Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

RRWポイント:93点

Château Tour Léognan 2016 Pessac-Léognan

シャトー・トゥール・レオニャンの赤です。リカマンでちょっと安くゲット。
昔から店頭ではよく見かけていたんですが、グラーヴの格付けシャトー、
シャトー・カルボニューのセカンドであることに気づいたのは最近です。(笑)
Château Carbonnieuxと小さく書いてますが、全然違うデザインだもんな~。


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シャトー・カルボニューのファーストラベルは2011年を以前試しています。
パーカーおじさんと同じ90点を付けましたが、なぜか手放しで最高とはいかずでした。

シャトー・カルボニューは13世紀からの長い歴史があるところで、
1953年のグラーヴの格付けで赤・白両方が格付けされているように、
過去よりもっぱら素晴らしい白を作ることで知られていたそうです。
その先入観もあってか、前回の赤は試す前に少々ハードル上がってたのかも。

実際世間も赤は白より評価低めだそうですが、1956年にペラン家の所有となり、
赤の品質向上にも力を入れてるとのことで、今は生産の半分が赤になってます。
さて、今日のセカンド2016年赤はいかに?(笑)


公式ページはしっかりしたものです。歴史も創世期から詳しく書いてます。

データシートはちょっと探しますが、セカンドもちゃんとあります。
・カベソー 60%
・メルロー 40%
樹齢12年以下(平均8年)の若木からのブドウがセカンドになります。
熟成は新樽率30~40%のオーク樽で12ヶ月。悪くないと思います。


シャトー・カルボニューはグラーヴ地区でも最大規模のシャトーです。
前にも訪問してますが、今回改めてしっかり訪れてみました。(笑)
Carbonnieux01
中庭にも入りました。(笑)周囲の畑含め、規模・貫禄なかなかですね。

恒例のグラーヴ格付けシャトー地図。すでにカルボニューは記入済み。
(グラーヴについては試したシャトーに丸印を追記していってます。)
Carbonnieux02
この地図はだいたいAOCペサック・レオニャンの範囲をカバーしてますが、
シャトー・カルボニューはペサックではなくレオニャンの町にあるわけですね。

以下に、グラーヴ格付けシャトーの一覧を記します。
1953年に最初の格付けが行われ、1959年に修正、全16シャトーが認定されています。

<赤>のみ:7シャトー
・シャトー・オー・ブリオン(Ch. Haut-Brion)<Pessac>[メドック第1級]
・シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン(Ch. La Mission-Haut-Brion)<Talence>
・シャトー・パプ・クレマン(Ch. Pape-Clément)<Pessac>
・シャトー・ド・フューザル(Ch. de Fieuzal)<Léognan>
・シャトー・スミス・オー・ラフィット(Ch. Smith-Haut-Lafite)<Martillac>
・シャトー・オー・バイィ(Ch. Haut-Bailly)<Léognan>
・シャトー・ラトゥール・オー・ブリオン(Ch. La Tour-Haut-Brion)<Talence>
 (※2005年にラ・ミッション・オー・ブリオンに統合)

<赤・白>両方:6シャトー
・ドメーヌ・ド・シュヴァリエ(Domaine de Chevalier)<Léognan>
・シャトー・ラトゥール・マルティヤック(Ch. Latour-Martillac)<Martillac>
・シャトー・マラルティック・ラグラヴィエール(Ch. Malartic-Lagravière)<Léognan>
・シャトー・カルボニュー(Ch. Carbonnieux)<Léognan>
・シャトー・ブスコー(Ch. Bouscaut)<Cadaujac>
・シャトー・オリヴィエ(Ch. Olivier)<Léognan>

<白>のみ:3シャトー
・シャトー・クーアン(Ch. Couhins)<Villenave-d’Ornon>
・シャトー・クーアン・リュルトン(Ch. Couhins-Lurton)<Villenave-d’Ornon>
・シャトー・ラヴィル・オー・ブリオン(Ch. Laville-Haut-Brion)<Talence>
 (※2009年からラ・ミッション・オー・ブリオン・ブランとしてリリース)

メドックのように等級はありません。
しかし、メドック第1級のシャトー・オー・ブリオンは別格でしょうし、
赤・白両方で認定されたシャトーのほうが格上という考えもありそうです。


公式ページに畑の地図があったので、ページソースからJPGを抜きました。(笑)
(普通にクリックしても展開しないようになってますが、元の画像は特大でした。)
Carbonnieux03
区画ごとの品種がわかり貴重な情報ですが、いかんせん画像が大きすぎます。

ということで、この畑の地図をGoogle Mapに転記してみました。(笑)
Carbonnieux05
手間がかかりますがリアル・マップはやはり雰囲気が違いますね~。(笑)
グラーヴ地区でも最大規模のシャトーというのも実感が湧いてきます。

で、驚いたんで書き込んでしまいましたが、カルメネールの区画を発見!
ボルドーではちょこっとカルメネールを植えてるところが時々あります。
セパージュとして使わないのに何で栽培してるんでしょうね?


