今日はイタリア・サルデーニャ島のワインをいただきます。
アグリコラ・プニカのフラッグシップ、バッルーアです。
アグリコラ・プニカはサルデーニャ島でのジョイントベンチャーで、
スーパータスカン・サッシカイアの「テヌータ・サン・グイド」、
サルデーニャの名門ワイナリー「サンターディ」と、
トスカーナの名醸造家ジャコモ・タキスが手を組んで誕生したとか。


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うーん、これ見よがしに「サッシカイア」シールが貼ってます。

早速ですが、サルデーニャ島のアグリコラ・プニカを訪問してみましょう。
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看板は「サンターディ」となってるみたいですが、
ジョイントベンチャーで母体が母屋を貸すのはよくある話です。

場所はサルデーニャ島の南の端の方に位置してます。
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以前コルシカ島のワインを飲みましたが、
サルデーニャのすぐ上の島ながら、こちらはフランスでしたね。

学校では「サルジニア島」と習った記憶がありますが、
これは英語表記の「Sardinia」から来てるんですね。
イタリア語がサルデーニャ(Sardegna)です。


公式ページはまあまあの情報量です。
セパージュは、
・カリニャーノ(カリニャン)85%
・カベソー 10%
・メルロー 5%
カリニャンって、古くからサルデーニャで栽培され、
今では島の代表品種となっているようですね。
(カリニャンの原産はスペイン。)
カベソー、メルローとのブレンドなのが、
スーパータスカンの片鱗を感じさせます。

ワインのクラスとしては広くサルデーニャ島産に適用される、
IGT(Indicazione Geografica Tipica)「Isola dei Nuraghi」です。
いわゆる原産地が名乗れるテーブルワインという分類です。
ここらへんもスーパータスカンの片鱗ですね。(笑)

樽は新樽率30%の仏樽で18ヶ月。
+ボトルで12ヶ月寝かして出荷となります。


エチケットは上下にでかく、平面化撮影は難儀しました。(笑)
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マーケティングでしょうが、サッシカイア・シールが目を引きます。


さて、いただきます。
Alc.14%。
濃いルビー。
カシス、ブルーベリー…のジャムっぽい感じ?
少なめの香りです。
うま味感たっぷりのアタックです。
これはいいぞと思わせますが、
酸味が顔を出し、ちょっと嫌味に感じます。
後味の舌の上にピリッと残る何か…やはり酸味かな?
カリニャンらしいといえばそうなんですが、
全体の印象は、実のところ「フレッシュうま」です。
重苦しい感じはなく、
食事と合わせればスルスルといけると思います。
(パーカーおじさんは93点つけてましたね。)

今回は有名どころをいただきましたが、
サルデーニャには他にも面白いワインがありそうです。
また探して試してみようと思います。


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Agricola Punica (Sassicaia & Santadi)
Barrua 2013
IGT Isola dei Nuraghi
RRWポイント 90点