Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

RRWポイント:93点

Devil’s Corner Resolution Pinot Noir 2017 Tasmania

オーストラリアはタスマニアからのピノ・ノワール。このブログでは3度目です。
まず最初が、適当に店頭で手にしたデヴィルズ・コーナーでした。これが意外においしくて感動し、その本家であるテイマー・リッジがもっとおいしいと踏んで試したわけですが、十分おいしかった割に期待が大きすぎたようで評価は上がらずという結果。じゃあ今度は、おいしかったデヴィルズ・コーナーの上等ラインなら間違いないだろうと今日のコレになったという訳です。(笑)


IMG_3657
1994年設立のタスマニアを代表するテイマー・リッジというワイナリーがデイリーレンジとして始めたのがこのデヴィルズ・コーナーというところ。今ではテイマー・リッジのデイリーレンジ扱いだったローエンドだけではなく、この「Resolution」のような上等キュヴェもラインナップしています。

2010年、ヴィクトリア州の老舗ワイン生産者であるブラウン・ブラザーズに買収され、タスマニア北東部の比較的温暖なカイエナ・ヴィンヤード(Kayena Vineyard)のブドウから造るテイマー・リッジTamer Ridge)と、冷涼な東部フレイシネ半島近くに位置するハザーズ・ヴィンヤード(Hazards Vineyard)から造られるデヴィルズ・コーナーDevil’s Corner)とを、2つを異なるスタイルと位置付け、それぞれのコンセプトのもと個別ブランドの確立を進めてきたそうです。なるほど…本家がさらにうまいとかそういう関係じゃなかったわけですね。(笑)

タスマニアを含むオーストラリア地図上で2つのワイナリーの位置関係を確認しましょう。
TamarRidge02
Tamer Ridge、Devil's Corner間は車で2時間。オーストラリア最南端の産地ですが、南半球なので最冷涼地域ってことですね。そして南にあるデヴィルズ・コーナーの方が、海岸にも近く、さらに冷涼ということになります。つまりはこの2つ、けっこうな違いがありそうですね。


公式ページはこれなんですが、例によってワイン情報はショップと兼用。

この「Resolution」という上等レンジも、やはり最新ヴィンテージの2018しか載ってませんでしたが、内容にあまり差はないでしょう。
・ピノ・ノワール 100%
低温浸漬もしますし、テクスチャーと複雑味を出すために一部全房だそうです。
オープントップのファーメンターで人力のピジャージュを1日6回。
新樽率19%のフレンチオークで18ヶ月のようです。そこそこの情報がありました。


デヴィルズ・コーナーを再訪しておきます。周りに畑以外何もなし。(笑)
Devil01
この畑がタスマニア島東岸にあたる Hazards Vineyard になります。

全景だとこんな感じ。
TR01
セラードアということでカフェやシーフードの軽食なんかもやってるようです。パッと見ではわかりませんが、ワインはここで醸してなさそうですね。


本家のテイマー・リッジはテイマー川という大河の畔にあって、一帯をTamer Valleyといいます。
この川が直角に曲がる船の難所があって、その名が Devil's Corner「悪魔の曲がり角」なんですね。
TR02
元はテイマー・リッジのデイリーレンジですから、近くの名所から名前を取ったのでしょうが、現在のデヴィルズ・コーナーはテイマー川からはるか遠くにあり、ブドウも周辺のハザーズ・ヴィンヤードですから、ぜんぜん名前の由来との関りがなくなっているのが「なんだかな~。」ではあります。


ラベル平面化画像。
IMG_3593
横長1枚ものですね。インポーターシールは遠慮して縦貼り。(笑)


さあ、スクリュー回転。
IMG_3655
エンボスの「DC」マーク入り。

Alc.13.5%。(pH:3.84、Brix:7.2)
クリア感あるルビー。エッジかすかにオレンジ気味。
IMG_3656

ラズベリー、チェリー。
全房のお陰か茎感も。
茎感は何というか複雑な香りです。
酸味が乗った辛口アタック。
複雑な滋味を中に持つ味わいは、
酸のベールで覆われながらも完璧なバランスが成立してます。
喉越しで苦味がかすかに現れ、余韻前を盛り立てます。
フィニッシュで最初の酸を強めに感じたので、
最終的な評価に微妙な影響を与えそうです。

ノーマルのデヴィルズ・コーナーより複雑味が増してる気がしますが、
びっくりするような差にはなってないと思いました。
これなら、半額近いノーマルの方で十分かと思われます。(笑)
(希望小売価格は、Resolution:5,200円、ノーマル:2,800円)
(現地の値段は、34ドル vs. 24ドルで差は1.4倍ほどですが…。)


*****


Devil’s Corner
Resolution Pinot Noir 2017
Tasmania
RRWポイント 93点


Dupéré Barrera Bandol Cuvée India 2016

何となくプロヴァンスのワインが飲みたいとネットで物色してゲットしたワインをいただきます。
ロゼのイメージが強いプロヴァンスですが、やはりがいいなということで、バンドールを選びましたが、売り文句が「ロマネ・コンティの樽で熟成したワイン」ですと。何だか変わったのを選んじゃったようです。(笑)

IMG_3619
ローラン・バレラさんとカナダ人の醸造家エマニュエル・デュペレさん夫妻が、プロヴァンスで1番おいしい赤ワインを造ろうと決意し1997年に立ち上げたのがこの「デュペレ・バレラ」。
DRCの使用樽を譲り受けているのは本当のようで、何度も掛け合って口説き落としたそうです。まあ、旧樽を使うなら一流のがいいってのはわかりますが、少々マーケティング臭い感じもします。(笑)
プロヴァンスを中心に、ローヌやラングドックのワインもネゴシアンとして扱ってますが、プロヴァンスの「ロゼ」ではなく「赤」にこだわりを持ってるそうで、その作り手のバンドールですから、これは面白そうです。


