「9 Lives」というワインをスーパーの店頭で発見。そう、チリの大手サンペドロの出すお手頃バリエタルシリーズのガトネグロ(GatoNegro)のちょっと上級のグレード(のはず)です。ん? しかし、いつもの黒猫ちゃんも居ないし、そもそもガト・ネグロとどこにも書いていません。これは何事?と首をかしげながらも長らくお目にかかっていなかった 9 Lives ですからすぐさまゲットしお試しすることにいたしました。
San Pedro は1865年という昔にクリコー・ヴァレーに創業し、今やチリを代表するワインメーカーになっていますが、そのサンペドロが黒猫マークの「GatoNegro」を始めたのが1960年という、これまた60年も前になります。おそらく世界で初めての、いわゆるクリッターワイン(Critter Wine、キャッチーな動物の絵柄がラベルに描かれているワイン)がガトネグロらしいです。カンガルーの絵柄で人気のオーストラリアのイエローテールが20年前かららしいので、ガト・ネグロはそれよりずっと昔のクリッターワインの先駆けというわけです。
10年程前でしょうか、ガトネグロの「Reserve」のシリーズが「GatoNegro 9 Lives」として登場しました。「9 Lives」というのはその昔サンペドロの創業のブドウ畑に現れたという幸運をもたらす黒猫の9回生きたという伝説からきたネーミングです。それが今回、「黒猫」が消えて「9つの魂」だけになってしまったのはちょっと解せませんね。
サンペドロの公式ページはこれ。ライナップの紹介もしっかりしています。
ただ、「Gato(Negro) 9 Lives」は載ってますが、「9 Lives」のみは見当たりません。
GatoNegroシリーズのブランド専用サイトというのが別にあります。
しかしここにも「9 Lives」のみというのは見当たりません。
するとどうでしょう。「9 Lives Wine」という専用ページができていました。
独立ブランド化させるマーケティングなんでしょうね。カッコいいサイトですが情報は極少。
・カベルネ・ソーヴィニヨン 100%
ワインについての詳細がないのでセパージュはネット情報です。「Reserve」なので多少の樽はあるはずですが、フレンチオーク樽で8~9ヶ月熟成とするサイトがあったのでそんなものだと思います。ワイン名の「Delirious Cabernet Sauvignon」というのは「有頂天の、狂喜乱舞した~」と言う意味ですが、ちょっと何言ってるかわかりません(笑)。
これが前述の「9 Lives Wine」という専用サイトのワイン紹介ページのスクショです。
カッコいいけど素性の情報ゼロというのは困りますね。
インポーターはコルドンヴェールじゃなくてアサヒビールなんですね。
さあ、スクリュー回転。
ネックに「9つの人生を生きよ」なんて書いてます。意味わからん(笑)。
San Pedro は1865年という昔にクリコー・ヴァレーに創業し、今やチリを代表するワインメーカーになっていますが、そのサンペドロが黒猫マークの「GatoNegro」を始めたのが1960年という、これまた60年も前になります。おそらく世界で初めての、いわゆるクリッターワイン(Critter Wine、キャッチーな動物の絵柄がラベルに描かれているワイン)がガトネグロらしいです。カンガルーの絵柄で人気のオーストラリアのイエローテールが20年前かららしいので、ガト・ネグロはそれよりずっと昔のクリッターワインの先駆けというわけです。
10年程前でしょうか、ガトネグロの「Reserve」のシリーズが「GatoNegro 9 Lives」として登場しました。「9 Lives」というのはその昔サンペドロの創業のブドウ畑に現れたという幸運をもたらす黒猫の9回生きたという伝説からきたネーミングです。それが今回、「黒猫」が消えて「9つの魂」だけになってしまったのはちょっと解せませんね。
サンペドロの公式ページはこれ。ライナップの紹介もしっかりしています。
ただ、「Gato(Negro) 9 Lives」は載ってますが、「9 Lives」のみは見当たりません。
GatoNegroシリーズのブランド専用サイトというのが別にあります。
しかしここにも「9 Lives」のみというのは見当たりません。
するとどうでしょう。「9 Lives Wine」という専用ページができていました。
独立ブランド化させるマーケティングなんでしょうね。カッコいいサイトですが情報は極少。
・カベルネ・ソーヴィニヨン 100%
ワインについての詳細がないのでセパージュはネット情報です。「Reserve」なので多少の樽はあるはずですが、フレンチオーク樽で8~9ヶ月熟成とするサイトがあったのでそんなものだと思います。ワイン名の「Delirious Cabernet Sauvignon」というのは「有頂天の、狂喜乱舞した~」と言う意味ですが、ちょっと何言ってるかわかりません(笑)。
これが前述の「9 Lives Wine」という専用サイトのワイン紹介ページのスクショです。
カッコいいけど素性の情報ゼロというのは困りますね。
サンペドロはマウレ州クリコー・ヴァレーのモリーナに本拠地があります。
カチャポアル・ヴァレーにもアルタイル(Altaïr)やカボ・デ・オルノス(Cabo de Hornos)などを作るプレミアムワイン専用ワイナリーを持っていますが、創業の地はこちらです。タラパカ、サンタ・エレナなどと組むVSPTワイングループの本部にもなっているようです。
Google Mapでマウレ州を俯瞰して位置関係を確認。サンペドロも印してます。
サンペドロはマウレ州北側のクリコー・ヴァレーのエリアにありますが、今日のワインは「D.O. Valle Central」なので首都サンティアゴのエリアのマイポ・ヴァレーから南のマウレ・ヴァレーまでの非常に広域になります。(上記地図内の右側にインポーズした図でセントラル・ヴァレーの確認ができます。)
チリの DO(Denominación de Origen)一覧表。セントラル・ヴァレーを確認してください。
ラベル平面化画像。
カチャポアル・ヴァレーにもアルタイル(Altaïr)やカボ・デ・オルノス(Cabo de Hornos)などを作るプレミアムワイン専用ワイナリーを持っていますが、創業の地はこちらです。タラパカ、サンタ・エレナなどと組むVSPTワイングループの本部にもなっているようです。
Google Mapでマウレ州を俯瞰して位置関係を確認。サンペドロも印してます。
サンペドロはマウレ州北側のクリコー・ヴァレーのエリアにありますが、今日のワインは「D.O. Valle Central」なので首都サンティアゴのエリアのマイポ・ヴァレーから南のマウレ・ヴァレーまでの非常に広域になります。(上記地図内の右側にインポーズした図でセントラル・ヴァレーの確認ができます。)
チリの DO(Denominación de Origen)一覧表。セントラル・ヴァレーを確認してください。
<Wikipedia Anexo:Regiones vitícolas de Chile より一部(新サブゾーン)加筆>
ラベル平面化画像。
インポーターはコルドンヴェールじゃなくてアサヒビールなんですね。
さあ、スクリュー回転。
ネックに「9つの人生を生きよ」なんて書いてます。意味わからん(笑)。
Alc.14%。
濃いガーネット。
黒ベリー、ダークチェリー、胡椒。
辛口アタック
いい意味での焦げ風味あり。
厚みある味わいです。
程よい酸もアクセントでバランスの妙です。
余韻にもうまさが残り味わい深く続きます。
安いけどやっぱりいいシリーズですね。
*****
San Pedro
9 Lives Delirious Cabernet Sauvignon 2021
Reserve
D.O. Valle Central
9 Lives Delirious Cabernet Sauvignon 2021
Reserve
D.O. Valle Central
RRWポイント | 93点 |
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