Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Spain

Bodegas San Alejandro Evodia Pizarras Antiguas 2015

ローソンで買ったEvodiaがコンビニワインにしてはなかなかのうまさでした。
すると今度はスーパーでエヴォディア・プレステージなるものを見つけました。
落ち着いたカラーリングで、めっちゃブルーの普通のEvodiaより上等そうです。
「パーカーおじさん90+点」のシールも光ってますよ。(笑)


IMG_1493
しかし、「プレステージ」とはどこにも書いていませんね。
「グルナッシュの古木からのブドウをフレンチオークの新樽で12ヶ月熟成」
とありますので、一応プレステージなレンジではあるようです。
しかし、日本のマーケティングはうまいこと売りますね~。


公式ページはEvodia専用のがあります。

作り手はアラゴン州カラタユーのBodegas San Alejandroです。

本体であるBodegas San Alejandroの公式ページ内からもリンクがあります。

データシート完備でワイン情報は充実です。
・ガルナチャ(グルナッシュ) 100%
グルナッシュの古木は樹齢60~65年だそうです。
樽熟は12ヶ月なのは間違いないようですが、ラベルにあった「新樽」は、
「1~2回使用の新樽」と書いてます。それは新樽とは言わんやろ!(笑)

また、パーカーおじさんがこれに90+点つけたのは間違いないようですが、
どうやら今日の2015年でなく2016年のヴィンテージに対してのようですね。
それより、公式ページでは神の雫に載ったことのほうがうれしいようです。
Evo01
漫画のページそのまま引用し、アジアで一番人気のあるガルナチャとうたっています。


再度、ワイナリー訪問。
Evodia01
Miedes de Aragónというカラタユーから30分ほどの小さな町にあります。
ワイナリー自体はかなり立派な感じです。

アラゴン州のDOとともに位置関係を見ます。
AragonDO
Bodegas San Alejandroはだいたい図中に示した辺りです。

スペイン全体のDOマップからもDO Calatayudを探してみてください。
Evodia03
見つかりましたか?はい。OKですね。(笑)


ラベル平面化画像。
IMG_1342
普通のEvodiaはAltovinum向けと書かれていて、作り手名が伏せてありました。
お陰で正体を突き止めるのに手間がかかったわけですが、これはちゃんと、
Bodegas San Alejandroと書かれています。レンジによって販売ルート違うのかな。

インポーターは普通のEvodiaと同じ日本酒類販売株式会社なんですが、
これは日本向け専用の裏ラベルではなく、ご覧のように上からベタ貼りです。
IMG_1338-(1)
数量が少ないと専用ラベルは無理なんだと察しますが、困りものです。
下のバーコードを隠す必要性はわかりますが、大事な情報も隠れます。


さあ、抜栓。
IMG_1490
前はDIAMテクニカルコルクでしたが、今回は普通のコルク。

Alc.15%。
濃いガーネット。かすかにエッジにオレンジを感じます。
IMG_1491

カシス、ブラックベリー、プラム。
爽やか果実のフレーバーです。
酸味をかすかに感じさせる辛口アタック。
厚みのある味ですが、甘みを漂わせるボディー感もあります。
喉越しで若干さっきの酸味が戻ってくるんですが、
シルキーなタンニンに乗って余韻へスムーズにつながります。

おいしいんではあるのですが、
普通のEvodiaとの明確な差は発見できない印象です。
「プレステージ」はちょっと言い過ぎかな。(笑)


*****


Bodegas San Alejandro
Evodia
Pizarras Antiguas 2015
RRWポイント 91点


Viñapeña Airén

スペインのアイレンという白品種からのワインです。
やまやで何と298円(+税)で売ってるやつです。(笑)
普通はこんなのに手は出さないのですが、アイレン(Airén)に惹かれました。
スペインで白品種生産量ダントツ1位なので記憶にはありましたが、
過去にいただいたことがなかったので味見ということで…。


IMG_1535
Airénは2018年の統計でも214,594ヘクタールの栽培面積となっていて、
2位のMacabeo(リオハではViuraとも)の51,213ヘクタールの4倍で、
ブッちぎりの1位です。国内の総生産でも1品種で約30%を占めるそうです。
ブランデーにも使われるようですが、安ワイン用なのかあまり見かけません。

