Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Rhône

Delas Ventoux 2018

ドゥラス(Delas)のAOCヴァントゥー(Ventoux)です。
ローヌのAOCはいろいろクリアしてきましたがヴァントゥーはまだでした。
コート・デュ・ヴァントゥー(Côtes du Ventoux)の表記も見かけますが、
2009年にヴァントゥー(Ventoux)のみに改名されてます。
南ローヌですから、グルナッシュ主体でしょうね。楽しみ~。


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ドゥラスは創設が1835年という北ローヌ、タン・レルミタージュにある老舗。
当初は創設者2人の名を取って「Audibert et Delas」と呼んでいたそうですが、
1924年後継者のHenriとFlorentinのDelas兄弟が、Delas Frères(ドゥラス兄弟)
に改名をして、今もこれが会社名になっています。

1993年、なんとシャンパーニュのルイ・ロデレールを所有するルゾー家が、
ドゥラスを買収します。以降、ルイ・ロデレールが誇る卓越した技術と、
160年のローヌでの歴史を融合し、新たなローヌのスタイルを確立させ、
世界が注目のワイナリーへと進化を遂げているそう。(インポーター資料より…笑)


公式ページはルイ・ロデレール譲りか、おしゃれにできています。

ワイン情報もしっかり載っています。ただ、ローヌあるあるですが(笑)、
セパージュ%が載っていません。今日のも「グルナッシュ主体+シラー」とだけ。
どこかのショップサイトに「通常はこれぐらい」として載ってたのがこれ。
・グルナッシュ 80%
・シラー 20%
まあ、そんなとこでしょうね。(笑)
また、シラーは品種の特徴を生かすため、しばしば全房で仕込むとあります。
ブレンド後は空調の効いた部屋にあるステンレスタンクで6~8ヶ月熟成だそう。


タン・レルミタージュ(Tain-l'Hermitage)の街中にあるドゥラス訪問。
Ventoux00
敷地はそこそこ大きいですが、市街地なので何となく手狭そうです。


さて、
今日のワインはAOCヴァントゥー(Ventoux)なので例によって調べてみます。
前述の通り2009年コート・デュ・ヴァントゥー(Côtes du Ventoux)から改名。
(隣のAOC Luberonも同時期にAOC Côtes-du-Luberonから改名しています。)

AOC Ventouxの範囲ですが、ヴォークリューズ県(Vaucluse)の真ん中。
Ventoux02
AOC Luberonとの境はカラヴォン(Calavon)川になってますね。

え~い!結局、ネットの拾い物地図を貼って見ましょう。(笑)
Ventoux03
まだCôtes du Ventoux表記のままですね。しかし、Ventouxは広いですね。
ローヌは北と南を合わせると長いですが、それで見てもVentouxはでかい…。


さて、例によってGoogle Mapに書き込みします。
Tain-l'HermitageのDelas Frèresと今日のAOC Ventouxとの位置関係を確認。
Ventoux01
北ローヌ(Nord / Septentrional)と南ローヌ(Sud / Méridional)をカバー。
主要AOCの名前も書き込みました。あわせてご確認ください。


エチケット平面化画像。
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裏ラベルを隠さない、えらいインポーターシールです。


さあ、抜栓。
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ワイナリー名、紋章入りのキャップシールとコルク。

コルクを平面化するとこんな感じ。
IMG_2970

Alc.14.5%。(pH:3.69、Brix:7.0)
ガーネット。涙は形がありません。
IMG_2971

カシス、チェリー、黒糖、鉄。
甘みを感じますが、辛口アタック。
また、酸味とまでは感じないんですが、
フレッシュ感を出す要素がありますね。
やはりですが味は軽め。厚みは弱いんですが、
苦味様の複雑味が出てきていい具合になってきます。
余韻もタンニン成分をはっきり感じながら、しっかり楽しめます。

2015年と2017年にパーカーおじさんは90点をつけています。
なるほど、そこそこうまい、そんな感じです。


*****


Delas Frères
Ventoux 2018
RRWポイント 91点


E.Guigal Châteauneuf-du-Pape 2013

ある意味オーソドックスなギガルのシャトーヌフ・デュ・パプをいただきます。
このブログを始めてからでも2007年を試してますので今日のは2回目ですね。
どこの産地でも間違いない大手があるっていいですね。シャプティエなんかもいい。
無名なの含めいろんな作り手を試そうと常々思っていますが、たまには大手。(笑)