公式ページはシンプルで少々情報少なし。なのでショップサイト等を参考にします。

セパージュは以下の通り。
・ムールヴェードル 85%
・グルナッシュ 10%
・カリニャン 5%
例の樽を使って18~24ヶ月も熟成させるようです。

バンドールと言えばムールヴェードル。原産はスペインで、モナストレル(Monastrell)という名前でしたね。オーストラリアやアメリカではマタロー(Mataró)というシノニムで呼ばれます。
Bandol02
生産量もスペインがダントツですが、このバンドールではムールヴェードルが主要品種です。
AOC Bandol の規定をINAOのサイトで確認しておきます。主要品種が以下。
・ムールヴェードル
・グルナッシュ
・サンソー
この内、ムールヴェードルだけは50%以上使わないといけませんが、この3種から最低2種類を使う必要があります。つまり、ムールヴェードル100%はダメってことです。スペインはモナストレル100%があるのに何だか変な決まりですね。
これ以外の補助品種にシラーとカリニャンが認められています。一応、今日のワインはこの規定クリアですね。(笑)
因みに、AOCバンドールはロゼと白もあります。ロゼの決まりは上記の赤と同じ。
白は、Bourboulenc、Clairette、Ugni Blancが主要品種で、 Sauvignon Blancが補助品種です。


さて、プロヴァンスはエクス・アン・プロヴァンス(Aix-en-Provence)にほど近い作り手訪問。
Bandol00
実はバンドールからは少し離れています。まあ、車で1時間くらいですが。
なので、自社畑なのか買いブドウなのかは不明です。


Google Mapで AOC Bandol を俯瞰しておきましょう。バンドールを含むヴァール(Var)県の8つのコミューンが対象地域です。
Bandol01
地図中にも書き込みましたが、以下の8コミューンになります。
・Bandol
・Saint-Cyr-sur-Mer
・La Cadière-d'Azur
・Le Castellet
・Le Beausset
・Évenos
・Ollioules
・Sanary-sur-Mer
近くのAOC カシ(Cassis)と同じく地中海に面しています。


エチケット平面化画像。
IMG_3499
表裏とも印刷の品質はあまりよくないですね。(笑)

そして、ネックにはこんなPOPが。
IMG_3613
なんとDRCの樽らしき写真をあしらってます。何だか…うける~。(笑)


さあ、抜栓。
IMG_3615
キャップシールにはここのシンボルマークのトカゲ(ヤモリ?)ですね。

コルク平面化。
IMG_3616
ここにもトカゲが!(笑)DIAM3の合成コルクを採用。
なぜかコルク横には花?のマーク。ここにはミレジムを入れましょう。

Alc.14.5%。(pH:3.99、Brix:7.0)
濃いガーネット。
IMG_3618

黒ベリー、プラム、スパイス。
青野菜もかすかに。
芳ばしい樽香、DRCですね。
効果出てるじゃん。(笑)
辛口アタック。
薄っすらと酸が敷かれていてフレッシュさを演出してますが、
味は貫禄の厚みと複雑味があり、なかなかいいですよ。
喉越しで少々の収斂性感じ、タンニンも主張してますね。
最終的にいい感じのハーモニーで続く余韻は好印象。
ムールヴェードルの野性的な特徴を酸でうまくバランス取ってる気がします。
もっと熟成させてみたいとも感じる味でした。
何気に現状ムールヴェードルの最高点が付きました。


*****


Dupéré Barrera
Bandol Cuvée India 2016
RRWポイント 93点


Casa Madero Cabernet Sauvignon 2016

メキシコのカベルネ・ソーヴィニヨンをいただきます。以前同じのを飲んでますが、
日本で手に入るメキシコワインが限られてるので、リピートになってしまいます。
ただ、前の2015年に対し今日のは2016年と1年進んでいますので、その辺を比較。
なぜメキシコに拘るか?…通算6年間住んでいた僕のアナザースカイだからです。(笑)


IMG_3481
メキシコ在住中は、ワインを嗜み始めた頃。フランスばかり飲んでました。(笑)
メキシコワインもいろいろあったのですが、あまり手を出してませんでした。
このカサ・マデロ、当時は知りませんでしたが、アメリカ大陸最古のワイナリー。
4世紀も前、1597年創業というから驚きです。アメリカ大陸最古ということは、
新大陸ワインの祖でもあるわけですから、もっと敬われてもいいと思うんですが。
日本ソムリエ協会の教本もウルグアイなんか載せてるくせにメキシコはスルー。(笑)

カサ・マデロは古いだけでなく、近年も新しい品種や設備を積極的に導入していて、
シラーは1991年に始め看板ワインに育て上げてます。またオーガニックも実践したり、
常に最先端を走っているようです。

(ご参考)
メキシコのワイン生産者リスト(メキシコワイン評議会)
Monte Xanic(メキシコの有名ワイン生産者の例)


公式ページはこのモバイルサイトが別にあります。

メニューや内容はフル(PC)サイトとほぼ同じようです。

こっちがフルサイトの公式ページになります。

グランレセルバやら、シュナンブランのオーガニックやら興味深いラインアップです。
今日のカベソーはスタンダードラインのようです。サッポロビールが輸入者ですが、
このカベソーとシャルドネしか扱ってないようです。悲しい…。
・カベソー 100%
フレンチオークのバリックで12ヶ月の熟成と、しっかり作られているようです。


メキシコ、コアウイラ州にあるカサ・マデロを訪問します。
CasaMadero01
敷地内には荘園タイプの宿泊施設やワイン博物館などあるようです。

メキシコ地図で位置確認。アメリカと国境を接するコアウイラ州にあります。
CasaMadero02
トレオンとモンテレイという大きな都市の間の Parras de la Fuente という町。
トレオンは大きな町ですが、コアウイラ州の州都はサルティージョです。
またモンテレイはお隣のヌエボ・レオン州の州都です。

カリフォルニアなんかと比べると、緯度的にかなり南の方になりますが、
東西のシエラ・ネバダ山脈にはさまれたメキシコ中央高原は比較的高地で、
1,500~1,800mくらいあると思われ、年中温暖な気候となります。
(僕の住んでいたメキシコシティは2,200mもありました…。)


Google Mapに、カサ・マデロの近くの丘からの写真が上がってました。
CasaMadero001
周辺の畑も含め、いい雰囲気。左の方に行くと Parras de la Fuente の町です。


ラベル平面化画像。縦長なのは撮影が大変です。
IMG_3483
産地は「Valle de Parras」。パラス・ヴァレーということのようです。
裏ラベルには1597年創設の経緯が書かれ、米大陸最古をうたっています。

すぐ剥がしましたが、このシールが裏ラベルの下半分を隠していました。
IMG_3476
オリジナルのAlc.13.3%に対し、Alc.13.5%ってどうなんでしょう。四捨五入?