気になるので、そのカルメネールの区画に行ってみました。
Carbonnieux04
実は最新の画像(2018年)では植え替えられていて、今は小さな苗木です。
この写真はストビューの時を戻して、2008年のものを表示させました。
植え替えた新しい苗木もカルメネールなのかもしれませんが、真相は不明…。


エチケット平面化画像。
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もっとカルボニューを前面に押し出した方がいいような気がするんですが…。
データシートをよく読むと、1956年にペラン家が買収する際、隣接してあった、
シャトー・トゥール・レオニャンという別のシャトーも合わせて取得したそうで、
それが今ではセカンドラベルになっているんだそうです。合点がいきました。


さあ、抜栓。
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コルクは横にミレジム入ってますよ。

コルク平面化しておきましょう。
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DIAM5採用。飲み頃は5年内だそうですから、ちょうどいいわけですね。

Alc.13.5%。(pH:3.64、Brix:6.5)
濃いガーネット。涙ははっきりしません。
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ブラックベリー、ブラックチェリー、スパイス。
濡れた木の樽香あり。
辛口アタック。
程よい酸が若さアピールしながら導入してくれます。
シナモンっぽい風味がプッとしました。
収斂性が心地いいシルキーなタンニンが絡むんですが、
ストラクチャーはしっかり主張して貫禄あります。
「理解しやすい」うまさとでもいいましょうか。
そのいいバランスを保ちながら、余韻も十分な伸びがあります。

セカンドとはいうものの、なかなかの好印象。
前に飲んだファーストの2011年よりずっといいです。


*****


Château Carbonnieux
Château Tour Léognan 2016
Pessac-Léognan
RRWポイント 93点


Ehren Jordan Wine Cellars Failla Pinot Noir 2016 Willamette Valley

アメリカのピノを物色。オレゴン、ウィラメット・ヴァレー、いいじゃないの~。
っというわけで、リカマンの店頭で適当に選んだひと品です。そうは言うものの、
お値段とか総合判断して、そこそこうまいんじゃないかと勘を働かせますが。
後で作り手他調べますが、本当いろんなワインがあって大変。いや、楽しい。(笑)


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Ehren Jordan Wine CellarsはFailla-Jordanの名前で1998年に奥様と立ち上げた、
比較的新しい作り手。Failla(フェイラ)は奥様の名前、Anne-Marie Faillaから。
何だか商標の関係でJordanが使えなくなって、今は「Failla」になってるそうです。

ワシントンDCで学生だったEhrenさんはワインショップでバイトするうちに、
ワインに興味を持ち、レストランでソムリエをやり、ナパでツアーガイドしながら
ワイン造りのお手伝い、そしてフランス・ローヌへ渡り修行の末、1994年に帰国、
カリフォルニアでワインメーカーになり、自身のワイナリーを立ち上げたという、
なんとも波乱万丈な経歴をお持ちです。


ボトルの裏ラベルのあったURLの公式ページはこれです。

実はこれはソノマ・カウンティ―のセント・ヘレナにある最初のワイナリー。
今日のワインのオレゴンのワイナリーは別にあるようです。
しかし、ここは契約畑も含めソノマ中のワインを出しています。30種以上!
Failla01
バイタリティーというか、パッションというか、この人すごいですな。
結局、ピノ・ノワールに適したCool Climate(冷涼な気候)を求めて、
オレゴン州のウィラメット・ヴァレーへ進出しちゃうんですから。

Ehren Jordan Wine Cellarsというまとめサイト的なのがありました。

というのも、このサイト、ソノマとオレゴンのそれぞれのFaillaにリンクが張ってあるだけ。

で、これが、Failla Oregonというオレゴンに進出した別ワイナリーの公式です。

2016年がファースト・ヴィンテージなので、まさに今日のは初物ですね。
ごく最近(2018年)ウィラメット・ヴァレーにワイナリーを構えたそうです。

で、ワイン情報ですが、アメリカあるあるでショップサイトのみ。
最新ヴィンテージの2018年しか載っていませんでした。
・ピノ・ノワール 100% は変わりないと思いますが、
25%だけ除梗せず全房で醸すとか、新樽率10%の仏オーク樽で9ヶ月熟成とか、
このあたりは2016年のファースト・ヴィンテージではどうだったんでしょうね。
Wine Enthusiastの情報では、2016年は全房率30%、新樽率15%とのことでした。


フェイラ・オレゴンへ行ってみます。元Zenith Vineyardというところ。
Failla02
Google Mapでは2013年の写真なので、まだZenith Vineyardのままでした。
今は「FAILLA」の看板になっています。まさに居抜き物件ですね。(笑)

ワイナリーの所在を大きな地図で確認。右上のオレゴン州地図にまず注目。
Failla03
オレゴン州の太平洋側、南北に240kmに渡って流れるウィラメット川流域が、
Willamette Valley AVAです。そのサブリージョン(狭域AVA)が以下の6つ。
・Chehalem Mountains AVA
・Yamhill-Carlton AVA
・Ribbon Ridge AVA
・Dundee Hills AVA
・McMinnville AVA
・Eola-Amity Hills AVA
セイラムの町の西側、Eola-Amity Hills AVAにFailla Oregonがあります。
(AVA=American Viticultural Area)

Eola-Amity Hills AVA公式ページというのを発見しました。なかなか面白い。
そこのFailla Oregon紹介ページによると、Zenith Vineyardを買ったのではなく、
ワインメーカーとして同居しているようですね。


ラベル平面化画像。
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インポーターはWineInStyle。Failla Oregonの紹介ページがあります。


さあ、抜栓。
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シンプル~。

コルク平面化。
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オレゴン専用品じゃないですが、Failla Oregonは2018年設立なので…。