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ただ、ギガルのこのLa Collectionというシリーズ、ラベルデザインが野暮ったい。
ひと目でギガルとわかるからいいんでしょうが、色どりといい少々古くさい気が…。


公式ページは何気にリニューアルされてました。トップページはChâteau d’Ampius。
コート・ロティのローヌ川沿いに佇む古城を1995年にギガルが取得しました。

ワイン詳細がミレジム毎にちゃんと載っています。今日のセパージュは…
・グルナッシュ 70%
・ムールヴェードル 15%
・シラー 10%
・その他 5%
出ました「その他」。シャトーヌフではよくありますね。「不明」なんでしょうか。
オークの大樽(foudre)で2年の熟成です。

AOCシャトーヌフ・デュ・パプは13種類のブドウを使っていいのですが、
その13種の名前を以下に挙げておきます。

1)グルナッシュ:Grenache (Noir, Gris, Blanc)(黒・グリ・白)
2)シラー:Syrah(黒)
3)ムールヴェードル:Mourvèdre(黒)
4)サンソー:Cinsault(黒)
5)クレレット:Clairette (blanche, rose)(白・ローズ)
6)ヴァカレーズ:Vaccarèse(黒)
7)ブールブラン:Bourboulenc(白)
8)ルーサンヌ:Roussanne(白)
9)クノワーズ:Counoise(黒)
10)ミュスカルダン:Muscardin(黒)
11)ピクプール:Picpoul (blanc, gris, noir)(黒・グリ・白)
12)ピカルダン:Picardan(白)
13)テレ・ノワール:Terret noir(黒)

グルナッシュやピクプールは黒(Noir)も白(Blanc)も1種類で数えられてます。
このAOCの規定は、赤でも、白でも、何%でもいいというゆるゆるな感じですが、
これら以外、ローヌならありそうなヴィオニエやマルサンヌを使うとアウトです。
以上でわかるようにAOCシャトーヌフ・デュ・パプには少量ながらもあります。


再訪ですが、作り手訪問。コート・ロティのあるアンピュイ(Ampuis)です。
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こうなると、もう町ごとギガルって感じです。(笑)

位置関係を北部ローヌの地図で確認します。
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コート・ロティにギガルあり。ただ、今日試すのは南部ローヌのシャトーヌフです。

南部ローヌの地図でシャトーヌフ・デュ・パプ他を見ておきましょう。
guigale2
ギガルは南部ローヌは本拠地ではないのですが、ローヌ全体をカバーしつつ、
シャトーヌフなんかへのこだわりはあったんでしょう。なぜなら…

シャトーヌフ・デュ・パプにあるChâteau de Nalysというシャトーを2017年に取得します。

シャトーヌフには並々ならぬ思い入れがあるのか、サイトもしっかりギガル化しています。
まあ、今日のワインは2013年ですから、ここから来てることはないのですが。(笑)

ついでなので一応訪問しておきます。
guigale3
ギガルの南部ローヌの拠点ということになるのでしょうか。


エチケット平面化画像。
IMG_0059-(1)
裏ラベル下のサインの所が汚れてますが、インポーターシールの剥がし跡です。

こんな貼り方だったんですよ。
IMG_0059-(1)
バーコードを隠したかったのはわかりますが、もう少し配慮が欲しいです。


さあ、抜栓。
IMG_0068
当たり前ですが、キャップシール、コルクともギガル専用品。

コルク平面化。
IMG_0070
シャトーヌフとも書いてないし、第一ミレジムがどこにもないです。
ちょっと残念な感じ。

Alc.14.5%。
濃いめのガーネット。エッジは若干クリア。
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黒ベリー、ダークチェリー、スパイス。
動物的...かすかなブレタノマイセスはお約束かな。
これぐらいならいいアクセントです。
辛口アタック。
若干酸味も乗っていましたが、
すぐに厚みのしっかりした味の実体に到達。
構造感は圧倒的なのに重々しくない。
なかなかのバランス。

しかし重々しいのが欲しい時もあるんですよね。
そういう意味では期待が大きすぎたかな。


*****


E.Guigal
Châteauneuf-du-Pape 2013
RRWポイント 90点


Châreau du Saint Cosme “Les Deux Albion” 2015 Côtes du Rhône

南部ローヌ、ジゴンダスのトップ生産者シャトー・ド・サン・コム。
少し前そこのネゴシアンブランド、Saint CosmeのCôtes du Rhôneを試しました。
まあ、おいしかったのですが、自社畑のシャトー・ド・サン・コム名はもっと美味い?
ということで、このChâreau du Saint Cosme名のCôtes du Rhôneを試します。