さあ、抜栓。
IMG_3478
キャップシールの「1597」がまぶしいですね。

コルク平面化。
IMG_3479
シンプルですが、一応、名前とマーク入り。

Alc.13.3%。(pH:4.00、Brix:7.5)
濃いガーネット。
IMG_3480

カシス、チェリー。
セメダイン?(笑)酸か果実味か…正体は?
青野菜もフッと香ります。
辛口アタック。
甘みっぽいですが、上品な果実味と理解。
きめ細かい舌触りですが、
ストラクチャーはしっかり掴めますね。
十分な貫禄の厚みがあります。
喉越しでシルキーなタンニンとかすかな酸味が拮抗。
余韻は印象的なほどではないんですが、ほどほどでした。

総じてエレガントなカベソーと評することができそうです。
前に試した2015年よりおいしくなった気がします。(笑)


*****


Casa Madero
Cabernet Sauvignon 2016
RRWポイント 93点


Donato D’Angelo Calice Aglianico del Vulture 2012

バジリカータ州のアリアニコのDOC、Aglianico del Vulture をいただきます。
百貨店のワインの特設コーナーで面白そうなのを選んだうちの1本です。
カンパーニア州のタウラージだと経験上ハズレは少なく確実な気はしますが、
タウラージはなかったので(笑)、おいしいアリアニコ探しということで…。


IMG_3430
作り手のドナート・ダンジェロは2001年創業と比較的新しいところですね。
バジリカータ州の Aglianico del Vulture DOC のエリアに20haの畑を所有。

アリアニコ100%を2種(Aglianico del Vulture DOC)、フィアノ(Fiano)の白、
カベソーとアリアニコのブレンド(50%/50%)、計4種類のみをラインアップ。
白とブレンドは Basilicata IGT(Indicazione Geografica Tipica)になり、
いずれにしてもバジリカータ州の地場の作り手って感じですね。


公式ページは情報もしっかりしていて、なかなかよくできています。

・アリアニコ 100%
は、この「Calice」と「Donato D’Angelo」の2種ありますが、作り方は同じで、
どちらも木樽で18ヶ月熟成。違いはアリアニコの樹齢で、それぞれ10年と20年です。


リオネーロ・イン・ヴルトゥレ(Rionero In Vulture)の町にある作り手訪問。
Donato_d’Angelo01
隣の8番地に Casa Vinicola D'Angelo という別のワイナリーがあるんですが、
名前からして親戚のようですが、どちらの公式サイトにもその説明がありません。
隣は1920年創業で4代目らしいですから、そっちが本家なのかもしれません。


バジリカータ州は「土踏まず」。バジリカータ州での作り手の位置関係を確認。
Donato_d’Angelo03
左下に貼った地図は公式ページから。所有畑のある3つのコムーネがわかります。
バリーレ(Barile)、リパカンディダ(Ripacandida)、マスキート(Maschito)で、
今日のワインは、リパカンディダとマスキートにある畑からだそうです。


アリアニコはギリシャ原産と言われてますが、古代ローマ時代から栽培され、
カンパーニア州やバジリカータ州などイタリア南部に広まりました。
Donato_d’Angelo04
バジリカータ州のDOC、 Aglianico del Vultureアリアニコ100%が規定です。
北のバローロにも比するというカンパーニア州の Taurasi DOCG が有名ですが、
こちらはアリアニコ85%以上という規定です。あれれ、ですよね。
Taurasi は1970年DOCになっていますが、Aglianico del Vulture は1971年で、
ほぼ同時期にDOCになってる割には、規定に微妙な違いがあるんですね。
(Taurasi は、その後1993年にDOCGに昇格しています。)

また、Aglianico del Vulture DOC は、Aglianico del Vulture Superiore のみが、
2010年にDOCGに昇格しています。
Aglianico del Vulture Superiore DOCG はアリアニコ100%なのは変わりません。
これら3つの差は熟成の規定の差が大きいです。以下にまとめておきます。

・Aglianico del Vulture DOC:9~10ヶ月以上
・Aglianico del Vulture Superiore DOCG:3年以上(内、木樽12ヶ月、ボトル12ヶ月)
・Taurasi DOCG:3年以上(内、木樽12ヶ月)

Aglianico del Vulture (Superiore) の方が Taurasi より若干厳しいのが面白いですね。
Aglianico del Vulture Superiore DOCG については、さらに上級の Riserva があります。

・Aglianico del Vulture Superiore Riserva DOCG:
 5年以上(内、木樽24ヶ月、ボトル12ヶ月)

という風に見ていくと、バジリカータ州の Aglianico del Vulture の方が、
Taurasi より、アリアニコにリスペクトがあるような気がしてきます。(笑)


こちらはネットで拾った(若干修正)アリアニコ括りのDOC/DOCG地図になります。
Donato_d’Angelo02
カンパーニア州中心部と、それに隣接するカンパーニア州の北部が中心ですね。
プーリア州にもアリアニコをガッツリ使うDOCはありますが、必須の品種ではありません。


ラベル平面化画像。
IMG_3183
インポーターシール、重ねてますが裏ラベルの情報は隠してないのでセーフ。(笑)
アリアニコ100%、火山性土壌、15~20ヶ月の熟成といった情報が書かれてます。


さて、抜栓。
IMG_3426
キャップは無印ですが、コルクにはワイナリー名入り。

コルク平面化。エチケットと同じイラストですね。
IMG_3427
DIAM3採用。8年寝かせてますからね。コルク裏には酒石がありました。

Alc.13.5%。(pH:3.99、Brix:7.3)
クリア感あるガーネット。エッジはさすがに褐変。
IMG_3428

黒ベリー、ダークチェリー。青野菜っぽさも。
芳ばしい熟成香。いい樽香、うっとりします。
若干酸味を帯びた辛口アタック。
アリアニコらしい、ドライながら厚み・深みある味です。
タンニンがシルキーで、かすかな収斂性も心地いいです。
余韻で酸味が目立つんですが、後味はじんわり楽しめますね。

おお、やっぱり、
Aglianico del Vulture DOC にはおいしいのありました。
これは上等タウラージ に迫るでは?