一応、これがアイレンです。
Airen
うん、アイレンっぽい。(笑)


作り手は「J. García Carrión」で1890年ムルシア州フミージャで創業。
現在では国際的な一大ワインメーカーになっています。一応公式ページ

公式オンラインショップサイトも見ましたが、今日のワインは載ってません。
日本他への輸出用激安商品なんでしょう。ノンヴィンテージだし。


一応、Jumillaにあるワイナリー(工場?)を訪問。
JGC01
やはり、なかなかの規模ですね。

ムルシア州やDO Jumillaを掘り下げても意味がないので(笑)、
アイレンの主要生産地であるCastilla la Mancha州を眺めましょう。
SpainMap
カスティージャ・ラ・マンチャ州はスペインの真ん中です。
(カスティーリャやカスティーなんて書きますが、ここは「ジャ」に統一。)


ラベル平面化画像。
IMG_1350
最近、このモダンな感じのデザインに変わったみたいですね。


さて、スクリュー回転。
IMG_1536
無印にもほどがあるって感じです。300円ですからね。(笑)

Alc.11%。
明るいイエロー。
IMG_1534

ライム、花梨、青リンゴ…。
この香りは好きです。
やっぱりの水臭い辛口アタック。
柑橘系の味わいはあるんですが、
やはり軽い。
ひたすら軽い。
そのうち軽~い酸も出てきます。
後味にはその酸が後を引くなぁ~。

でもね。まあまあ飲めるんですよ。
なんとか無添加国産ワインより(笑)、
よっぽど飲めます。


*****


J. García Carrión
Viñapeña Airén NV
WWWポイント 76点



WhiteWhiteWine01

Bodegas Tagonius Gran Vino Reserva 2005

スペインのタゴニウス・グラン・ビノ・レセルバ2005です。
リカマンの店頭での1本ですが、パーカーおじさん93点のシールに釣られたのは内緒。(笑)
DO Vinos de Madridというのは初めてです。後で調べてみましょう。
結構なバックヴィンテージですが、これが吉と出るか、凶と出るか…なんですよ。


IMG_1214
1860年に創立したワイナリーが前身だそうで、遡ると歴史は古そうです。
現在はマドリッドの企業グループが投資して規模を拡大、評価も高いようです。


公式ページはそこそこの出来なんですが、さすがに2005年のラインアップは載っていません。

よってネット情報に頼るわけですが、日本のサイトに結構この2005年が出回っています。
セパージュは、
・メルロー 65%
・テンプラニージョ 15%
・カベソー 10%
・シラー 10%
メルロー主体って面白いですね。
新樽率100%のフレンチオーク樽で18ヶ月熟成と贅沢にやってます。


ワイナリー訪問。
VinosdeMadrid02
Vinos de Madridと言うだけあってマドリードの南東にあります。
ティエルメス(Tielmes)という町の近く、マドリードから車で小1時間の距離です。

DO Vinos de Madridをスペイン全体の地図で確認します。
VinosdeMadrid03
やはりマドリード周辺ですが、南東側と南西側の2地域に分かれてますね。
面白い。

中央高原(Meseta Central)のDOだけに注目してみます。
VinosdeMadrid01
DO La Manchaでかいですね。

参考までに、
DO Vinos de  Madridの公式ページです。



ラベル平面化画像。
IMG_1206
珍しい透明フィルム状のラベル。撮影しにくっ。
裏ラベルはインポーターもので、これ見よがしの「パーカーポイント93点獲得ワイン」。
DO Vinos de Madridの認証シールはちゃんと貼ってます。