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500年の歴史を持つというシャトーの15代目ルイ・バリュオールさんは、
本格的な元詰めを始め、ジゴンダスのトップクラスのワインを生み出しています。
パーカーおじさんも「南部ローヌのスーパースター」とベタ褒め。
今日のワインには90点をつけています。7~8年寝かせろって。ちょっと早いかな。

しかし、このワイン、テレビドラマ「神の雫」第1話に登場したんですってね。
なんだかこういうのを聞くと一気にテンションが下がるのはなぜだろう?(笑)


公式ページはシンプルなタイプでしたね。FLASH使ってるのもご愛敬。

データシートが2018年しか載ってませんが、必殺URL打ち換えで2015年が出てきました。
セパージュは比率なし。
シラー、グルナッシュ、カリニャン、ムールヴェードルにクレレットですって。
クレレット(Clairette)は南仏でよく使われる白品種ですよね。面白い。
南部ローヌの品種をいろいろ入れて毎年実験してるなんて書いてあります。

この書き方じゃ、最初に書いてあるシラー主体のような気がしますが、
パーカーおじさんの評中に50~60%はグルナッシュとあります。
なんだろ?グルナッシュを最初に書くのは嫌なのかな?

あと、全房発酵だと書いてます。
熟成は円錐形の大樽とコンクリートタンクにて、期間は不詳。


ジゴンダスにあるシャトーを訪問します。
Cosme00
シンボルマークの建物はシャトーではなく、近くにあるサンコム・チャペルです。
12世紀に建てられた古い教会。コムの綴りが違うのが気になります。(笑)

ジゴンダスはこんな場所でしたね。
Cosme01
サンタ・デュックの時の地図に追記してますが、気にしない。(笑)

南ローヌのAOCを俯瞰しておきましょう。
SaitCosme
ジゴンダスは赤とロゼが認められており、シャトーヌフ・デュ・パプとケランヌ
(Cairanne、2016年AOC昇格)は、赤と白が認められています。
ヴァンソーブル(Vinsobres、2006年AOC昇格)は赤しか認められてません。
ラストー、ボーム・ド・ヴニーズ(Beaumes-de-Venise)も赤のみでしたね。
その他のAOCは赤・白・ロゼが認められています。(Vacqueyras、Liracなど)
タヴェル(Tavel)はロゼのみと特殊です。


エチケット平面化画像。
IMG_2457
チャペルのイラストではなく紋章ですね。
「Les Deux Albion」(赤・白ある)だけがこの紋章になるようです。


さあ、抜栓。
IMG_2464 (1)
コルクにもエチケットの紋章があります。

コルクも平面化しておきます。
IMG_2459
横にもサンコム・マーク入りですが、ミレジムはどこにもなし。
実は前に飲んだサン・コムのコート・デュ・ローヌも同じデザイン。

Alc.14.5%。
濃いガーネット。
IMG_2458

ブラックベリー、チェリー、鞣し革、チョコ。
フルーティな酸味乗った辛口アタック。
ミント、ハーブのニュアンスも。
なんだか独特の風味あり。
味の厚みはちょっと弱いかな~。
おかげで酸味が目立ってくる感じ。
複雑味も弱めながら、
余韻ではそこそこ楽しませてくれました。
が、総評として、ちょっと期待はずれな気がします。

近いうちに、
うまいローヌの基本に帰りたい気になってきました。
ギガルやシャプティエなんかで十分うまいので。


*****


Châreau du Saint Cosme
“Les Deux Albion” 2015
Côtes du Rhône
RRWポイント 88点


Famille Quiot Jérôme Quiot Cairanne Côtes du Rhône Villages 2014

南部ローヌの比較的新しいAOC、ケランヌをグランマルシェの店頭にて発見。
ケランヌ(Cairanne)はCôtes-du-Rhône-Villages AOCの一部であったものが、
2016年に単独のAOC(Cairanne AOC)に昇格しています。(赤、白、ロゼ)
エチケットを見るとCôtes-du-Rhône-Villages Cairanneの表示のままです。
ミレジムは2014年。そりゃそうですよね。とにかくケランヌをお試しします。