*****


Donato D’Angelo
Calice Aglianico del Vulture 2012
RRWポイント 93点


Gourmandise de Bel-Air La Royère 2017 Blaye Côtes de Bordeaux

ブライ・コート・ド・ボルドーAOCからのメルロー100%のワインです。
Château Bel-Air La Royèreというシャトーのサード・ワインのようです。
このシャトー、漫画「神の雫」に出たんだそうで。(21巻 #201)
とにかく、リカマンでちょっと割引だったので手を出しました。(笑)


IMG_3116
女性醸造家コリーンさんが手がけるワインということで人気のようですね。
4世代続くコニャックの生産者なのですが、1992年にこのシャトーを入手。
12haの畑でメルロー主体にマルベックをブレンドするワインを作っています。
ただ、今日いただくのはサードになりまして、メルローのモノセパージュです。
しかし、「神の雫」で紹介されたのって、ソーヴィニヨン・ブランですから、
もはや赤でさえない訳で…。(笑)


公式ページはこのサードワインまでそこそこ情報あり。データシートがJPGって…。

・メルロー 100%
早くから飲める、シャトーのラインナップの中のエントリーということです。
熟成については「樽をサッと通した後タンクで9ヶ月」なんて書いてます。
樽を使ってるんだか、使ってないんだか?


ブライの市街から車で10分ほど郊外にあるシャトー訪問。
Bel-AirLaRoyere01
シャトー・・・ではないですよね。お家。この辺りはこのパターンです。
ブライ(Blaye)はジロンド川を挟んだメドックの対岸の産地です。
フランス語の発音を調べるとやはりブライ。ブライユという人もありました。


今日のサード・ワインは「AOC Blaye Côtes de Bordeaux」ですが、
このシャトーのファースト・ワインは「AOC Blaye」になっています。
AOC Blayeはちょっと上級というのがわかります。また赤のみのAOCです。

AOC Blaye Côtes de Bordeauxというのは、2009年制定のAOCで、
それまでのAOC Premier Côtes de Blayeの名称変更です。
整理しますと、
・AOC Côtes de Blaye  → 辛口白のみ
・AOC Premier Côtes de Blaye → 赤のみ
・AOC Blaye → 赤のみ(上級)2000年制定
と3種類あった内の、Premier Côtes de Blayeが、
Blaye Côtes de Bordeauxに変更になったということです。
変更と同時に赤・白OKになったようですね。
白のみのCôtes de Blaye、赤のみのBlayeを残しつつですから、ややこしい…。
因みにカバーする範囲はどれも同じです。

ご参考までに、Côtes de Bordeauxが後ろにつくAOCは軍団を組んでいます。(笑)
その、コート・ド・ボルドー軍団の公式サイトはこれ。以下の地図に示された、
コート・ド・ボルドー(Côtes de Bordeaux)と名の付くAOCの合同サイトです。
Blaye012
結構離れたAOCが名前つながりで団結してるって、なんだか不思議ですが、
マイナーAOCがみんな一斉に「ボルドー」を名前に取り入れて名称変更、
メジャーなボルドーの名前にあやかろうとしたマーケティングと思われます。
因みにこのサイト、日の丸マークを押すと日本語表示ができます。(笑)

そして、AOC Blaye Côtes de Bordeaux単独の公式サイトもありました。

なかなか情報豊富。今日の作り手も紹介されています。

そしてこのサイトでこんな地図も見つけました。
Blaye01
Blaye Côtes de BordeauxのAOCの範囲と畑の分布が示してあります。

これはGoogle Map転記をしなきゃならんやろ、ということで。(笑)
Blaye00
今日の作り手Château Bel-Air La Royèreの場所も示してあります。
ジロンド川を挟んでのメドックとの位置関係もよくわかりました。


エチケット平面化画像。
IMG_3052
裏ラベルはなく一体になってます。インポーターラベルも兼ねてますね。
シャトーのイラスト、これはこれで正しいことがさっきの訪問でわかりましたね。(笑)


さあ、抜栓。
IMG_3111
「所有者元詰め」とだけ書いた汎用品コルクですが…。

ミレジムが横に打ってあるというのがちょっといい感じ。
IMG_3113
あんまり見ないパターンです。

Alc.14%。(pH:3.69、Brix:7.0)
濃い目のガーネット。
IMG_3114

カシス、ブラックベリー。メルローらしい軽めの香り。
若い木の樽香を感じます。
これが「樽をくぐらせた」ってやつ?(笑)
酸味か果実香か…青野菜風味も。
辛口アタック。
フルーティな微かな酸を伴い、
しっかりした構造感のある味は結構ハイレベルです。
メルローの青さ、軽さは感じるんですが、
喉越しのタンニンの収斂性が気持ちいい。
余韻も引き続き軽めが感じられますが十分長いです。

ブライのシャトーのサードなんてって舐めてましたが、
いやいや、これはちょっと驚きです。


*****


Château Bel-Air La Royère
Gourmandise de Bel-Air La Royère 2017
Blaye Côtes de Bordeaux AOC
RRWポイント 93点


Château Tour Léognan 2016 Pessac-Léognan

シャトー・トゥール・レオニャンの赤です。リカマンでちょっと安くゲット。
昔から店頭ではよく見かけていたんですが、グラーヴの格付けシャトー、
シャトー・カルボニューのセカンドであることに気づいたのは最近です。(笑)
Château Carbonnieuxと小さく書いてますが、全然違うデザインだもんな~。


IMG_2848
シャトー・カルボニューのファーストラベルは2011年を以前試しています。
パーカーおじさんと同じ90点を付けましたが、なぜか手放しで最高とはいかずでした。