さあ、抜栓。うっ! 液面がかなり上がった跡がありますよ。
IMG_1212
15年ほどの間に何が起こったのか。どんな保管状態だったのか。心配です。

Alc.14.5%。
少し濁り気味のガーネット。エッジから褐変しつつ透明感が侵食しています
IMG_1213

弱い黒ベリーは感じますが、すぐに濡れた木の樽香からの腐葉土。
タマネギ。硫黄の感じ。還元臭か?
非常に嫌な予感です…。

酸と苦味のアタックです。
味わう力がないのかと不安になりながら味わいを探しますが、
その味が見当たりません。

残念ですが、これは欠陥認定です。
パーカーおじさんがこれに93点をつけるとは思えませんね。

 この2005年もの、海外では50ドルくらいで売られてたようですが、
日本ではなぜか1500円くらいで叩き売りしてるところがあります。
品質がヤバいこと、わかってたんじゃないのと疑ってしまいます。


*****


Bodegas Tagonius
Gran Vino Reserva 2005
DO Vinos de  Madrid
RRWポイント --点


Nivarius Tempranillo Blanco 2018

KALDIの店頭でシロクマさんのかわいいラベルを発見。
スペインの白ワインか…。えっ?…テンプラニージョ?…ブランコ(白)?
思わずその場でググってしまいましたが、裏ラベルにも解説があり、
1988年に発見されたテンプラニージョの突然変異の白ブドウだそうです。
リオハで発見されたので、単一品種の白ワインは他地域にはないそうです。
これは試さないという選択肢はないやろ?ということで。(笑)


IMG_1202
作り手Bodegas Nivariusを調べますが、2012年設立の新しいところです。
なんとDOCa Riojaの白ワインだけしか作らない白ワイン専門の生産者です。


公式ページは非常によくできていて、リオハの詳細情報が盛りだくさんです。

ところが、今日のテンプラニージョ・ブランコが載っていません。
Edición Especial Limitada(スペシャル・リミテッド・エディション)だからですかね?
よってネット情報から。
・テンプラニージョ・ブランコ 100%
3500Lのフレンチオーク樽で発酵後、同樽で9ヶ月シュール・リー熟成だそうです。

一応、これがテンプラニージョ・ブランコ。
TempranilloBlanco
突然変異で黒ブドウがこんな白ブドウになるもんなんですね。


作り手訪問しますよ。イレグア川沿い、ナルダ(Nalda)が最寄りの町です。
niverius2
切り立った岩山も見えますが、標高が800mと高く年間を通じて冷涼だそうです。
これが酸味を活かした白ワインを作るのにいいそうです。

リオハの地図で位置関係を確認します。リオハ・バハ(Rioja Baja)です。
RiojaDOCa
テンプラニージョ・ブランコが発見されたというMurillo de Río Leza村も記載。

リオハは1991年にDOCa(Denominación de Origen Calificada)認定され、
プリオラートと2地域のみの特選原産地呼称になります。
テンプラニージョ・ブランコの白ワインは2008年にDOCa認定に追加されています。

因みに、リオハDOCaで使用可能な白品種は以下の通り。
Viura、Malvasía、Garnacha Blanca、Tempranillo Blanco、Maturana Blanca、
Turruntés、Chardonnay、Sauvignon Blanc、Verdejo。
(トゥルンテスっていうのがありますが、アルゼンチンのトロンテスとは無関係だそう。)


ラベル平面化画像。おしゃれ。ある意味ジャケ買いでもありました。
niverius1
ちゃんとリオハDOCaの認証シールが貼ってますね。

リオハDOCaの公式サイトというのもありますのでご参考。



さあ、抜栓。
IMG_1197
無印集成コルクですが、キャップシールはエンボスロゴ入りでカッコいいです。

「Rioja」としか書いてませんが、コルク頭には「U」の型押しがありました。
IMG_1198
いや、「N」ですね。NivariusのN。キャップシールの写真も反対か…。orz

Alc.13.5%
淡いレモンイエロー。
IMG_1201

花梨、甘いシロップ漬けの白桃。
甘みを感じた気がしますが、結局は辛口アタック。
味に濃さはあまりない、軽めの仕上がり。
喉越しでフレッシュな味わいが広がるのはいいですね。
後味でかすかな苦味が残りますがマイナスではないです。
テンプラニージョの片鱗かな?