Alc.14.1%。
クリア感あるルビー。
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ストロベリー、ラズベリー、茎っぽい青さ。
まろやかな辛口アタック。
甘みと酸味の気配は感じますが、
そのものズバリは見当たらないミステリー。(笑)
こんなのが突拍子もなく深い味わいを出してくれます。
やはり、味は滋味溢れる感じですが、
こじんまりした印象で個人的には好きな感じです。
余韻で甘みが奥に居ることに気づきますが、
いいまとまりなので気になりません。

う~ん、
確かに作り手の情熱を感じられるいい味しています。


*****


Ehren Jordan Wine Cellars
Failla Pinot Noir 2016
Willamette Valley
RRWポイント 93点


Château Cantenac Brown Brio de Cantenac Brown 2015 Margaux

メドック格付け第3級、マルゴーのシャトー・カントナック・ブラウンですが、
例によってそのセカンドワインをお試し。ファーストと同じくシャトーの図柄。
ただ、でかでかと「Brio」と書かれており、その名もBrio de Cantenac Brown
「Brio」とはイタリア語でもあるんですが、生気とか活気の意味があります。
早飲みフレッシュで生き生きとした飲み口を想像しますね。さてさて…。


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19世紀初頭にスコットランド出身のワイン商であり動物画家でも有名だった、
John-Lewis Brown (1769-1851)さんがこのシャトーを取得したため、
 カントナック・ブラウンという名前になってます。じゃあ、その前は?
とも思いますが、格付けされたのが1855年ですから、まいいっかです。(笑)
ブラウンさんが今のスコットランド調のシャトーとイギリス式庭園を造りました。

その後いく度となく所有者が変わってますが、1989年に保険会社アクサの子会社、
アクサミレジムの所有となってからシャトーの改革がなされ品質が向上したそうです。
2006年には英国の投資家サイモン・ハラビ氏に所有権が変わっていましたが、なんと、
2019年末にはヘルスケアのUrgoグループを持つル・ルース家( Le Lous )が取得。
まあ、引き続きレベルアップのための投資をするようですから心配はないでしょう。


公式ページは英・仏語の他、中国語と日本語に完全対応。ビジネス魂ですね。(笑)

Brio~のデータを見るとミレジム毎にはなく、セパージュも作付け比率しか書いてません。
その作付け比率は、
・カベソー 65%
・メルロー 30%
・カベフラ 5%
ですが、ファーストはこの比率に近いでしょうが、セカンドはどうなんでしょうね。
ということで、ネット情報では以下のようでした。
・カベソー 47%
・メルロー 42%
・カベフラ 11%
やはり、メルローの比率を高めて、早飲みフレッシュを演出するんですね。
樽熟は新樽率20~25%で12ヶ月です。


さあ、マルゴーはカントナック村にあるシャトーを訪問。
Brio01
門の外からですがバッチリとエチケットと同じシャトーと前庭がのぞけます。
隣にはカントナック仲間(笑)のシャトー・ブラーヌ・カントナックがあります。

いつもの「マルゴーまるごと地図」で位置関係を確認しましょう。
Brio051
黄色四角がカントナック・ブラウン。その他シャトーも書き込んでますが、
久々にマルゴー格付けシャトーのおさらいをしてみましょう。

<MARGAUX マルゴー村>(9シャトー)
(第1級)Château Margaux(マルゴー)
(第2級)Château Durfort-Vivens(デュルフォール・ヴィヴァン)
     Château Lascombes(ラスコンブ)
     Château Rauzan-Ségla(ローザン・セグラ)
     Château Rauzan-Gassies(ローザン・ガシー)
(第3級)Château Ferrière(フェリエ―ル)
     Château Malescot-Saint-Exupéry(マレスコ・サン・テグジュペリ)
     Château Marquis-d’Alesme(マルキ・ダレーム)
(第4級)Château Marquis-de-Terme(マルキ・ド・テルム)

<CANTENAC カントナック村>(9シャトー)
(第2級)Château Brane-Cantenac(ブラーヌ・カントナック)
(第3級)Château Boyd-Cantenac(ボイド・カントナック)
     Château Cantenac-Brown(カントナック・ブラウン)
     Château Desmirail(デスミライユ)
     Château d’Issan(ディッサン)
     Château Kirwan(キルヴァン)
     Château Palmer(パルメ)
(第4級)Château Pouget(プージェ)
     Château Prieuré-Lichine(プリウレ・リシーヌ)

<LABARDE ラバルド村>(2シャトー)
(第3級)Château Giscours(ジスクール)
(第5級)Château Dauzac(ドーザック)

<ARSAC アルサック村>(1シャトー)
(第5級)Château du Tertre(デュ・テルトル)

以上の合計21シャトー。地図と照らし合わせると簡単に覚えられますよ。


エチケット平面化画像。
IMG_2536
「Brio de Cantenac Brown」名のセカンドは2001年からリリースされています。
微妙にラベルデザインも変わっているようで、以前は「de Cantenac Brown」の文字が、
大きな「O」の中に書いてありました。(裏ラベルはまだ「O」の中ですね。)


さあ、抜栓。
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おっ、コルクはセカンド専用仕様、手抜かりなさそうです。

コルクも平面化。
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ミレジムもコルク横にも打ってあるタイプ。

Alc.14%。
濃いガーネット。
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ブラックベリー、プラム、スパイス、スギ。
辛口アタック。
厚み・構造感しっかりしてますね。
微かな酸のお陰か、それでいて軽快感もあり、
セカンドらしい作られ方がされているのがわかります。
余韻にかけてシルキーなタンニンも楽しめます。

