Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

RRWポイント:95点

Twomey Merlot 2013 Napa Valley

リカマンのセールで買っておいたナパですが、トゥーミーのメルローです。
元は1万円近くするので「偉くない」ですが、シルバー・オークの設立だそう。
シルバー・オーク(Silver Oak Cellars)は、アメリカのワインショップでも、
結構いいお値段でオーパワンなんかと並んで鎮座していた記憶があります。
そこの作るワインですから、なるほど別ブランドとは言えお高い訳です。(笑)


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レイモンド・トゥーミー・ダンカン(Raymond Twomey Duncan)さんと、
ジャスティン・メイヤーさんが共同でナパのオークヴィルの土地を購入し、
1972年にシルバー・オーク(Silver Oak Cellars)をスタートさせます。
シルバー・オークの名前は、SilveradoとOakvilleという付近の地名の合成です。
カベルネ・ソーヴィニヨンとアメリカンオーク樽による熟成に拘ったワインで、
高い評価を得、現在ではナパを代表する作り手となっています。

レイモンドさんはカベソー以外の品種を追求するために、トゥーミーを設立。
ここはご自身の名前から「Twomey」をつけたわけですね。1999年のことです。
今日のメルローを始め、ピノ・ノワール、ソーヴィニヨン・ブランを手掛けます。


公式ページは、ワイン情報のヴィンテージ毎のデータシート完備。畑情報もしっかり。
アメリカあるあるの「ワイン情報がショップ兼用」でないのがありがたいです。
 
トゥーミーのメルローのワインメーカーは元ペトリュスというダニエル・バロンさん。
あのドミナスの立ち上げにも携わっているというすごいお方。
その上、同じくペトリュスで醸造責任者を44年間努めたジャン・クロード・ベルエさん
(Jean‐Claude Berrouet)もコンサルとして2011年からトゥーミーのメルローを担当。
つまり今日の2013年もコンサルしたってことですね。おおっ。
ダメ押しに、トゥーミーのメルローはペトリュスと同じクローンを使っているんだそうで、
「ペトリュスの再来」とも言われるのもうなずけます。ゴイゴイスーなワインでした。

そのメルローはシルバー・オーク創業当初からの畑でもある、Soda Canyon Ranchから。
・メルロー 80%
・カベフラ 15%
・プチヴェルド 5%
ペトリュスはほとんどメルローで、カベフラが5%程度ですから、ちょっと違います。(笑)
新樽率32%で13ヶ月の熟成です。
新樽以外は、1年落ち:31%、2年落ち:18%、ステンレスタンク:19%、だそうで、
フレッシュ感出すために一部樽熟しないそうです。樽のみの新樽率は40%になりますね。


オークヴィルのシルバー・オークからはちょっと北へ上がりますが、
カリストガ(Calistoga)という町にトゥーミー・セラーズはあります。
twomey00
ナパヴァレーに最初に立ち上げた拠点がここです。

実はトゥーミーはナパ以外にも拠点があり畑も各地に点在しています。
twomey03
カリフォルニアのセントラルコーストはいいとして、なんとオレゴンにも。

今日のメルローの畑、Soda Canyon Ranchもちゃんと地図付きで紹介。
twomey01
これでGoogle Map訪問できますが、それよりいい写真や動画が上がっています。(笑)

とは言うものの、畑とワイナリーの位置関係は見ておきましょう。
twomey02
結構離れてます。シルバー・オークからだとそうでもないんですが、
カリストガのトゥーミーからだと車で30分ってところでしょうか。

いつものナパ・全ワイナリーマップをTwomeyに印をつけて貼っておきます。
twomey021
ナパだけでもアホほどワイナリーがありますね。

これも公式ページから。今日のメルローの写真じゃないかと思います。
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今日のワインの紹介ページに載っていた写真なので。これがペトリュスのブドウ…。


ラベル平面化画像ですが、ラベルはなくボトルに直接印刷されています。
ロバモンのマエストロと同じ金ピカ印刷の反射のため平面化撮影がうまく効きません。
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仕方がないので、表ラベルはネットで拾った画像を改造して作ってます。

インポーターはJALUX。
IMG_2995
控えめなシールが遠慮気味に貼ってました。エライ。


さあ、抜栓。
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キャップシールに「T」のエンボス。カッコよし。

コルク平面化はこんな感じ。
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シンプル。ヴィンテージくらい打ってほしかったです。