シャトー・カルボニューは13世紀からの長い歴史があるところで、
1953年のグラーヴの格付けで赤・白両方が格付けされているように、
過去よりもっぱら素晴らしい白を作ることで知られていたそうです。
その先入観もあってか、前回の赤は試す前に少々ハードル上がってたのかも。

実際世間も赤は白より評価低めだそうですが、1956年にペラン家の所有となり、
赤の品質向上にも力を入れてるとのことで、今は生産の半分が赤になってます。
さて、今日のセカンド2016年赤はいかに?(笑)


公式ページはしっかりしたものです。歴史も創世期から詳しく書いてます。

データシートはちょっと探しますが、セカンドもちゃんとあります。
・カベソー 60%
・メルロー 40%
樹齢12年以下(平均8年)の若木からのブドウがセカンドになります。
熟成は新樽率30~40%のオーク樽で12ヶ月。悪くないと思います。


シャトー・カルボニューはグラーヴ地区でも最大規模のシャトーです。
前にも訪問してますが、今回改めてしっかり訪れてみました。(笑)
Carbonnieux01
中庭にも入りました。(笑)周囲の畑含め、規模・貫禄なかなかですね。

恒例のグラーヴ格付けシャトー地図。すでにカルボニューは記入済み。
(グラーヴについては試したシャトーに丸印を追記していってます。)
Carbonnieux02
この地図はだいたいAOCペサック・レオニャンの範囲をカバーしてますが、
シャトー・カルボニューはペサックではなくレオニャンの町にあるわけですね。

以下に、グラーヴ格付けシャトーの一覧を記します。
1953年に最初の格付けが行われ、1959年に修正、全16シャトーが認定されています。

<赤>のみ:7シャトー
・シャトー・オー・ブリオン(Ch. Haut-Brion)<Pessac>[メドック第1級]
・シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン(Ch. La Mission-Haut-Brion)<Talence>
・シャトー・パプ・クレマン(Ch. Pape-Clément)<Pessac>
・シャトー・ド・フューザル(Ch. de Fieuzal)<Léognan>
・シャトー・スミス・オー・ラフィット(Ch. Smith-Haut-Lafite)<Martillac>
・シャトー・オー・バイィ(Ch. Haut-Bailly)<Léognan>
・シャトー・ラトゥール・オー・ブリオン(Ch. La Tour-Haut-Brion)<Talence>
 (※2005年にラ・ミッション・オー・ブリオンに統合)

<赤・白>両方:6シャトー
・ドメーヌ・ド・シュヴァリエ(Domaine de Chevalier)<Léognan>
・シャトー・ラトゥール・マルティヤック(Ch. Latour-Martillac)<Martillac>
・シャトー・マラルティック・ラグラヴィエール(Ch. Malartic-Lagravière)<Léognan>
・シャトー・カルボニュー(Ch. Carbonnieux)<Léognan>
・シャトー・ブスコー(Ch. Bouscaut)<Cadaujac>
・シャトー・オリヴィエ(Ch. Olivier)<Léognan>

<白>のみ:3シャトー
・シャトー・クーアン(Ch. Couhins)<Villenave-d’Ornon>
・シャトー・クーアン・リュルトン(Ch. Couhins-Lurton)<Villenave-d’Ornon>
・シャトー・ラヴィル・オー・ブリオン(Ch. Laville-Haut-Brion)<Talence>
 (※2009年からラ・ミッション・オー・ブリオン・ブランとしてリリース)

メドックのように等級はありません。
しかし、メドック第1級のシャトー・オー・ブリオンは別格でしょうし、
赤・白両方で認定されたシャトーのほうが格上という考えもありそうです。


公式ページに畑の地図があったので、ページソースからJPGを抜きました。(笑)
(普通にクリックしても展開しないようになってますが、元の画像は特大でした。)
Carbonnieux03
区画ごとの品種がわかり貴重な情報ですが、いかんせん画像が大きすぎます。

ということで、この畑の地図をGoogle Mapに転記してみました。(笑)
Carbonnieux05
手間がかかりますがリアル・マップはやはり雰囲気が違いますね~。(笑)
グラーヴ地区でも最大規模のシャトーというのも実感が湧いてきます。

で、驚いたんで書き込んでしまいましたが、カルメネールの区画を発見!
ボルドーではちょこっとカルメネールを植えてるところが時々あります。
セパージュとして使わないのに何で栽培してるんでしょうね?


気になるので、そのカルメネールの区画に行ってみました。
Carbonnieux04
実は最新の画像(2018年)では植え替えられていて、今は小さな苗木です。
この写真はストビューの時を戻して、2008年のものを表示させました。
植え替えた新しい苗木もカルメネールなのかもしれませんが、真相は不明…。


エチケット平面化画像。
IMG_0074
もっとカルボニューを前面に押し出した方がいいような気がするんですが…。
データシートをよく読むと、1956年にペラン家が買収する際、隣接してあった、
シャトー・トゥール・レオニャンという別のシャトーも合わせて取得したそうで、
それが今ではセカンドラベルになっているんだそうです。合点がいきました。


さあ、抜栓。
IMG_2844
コルクは横にミレジム入ってますよ。

コルク平面化しておきましょう。
IMG_2845
DIAM5採用。飲み頃は5年内だそうですから、ちょうどいいわけですね。

Alc.13.5%。(pH:3.64、Brix:6.5)
濃いガーネット。涙ははっきりしません。
IMG_2847

ブラックベリー、ブラックチェリー、スパイス。
濡れた木の樽香あり。
辛口アタック。
程よい酸が若さアピールしながら導入してくれます。
シナモンっぽい風味がプッとしました。
収斂性が心地いいシルキーなタンニンが絡むんですが、
ストラクチャーはしっかり主張して貫禄あります。
「理解しやすい」うまさとでもいいましょうか。
そのいいバランスを保ちながら、余韻も十分な伸びがあります。

セカンドとはいうものの、なかなかの好印象。
前に飲んだファーストの2011年よりずっといいです。


*****


Château Carbonnieux
Château Tour Léognan 2016
Pessac-Léognan
RRWポイント 93点


Ehren Jordan Wine Cellars Failla Pinot Noir 2016 Willamette Valley

アメリカのピノを物色。オレゴン、ウィラメット・ヴァレー、いいじゃないの~。
っというわけで、リカマンの店頭で適当に選んだひと品です。そうは言うものの、
お値段とか総合判断して、そこそこうまいんじゃないかと勘を働かせますが。
後で作り手他調べますが、本当いろんなワインがあって大変。いや、楽しい。(笑)