格付けワインの貫禄はちゃんとあるし、
セカンドらしい性格付けとお手頃価格も相まって偉いワインです。
因みにパーカーおじさんはファースト2015に90+点つけてます。


*****


Château Cantenac Brown
Brio de Cantenac Brown 2015
Margaux
RRWポイント 93点


Allendorf Quercus Pinot Noir Trocken 2016 Rheingau

ドイツのシュペートブルグンダー(Spätburgunder)即ちピノ・ノワールを試していると、
かなりの確率でおいしいのに最近は出会っています。単に僕が運がいいだけなのか、
実はドイツのピノ・ノワールの平均点が高いということなのか、そのどちらかです。
今日はネックにVDP.の鷲のマークのある良さげなやつをリカマン店頭で適当にゲット。


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アレンドルフというラインガウに700年以上の歴史を持つという作り手です。
13世紀から所有するという75haの畑は家族経営のワイナリーでは最大級だそうで。
「Quercus」は「Oak」の意味で、オーク樽をしっかり使ったちょっといいライン。
リカマンのウェブの説明ではブルゴーニュのエシェゾーにも匹敵する味わいだとか...。


公式ページはいいんですが、ワイン解説はあっさりでショップへ誘導です。

・シュペートブルグンダー 100%
225Lのオーク樽で24ヶ月熟成と、さすが上等ラインです。
VDP.の鷲のマークがありましたが、Gutswein(グーツヴァイン地域名ワイン)になります。

VDP(Verband deutscher Prädikatsweingüter)は「ドイツ高品質ワイン醸造家協会」で、
1910年に独自に審査・認定を始め、フランス式に畑に格付けをしています。
キャップシールにVDPロゴ(鷲のマーク)を入れた上で、以下の等級を表記します。

・Gutswein(グーツヴァイン)・・・地域名ワイン
・Ortswein(オルツヴァイン)・・・村名ワイン
・Erste Lage(エアステ・ラーゲ)・・・1級畑ワイン
・Grosse Lage(グローセ・ラーゲ)・・・特級畑ワイン
 この特級畑からの辛口ワインには、特に、
・Grosses Gewächs(グローセス・ゲヴェックス)・・・“Grand Cru”
 と表記され、Qualitätswein trockenが併記されます。

今日のワインはGutsweinとは書かれず、Rheingauという地域名が書かれています。
公式ページにはAssmannshausenとWinkelの畑のベスト区画からと書かれています。
村名がわかってるんだったら、Ortswein(村名ワイン)でもいいような気がします。
あ、でも複数の村からのブレンドだから村名が名乗れないってことかな?


ライン川沿い、Oestrich-Winkelの町にあるアレンドルフを訪問です。
Allendorf01
例によってストビューがないので周りの雰囲気は撮れませんでした。
ただ、この近くに仕事の欧州拠点があったので出張でよく行った場所です。
休日はライン川沿いの鉄道でリューデスハイムとかに遊びに行ってました。

畑は、AssmannshausenWinkelの畑のベスト区画ということでしたね。
自作ラインガウ広域マップ(元はGoogle Mapですが…)で位置関係を見ましょう。
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今日はフランクフルトから空港経由でラインガウまでの道筋をカバー。(笑)
途中のヴィースバーデンに会社があり、ここかマインツによく宿泊してました。
で、肝心の畑はその辺りの写真を貼って雰囲気を出しておきましたのでご確認を。


ラベル平面化画像。
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通常のドイツワインの格付けでは、Qualitätswein(上質ワイン)ですね。


さあ、抜栓。
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キャップシールの白地のエンボス、かっこいいです。

コルクを平面化するとこう。シンプルながらいい感じです。
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この4つのマーク何かと思ったら裏ラベルにも同じマークがありました。
何かの歴史を表してるのか? 微妙に順番が違うのはなぜ?(笑)

Alc.14%。
透き通ったルビー。エッジ微かにオレンジかかってます。
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ラズベリー、プラム、チェリー。
そして、佃煮香って呼んでますが(笑)、
上等ブルゴーニュの貫禄の香りに同義。
甘み感じるアタックと思いきや、やっぱり辛口。
きれいな酸が甘みに思わせるようです。
複雑味がありますが、サラッとした軽さもあります。
と思うと、余韻に入る前に喉越しに心地よい苦味も出てきて、
なんだかんだでフィニッシュにかけて絶妙のハーモニーが完成。

おお、またうまいドイツのピノを発見してしまいました。
都光から5,000円で出てるようなので、あまりお手頃ではないですが。
(僕はいつものリカマン30%OFFセールで買いました。笑)


*****


Allendorf
Quercus
Pinot Noir Trocken 2016

Rheingau
RRWポイント 93点


Alasia Barbaresco DOCG 2014

スーパーで発見したバルバレスコDOCG。2000円ほどだったと思います。
バローロ、バルバレスコなどについては、有名な作り手を選ばずとも、
ネッビオーロ100%や、樽熟も18ヶ月や9ヶ月と規定されていますから、
そんなに差はないんじゃないかと、無名バローロ、バルバレスコを見つけると、
ついついお試ししたくなります。「アラシア」か…知らねぇな~。(笑)


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Alasiaというブランドは、Castel Boglioneという町に1954年に創業した、
Gruppo Araldica Castelveroという協同組合が出していました。
従業員90名、ピエモンテ一帯の140の栽培者が加盟し、合計900haもの畑から、
年間26百万本を生産するという大きなところでした。.


