酸は理想的です。
味わいは深みを感じ、素直にうまいと思います。
喉越しから余韻に複雑な苦味が加わって、
満足のフィニッシュへ。

なるほど。コスパがいいと人気出るのもわかりますね。
有名な作り手のいい畑でなくても結構楽しめます。
これだからブルゴーニュはおもしろい。


*****


Domaine Hervé Charlopin
Fixin 2018
RRWポイント 92点


Luzón Colección Garnacha Tintorera 8 meses 2017

このルソンというDOフミージャの作り手のモナストレルは昔試しています。
同じ作り手ですが、ガルナチャ・ティントレラのバリエタルを店頭で発見。
アリカント(アンリ)ブーシェのシノニムで、タンテュリエ(teinturier)
という果肉に色がついている特徴の品種という知識の記憶が蘇ります。
ちょくちょくブレンドの補助品種として見かけますが、モノセパージュとは。
「これは試さないという選択肢はないやろ?」ということで…。(笑)


IMG_2950
ルソンは、1841年来ワインを作っているというDOフミージャ(Jumilla)
では最古の部類の作り手です。と、公式ページには解説がありますが、
ネットを見ていると、1916年から地元の共同組合をルーツに始まったと
解説してあるのもありました。2005年にフエンテス・グループ傘下に入り、
施設の近代化をしてるなどと信憑性の高い内容なのですが、どっちが本当?(笑)
多分どっちの話もつながってるのかもしれませんね。古い地元のワイナリーが、
時代を経ていろんな発展をしてきた、ということにしておきましょう。


公式ページはモダンで、まあまあよくできています。

・ガルナチャ・ティントレラ 100%
ワイン名にある「8 meses」はスペイン語で「8ヶ月」の意味で、
フレンチとアメリカン混成のオーク樽で8ヶ月の熟成をしてるのが自慢のようです。
木樽で熟成が6ヶ月以上なら「Crianza」がうたえますが、+2ヶ月してることを、
どうしても言いたかったんでしょうね。なので、オチョ・メセス。

さて、Garnacha Tintoreraについて少し解説しておきます。
アリカント・アンリ・ブーシェ(Alicante Henri Bouschet)、もしくは、
Alicante Bouschetで知られる、1866年にPetit BouschetとGrenacheが交配された、
フランスが原産の品種ですが、ポルトガルのアレンテージョで多く栽培されてます。
今日のワインのようにスペインも多そうです。チリやカリフォルニアにもあります。
Luzon03
前述のように、タンテュリエ(teinturier)の品種は果肉・果汁が色付きです。
スペイン語のティントレラ(tintorera=染物屋、クリーニング屋の意)は、
フランス語でタンテュリエ(teinturier)で、名前の由来がわかりますね。


さて、ワイナリー訪問。以前行ってますが…。
Luzon01
フミージャ(Jumilla)の市街のすぐ南、車で10分ほどです。

DO(Denominación de Origen)Jumillaをスペイン地図で位置確認。
Luzon02
隣のDO Yeclaと同じくムルシア州のDOですね。実際ワインも似ています。
モナストレル(Monastrell=ムールヴェードル、Mourvèdre)が主要品種でしたね。
近隣のDO Valencia、DO Almansa、DO Alicanteも同様です。

DO Jumillaについてちょっと疑問があります。
日本語の複数のサイトでは、モナストレル最低50%以上使用が必要となっています。
でも今日のワイン、モナストレルは一切入ってませんがDO Jumilla認証です。
DO Jumillaの公式サイトにもそんな決まりは書いていませんので謎ですね~。
モナストレルを表示するには85%以上使う必要があるというのは正しいようです。

多分、認定品種なら何をいくら使ってもいいんじゃないかと思います。
因みに以下が認定品種。 モナストレル(=Mourvèdre)、テンプラニージョ(=Cencibel)、
ガルナチャ・ティントレラ(=Alicante Henri Bouschet)、グルナッシュ(=Garnacha)、
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラー、プチヴェルド。
とにかく、ガルナチャ・ティントレラは認定品種でOKということで。(笑)