IMG_2689
Ehren Jordan Wine CellarsはFailla-Jordanの名前で1998年に奥様と立ち上げた、
比較的新しい作り手。Failla(フェイラ)は奥様の名前、Anne-Marie Faillaから。
何だか商標の関係でJordanが使えなくなって、今は「Failla」になってるそうです。

ワシントンDCで学生だったEhrenさんはワインショップでバイトするうちに、
ワインに興味を持ち、レストランでソムリエをやり、ナパでツアーガイドしながら
ワイン造りのお手伝い、そしてフランス・ローヌへ渡り修行の末、1994年に帰国、
カリフォルニアでワインメーカーになり、自身のワイナリーを立ち上げたという、
なんとも波乱万丈な経歴をお持ちです。


ボトルの裏ラベルのあったURLの公式ページはこれです。

実はこれはソノマ・カウンティ―のセント・ヘレナにある最初のワイナリー。
今日のワインのオレゴンのワイナリーは別にあるようです。
しかし、ここは契約畑も含めソノマ中のワインを出しています。30種以上!
Failla01
バイタリティーというか、パッションというか、この人すごいですな。
結局、ピノ・ノワールに適したCool Climate(冷涼な気候)を求めて、
オレゴン州のウィラメット・ヴァレーへ進出しちゃうんですから。

Ehren Jordan Wine Cellarsというまとめサイト的なのがありました。

というのも、このサイト、ソノマとオレゴンのそれぞれのFaillaにリンクが張ってあるだけ。

で、これが、Failla Oregonというオレゴンに進出した別ワイナリーの公式です。

2016年がファースト・ヴィンテージなので、まさに今日のは初物ですね。
ごく最近(2018年)ウィラメット・ヴァレーにワイナリーを構えたそうです。

で、ワイン情報ですが、アメリカあるあるでショップサイトのみ。
最新ヴィンテージの2018年しか載っていませんでした。
・ピノ・ノワール 100% は変わりないと思いますが、
25%だけ除梗せず全房で醸すとか、新樽率10%の仏オーク樽で9ヶ月熟成とか、
このあたりは2016年のファースト・ヴィンテージではどうだったんでしょうね。
Wine Enthusiastの情報では、2016年は全房率30%、新樽率15%とのことでした。


フェイラ・オレゴンへ行ってみます。元Zenith Vineyardというところ。
Failla02
Google Mapでは2013年の写真なので、まだZenith Vineyardのままでした。
今は「FAILLA」の看板になっています。まさに居抜き物件ですね。(笑)

ワイナリーの所在を大きな地図で確認。右上のオレゴン州地図にまず注目。
Failla03
オレゴン州の太平洋側、南北に240kmに渡って流れるウィラメット川流域が、
Willamette Valley AVAです。そのサブリージョン(狭域AVA)が以下の6つ。
・Chehalem Mountains AVA
・Yamhill-Carlton AVA
・Ribbon Ridge AVA
・Dundee Hills AVA
・McMinnville AVA
・Eola-Amity Hills AVA
セイラムの町の西側、Eola-Amity Hills AVAにFailla Oregonがあります。
(AVA=American Viticultural Area)

Eola-Amity Hills AVA公式ページというのを発見しました。なかなか面白い。
そこのFailla Oregon紹介ページによると、Zenith Vineyardを買ったのではなく、
ワインメーカーとして同居しているようですね。


ラベル平面化画像。
IMG_2181
インポーターはWineInStyle。Failla Oregonの紹介ページがあります。


さあ、抜栓。
IMG_2683
シンプル~。

コルク平面化。
IMG_2684
オレゴン専用品じゃないですが、Failla Oregonは2018年設立なので…。

Alc.14.1%。
クリア感あるルビー。
IMG_2687

ストロベリー、ラズベリー、茎っぽい青さ。
まろやかな辛口アタック。
甘みと酸味の気配は感じますが、
そのものズバリは見当たらないミステリー。(笑)
こんなのが突拍子もなく深い味わいを出してくれます。
やはり、味は滋味溢れる感じですが、
こじんまりした印象で個人的には好きな感じです。
余韻で甘みが奥に居ることに気づきますが、
いいまとまりなので気になりません。

う~ん、
確かに作り手の情熱を感じられるいい味しています。


*****


Ehren Jordan Wine Cellars
Failla Pinot Noir 2016
Willamette Valley
RRWポイント 93点


Château Cantenac Brown Brio de Cantenac Brown 2015 Margaux

メドック格付け第3級、マルゴーのシャトー・カントナック・ブラウンですが、
例によってそのセカンドワインをお試し。ファーストと同じくシャトーの図柄。
ただ、でかでかと「Brio」と書かれており、その名もBrio de Cantenac Brown
「Brio」とはイタリア語でもあるんですが、生気とか活気の意味があります。
早飲みフレッシュで生き生きとした飲み口を想像しますね。さてさて…。


IMG_2544
19世紀初頭にスコットランド出身のワイン商であり動物画家でも有名だった、
John-Lewis Brown (1769-1851)さんがこのシャトーを取得したため、
 カントナック・ブラウンという名前になってます。じゃあ、その前は?
とも思いますが、格付けされたのが1855年ですから、まいいっかです。(笑)
ブラウンさんが今のスコットランド調のシャトーとイギリス式庭園を造りました。

その後いく度となく所有者が変わってますが、1989年に保険会社アクサの子会社、
アクサミレジムの所有となってからシャトーの改革がなされ品質が向上したそうです。
2006年には英国の投資家サイモン・ハラビ氏に所有権が変わっていましたが、なんと、
2019年末にはヘルスケアのUrgoグループを持つル・ルース家( Le Lous )が取得。
まあ、引き続きレベルアップのための投資をするようですから心配はないでしょう。


公式ページは英・仏語の他、中国語と日本語に完全対応。ビジネス魂ですね。(笑)