いずれにしても初めて飲む味です。
おもしろ~い。


*****


Nivarius
Edición Especial Limitada
Tempranillo Blanco 2018
Colección Monovarietales
DOCa Rioja
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

Paco & Lola Rías Baixas Albariño 2014

またまたスーパーでリアス・バイシャスのアルバリーニョを見つけました。
今度は何やら派手な水玉模様です。一瞬たじろぎましたが、
アルバリーニョにハズレなしという経験則からゲットしてお試しとなりました。


IMG_1012
パコ・イ・ロラと読みます。「&」はスペイン語で「Y」(イ)です。
見慣れるとなんだかオシャレなデザインにも見えてきます。(笑)


公式ページはトップページがやっぱり一面の白黒水玉模様。

「水玉模様のワイン」って呼んでね、とも書いています。(笑)
2005年創業の新しいワイナリーで、430の作り手からなる協同組合が母体。
畑の総面積は220haにも及び、リアス・バイシャスでは最大級だそうです。
赤ワインもラインアップにはありますが、やはり主力はアルバリーニョです。
・アルバリーニョ 100%
ステンレスタンクで21日の発酵のあと、3ヶ月シュールリーの放置プレイです。
だいたいどこもそんな感じですね。


早速、ガリシア州リアス・バイシャスのワイナリー訪問。
Paco&Lola01
やはりここも大きな水玉模様の看板で期待に応えてくれます。

裏ラベルにDO Rías Baixasと共にVal do Salnés(Salnes Valley)とあるので、
調べてみると、Val do SalnésはDO Rías Baixasのサブリージョンらしいです。
DOリアス・バイシャスの公式ページにそのあたりが詳しく書いてあります。

アルバリーニョ自体の原産地が、Val do Salnés(Salnes Valley)なんですってね。
今日のワインはアルバリーニョ発祥の地のアルバリーニョってことですね。

その公式ページにはサブリージョンの地図がありました。
Paco&Lola02
Val do Salnés含め5つのサブリージョンがあるようですが、
やはりVal do Salnésが一番古く、オリジナルであり中心地であるようです。

Val do SalnésをGoogle Mapに転記しつつ、パコ・イ・ロラの場所も確認。
RiasBaixas0
いつもながら見事なリアス式海岸。海風や地質の影響の強い複雑なテロワールです。

そのせいかリアス・バイシャスのアルバリーニョは棚作りでの栽培が特徴です。
Paco&Lola04
これはパコ・イ・ロラの公式ページから拝借した写真ですが、解説もしてあり、
約1.8mの棚作りは、ブドウの枝が支柱に沿って広がり最大限の太陽光を受け、
地表から遠ざけることで地面の湿気の影響を回避、さらに風通しもよくする、
という必然から生まれたものだそうです。
日本のブドウ栽培の棚作りもアジアの湿潤気候の湿気対策だというのが頷けます。


ラベル平面化画像。
IMG_0918
しかし、ケンカを売るかのようなインポーターシールの裏ラベル隠し。

剥がしにくかったですが、がんばって削り取りました。
IMG_0919
なんと、醸造方法がスペイン語と英語で記され、正式な会社名もあります。
やってくれるな、日本酒類販売株式会社。名前よ~く覚えとくからな!


さあ、抜栓。
IMG_1008
コルクにも水玉か!横にはなぜかキャップと共に「&」の文字。

Alc.12.5%。
緑がかった、しっかりしたイエロー。
IMG_1009

ライム、青リンゴ、レモン、ナッツの香ばしさも。
樽はないですから樽香由来ではないんでしょうが。
辛口アタックに酸がついてくる感じ。
味の芯がしっかりあって、緑のニュアンスも感じます。
ちょっと酸強めでしたが、カニ鍋にバッチリ合いました。(笑)
魚介専用ワインとうたっていたアルバリーニョもありましたね。

過去飲んだアルバリーニョはなぜかほとんど79点をつけてます。(微妙~。笑)
しかし、数ある白ワインの中ではかなり好みです。
アルバリーニョ、やっぱ好っきゃわ~。


*****


Paco & Lola
Rías Baixas Albariño 2014
Val do Salnés
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Tussock Jumper Monastrell 2015 DO Jumilla

