ニュージーランドのピノ・ノワールなら間違いないんじゃないかと、
リカマン店頭でお手頃なやつを安易にチョイスします。KONOだそうで。
おいしかったら儲けもんなんですが…。


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公式サイトは以下の2つがありました。
www.kono.co.nz
www.konowines.co.nz

ラベルにも書いてあるのがkono.co.nzの方なんですが、
シーフードや果樹園など中心にした会社との説明があります。
ワインはその中の一事業って感じですね。
よって、konowines.co.nzがワインのサイトになります。
マールボローの畑からのブドウを使っているとのことですが、
ワイナリーの所在は判然としません。

一応、最新ヴィンテージとして2016年のデータシートはありました。
機械摘み、除梗、低温浸漬と、詳しくプロセスが書いています。
「冬の間の数か月、オークに触れさせます。(on oak)」とあるのは、
おそらくオークチップを漬けているんでしょう。
樽熟と書かずに正直に解説してあるのは好感が持てますね。(笑)

おっ、アワテレ・バレー(Awatere Valley)の畑からと書いてました。
この辺りになります。
Kono02
KONOの本部はネルソンという港町にあります。
さすがシーフードの会社ですね。


ラベル平面化画像。
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おおっと!こんなところにワイナリーの住所が書いています!

早速行ってみると、「Tohu Wines」という別の名前のワイナリーです。
Tohu WinesのサイトがKONOのサイトにすごく似ているので、
同じ会社か生産委託先なのかもしれません。
Kono03
ワイナリーは道からかなり中の方へ入るらしく見えません。
しかし、このあたりのテロワールはいい感じがします。


さて、スクリュー回転。
Alc.13.5%。
透明感ある濃い目ルビー。
ラズベリー。
うっ、シーチキンがかすかに香ります。
茎っぽい香り?はオークチップでしょうかね。
辛口ですが、厚みは弱めの味です。
何のドラマもなく余韻まで来ます。
その余韻も凡庸。

う~ん、残念。
ニュージーランドだからってもんでもないのね。


*****


KONO South Island Pinot Noir 2016
RRWポイント 85点