Alasiaブランドの公式ページがちゃんとありまして、なかなかちゃんとしてます。

ラインナップも載っていますが、個々の紹介はシンプルです。
まあ、バルバレスコDOCGなので、バルバレスコ対象地域の
・ネッビオーロ 100%
熟成は26ヶ月、内9ヶ月は木樽にて。(Riservaは26→50ヶ月です。)

当然ながら本家(Araldica)公式ページというのもあります。

リンクから傘下にいろんなブランドやワイナリーがあるのがわかります。


Araldica Castelveroの本拠地を訪問します。
Alasia01
Castel Boglioneという小さな集落にある大きな会社って感じです。

ここはピエモンテ、ランゲ・エリア周辺からのワインをいろいろ作ってますが、
本拠地のCastel Boglioneという町はなんとランゲ・エリアの外にありました。
Alasia02
赤で示したのがCastel Boglioneの場所です。まあ、近いんではありますが。

Alasiaブランドでは、今日のバルバレスコ含め以下のラインアップを扱ってます。

・Barolo DOCG
・Barbaresco DOCG
・Gavi DOCG
・Brachetto d'Acqui DOCG
・Moscato d'Asti DOCG
・Langhe DOC Nebbiolo
・Dolcetto d'Asti DOC
・Barbera d'Asti DOCG
・Roero Arneis DOCG
・Piemonte DOC Barbera
・Piemonte DOC Cortese

一個一個解説はできませんのでここで拾った地図を貼ってお茶を濁します。
Alasia03
ピエモンテのDOC/DOCGはホントややこしいというのがわかります。(笑)
DOC/DOCG詳細はItalian Wine Centralのサイトで検索できます。


ラベル平面化画像。
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裏ラベルに解説あり。オークの大樽で2年熟成したと書いてます。

インポーターシールもあったのですが、上の画像はこれを剥がしたものです。
IMG_2203
右下のバーコードだけ隠してました。まあ、仕方ないですね。


さあ、抜栓。
IMG_2266
そんなに凝ったものではありません。

コルクも平面化しておきます。
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BARBARESCO DOCGを2回繰り返し。(笑)
5年耐用のテクニカルコルク、DIAM5を採用です。

Alc.13.5%。
クリアな透け感のあるガーネット。
IMG_2263

黒ベリー、フィーグ、スパイス。
辛口アタック。
適度な厚みと複雑味を備える味わいです。
苦味とタンニンもあるのが確認できますが、
あくまでシルキーなベールのごとくでいい感じです。
余韻含め、若干軽めの印象ながら、バランスはピカイチ。

読み通り、おいしいバルバレスコでした。
価格からすると、かなり偉いバルバレスコですよ。


*****


Araldica Castelvero
Alasia
Barbaresco DOCG 2014
RRWポイント 93点


Château Batailley Lions de Batailley 2015

メドック格付け第5級、ポイヤックのシャトー・バタイエです。
例によってそのセカンドワイン、リオン・ド・バタイエをいただきます。
歴史が古く、百年戦争(1339~1453年)が敷地や畑で繰り広げられたそうで、
シャトーの名前はバタイエ(Bataille=戦い)に由来するそうです。


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ボルドー大手ネゴシアンのボリー・マヌー(Borie-Manoux)社のオーナー、
カステジャ(Casteja)家が現在所有しています。
ボルドーの通常ルートに乗らない流通政策で、長らく過小評価されてたそうですが、
今日のと同じ2015年のファーストにパーカーおじさんは93-95点をつけていますから、
なかなか良さげです。(因みに今日のセカンド2015年は89点ですが…。笑)
 

公式ページはあっさり、こじんまりとした作り。

ミレジム毎のデータなんかないですし、なにより今日のセカンドが載ってません。
というのもセカンドワインは2014年が初リリースで、限定数量だったため、
この2015年が実質的に最初のセカンドワインになるようです。
従って、ネット情報に頼りますがデータがまちまちで一定してません。
仕方がないのでパーカーおじさんのコメントからセパージュはこれが正解と判断。
・カベソー 60%
・メルロー 33%
・カベフラ 6%
・プチヴェルド 1%
シャトー・バタイエの生産量の1/3強がセカンドに回されるそうで、
若木からとかなんでしょうけど、かなりの割合ではないかと思います。
樽熟は、ファーストが16~18ヶ月ですがセカンドは不明。


シャトー訪問はうまく近寄れなかったので、周辺地図にコラージュ。
近隣の格付けシャトーも確認。サン・ジュリアンにも結構近いです。
Pauillac_Batailley2
すぐ近くにシャトー・オー・バタイエ(Château Haut-Batailley)がありますが、
ただ名前が似てるのではなく、1942年にシャトー・バタイエの一部の畑が分割され、
シャトー・バタイエとシャトー・オー・バタイエに分かれました。
シャトーの建物は分割できないので、オー・バタイエの建物は後付けでショボいです。
オー・バタイエの方は2017年にシャトー・ランシュ・バージュのオーナーでもある、
カーズ家が所有することになり今に至ってます。

いつものポイヤック全体地図上にもシャトー位置を示しました。
Pauillac_Batailley
ポイヤックは名だたる第1級が3つもありますし、第2級も2つ。
ところが第3級がゼロで、第4級がデュアール・ミロンのみです。
あとは第5級が12もあります。で、今日のシャトー・バタイエも5級です。