IMG_2299
ファミーユ・キオというこの作り手、1748年創設とかなりの老舗。
シャトーヌフ・デュ・パプに本拠地を構える13代続く家族経営なんですって。
南部ローヌ一帯にかなりの畑/ドメーヌを所有してるようです。


公式ページはしっかりしてますが、構成がわかりづらく使いにくいです。

今日のケランヌは、JQ(Jérôme Quiot)というベーシックラインの一つのようで、
他に、ジゴンダス、ヴァケイラス、ヴァントゥー、コート・デュ・ローヌの赤と、
コート・ド・プロヴァンスのロゼがラインアップにあります。

ケランヌの情報ですが、Grenache、Carignan、Syrah、Mourvèdreとあるので、
4種のブレンドなんでしょうが、セパージュの%が書かれていません。
ネット情報ですが、2018年のセパージュはこうです。多分大差ないと思います。
・グルナッシュ 60%
・シラー 15%
・ムールヴェードル 15%
・カリニャン 10%
醸造は、除梗あり、破砕なし、それぞれのセパージュは別々に発酵後にブレンド。
熟成はコンクリートタンクで18ヶ月です。


作り手訪問。さすが老舗。シャトーヌフの市街の真ん中にあります。
FamilleQuiot01
門構えも立派ですね~。

南部ローヌのAOCをGoogle Map上に書き込んであります。ケランヌを探せ。
Cairanne01
ラストーの西隣りです。ちなみにラストーは2010年に単独AOCになってます。

このネットで拾った地図は2010年より古いんでしょう。
ラストーもケランヌもコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュのままです。
Rhone_Sud
ケランヌとラストーを「AOC Communales」の色に塗ったのは僕です。(笑)


エチケット平面化画像。
IMG_2258
まあ、おしゃれなデザインだと思います。

裏ラベルはインポーターシールだけだったので別撮り。
IMG_2260


さあ、抜栓。
IMG_2294
キャップに創業年の1748が誇らしげに書いてあります。

コルクも平面化。
IMG_2295
たいしたことなかったです。

Alc.13.5%。
ガーネット。
IMG_2296

ブラックベリー、ダークチェリー。
ブレタノマイセスっぽさを極かすかに感じました。
ローヌっぽいっちゃ~ローヌっぽい。
辛口アタック。
複雑味を秘めた、そこそこ厚みのある味わいはいい感じ。
重苦しくないのがかえってチャーミング。
余韻もサラッとしてますが、しつこくなくていいです。

飲みやすいローヌ。
何気にポテンシャルは高いと思います。
好みです。オリが少しだけありました。


*****


Vignobles Famille Quiot
Jérôme Quiot
Cairanne
Côtes du Rhône Villages 2014
RRWポイント 94点


La Masel Chardonnay Viognier 2017 IGP Vaucluse

スーパーで目に留まった1本。シャルドネとヴィオニエのブレンド。
IGP Vaucluseか…。なんとなくローヌらしいことはわかりました。
Gilbert & Gaillardの金メダルのことでしょうが、日本語シールを追加して、
「フランスワインコンクール・金賞受賞」とこれ見よがしです。
うさん臭さ満載ですが、ブレンドが面白そうなのでいただきます。(笑)


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表のエチケットには書いてませんが、作り手はル・セリエ・デ・プランス
(Le Cellier des Princes)というシャトーヌフ・デュ・パプで唯一の協同組合。
1924年に設立され、現在は240もの生産者がメンバーとなっていて、
シャトーヌフを中心にメンバーの畑はトータル630haにものぼるそうです。


公式ページはなかなかカッコいいです。生産者の顔写真もいっぱい載ってます。(笑)

輸出用なのか今日の「La Masel」なるブランドは載ってなかったんですが、
シャルドネとヴィオニエのブレンドが載っていたので同じものだと思います。
(これも2017年がGilbert & Gaillardの金メダル取ってるそうなので。笑)
セパージュは半々のブレンドでした。
・シャルドネ 50%
・ヴィオニエ 50%
Châteauneuf du Pape周辺の畑からだそうですが、そりゃそうでしょう。(笑)
フレッシュさと酸味のコントロールのためMLF(マロラクティック発酵)は行わず。
熟成はステンレスタンクで2ヶ月。


生産者協同組合「セリエ・デ・プランス」を訪問します。
Vaucluse03
シャトーヌフ・デュ・パプの郊外の幹線道路沿いにあります。
さすが巨大協同組合、敷地も施設も規模が大きいです。