Alc.14.6%。(pH:3.68、Brix:7.0)
ガーネット。エッジに熟成の色合いを感じます。
涙は粘性少なめで、非常に細かいものがたくさん並びます。
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黒ベリー、スパイス、濡れた古い木の熟成樽香。
辛口アタック。
熟成からくる圧倒的な深み・厚みあり。
緻密なキメのストラクチャーを感じます。
タンニンはこなれ、シルキーな舌触りは繊細そのもの。
余韻は苦味様のうまみが乗って、これでもかと続きます。

ペトリュスのブドウで、ペトリュスの作り手が作る。
コンサルのジャン・クロード・ベルエさんへのオーダーは、
絶対「ペトリュスみたいなの作って!」に違いありません。(笑)
これはもうナパのペトリュスなんでしょうね。
ペトリュスは飲んだことないけれど…。(笑)


*****


Twomey Cellars
Merlot 2013 Napa Valley
RRWポイント 95点


Clos de los Siete 2013 by Michel Rolland

世界の名だたるワインをコンサルするミシェル・ロランおじさんが所有する、
フロンサックのChâteau Frontenilというシャトーのワインを以前に試しました。
その時、おじさんの公式サイトを見ていると、所有ワイナリーのリンクの中に、
アルゼンチンのワイナリーがあるのに気がつき、以来気にはなっていました。
たまたま店頭でそれらしきワインを発見。「by Michel Rolland」ですって。(笑)


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「Clos de los Siete」とはスペイン語で「7人の葡萄畑」の意味。
ラベルには七角形の星に「7」の文字。なにやらベンチャー事業のようです。
ミシェル・ロランおじさんと6人の仲間たちのアルゼンチンでの協業ですね。

<再掲>ミシェル・ロランおじさんのイメージはやはりこれです。(笑)
CastroRubra05(※)
ジョナサン・ノシター監督の2004年のドキュメンタリー映画、
「モンドヴィーノ」に出てきたミシェル・ロランおじさんの印象は強烈でした。
マフィアのボスのような風情がありましたからね。(笑)
(※注)マイクロ・オキシジェネーション(micro-oxygenation):
「醸造中のタンク内のワインに極微細な泡の酸素をエアーポンプで供給することにより、
酸化熟成を促すテクニック」


Rolland Collectionというおじさんのサイトを以前確認しています。


このサイトのアルゼンチン関連のリンクに行くと、おじさんの所有ワイナリーの紹介。
Mariflor、Val de Flores、Yacochuyaといったワイナリーを所有してるようです。
ただ、今日の「Clos de los Siete」とは関係なさそうですし、第一ここに載ってません。

と思ったら、Clos de los Sieteの公式サイトがありました。なんと横スクロール。

なるほど、わかってきました。メンドーサの南、ウコ・ヴァレー(Uco Valley)にある、
「Campo」という大きな敷地に4つのワイナリーが建てられ、それぞれ個別運営ながら、
「Clos de los Siete」の名のもとに、ミシェル・ロランがワインメイキングを担当し、
共同で一つのワインを生み出しているようです。

セパージュは、
・マルベック 53%
・メルロー 23%
・カベソー 12%
・シラー 8%
・プチヴェルド 4%
マルベックにメルローでボルドーブレンドを目指すわけですね。
樽熟は70%だけ11ヶ月熟成。新樽率は33%(新樽1/3、1年落ち1/3、2年落ち1/3)。
残り30%はステンレスタンク。なぜに?樽の効きを調整してるんでしょうか。


ワイナリー訪問試みますが、例によってストビューはなし。
上空から見ると整然とした広大な敷地に4つのワイナリー。(5つ?)
Siete02
それぞれに独自のワインを作ってますが、ミシェル・ロラン作の共同ワイン
(今日のClos de los Siete)も作ってるって感じのようです。
その名もBodega Rollandというミシェル・ロランおじさんのワイナリーが、
一番最後に建てられたということです。

上記の畑はUco Valleyにあります。恒例のGoogle Map書き込みで確認。
地図下方、トゥヌヤン(Tunuyán)の町の近く。(黄色の太四角印)
Siete01
大括りではMendozaですが、サブリージョンがUco Valleyってことですね。

さあ、南米のワインマップ(ネットの拾い物)で全体を見ておきます。
Siete03
Mendoza地区のUco Valley(Tupungato)って発見できましたか?
アンデスの山を越えればチリのサンティアゴっていう緯度ですね。


ラベル平面化画像。
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フランス語と英語でびっしり解説があります。しかし、なぜスペイン語なし?