まとめておきます。上の地図で位置関係も確認しましょう。
<第1級>
・Ch. Lafite-Rothschild(ラフィット・ロートシルト)
・Ch. Mouton Rothschild(ムートン・ロートシルト)
・Ch. Latour(ラトゥール)
<第2級>
・Ch. Pichon-Longueville-Baron(ピション・ロングヴィル・バロン)
・Ch. Pichon-Longueville-Comtesse-de-Lalande(ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド)
<第3級>なし
<第4級>
・Ch. Duhart-Milon(デュアール・ミロン・ロートシルト)
<第5級>
・Ch. d’Armailhac(ダルマイヤック)
・Ch. Clerc-Milon(クレール・ミロン)
Ch. Batailley(バタイエ)
・Ch. Haut-Batailley(オー・バタイエ)
・Ch. Haut-Bages-Libéral(オー・バージュ・リベラル)
・Ch. Croizet-Bages(クロワゼ・バージュ)
・Ch. Lynch-Bages(ランシュ・バージュ)
・Ch. Lynch-Moussas(ランシュ・ムーサ)
・Ch. Grand-Puy-Ducasse(グラン・ピュイ・デュカス)
・Ch. Grand-Puy-Lacoste(グラン・ピュイ・ラコスト)
・Ch. Pédesclaux(ペデスクロー)
・Ch. Pontet-Canet(ポンテ・カネ)
合計18シャトーです。


エチケット平面化画像。
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ファーストは金ピカですが、セカンドは似た図案ながら白地でシンプル。
シャトーの両脇にライオン(Lions)が加えられています。

インポーターシールは裏ラベルを隠していませんでした。エライ。
IMG_2077


さて、抜栓です。
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キャップシール、コルクともにセカンド専用デザインを奢っています。
ネックにも装飾があったので貼っておきました。

コルクも平面化。上下のない面白い図案です。
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コルク横にミレジム入り。セカンドでも手抜きなしという感じです。

Alc.13.5%。
ガーネット。粘性の涙です。
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黒ベリー、ブラックチェリー、ナツメグ、杉。
辛口アタック。
かすかな酸味は感じますが、
味の厚み・構造感・バランスはすこぶる良い感じがします。
タンニンはしなやか。薄いベールのように包んでくれます。
余韻も同じバランスで、味のおさらいをしながら続きます。

少々こじんまりした印象ながら、
よくまとまった小宇宙を体験できる、
上出来のセカンドと言えるんじゃないでしょうか。
2015年はボルドーの良年というのもあるんでしょうね。


*****


Château Batailley
Lions de Batailley 2015
RRWポイント 93点




Coldstream Hills Pinot Noir 2018

2回目の登場、オーストラリアのコールドストリーム・ヒルズのピノです。
前回は2016でしたからミレジムは2年進んでます。やはりおいしいかな?
漫画「瞬のワイン」でオーストラリアのロマネ・コンティと紹介されたように、
DRCをお手本に全房発酵でブルゴーニュ・スタイルを目指してますからね。
今日のこれはスタンダードラインですが、同じく全房発酵でやってます。


IMG_1811
オーストラリアの有名ワイン評論家ジェームズ・ ハリデー氏夫妻によって、
1985年設立されたワイナリーですが、1966年にサウスコープに買収され、
2005年にはそのサウスコープもフォスターズ(Foster’s)傘下になります。
オーストラリアのワイン業界の常ですが、大手の資本参加が当たり前になってます。
オーストラリアには何千というワイナリーがありますが、法人としては、
上位20社で全ワインの90%の流通を占めるそうです。


創設者のジェームズ・ ハリデー氏はご高齢ながら未だライターで活躍中で、
コールドストリーム・ヒルズも氏が育てたワインメイキングチームが、
引き続き高品質なワインを作り続けているそうですから、安心です。(笑)


公式ページは情報多そうですが、ショップ兼用で最新ヴィンテージのみ。

なので、残念ながら今日のワイン情報は2019年のもです。
・ピノ・ノワール 100%
当然ながらの全房発酵。新樽率27%のフレンチオークで8ヶ月の熟成です。
上等ラインのリザーブでは、これが新樽率41%で10ヶ月となります。


ワイナリー訪問です。
ColdstreamHills01
ビクトリア州の大都市メルボルンの東に車で1時間ほどのところ。
残念ながらストビューではここまで。


「Yarra Valley」を確認しておきましょう。メルボルンのすぐ横。
Ade03
コールドストリーム・ヒルズのサイトの説明では、ヤラ・ヴァレーは、
「ボルドーより冷涼でブルゴーニュより温暖」という表現をしています。
オーストラリア内では南の方なので冷涼で、お陰でピノ・ノワールや、
シャルドネが盛んなんでしょうね。
80軒以上のワイナリーがテイスティングやってるそうです。行きた~い。


ラベル平面化画像。
IMG_1564
レイアウトは同じですが、畑やブドウの写真が毎年差し変わります。
裏ラベルによると、ジェームズ・ ハリデーさん自ら撮った写真です。

実はインポーターラベルがこんなだったので剥がしています。
IMG_1562
バーコードに被せたんでしょうが、公式サイトのURLや住所も隠れてます。
困るな~、こういうのは。せめて剥がしやすいシールにしてほしいです。