シャトーヌフ・デュ・パプの地図にその場所を書き込みました。
Vaucluse01
シャトーヌフ・デュ・パプからは結構離れていますね。

今日のワインはIGP(Indication Géographique Protégée)Vaucluseでしたね。
2009年までのVin de Pays de Vaucluse。ヴォークリューズ県が対象地域です。
Vaucluse02
かなり広範囲でシャトーヌフ、ジゴンダス他のAOCを内包します。
ヴァンソブル(Vinsobres)やリラック、タヴェルは外になりますね。

IGP Vaucluseの公式サイトも見つけましたが、内容は貧弱でした。
IGP Vaucluseに使っていい品種を調べたら、白だけでも腐るほどありました。
よって、ここには書きません。勿論、シャルドネとヴィオニエは含まれます。

公式ページに傘下の畑がどこに分布してるのかという地図がありました。
Vaucluse04
シャトーヌフ・デュ・パプ内にも畑があるのがわかります。


エチケット平面化画像。金メダルも一緒に入れておきました。(笑)
IMG_2037
裏はインポーターラベルのみです。


さあ、抜栓。
IMG_2167
無印の集成コルクですね。

つまんないですが平面化しておきます。
IMG_2169

Alc.13.5%。
濃いめのゴールドイエロー。
IMG_2170

青リンゴ、白い花。
味わいは苦味がかすかにあるライムって感じ。
ちょっと水臭いかな?
まあ、値段相応なんでしょう。
後から感じた酸はきれいで良かったです。


*****


Le Cellier des Princes
La Masel Chardonnay Viognier 2017
IGP Vaucluse
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

Ogier Héritages Côtes du Rhône 2018

イオンリカーの棚にオジェのエリタージュというのが3本並んでました。
シャトーヌフ・デュ・ パプジゴンダスコート・デュ・ローヌの3本。
価格はそれなりの差がありますが、迷わずコート・デュ・ローヌをチョイス。(笑)
まず基本がどうか。基本を手を抜かずに作ってるかというポイントが重要。


IMG_2065
オジェは1859年シャトーヌフ・デュ・ パプにネゴシアンとして始まりました。
以来、合併したり買収されたりいろいろ長い歴史を経てきているようですが、
シャトーヌフに居を構える南ローヌを代表する老舗なのは変わりないようです。


公式ページが見つかりません。「www.ogier.fr」らしいのですが404 Not Found。
Googleにキャッシュ(の残骸)が残っていましたので昔はあったようです。
困りました。facebookページだけはありましたが、情報は少なし。

ネット情報を見ますがセパージュの%は不明。ローヌはこういうの多いですね。
・グルナッシュ
・シラー
・ムールヴェードル
グルナッシュ主体にブレンドってことで。オーク樽で12ヶ月の熟成だそうです。


とりあえず、シャトーヌフの市街地にあるワイナリーを訪問します。
Ogier01
奥まってますが、建物はお城のような佇まいです。敷地もかなり大きいです。
160年以上の歴史があるわけですからね。

ほんとにシャトーヌフ・デュ・パプのど真ん中になります。
Ogier04
今日のワインはコート・デュ・ローヌなのでどこの畑かはわかりません。
グルナッシュ主体ですから、少なくともセプタントリオナル(北部)ではなく、
メリディオナル(南部)からでしょう。(シラーは北部からかも…) 


エチケット平面化画像。
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安いレンジでもお城の浮彫が入っていていい感じですね。

実はインポーターシールがこんな風に貼ってました。
IMG_2053b
これはひどい。全情報、全隠しです。


さあ、抜栓。
IMG_2062

コルクも平面化。
IMG_2063
Ogierとも書いていません。Héritagesだけ。

Alc.14.5%。
ガーネット。
IMG_2064

黒ベリー、チェリー、ラズベリー、カラメル。
辛口アタックからの少し酸味です。
かすかにキャンディ、
もしくはフィクシーフレーバーがあるような気が…。
味の厚みは弱めながら黒糖風味の複雑さはあります。
余韻は酸味も感じつつ凡庸に終わります。

う~ん、ジゴンダスにしてもよかったな。(笑)


*****


Ogier
Héritages
Côtes du Rhône 2018
RRWポイント 89点



Domaine Santa Duc Gigondas Aux-Lieux-Dits 2013

以前サンタ・デュックのエリタージュというVin de Franceをいただいてます。
なかなかのうまさだったので、もう少し上のレンジを試したくなります。
やはりジゴンダスの作り手ですから、ジゴンダスをいただいてみましょう。
パーカーおじさん91点ですって。これは楽しみ。