で、インポーターシールは剥がしましたが、裏ラベル丸隠しでした。
IMG_2136
メルシャンかJALUXか知らないけど許しませんよ!(笑)


さあ、抜栓。
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キャップはラベルと同じ七角形の星に「7」。

コルク平面化。
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テクニカルコルク、DIAM5を採用です。

Alc.14.5%。
濃い、黒い、インキーなガーネット。コルクの先も真っ黒でした。
IMG_2396

黒ベリー、スパイス、メトキシ・ピーマンも微かに…。
滋味が乗った辛口アタックです。
複雑味、構造感ともに素晴らしい感じです。
が、マルベックの厚みの弱さ、きめの粗さもありますね。
こなれたタンニンは心地よい刺激です。
酸味も少々あるのが、ドラマチックな余韻の中で気づきますが、
爽やかさを与えるいい酸のようです。

やはり、やるなミシェル・ロラン。(笑)
確かに、このおじさんにかかるとハズレはなさそうです。


*****


Clos de los Siete 2013
by Michel Rolland
RRWポイント 95点


Château d’Issan Blason d’Issan Margaux 2013

メドック格付け第3級、シャトー・ディッサンのセカンドラベル。
Haut-MédocBordeaux Supérieurのサードワインも出していますが、
(「Le Haut-Médoc d'Issan」と「Moulin d'Issan」という名前です。)
このBlason d’IssanはAOCマルゴーの正真正銘のセカンドです。(笑)


IMG_1729
以前ファーストラベルの2013を試してまして、今日は同じミレジムのセカンド。
ボルドーでは厳しかった2013年ですが、ファーストはなかなかの出来でした。
セカンドの2013年にも期待がかかります。(笑)


公式ページは格付けシャトーの貫禄があってよく出来ています。

ワインの紹介はラインアップそれぞれにしっかり情報量があります。

ブラゾン・ド・ディッサンの専用ページもなかなかの出来です。

ミレジムごとにデータシートがダウンロードできます。
・メルロー 57%
・カベソー 43%
シャトーの作付けは70:30でカベソー主体ですが、これはメルロー若干多め。
樽熟は新樽率35%で14~16ヶ月です。


公式ページで畑の所在を示す地図を発見したのでGoogle Mapに転記します。
Issan02
ただちょっと解せないのが、シャトーの前の畑がBordeaux Supérieurなのと、
Haut-Médocの畑がMargauxの畑に挟まれているようにも描かれています。
この地図ではそれがどこかはっきりわかりませんが、AOCマルゴーの域内でも、
格が落ちるHaut-MédocやBordeaux Supérieurの区画があるってことでしょうか?
誰か詳しい人、教えて~!


シャトー訪問は周辺の格付けシャトーとの位置関係も含めて見てみましょう。
Issan03
シャトー・マルゴーやパルメに隣接し、ジロンド川の近い方に位置します。
立地的には申し分ないとは思いますが、なぜそこがBordeaux Supérieur?(笑)

ファーストラベルのエチケットはシャトーの絵が描かれていましたが、
セカンドのBlason d’Issanは門のような建造物が描かれています。
Blasonは「紋章」の意味ですが、こういう門のことも指すんでしょうかね。
とにかくその場所を発見しましたのでスクショを貼っておきます。
Issan04
うん、ピッタリ一致です。若干前の草刈りが足りないようですが。(笑)

いつもの「マルゴーまるごと地図」も貼っておきます。(右下が北なので注意)
Issan01
シャトー・ディッサンはシャトー・マルゴーのお隣ではありますが、
マルゴー村ではなくカントナック村になります。
地図上に村ごとにリストを書き込んでますのでご確認を。


エチケット平面化画像。先ほど挙げたイラストはこれの原画です。
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セカンド、サードは描かれる建造物が違うだけでラベルの体裁は似せてあります。