Brio~のデータを見るとミレジム毎にはなく、セパージュも作付け比率しか書いてません。
その作付け比率は、
・カベソー 65%
・メルロー 30%
・カベフラ 5%
ですが、ファーストはこの比率に近いでしょうが、セカンドはどうなんでしょうね。
ということで、ネット情報では以下のようでした。
・カベソー 47%
・メルロー 42%
・カベフラ 11%
やはり、メルローの比率を高めて、早飲みフレッシュを演出するんですね。
樽熟は新樽率20~25%で12ヶ月です。


さあ、マルゴーはカントナック村にあるシャトーを訪問。
Brio01
門の外からですがバッチリとエチケットと同じシャトーと前庭がのぞけます。
隣にはカントナック仲間(笑)のシャトー・ブラーヌ・カントナックがあります。

いつもの「マルゴーまるごと地図」で位置関係を確認しましょう。
Brio051
黄色四角がカントナック・ブラウン。その他シャトーも書き込んでますが、
久々にマルゴー格付けシャトーのおさらいをしてみましょう。

<MARGAUX マルゴー村>(9シャトー)
(第1級)Château Margaux(マルゴー)
(第2級)Château Durfort-Vivens(デュルフォール・ヴィヴァン)
     Château Lascombes(ラスコンブ)
     Château Rauzan-Ségla(ローザン・セグラ)
     Château Rauzan-Gassies(ローザン・ガシー)
(第3級)Château Ferrière(フェリエ―ル)
     Château Malescot-Saint-Exupéry(マレスコ・サン・テグジュペリ)
     Château Marquis-d’Alesme(マルキ・ダレーム)
(第4級)Château Marquis-de-Terme(マルキ・ド・テルム)

<CANTENAC カントナック村>(9シャトー)
(第2級)Château Brane-Cantenac(ブラーヌ・カントナック)
(第3級)Château Boyd-Cantenac(ボイド・カントナック)
     Château Cantenac-Brown(カントナック・ブラウン)
     Château Desmirail(デスミライユ)
     Château d’Issan(ディッサン)
     Château Kirwan(キルヴァン)
     Château Palmer(パルメ)
(第4級)Château Pouget(プージェ)
     Château Prieuré-Lichine(プリウレ・リシーヌ)

<LABARDE ラバルド村>(2シャトー)
(第3級)Château Giscours(ジスクール)
(第5級)Château Dauzac(ドーザック)

<ARSAC アルサック村>(1シャトー)
(第5級)Château du Tertre(デュ・テルトル)

以上の合計21シャトー。地図と照らし合わせると簡単に覚えられますよ。


エチケット平面化画像。
IMG_2536
「Brio de Cantenac Brown」名のセカンドは2001年からリリースされています。
微妙にラベルデザインも変わっているようで、以前は「de Cantenac Brown」の文字が、
大きな「O」の中に書いてありました。(裏ラベルはまだ「O」の中ですね。)


さあ、抜栓。
IMG_2539
おっ、コルクはセカンド専用仕様、手抜かりなさそうです。

コルクも平面化。
IMG_2540
ミレジムもコルク横にも打ってあるタイプ。

Alc.14%。
濃いガーネット。
IMG_2543

ブラックベリー、プラム、スパイス、スギ。
辛口アタック。
厚み・構造感しっかりしてますね。
微かな酸のお陰か、それでいて軽快感もあり、
セカンドらしい作られ方がされているのがわかります。
余韻にかけてシルキーなタンニンも楽しめます。

格付けワインの貫禄はちゃんとあるし、
セカンドらしい性格付けとお手頃価格も相まって偉いワインです。
因みにパーカーおじさんはファースト2015に90+点つけてます。


*****


Château Cantenac Brown
Brio de Cantenac Brown 2015
Margaux
RRWポイント 93点


Allendorf Quercus Pinot Noir Trocken 2016 Rheingau

ドイツのシュペートブルグンダー(Spätburgunder)即ちピノ・ノワールを試していると、
かなりの確率でおいしいのに最近は出会っています。単に僕が運がいいだけなのか、
実はドイツのピノ・ノワールの平均点が高いということなのか、そのどちらかです。
今日はネックにVDP.の鷲のマークのある良さげなやつをリカマン店頭で適当にゲット。


IMG_2521
アレンドルフというラインガウに700年以上の歴史を持つという作り手です。
13世紀から所有するという75haの畑は家族経営のワイナリーでは最大級だそうで。
「Quercus」は「Oak」の意味で、オーク樽をしっかり使ったちょっといいライン。
リカマンのウェブの説明ではブルゴーニュのエシェゾーにも匹敵する味わいだとか...。


公式ページはいいんですが、ワイン解説はあっさりでショップへ誘導です。

・シュペートブルグンダー 100%
225Lのオーク樽で24ヶ月熟成と、さすが上等ラインです。
VDP.の鷲のマークがありましたが、Gutswein(グーツヴァイン地域名ワイン)になります。

VDP(Verband deutscher Prädikatsweingüter)は「ドイツ高品質ワイン醸造家協会」で、
1910年に独自に審査・認定を始め、フランス式に畑に格付けをしています。
キャップシールにVDPロゴ(鷲のマーク)を入れた上で、以下の等級を表記します。

・Gutswein(グーツヴァイン)・・・地域名ワイン
・Ortswein(オルツヴァイン)・・・村名ワイン
・Erste Lage(エアステ・ラーゲ)・・・1級畑ワイン
・Grosse Lage(グローセ・ラーゲ)・・・特級畑ワイン
 この特級畑からの辛口ワインには、特に、
・Grosses Gewächs(グローセス・ゲヴェックス)・・・“Grand Cru”
 と表記され、Qualitätswein trockenが併記されます。

今日のワインはGutsweinとは書かれず、Rheingauという地域名が書かれています。
公式ページにはAssmannshausenとWinkelの畑のベスト区画からと書かれています。
村名がわかってるんだったら、Ortswein(村名ワイン)でもいいような気がします。
あ、でも複数の村からのブレンドだから村名が名乗れないってことかな?