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1874年から6世代続く老舗。1984年イヴ・グラ(Yves Gras)さんが引き継ぎ、
それ以降、めきめきと頭角を現し、「ジゴンダスに君臨するチャンピオン」と、
パーカーおじさんをして言わしめるほどです。


公式ページはシンプルながら情報豊富。

今日のは3種類あるジゴンダスのラインアップ中一番下で、
「Aux Lieux-Dits」の名前が示すように複数の畑(8ヶ所)からです。
セパージュは、
・グルナッシュ 75%
・シラー 10%
・ムールヴェードル 13%
・サンソー 2%
手摘み収穫、一部除梗、自然酵母。
熟成は大樽とテラコッタのかめで18ヶ月だそうで。


ジゴンダスのワイナリー訪問。
SantaDuc01
立派な施設ですが、あまり近づけず。

公式ページの写真を拝借してコラージュしておきます。
Duc01


恒例、Google Mapからこんにちは。
SantaDuc02
ジゴンダス以外にもシャトーヌフやヴァケイラスなんかも作っています。


エチケット平面化画像。
IMG_0636
ABマーク、ユーロリーフ。


さあ、抜栓です。
IMG_0666
キャップのエンボスがカッコいいです。コルクも専用、横ミレジム入り。

コルク平面化しておきます。
IMG_0667
「Aux-Lieux-Dits」専用ということがわかりますね。

Alc.14%。
濃いガーネット。
IMG_0669

最初に来るのが酸の香り…ブショネ風…エッ!!
なんだか嫌な予感です。

黒ベリー、トリュフ、ゴム…?
飲めなくはない味ですが、明らかなブショネ臭も感じます。
ブショネ風味はつきまとうんですが、そんなにも強くない…。
まだまだ軽症のブショネの部類とは思いますが、
酸味も強めで、タンニンと拮抗していい効果は出てません。
とにかく「欠陥」確定。残念!

このブログをつけ始めてから850本ほど飲んでますが、
ブショネは疑い含め7本ありました。確率にして0.8%。
巷では2~3%といいますから、あまり高くないようですが、
全体の2割以上はスクリューキャップですから、
それを差し引いて計算すると、1%以上は出てますね。
いや、DIAMなど合成コルクも省くと…数えるのが大変ですが、
ザクっとコルクの1/3が合成コルクとして、1.7%くらいです。
世間で言う2~3%に近づいてきますね。

サランラップでブショネ臭が取れると聞いたことがあるので、
せっかくなのでこの際実験としてサランラップを投入してみました。
ポリエチレン製でないといけないという情報もあり、ポリエチレン袋も一緒に投入!
完全には無理ですがちょっと軽減された気がします。
ただ、うまくなるわけではありませんのでご注意を。(笑)


*****


Domaine Santa Duc
Gigondas Aux-Lieux-Dits 2013
RRWポイント 76点
(まだ飲めたので一応点数つけました。)

Alain Voge Cornas “Les Chailles” 2011

北部ローヌのコルナスをいただきますよ。
作り手はアラン・ヴォージュ。コルナスきっての生産者です。
調べると、今日の2011年、パーカーおじさんは94点つけてますね。
なんでもトップキュヴェの2010年は100点満点だったみたいです。
ゴイゴイスー。どおりで偉いワインの値段じゃなかったわけだ。


IMG_0370
AOCコルナスはシラー100%。何も混ぜてはいけません。キッパリしてます。
北ローヌの赤はシラー主体ですが、たいてい白品種を混醸できます。
コート・ロティにはヴィオニエ、(クローズ)エルミタージュ、
サン・ジョセフにはルーサンヌ・マルサンヌを加えてもいいわけです。
いかにコルナスの個性が際立っているかってことですね。


公式ページは正直かっこいいです。今風。

2011年のミレジムのデータこそないですが、畑の位置や解説が充実しています。
2003年から「レ・シャイユ」と名付けたとか、他のシリーズより早飲み可とか。
手摘み収穫、ほぼほぼ除梗。自然酵母でステンレスタンクで発酵。
樽熟はバリックで18ヶ月、新樽は使いません。熟成のポテンシャルは10年。


さて、ドメーヌ訪問します。コルナスのコミューンの真ん中です。
Cornas01
アラン・ヴォージュは数世代続く家族経営のドメーヌですが、
1958年に当主アラン・ヴォージュさんが実家に戻りワインの品質を高めました。
大学時代はラグビーをやっていたそうです。その精神でワイン作りしてるとか。