インポーターラベルは裏ラベルを隠してませんでした。
IMG_1692
偉いぞ、ファインズ。別撮りで上げておきます。


さあ、抜栓。
IMG_1725
コルクは横ミレジム入り、Blason d’Issan専用品ですね。

コルク平面化しておきます。
IMG_1727
同じ門が描かれています。セカンドでも手抜きなしって感じです。

Alc.13%。
濃いガーネット。
黒ベリー、ダークチェリー、モカ、濡れた木…複雑です。
IMG_1728

辛口アタック。
渇いた灰のようなスモーキーさの後、
なかなかの厚みのある味が味わえます。
複雑味も十分。
逆に少し果実味が抜けてしまっている感じが、
少し寂しい気もします。灰と感じたのはそれかな?
シルキーなタンニンは余韻にいざなってくれます。
フィニッシュまでいいバランスが続き、楽しめますね。

う~ん、ファーストラベルも軽く超えてる気がします。
2013年のボルドーはいろいろ飲んでますが、確かにひどいのが多かったです。
ラフィットのセカンドとか、ラグランジュ2013とか)
このブラゾン・ディッサン2013は2013年では最高レベルかも。
シャトー・ディッサン2013も優秀で93点つけましたが、今日のは95点です。


*****


Château d’Issan
Blason d’Issan Margaux 2013
RRWポイント 95点


DRC (Domaine de la Romanée-Conti) Romanée St-Vivant 2013

いつもは眺めるだけで記事にしていたDRC (Domaine de la Romanée-Conti) ですが、
今日はロマネ・サン・ヴィヴァンを味見しましたので、少しうだうだ書いてみます。
軽く200万円越えのロマネ・コンティは問題外ですが、これとてボトルなら30万円コース。
「偉いワイン探し」を大きく逸脱するのは重々承知ですが、気になるってもんです。
そもそも、このブログのトップ画像がロマネ・コンティの畑なんだし…。(笑)


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おいしい全房発酵なら過去からいくらか飲んできています。
ドメーヌ・ド・ラルロデュジャックシモン・ビーズとか…。
これらもそんなにお安くはないのですが、DRCほど高価ではありません。
その「うまさ」に値段ほどの差はないというのはだいたい想像できます。
しかし、神がかり的な「本物」といううまさは存在するんでしょう。
それだけの価値を認めて、その金額を払う人がいるんですから。(笑)


公式ページは至って簡素、シンプル。フランス語のみ。王者の貫禄とも言えますね。

8つの所有グラン・クリュの紹介はありますが、面積・生産ボトル数と詩的な(笑)説明のみ。
一般には除梗・破砕しない全房発酵でトロンセ産のオーク樽の新樽100%で熟成します。


DRCの詳細については国内正規代理店のファインズのサイトをリンクしてお茶を濁します。

DRCが持つ8つのグラン・クリュは以下の通りです。
・CORTON
・ECHEZEAUX
・GRANDS-ECHEZEAUX
・LA TACHE
・MONTRACHET
・RICHEBOURG
・ROMANEE-CONTI
・ROMANEE-SAINT-VIVANT
(DRCの公式ページからコピペしたので大文字になってます。)


前を通ったことはあるんですが、写真は撮ってないのでGoogle Mapで訪問します。
Image-1
規模も見かけも質素そのものです。儲かってると思うんですが。(笑)

これが自分で撮った写真。ロマネ・サン・ヴィヴァンの畑越しにDRCの裏手が見えます。
DRC01
この時は(2017年9月)収穫直前で熟したピノ・ノワールがたわわに実っていました。

そのロマネ・サン・ヴィヴァンの畑をクローズアップしてみます。
DRC02
クリックで拡大してブドウの房を高解像度で堪能してください。(笑)
この辺りもDRC所有なので、まさにDRCで瓶詰めされるブドウの写真になります。

ロマネ・サン・ヴィヴァンの畑を俯瞰して、DRCの所有部分を確認しましょう。
DRC_RSVGGM
デュジャックやルロワの区画もあるものの、ほぼDRCのモノポール状態ですね。(笑)

で、例によって、
共にDRCの畑であるロマネ・サン・ヴィヴァンとロマネ・コンティの間に降り立ちます。
RomaneeStVivant02
2つの畑を隔てるこの小道で何が変わるのか? ボトル一本200万円以上の差があります。
ロマネ・サン・ヴィヴァンの30万円を安く感じさせる心理作戦の線も考えられますね。(笑)