ライン川沿い、Oestrich-Winkelの町にあるアレンドルフを訪問です。
Allendorf01
例によってストビューがないので周りの雰囲気は撮れませんでした。
ただ、この近くに仕事の欧州拠点があったので出張でよく行った場所です。
休日はライン川沿いの鉄道でリューデスハイムとかに遊びに行ってました。

畑は、AssmannshausenWinkelの畑のベスト区画ということでしたね。
自作ラインガウ広域マップ(元はGoogle Mapですが…)で位置関係を見ましょう。
Allendorf02
今日はフランクフルトから空港経由でラインガウまでの道筋をカバー。(笑)
途中のヴィースバーデンに会社があり、ここかマインツによく宿泊してました。
で、肝心の畑はその辺りの写真を貼って雰囲気を出しておきましたのでご確認を。


ラベル平面化画像。
IMG_2479
通常のドイツワインの格付けでは、Qualitätswein(上質ワイン)ですね。


さあ、抜栓。
IMG_2522
キャップシールの白地のエンボス、かっこいいです。

コルクを平面化するとこう。シンプルながらいい感じです。
IMG_2519
この4つのマーク何かと思ったら裏ラベルにも同じマークがありました。
何かの歴史を表してるのか? 微妙に順番が違うのはなぜ?(笑)

Alc.14%。
透き通ったルビー。エッジ微かにオレンジかかってます。
IMG_2520

ラズベリー、プラム、チェリー。
そして、佃煮香って呼んでますが(笑)、
上等ブルゴーニュの貫禄の香りに同義。
甘み感じるアタックと思いきや、やっぱり辛口。
きれいな酸が甘みに思わせるようです。
複雑味がありますが、サラッとした軽さもあります。
と思うと、余韻に入る前に喉越しに心地よい苦味も出てきて、
なんだかんだでフィニッシュにかけて絶妙のハーモニーが完成。

おお、またうまいドイツのピノを発見してしまいました。
都光から5,000円で出てるようなので、あまりお手頃ではないですが。
(僕はいつものリカマン30%OFFセールで買いました。笑)


*****


Allendorf
Quercus
Pinot Noir Trocken 2016

Rheingau
RRWポイント 93点


Alasia Barbaresco DOCG 2014

スーパーで発見したバルバレスコDOCG。2000円ほどだったと思います。
バローロ、バルバレスコなどについては、有名な作り手を選ばずとも、
ネッビオーロ100%や、樽熟も18ヶ月や9ヶ月と規定されていますから、
そんなに差はないんじゃないかと、無名バローロ、バルバレスコを見つけると、
ついついお試ししたくなります。「アラシア」か…知らねぇな~。(笑)


IMG_2264
Alasiaというブランドは、Castel Boglioneという町に1954年に創業した、
Gruppo Araldica Castelveroという協同組合が出していました。
従業員90名、ピエモンテ一帯の140の栽培者が加盟し、合計900haもの畑から、
年間26百万本を生産するという大きなところでした。.


Alasiaブランドの公式ページがちゃんとありまして、なかなかちゃんとしてます。

ラインナップも載っていますが、個々の紹介はシンプルです。
まあ、バルバレスコDOCGなので、バルバレスコ対象地域の
・ネッビオーロ 100%
熟成は26ヶ月、内9ヶ月は木樽にて。(Riservaは26→50ヶ月です。)

当然ながら本家(Araldica)公式ページというのもあります。

リンクから傘下にいろんなブランドやワイナリーがあるのがわかります。


Araldica Castelveroの本拠地を訪問します。
Alasia01
Castel Boglioneという小さな集落にある大きな会社って感じです。

ここはピエモンテ、ランゲ・エリア周辺からのワインをいろいろ作ってますが、
本拠地のCastel Boglioneという町はなんとランゲ・エリアの外にありました。
Alasia02
赤で示したのがCastel Boglioneの場所です。まあ、近いんではありますが。

Alasiaブランドでは、今日のバルバレスコ含め以下のラインアップを扱ってます。

・Barolo DOCG
・Barbaresco DOCG
・Gavi DOCG
・Brachetto d'Acqui DOCG
・Moscato d'Asti DOCG
・Langhe DOC Nebbiolo
・Dolcetto d'Asti DOC
・Barbera d'Asti DOCG
・Roero Arneis DOCG
・Piemonte DOC Barbera
・Piemonte DOC Cortese

一個一個解説はできませんのでここで拾った地図を貼ってお茶を濁します。
Alasia03
ピエモンテのDOC/DOCGはホントややこしいというのがわかります。(笑)
DOC/DOCG詳細はItalian Wine Centralのサイトで検索できます。


ラベル平面化画像。
IMG_2206
裏ラベルに解説あり。オークの大樽で2年熟成したと書いてます。

インポーターシールもあったのですが、上の画像はこれを剥がしたものです。
IMG_2203
右下のバーコードだけ隠してました。まあ、仕方ないですね。


さあ、抜栓。
IMG_2266
そんなに凝ったものではありません。

コルクも平面化しておきます。
IMG_2262
BARBARESCO DOCGを2回繰り返し。(笑)
5年耐用のテクニカルコルク、DIAM5を採用です。

Alc.13.5%。
クリアな透け感のあるガーネット。
IMG_2263

黒ベリー、フィーグ、スパイス。
辛口アタック。
適度な厚みと複雑味を備える味わいです。
苦味とタンニンもあるのが確認できますが、
あくまでシルキーなベールのごとくでいい感じです。
余韻含め、若干軽めの印象ながら、バランスはピカイチ。

読み通り、おいしいバルバレスコでした。
価格からすると、かなり偉いバルバレスコですよ。


*****


Araldica Castelvero
Alasia
Barbaresco DOCG 2014
RRWポイント 93点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

ワインBLOGランキングへ

にほんブログ村 ワインへ
にほんブログ村 酒ブログ ワインへ

メール:
saikin.photo の gmail.com

カテゴリー
タグ絞り込み検索
記事検索
最新記事 50(画像付)
月別アーカイブ
アクセス(ユニーク数)
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:



PVアクセスランキング にほんブログ村
© All Rights Reserved.
無断複製転載禁止します。
  • ライブドアブログ