動物のイラストで世界中のワインを出してるタサック・ジャンパーです。
以前テンプラニージョを試しましたが、お手頃価格で味もいい印象です。
今日は、DOフミージャのモナストレル(ムールヴェードル)をお試し。
世界中で栽培され、オーストラリアなんかではマタローとも呼ばれてますが、
スペイン原産説が濃厚な上、85%はスペインで生産されているそうなので、
モナストレル(ムールヴェードル)はスペインが本家のようなものですね。


IMG_0619
DOフミージャ(Jumilla)はスペイン南部ムルシア州のDOですが、
1966年にDO認定され、赤とロゼがDOを名乗れますが、
モナストレルを50%以上使うことが義務付けられています。
また、「Monastrell」をうたうには85%以上の使用が必要です。


タサック・ジャンパーはおそらくフランスが本拠地のブランドで、
自社に生産ラインを持たず、世界中から選んだワインを生産者に委託し、
自社ブランドで世界中に供給するというスタイルでやっています。
公式ページはこれ。

・モナストレル 100%
アメリカンオーク樽で数ヶ月熟成ということはわかりました。
インポーターサイトにも情報がありました。


タサック・ジャンパーのワイン紹介ページは世界地図になってます。
Tussock01
それぞれの国を代表する動物がアイコンで、同時にボトルのラベルにもなってます。


ラベル平面化画像。
IMG_0510
他のワインは赤いシャツを着ていますが、これだけグリーンです。
どうやらユーロリーフ取得のBIOワインだからのようですね。
同じくスペインのテンプラニージョも同じ牛ですが、赤シャツです。


DOフミージャ(Jumilla)の認証シールもありますが、このDOの場所を確認。
Jumilla01
スペインの南部、ムルシア州のDOです。

このDOの公式ページもあります。


ムルシア州はムルシアが州都のスペインでは小さめの州ですが、
この地図のように州内にいくつかのDO及びIGPがあります。
Jumilla03
DO Yeclaもモナストレルで有名で、DO Jumillaに隣接してますね。


ラベルではDOP(Denominación de Origen Protegida)となっていますが、
スペインで言うDO(Denominación de Origen)とほぼ同義です。
厳密に言うとこういう関係ですね。
Jumilla02
IGPVino de la Tierraと言うんですね。


さて、抜栓。
IMG_0618
合成コルクのDIAM(DIAM1)を使っています。

コルクも平面化してデザインを見ておきましょう。
IMG_0615

Alc.14%。
ガーネット。
IMG_0616

黒ベリー、チョコ、メトキシ青野菜、
シダっぽくもあります。
酸味クールな辛口アタック。
味の厚みはなかなかいいです。
シルキーなタンニンが喉元にアクセントで効いてます。
余韻も同じバランスでそこそこ続くのがいい感じ。
酸は始終居るんですが全く問題ないです。
クールなうまさ、好きですね。


*****


Tussock Jumper
Monastrell 2015 DO Jumilla
RRWポイント 92点


Bodegas Protos Verdejo 2017

DOルエダのベルデホをいただきますよ。
ルエダは1980年に白ワインのみDO認定された、スペインでも有数の白の産地。
主要品種がベルデホです。ビウラ(マカベオ)やソーヴィニョン・ブランも栽培され、
混醸も認められてますが、やはり主力はベルデホなんですよね。


IMG_0459
プロトスというこの生産者、1927年設立の歴史あるところですが、
本拠地はリベラ・デル・ドゥエロのペニャフィエルの町にあります。
なんと、創業時はボデガス・リベラ・ドゥエロと名乗っていたそうで、
1982年にリベラ・デル・ドゥエロDO昇格する時、その名を譲り渡し、
Protos(ギリシャ語でNo.1の意味)に改名したんだそうです。
なんだかゴイゴイスー。