エチケット平面化画像。手動なので少々難がありますが。(笑)
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マレ・モンジュ(MAREY-MONGE)とありますが、もともとマレ家が所有で、
Domaine Marey-Monge名のロマネ・サン・ヴィヴァンを作ってました。(ルロワ)
その子孫が1988年に巨額の相続税のために畑をDRCに売却します。
それまでもDRCはその畑でDRC名のワインも作ってたので、敬意を表して、
今でもその名前をエチケットに入れているそうです。


コルクは平面化はなしです。
IMG_1431
ロマネ・サン・ヴィヴァン専用ですが、なぜかロマネ・コンティの畑のイラストです。

なぜなら、この石の十字架と石垣が描かれているからです。
RC01
ロマネ・コンティの畑の前にはこの十字架があり、石垣で仕切られています。
(この角度で撮ると、十字架の向こうに見えるのはリシュブールになりますが…。笑)


さて、お味の方は?
Alc.13%。クリアなルビー。全房~って色の薄さです。
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フランボワーズ、プラム、フィーグのジャム。
フレッシュ感のあるフレーバーが香り立ちます。
滋味が乗ったアタックです。
酸を感じますが複雑な味わいの中心には、
かすかな苦みも発見できます。これも全房っぽい。
余韻はタンニン+苦味が薄く乗って、
同様のバランスを取りながらじんわり続きます。

確かに貫禄あるうまさだと思います。
RRWポイントで言うと95点かな。
調べたらパーカーおじさんも95点らしいです。
気が合うな~。(笑)


*****


Domaine de la Romanée-Conti
Romanée St-Vivant 2013
RRWポイント 95点


St. Clement Vineyards Oroppas 2013

ナパのカベソーなんですが、その名もオロッパス(Oroppas)。
ギリシャ神話の神かなんかに聞こえますが、逆に読むとサッポロ(Sapporo)。
1987年に日本のサッポロビールに売却され、新しいオーナーになったのを機に、
フラッグシップワインをオロッパスと名付けてリリース。
ところが、1999年にはナパのご近所、ベリンジャーに再度買収され、
そのベリンジャーが翌年オーストラリアの大企業Foster's傘下に入ったりして、
このワイナリー、かなり市場経済の荒波にもまれているようですが、(笑)
フラッグシップワインは今も変わらずオロッパスなんだそうです。


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小規模なワイナリーで流通量はそんなに多くなさそうです。
また2001年以降パーカーおじさんが90点以上を連発しているので、
あまり偉くないお値段になっています。


公式ページはいい感じですが、なぜかヒストリーとかあまり語っていません。

オーナーがころころ変わるので来歴をあまり語りたくないのかなと思ってしまいます。
ワイン紹介ページはやはりショップ兼用。アメリカで70ドルとは高いです。(笑)
ナパの各地の畑からのブレンドで洗練された味を作っているそうですが、比率は曖昧。
・ほぼカベソー
・カベフラ 数%
ということなので95%以上はカベソーなのかなと想像します。
熟成はオーク樽で19ヶ月です。


さて、ワイナリーへ。Napa Valley Vine Trailと言われるルート29沿い。
Oroppas01
セント・ヘレナのちょっと北。前オーナーのベリンジャーも近所ですね。
しかし、あれ? 看板が「St. Clement Vineyards」じゃないですね。

ということで、タイムトラベルして2015年へ戻ってみます。
遠巻きの小地図にナパとソノマも入れたのでセント・ヘレナの位置関係も確認。
Oroppas02
あっ、ちゃんと看板があって、建物も今みたいに黒塗りじゃないです。
知らないうちにまたオーナーが変わったんですかね?
看板を下ろすって尋常じゃない気がするんですが…。

しかし、公式ページは健在ですからね。何があったんでしょう?


ラベル平面化画像。
IMG_1105
資本関係はなくなってもインポーターはサッポロビールなんだ!
でも、裏ラベル丸隠しはいただけません。

サッポロのシール剥がしました。(ちょっとハゲたけど…。)
IMG_1109
ロゴとワイナリー名とURL。隠しちゃいけませんぜ、サッポロさん。


さあ、抜栓です。
IMG_1111
コルクはこれだけなので平面化はなし。下部にURLも入ってます。

Alc.14.8%。
濃い濃いガーネット。
粘性の涙は数が多いんですが、とろみがあります。
IMG_1112

フレッシュな果実味と黒糖が混ざり合ったようなトップノート。
ブラックベリー、ブルーベリー、かすかなメトキシ緑のニュアンス、スパイス。
樽々した樽香は少ないと思いましたが、後ほどバニラ、モカも出てきました。
辛口アタック。
かすかな酸味を薄いベールのようにまとい、
パレットに広がる味は黒糖の甘さを思わせる滋味があります。
重厚ではないんですが、味の厚み・インパクトは十分。
喉元をタンニンがくすぐったかと思うと、メローな余韻が続きます。
ナパとは思えない繊細さを感じます。