ラベル平面化画像。
IMG_2865
スペイン語と英語で最小限の解説があります。

インポーターシールはごく小さいのが欄外に(笑)控えめに貼ってありました。
IMG_2866
これでいいんです。オリジナルを隠さないのはえらいです。


さあ、抜栓。
IMG_2947
キャップシールはラベルと同じ字体のロゴ。

コルク平面化。こっちは筆記体のロゴです。
IMG_2948
テクニカルコルク、DIAM3を採用です。

Alc.14.5%。(pH:3.54、Brix:7.6)
濃いガーネット。涙は輪郭が不明瞭ながら、さすがに色付きです。
IMG_2949

黒ベリー、ダークチェリー、スパイス。
自然な樽香が香ばしいです。8ヶ月の効果ですね。
生野菜っぽいのも出てきました。
辛口アタック。
タンニンの収斂性と共に厚みのある味が来ます。
しっかりした構造感がありますね。
余韻も渋みが絡んで長く楽しめる感じ。

これといった欠点はなく、
楽しめる赤のお手本に思えます。


*****


Bodegas Luzón
Colección Garnacha Tintorera
8 meses 2017
RRWポイント 92点


Carmen Gold Reserve Cabernet Sauvignon 2011

おなじみチリのカルメンですが、今日はトップエンドのゴールドです。
カベルネ・ソーヴィニヨンのモノセパージュになっています。(たぶん…)
カルメンならカルメネールのゴールドを常々出してほしいと思っていますが、
Winemaker's Blackというメチャうまのカルメネールがあるので許します。(笑)


IMG_2898
カルメンはチリ大手のひとつですが、1850年から続くチリ最古のワイナリー。
失われた品種カルメネールが1994年に再発見されたのがカルメンの畑なので、
Carmenereからカルメンという名前になったのかなと思ってしまいますが、
1850年の創業者Christian Lanzさんの妻の名がカルメンだったとのことで、
カルメンと名付けられています。
これも日本カルメネール振興協会では、ひとつの常識になっています。(笑)


公式ページは何度も訪問済み。言語切替に、チリ版、スペイン語版、国際版があります。

一見立派そうなんですが、情報は薄い…。

今日のGOLDの単独ページがこれですが、畑がマイポ以外の情報なし。(笑)

・カベソー 100%
ではなく、プチヴェやカルメネールなんかブレンドしてるんじゃないかと疑いますが、
真相は書いてないのでわかりません。
他、1957年植樹の樹齢54年の古木を使用してるのがわかるんですが、樽熟は不詳。
トップキュヴェですから贅沢にしてると思うんですけどね。困るな~。

カルメンは1987年にクラロ・グループ(Grupo Claro)傘下になっています。
この情報発信の弱さは、クラロ・グループのせいなのかなと思っています。(笑)


本拠地はサンティアゴの南、Padre Hurtado道路沿い、Buinというところ。
CarmG01
なかなか大きな施設なんですが、ストビューで近寄れず、いい写真もなし。

3Dで見ると位置関係がよくわかります。真ん中を東西に流れるのがマイポ川。
Carmenere03
で、今日のカベソーは、D.O. Valle de Maipo(Maipo Valley)なので、
当然この辺りもマイポなのですが、DOマイポ・ヴァレーは首都州全域です。

この地図で見るとマイポ・ヴァレーの範囲がよくわかります。
CarmG02
要は州境が産地の区分けにもなってるわけで、サンティアゴにも近い、
カサブランカやサン・アントニオがマイポに入らないのも州が違うのです。
逆にラペル川ぎりぎりまでマイポになっているのもわかりますね。


ラベル平面化画像。今ではデザインが変わって黒ラベルになっています。
IMG_2888
よく読むと「Carneros 288」という区画からの単一畑ということがわかります。
そんなことより、セパージュや樽熟情報をおくれ!