公式ページは大手らしく充実。DOルエダにも拠点があるのがわかります。

リベラ・デル・ドゥエロのテンプラニージョが主力ですが、白ワインを求め、
DOルエダにも進出し、ラインアップ拡充したってことでしょうか。
ベルデホは樽熟のタイプと、若木(25年以下)からのエントリータイプの2つ。
今日のは(もちろん…笑)エントリーです。
どちらもセパージュは、
・ベルデホ 100%
樽熟版はフレンチオークで6ヶ月ですが、今日のはタンクにて3ヶ月。
どちらもシュール・リー(オリと共に熟成)しています。
インポーター情報も詳しいです。


さあ、まずはDOルエダのワイナリーに行ってみます。
Protos01
ルエダの町から車で5分くらいのところです。
周囲は株仕立て(ゴブレ)のきれいな畑に囲まれています。

こちらがPeñafielにある、おそらく創業の地です。
Protos02
更に町のシンボル、ペニャフィエル城の麓に巨大なアーチ状の施設もあり、
町のかなりの部分がこのワイナリーって感じです。

そしてなんと、お城の地下に2キロにわたる地下セラーを所有とな。
Protos03
で、このお城、リベラ・デル・ドゥエロのワイン博物館になってます。
町とワイナリーとワイン産業が混然一体となってる気がします。行ってみたい…。


さて、いつもの地図でDOルエダとDOリベラ・デル・ドゥエロを確認。
Protos04
2つの拠点は車で1時間ほど離れています。

どちらもカスティージャ・イ・レオン州のDOです。
CastillayLeon
Castilla y León州はかなり広く、DOもたくさんあります。
州の真ん中をドゥエロ川が横断し、その川の周辺が名醸地ってことですね。


ラベル平面化画像。
IMG_0328
裏ラベルのバーコードの上にシールがあったので剥がしています。
なぜかFacebookのURLが書いてます。普通ホームページでしょう。(笑)


さあ、抜栓。
IMG_0451
コルク、キャップともにロゴ、名前入り。

Alc.13%。
イエローゴールド。わりと色味は濃い目です。
IMG_0457

青リンゴ、花梨の香りを感じます。
軽く甘みも感じる辛口アタック。
花の香りを感じさせる風味ですね。ヴィオニエっぽい?
酸味も穏やかでコクをしっかり感じます。
喉越しでかすかな苦味、後味でスキッとした酸、
そんな流れでフィニッシュへ。
うん、なかなかいいんじゃない?


*****


Bodegas Protos
Verdejo 2017
Criado sobre lías finas
Rueda DO
WWWポイント 79点



WhiteWhiteWine01

Altovinum Evodia Garnacha 2017

ローソンで売っていたワインを衝動買いし試します。
コンビニで売ってるワインでいい経験はなく、普段は手を出さないですが、
こんなところでは珍しいパーカーおじさん90点シールに釣られました。(笑)
POPには漫画「神の雫」で紹介されたワインだとか書いてます。
これはそんなに魅かれるポイントではないですが。(笑)


IMG_0449
コンビニで売ってるワインなので1000円ちょっとの値段です。
これでうまけりゃ偉いワインに認定です。


公式ページはこれかなと思いましたが、Verity Wine Partnersという流通グループでした。

なんだか世界中のワインを紹介していますが、その中にAltovinumがありました。

そのリンクをたどるとまた別のインポーターの公式ページに行きつきます。

これでだいたいワイン情報はわかりましたが、そこにホントのリンクを発見。

公式ページはアラゴン州カラタユーのBodegas San Alejandroのサイト内でした。

実体はここなんでしょうが、Evodiaというワインは「プロジェクト」なんだそうで、
ただのDOカラタユーのガルナチャではなく、南仏ルシヨンで高得点ワインを醸す、
Domaine LafageJean Marc Lafageさんがワインメーカーを担当しています。

パーカーおじさんがこの2017年に90点をつけたのは間違いないようです。
(因みに、神の雫で紹介されたのは2008年モノ。)
パーカーおじさんも詳しく解説していますが、セパージュは、
・ガルナチャ(グルナッシュ) 100%
熟成は、20%だけアメリカンオーク樽で、残り80%はセメントタンクで、
6ヶ月とのことです。
DOカラタユーのこのグルナッシュは、なんと樹齢40~100年なんだそうです。