さて、スクリューキャップ開栓です。
IMG_1810

Coldsream Hillsの頭文字がエンボスになってます。

Alc.14%。
透明感あるルビー。全房にしてはしっかり色が出ています。涙も形はっきり。
IMG_1808

フランボワーズ、プラム、茎っぽさと佃煮複雑香。
ブルゴーニュの上等な全房の雰囲気のある香りですよ。
辛口アタック。
複雑な香りは複雑味のある味に繋がっていることを実感します。
かすかな苦味が絶妙ですね。
余韻も酸・タンニン・苦味・複雑味すべてがハーモニー。
このままフィニッシュまでじんわり楽しめました。

ブルゴーニュでもなかなかない上等さを感じます。
ブルゴーニュの美味しいピノを探すことの意義が薄れそうです。


*****


Coldstream Hills
Pinot Noir 2018
Yarra Valley

RRWポイント 93点


Terre del Barolo Barolo Riserva DOCG 2010

イタリアワインの王とも称されるバローロ。それもBarolo Riserva DOCGです。
しかしながら、有名な作り手のバローロはビックリするようなお値段もあり、
日頃は、無名なのやランゲDOCとかのネッビオーロを試して楽しんでいます。
それはそれでおいしいネッビオーロはいっぱいあるのですが、今日のこれは、
そこそこお手頃な価格で売っていたバローロ・リゼルヴァです。さてさて…。


IMG_1765
バローロ地域のカスティリオーネ・ファッレット(Castiglione Falletto)にある、
Terre del Baroloという1958年創業の協同組合形態のワイナリーが作っています。
ピエモンテ州でも最古の部類に入る歴史ある協同組合だそうで、
バローロがDOC認定されたのが1966年で、DOCG昇格が1980年ですから、
それ以上前からやってる老舗なんですね。


公式ページはトップページに畑の空撮画像がバーンとカッコいいです。

見たところ、ラベルデザインが変わってしまったのか今日のワインが見当たりません。
Barolo Riservaは、通常のBaroloの38ヶ月に対し、62ヶ月(内、18ヶ月は木樽で)
の熟成が義務付けられていますので、5年以上の間リリースされない訳ですから、
そんな間にデザインやラインアップ変更がありがちですよね。(笑)
仕方がないので、ライアップ上近しいやつのデータを見ます。
・ネッビオーロ 100%
手摘み収穫、畑は「バローロ地域のいろんなところ」からだそうで。(笑)
協同組合ですから、畑の特定は難しそうですね。
熟成は規定通り62ヶ月、内18ヶ月はフレンチオークの大樽でやるそうです。


作り手訪問。さすが協同組合老舗です。でかい。ある意味工場風情です。
Barolo01
上空から見るとかなりの敷地です。これでもバローロ域内にあります。
(バローロDOCGは通常畑だけでなく醸造地もバローロ内にある必要があります。)


バローロ全体をGoogle Mapで俯瞰して位置関係を確認しましょう。
Barolo_元
エノテカさんから拝借した地図も横に貼りましたが、コミューンもチェック。


ラベル平面化画像。
IMG_1612
ちょっと野暮ったいデザインですね。個人的には好きですが。
現行品(2012とか)は今風のデザインに変わってるようです。


さあ、抜栓です。
IMG_1766
汎用品ですね。コルクもあっさり線だけ。

Alc.14%。
ガーネット。エッジは褐変してます。リゼルヴァ〜。
IMG_1763


黒ベリー、コンポート様のプラム。
辛口アタック。
厚み重みのある味です。
ドライな軽さもあっていいですね。
奥の方に酸があるからでしょうか。
タンニンも見事に溶け込んでますが、
収斂性はしっかり残っていていいアクセント。
バローロな余韻。(笑)
 
いやあ、これは本物のバローロですよ。
当たり前か。(笑)


*****


Cantina Terre del Barolo
Barolo Riserva DOCG 2010
RRWポイント 93点


Devil’s Corner Pinot Noir 2018 Tasmania

オーストラリア南端にあるタスマニア島、そこのピノ・ノワールだそうです。
南半球の南端ということは冷涼な気候になり、ピノにいいのかもですね。
リカマンで特売だったということは置いておいて(笑)初タスマニアです。
近年タスマニアでも注目のワイナリーだそうで、楽しみであります。


IMG_1715
1994年設立のタスマニアを代表するテイマー・リッジというワイナリーが、
デイリーレンジとして始めたのがこのデヴィルズ・コーナーなんだそうで。
その後ヴィクトリア州の大手生産者であるブラウン・ブラザーズに買収されますが、
その資金力を使い、Tamer RidgeDevil's Cornerを2つの異なるスタイルとして、
自社タスマニア・ブランドの確立に注力した結果、なんだかんだで(笑)、
デヴィルズ・コーナーはタスマニアで 1、2を争うブランドに成長したんだそうです。


公式ページは見やすくていいですが、ワイン情報はショップページ兼用です。

・ピノ・ノワール 100%
は当然として、醸造について詳しい記述がなくて残念。樽はなさそう。
興味深いのが「air maceration technique」を使っているという記述。
ミシェル・ロランおじさんのマイクロ・オキシジェネーションみたいなのかな?