*****


St. Clement Vineyards
Oroppas 2013
Napa Valley
RRWポイント 95点


Château Siaurac Plaisir de Siaurac 2015 Lalande de Pomerol

2014年にシャトー・ラトゥールのオーナー、フランソワ・ピノー氏が取得、
(実際には2014年に株式の50%取得、2017年に100%の完全オーナーになってます。)
2015年からペトリュスの前醸造長ジョン・クロード・ベルエ氏がコンサルタント、
近年品質向上が著しいというラランド・ド・ポムロールのシャトー・シオラックです。
で、いつものごとく、プラジール・ド・シオラックというセカンドです。(笑)
実はリカマンで、ファーストの2013年とこのセカンドの2015年が同じ値段でした。
これは超優良年の2015年と厳しかった2013年のヴィンテージの差だと理解。


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ペトリュスの醸造責任者を44年間努めたジャン・クロード・ベルエ氏が、
コンサルになったのが2015年というのも、このセカンド2015年が優位ですね。


公式ページはシャトー・ラトゥールと同じくトップページ全面動画のカッコいいやつです。

ワイン紹介も、ちゃんとセカンドのデータシートもミレジム毎に完備。
セパージュは、
・メルロー 100%
15年未満の若木のブドウです。熟成はコンクリートタンクで9ヶ月。


シャトー訪問。ストビューで入れず、畑と看板ショット。(笑)
Siaurac01
周りの森含めた敷地とか建物とかなかなかの貫禄です。

リブルネ(Libournais)主要AOCとの位置関係で見ておきましょう。
Siaurac02
ラランド・ド・ポムロールですが、ポムロール台地から続くネアックにあります。


エチケット平面化画像。
IMG_0235
裏ラベルはセパージュ他ワイン情報が仏・英語で表記。えらい。


さあ、抜栓。
IMG_0478
キャップシール、コルクも専用デザイン。横ミレジムもいい感じ。

コルクも平面化します。シャトーのイラストがカッコいいです。
IMG_0474
テクニカルコルク、3年耐用のDIAM3を採用です。

Alc.14%。
濃いガーネット。
IMG_0475

ブラックベリー、ブラックチェリー、鉄っぽさ。
フレッシュな甘み感じさせるアタック、でも辛口。
味の構造感あり、メルローの薄っぺらさはないです。
果実味ありありで重く古臭さく感じないのが好印象ですね。
喉越しで軽い酸も見つかるんですが、
フレッシュネス演出要素として許せる酸味。
シルキーなタンニンも加勢して余韻がゴージャスです。

樽も使ってない若木からのセカンドですが、このクオリティはアッパレ。
こうなると、やっぱりファーストが気になってきます。(笑)
また2015年以降のが出てきたら試してみようっと。


*****


Château Siaurac
Plaisir de Siaurac 2015
Lalande-de-Pomerol
RRWポイント 95点


Viña Almaviva / Almaviva 2016

アルマビバ2016を試飲する機会があったので記録しておきます。
アルマビバはバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドが、
チリでコンチャ・イ・トロと展開するプレミアムなワインです。
お値段もプレミアムなので家飲みには不向きです。(笑)


IMG_9794
アルマヴィーヴァとよく書いてますが、スペイン語のVの発音はBと同じ。
「アルマビーバ」ですからご注意を。


以前2015年を試していてかなり高評価した記憶があります。
今日の2016年はいかがなもんでしょう。
まずは公式ページでワイン情報をば。さすがの貫禄のサイトです。

2016年、最新ヴィンテージのセパージュは、
・カベソー 66%
・カルメネール 24%
・カベフラ 8%
・プチヴェルド 2%
ボルドーならカルメネールがメルローなんでしょうけどね。
カルメネールにメルロー的要素を見出しているとも言えます。
熟成はフレンチオークの新樽で16ヶ月です。
2015年は18ヶ月でした。この-2ヶ月は何でしょうね。