さて、Bodegas San Alejandroを訪問します。
Evodia01
Miedes de Aragónというカラタユーから30分ほどの小さな町にあります。
ワイナリー自体はかなり立派な感じです。

アラゴン州のDOとともに位置関係を見ます。
AragonDO

スペイン全体のDOマップからもDO Calatayudを探してみてください。
Evodia03
はい。OKですね。(笑)


エチケット平面化画像。
IMG_0443
2017の表示はかろうじて裏ラベルにあります。探してみてください。


さあ、抜栓。
IMG_0445
無印コルク!ですが、DIAM1(1年保証)とは早飲み推奨ですね。

Alc.14.5%。
ガーネット。
IMG_0448

カシス、チェリー、プラム。
辛口アタック。
落ち着いた厚みのある味。
酸も感じますがフレッシュさ以外の影響は与えてません。
余韻にかけて苦味も発見するんですが、穏やかなタンニンだと気づくと、
フィニッシュまでいい感じで運んでいってくれるいいタンニンだと納得。
これは、コンビニワインの王者ではないでしょうか。


*****


Altovinum
Evodia Garnacha 2017
RRWポイント 91点


Bodegas Castillo de Monjardín Castillo Monjardín Pinot Noir El Cerezo 2016

この前はイタリアのピノ・ノワール(ピノ・ネロ)をいただきムフフフでした。
気を良くして今日はスペインのピノ・ノワールを試してみましょう。
スペインではカバにピノ・ノワールが使われたりするのは聞きますが、
辛口ピノの有名なのは聞いたことがないので、適当に選んだのがこれ。
国内外で100以上の賞の獲得を誇るDOナバーラでは高評価の作り手のようです。


IMG_0359
220haもの畑(最古は70年)を所有し、カベソー、メルロー、シャルドネ、
テンプラニージョとなんでもござれです。しかしながら、中でも、
ガルナチャとピノ・ノワールはいいのが出来てると自慢気です。


公式ページはこじんまりした作りですが情報は十分。

当然ながらの、
・ピノ・ノワール 100%
「El Cerezo(桜の木の意)」という樹齢30年の畑からだそうで。
樽熟はオーク樽で9ヶ月。フレンチかアメリカンかの明記なし。
スペインはアメリカンオークを多用しますからね。いかがなもんでしょう。


さて、ワイナリー訪問です。
Monjardin01
カスティージョ・デ・モンハルディンというワイナリーの名前ですが、
ビジャマジョール・デ・モンハルディンという町の丘の上にある城のことです。
ワイナリー施設も立派ですが、その背後の丘の上に城が見えますね。
町のシンボルでもあるこの城の名前をいただいちゃったわけです。
しかしこのワイナリー、上空から見ると集落の半分ぐらいの大きさがありますよ。

ちょっと離れて、畑、ワイナリー、城をうまく1枚に収めました。
Monjardin02
位置的には、ナバーラ州の州都パンプローナから車で40~50分、
自分が行ったことのあるビトリアからは1時間ほどです。
Estella(エステージャ)という町が最寄りになります。

ティエラ・エステージャ(Tierra Estella)がDOナバーラのサブリージョン。
Navarra01
エブロ川がナバーラ州とラ・リオハとの州境になっています。

いつものスペインDO地図を貼っておきます。
Navarra02


エチケット平面化画像。
IMG_0339
紋章のようなマークはワイナリーの建物をイメージしてるのがわかりますね。

インポーターシールは別撮りしました。
IMG_0341


さあ、抜栓。
IMG_0361
キャップシール、コルク、あちこちに例のマークが入っています。

コルクも平面化。
IMG_0357

Alc.13.5%。
濃い目のルビー。涙は細かいです。
IMG_0358

フランブエサ(Frambuesa、スペイン語でラズベリーの意)ながら、
ミントのような爽やかさが着いてきます。
アメリカンチェリー、佃煮系樽香もあります。
これはやはりアメリカンオークかな?
辛口アタック。
酸味抑え目、いいぞ!
味の構造感、タンニンの入り具合、いずれもツボを突いてます。
アメリカ樽かもしれない風味が若干強めなのが気になりますが、
余韻への流れもなかなかドラマチック。
楽しめました。やるじゃん、スペインも。