コルナスをGoogle Mapで確認しましょう。
Cornas02
左下の地図は今日のLes Chaillesの畑の位置を示したものです。
何ヶ所かの畑からのブレンドってことですね。

最後に北部ローヌを俯瞰して、コルナスの位置関係を把握しましょう。
Northern_Rhone01
アラン・ヴォージュはサン・ペレ(Saint-Péray)にも畑を所有。
AOCサン・ペレはルーサンヌ・マルサンヌからの白のみのAOCです。
スパークリングも認められていて、アラン・ヴォージュはどっちも出してます。
(サン・ペレの泡は、シャンパーニュと同じ伝統的方式です。)


エチケット平面化画像。
IMG_0290

裏ラベルはなく、インポーターのラベルだけでした
IMG_0297


さあ、抜栓といきましょう。
IMG_0367
コルク、キャップとも汎用品です。

でもコルク平面化しておきました。(笑)
IMG_0368

Alc.13.5%。
ガーネット。
涙は粘性ありそうですが輪郭ははっきりしません。
IMG_0369

ブラックベリー、ブラックチェリー、
スパイス、鉄分、ヴァニラ…。
辛口アタック。
フレッシュな感じの酸と舌にザラつきが残ります。
そこにタンニンが絡み合って味の正体が掴みにくいんですが、
そこそこの厚みはあるようです。
余韻からフィニッシュにかけてまた酸は主張してきますね。
これはちょっと減点なんですよね。
食事に合わすと気になりにくく、真価を発揮しそうです。
2日目も試してみようっと。

まあまあイケてるうまさなのはわかりましたが、
パーカーおじさんの94点は残念ながら出ないですね。



***** 


Alain Voge
Cornas “Les Chailles” 2011
RRWポイント 89点


Saint Cosme Côtes-du-Rhône 2017

南部ローヌ、ジゴンダスのトップ生産者シャトー・ド・サン・コム。
500年の歴史を持つというシャトーの15代目ルイ・バリュオールさんは、
本格的な元詰めを始め、ジゴンダスのトップクラスのワインを生み出しています。
パーカーおじさんも「南部ローヌのスーパースター」とベタ褒め。
今日はそこのネゴシアンブランド、サン・コムのコート・デュ・ローヌをお試し。


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シャトー・ド・サン・コムのネゴシアンブランドがサン・コム…。
ややこしいですが、本拠地でない北ローヌ産ワインはだいたいサン・コム名です。
コート・ロティ、クローズ・エルミタージュ、コンドリューなんかがそうです。
ジゴンダスを拠点にいろんなワインを作っていますが、
基本シャトー・ド・サン・コム名はジゴンダスの自社畑のみ。
シャトーヌフ・デュ・パプもありますが、サン・コム名になります。


公式ページはシンプルながら内容は充実してます。
メアドを登録すると当主Louis Barruolさんからニュースレターが届きます。(笑)

ワイン情報もミレジム毎に置いています。
データシートに数値データがなく、ほぼエッセイなのは困りますが。(笑)
インポーターサイト他参考にしてまとめると以下のようになります。
・シラー 100%
部分的に除梗。(かなりの部分は除梗なしってこと?)
熟成はタンクのみ。
AOCコート・デュ・ローヌですが、ブドウの出どころははっきりしていて、
友人といとこが所有するヴァンソーブル(Vinsobres)近くの2区画から。

サイトをよく見ると、アメリカのニューヨーク州にもワイナリーを所有。
Forge Cellarsというワイナリーだそうです。多角経営ですね~。



さて、シャトー訪問です。ジゴンダスの真ん中の山間にあります。
Cosme00
ワイナリーの名前の由来、サンコム・チャペルがすぐ近くにあります。
12世紀に建てられた古い教会。コムの綴りが違うのが気になります。(笑)

ジゴンダスはこんな場所でしたね。サンタ・デュックの時の地図に追記。
Cosme01

サン・コムのコート・デュ・ローヌの畑は、Vinsobres近くからでしたね。
石灰岩を含んだ砂、赤い粘土、球状の石からなる土壌だそうで、
ヴィラフランシエンヌの丘というらしいですが、どこだか突き止められず。
ヴァンソーブル(Vinsobres)と南ローヌのAOCを俯瞰しておきましょう。
Cosme02
Vinsobresは2006年AOC昇格と比較的新しく、赤しか認められていません。
ラストー、ボーム・ド・ヴニーズ(Beaumes-de-Venise)も赤のみでしたね。