ワイナリー訪問しておきます。
Almaviva01
プエンテ・アルトというサンティアゴの南の外れの地区にあります。
残念ながら敷地の奥へは(ストビューでは)入れませんでした。


エチケット平面化画像…は撮っていませんが、公式サイトから拝借。
Almaviva02
毎年同じデザインなのに律儀にミレジムごとに載っています。(笑)

こちらは普通に撮影の裏ラベル。
IMG_9798
アルマビバの説明がスペイン語でつらつらと書かれています。
名前の由来、エチケットの紋章デザインの意味などなど…。
興味深いのは、カベソーカルメネールカベフラのセパージュは、
ボルドーの伝統」と言い切っているところです。

僕自身は(前にどこかで書きましたが)プレ・フィロキセラのボルドーは、
カルメネールのモノセパージュだったんじゃないかと信じています。(笑)


さて、いただきましょう。
Alc.14%。
ガーネット。割とクリアな感じです。
IMG_9797

黒ベリー。やはり黒糖様の芳香がします。
旨口アタック。
満足の厚みです。素直に感動&ちょっと安心。(笑)
苦味っぽい複雑さをまとい、余韻もじんわりとうまし。
2015年より美味しかった気がします。
ミレジムの差か、進化し続けているのか...。


*****


Viña Almaviva
Almaviva 2016
RRWポイント 95点


Nada Giuseppe Barbaresco Casot 2014

リカマンの店頭にバラのマークのバルバレスコが置いてあり、
長らく気にはなっていました。
今回ちょっとだけ割引になっていたので思わずゲットしました。
バローロやバルバレスコといっても数多くの生産者がいて、
それぞれの個性がありますから、いろんなのを試さないといけません。
それはそれで楽しいんですが…。(笑)


IMG_9657
Nadaはスペイン語でNothingの意味なので不思議な感じがしましたが、
イタリア語ではただの名前のようですね。


公式ページは手作り風シンプルサイトです。

まあ、そこそこ情報はあるのでよしとしましょう。
ジュゼッペ・ナダさんとネッラさん夫妻、そして息子と娘の家族経営ですので。

当然ながらの、
・ネッビオーロ 100%
熟成は、3種類の大きさ(500L/1000L/3000L)のオーク樽で2年。
バルバレスコDOCGのルールは26ヶ月(内9ヶ月は木樽)なので、
あとはボトルで寝かしてるんでしょうね。


作り手訪問。割と最近建て直したのでしょうか。きれいです。
Nada01
トレイゾ(Treiso)というコミューンにあります。

Google Map上にバルバレスコDOCGを書き込み、場所確認します。
BarbarescoDOCG
バルバレスコDOCGはバルバレスコ、ネイヴェ、トレイゾの3コミューンと、
今はアルバの一部になっているSan Rocco Seno d'Elvio地区から成ります。
今日のNada Giuseppeは黄色で示した所。トレイゾのコミューンにあります。
CasotとMarcariniのに9ヘクタールの畑を所有しています。
そして今日のバルバレスコはCasotの畑からですね。

さて、そのCasotの畑に行ってみましょう。
Casot01
ストビューでここまで近づけました。起伏のある地形、素晴らしいです。
Nada Giuseppeからここまで全部ストビューで来られますよ。お試しあれ。


ラベル平面化画像。
IMG_9507

裏ラベルはインポーターのものしかありませんでした。
IMG_9521


さあ、抜栓。
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コルクも平面化しておきます。ここにもバラの花が。
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Alc.14%。
濃いルビー。しっかり色付きながら、クリア感あり。
IMG_9655

全体的に褐変してます。
黒ベリー、黒オリーブ、胡椒、スパイス…。
複雑な香りながら量は多く、香り立つ感じがします。
酸味感をふわっと感じますが厚みのある味の辛口アタックです。
タンニンもシルキーながら、けっして弱くなく「効いて」ます。
いい要素だけが手を取り合って余韻を形成していきます。

個性的な感じですが、バリうまです。
こういうバルバレスコもあり。


*****


Nada Giuseppe
Barbaresco Casot 2014
RRWポイント 95点


M.Chapoutier Hermitage Monier de la Sizeranne 2009

とうとう来ました、シャプティエのエルミタージュです。
あまり偉いワインではないですが、ハーフでお試しです。
シャプティエはお手頃なものからどれを試しても、かなりおいしいので、
ついつい上の方まで極めようかという気になってくるわけです。(笑)


