ラインヘッセンの赤ブレンド。ドルンフェルダーが主体のようです。ラインヘッセンと言えばドイツ最大のワイン生産地であり、生産量も最大です。そんなラインヘッセンなのですが、なぜかあまり飲む機会がありませんでした。こっちが避けていることはないと思うのでインポーターの扱いの偏りでしょうか。とにかくお試ししながら深掘りしてみましょう。
ラベルがあまりにも簡素なので裏ラベルを頼りに作り手を調べます。ラインヘッセンのベライヒ・ヴォンネガウ(Wonnegau)にあるベヒトハイム(Bechtheim)という町のヴァイングート・ヴァインライヒ(Weingut Weinreich)ということはわかりました。ヤンとマルクのヴァインライヒ兄弟が2009年から始めたワイナリーになります。今日のワインもユーロリーフのビオワインですが、オーガニックやヴィーガンを積極的に推し進めているようです。マキシメ・ヘアクンフト・ラインヘッセン(Maxime Herkunft Rheinhessen)というVDP会員から成るラインヘッセンの生産者団体(2017年発足)のメンバーです。
公式ページはこれ。単一畑ワインやゼクト(Sekt=Schaumwein)もやってますね。
ワインリストに今日のワインはあるようなんですが、個別の説明がないですね。しかたないので、以下インポーター情報から。
ドルンフェルダー(Dornfelder)はラインヘッセンで黒品種では一番多い品種です。
ドイツはストビューがないのでHPでワイナリー外観写真を探しますが全くありません。facebookにもない。困った果てにネットで見つけたのが右上にインポーズしてある写真です。立派な外観でホテルもやってるようなんですが何で写真を上げてないんでしょうね?
このタンクの写真は公式に上がっていたものです。ワイナリーはベヒトハイム(Bechtheim)の町の中にあります。
ラインヘッセン(Rheinhessen)は13ある指定生産地域(g.U.)のひとつです。
ラインヘッセンは、ドイツのワイン産地の総面積のほぼ 4 分の 1 を占めます。品種の比率は以下のような感じです。(2021年統計:ラインヘッセン公式HP)
・リースリング 19%
・ミュラー・トゥルガウ 15%
・ドルンフェルダー 12%
・ピノ・グリ(Grauer Burgunder)8%
・ジルヴァーナー 7%
・ピノ・ノワール(Spätburgunder)5% …
白ワインが優勢ですが(全体の約73%)、ドルンフェルダーも相当あるのがわかります。これでもドルンフェルダーの栽培面積はドイツ国内最大です。また、ラインヘッセンは以下の3つのベライヒ(Bereich)に分かれます。(上の地図にも示しています。)
今日の作り手は、地図にも記したようにベライヒ・ヴォンネガウ(Bereich Wonnegau)に属しています。加えてラインヘッセンは、24の集合畑(Großlage)、432の単一畑(Einzellage)を内包しています。
ラベル平面化画像。
インポーターシールは目立たず、裏ラベルも隠しません。
さあ、スクリュー回転。
ラベルがあまりにも簡素なので裏ラベルを頼りに作り手を調べます。ラインヘッセンのベライヒ・ヴォンネガウ(Wonnegau)にあるベヒトハイム(Bechtheim)という町のヴァイングート・ヴァインライヒ(Weingut Weinreich)ということはわかりました。ヤンとマルクのヴァインライヒ兄弟が2009年から始めたワイナリーになります。今日のワインもユーロリーフのビオワインですが、オーガニックやヴィーガンを積極的に推し進めているようです。マキシメ・ヘアクンフト・ラインヘッセン(Maxime Herkunft Rheinhessen)というVDP会員から成るラインヘッセンの生産者団体(2017年発足)のメンバーです。
公式ページはこれ。単一畑ワインやゼクト(Sekt=Schaumwein)もやってますね。
ワインリストに今日のワインはあるようなんですが、個別の説明がないですね。しかたないので、以下インポーター情報から。
・ドルンフェルダー 60%
・メルロー 30%
・カベルネ・ソーヴィニヨン 10%
・メルロー 30%
・カベルネ・ソーヴィニヨン 10%
ステンレスタンクで発酵、18ヶ月の樽熟成をするとのこと。ドルンフェルダー主体にメルロー・カベソーとは面白いブレンドな気がします。
ドルンフェルダー(Dornfelder)はラインヘッセンで黒品種では一番多い品種です。