*****


Bodegas Castillo de Monjardín
Castillo Monjardin Pinot Noir El Cerezo 2016
RRWポイント 92点


Hacienda Terra d'Uro URO 2014 Toro

DOトロのティンタ・デ・トロ(テンプラニージョ)100%です。
それより、例によってパーカーおじさん94点のシールに釣られました。(笑)
そういう指標でワインを選ぶというのも偉いワイン探しの早道ですからね。
おじさん高評価の要素を探しつつ味わってみようと思います。


IMG_0322
アシエンダ・テラ・ドゥロは天才醸造家3人のプロジェクトなんだそうで、
Oscar Garrote氏、Cristiano Van Zeller氏、Javier "Pipa" Ortega氏のお三方。
う~ん、誰も聞いたことはないです。(笑)


公式ページの情報はそこそこです。

UROのセパージュは、
・ティンタ・デ・トロ(テンプラニージョ)100%
Tinta de Toroはトロでのテンプラニージョのシノニムです。
リベラ・デル・ドゥエロではTinto FinoとかTinta del Paísとか。
ラ・マンチャではCencibelと呼ばれています。
カタルーニャのペネデスではUll de Llebreなんてのも。
脱線しましたが、樽熟は500Lのフレンチオーク樽で20ヶ月。
なんといってもブドウが、樹齢90年の「Finca La Coscojosa」の畑から。
ゴイゴイスーです。


さて、ワイナリーの所在がわかりません。
住所はバジャドリーになってますが、これは事務所。
ネットでなぜか経緯度だけ書いてあるのがありました。
その場所はここになります。それらしい感じがないでもないですが…。
URO01
まあ、トロってこの辺りなんだ~くらいに思っておきましょう。
すぐ近くにドゥエロ川。DOルエダも近いのがわかりますね。

いつもの地図で見るとこうです。
URO02
バジャドリー(Valladolid)の向こうはもうリベラ・デル・ドゥエロですね。
トロもドゥエロ川河畔ということに着目しておきましょう。


エティケタ平面化画像。インポーターシール剥がしました。
IMG_0274
DOトロの認証シールもカッコいいですね。
で、パーカーおじさん94点シールが光り輝いています。(笑)

パーカーおじさんの評を読むと、2011年にも93点をつけています。
2012、2013年は試してないんじゃなくて、リリースされてないとあります。
「この作り手は完成度が低いとリリースしない徹底ぶりで、
2年越しでやっと2014年にありつけた」なんて書いてます。


さて、抜栓。
IMG_0323
コルクには一応ワイナリー名とUROのシンボルマークが。

Alc.14.5%。
濃いガーネット。涙はっきり。エッジは微かに褐変。
IMG_0321

いきなり樽香から来ます。 
濡れ落ち葉。ちょっと嫌な予感...。
奥にやっと黒ベリーを感じます。
辛口アタック。
味の厚み、複雑味は感じますが、
同時に酸味が結構あることに気づきます。
それほど強い酸ではなく、
淡いタンニンと拮抗しながら余韻へ入っていく感じではありますが、
後味にもその酸とタンニン分の片鱗が残ります。
 
ぜんぜん飲めるんですが、
パーカーおじさんが評価した実力が出てない気がします。
つまり、ごくかすかなブショネを疑う訳です。
欠陥レベルではないんでしょうが...
 
パーカーおじさん好きそうな感じはわかりました。(笑)
ちょっと残念な結果…。


*****


Hacienda Terra d'URO
URO 2014 Toro
RRWポイント 89点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

ワインBLOGランキングへ

にほんブログ村 ワインへ
にほんブログ村 酒ブログ ワインへ

メール:
saikin.photo の gmail.com

カテゴリー
タグ絞り込み検索
記事検索
最新記事 50(画像付)
月別アーカイブ
アクセス(ユニーク数)
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:



PVアクセスランキング にほんブログ村
© All Rights Reserved.
無断複製転載禁止します。
  • ライブドアブログ