インポーターシールのバーコードだけ隠すという涙ぐましい努力は買います。
IMG_2890
で、このシールは割と剥がしやすい。コルドンヴェールえらい。(笑)


さあ、抜栓。
IMG_2894
マーク入りですが、特別ゴールド用というわけではなく、下のラインと同じ。

一応、コルク平面化。
IMG_2895

Alc.14%。(pH:3.29、Brix:7.3)
濃いインキーなガーネット。涙割とはっきりしてます。
IMG_2896

黒ベリー、ナッツ、黒糖、古木。
辛口アタック。
酸はかすかに主張してます。
きめ細かいストラクチャーがきれいです。
それをさっきの酸がふわっと底支えします。
シルキーなタンニンは喉越しで感じますが、
収斂性というほどの影響はありません。
おいしいではありますが、最初の酸の評価が難しいのと、
Winemaker's Blackほどの傑出した感がないのが少々残念。

最新ヴィンテージでしょうか、2017年に、
パーカーおじさんは92点を付けたようです。そんな感じ。(笑)


*****


Carmen
Gold Reserve
Cabernet Sauvignon 2011
RRWポイント 92点


Hess Shirtail Ranches Cabernet Sauvignon 2016 North Coast

カリフォルニアのカベソーです。ライオンマークでお馴染みのヘス(Hess)。
先日飲んだナパがすごく甘く感じられ、アメリカ出張で連日飲んでいた時も、
カリフォルニアのはどれも甘く感じた記憶が思い起こされました。
これはカルフォルニアの特徴なのか、体調とか環境のせいなのか、正直不安。
今日はあえて選んだ甘そうな(笑)カリフォルニアで確かめてみます。


IMG_2864
お気づきかもしれませんが、実は先日のナパ以来、テイスティング前に、
ワインのpH値と糖度(Brix値)を測るようになりました。(笑)
これを続ければ、自分が感じる甘さや酸味との因果関係がわかるかも。
まあ、ごく個人的な研究ですので皆さまお気になさらぬよう…。(笑)

そんなわけで今日選ばれたヘスですが、1970年代に先代のドナルド・ヘスさんが、
ナパの山の手、マウント・ヴィーダー(Mt.Veeder)に開いたワイナリーで、
世間からの高い評価もありナパのトップ・ワイナリーのひとつとなってます。


公式ページはアメリカらしい感じですが、ワイン紹介含め情報はしっかりしてます。

今日の「Shirtail Ranches」というシリーズですが、裏ラベルにも書かれていますが、
レストラン専用シリーズなんだそうです。35~45ドルでオンリストされる想定だそう。
スクリューキャップなのも安物だからではなく、レストランでの扱いやすさのため。
じゃあ、なんで日本では酒屋で売ってんだ?となりますが、まあ、気にしない。(笑)
・カベソー 86%
・プチシラー 11%
・シラー 3%
出ました、カリフォルニア名物、プチシラー&シラー攻撃です。(笑)
樽熟は、新樽率27%のフレンチオークで12ヶ月です。悪くないだろう。(ぺこぱ風)


ワイナリー訪問。ナパとはいえマウント・ヴィーダーは山間になります。Hess03
やはりストビューは入り口までですが、中の施設は立派な感じです。

今日のワインはノース・コースト(North Coast)AVAになります。
銘醸地ナパやソノマを擁するカリフォルニア州北部の広域です。
今日のワイナリー、The Hess Collectionの場所も黄丸で示しました。
Hess02
「Shirtail Ranches」シリーズは、レイク・カウンティ(Lake County)の
Red Hills」という地域からだそうです。これも地図上に示しました。

ご参考までに拾い物のノース・コーストの地図も貼っておきましょう。
Hess01
この地図で気を付けないといけないのは、上が真北じゃないことです。
結構、傾かせてあるので気を付けてくださいね。
HessのあるMount VeederAVA(American Viticultural Area)ですね。


ラベル平面化画像。
IMG_2849
インポーターラベルが裏ラベルを隠していますが、剥がしてみると、
警告表示だけでしたので今日は責めないでおきましょう。(笑)


さあ、スクリュー回転です。
IMG_2862
レストラン仕様の敢えてのスクリューキャップ。(笑)
エンボスのライオンマークはええ感じです。


Alc.13.5%(データシートでは13.9%とありましたが…)。
ガーネット。(pH:3.92、Brix:7.2)
IMG_2863

ブラックベリー、スパイス、黒糖、なまっと濡れ木。
辛口アタック。
上等ワインの風格。
味の厚みは十分、構造感もありますね。
甘みはけっこうあるようなんですが、出過ぎてはいません。
酸味とのバランスなんだろうと思います。
単に糖度だけで甘さを語れない部分なんでしょうね。
その甘味と酸の絶妙なバランスの味わいを続けながら余韻へ。
フィニッシュでやはり甘みが残るんですが、
全く問題なく楽しめました。
いや、逆にうまく効かせる甘みもあるんだなって感じ。

