シュロス・フォルラーツ(Schloss Vollrads)の生産者イベントです。
ドイツに5つしかない特別特級単一畑(偉大過ぎて村名抜き畑名だけで名乗れる)、
オルツタイルラーゲ(Ortsteillage)のうちの一つです。ゴイゴイスー。
そこの最高責任者Dr. Rowald Heppさんの解説を聞きながら、その方いわく、
「ひとつの畑、ひとつの作り手、ひとつの品種(リースリング)、そこからの、
5つの異なったワインを味わう」という興味津々、夢のような企画です。
ゼクト(Sekt)。リースリングのスパークリングです。
製法はいくつか認められてますが(トラディショナル方式、シャルマ方式、
田舎方式など)、ここのは伝統的な瓶内二次醗酵法です。
少なくとも1861年からリースリングのスパークリングを生産しているそうで、
ドイツで最古の泡の生産者ということになるようです。
公式ページにあまり詳しい情報がないので、代わりにゼクトのお勉強をば。
【ゼクトの種類】
ゼクトには規定によって様々な種類があります。
<ドイチャー・ゼクト(Deutscher Sekt)>
ドイツ国内産のベースワインから生産されるゼクト。
IGPに相当するラントヴァイン(Landwein)の規定をクリアしたものに限られ、
13の指定市域(下の地図参照)で収穫のブドウを85%以上使用する必要あり。
IGPに相当するラントヴァイン(Landwein)の規定をクリアしたものに限られ、
13の指定市域(下の地図参照)で収穫のブドウを85%以上使用する必要あり。
<ゼクト b.A.(Sekt b.A.)>
13の特定生産地域で生産されたQbA(Qualitätswein)から生産されるゼクト。
分類はこういうことでしたね。
さらに、ゼクト b.A.(Sekt b.A.)はその中に、
ヴィンツァーゼクト(Winzersekt)とクレマン(Crémant)の分類があります。
<ヴィンツァーゼクト(Winzersekt)>
分類はこういうことでしたね。
さらに、ゼクト b.A.(Sekt b.A.)はその中に、
ヴィンツァーゼクト(Winzersekt)とクレマン(Crémant)の分類があります。
<ヴィンツァーゼクト(Winzersekt)>
伝統的瓶内二次発酵採用、製造期間は一次発酵を含め9ヶ月以上などが規定されています。
<クレマン(Crémant)>
収穫が手作業、除梗せず丸ごと房を圧搾すること、収穫150kgから得る果汁は100L以下など、
最も厳しい規定がされています。
今日のゼクトは、Sekt b.A.、そしてWinzersektということになるようです。
最も厳しい規定がされています。
今日のゼクトは、Sekt b.A.、そしてWinzersektということになるようです。
<13ある特定生産地域>
読み方はこちら参照。(ここから拝借)
ラベル平面化画像。結露で悲惨なことになってますが…。
確かにSekt b.A.です。「Brut(辛口)」とも書いてます。
そこはフランス語なんだ。(笑)
さあ、いただきます。
Alc.12.5%。薄いゴールドですね。
Alc.12.5%。薄いゴールドですね。
ライム、青リンゴ。
ペトロール臭もあるしっかりしたリースリングが、
スパークリングになってるって、なんだか素敵。
スパークリングになってるって、なんだか素敵。
キレキレの酸と泡が爽快感を満載にしてくれます。
これほど酸が効果的なのは初めての体験です。うまし。
泡はリースリングが一番じゃないかと思うくらいです。
泡はリースリングが一番じゃないかと思うくらいです。
ドイツではお昼、ランチ前にゼクトを一番飲むんだって。
昼間っからワインって素晴らしいお国柄だ~。
次に続きます。
次に続きます。