ドイツ国内でも黒ブドウとしては2番目に多く栽培されている品種です。(1位はもちろん、Spätburgunder、ピノ・ノワールです。)この品種が生まれたのは1955年で、ヴァインスベルク研究所のアウグスト・ヘロルド(August Herold)さんが、
・ヘルフェンシュタイナー(Helfensteiner)X ヘロルドレーベ(Heroldrebe )
の交配で生み出しました。人工交配で生まれたのにこの交配品種が判明したのは2012年のDNA鑑定によってだそうで、アウグストさん、ちゃんとメモっておきましょうね(笑)。この品種が交配されたヴァインスベルク(Weinsberg)研究所の創設者、イマヌエル・ドルンフェルドさん(Immanuel A. L. Dornfeld)に因んでドルンフェルダー(「ドルンフェルドさんの~」の意。)と名づけられています。
・ヘルフェンシュタイナー(Helfensteiner)X ヘロルドレーベ(Heroldrebe )
の交配で生み出しました。人工交配で生まれたのにこの交配品種が判明したのは2012年のDNA鑑定によってだそうで、アウグストさん、ちゃんとメモっておきましょうね(笑)。この品種が交配されたヴァインスベルク(Weinsberg)研究所の創設者、イマヌエル・ドルンフェルドさん(Immanuel A. L. Dornfeld)に因んでドルンフェルダー(「ドルンフェルドさんの~」の意。)と名づけられています。
ヴァイングート・ヴァインライヒ(Weingut Weinreich)を訪問しましょう。
ドイツはストビューがないのでHPでワイナリー外観写真を探しますが全くありません。facebookにもない。困った果てにネットで見つけたのが右上にインポーズしてある写真です。立派な外観でホテルもやってるようなんですが何で写真を上げてないんでしょうね?
このタンクの写真は公式に上がっていたものです。ワイナリーはベヒトハイム(Bechtheim)の町の中にあります。
ラインヘッセン(Rheinhessen)は13ある指定生産地域(g.U.)のひとつです。
ラインヘッセンは、ドイツのワイン産地の総面積のほぼ 4 分の 1 を占めます。品種の比率は以下のような感じです。(2021年統計:ラインヘッセン公式HP)
・リースリング 19%
・ミュラー・トゥルガウ 15%
・ドルンフェルダー 12%
・ピノ・グリ(Grauer Burgunder)8%
・ジルヴァーナー 7%
・ピノ・ノワール(Spätburgunder)5% …
白ワインが優勢ですが(全体の約73%)、ドルンフェルダーも相当あるのがわかります。これでもドルンフェルダーの栽培面積はドイツ国内最大です。また、ラインヘッセンは以下の3つのベライヒ(Bereich)に分かれます。(上の地図にも示しています。)
・ビンゲン(Bingen)
・ニーアシュタイン(Nierstein)
・ヴォンネガウ(Wonnegau)今日の作り手は、地図にも記したようにベライヒ・ヴォンネガウ(Bereich Wonnegau)に属しています。加えてラインヘッセンは、24の集合畑(Großlage)、432の単一畑(Einzellage)を内包しています。
ラベル平面化画像。
インポーターシールは目立たず、裏ラベルも隠しません。
さあ、スクリュー回転。
Alc.12.5%。
赤味があるガーネット。
黒ベリー、アセロラ、リコリス。
辛口アタック。
ちょうどいい酸に誘われ、
こじんまりした旨味に辿り着く感じ。
薬草の臭みはほぼないです。
ピノ・ノワールのようなエレガントさもありますね。
ビオだからか結構なオリが最後にありました。
その昔、ドイツで初めて飲んだドルンフェルダーが薬草の風味満載でした(笑)。
ビオだからか結構なオリが最後にありました。
その昔、ドイツで初めて飲んだドルンフェルダーが薬草の風味満載でした(笑)。
その印象からすると意外過ぎるぐらい美味しいです。
やはり同じ品種もいろいろ試さないとだめですね。
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Weingut Weinreich
ROT Rotwein Trocken 2019
Rheinhessen
ROT Rotwein Trocken 2019
Rheinhessen
RRWポイント | 91点 |
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