テイマー・リッジの公式ページがこちら。デザイン・体裁はほぼ同じです。

こっちの方がかなりのピノ・ノワール押し。こっちのも試してみたいですね。
テイマー・リッジはテイマー川という大河の畔にあって、一帯をTamer Valleyといいます。
実はこの川が直角に曲がる船の難所があって、その名がDevil's Cornerなんです。
「悪魔の曲がり角」ってことですね。


さて、
デヴィルズ・コーナーを訪問ですが、テイマー・リッジからちょっと離れています。
もともと派生ブランドだったので本家とは別の場所なのはいいんですが、
船の難所の「Devil's Corner」とは全く別の場所なのがなんとも微妙です。(笑)
Devil01
きれいな畑に囲まれていますが、ポツンと一軒家状態ではあります。
施設はオシャレかつワイルドな感じでなかなかいい。行ってみたいです。


ワイン生産地としてのタスマニアを地図上で見ておきましょう。
Devil02
Tamer Ridge、Devil's Corner間は車で2時間の距離。結構離れています。


ラベル平面化画像。船の難所らしいイラストです。意味がわかりました。
IMG_1631
インポーターシールの貼り方がぞんざいですが、裏ラベルを隠していません。
普通は下のバーコードを隠しに行ってベッタリなんですが、これは偉いです。


さあ、オーストラリアですからスクリュー開栓です。
IMG_1712
DC(Devil's Corner)のエンボスが入ってますね。

Alc.13%。
赤味少し強めのルビー。
IMG_1714

ラズベリー、イチゴ、茎っぽさ。
辛口アタック。
かすかな苦味がアクセントで複雑な味わいです。
ハーブっぽさ?も感じます。
酸味もありますが、全く邪魔しないくらい穏やかなのはいいですね。
お陰で「フルーティさも忘れちゃいない!」といった喉越しと余韻。

むむむ...ちょっと驚きました。
これはかなりレベルの高いピノです。
タスマニア、やるじゃないか。


*****


Devil’s Corner
Pinot Noir 2018
Tasmania
RRWポイント 93点


Henri Boillot Bourgogne Pinot Noir 2017

1630年ヴォルネイ発祥の記録もあるという老舗、アンリ・ボワイヨ。
ドメーヌとしては1885年設立で現当主のアンリさんは5代目になるといいます。
1997年にはパーカーおじさんが最高位である5ツ星生産者に認めています。
1996年から(Maison)Henri Boillot として買いブドウのワインも作ってまして、
今日のAOCブルゴーニュも自社畑ではないネゴシアンものということですが、
なんとサントネプルミエ・クリュとシャサーニュ・モンラッシェ村名、
ヴォルネイ村名からのブドウを使用、大赤字でAOCブルゴーニュを出しています。


IMG_1571
たまにAOCブルゴーニュに手を抜かない作り手に出会いますが、今日のは別格。
「ブルゴーニュ」のレベルを向上させるため志高くやってるそうですが、
1級畑を2段階格落ちとは…。AOCブルゴーニュ探求者としては有難し。(笑)


公式ページは動画も使った凝った作りでカッコいいです。

ワイン紹介は自社畑のドメーヌものと、メゾンものを分けていますが、
その情報はどちらも分け隔てなく、AOCブルゴーニュもミレジム毎に載っています。
赤は完全除梗で作られます。樽はさすがにAOCブルゴーニュは1~2年落ちです。
熟成期間は15~18ヶ月とのこと。そして、畑の説明のところには、
Santenay Premier Cru, Chassagne-Montrachet Village and Volnay Village
と、確かに書いてあります。
面積は不明ですが、最初に書いてあるサントネが一番多いんじゃないでしょうか。


作り手訪問。ムルソーの外れにある、新しめの佇まいです。
HB02
「メゾン」と書いてますが「ドメーヌ」の住所もここです。

今日はGoogle Mapではなく、公式ページにあった地図を使います。
HB01
サントネの1級畑とシャサーニュ・モンラッシェ、ヴォルネイの村名を示しました。
この範囲のどこかのブドウが今日のAOCブルゴーニュになってるということです。
因みに風船の印のあるところがアンリ・ボワイヨの畑になります。

ついでにサントネのAOC地図も上げておきます。
HB03
ストビューでサントネの1級畑を訪問しましたが、冬だったのでスクショはなし。(笑)


エチケット平面化画像。
IMG_1546
ドメーヌ表記がないのがメゾン(ネゴシアンもの)だそうですが、
買いブドウも単一栽培農家からにこだわり、醸造はドメーヌでやってますから、
その違いはほぼなさそうです。
で、裏ラベルを隠してるインポーターシールはいただけませんね。
隠れてたのは「HB」の紋章(表ラベルと同じ)だけでしたが。


さあ、抜栓。
IMG_1572
AOCブルゴーニュ専用コルクですね。ミレジム表示は横ではなかったです。

コルクの平面化画像。
IMG_1568
コルク横に「HB」紋章を打つんならミレジム打って欲しいですよね。

Alc.13%。
しっかり色付きのルビー。完全除梗ですもんね。
IMG_1569

フランボワーズ、プラム。
かすかなシーチキン(笑)。しかし、スパイシーというか、
うまそうな滋味を感じさせる香りです。
辛口アタック。
酸味が出過ぎず味の芯がしっかりあっていいですね。
喉越しにも酸はありますが、甘みにも感じ、
余韻にはうっすら苦味も出てきて、
フィニッシュですべてよしって感じです。

流れあるのドラマがあるのはいいワインの証拠です。
志の高いAOCブルゴーニュ。素晴らしい~。


*****


Henri Boillot
Bourgogne Pinot Noir 2017
RRWポイント 93点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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