やはり、数値での糖度で甘さは判断できない気がしますね。
結局バランスなんですよ。バランスが崩れてると、酸が目立ったり、
甘味が目立ったりする、そんな気がします。
まだまだこの探求は続きそうですね。(笑)


*****


The Hess Collection
Hess Shirtail Ranches
Cabernet Sauvignon 2016
North Coast
RRWポイント 92点


Domaine Robert Sirugue Bourgogne Pinot Noir 2017

2017年のコート・ドールのワインは思い入れがあり、つい選んでしまいます。
なにせ初ブルゴーニュ訪問で、収穫直前の畑のテロワールに圧倒されましたから。
今日もリカマンの店頭で適当にヴォーヌ・ロマネの作り手で2017年を選びました。
するとこの作り手、漫画「神の雫」の「第十の使徒」の作り手なんですってね。


IMG_2774
ただし、「第十の使徒」は同じドメーヌ・ロベール・シリュグでも、
特級のグラン・エシェゾー(Grands Échézeaux)でありまして、
決してAOCブルゴーニュではありません。(笑) とはいうものの、
同じ作り手によるものですから、「使徒」ではなかったとしてとも、
しもべの家来の召使いの下働き…くらいのものではないでしょうか。(笑)

これが使徒さんです。ラベルはパッと見同じデザインですよ。(笑)
Sirugue02
あっ、よく見るとグラン・エシェゾーは「Grand Vin」になってる!(笑)


さて、評価が高くて生産量が少なく、作れば作っただけ売れるドメーヌは、
得てして公式のホームページというものを持っていません。
「第十の使徒」さんもご多分にもれず公式サイトは発見できませんでした。
困るんですよね~、情報が取れないのは。

インポーター情報ですが、
・ピノ・ノワール 100%
除梗率100%。新樽率20%で18ヶ月の熟成です。


取り敢えず、ヴォーヌ・ロマネに飛んでドメーヌ訪問します。
Sirugue03
小規模ながら1960年創業で、村のいい場所にドメーヌを構えています。

いつものお手製Vosne-RomanéeのAOC地図に所在を書き込みました。
Sirugue01
当然、ルロワやらDRCやらがご近所さんです。

しかし、今日のAOCブルゴーニュがどこの畑か知りたかったです。
2017年に訪れたときに見たブドウは特級~1級畑ばかりだったので、
それを思い出しても同じブドウじゃないというのはわかってるんですが…。
DP3M4231
素人ながら、2017年のブドウを見て「今年は絶対良年だ!」と確信しましたね。

なので、AOCブルゴーニュの畑であっても素晴らしいに違いないと思うのです。
DP3M4228
これら写真はDRCの特級畑のものですけどね。(笑)

これもロマネ・コンティの畑からラ・ターシュ方面を撮ったものです。
DP3M4226
ああ、また行ってみたいな、収穫時期のブルゴーニュ。
と、思いつつ今日もお家で抜栓しましょう。(笑)


エチケット平面化画像。
IMG_2595
裏ラベル的なものは左側にひっついてました。

よって、裏ラベルはインポーターシールのみ。
IMG_2767


さあ、抜栓。
IMG_2776
まあ、普通。

コルク平面化。
IMG_2768

Alc.12.5%。
クリアなルビー。(クリアに見えないのは携帯のカメラが汚れてたから。)
IMG_2773

フランボワーズ、フレーズ。
濡れ木か佃煮香(もとい熟成香)。
フレッシュな辛口アタック。
酸が生き生きしています。
味の実体はしっかりありますが、
この酸が軽さを与えてますね。
喉越しから余韻にかけて複雑味も出てきて、
「第十の使徒」の貫禄あるな〜と感じました。

いえ、使徒のしもべの家来の召使いの下働き…でしたね。
失礼!


*****


Domaine Robert Sirugue
Bourgogne 
Pinot Noir 2017
RRWポイント 92点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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