IMG_7641
エルミタージュが本拠地のローヌの代表的な作り手です。
そこのエルミタージュはやはり試しておかなくては、ですね。


公式ページで素性確認。
セパージュは、シラー100%。
熟成は18ヶ月ですが、オーク樽は85%のみで、
残り15%はコンクリートタンクだそうです。
クローズ・エルミタージュとは比率が逆ですね。
同じく、ブドウのミネラル感と新鮮味が出るんだそうで。

インポーターの日本リカーのサイトも情報充実です。
パーカーおじさんが100点を41回(※)つけた実力派と書いてます。
(※2018年4月現在)ゴイゴイスー!
今日のエルミタージュ2009年はパーカーおじさん90点ですが。(笑)
(因みに、2010年:91点、2011年:92点、2012年:90点、2013・2014年:92点、2015年:95点)


さあ、エルミタージュに行ってみましょう。
NorthernRhone
まずは、ローヌ北部を俯瞰してみます。(再掲ですが…)

ググっとエルミタージュにズームインです。
Crozes-Hermitage01
シャプティエの本拠地はエルミタージュのすそ野、
タン・レルミタージュの町の中でしたね。(これも再掲画像…)

シャプティエはエルミタージュで最大の畑所有者です。(34ha)
今日のエルミタージュも「les Bessards」「le Méal」「les Greffieux」の
3つの畑からの混醸ということですので、その辺りに降り立ちました。
(クリックで拡大して畑の位置をご確認ください。)
Hermitage01
テロワ~ル!(ハンバーグ師匠の感じで)


エチケット平面化画像。
IMG_7631
このワインはビオディナミで作られています。
裏ラベルに、ABマーク、BIODYVINマーク、そして鬼門の(笑)
デメテール認証マークまでありますね。


さあ、抜栓です。
IMG_7639

Alc.14%。
濃いインキーなガーネットです。
ブラックチェリー、スパイス。
重口の味が乗ったアタックはうまさの予感。
酸味が表層を包んでフレッシュさを演出し、
ボディには深み・奥行きが申し分なくあります。
中心に滋味がある感じですね。
喉元のタンニンは控えめでなめらか。
その後、貫禄の余韻が続きますが、
少し酸味が残るのが気になります。
全体を引き締めてると思えば許容範囲。
しかし、これは実はビオディナミからくる酸ではないかと、
すこ~し疑ってしまいますが。(笑)


*****


M.Chapoutier
Hermitage Monier de la Sizeranne 2009
RRWポイント 95点


Logodaj Selection Cabernet Sauvignon & Cabernet Franc & Merlot 2014

成城石井で見つけたブルガリアワイン。
おまけのポアラー(ディスク状フィルムの注ぎ口)が欲しくて購入。
とってもお手頃ですので、イマイチの味でもおまけがあるのでOK。(笑)
しかし、これが驚きのうまさだったら「偉いワイン」認定ですよね…。


IMG_7885


公式ページはなんとなくブルガリア~ンな雰囲気。
ワイン個別の紹介はありますが、情報量は今ひとつ。
まずセパージュのパーセンテージがありません。
多分書いてある順番でカベソー主体なんでしょうけど…。
樽熟はフレンチ樽で12ヶ月、ボトルで3ヶ月です。


ブルガリアにあるワイナリーを訪問します。「えっ…。」
logodaj01
ショッキングなくらいみすぼらしいです。(笑)
近くがロゴダジという集落になっていますね。

ブルガリアはこんな位置関係で、ロゴダジは西の端ですね。
logodaj02
マケドニアの国境近く。緯度的にはけっこう南の方ですね。


これがオマケのポアラーです。
logodajp
使ってる人は知ってると思いますが、雫が垂れない優れものです。


ラベル平面化画像。
IMG_7859
セパージュを全部羅列するって斬新ですね。


さあ、スクリュー回転です。
Alc.13.5%。
濃いガーネット、透けない感じです。
IMG_7884

黒ベリー、プラム。
うま口アタック?
しっとりした深みのある味は好みですね。
程よいタンニン、他の要素もすべてほどよいです。
いいバランスです。

素直にうまいと感じます。
これって実はすごくない?
「偉いワイン」認定です。
みすぼらしいワイナリーなんですが…。(笑)


*****


Logodaj Selection
Cabernet Sauvignon & Cabernet Franc & Merlot 2014
RRWポイント 95点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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