因みに、ジゴンダスは赤とロゼが認められており、
シャトーヌフ・デュ・パプとケランヌ(Cairanne、2016年AOC昇格)は、
赤と白が認められています。
その他のAOCは赤・白・ロゼが認められています。(Vacqueyras、Liracなど)

ついついお勉強みたいになってきますね。(ワインエキスパート受験の弊害…)
シャトーヌフの白なんて覚えるより飲んだ方が絶対楽しい。おいしかったです。


エチケット平面化画像。
IMG_9352
裏ラベルのエノテカシールは例によって情報量ゼロなので剥がしています。


さあ、抜栓。
IMG_0260
コルク横はミレジムではなくシャトー名入りです。

コルクを平面化撮影。
IMG_0261
紋章とともに「Volat Fama Per Orbem」というラテン語が書かれています。
Famaは「評判」ですが、「名声」の意味もあるので、カッコよく訳せば、
「名声、世界に響き渡る」ってな感じでしょうか。

Alc.14.5%。
濃いガーネット。
IMG_0264

ブラックベリー、クローブ、ナツメグ...
鉄っぽさを感じます。、動物臭はないですね。
冷たい感じの辛口アタック。
これは酸だとわかりますが、 出すぎている感じはないです。
味の厚み、構造感は充分あります。
タンニンは余韻にかけて程よい喉の収斂生をもたらします。
酸は後味にも残るのが少々残念なんですが、
全体のまとまりはOKです。


*****


Saint Cosme
Côtes-du-Rhône 2017
RRWポイント 91点


Santa Duc Heritage 2015 Vin de France

南部ローヌ、ジゴンダスの作り手、ドメーヌ・サンタ・デュックです。
ここのジゴンダスはストックしてあって近々抜栓予定ですが、
その前に同じ作り手のVin de France(旧呼称Vin de Table)をお試しです。
1000円代ですから、うまけりゃ偉いワイン認定です。


IMG_9084
クオリティが基準に達しないもの使うのは、よくあるパターンですが、
なんとこれコート・デュ・ローヌやラストーなどのブレンドだそうです。
なら、AOCコート・デュ・ローヌも名乗らないのはなぜかなと思ったら、
不作の2002年にトップキュベを瓶詰めせず、ジゴンダス以下を格下げ、
結果コート・デュ・ローヌを格下げしたのがこのエリタージュの始まりだとか…。


公式ページはよくできていますが、このエリタージュが載ってません。
インポーター稲葉のPDFページに詳しい情報があったのでそちらを参照。
1874年創業ながら、現在のイヴ・グラさんが1985年に引き継いでから、
一気に名声を高めたそうです。
パーカーおじさんの5つ星生産者で、
「サンタ・デュックはジゴンダスに君臨するチャンピオン」と絶賛だそうで。
セパージュは、
・グルナッシュ 50%
・シラー 25%
・その他 25%
その他って…。
樽熟は不明。味で推測できるでしょうかね。


さあ、ジゴンダスにあるサンタ・デュックに行ってみます。
SantaDuc01
なかなか立派な施設とお見受けしますが、畑越しから近づけず。


ザクっと南部ローヌ、ジゴンダスの位置関係を把握しておきましょう。
SantaDuc02
人間好みは変わっていくもんです。以前は北ローヌのシラー主体だったのが、
今や南ローヌのグルナッシュの方が好きになっています。


エチケット平面化画像。
IMG_8789


さて、抜栓。
IMG_9086
横ミレジム入り、ドメーヌのマーク入り専用コルクとキャップシール。

Vin de Franceでも手抜かりない感じがコルクからも伝わります。
IMG_9080

Alc.13.5%。
濃いガーネット、透けにくいです。
IMG_9082

黒ベリー、カシス。
うま味辛口アタック。
かすかな甘みも感じ、果実味たっぷりですが、
味の厚みはしっかりある印象です。
喉越しのタンニンを感じつつ余韻に入るのはいいんですが、
若干あっさり終わる、あっけない感じは価格レンジ故でしょうか。

しかし、普段飲みには充分なうまさですよ。
う~ん、サンタ・デュックのジゴンダスを開けるのが楽しみです。


*****

Santa Duc Heritage 2015 Vin de France
RRWポイント 90点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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